JPH06232943A - 通信装置 - Google Patents
通信装置Info
- Publication number
- JPH06232943A JPH06232943A JP5014876A JP1487693A JPH06232943A JP H06232943 A JPH06232943 A JP H06232943A JP 5014876 A JP5014876 A JP 5014876A JP 1487693 A JP1487693 A JP 1487693A JP H06232943 A JPH06232943 A JP H06232943A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protocol
- data
- communication circuit
- protocol communication
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Computer And Data Communications (AREA)
- Communication Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】データ通信をデータの種類および置かれた状況
に応じて最適な転送効率で行うことができる通信装置を
提供する。 【構成】本発明の通信装置は、データの種類および各階
層に対応したプロトコル通信回路22a,22b,22
c,23a,23b,23c,24a,24b,24c
と、これらのプロトコル通信回路の使用優先順位および
使用の可否をデータの種類および階層ごとに定めたテー
ブル31、32、33と、プロトコル通信回路を切換え
可能なプロトコル切換え回路25、26、27とを備
え、プロトコル切換え回路25、26、27は、使用優
先順位および使用の可否にしたがって使用すべきプロト
コル通信回路を選択可能になっている。
に応じて最適な転送効率で行うことができる通信装置を
提供する。 【構成】本発明の通信装置は、データの種類および各階
層に対応したプロトコル通信回路22a,22b,22
c,23a,23b,23c,24a,24b,24c
と、これらのプロトコル通信回路の使用優先順位および
使用の可否をデータの種類および階層ごとに定めたテー
ブル31、32、33と、プロトコル通信回路を切換え
可能なプロトコル切換え回路25、26、27とを備
え、プロトコル切換え回路25、26、27は、使用優
先順位および使用の可否にしたがって使用すべきプロト
コル通信回路を選択可能になっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置に係り、特
に、データの種類ごとに通信規約(プロトコル)を切換
え可能な通信装置に関する。
に、データの種類ごとに通信規約(プロトコル)を切換
え可能な通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信装置は、所定の通信規約(プ
ロトコル)にしたがってデータを送受信することによ
り、異なるノード間でデータ通信を行うことができるよ
うになっている。また、データの種類(画像データ、テ
キストデータ、制御データ等)によってデータ転送の効
率が悪化しないようにするため、データの種類ごとに中
位層以下のプロトコルを切り換えながら通信を行ってい
る。
ロトコル)にしたがってデータを送受信することによ
り、異なるノード間でデータ通信を行うことができるよ
うになっている。また、データの種類(画像データ、テ
キストデータ、制御データ等)によってデータ転送の効
率が悪化しないようにするため、データの種類ごとに中
位層以下のプロトコルを切り換えながら通信を行ってい
る。
【0003】図13は、従来の通信装置をブロック図で
示したものである。同図でわかるように、通信装置1
は、2つの物理回線2、3を介してデータを送受信可能
になっているとともに、各物理回線2、3に対応して2
つの下位プロトコル通信回路4、5を備える。また、下
位プロトコル通信回路4、5との間でデータを受け渡し
可能な中位プロトコル通信回路6、7および8と、中位
プロトコル通信回路6、7および8との間でデータを受
け渡し可能な上位プロトコル通信回路9を備え、上位プ
ロトコル通信回路9は、図示しない上位装置に接続して
ある。また、物理回線2、3のうち一方が使用不可能に
なった場合に物理回線2、3および中位プロトコル回路
6、7を切換えるためのプロトコル切換え回路10を備
える。
示したものである。同図でわかるように、通信装置1
は、2つの物理回線2、3を介してデータを送受信可能
になっているとともに、各物理回線2、3に対応して2
つの下位プロトコル通信回路4、5を備える。また、下
位プロトコル通信回路4、5との間でデータを受け渡し
可能な中位プロトコル通信回路6、7および8と、中位
プロトコル通信回路6、7および8との間でデータを受
け渡し可能な上位プロトコル通信回路9を備え、上位プ
ロトコル通信回路9は、図示しない上位装置に接続して
ある。また、物理回線2、3のうち一方が使用不可能に
なった場合に物理回線2、3および中位プロトコル回路
6、7を切換えるためのプロトコル切換え回路10を備
える。
【0004】図14(a) は、データの種類とプロトコル
通信回路との関係を示したものであり、括弧内は、各プ
ロトコル通信回路においてデータに付加されるヘッダを
示したものである。また、図14(b) は、図14(a) の
関係にしたがって上位装置、上位プロトコル通信回路、
中位プロトコル通信回路、下位プロトコル通信回路で次
々にヘッダを付加され、最終的に物理回線に送り出され
る4通りのデータ構成を示したものである。
通信回路との関係を示したものであり、括弧内は、各プ
ロトコル通信回路においてデータに付加されるヘッダを
示したものである。また、図14(b) は、図14(a) の
関係にしたがって上位装置、上位プロトコル通信回路、
中位プロトコル通信回路、下位プロトコル通信回路で次
々にヘッダを付加され、最終的に物理回線に送り出され
る4通りのデータ構成を示したものである。
【0005】図15は、データAを転送中に中位プロト
コル通信回路6が通信不可能になった場合の通信装置1
