JPH0622993U - 光電式音声指針タイマー時報装置 - Google Patents
光電式音声指針タイマー時報装置Info
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- JPH0622993U JPH0622993U JP1273292U JP1273292U JPH0622993U JP H0622993 U JPH0622993 U JP H0622993U JP 1273292 U JP1273292 U JP 1273292U JP 1273292 U JP1273292 U JP 1273292U JP H0622993 U JPH0622993 U JP H0622993U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】機械的時刻表示部に表示された時刻を、電気的
時刻表示部の拡声器により音声で告知することができる
光電式音声指針タイマー時報装置。 【構成】ステップモータ36により駆動される指示針
1、2をもつ機械的時刻表示部Aと、この時刻を、指示
針1、2が指示する時刻に対応した位置を検出し、時刻
信号として出力する検出出力部Bと、タイマー時刻を手
動操作により設定し、タイマー時刻設定用部材29のス
リット291の通過回数を検出し中央演算処理装置24
に記憶されるタイマー時刻設定用情報信号として出力す
るタイマー時刻設定部Cと、検出出力部Cより時刻信号
および人為的スイッチ7入力により時刻告知指令信号を
出力する中央演算処理装置24と、機械的時間表示部A
の時刻を拡声器26により音声で告知せしめる音声合成
装置25とをもつ電気的時刻表示部Dよりなる。
時刻表示部の拡声器により音声で告知することができる
光電式音声指針タイマー時報装置。 【構成】ステップモータ36により駆動される指示針
1、2をもつ機械的時刻表示部Aと、この時刻を、指示
針1、2が指示する時刻に対応した位置を検出し、時刻
信号として出力する検出出力部Bと、タイマー時刻を手
動操作により設定し、タイマー時刻設定用部材29のス
リット291の通過回数を検出し中央演算処理装置24
に記憶されるタイマー時刻設定用情報信号として出力す
るタイマー時刻設定部Cと、検出出力部Cより時刻信号
および人為的スイッチ7入力により時刻告知指令信号を
出力する中央演算処理装置24と、機械的時間表示部A
の時刻を拡声器26により音声で告知せしめる音声合成
装置25とをもつ電気的時刻表示部Dよりなる。
Description
【0001】
本考案は、光電式音声指針タイマー時報装置に関する。この光電式音声指針タ イマー時報装置は、特に中央演算処理装置の制御によるー種の暗号解読を指し、 1分間1脈波あるいは1秒間1脈波の時間信号の共同して運用する指針式タイマ ーの時報に使用される。
【0002】
従来の数字式時計内に設置された音声時報機能は、僅かにディジタル信号上に 制御と処理を行うだけで、簡単に目的が達られた。又伝統の指針式時計の装置内 に、音声時報機能を結合する事も又非常に困難であり、その原因は該指針式の時 計装置は、機械式の伝動機構に属し、音声回路はディジタル信号に属し、この両 者の不同形態の信号の間に正確な探測と転換を行うには、制御装置あるいは転換 装置の力を借りて始めて達せられる。
【0003】
本考案の目的は、ー種の光電式指針タイマーの音声時報装置を提供し、指針式 時計の時針、分針を使って、現在の所在位置を電磁式、光電式あるいは電容式等 の探測方式を経て、相対応する数字盤のディジタル数字を検出し、正確にディジ タル式時間信号に転換して、常に触発の指令を受けるか、あるいは特定の時機に おいて中央処理器を経て処理後、音声時報回路を起動して、現在の時刻を告知す ることを解決すべき技術課題とする。
【0004】
本考案の光電式音声指針タイマー時報装置は、ステップモータにより駆動され る回転軸および時刻を表示する指示針と、該指示針が指示する複数の時刻用文字 を備えた文字盤とをもつ機械的時刻表示部と、 前記文字盤の各時刻用文字に対応した位置に配設された板状の複数の電気接点 ベース部材と、前記回転軸に一体的に連結して連動し該各電気接点ベース部材の いずれかに摺接し、該指示針が指示する時刻に対応した位置を検出し、時刻信号 として出力する接点部材とをもつ検出出力部と、 タイマー時刻設定時に手動操作され該指示針を所定量回動可能な手動操作部材 と、円板状で円周上の等角度に形成され一つがスリットとして形成された分用目 盛りを備え該指示針の回転軸に一体的に連結され該操作部材の操作量に応じて回 動するタイマー時刻設定用部材と、該タイマー時刻設定用部材の該分用目盛りに 対向する位置に設置され該スリットの通過回数を検出し該中央演算処理装置に記 憶されるタイマー時刻設定用情報信号として出力する光電式検出部材とをもつタ イマー時刻設定部と、 前記検出出力部より出力された時刻信号に基づいて、予め設定されている前記 タイマー時刻とを演算した結果および人為的スイッチ入力により時刻告知指令信 号を出力する中央演算処理装置と、該時刻告知指令信号を受けることによって前 記機械的時間表示部に表示された時刻を拡声器により音声で告知せしめる音声合 成装置とをもつ電気的時刻表示部と、 よりなることを特徴とする。
