JPH0623092Y2 - 過電流保護回路 - Google Patents
過電流保護回路Info
- Publication number
- JPH0623092Y2 JPH0623092Y2 JP4813190U JP4813190U JPH0623092Y2 JP H0623092 Y2 JPH0623092 Y2 JP H0623092Y2 JP 4813190 U JP4813190 U JP 4813190U JP 4813190 U JP4813190 U JP 4813190U JP H0623092 Y2 JPH0623092 Y2 JP H0623092Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- circuit
- power supply
- sensitive element
- overcurrent
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Devices For Supply Of Signal Current (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (1)考案の技術分野 本考案はディジタル通信における通信線に接続された回
路を過電圧、過電流より保護する過電流保護回路に関す
る。
路を過電圧、過電流より保護する過電流保護回路に関す
る。
(2)技術の背景 従来用いられている空間分割交換機においては、過電流
保護回路として次のような回路が使用されている。すな
わち、外部からの通信線に高電圧線が混触したような場
合、交換機内の発信レジスタトランクにおいて一定値以
上の電圧を受けると、トランジスタおよび継電器等より
構成される過電流保護回路の継電器が動作し、該通信線
回路を切離すことが行われている。しかしながら、ディ
ジタル交換機(時分割交換機)は、開発されてから日も
浅く、空間分割交換機におけるような過電流保護回路の
使用については未だ開示されたものを見ない現状であ
る。従ってディジタル交換機における通信線に電力線が
混触したような場合には、加入者回路等に含まれる通常
48ボルトで動作する回路が破壊されてしまうという問
題点を有していた。
保護回路として次のような回路が使用されている。すな
わち、外部からの通信線に高電圧線が混触したような場
合、交換機内の発信レジスタトランクにおいて一定値以
上の電圧を受けると、トランジスタおよび継電器等より
構成される過電流保護回路の継電器が動作し、該通信線
回路を切離すことが行われている。しかしながら、ディ
ジタル交換機(時分割交換機)は、開発されてから日も
浅く、空間分割交換機におけるような過電流保護回路の
使用については未だ開示されたものを見ない現状であ
る。従ってディジタル交換機における通信線に電力線が
混触したような場合には、加入者回路等に含まれる通常
48ボルトで動作する回路が破壊されてしまうという問
題点を有していた。
(3)考案の目的 本考案の目的は、前述の問題点にかんがみ、被保護回路
に接続されている通信線に直列に電流感応素子を挿入す
るという着想に基づき、電力線と該通信線との混触に際
して、過電流の被保護回路への流入を防ぎ、低電圧の定
格である被保護回路の破壊を防止することにある。
に接続されている通信線に直列に電流感応素子を挿入す
るという着想に基づき、電力線と該通信線との混触に際
して、過電流の被保護回路への流入を防ぎ、低電圧の定
格である被保護回路の破壊を防止することにある。
(4)考案の構成 本考案においては、交換機相互間または交換機と加入者
回路を中継する平衡な2線から成る通信線に、通信用直
流電流を供給する給電回路と、該給電回路と通信線との
間に直列に挿入された、常温かつ定格電流値以下で低い
抵抗値を有し、周囲温度の上昇および過電流により自己
抵抗値が増大する電流感応素子と、該給電回路の出力電
圧を、該給電回路に使用する電源電圧の範囲にクランプ
するように接続された4個のダイオードと、該給電回路
における給電電流供給用トランジスタのそれぞれのコレ
クタとエミッタとの間に並列に接続された抵抗器を具備
し、該抵抗器の発熱が該電流感応素子に供給されるよう
にし、それにより過電流に際し該電流感応素子の抵抗値
を増大させ、かつ、該電流感応素子自体が自電流感応素
子内を通過する過電流により自己発熱し、該電流感応素
子の抵抗値を増大させ、該給電回路に流入する過電流を
減少させるようにした過電流保護回路が提供される。
回路を中継する平衡な2線から成る通信線に、通信用直
流電流を供給する給電回路と、該給電回路と通信線との
間に直列に挿入された、常温かつ定格電流値以下で低い
抵抗値を有し、周囲温度の上昇および過電流により自己
抵抗値が増大する電流感応素子と、該給電回路の出力電