の動作を、縦軸を時間軸、横軸をプロトコルの階層位置
として説明したものである。
コル通信回路6が通信不可能になった場合の通信装置1
の動作を、縦軸を時間軸、横軸をプロトコルの階層位置
として説明したものである。
【0006】同図でわかるように、まず、上位装置は、
上位プロトコル通信回路9にデータ転送要求を送り、こ
れを受け取った上位プロトコル通信回路9は、プロトコ
ル切換え回路10に回線接続要求(CONN)を送る。
次いで、プロトコル切換え回路10は、中位プロトコル
として中位プロトコル通信回路6を選択し、中位プロト
コル通信回路6に回線接続要求を送る。次いで、中位プ
ロトコル通信回路6は、下位プロトコル通信回路4に回
線接続要求を送り、下位プロトコル通信回路4は物理回
線1との回線接続を行う。
上位プロトコル通信回路9にデータ転送要求を送り、こ
れを受け取った上位プロトコル通信回路9は、プロトコ
ル切換え回路10に回線接続要求(CONN)を送る。
次いで、プロトコル切換え回路10は、中位プロトコル
として中位プロトコル通信回路6を選択し、中位プロト
コル通信回路6に回線接続要求を送る。次いで、中位プ
ロトコル通信回路6は、下位プロトコル通信回路4に回
線接続要求を送り、下位プロトコル通信回路4は物理回
線1との回線接続を行う。
【0007】下位プロトコル通信回路4は、接続が完了
した旨の回線接続信号(OK)を物理回線1から受け取
り、回線接続が正常に行われた旨の正常信号(ACK)
を中位プロトコル通信回路6に送る。
した旨の回線接続信号(OK)を物理回線1から受け取
り、回線接続が正常に行われた旨の正常信号(ACK)
を中位プロトコル通信回路6に送る。
【0008】この正常信号は、中位プロトコル通信回路
6、プロトコル切換え回路10を経て上位プロトコル通
信回路9に伝達され、上位プロトコル通信回路9は、正
常信号の受け取りに応答してデータを中位プロトコル通
信回路6に送る。
6、プロトコル切換え回路10を経て上位プロトコル通
信回路9に伝達され、上位プロトコル通信回路9は、正
常信号の受け取りに応答してデータを中位プロトコル通
信回路6に送る。
【0009】ここで、中位プロトコル通信回路6が使用
不可能となっていた場合、中位プロトコル通信回路6
は、使用不可能であることを示す異常信号“NAK”を
上位プロトコル通信回路9に送り返し、上位プロトコル
通信回路9は、上位装置にエラー信号を送り返す。
不可能となっていた場合、中位プロトコル通信回路6
は、使用不可能であることを示す異常信号“NAK”を
上位プロトコル通信回路9に送り返し、上位プロトコル
通信回路9は、上位装置にエラー信号を送り返す。
【0010】次に、上位装置はデータ転送要求を上位プ
ロトコル通信回路9に再度送り、上位プロトコル通信回
路9は、回線接続要求信号“CONN”をプロトコル切
換え回路10に送る。
ロトコル通信回路9に再度送り、上位プロトコル通信回
路9は、回線接続要求信号“CONN”をプロトコル切
換え回路10に送る。
【0011】ここで、プロトコル切換え回路10は、中
位プロトコルを、使用不可能な中位プロトコル通信回路
6から中位プロトコル通信回路7に切換える。
位プロトコルを、使用不可能な中位プロトコル通信回路
6から中位プロトコル通信回路7に切換える。
【0012】回線を接続することができたならば、上述
と同様の手順で回線接続完了の信号を上位プロトコル通
信回路9まで伝達し、上位プロトコル通信回路9は、こ
れに応答して、所定のデータを、プロトコル切換え回路
10、中位プロトコル通信回路7を経て、下位プロトコ
ル通信回路4に送り、物理回線2に送出する。
と同様の手順で回線接続完了の信号を上位プロトコル通
信回路9まで伝達し、上位プロトコル通信回路9は、こ
れに応答して、所定のデータを、プロトコル切換え回路
10、中位プロトコル通信回路7を経て、下位プロトコ
ル通信回路4に送り、物理回線2に送出する。
【0013】データ送出が完了したならば、物理回線2
は、データ送出完了信号を、下位プロトコル通信回路
4、中位プロトコル通信回路7、プロトコル切換え回路
10を経て上位プロトコル通信回路9に送り、上位プロ
トコル通信回路9は、回線解放要求“CLOSE”を逆
の流れて下位プロトコル通信回路4に送り、下位プロト
コル通信回路4は物理回線2を解放し、すべての手続き
を終了する。
は、データ送出完了信号を、下位プロトコル通信回路
4、中位プロトコル通信回路7、プロトコル切換え回路
10を経て上位プロトコル通信回路9に送り、上位プロ
トコル通信回路9は、回線解放要求“CLOSE”を逆
の流れて下位プロトコル通信回路4に送り、下位プロト
コル通信回路4は物理回線2を解放し、すべての手続き
を終了する。
【0014】このように、中位プロトコル通信回路6が
使用不可能になった場合でも、プロトコル切換え回路1
0で中位プロトコル通信回路7へ切換えることにより、
データ通信を続行させることが可能となり、データ通信
の信頼性の向上を図ることができる。
使用不可能になった場合でも、プロトコル切換え回路1
0で中位プロトコル通信回路7へ切換えることにより、
データ通信を続行させることが可能となり、データ通信
の信頼性の向上を図ることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
でわかるように、途中でプロトコル通信回路あるいは物
理回線が通信不可能になった場合、処理階層を上位装置
まで戻した上で、データ転送要求から始まる一連の手順
を最初からやり直すことになる。
でわかるように、途中でプロトコル通信回路あるいは物
理回線が通信不可能になった場合、処理階層を上位装置
まで戻した上で、データ転送要求から始まる一連の手順
を最初からやり直すことになる。
【0016】そのため、途中まで転送したデータが無効
になり、全データを転送し直さなければならない。その
結果、全体のデータ転送時間は非常に長くなってしまう
という欠点があった。
になり、全データを転送し直さなければならない。その
結果、全体のデータ転送時間は非常に長くなってしまう
という欠点があった。
【0017】また、高速な物理回線が使用可能な状態で
あったとしても、その物理回線に対応した下位プロトコ
ル通信回路が使用不可能な場合には、結果として高速物
理回線でデータ転送を行うことができなくなり、データ