【0005】
本考案の光電式音声指針タイマー時報装置によれば、始めに、タイマー時刻設 定部を操作することにより、希望するタイマー時刻が機械的時刻表示部および電 気的時刻表示部に設定される。 タイマー時刻の設定に際しては、まず手動操作によりタイマー時刻設定部の手 動操作部材を所定量回動し、機械的時刻表示部の指示針を希望するタイマー時刻 に合わせる。
【0006】 このときタイマー時刻設定部のタイマー時刻設定用部材は、前記指示針と同じ 量で回転する。この回転量は、光電式検出部材により検出され、タイマー時刻設 定用情報信号として電気的時刻表示部の中央演算処理装置に出力される。中央演 算処理装置は、前記タイマー時刻設定用情報信号に基づいて演算処理し、機械的 時刻表示部に表示、設定されたタイマー時刻と同じ時刻値を、希望するタイマー 時刻として記憶し、設定が終了する。
【0007】 ついで光電式声音指針タイマー時報装置による時刻のカウントダウン時には、 機械的時刻表示部の指示針がステップモータにより駆動され、これに伴って検出 出力部の接点部材も同じ量で回転移動する。この接点部材は、各電気接点ベース 部材のいずれかに摺接し、指示針が指示する時刻に対応した位置を検出し、時刻 信号として電気的時刻表示部の中央演算処理装置に出力する。
【0008】 すると中央演算処理装置は、前記時刻信号に基づいて、予め設定されている前 記タイマー時刻とを比較、演算処理しその結果、前記時刻信号の値と、タイマー 時刻の値との両値が一致したとき、音声合成装置に対し時刻告知指令信号を出力 する。この時刻告知指令信号を受けた音声合成装置は、前記機械的時間表示部に 表示された時刻を、合成音声として生成し、かつ拡声器により告知せしめる。
【0009】 また、中央演算処理装置は、機械的時刻表示部のカウントダウンの途中であっ ても、人為的スイッチ入力がなされたとき音声合成装置に対し前記時刻告知指令 信号を出力する。そして、この時刻告知指令信号を受けた音声合成装置は、前記 機械的時間表示部に表示された時刻を、合成音声として生成し、かつ拡声器によ り告知せしめる。
【0010】
(実施例1) 本考案の光電式音声指針タイマー時報装置の実施例1を図1、図2、図3に基 づいて説明する。 実施例1の光電式音声指針タイマー時報装置は、機械的時刻表示部Aと、検出 出力部Bと、タイマー時刻設定部Cと、電気的時刻表示部Dと、よりなる。
【0011】 機械的時刻表示部Aは、図1に示されるように互いに同軸上に配設された指針 としての時針1、分針2、秒針4と、それ等を駆動するための手段としての時歯 車11、分歯車28、秒歯車41と、前記各歯車11、28、41の中心部を連 結、保持し、垂直に配設された時歯車従動軸18、分歯車従動軸19、秒歯車従 動軸42と、前記秒歯車41に噛み合わされたステップモ−タ36の駆動歯車3 60と、秒歯車41と同軸上に設けられた第1連動歯車410と、この第1連動 歯車410および分歯車28に噛み合うギア比変更用の第1変速歯車411およ び第2変速歯車413と、それらの従動軸412と、分歯車従動軸19に設けら れた第2連動歯車191と、この第2連動歯車191および時歯車11に噛み合 うギア比変更用の第3変速歯車192および第4変速歯車194と、それらの従 動軸193と、文字盤1A等を備えている。また文字盤1Aは、前記各時針1、 分針2、秒針4が回転する平面の円周上に等間隔を保って形成された複数の時刻 用文字1aをもつ。従って機械的時刻表示部Aは、時針1、分針2、秒針4によ り文字盤1Aの所定の位置で指示せしめ、時、分、秒等の時刻を表示することが できる。