圧を、該給電回路に使用する電源電圧の範囲にクランプ
するように接続された4個のダイオードと、該給電回路
における給電電流供給用トランジスタのそれぞれのコレ
クタとエミッタとの間に並列に接続された抵抗器を具備
し、該抵抗器の発熱が該電流感応素子に供給されるよう
にし、それにより過電流に際し該電流感応素子の抵抗値
を増大させ、かつ、該電流感応素子自体が自電流感応素
子内を通過する過電流により自己発熱し、該電流感応素
子の抵抗値を増大させ、該給電回路に流入する過電流を
減少させるようにした過電流保護回路が提供される。
(5)考案の実施例 第1図に一般的な過電圧保護回路を示す。図において通
信線1は電流感応素子である正特性サーミスタ2の一端
に接続され、正特性サーミスタ2の他端は被保護回路で
ある加入者回路5へ接続されている。正特性サーミスタ
2の他端、すなわち加入者回路5の入力端子はダイオー
ド3およびダイオード4によってそれぞれ被保護回路の
電源の正側(+VBB)および被保護回路の電源の接地
側へ接続される。接続されるダイオードの極性は、ダイ
オード3においては+VBB側が陰極側、ダイオード4
においては接地側が陽極側となるように配置される。
信線1は電流感応素子である正特性サーミスタ2の一端
に接続され、正特性サーミスタ2の他端は被保護回路で
ある加入者回路5へ接続されている。正特性サーミスタ
2の他端、すなわち加入者回路5の入力端子はダイオー
ド3およびダイオード4によってそれぞれ被保護回路の
電源の正側(+VBB)および被保護回路の電源の接地
側へ接続される。接続されるダイオードの極性は、ダイ
オード3においては+VBB側が陰極側、ダイオード4
においては接地側が陽極側となるように配置される。
次に上述の過電流保護回路の動作について説明する。通
信線1が電力線と混触し過電圧が印加されたとすると、
加入者回路5へ電流が流入する。加入者回路5の入力端
子には加入者回路の電源電圧以上の電圧が印加されて
も、ダイオード3およびダイオード4によって入力端子
の電圧は+VBBと接地の間の電圧にクランプされ過電
圧から保護される。一方過電流が流れることによって正
特性サーミスタ2は発熱し、抵抗値が増加し、被保護回
路である加入者回路5へ流入する電流を減少させ、加入
者回路5が破壊されるのを防止する。
信線1が電力線と混触し過電圧が印加されたとすると、
加入者回路5へ電流が流入する。加入者回路5の入力端
子には加入者回路の電源電圧以上の電圧が印加されて
も、ダイオード3およびダイオード4によって入力端子
の電圧は+VBBと接地の間の電圧にクランプされ過電
圧から保護される。一方過電流が流れることによって正
特性サーミスタ2は発熱し、抵抗値が増加し、被保護回
路である加入者回路5へ流入する電流を減少させ、加入
者回路5が破壊されるのを防止する。
第2図には、本考案の一実施例が示される。この実施例
においては平衡な2線から成る通信線11と被保護回路
の1つである給電回路16の間に正特性サーミスタ12
が直列に接続され、給電回路の出力端子と電源の間にダ
イオード13および14が接続されている。給電回路の
給電用トランジスタのコレクタ・エミッタ間には抵抗1
5が並列に接続されており、通過電流により発熱を生ず
る。給電回路に過電流に対して電流制限をするような工
夫がされている場合、過電流による発熱は抵抗によるも
ののみとなる。第2図の給電回路の例では、給電回路の
等価的な直流抵抗は通常220オーム程度に設定した
時、トランジスタのエミッタ抵抗を50オームとした場
合、トランジスタのコレクタ・エミッタ間に並列に接続
した抵抗を340オームとすれば、トランジスタのコレ
クタ・エミッタ間の抵抗も340オーム相当となってい
る。この場合給電電流はトランジスタと抵抗で1/2ず
つを分担している。しかしベースに接続されたツェナー
ダイオードにより電流制限がかかると給電回路の等価的
な給電抵抗を高めることになり、トランジスタに流れる
電流を減少させるように回路が動作し、最終的には、ト
ランジスタはオフし、過電流は抵抗のみに流れ抵抗での
発熱が増大する。この抵抗を正特性サーミスタ12に隣
接して実装することにより、サーミスタの動作を助長し
早期に過電流を抑制し、給電回路を保護することが可能
となる。
においては平衡な2線から成る通信線11と被保護回路
の1つである給電回路16の間に正特性サーミスタ12
が直列に接続され、給電回路の出力端子と電源の間にダ
イオード13および14が接続されている。給電回路の
給電用トランジスタのコレクタ・エミッタ間には抵抗1
5が並列に接続されており、通過電流により発熱を生ず
る。給電回路に過電流に対して電流制限をするような工
夫がされている場合、過電流による発熱は抵抗によるも
ののみとなる。第2図の給電回路の例では、給電回路の
等価的な直流抵抗は通常220オーム程度に設定した
