JPH06229813A - 低温用液面計 - Google Patents
低温用液面計Info
- Publication number
- JPH06229813A JPH06229813A JP4355387A JP35538792A JPH06229813A JP H06229813 A JPH06229813 A JP H06229813A JP 4355387 A JP4355387 A JP 4355387A JP 35538792 A JP35538792 A JP 35538792A JP H06229813 A JPH06229813 A JP H06229813A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- liquid level
- tank
- conduit
- sensor
- Prior art date
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- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
[目的] 低温液体の容器内液面の高さを測定し、容器
充填率の相関的要素として目盛った発光素子ドットグラ
フ表示で前記高さを示す低温液面計の開発。 [構成] 電気的に同軸型コンデンサーを形成する筒状
の容量検針センサーを、低温液体貯蔵タンク内に吊り下
げ固定して、該センサーの中空部にタンク内液面と同じ
高さ位置になるように液体を導入するように構成する。
該センサーの電気容量を計測し且つ計測容量に相関しタ
ンク内液面に比例した量を表わす発光素子によるドット
グラフ表示手段を備えた電気回路装置をタンク外に附設
する。
充填率の相関的要素として目盛った発光素子ドットグラ
フ表示で前記高さを示す低温液面計の開発。 [構成] 電気的に同軸型コンデンサーを形成する筒状
の容量検針センサーを、低温液体貯蔵タンク内に吊り下
げ固定して、該センサーの中空部にタンク内液面と同じ
高さ位置になるように液体を導入するように構成する。
該センサーの電気容量を計測し且つ計測容量に相関しタ
ンク内液面に比例した量を表わす発光素子によるドット
グラフ表示手段を備えた電気回路装置をタンク外に附設
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器中の液体窒素等の
低温液体の充填率に対する相関的要素として液面の高さ
を測定する低温用液面計に関する。
低温液体の充填率に対する相関的要素として液面の高さ
を測定する低温用液面計に関する。
【0002】
【従来の技術】可搬式低温液体貯蔵タンクの液面は、こ
れまで通常、浮子及びバランススプリングと伝達ギヤー
及び指示針などの組合せからなる計器で計測していた。
ところで、このような機械的作動装置、殊に微妙な動き
を必要とする計測装置は、これを取付けた貯蔵タンクが
トラック等の運送手段で搬送され、また、施設の中で移
動されるために、その際の衝撃や強い振動を受け易く、
これにより計測機械の精密作動部分に及ぼされる機械的
ストレスで、このような計器の計測値表示が不正確にな
ることが多く発生していた。
れまで通常、浮子及びバランススプリングと伝達ギヤー
及び指示針などの組合せからなる計器で計測していた。
ところで、このような機械的作動装置、殊に微妙な動き
を必要とする計測装置は、これを取付けた貯蔵タンクが
トラック等の運送手段で搬送され、また、施設の中で移
動されるために、その際の衝撃や強い振動を受け易く、
これにより計測機械の精密作動部分に及ぼされる機械的
ストレスで、このような計器の計測値表示が不正確にな
ることが多く発生していた。
【0003】そして、医療機関あるいは生物研究所など
のような場所でのこの種低温液体の重要な用途では、貯
蔵タンク内の液体残容量を常に正確に知っておくことが
必要で、それが不正確な場合には大変危険であり、人命