転送速度が遅くなるという欠点もあった。
あったとしても、その物理回線に対応した下位プロトコ
ル通信回路が使用不可能な場合には、結果として高速物
理回線でデータ転送を行うことができなくなり、データ
転送速度が遅くなるという欠点もあった。
【0018】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、データ通信をデータの種類および置かれた状
況に応じて最適な転送効率で行うことができる通信装置
を提供することを目的とする。
たもので、データ通信をデータの種類および置かれた状
況に応じて最適な転送効率で行うことができる通信装置
を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の通信装置は請求項1に記載したように、複
数種類のデータを通信可能でかつ所定の階層構造を備え
た通信装置において、前記データの種類および各階層に
対応したプロトコル通信回路と、前記プロトコル通信回
路の使用優先順位および使用の可否を前記データの種類
および階層ごとに定めたテーブルと、前記プロトコル通
信回路を切換え可能なプロトコル切換え回路とを備え、
前記プロトコル切換え回路は、前記使用優先順位および
使用の可否にしたがって使用すべきプロトコル通信回路
を選択可能にしたものである。
め、本発明の通信装置は請求項1に記載したように、複
数種類のデータを通信可能でかつ所定の階層構造を備え
た通信装置において、前記データの種類および各階層に
対応したプロトコル通信回路と、前記プロトコル通信回
路の使用優先順位および使用の可否を前記データの種類
および階層ごとに定めたテーブルと、前記プロトコル通
信回路を切換え可能なプロトコル切換え回路とを備え、
前記プロトコル切換え回路は、前記使用優先順位および
使用の可否にしたがって使用すべきプロトコル通信回路
を選択可能にしたものである。
【0020】
【作用】本発明の通信装置においては、データの種類に
応じて最良なプロトコル通信回路を各階層ごとに選択
し、選択されたプロトコル通信回路に切換えてデータ通
信を行う。選択にあたっては、所定の使用優先順位に従
う。
応じて最良なプロトコル通信回路を各階層ごとに選択
し、選択されたプロトコル通信回路に切換えてデータ通
信を行う。選択にあたっては、所定の使用優先順位に従
う。
【0021】また、あるプロトコル通信回路や物理回線
が使用不可能である場合、使用可能な範囲内で最適な別
のプロトコル通信回路、物理回線をデータの種類に応じ
て選択し、次いで、選択されたプロトコル通信回路、物
理回線に切換えてデータ通信を行う。
が使用不可能である場合、使用可能な範囲内で最適な別
のプロトコル通信回路、物理回線をデータの種類に応じ
て選択し、次いで、選択されたプロトコル通信回路、物
理回線に切換えてデータ通信を行う。
【0022】また、データ転送中に、あるプロトコル通
信回路、物理回線が使用不可能になった場合、使用可能
な範囲内で最適な別のプロトコル通信回路、物理回線を
データの種類に応じて選択して切換え、データ転送を続
行する。
信回路、物理回線が使用不可能になった場合、使用可能
な範囲内で最適な別のプロトコル通信回路、物理回線を
データの種類に応じて選択して切換え、データ転送を続
行する。
【0023】また、各階層のプロトコル通信回路および
物理回線がそれぞれ1つずつ使用可能である場合、デー
タの種類にかかわらず、それらを組み合わせてデータ通
信を行う。
物理回線がそれぞれ1つずつ使用可能である場合、デー
タの種類にかかわらず、それらを組み合わせてデータ通
信を行う。
【0024】
【実施例】以下、本発明の通信装置の実施例について、
添付図面を参照して説明する。
添付図面を参照して説明する。
【0025】図1は、本実施例の通信装置をブロック図
で示したものである。
で示したものである。
【0026】同図でわかるように、本実施例の通信装置
21は、上位プロトコル通信回路22a,22b,22
cを備え、それぞれ所定のデータ種で通信効率が最良と
なるように、例えば、画像データの通信効率はプロトコ
ル通信回路22a、テキストデータの通信効率はプロト
コル通信回路22b、制御データの通信効率はプロトコ
ル通信回路22cでそれぞれ最良となるように構成して
ある。
21は、上位プロトコル通信回路22a,22b,22
cを備え、それぞれ所定のデータ種で通信効率が最良と
なるように、例えば、画像データの通信効率はプロトコ
ル通信回路22a、テキストデータの通信効率はプロト
コル通信回路22b、制御データの通信効率はプロトコ
ル通信回路22cでそれぞれ最良となるように構成して
ある。
【0027】同様に本実施例の通信装置は、中位プロト
コル通信回路23a,23b,23cと、下位プロトコ
ル通信回路24a,24b,24cとを備える。下位プ
ロトコル通信回路24a,24b,24cはそれぞれ物
理回線28a,28b,28cに接続してある。
コル通信回路23a,23b,23cと、下位プロトコ
ル通信回路24a,24b,24cとを備える。下位プ
ロトコル通信回路24a,24b,24cはそれぞれ物
理回線28a,28b,28cに接続してある。
【0028】本実施例の通信装置21はさらに、上位プ
ロトコル通信回路22a,22b,22cを切換え可能
な上位プロトコル切換え回路25を備え、上位プロトコ
ル切換え回路25は、上位プロトコル通信回路22a,
22b,22cの使用優先順位および使用の可否をデー
タの種類および階層ごとに定めたテーブル31を内蔵し
ており、使用優先順位および使用の可否にしたがって使
用すべき上位プロトコル通信回路22a,22b,22
cを選択可能になっている。
ロトコル通信回路22a,22b,22cを切換え可能
な上位プロトコル切換え回路25を備え、上位プロトコ
ル切換え回路25は、上位プロトコル通信回路22a,
22b,22cの使用優先順位および使用の可否をデー
タの種類および階層ごとに定めたテーブル31を内蔵し
ており、使用優先順位および使用の可否にしたがって使
用すべき上位プロトコル通信回路22a,22b,22
cを選択可能になっている。
【0029】同様に、本実施例の通信装置21は、中位
プロトコル通信回路23a,23b,23cを切換え可
能な中位プロトコル切換え回路26と、下位プロトコル
