JPH0623286Y2 - 足関節束帯 - Google Patents

足関節束帯

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JPH0623286Y2
JPH0623286Y2 JP1990082501U JP8250190U JPH0623286Y2 JP H0623286 Y2 JPH0623286 Y2 JP H0623286Y2 JP 1990082501 U JP1990082501 U JP 1990082501U JP 8250190 U JP8250190 U JP 8250190U JP H0623286 Y2 JPH0623286 Y2 JP H0623286Y2
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JP
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foot
bundle
bone
band
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JP1990082501U
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賢柱 朴
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賢柱 朴
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、距腿関節と足根骨とを有機的に拘束して偏平
足を予防ないし矯正する足関節束帯に関する。
[従来の技術] 従来知られている偏平足予防具ないし矯正具として、青
竹を利用した物や蒲鉾型成形体にゴムバンドを取り付け
た物などがある。これらは単に足裏に青竹や蒲鉾型成形
体の円柱部を押し当てることにより、物理的に足底部を
湾曲させて偏平足の予防ないし矯正を行なわんとするも
のである。
[考案が解決しようとする課題] 上記した従来のものは、足関節の構造を十分理解した上
で構成されたものではなく、根本的にその手段を誤って
いる。従って実際上の効果も乏しく、見掛け倒しのもの
が多い。
足関節には、下肢における脛骨および腓骨の下端面と足
根骨の一つである距骨の滑車面との間に存在する距腿関
節等が含まれている。各関節には靱帯や筋肉の腱が付着
しており、関節を保持している。足関節の正常可動或
は、これらの軟組織によって維持されている。なお靱帯
や腱等は筋肉の強弱や外界の気圧等の影響を受け易い。
偏平足とは、結果としては足底部のアーチが平坦に近付
くことであるが、直接的には上記した距腿関節における
脛骨および腓骨と距骨との接触面の拡張、距骨の内方・
下方への傾斜、足根骨の他の一つである足舟状骨の下方
・内方への変位、足根骨のさらに別の一つである立方骨
の上方への変位、等が原因となっている。
ところで片側足裏の各領域に加わる体重の標準的な分担
比率は、第5図に示すように足10の踵の領域Aに約60
〜70%、小指側の領域Bに約20〜30%、親指側の
領域Cに約0〜5%、足裏中央部の領域Dに0%である
と言われている。偏平足になると、上記した体重の分担
比率に狂いが生じ、健康を害する事になる。
そこで本考案の目的は、足関節に対して理に適った適切
な拘束力を付与することができ、偏平足を適確に予防な
いし矯正することが可能な足関節束帯を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決し目的を達成するために、本考案は次
の如く構成した事を特徴としている。
足首をリング状に囲繞することにより、脛骨と腓骨とを
拘束する第1の束帯部(1)と、 土踏まず部分が存在する足の中央部をリング状に囲繞す
ることにより、足舟状骨と立方骨とを拘束する第2の束
帯部(2)と、 一端部(3a)が前記第1の束帯部(1)における足の外側に
位置する外側部位に結合され、他端部(3b)が前記第2の
束帯部(2)における足の内側に位置する内側部位に結合
され、前記第1の束帯部(1)の外側部位と前記第2の束
帯部(2)の内側部位とを、足甲部の上を経由して連結す
る帯状の第3の束帯部(3)と、 一端部(4a)が前記第1の束帯部(1)における足の内側に
位置する内側部位に結合され、他端部(4b)が前記第2の
束帯部(2)における足の外側に位置する外側部位に結合
され、前記第1の束帯部(1)の内側部位と前記第2の束
帯部(2)の外側部位とを、前記足甲部の上を前記第3の
束帯部(3)と交差する如く経由して連結する第4の束帯
部(4)と、 前記第2の束帯部(2)の足裏側の一部に設けられ、足舟
状骨の落ち込みを防止する如く足の皮膚に接触する面が
円弧状に盛上がった形状を有する第1の押圧子(6A)と、 前記第4の束帯部(4)の一部に設けられ、立方骨の上昇