にかかわることすらある。また、先端技術産業で用いら
れる場合では、この液体残容量の不適正な計測が経済的
損失をもたらすこともある。
のような場所でのこの種低温液体の重要な用途では、貯
蔵タンク内の液体残容量を常に正確に知っておくことが
必要で、それが不正確な場合には大変危険であり、人命
にかかわることすらある。また、先端技術産業で用いら
れる場合では、この液体残容量の不適正な計測が経済的
損失をもたらすこともある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
計器における機械的可動部分を殆どなくすことにより、
従来の計器が持つ前述の欠陥を解消して、常に精度の高
い計測結果を得ることの出来る計器を開発することであ
り、具体的には貯蔵タンク内の低温液体のガス位相と液
体位相との各誘電率の相違に着目して開発したものであ
る。
計器における機械的可動部分を殆どなくすことにより、
従来の計器が持つ前述の欠陥を解消して、常に精度の高
い計測結果を得ることの出来る計器を開発することであ
り、具体的には貯蔵タンク内の低温液体のガス位相と液
体位相との各誘電率の相違に着目して開発したものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気的に同軸
型コンデンサーを形成する筒状の容量検針センサーを、
低温液体貯蔵タンク内に吊り下げ固定して、該センサー
の中空部にタンク内液面と同じ高さ位置になるように液
体を導入するように構成する一方、該センサーの電気容
量を計測し且つ計測容量に相関しタンク内液面に比例し
た量を表わす発光素子によるドットグラフ表示手段を備
えた電気回路装置をタンク外に附設してなることを特徴
とする。
型コンデンサーを形成する筒状の容量検針センサーを、
低温液体貯蔵タンク内に吊り下げ固定して、該センサー
の中空部にタンク内液面と同じ高さ位置になるように液
体を導入するように構成する一方、該センサーの電気容
量を計測し且つ計測容量に相関しタンク内液面に比例し
た量を表わす発光素子によるドットグラフ表示手段を備
えた電気回路装置をタンク外に附設してなることを特徴
とする。
【0006】そして、前記容量検針センサーが円筒計導
管と該導管の中心に支持された導軸とからなり、該導管
と導軸との間に電気絶縁性のスペーサーを長手向きに間
隔を置いて配置すると共に、該導管の前記スペーサーを
挟んだ両側位置に液体および気体の流通が自由な小孔を
設けることによって、より実用的な装置を得ることが出
来る。また、前記回路装置を収納するケースの一部に複
数個の表示用小窓を開穿し、これ等小窓に向けて表示用
発光ダイオードを夫々配置して有効である。
管と該導管の中心に支持された導軸とからなり、該導管
と導軸との間に電気絶縁性のスペーサーを長手向きに間
隔を置いて配置すると共に、該導管の前記スペーサーを
挟んだ両側位置に液体および気体の流通が自由な小孔を
設けることによって、より実用的な装置を得ることが出
来る。また、前記回路装置を収納するケースの一部に複
数個の表示用小窓を開穿し、これ等小窓に向けて表示用
発光ダイオードを夫々配置して有効である。
【0007】
【作用】低温液体貯蔵タンク内に設置する容量検針セン
サーは、タンク内の液体窒素などの低温液の液面までの
液体を十分に満たすことの出来る浸透性の空気/ガスコ
ンデンサーであって、液体がコンデンサーの中空部を満
たす度合に応じて、その電気容量がガスと液との層にお
ける誘電率の相違によって変化する。この変化を電気的
出力信号として検出し、回路処理によりこれを電気的強
弱に応じた段階的信号となして各段の表示用発光素子を
点灯させるように機能する。
サーは、タンク内の液体窒素などの低温液の液面までの
液体を十分に満たすことの出来る浸透性の空気/ガスコ
ンデンサーであって、液体がコンデンサーの中空部を満
たす度合に応じて、その電気容量がガスと液との層にお
ける誘電率の相違によって変化する。この変化を電気的