通信回路24a,24b,24cを切換え可能な下位プ
ロトコル切換え回路27とを備え、同様のテーブル3
2、33をそれぞれ内蔵している。
プロトコル通信回路23a,23b,23cを切換え可
能な中位プロトコル切換え回路26と、下位プロトコル
通信回路24a,24b,24cを切換え可能な下位プ
ロトコル切換え回路27とを備え、同様のテーブル3
2、33をそれぞれ内蔵している。
【0030】図2は、本実施例の通信装置21のプロト
コル構成を階層ごとに示したものである。また、図3
は、上位プロトコル切換え回路25に内蔵されたテーブ
ル31を示したものであり、上位プロトコル通信回路2
2a,22b,22cに関する使用優先順位および使用
の可否をデータ種ごとに登録してある。
コル構成を階層ごとに示したものである。また、図3
は、上位プロトコル切換え回路25に内蔵されたテーブ
ル31を示したものであり、上位プロトコル通信回路2
2a,22b,22cに関する使用優先順位および使用
の可否をデータ種ごとに登録してある。
【0031】このテーブルでわかるように、例えば、デ
ータAを転送する場合、使用できる限り、まず上位プロ
トコル通信回路22aが優先的に選択され、もしこの通
信回路22aが使用不可能である場合には、次の順位で
ある上位プロトコル通信回路22bが選択される。同様
に、データBを転送する場合、使用できる限り、まず上
位プロトコル通信回路22bが優先的に選択され、もし
この通信回路22bが使用不可能である場合には、次の
順位である上位プロトコル通信回路22cが選択され
る。
ータAを転送する場合、使用できる限り、まず上位プロ
トコル通信回路22aが優先的に選択され、もしこの通
信回路22aが使用不可能である場合には、次の順位で
ある上位プロトコル通信回路22bが選択される。同様
に、データBを転送する場合、使用できる限り、まず上
位プロトコル通信回路22bが優先的に選択され、もし
この通信回路22bが使用不可能である場合には、次の
順位である上位プロトコル通信回路22cが選択され
る。
【0032】図4、図5は、それぞれ、中位プロトコル
切換え回路26、下位プロトコル切換え回路27に内蔵
されたテーブル32、33を示したものであり、中位プ
ロトコル通信回路23a,23b,23c、下位プロト
コル通信回路24a,24b,24cに関する使用優先
順位および使用の可否をデータ種ごとに登録してある。
切換え回路26、下位プロトコル切換え回路27に内蔵
されたテーブル32、33を示したものであり、中位プ
ロトコル通信回路23a,23b,23c、下位プロト
コル通信回路24a,24b,24cに関する使用優先
順位および使用の可否をデータ種ごとに登録してある。
【0033】次に、本実施例の通信装置21の作用を説
明する。
明する。
【0034】図6は、各プロトコル通信回路の状況が図
3乃至図5に示した内容である場合にデータAを転送す
る手順を示した説明図である。
3乃至図5に示した内容である場合にデータAを転送す
る手順を示した説明図である。
【0035】同図でわかるように、まず、上位装置は、
上位プロトコル切換え回路25にデータ転送要求を送
る。次いで、上位プロトコル切換え回路25は、内蔵し
たテーブル31(図3)を参照して、データAに適した
最良の上位プロトコル通信回路22aを選択し、上位プ
ロトコル通信回路22aに回線接続要求(CONN)を
送る。これを受け取った上位プロトコル通信回路22a
は、中位プロトコル切換え回路26に回線接続要求を送
り、中位プロトコル切換え回路26は、内蔵したテーブ
ル32(図4)を参照して、データAに適した最良の中
位プロトコル通信回路23aを選択し、中位プロトコル
通信回路23aに回線接続要求を送る。次いで、中位プ
ロトコル通信回路23aは、下位プロトコル通信回路2
7に回線接続要求を送り、下位プロトコル切換え回路2
7は、内蔵したテーブル33(図5)を参照して、デー
タAに適した最良の下位プロトコル通信回路24aを選
択し、下位プロトコル通信回路24aに回線接続要求を
送る。
上位プロトコル切換え回路25にデータ転送要求を送
る。次いで、上位プロトコル切換え回路25は、内蔵し
たテーブル31(図3)を参照して、データAに適した
最良の上位プロトコル通信回路22aを選択し、上位プ
ロトコル通信回路22aに回線接続要求(CONN)を
送る。これを受け取った上位プロトコル通信回路22a
は、中位プロトコル切換え回路26に回線接続要求を送
り、中位プロトコル切換え回路26は、内蔵したテーブ
ル32(図4)を参照して、データAに適した最良の中
位プロトコル通信回路23aを選択し、中位プロトコル
通信回路23aに回線接続要求を送る。次いで、中位プ
ロトコル通信回路23aは、下位プロトコル通信回路2
7に回線接続要求を送り、下位プロトコル切換え回路2
7は、内蔵したテーブル33(図5)を参照して、デー
タAに適した最良の下位プロトコル通信回路24aを選
択し、下位プロトコル通信回路24aに回線接続要求を
送る。
【0036】次に、下位プロトコル通信回路24aは、
物理回線28aを介して通信相手(図示せず)に回線接
続要求を送る。
物理回線28aを介して通信相手(図示せず)に回線接
続要求を送る。
【0037】通信相手から回線接続信号(OK)を受取
ったとき、下位プロトコル通信回線24aは、下位プロ
トコル切換え回路27に正常信号(ACK)を送る。こ
の正常信号は、中位プロトコル通信回路23a、中位プ
ロトコル切換え回路26および上位プロトコル通信回路
22aを経て、上位プロトコル切換え回路25まで次々
に送られる。
ったとき、下位プロトコル通信回線24aは、下位プロ
トコル切換え回路27に正常信号(ACK)を送る。こ
の正常信号は、中位プロトコル通信回路23a、中位プ
ロトコル切換え回路26および上位プロトコル通信回路
22aを経て、上位プロトコル切換え回路25まで次々
に送られる。
【0038】正常信号を受取った上位プロトコル切換え
回路25は、データを上位プロトコル通信回路22aに
送り、後は、上述と同じ流れで次々に転送され、物理回
線28aに送出される。なお、データ転送の際は、プロ
トコル通信回路はテーブルを参照せず、回線接続要求の
際に選択した回路をそのまま使用する。
回路25は、データを上位プロトコル通信回路22aに