【0012】 検出出力部Bは、垂直に配設された時歯車従動軸18に対して水平位置に配設 された暗号板5上にある暗号基板12と、接点部材(暗号検出臂)15とよりな る(図1参照)。暗号基板12は、図2に示されるように前記文字盤1Aの各時 刻用文字1aに対応した位置に配設された6個の板状の電気接点ベース部材(暗 号信号)S1、S2、S3、S4、S5、S6よりなる。各電気接点ベース部材 S1〜S6は、いずれも半径R1の第1円弧部(第1円形軌跡)121と、第1 円弧部121の端部より半径方向外側に接続する直線部122と、直線部122 に接続し前記第1円弧部121の半径R1よりも大きな半径R2の第2円弧部( 第2円形軌跡)123とよりなる〔図2が示す図面は、図1の構成中、暗号板5 上にある暗号基板12のlayout結構であって、図3は、暗号表である暗号 基板12中に、数ある暗号記号を形成する各電気接点ベース部材S1、S2、S 3……Sn,並びに2N個等分の盤面上に配置されている(図中の実例中、N= 6)〕。
【0013】 各電気接点ベース部材S1〜S6は、連続して3個等分に跨ぐって第1段a、 第2段b、第3段cに分画され、その内、第1段a全部と第2段b内のー節位置 は、第1円弧部121上にあって、第3段cの全部と第2段bの別のー節は、第 2円弧部123に入り、かつ同心にして連続しない。各電気接点ベース部材S1 〜S6の各2つの相繋ぐうちの1つは、第1段aが別の1つの第3段c位置と同 一等分内にある。(このようにして暗号板5上にある暗号基板12は、layo utの技術を以て形成し、その詳細なlayout結構は第2図が示す通りであ る。また、暗号表は第3図が示す通りである。) また暗号基板12は、時歯車従動軸18と同軸旋回の接点部材(暗号検出臂) 15と接触し、時歯車従動軸18の旋回状態を検出する。暗号基板12が探測出 した時信号は導線を経て中央演算処理装置24内に伝送される。
【0014】 タイマー時刻設定部Cは、希望するタイマー時刻設定を手動で行うもので、そ のタイマー時刻設定時に手動操作され前記時針1、分針2を所定量回動可能な手 動操作部材(調整ボタン)61およびその回転軸610と、回転軸610の他端 部に設けられ、前記第3変速歯車192に噛み合う手動歯車63と、手動操作部 材61の操作量を検出し、情報信号として出力するスイッチ部62と、分歯車従 動軸19に連動可能に設けられるとともに円周上に1つのスリット291をもつ タイマー時刻設定用部材(光電盤)29と、タイマー時刻設定用部材29のスリ ット291の通過回数を検出し中央演算処理装置24に記憶されるタイマー時刻 設定用情報信号として出力する光電式検出部材(光電組)30とをもつ。光電式 検出部材30は、発光素子と受光素子とからなる。
【0015】 そしてタイマー時刻設定部Cを用いた希望するタイマー時刻の設定の調整は、 手動操作部材61を僅かに時計の進む方向あるいは逆方向に旋回することにより 手動歯車63、第3変速歯車192、第2連動歯車191を介して分歯車従動軸 19を旋回することができる。 スイッチ部62は、マイクロスイッチが用いられ、手動操作部材61の旋回時 に触動を受けて作動し、ー信号を中央演算処理装置24に伝送して、中央演算処 理装置24に時間校正の準備並びに光電式検出部材30を駆動する動作を知らせ 、タイマー時刻設定用部材29の旋回状態を受ける。
【0016】 前記タイマー時刻設定用部材29は、円板状でその円周上に等角度に60個( または30個)の分用目盛りが形成され、そのうちの1つが比較的長いスリット 291として形成されたものである。このスリット291は、ゼロ点となり、か つ比較的長い目盛りとなるため、光電式検出部材30はタイマー時刻設定用部材 29の旋回状態を探測することができる。かつ光電式検出部材30が探測出した 信号は中央演算処理装置24内に伝送され、分の計量運算と校正が行われる。
【0017】 かつマイクロスイッチ62もまた触動を受けて作動し、ー信号を中央演算処理 装置24に伝送して、中央演算処理装置24に時間校正の準備並びに光電式検出 部材30を駆動する動作を知らせ、タイマー時刻設定用部材29の旋回状態を受 ける。すなわち、調節の過程中、先にタイマー時刻設定用部材29の位置をゼロ 位置に復帰しスリット291を12時の位置に回す。その後、光電式検出部材光 電組30は常にタイマー時刻設定用部材29の旋回状態を探測する。もし右に向 かって調節した場合、中央演算処理装置24内の計数が増し、左に向かって調節 した場合は、中央演算処理装置24の計数は減少する。このため中央演算処理装 置24は、即刻この信号によって時間の調整動作を知り、かつこの時間を時計の 進む方位(60分毎にー位進む)に時間の計量を行う。時間調節の過程中におい て、暗号基板12上での接点部材15の旋回の状態および旋回周数とタイマー時 刻設定用部材29の旋回状態は、中央演算処理装置24により読取られ、かつ時 間の計量が行われる。このため中央演算処理装置24内の時間は時針1および分 針2の時間と同調し、同時に、この構成中において、タイマー時刻設定用部材2 9上の12時位置にあるスリット291はー時間毎に中央演算処理装置24にー 回、時間を校正させる。