出力信号として検出し、回路処理によりこれを電気的強
弱に応じた段階的信号となして各段の表示用発光素子を
点灯させるように機能する。
【0008】そして、円筒形導管の中心にスペーサーに
よって固定された導軸の相違で、同軸形のコンデンサー
が外部からの衝撃振動に耐える強固な構造体として形成
される。この場合に、スペーサの両側の導管位置に開穿
した小孔が、該スペーサーにより区画された導管内の中
空部(エアーギャップ)に液面の高さに応じて逐次注水
又は排水する充填又は出口孔として及びガスのそれとし
て機能し、これによりタンク内液面の高さと同軸コンデ
ンサー内液面の高さとの一致が計られる。回路装置収納
ケースの一部に設けた表示内小窓に、発光素子を夫々配
置することによって、これが点発光による簡便なグラフ
表示として機能する。
よって固定された導軸の相違で、同軸形のコンデンサー
が外部からの衝撃振動に耐える強固な構造体として形成
される。この場合に、スペーサの両側の導管位置に開穿
した小孔が、該スペーサーにより区画された導管内の中
空部(エアーギャップ)に液面の高さに応じて逐次注水
又は排水する充填又は出口孔として及びガスのそれとし
て機能し、これによりタンク内液面の高さと同軸コンデ
ンサー内液面の高さとの一致が計られる。回路装置収納
ケースの一部に設けた表示内小窓に、発光素子を夫々配
置することによって、これが点発光による簡便なグラフ
表示として機能する。
【0009】
【実施例】次に、添附図面を参照して本発明の実施例に
ついて詳述する。図1は低温液体貯蔵タンクに配備した
本発明液面計の一実施例を一部縦断して示す側面図で、
外槽1及び内槽2との断熱二重槽からなる貯蔵タンクに
は、その内部中心位置に同軸コンデンサーからなる容量
検針センサー3が吊り下げた状態で取付け口4に固定し
てあり、該取付け口4の上部外方に後述する電気回路を
内蔵し表示手段を備えた電子装置ケース5を設置してあ
る。その他、6は保圧コイル、7は外槽安全弁を示す。
ついて詳述する。図1は低温液体貯蔵タンクに配備した
本発明液面計の一実施例を一部縦断して示す側面図で、
外槽1及び内槽2との断熱二重槽からなる貯蔵タンクに
は、その内部中心位置に同軸コンデンサーからなる容量
検針センサー3が吊り下げた状態で取付け口4に固定し
てあり、該取付け口4の上部外方に後述する電気回路を
内蔵し表示手段を備えた電子装置ケース5を設置してあ
る。その他、6は保圧コイル、7は外槽安全弁を示す。
【0010】図2は前記同軸コンデンサーからなる容量
検針センサーの一実施例を示す縦断側面図である。この
容量検針センサーは、同軸コンデンサーを形成する内径
Dの円筒形導管8と、該導管8の中心に支持されている
径dの導軸9とから出来ている。また、導管8の長さL
は液体のタンク満杯時の液面の高さ位置と空の時の位置
との差に等しくなる長さになっている。
検針センサーの一実施例を示す縦断側面図である。この
容量検針センサーは、同軸コンデンサーを形成する内径
Dの円筒形導管8と、該導管8の中心に支持されている
径dの導軸9とから出来ている。また、導管8の長さL
は液体のタンク満杯時の液面の高さ位置と空の時の位置
との差に等しくなる長さになっている。
【0011】導軸9は一連のナイロン樹脂製電気絶縁性
のスペーサー10によって導管8の中心部に閉じ込めら
れている。このスペーサー10は導軸9の廻りにぴった
り納まるような内径で作った短い管の形をしていて、外
径は僅かな摩擦力で導管8にすべり込ませることが出来
る程度になっている。コンデンサーの電気容量は導管8
の中止部から導軸9がずれると影響が起きるので、これ
を防止するために、通常使っている際に導軸9が曲がる
ことを防ぐことも考慮して、軸の長方向きに配置される
スペーサー10の数をふやす必要がある。
のスペーサー10によって導管8の中心部に閉じ込めら
れている。このスペーサー10は導軸9の廻りにぴった
り納まるような内径で作った短い管の形をしていて、外
径は僅かな摩擦力で導管8にすべり込ませることが出来