送り、後は、上述と同じ流れで次々に転送され、物理回
線28aに送出される。なお、データ転送の際は、プロ
トコル通信回路はテーブルを参照せず、回線接続要求の
際に選択した回路をそのまま使用する。
【0039】次に、通信相手から受信終了信号を受取っ
たとき、正常信号を下位プロトコル通信回路24aから
上位プロトコル切換え回路25まで次々に戻す。
たとき、正常信号を下位プロトコル通信回路24aから
上位プロトコル切換え回路25まで次々に戻す。
【0040】次いで、上位プロトコル切換え回路25
は、回線解放要求(CLOSE)を下位プロトコル通信
回路24aまで送り、下位プロトコル通信回路24aは
物理回線28aを解放する。
は、回線解放要求(CLOSE)を下位プロトコル通信
回路24aまで送り、下位プロトコル通信回路24aは
物理回線28aを解放する。
【0041】下位プロトコル通信回路24aが物理回線
28aを解放後、回線解放が正常に行われた旨の正常信
号が次々に戻され、最後に上位装置が正常終了信号を受
取り、すべての手続きが終了する。
28aを解放後、回線解放が正常に行われた旨の正常信
号が次々に戻され、最後に上位装置が正常終了信号を受
取り、すべての手続きが終了する。
【0042】この場合では、どこにも異常がなかったた
め、データAに最適なプロトコルを各階層で選択するこ
とができ、結果として、データAを最適な効率で転送す
ることができる。なお、データB,データCについても
同様であるが、詳細な説明は省略する。
め、データAに最適なプロトコルを各階層で選択するこ
とができ、結果として、データAを最適な効率で転送す
ることができる。なお、データB,データCについても
同様であるが、詳細な説明は省略する。
【0043】次に、中位プロトコル通信回路23aが使
用不可能な場合にデータAを転送する手順を説明する。
図7は、中位プロトコル通信回路23aに内蔵されたテ
ーブルを示したものであり、図8は、このような場合に
データAを転送する手順を示した説明図である。
用不可能な場合にデータAを転送する手順を説明する。
図7は、中位プロトコル通信回路23aに内蔵されたテ
ーブルを示したものであり、図8は、このような場合に
データAを転送する手順を示した説明図である。
【0044】同図でわかるように、まず、上位装置は、
上位プロトコル切換え回路25にデータ転送要求を送
る。次いで、上位プロトコル切換え回路25は、内蔵し
たテーブル(図3)を参照して上位プロトコル通信回路
22aを選択し、上位プロトコル通信回路22aに回線
接続要求(CONN)を送る。これを受け取った上位プ
ロトコル通信回路22aは、中位プロトコル切換え回路
26に回線接続要求を送り、中位プロトコル切換え回路
26は、内蔵したテーブル(図7)を参照して中位プロ
トコル通信回路23cを選択し、中位プロトコル通信回
路23aに回線接続要求を送る。
上位プロトコル切換え回路25にデータ転送要求を送
る。次いで、上位プロトコル切換え回路25は、内蔵し
たテーブル(図3)を参照して上位プロトコル通信回路
22aを選択し、上位プロトコル通信回路22aに回線
接続要求(CONN)を送る。これを受け取った上位プ
ロトコル通信回路22aは、中位プロトコル切換え回路
26に回線接続要求を送り、中位プロトコル切換え回路
26は、内蔵したテーブル(図7)を参照して中位プロ
トコル通信回路23cを選択し、中位プロトコル通信回
路23aに回線接続要求を送る。
【0045】以下の手順は、図6で説明した手順とほぼ
同様であるので、ここでは説明を省略する。
同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0046】この場合では、中位プロトコル通信回路2
3aが故障していたため、データAを最適な効率で転送
することはできないが、中位プロトコル通信回路23a
に次いで効率の高い中位プロトコル通信回路23cを使
用するとともに他の階層については最適な効率のプロト
コルを選択することができる。
3aが故障していたため、データAを最適な効率で転送
することはできないが、中位プロトコル通信回路23a
に次いで効率の高い中位プロトコル通信回路23cを使
用するとともに他の階層については最適な効率のプロト
コルを選択することができる。
【0047】同様に、下位プロトコル24aが故障して
いた場合が想定できるが、この場合にも、下位プロトコ
ル24aの次に効率のよい下位プロトコル24bが選択
され、他の階層のプロトコルはそのまま使用する。従来
技術では、図13でわかるように下位プロトコル4が故
障したときには、中位プロトコル6、7が故障していな
いにもかかわらず、それらより効率の悪い中位プロトコ
ル8を使用せざるを得なくなり、全体の転送効率は低下
するが、本実施例では、他の階層については最適な効率
のプロトコルを選択することができるので、従来よりも
転送効率を向上させることができる。なお、データB,
データCについても同様であるが、詳細な説明は省略す
る。
いた場合が想定できるが、この場合にも、下位プロトコ
ル24aの次に効率のよい下位プロトコル24bが選択
され、他の階層のプロトコルはそのまま使用する。従来
技術では、図13でわかるように下位プロトコル4が故
障したときには、中位プロトコル6、7が故障していな
いにもかかわらず、それらより効率の悪い中位プロトコ
ル8を使用せざるを得なくなり、全体の転送効率は低下
するが、本実施例では、他の階層については最適な効率
のプロトコルを選択することができるので、従来よりも
転送効率を向上させることができる。なお、データB,
データCについても同様であるが、詳細な説明は省略す
る。
【0048】次に、中位プロトコル通信回路23aがデ
ータ通信の途中で使用不可能になった場合にデータAを
継続して転送する手順を図9を参照して説明する。ここ
で、各テーブルの登録の状況は、回線接続の段階では、
図3乃至図5に示したものになっている。また、データ
転送要求、回線獲得、データ転送開始までは、図6で説
明したのと同様であるので省略し、ここでは、データ転
送開始以降の手順について説明する。
ータ通信の途中で使用不可能になった場合にデータAを
継続して転送する手順を図9を参照して説明する。ここ
で、各テーブルの登録の状況は、回線接続の段階では、