【0018】 実施例1の光電式音声指針タイマー時報装置では、光電式検出部材30の電力 消耗を節約するため、中央演算処理装置24によって光電式検出部材30の発光 と受光時機を制御することができる。例えば中央演算処理装置24は、タイマー 時刻設定用部材29の完全な各ー回り旋回毎の20秒前に、光電式検出部材30 の作動を制御し、それによって始めてタイマー時刻設定用部材29の旋回を探測 することができる。
【0019】 電気的時刻表示部Dは、中央演算処理装置24と、音声合成装置25とよりな る。中央演算処理装置24は、前記検出出力部より出力された時刻信号に基づい て、予め設定されている前記タイマー時刻とを演算(中央演算処理装置24は受 信した時刻信号を暗号解読数字で運算)した結果および人為的スイッチ入力によ り時刻告知指令信号を出力するものである。
【0020】 中央演算処理装置24の時基脈波は、水晶発振器(石英筒振り)35により提 供し、従来のdivision技術を経て、中央演算処理装置24内に即刻時、 分、秒の時間信号を生成する。そして時基脈波もまたステップモ−タ36の従動 速度の基準となる。それ故、中央演算処理装置24内のディジタル時間信号は即 刻ステップモ−タ36が駆動する指針時間信号とは常に同調運転を保持する。こ の同調運転の状態に於いて、若し更に時間の校正技術(後述する)を使用せば、 時間の正確度は相当に高い。すなわち、中央演算処理装置24は、ステップモー タ36を駆動させて正確な時刻を計時するための水晶発振器35をもち、内部に 保持されたデータに基づき水晶発振器35より発振パルスをステップモータ36 にクロック信号として出力するように構成されている。
【0021】 また、中央演算処理装置24には、音声合成装置25に対して時刻告知指令信 号を出力するタイミングを、その外部より人為的操作可能なマイクロスイッチを 用いたスイッチ入力部7(なお、スイッチ入力部7は、マイクロスイッチの代わ りに光電式、声控式のものを用いてもよい)が設けられている。前記マイクロス イッチは、押すことによって中央演算処理装置24にスイッチ入力するものであ る。
【0022】 音声合成装置25は、拡声器(ラッパ)26を備え中央演算処理装置24から 出力された時刻告知指令信号を受けることによって、前記機械的時間表示部Aに 表示された時刻を、合成音声として生成せしめる機能をもつ。この音声合成装置 25は、中央演算処理装置24から出力された時刻告知指令信号に基づき合成音 声を生成したとき、機械的時間表示部Aに表示された時刻を拡声器26より音声 で告知せしめるものである。
【0023】 以下、前記のように構成された光電式音声指針タイマー時報装置の作用および 効果を説明する。 この光電式音声指針タイマー時報装置によれば、始めに、タイマー時刻設定部 Cを操作することにより、希望するタイマー時刻が機械的時刻表示部Aおよび電 気的時刻表示部Dに設定される。
【0024】 タイマー時刻の設定に際しては、まず手動操作によりタイマー時刻設定部Cの 手動操作部材61が所定量回動される。すると、この回動力は、手動歯車63よ り第3変速歯車192、第2連動歯車191、分歯車従動軸19を介して分針2 を回転するとともに、従動軸193、第4変速歯車194、時歯車11を介して 時針1を回転する。従って分針2および時針1は、前記手動操作部材61の操作 量に応じて回転し、希望するタイマー時刻に対応して文字盤1Aの時刻用文字1 aを指示する。一方、タイマー時刻設定部Cのタイマー時刻設定用部材29は、 前記分針2および時針1が希望するタイマー時刻に合わされる過程で、分針2お よび分歯車従動軸19と同じ量で回転する。このタイマー時刻設定用部材29の 回転量は、光電式検出部材30により検出され、タイマー時刻設定用情報信号と して電気的時刻表示部Dの中央演算処理装置24に出力される。そして中央演算 処理装置24は、前記タイマー時刻設定用情報信号に基づいて演算処理し、かつ 機械的時刻表示部Aに表示、設定されたタイマー時刻と同じ時刻値を、希望する タイマー時刻として記憶し、設定が終了する。