る程度になっている。コンデンサーの電気容量は導管8
の中止部から導軸9がずれると影響が起きるので、これ
を防止するために、通常使っている際に導軸9が曲がる
ことを防ぐことも考慮して、軸の長方向きに配置される
スペーサー10の数をふやす必要がある。
【0012】そして、防錆の為に導管8には非鉄材料を
使うことが望ましく、そこでこの導管8にはアルミニュ
ームを使用する。また、どこにでもある非鉄金属を管軸
材として使う場合には硬さが充分でない。従って充分な
硬さと耐食性を考え導軸9には銅メッキした鉄棒を使う
ことが好ましい。
使うことが望ましく、そこでこの導管8にはアルミニュ
ームを使用する。また、どこにでもある非鉄金属を管軸
材として使う場合には硬さが充分でない。従って充分な
硬さと耐食性を考え導軸9には銅メッキした鉄棒を使う
ことが好ましい。
【0013】導管8の中を液体が自由に上下できるよう
にする為、導管8にスペーサーを挟むようにその真上と
真下に一連の小孔を開けることが必要である。このスペ
ーサー10の真上にある小孔は充填孔11であり、これ
は液量が上昇すると液が該孔11から入り導管内の分量
を満たし、又、液面が下降すると、導管内の分量が該孔
11から流出する。ここでいう導管内の分量とは上下二
つのスペーサー10、導管8及び導軸9で閉じ込められ
る分量のことである。スペーサー10の真下の孔は出口
孔12で、これによって上下二つのスペーサーによって
閉じ込められた液量中のガスが液面の上昇時に逃げ出
し、また液面が下降する際にガスが分量内に入り込むこ
とになる。そして、一番上のスペーサー10はエポキシ
セメントで導軸9および導管8に密着固定されている。
にする為、導管8にスペーサーを挟むようにその真上と
真下に一連の小孔を開けることが必要である。このスペ
ーサー10の真上にある小孔は充填孔11であり、これ
は液量が上昇すると液が該孔11から入り導管内の分量
を満たし、又、液面が下降すると、導管内の分量が該孔
11から流出する。ここでいう導管内の分量とは上下二
つのスペーサー10、導管8及び導軸9で閉じ込められ
る分量のことである。スペーサー10の真下の孔は出口
孔12で、これによって上下二つのスペーサーによって
閉じ込められた液量中のガスが液面の上昇時に逃げ出
し、また液面が下降する際にガスが分量内に入り込むこ
とになる。そして、一番上のスペーサー10はエポキシ
セメントで導軸9および導管8に密着固定されている。
【0014】一番上のスペーサー10が位置するところ
に導管8に雌ネジ溝を切り、これに螺合するビスネジ1
4で締められるようになっている。このビスネジ14で
電子回路とつながる電線13の内の1本を固定し、又、
必要な場合には電線13の緊張を防止する為の保護糸も
固定するようになしてある。そして、電線13の他の1
本は導軸9の先端にハンダ付けしてある。
に導管8に雌ネジ溝を切り、これに螺合するビスネジ1
4で締められるようになっている。このビスネジ14で
電子回路とつながる電線13の内の1本を固定し、又、
必要な場合には電線13の緊張を防止する為の保護糸も
固定するようになしてある。そして、電線13の他の1
本は導軸9の先端にハンダ付けしてある。
【0015】図3は本発明液面計における電子装置での
信号処理の状況を示すブロック図であり、図4にそのた
めの具体的な回路構成を示す。発振器の増幅段として形
成される抵抗R1a〜R1c及びR3、集積回路U1お
よびコンデンサーC5は、浮遊容量または寄生容量の設
計でレイアウトされるもので、その結果、この回路の振
動周波数は主に前段信号源の容量検針センサーからの信
号の値によって決定される。この発振器が選定する構成
要素のレイショーメトリック及び熱対応は熱変動又は電
圧変動に対してオシレイタードリフトを大幅に減少させ
ることが出来る。従って容量検針センサーに関しては作
動周波数は安定しており、かつ繰り返し作動が可能であ
る。周波数分配器としての集積回路U2は前段の発振器
