JPH0623150Y2 - コンクリ−トトラフ - Google Patents

コンクリ−トトラフ

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JPH0623150Y2
JPH0623150Y2 JP1986178262U JP17826286U JPH0623150Y2 JP H0623150 Y2 JPH0623150 Y2 JP H0623150Y2 JP 1986178262 U JP1986178262 U JP 1986178262U JP 17826286 U JP17826286 U JP 17826286U JP H0623150 Y2 JPH0623150 Y2 JP H0623150Y2
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JP
Japan
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joiner
lid
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trough
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JP1986178262U
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JPS6383931U (ja
Inventor
秀男 荒木
Original Assignee
株式会社日本軌道精器研究所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は鉄道の通信ケーブルを収容するため等に用い
られるコンクリートトラフに関するものである。
[従来の技術] 従来この種のコンクリートトラフは、一般に第7図に示
すように形成され、使用されている。
同図においてaはトラフ単体であり、溝単体bと蓋体c
から成っている。dは係合部、eはソケットを示す。そ
してこのソケットeは溝単体bの一端に形成した図示の
ような凹状部と、図示は省略するが、溝単体bの他端に
形成した凸状部から成っており、この凹凸状部を嵌着す
ることにより接続するようになっている。又、このトラ
フの内部には図示しない通信ケーブル等が収容されてい
る。なおこのトラフ単体の重量は各種あるが、その一例
を述べると溝単体bが38kg、蓋体cが26kgである。
[考案が解決しようとする課題] 鉄道事業等においては時折り、心ない妨害者により列車
の運行を妨害され、その一つの手段としてコンクリート
トラフ内の通信ケーブルが切断される場合がある。その
場合、容易にトラフ単体aの蓋体cが開けられ、内部を
通っている図示しない通信ケーブルが切断される。
この考案はこのような問題を解決するためになされたも
ので、その目的は前記のような妨害者等によって容易に
蓋体を開くことのできないコンクリートトラフを提供す
ることであり、又他の目的は前記妨害者等には容易に蓋
体を開けることができないにもかかわらず、管理者には
容易に蓋体を開けることのできる、コンクリートトラフ
を提供することであり、更に他の目的は従来から使用さ
れているコンクリートトラフに、大幅な加工を加えるこ
となく、ごく簡単な部材を用いることにより、上記両目
的を達成できるコンクリートトラフを提供することであ
る。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するこの考案について述べるとそれ
は、長さ方向に直列に並設された溝単体1のそれぞれに
蓋体2が装着されてあり、該各蓋体2はそれぞれ巾方向
の両端部に形成された係合部(3)により、上記溝単体1
の上端部に形成された係止部3aに係合されてあり、多
数の上記蓋体2の各隣接部に、一対の端板5、5間に設
けられた中板6から成る断面H字状のH型ジョイナー4
が上下方向において装着されてあり、又小数の上記蓋体
2の各隣接部に、上記端板5と同一材質で同形同大に形
成された天板8と、脚板9により断面ほぼT字状に形成
された疑似ジョイナー7が装着されていることを特徴と
するコンクリートトラフである。
[作用] この考案は上記のように構成されたことにより、心ない
者等がこのコンクリートトラフの蓋体2を開けようとし
て、まず蓋体2を巾方向に移動させようとすると、蓋体
2は溝単体1と巾方向において係合しているため蓋体2
は動かない。次にこの蓋体2を上方に持ち上げようとす
ると、隣接する多数の蓋体2相互がそれぞれH型ジョイ
ナー4により上下方向に連結させられているために、か
つ連結した多数の蓋体2は人力では持ち上がらないの
で、開放できない。
このコンクリートトラフの管理者が蓋体2を開放する場
合は疑似ジョイナー7を引き抜くことにより容易に開放
することができる。
[実施例] 第2図及び第3図において、1は断面ほぼU字状に形成
された溝単体であり、その多数が直列に並設されてい
る。2は蓋体を示す。第3図において3は蓋体2に形成
された係合部であり、溝単体1に形成された巾方向の係
止部3aに係合するようになっている。なおその係合部
3、係止部3aによる係合の形式はこのような形状に限
ることなく、巾方向に係合する形状であれば他の適宜の
形状に形成して差支えはない。
次に第1図〜第5図において4は断面H字状のH型ジョ
イナーであり、第4図及び第5図に示すように一対の端
板5、5と、該端板5、5間に設けられた中板6から成
っている。材質は鉄である。
なお前記溝単体1は図示は省略するが前記従来のものと
同様にソケットを有し、これにより接続されている。
又多数の蓋体2は、前記H型ジョイナー4により上下方
向において連結され、そのため前記中板6の厚さTだけ
ずれることになるが差支えはない。
次に第1図、第2図、第6図に示す7は疑似ショイナー
であり、第6図に示すように天板8及び脚板9から成っ
ており、該天板8は、前記H型ジョイナー4の端板5と
同一材質でかつ同形、同大に形成される。これは外観上
見分けがつきにくいようにするためである。
又H型ジョイナー4の中板6と疑似ジョイナー7の脚板
9も同様に同形同大に形成されるが、この方は高さは異
なっていても差支えない。但しこの高さもコンクリート
トラフの外から見て見分けがつかない程度に長く形成さ
れていることが必要である。
そしてこの疑似ジョイナー7は外観上H型ジョイナー4
と同一になるように、蓋体2間に挿入されて装着され
る。そしてH型ジョイナー4と疑似ジョイナー7の使用
される数の比は一例として20対1等である。第2図にお
いて10は上記のように溝単体1、蓋体2、H型ジョイナ
ー4、疑似ジョイナー7から成る線樋である。そして同