時、トランジスタのエミッタ抵抗を50オームとした場
合、トランジスタのコレクタ・エミッタ間に並列に接続
した抵抗を340オームとすれば、トランジスタのコレ
クタ・エミッタ間の抵抗も340オーム相当となってい
る。この場合給電電流はトランジスタと抵抗で1/2ず
つを分担している。しかしベースに接続されたツェナー
ダイオードにより電流制限がかかると給電回路の等価的
な給電抵抗を高めることになり、トランジスタに流れる
電流を減少させるように回路が動作し、最終的には、ト
ランジスタはオフし、過電流は抵抗のみに流れ抵抗での
発熱が増大する。この抵抗を正特性サーミスタ12に隣
接して実装することにより、サーミスタの動作を助長し
早期に過電流を抑制し、給電回路を保護することが可能
となる。
プリント基板を垂直に実装する場合であれば、該抵抗器
のすぐ上側に、正特性サーミスタを配置するようにする
とより効果的である。
のすぐ上側に、正特性サーミスタを配置するようにする
とより効果的である。
(6)考案の効果 本考案によれば、電力線と通信線との混触に際して、過
電流の被保護回路への流入を防ぎ、低電圧の定格である
被保護回路の破壊されるのを防止することができる。
電流の被保護回路への流入を防ぎ、低電圧の定格である
被保護回路の破壊されるのを防止することができる。
第1図は一般的な過電流保護回路の回路図、第2図は本
考案の一実施例を示す回路図である。 1…通信線、2…正特性サーミスタ、 3,4…ダイオード、5…加入者回路、 11…通信線、12…正特性サーミスタ、 13,14…ダイオード、15…抵抗、 16…給電回路。
考案の一実施例を示す回路図である。 1…通信線、2…正特性サーミスタ、 3,4…ダイオード、5…加入者回路、 11…通信線、12…正特性サーミスタ、 13,14…ダイオード、15…抵抗、 16…給電回路。
Claims (1)
- 【請求項1】交換機相互間または交換機と加入者回路を
中継する平衡な2線から成る通信線に、 通信用直流電流を供給する給電回路と、 該給電回路と通信線との間に直列に挿入された、常温か
つ定格電流値以下で低い抵抗値を有し、周囲温度の上昇
および過電流により自己抵抗値が増大する電流感応素子
と、 該給電回路の出力電圧を、該給電回路に使用する電源電
圧の範囲にクランプするように接続された4個のダイオ
ードと、 該給電回路における給電電流供給用トランジスタのそれ
ぞれのコレクタとエミッタとの間に並列に接続された抵
抗器を具備し、 該抵抗器の発熱が該電流感応素子に供給されるように
し、それにより過電流に際し該電流感応素子の抵抗値を
増大させ、かつ、該電流感応素子自体が自電流感応素子
内を通過する過電流により自己発熱し、該電流感応素子
の抵抗値を増大させ、該給電回路に流入する過電流を減
少させるようにした過電流保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4813190U JPH0623092Y2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | 過電流保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4813190U JPH0623092Y2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | 過電流保護回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02141163U JPH02141163U (ja) | 1990-11-27 |
JPH0623092Y2 true JPH0623092Y2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=31564672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4813190U Expired - Lifetime JPH0623092Y2 (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | 過電流保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623092Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-10 JP JP4813190U patent/JPH0623092Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02141163U (ja) | 1990-11-27 |
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