の出力周期を延長させる為に使われ、更に浮遊容量およ
び精密パルス幅発生器のパラシティブ効果を減少させる
為に使用する。
信号処理の状況を示すブロック図であり、図4にそのた
めの具体的な回路構成を示す。発振器の増幅段として形
成される抵抗R1a〜R1c及びR3、集積回路U1お
よびコンデンサーC5は、浮遊容量または寄生容量の設
計でレイアウトされるもので、その結果、この回路の振
動周波数は主に前段信号源の容量検針センサーからの信
号の値によって決定される。この発振器が選定する構成
要素のレイショーメトリック及び熱対応は熱変動又は電
圧変動に対してオシレイタードリフトを大幅に減少させ
ることが出来る。従って容量検針センサーに関しては作
動周波数は安定しており、かつ繰り返し作動が可能であ
る。周波数分配器としての集積回路U2は前段の発振器
の出力周期を延長させる為に使われ、更に浮遊容量およ
び精密パルス幅発生器のパラシティブ効果を減少させる
為に使用する。
【0016】精密パルス幅発生器を形成する抵抗R6及
びR7、コンデンサーC1および集積回路U3bはハリ
ス社製(CD74HC4538)ないしは同等の単安定
マルチバイブレーターに準拠したタイミング基準値を得
る。これは液体窒素容器に液体が半分入っている時、5
0%の反復使用率を出すように目盛をつけてある。電位
差計としての抵抗R6はこれにより通常の生産時に起こ
り得る構成要素の変更補正および目盛調整を行うことが
可能である。
びR7、コンデンサーC1および集積回路U3bはハリ
ス社製(CD74HC4538)ないしは同等の単安定
マルチバイブレーターに準拠したタイミング基準値を得
る。これは液体窒素容器に液体が半分入っている時、5
0%の反復使用率を出すように目盛をつけてある。電位
差計としての抵抗R6はこれにより通常の生産時に起こ
り得る構成要素の変更補正および目盛調整を行うことが
可能である。
【0017】電圧変換器の抵抗R9、コンデンサーC2
および集積回路U4aは、周波数効率を平均化にする為
に選定された低域フィルターである。この結果として得
た平均電圧を基準電圧で割ると50%DUの小エクスカ
ーションの数字で表わされる反復使用率と一致する。
および集積回路U4aは、周波数効率を平均化にする為
に選定された低域フィルターである。この結果として得
た平均電圧を基準電圧で割ると50%DUの小エクスカ
ーションの数字で表わされる反復使用率と一致する。
【0018】感度位取り及びクランピング回路における
抵抗R10乃至R17、ダイオードCR1および集積回
路U4bの増幅器の部分はこの計器の誤差を補正するも
のである。このセクションのレジスター比を計測し多少
とも非直線使用率の伝達関数に対して最適の直線補間を
表示する。統計的には最大の誤差は窒素の液面が25%
と75%の時に起きる。その内、レイショーメトリック
出力クランプである抵抗R13及びR17とダイオード
CR1は少なくとも表示の1セグメントは必ず照明がつ
くことを確保するために機能する。ダイオードCR1は
演算増幅器の帰還ループの範囲内にあるのでその電圧低
下は感度(ゲイン)と回路の位取りにほとんど影響を与
えない。
抵抗R10乃至R17、ダイオードCR1および集積回
路U4bの増幅器の部分はこの計器の誤差を補正するも
のである。このセクションのレジスター比を計測し多少
とも非直線使用率の伝達関数に対して最適の直線補間を
表示する。統計的には最大の誤差は窒素の液面が25%
と75%の時に起きる。その内、レイショーメトリック
出力クランプである抵抗R13及びR17とダイオード
CR1は少なくとも表示の1セグメントは必ず照明がつ
くことを確保するために機能する。ダイオードCR1は
演算増幅器の帰還ループの範囲内にあるのでその電圧低
下は感度(ゲイン)と回路の位取りにほとんど影響を与
えない。
【0019】表示セクションには集積回路U5、発光素
子LED110、抵抗R21およびR18が含まれる。
抵抗R18は発光素子駆動電流を出して、該素子を明る