を防止する如く足の皮膚に接触する面が円弧状に盛上が
った形状を有する第2の押圧子(6B)と、 からなり、距腿関節と足根骨との間で、足首関節固有の
一軸性螺旋運動が定常的に行なわれる如く、上記距腿関
節と足根骨とを有機的に拘束するものである事を特徴と
している。
[作用] 上記手段を講じた結果次の様な作用が生じる。
a.リング状をなす第1の束帯部(1)によって下肢にお
ける脛骨と腓骨とが拘束される結果、両骨間の靱帯に過
重な負荷が加わることが回避される。又リング状をなす
第2の束帯部(2)により、足舟状骨と立方骨とが拘束さ
れるため、両骨の足の内外方向への拡張が防止される。
同時にまた、立方骨の上昇および足舟状骨の落ち込みが
防止される。
特に第2の束帯部(2)の足裏側の一部には足舟状骨の落
ち込みを防止する如く足の皮膚に接触する面が円弧状に
盛上がった形状を有する第1の押圧子(6A)が設けられて
おり、また第4の束帯部(4)の一部には、立方骨の上昇
を防止する如く足の皮膚に接触する面が円弧状に盛上が
った形状を有する第2の押圧子(6B)が設けられているた
め、これらの押圧子(6A)および押圧子(6B)により、前述
した立方骨の上昇および足舟状骨の落ち込みがより適確
に防止される。
b.第1の束帯部(1)の外側部位と第2の束帯部(2)の内
側部位とは、帯状をなす第3の束帯部(3)により、足甲
部の上を経由して連結され、第1の束帯部(1)の内側部
位と第2の束帯部(2)の外側部位とは、帯状をなす第4
の束帯部(4)により、足甲部の上を第3の束帯部(3)と交
差する如く経由して連結される。このため距骨が安定化
し、距腿関節と足根骨との間で、足首関節固有の一軸性
螺旋運動が定常的にしかも円滑に行なわれる事になる。
c.かくして第1の束帯部(1)〜第4の束帯部(4)によ
り、各骨の変位が理に適った適切な拘束力で拘束され、
脛骨および腓骨と距骨との正常な底・背の屈伸運動が確
保されるため、偏平足を適確に予防ないし矯正すること
が可能となる。
[実施例] 第1図〜第4図は本考案の一実施例を示す図であり、第
1図は足関節束帯の基本的構成を示す斜視図であり、第
2図は上記足関節束帯の作用説明用の足関節構造を示す
斜視図である。また第3図および第4図は上記足関節束
帯の足の皮膚に接する側すなわち束帯内面側の構造を説
明するための斜視図である。
第1図に示すように、本実施例の足関節束帯は図示の如
く無端ベルト状のものであって、第1の束帯部1〜第4
の束帯部4からなっている。第1の束帯部1は足首を囲
繞する(本実施例では図示の如く足首に少なくとも1回
程度巻き付けられる)ことにより、いわゆる向こう脛と
いわれる脛骨と腓骨(いずれも不図示)の下端部位を拘
束するものである。第2の束帯部2は、いわゆる土踏ま
ず10aが存在する足の中央部を囲繞する(本実施例では
図示の如く土踏まず10aの部分と甲の部分とを一緒に少
なくとも1回程度巻付けられる)ことにより、第2図に
示す立方骨13と足舟状骨14とを拘束するものである。
第3の束帯部3は帯状を成しており、その一端部3aが前
記第1の束帯部1における足の外側に位置する外側部位
に結合され、他端部3bが前記第2の束帯部2における足
の内側に位置する内側部位に結合されている。かくして
前記第1の束帯部1の外側部位と前記第2の束帯部2の
内側部位とを、足甲部10bの上を経由して連結するもの
となっている。
第4の束帯部4も帯状を成しており、その一端部4aが前
記第1の束帯部1における足の内側に位置する内側部位
に結合され、他端部4bが前記第2の束帯部2における足
の外側に位置する外側部位に結合されている。かくして
前記第1の束帯部1の内側部位と前記第2の束帯部2の
外側部位とを、前記足甲部10bの上を前記第3の束帯部
3と交差する如く経由して連結するものとなっている。
このように第1の束帯部1〜第4の束帯部4からなる足
関節束帯は、下肢における脛骨および腓骨の下端面と足
根骨と一つである距骨の滑車面との間に存在する距腿関
節と、足根骨11〜17との間で、足首関節固有の一軸性螺
旋運動が定常的に且つ円滑に行なわれる様に、各骨を有
機的に拘束する如く構成されている。
上記足関節束帯の形成材料としては、皮革,ゴム,布等
の材料を用い得る。そして望ましくは無端ベルト状の弾
性材料で製作され、足10に対してワンタッチで着脱操作
できる構造のものが好ましい。
第3図および第4図に示すように、本実施例の足関節束
帯における足の皮膚に接する側すなわち束帯内面側の所
定個所(例えば第3図に示すように第2の束帯部2の足
裏側中央部位や第4図に示すように第4の束帯部4の一
部等)には、押圧子6A,6Bが取り付けられている。押圧
子6A,6Bは、皮革,合成樹脂,木材,ゴム等の材料に
て、例えば面積が9cm2の円形,楕円形,正方形等の形