図3乃至図5に示したものになっている。また、データ
転送要求、回線獲得、データ転送開始までは、図6で説
明したのと同様であるので省略し、ここでは、データ転
送開始以降の手順について説明する。
【0049】図9でわかるように、所定のデータが中位
プロトコル切換え回路26から中位プロトコル通信回路
23aに転送された時点で、中位プロトコル通信回路2
3aは、使用不可能な状態にあるため、中位プロトコル
切換え回路26に異常信号(NAK)を送り返す。
プロトコル切換え回路26から中位プロトコル通信回路
23aに転送された時点で、中位プロトコル通信回路2
3aは、使用不可能な状態にあるため、中位プロトコル
切換え回路26に異常信号(NAK)を送り返す。
【0050】中位プロトコル切換え回路26は、図4に
示したテーブルを図7に示したテーブルに書き換えると
ともに、次の優先順位である中位プロトコル通信回路2
3cを選択する。
示したテーブルを図7に示したテーブルに書き換えると
ともに、次の優先順位である中位プロトコル通信回路2
3cを選択する。
【0051】以下の手順については、図8で説明したの
とほぼ同様であるので詳細な説明は省略する。
とほぼ同様であるので詳細な説明は省略する。
【0052】一方、受信側(通信相手)では、受取った
データの中位のヘッダーを読み取ることによって、送信
側では中位プロトコル通信回路23cが選択されたこと
を認識し、受取ったデータを中位プロトコル通信回路2
3cに送る。なお、受信側の中位プロトコル通信回路2
3aが故障しているわけではないため、受信側の中位プ
ロトコル切換え回路のテーブルの書換えは行わない。
データの中位のヘッダーを読み取ることによって、送信
側では中位プロトコル通信回路23cが選択されたこと
を認識し、受取ったデータを中位プロトコル通信回路2
3cに送る。なお、受信側の中位プロトコル通信回路2
3aが故障しているわけではないため、受信側の中位プ
ロトコル切換え回路のテーブルの書換えは行わない。
【0053】従来技術では、中位プロトコル通信回路が
データ転送の途中で故障した場合、すでに回線接続され
ている上位プロトコルから物理回線までの回線をいった
ん解放し、上位プロトコルからの回線を再接続し、デー
タ転送を最初からやり直さねばならなかった。また、受
信側においても受信用に確保したメモリー領域あるいは
ディスク領域をいったん解放し、再確保しなければなら
なかった。
データ転送の途中で故障した場合、すでに回線接続され
ている上位プロトコルから物理回線までの回線をいった
ん解放し、上位プロトコルからの回線を再接続し、デー
タ転送を最初からやり直さねばならなかった。また、受
信側においても受信用に確保したメモリー領域あるいは
ディスク領域をいったん解放し、再確保しなければなら
なかった。
【0054】これに比べて本実施例では、使用不可能に
なったプロトコル通信回路を切換え、データ送信に失敗
した部分から送信し直せばよく、データ送信要求から終
了までの時間を短縮することができ、さらに、切換えた
プロトコル経路の転送効率は、使用可能な範囲内で最良
となっている。
なったプロトコル通信回路を切換え、データ送信に失敗
した部分から送信し直せばよく、データ送信要求から終
了までの時間を短縮することができ、さらに、切換えた
プロトコル経路の転送効率は、使用可能な範囲内で最良
となっている。
【0055】なお、他の中位プロトコル、他の階層のプ
ロトコル、他の物理回線が使用不可能になった場合、あ
るいはデータB,Cを転送する場合についてもほぼ同様
であるので、詳細な説明はここでは省略する。
ロトコル、他の物理回線が使用不可能になった場合、あ
るいはデータB,Cを転送する場合についてもほぼ同様
であるので、詳細な説明はここでは省略する。
【0056】次に、各階層のプロトコル通信回路が図1
0に示すように各階層で1つしか使用できない場合にデ
ータAを転送する手順について説明する。
0に示すように各階層で1つしか使用できない場合にデ
ータAを転送する手順について説明する。
【0057】この場合には、図11に示すように、上位
プロトコル通信回路22b、中位プロトコル通信回路2
3a、下位プロトコル通信回路24cをそれぞれ選択
し、データ転送を行う。
プロトコル通信回路22b、中位プロトコル通信回路2
3a、下位プロトコル通信回路24cをそれぞれ選択
し、データ転送を行う。
【0058】図12は、物理回線に送出される時点での
データ構成であり、同図でわかるように、上位、中位、
下位のそれぞれの階層においてどのプロトコル通信回路
が使用されるかにより、9通りのデータ構成が考えられ
る。
データ構成であり、同図でわかるように、上位、中位、
下位のそれぞれの階層においてどのプロトコル通信回路
が使用されるかにより、9通りのデータ構成が考えられ
る。
【0059】従来技術では、中位、下位プロトコルは互
いに関連づけられていてその組み合わせを自由に選択で
きないため、各階層で使用可能なプロトコル通信回路が
1つずつ存在していてもそれらを組み合わせることがで
きず、データを転送できない場合が生じていた。
いに関連づけられていてその組み合わせを自由に選択で
きないため、各階層で使用可能なプロトコル通信回路が
1つずつ存在していてもそれらを組み合わせることがで
きず、データを転送できない場合が生じていた。
【0060】本実施例では、最低でも各階層に1つ使用
可能なプロトコルがあれば、データ通信を行うことがで
きる。
可能なプロトコルがあれば、データ通信を行うことがで
きる。
【0061】以上説明したように、本実施例の通信装置
は、データの種類および各階層に対応したプロトコル通
信回路と、プロトコル通信回路の使用優先順位および使
用の可否をデータの種類および階層ごとに定めたテーブ
ルと、プロトコル通信回路を切換え可能なプロトコル切
換え回路とを備え、プロトコル切換え回路は、使用優先
順位および使用の可否にしたがって最良な下位のプロト
コル通信回路を選択するようにしたので、各種のデータ
を最も効率のよいプロトコルで通信することができる。
は、データの種類および各階層に対応したプロトコル通
信回路と、プロトコル通信回路の使用優先順位および使
用の可否をデータの種類および階層ごとに定めたテーブ
ルと、プロトコル通信回路を切換え可能なプロトコル切
換え回路とを備え、プロトコル切換え回路は、使用優先