【0025】 ついで光電式音声指針タイマー時報装置は、前記のように設定されたタイマー 時刻に対しカウントダウンが開始される。機械的時刻表示部Aでは、秒針4、分 針2、時針1の順に、各々がステップモータ36により駆動される秒歯車従動軸 42、分歯車従動軸19、時歯車従動軸18とともに回転移動するとき、これに 伴って検出出力部Bの接点部材15も同じ量で回転移動する。この接点部材15 は、各電気接点ベース部材S1〜S6のいずれかに摺接し、分針2および時針1 が指示する時刻に対応した位置を検出し、時刻信号として電気的時刻表示部Aの 中央演算処理装置24に出力する。
【0026】 すると中央演算処理装置24は、前記検出出力部Bより出力された時刻信号に 基づいて、予め設定されている前記タイマー時刻とを演算処理する。そして中央 演算処理装置24は、前記演算処理した結果、前記時刻信号の値と、タイマー時 刻の値との両値が一致したとき、音声合成装置25に対し時刻告知指令信号を出 力する。この刻告知指令信号を受けた音声合成装置25は、前記機械的時間表示 部Aに表示された時刻を、合成音声として生成し、かつ拡声器26により告知せ しめる。
【0027】 また、中央演算処理装置24は、機械的時刻表示部Aのカウントダウンの途中 であっても、人為的スイッチ入力がなされたとき音声合成装置25に対し前記時 刻告知指令信号を出力する。そして、この刻告知指令信号を受けた音声合成装置 25は、前記機械的時間表示部Aに表示された時刻を、合成音声として生成し、 かつ拡声器26により告知せしめる。
【0028】 従って、実施例1の光電式音声指針タイマー時報装置によれば、使用者が機械 的時刻表示部Aに表示された時針1および分針2による時刻を視覚で知ること、 およびこの時刻と同一であって電気的時刻表示部Dの拡声器26より音声で告知 された時刻を聴覚で知ることができる。すなわち、二通りの方法で時刻を確認す ることができる。
【0029】 (実施例2) 本考案の光電式音声指針タイマー時報装置の実施例2を図4に基づいて説明す る。 実施例2の光電式音声指針タイマー時報装置は、検出出力部B1が前記実施例 1の光電式音声指針タイマー時報装置の検出出力部Bと異なる以外、他の構成は 同じである。
【0030】 すなわち、実施例2のタイマー時刻設定部B1は、円板状のタイマー時刻設定 用部材29の上面側および下面側にそれぞれ前記分用目盛りに対向する位置に設 置された2個の光電式検出部材301、302とをもつ。なお、前記光電式検出 部材301、302は、それぞれ発光素子と受光素子とからなる。 そしてタイマー時刻設定時に手動操作部材61が手動操作される。この時その 操作量に応じて回動するタイマー時刻設定用部材29のスリット291の通過回 数は、2個の光電式検出部材301、302によって検出される。このため、実 施例2の場合には、前記検出精度を実施例1の場合よりも高めることができる。
【0031】
本考案の光電式音声指針タイマー時報装置によれば、カウントダウン時におい て、 (1)機械的時刻表示部の指示針が、予め設定されたタイマー時刻に到達したと きその時刻を、電気的時刻表示部の拡声器より音声で告知することができる。 (2)電気的時刻表示部の中央演算処理装置を人為的スイッチ入力することによ って、人為的スイッチ入力時の時刻を、電気的時刻表示部の拡声器より音声で告 知することができる。 (3)従って使用者は、機械的時刻表示部に表示された指示針による時刻を視覚 で知ること、および電気的時刻表示部の拡声器より音声で告知された時刻を聴覚 で知ることができる。すなわち、二通りの方法で時刻を確認することができる。
【図1】本考案の光電式音声指針タイマー時報装置の実
施例1を示す系統図である。
施例1を示す系統図である。
【図2】図1における暗号基板を示す平面図である。
【図3】図1における暗号基板に基づく暗号表である。
【図4】本考案の光電式音声指針タイマー時報装置の実
施例2を示す系統図である。
施例2を示す系統図である。
A・・・機械的時刻表示部 1・・・時針 2・・・分針 4
・・・秒針 11・・・時歯車 28・・・分歯車 4
1・・・秒歯車 18・・・時歯車従動軸 19・・・分歯車従動軸 4
2・・・秒歯車従動軸3 6・・・ステップモ−タ B・・・検出出力部 5・・・暗号板 12・・・暗号基板 15・・・接
点部材(暗号検出臂) C・・・タイマー時刻設定部 29・・・タイマー時刻
設定用部材(光電盤) 30・・・光電式検出部材(光電組) 61・・・手動操作部材(調整ボタン) D・・・電気的時刻表示部 24・・・中央演算処理
処理装置器 35・・・水晶発振器(石英筒振り) 25・・・音声合成装置 26・・・拡声器(ラ
ッパ)
・・・秒針 11・・・時歯車 28・・・分歯車 4
1・・・秒歯車 18・・・時歯車従動軸 19・・・分歯車従動軸 4