図に示すように、同線樋10の末端部には小室11等が設け
られている。
この実施例の作用について述べると、このコンクリート
トラフの管理者は前記疑似ジョイナー7の位置を予め記
録しておき、そのリストを保持しているようにする。或
は又、疑似ジョイナー7を施した蓋体2の側面等に、部
外者には気付かれないような微小なしるしを付しておく
等の手段により、管理者のみが、疑似ジョイナー7の位
置を容易に知り得る状態にしておく。そしてこのように
形成された該コンクリートトラフの蓋2を、前記のよう
に鉄道の妨害者等が不正に開放しようとして、まず巾方
向に動かしても、蓋体2は溝単体1に、巾方向において
係合させてあるために動かず、又この蓋体2を上方に持
ち上げようとすると、その蓋体2は隣り合う蓋体2にH
型ジョイナー4により上下方向において連結されている
ため、持ち上げることができず、従って容易に開放する
ことができない。
次にこのコンクリートトラフの管理者が同トラフの蓋体
2を開放する場合、同管理者は前記疑似ジョイナー7を
上方に引き抜く、この場合同管理者は前記のように疑似
ジョイナー7の位置を容易に知り得るから迷うことがな
い。そして疑似ジョイナー7を施しておいた場所の蓋体
2の、その施されていた端部を持ち上げ、斜め上方にこ
の蓋体2を引き抜く、この引き抜きにより蓋体2一個分
の空間が生じるからこれに隣り合う蓋体2はその空間の
内方に移動させて、H型ジョイナー4から外し、開放す
るのである。
又その他の方法としては予め一枚の蓋体2の両端部に疑
似ジョイナー7を装着しておき、これをそれぞれ上方に
引き抜き、その蓋体2を上方に持ち上げ、蓋体2一個分
の空間を生じさせて、それにより順次に開放させるので
ある。なお第1図及び第2図に示すこの考案のコンクリ
ートトラフは、従来から使用されている通常のコンクリ
ートトラフに前記H型ジョイナー4及び疑似ジョイナー
7を用いることにより形成されたものである。
[考案の効果] この考案は前記のように構成され、溝単体1に蓋体2を
巾方向において係合させて装着し、この溝単体1の多数
を長さ方向に直列に並設し、多数の蓋体2の互いに向い
合う両端部間に、かつその上下方向においてH型ジョイ
ナー4を装着し、又小数の蓋体2の両端部間に断面ほぼ
T字状の疑似ジョイナー7を装着し、該疑似ジョイナー
7の天板8を、前記H型ジョイナー4の端板5と同一材
質でかつ同形、同大に形成したことにより、外観上から
はH型ジョイナー4と疑似ジョイナー7の見分けがつか
ず、このため鉄道の妨害者等には、容易に蓋体2が開放
できないようにすることができると共に、このコンクリ
ートトラフの管理者には容易に開放し得るようにするこ
とができる。
又従来から用いられている通常のコンクリートトラフを
大幅な加工を加えることなく、ごく簡単な部材を用いる
ことにより、前記妨害者には容易に開放できず、しかも
管理者には容易に開放し得るようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの考案の実施例を示し、第1図はコ
ンクリートトラフの平面図、第2図は同側面図、第3図
は第2図のIII−III線断面図、第4図はコンクリートト
ラフに用いるH型ジョイナーの正面図、第5図は同側面
図、第6図はコンクリートトラフに用いる疑似ジョイナ
ーの正面図、第7図は従来のコンクリートトラフの斜視
図である。 1……溝単体 2……蓋体 4……H型ジョイナー 5……端板 6……中板 7……疑似ジョイナー 8……天板 9……脚板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長さ方向に直列に並設された溝単体(1)の
    それぞれに蓋体(2)が装着されてあり、該各蓋体(2)はそ
    れぞれ巾方向の両端部に形成された係合部(3)により、
    上記溝単体(1)の上端部に形成された係止部(3a)に係合
    されてあり、多数の上記蓋体(2)の各隣接部に、一対の
    端板(5)、(5)間に設けられた中板(6)から成る断面H字状
    のH型ジョイナー(4)が上下方向において装着されてあ
    り、又小数の上記蓋体(2)の各隣接部に、上記端板(5)と
    同一材質で同形同大に形成された天板(8)と、脚板(9)に
    より断面ほぼT字状に形成された疑似ジョイナー(7)が
    装着されていることを特徴とするコンクリートトラフ。
JP1986178262U 1986-11-21 1986-11-21 コンクリ−トトラフ Expired - Lifetime JPH0623150Y2 (ja)

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JP1986178262U JPH0623150Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21 コンクリ−トトラフ

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JP1986178262U JPH0623150Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21 コンクリ−トトラフ

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Publication Number Publication Date
JPS6383931U JPS6383931U (ja) 1988-06-01
JPH0623150Y2 true JPH0623150Y2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=31120230

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JP1986178262U Expired - Lifetime JPH0623150Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21 コンクリ−トトラフ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58201516A (ja) * 1982-05-19 1983-11-24 株式会社クボタ ケ−ブル用トラフ

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Publication number Publication date
JPS6383931U (ja) 1988-06-01

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