順位および使用の可否にしたがって最良な下位のプロト
コル通信回路を選択するようにしたので、各種のデータ
を最も効率のよいプロトコルで通信することができる。
【0062】また、各階層間のプロトコル切換え回路
は、現在使用可能な範囲内で最も効率のよい下位プロト
コルをテーブルから読み出しその下位プロトコルに切換
え可能になっているので、あるプロトコル通信回路や物
理回線が使用不可能であっても、最適な別のプロトコ
ル、物理回線に切換えてデータ通信を行うことができ
る。また、データ転送中に所定のプロトコル通信回路、
物理回線が使用不可能になった場合でも、プロトコル切
換え回路が別の最適なプロトコル通信回路、物理回線を
選択して切換えるようにしたので、データ転送をやり直
すことなく、データ転送を続行することができる。この
ため、データ転送時間に無駄がなくなり、全体の転送時
間が大幅に短縮される。
は、現在使用可能な範囲内で最も効率のよい下位プロト
コルをテーブルから読み出しその下位プロトコルに切換
え可能になっているので、あるプロトコル通信回路や物
理回線が使用不可能であっても、最適な別のプロトコ
ル、物理回線に切換えてデータ通信を行うことができ
る。また、データ転送中に所定のプロトコル通信回路、
物理回線が使用不可能になった場合でも、プロトコル切
換え回路が別の最適なプロトコル通信回路、物理回線を
選択して切換えるようにしたので、データ転送をやり直
すことなく、データ転送を続行することができる。この
ため、データ転送時間に無駄がなくなり、全体の転送時
間が大幅に短縮される。
【0063】また、各階層のプロトコル通信回路および
物理回線を任意に組み合わせることができるので、各階
層のプロトコルおよび物理回線がそれぞれ少なくとも1
つ使用可能であれば、これらを組み合わせてデータ通信
を行うことにより、いかなる種類のデータでもデータ転
送が可能となり通信の信頼性が飛躍的に向上する。
物理回線を任意に組み合わせることができるので、各階
層のプロトコルおよび物理回線がそれぞれ少なくとも1
つ使用可能であれば、これらを組み合わせてデータ通信
を行うことにより、いかなる種類のデータでもデータ転
送が可能となり通信の信頼性が飛躍的に向上する。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の通信装置
は、複数種類のデータを通信可能でかつ所定の階層構造
を備えた通信装置において、前記データの種類および各
階層に対応したプロトコル通信回路と、前記プロトコル
通信回路の使用優先順位および使用の可否を前記データ
の種類および階層ごとに定めたテーブルと、前記プロト
コル通信回路を切換え可能なプロトコル切換え回路とを
備え、前記プロトコル切換え回路は、前記使用優先順位
および使用の可否にしたがって使用すべきプロトコル通
信回路を選択可能にしたので、データ通信をデータの種
類および置かれた状況に応じて最適な転送効率で行うこ
とができる。
は、複数種類のデータを通信可能でかつ所定の階層構造
を備えた通信装置において、前記データの種類および各
階層に対応したプロトコル通信回路と、前記プロトコル
通信回路の使用優先順位および使用の可否を前記データ
の種類および階層ごとに定めたテーブルと、前記プロト
コル通信回路を切換え可能なプロトコル切換え回路とを
備え、前記プロトコル切換え回路は、前記使用優先順位
および使用の可否にしたがって使用すべきプロトコル通
信回路を選択可能にしたので、データ通信をデータの種
類および置かれた状況に応じて最適な転送効率で行うこ
とができる。
【図1】本実施例の通信装置のブロック図。
【図2】本実施例の通信装置のプロトコル構成を示す
図。
図。
【図3】上位プロトコル切換え回路に内蔵されたテーブ
ルを示す図。
ルを示す図。
【図4】中位プロトコル切換え回路に内蔵されたテーブ
ルを示す図。
ルを示す図。
【図5】下位プロトコル切換え回路に内蔵されたテーブ
ルを示す図。
ルを示す図。
【図6】本実施例の通信装置を用いてデータAを転送す
る手順を説明した図。
る手順を説明した図。
【図7】中位プロトコル通信回路23aが使用不可能に
なっている場合のテーブルを示す図。
なっている場合のテーブルを示す図。
【図8】中位プロトコル通信回路23aが使用不可能に
なっている場合にデータAを転送する手順を説明した
図。
なっている場合にデータAを転送する手順を説明した
図。
【図9】中位プロトコル通信回路23aがデータ通信途
中で使用不可能になった場合にデータAを継続して転送
する手順を説明した図。
中で使用不可能になった場合にデータAを継続して転送
する手順を説明した図。
【図10】プロトコル通信回路が各階層で1つずつ使用
可能になっている場合の各テーブルを示した図。
可能になっている場合の各テーブルを示した図。
【図11】プロトコル通信回路が各階層で1つずつ使用
可能になっている場合にデータAを継続して転送する手
順を説明した図。
可能になっている場合にデータAを継続して転送する手
順を説明した図。
【図12】本実施例の通信装置を用いたときの物理回線
上でのデータ構成を示す図。
上でのデータ構成を示す図。
【図13】従来の通信装置のブロック図。
【図14】(a) は従来の通信装置におけるプロトコル構
成図、(b) は従来の通信装置を用いたときの物理回線上
でのデータ構成を示す図。
成図、(b) は従来の通信装置を用いたときの物理回線上
でのデータ構成を示す図。
【図15】従来の通信装置において、転送途中で中位プ
ロトコル通信回路が使用不可能になった場合のデータA
の転送手順を説明した図。
ロトコル通信回路が使用不可能になった場合のデータA
の転送手順を説明した図。
21 通信回路 22 上位プロトコル通信回路 23 中位プロトコル通信回路 24 下位プロトコル通信回路 25 上位プロトコル切換え回路 26 中位プロトコル切換え回路 27 下位プロトコル切換え回路 28 物理回線
Claims (1)
- 【請求項1】 複数種類のデータを通信可能でかつ所定
の階層構造を備えた通信装置において、前記データの種
類および各階層に対応したプロトコル通信回路と、前記
プロトコル通信回路の使用優先順位および使用の可否を
前記データの種類および階層ごとに定めたテーブルと、
前記プロトコル通信回路を切換え可能なプロトコル切換