2・・・秒歯車従動軸3 6・・・ステップモ−タ B・・・検出出力部 5・・・暗号板 12・・・暗号基板 15・・・接
点部材(暗号検出臂) C・・・タイマー時刻設定部 29・・・タイマー時刻
設定用部材(光電盤) 30・・・光電式検出部材(光電組) 61・・・手動操作部材(調整ボタン) D・・・電気的時刻表示部 24・・・中央演算処理
処理装置器 35・・・水晶発振器(石英筒振り) 25・・・音声合成装置 26・・・拡声器(ラ
ッパ)
Claims (1)
- 【請求項1】ステップモータにより駆動される回転軸お
よび時刻を表示する指示針と、該指示針が指示する複数
の時刻用文字を備えた文字盤とをもつ機械的時刻表示部
と、 前記文字盤の各時刻用文字に対応した位置に配設された
板状の複数の電気接点ベース部材と、前記回転軸に一体
的に連結して連動し該各電気接点ベース部材のいずれか
に摺接し、該指示針が指示する時刻に対応した位置を検
出し、時刻信号として出力する接点部材とをもつ検出出
力部と、 タイマー時刻設定時に手動操作され該指示針を所定量回
動可能な手動操作部材と、円板状で円周上の等角度に形
成され一つがスリットとして形成された分用目盛りを備
え該指示針の回転軸に一体的に連結され該操作部材の操
作量に応じて回動するタイマー時刻設定用部材と、該タ
イマー時刻設定用部材の該分用目盛りに対向する位置に
設置され該スリットの通過回数を検出し該中央演算処理
装置に記憶されるタイマー時刻設定用情報信号として出
力する光電式検出部材とをもつタイマー時刻設定部と、 前記検出出力部より出力された時刻信号に基づいて、予
め設定されている前記タイマー時刻とを演算した結果お
よび人為的スイッチ入力により時刻告知指令信号を出力
する中央演算処理装置と、該時刻告知指令信号を受ける
ことによって前記機械的時間表示部に表示された時刻を
拡声器により音声で告知せしめる音声合成装置とをもつ
電気的時刻表示部と、 よりなることを特徴とする光電式音声指針タイマー時報
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1273292U JPH0622993U (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 光電式音声指針タイマー時報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1273292U JPH0622993U (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 光電式音声指針タイマー時報装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622993U true JPH0622993U (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=11813615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1273292U Pending JPH0622993U (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 光電式音声指針タイマー時報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622993U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005233791A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Seiko Epson Corp | 暦表示機能付電子時計及びその制御方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5639479A (en) * | 1979-09-06 | 1981-04-15 | Citizen Watch Co Ltd | Electronic watch equipped with phase detecting system |
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1992
- 1992-03-13 JP JP1273292U patent/JPH0622993U/ja active Pending
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