状に加工されたものであり、足の皮膚に接触する面が円
弧状に盛上ったものとなっている。
押圧子6Aは足舟状骨14の落ち込みを防止するように、足
舟状骨14を上方へ押し上げる機能を有する。また押し子
6Bは立方骨13の上昇を防止するように、立方骨13を下方
へ押し下げる機能を有する。
このように構成された本実施例の足関節束帯によれば次
のような作用効果を奏する。第1の束帯部1により、脛
骨と腓骨とが拘束される。その結果、両骨間の靱帯には
過重な負荷が加わるのが回避される。また第2の束帯部
2により、立方骨13と足舟状骨14とが拘束される。この
ため、両骨の足の内外方向への拡張が防止されると共
に、立方骨13の上昇および足舟状骨14の落ち込みが防止
される。特に押圧子6Aおよび押圧子6Bの存在により、上
記立方骨の上昇および足舟状骨の落ち込みがより適確に
防止される。さらに第3の束帯部3,第4の束帯部4に
より、第1の束帯部1と第2の束帯部2とが足甲部をク
ロスする如く経由して連結される。このことから、距骨
12が安定し、距腿関節の一軸性螺旋運動(歩行時に生じ
る動きであって、爪先から踵に至る軸線に対する上下方
向の揺れ運動と左右方向へ回転運動とが合成されたよう
な運動を指す)が円滑化する事になる。このように第1
の束帯部1〜第4の束帯部4は、各々骨の変位を拘束す
る。なお足根骨の一つである距骨12は、いわゆる「くる
節」の真下にある為、これを直接拘束することはできな
い。しかし隣接する各骨が拘束される結果、間接的に拘
束される。かくして第1の束帯部1〜第4の束帯部4に
より、脛骨および腓骨と距骨12との正常な底・背の屈伸
運動が保持される。このため偏平足を防げる。
なお本考案は上記各実施例に限定されるものではなく、
本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であ
るのは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば足関節に対して理
に適った適切な拘束力を付与することができ、偏平足を
予防ないし矯正することが可能な足関節束帯を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は同実
施例の作用を説明する為の足関節構造を示す斜視図、第
3図および第4図は上記足関節束帯の足の皮膚に接する
束帯内面側の構造を説明する為の斜視図である。第5図
は解決すべき課題を説明するための図である。 1……第1の束帯部、2……第2の束帯部、3……第3
の束帯部、4……第4の束帯部、6A,6B……押圧子、10
……足、11〜17……足根骨。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】足首をリング状に囲繞することにより、脛
    骨と腓骨とを拘束する第1の束帯部(1)と、 土踏まず部分が存在する足の中央部をリング状に囲繞す
    ることにより、足舟状骨と立方骨とを拘束する第2の束
    帯部(2)と、 一端部(3a)が前記第1の束帯部(1)における足の外側に
    位置する外側部位に結合され、他端部(3b)が前記第2の
    束帯部(2)における足の内側に位置する内側部位に結合
    され、前記第1の束帯部(1)の外側部位と前記第2の束
    帯部(2)の内側部位とを、足甲部の上を経由して連結す
    る帯状の第3の束帯部(3)と、 一端部(4a)が前記第1の束帯部(1)における足の内側に
    位置する内側部位に結合され、他端部(4b)が前記第2の
    束帯部(2)における足の外側に位置する外側部位に結合
    され、前記第1の束帯部(1)の内側部位と前記第2の束
    帯部(2)の外側部位とを、前記足甲部の上を前記第3の
    束帯部(3)と交差する如く経由して連結する第4の束帯
    部(4)と、 前記第2の束帯部(2)の足裏側の一部に設けられ、足舟
    状骨の落ち込みを防止する如く足の皮膚に接触する面が
    円弧状に盛上がった形状を有する第1の押圧子(6A)と、 前記第4の束帯部(4)の一部に設けられ、立方骨の上昇
    を防止する如く足の皮膚に接触する面が円弧状に盛上が
    った形状を有する第2の押圧子(6B)と、 からなり、距腿関節と足根骨との間で、足首関節固有の
    一軸性螺旋運動が定常的に行なわれる如く、上記距腿関
    節と足根骨とを有機的に拘束するものである事を特徴と
    する足関節束帯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63183053A (ja) * 1987-01-26 1988-07-28 中村 俊郎 足関節装具

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