え回路とを備え、前記プロトコル切換え回路は、前記使
用優先順位および使用の可否にしたがって使用すべきプ
ロトコル通信回路を選択可能になっていることを特徴と
する通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5014876A JPH06232943A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5014876A JPH06232943A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06232943A true JPH06232943A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11873221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5014876A Pending JPH06232943A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06232943A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013541291A (ja) * | 2010-09-23 | 2013-11-07 | マイクロソフト コーポレーション | マルチテナントリレーを使用する仮想ネットワークの提供 |
-
1993
- 1993-02-01 JP JP5014876A patent/JPH06232943A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013541291A (ja) * | 2010-09-23 | 2013-11-07 | マイクロソフト コーポレーション | マルチテナントリレーを使用する仮想ネットワークの提供 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4490785A (en) | Dual path bus structure for computer interconnection | |
US6516952B1 (en) | Dual mode serializer-deserializer for data networks | |
JP2009205692A (ja) | マルチプロセッサ相互接続ネットワークのためのトランスポート層プロトコル | |
US7844852B2 (en) | Data mirror cluster system, method and computer program for synchronizing data in data mirror cluster system | |
US7672226B2 (en) | Method, apparatus and program storage device for verifying existence of a redundant fibre channel path | |
JP3857317B2 (ja) | 自動交渉の進捗モニタ | |
CN102216920B (zh) | 先进可扩展接口总线以及相应的数据传输方法 | |
US8244948B2 (en) | Method and system for combining multiple SAS expanders into a SAS switch | |
US20090055555A1 (en) | Method and system for flexible and negotiable exchange of link layer functional parameters | |
US6944684B1 (en) | System for selectively using different communication paths to transfer data between controllers in a disk array in accordance with data transfer size | |
GB2377140A (en) | A method and apparatus for recovery from faults in a loop network by bypassing ports if a regularly sent command signal is not received within a time period | |
JP3988146B2 (ja) | マルチノードシステム、ノード間クロスバスイッチ、ノード、スイッチプログラム及びノードプログラム | |
US20140095754A1 (en) | Back-Off Retry with Priority Routing | |
JP4755050B2 (ja) | データ処理装置、モード管理装置、及びモード管理方法 | |
EP0858036A2 (en) | Fibre channel attached storage architecture | |
JPH06232943A (ja) | 通信装置 | |
KR20030053543A (ko) | Fudcom에 의한 결함허용 제어장치 및 방법 | |
JP5176914B2 (ja) | 伝送装置及び冗長構成部の系切替え方法 | |
JP2005165620A (ja) | 記憶デバイス制御装置及び記憶デバイス制御装置の制御方法 | |
JPH04235656A (ja) | チャネル装置制御方式 | |
JPS6412144B2 (ja) | ||
JP2007034791A (ja) | Fc−alシステム及びfc−alシステムのデータ転送方法 | |
JP3175583B2 (ja) | 二重化バス変換器 | |
US6845411B2 (en) | External storage device, control device, external storage system, control method, program, and recording medium | |
JPS63298656A (ja) | 二重化された入出力制御装置 |