く点灯させる。表示電動部の集積回路U5には一連の電
圧コンパレーターがあり、又内蔵の基準値と発光素子駆
動出力も含んでいる。この装置に棒グラフ又は点グラフ
を表示するプログラムを組むことが可能であるが、本発
明の実施にあっては電池の寿命を延ばす為に点グラフ表
示を採用した。
子LED110、抵抗R21およびR18が含まれる。
抵抗R18は発光素子駆動電流を出して、該素子を明る
く点灯させる。表示電動部の集積回路U5には一連の電
圧コンパレーターがあり、又内蔵の基準値と発光素子駆
動出力も含んでいる。この装置に棒グラフ又は点グラフ
を表示するプログラムを組むことが可能であるが、本発
明の実施にあっては電池の寿命を延ばす為に点グラフ表
示を採用した。
【0020】電圧調整器を構成するトランジスタQ1、
Q2、抵抗R19、R20およびコンデンサーC4はこ
の計量器の為に安定した電圧基準値を得るための低ドロ
ップアウト調整器として設定されている。絶対正確の要
求条件はレイショーメトリックの設計概念の応用で最低
に押えてある。
Q2、抵抗R19、R20およびコンデンサーC4はこ
の計量器の為に安定した電圧基準値を得るための低ドロ
ップアウト調整器として設定されている。絶対正確の要
求条件はレイショーメトリックの設計概念の応用で最低
に押えてある。
【0021】バッテリー適正表示回路には抵抗R22乃
至R24、トランジスタQ3およびダイオードCR3が
組込まれている。トランジスタQ3はバッテリー電圧の
計測部分と発光素子表示、ダイオードCR3の限界電圧
を比較する電圧コンパレーターとして使用される。バッ
テリーの寿命が切れる設定値は約5ボルトである。トラ
ンジスタQ3はコンパレーターとして使用するので、有
限感度はバッテリーの寿命が近づくにつれ発光素子表示
の光が徐々に薄くなる。これにより問題が起きている事
が判り、能力低下したバッテリーを交換する目安とな
る。バッテリーの逆極接続が偶発的に起きるのを防ぐ
為、ダイオードCR2がバッテリーに並列に回路接続し
てある。
至R24、トランジスタQ3およびダイオードCR3が
組込まれている。トランジスタQ3はバッテリー電圧の
計測部分と発光素子表示、ダイオードCR3の限界電圧
を比較する電圧コンパレーターとして使用される。バッ
テリーの寿命が切れる設定値は約5ボルトである。トラ
ンジスタQ3はコンパレーターとして使用するので、有
限感度はバッテリーの寿命が近づくにつれ発光素子表示
の光が徐々に薄くなる。これにより問題が起きている事
が判り、能力低下したバッテリーを交換する目安とな
る。バッテリーの逆極接続が偶発的に起きるのを防ぐ
為、ダイオードCR2がバッテリーに並列に回路接続し
てある。
【0022】図5は本発明液面計における電子装置ケー
スの一例を示す側面図である。電子装置ケースは二つの
主要部分で出来ている。すなわち、アルミダイキャスト
ケース18に発光素子読み取り用として10段階の小穴
15が開穿してあり、また別の小穴16が電池表示用と
して設けてある。そのケース18には取り外しが出来る
蓋が有り、ケース18の本体にネジ締めで止めてある。
また、耐食性金属継手19の片方の先端にねじ部17が
有り、前述の貯蔵タンク取付け口4に取りつくようにな
っている。又もう一方の端はケース18に取りつき、継
手19の軸回りに約300度廻るようになっている。
スの一例を示す側面図である。電子装置ケースは二つの
主要部分で出来ている。すなわち、アルミダイキャスト
ケース18に発光素子読み取り用として10段階の小穴
15が開穿してあり、また別の小穴16が電池表示用と
して設けてある。そのケース18には取り外しが出来る
蓋が有り、ケース18の本体にネジ締めで止めてある。
また、耐食性金属継手19の片方の先端にねじ部17が
有り、前述の貯蔵タンク取付け口4に取りつくようにな
っている。又もう一方の端はケース18に取りつき、継
手19の軸回りに約300度廻るようになっている。
【0023】この電子回路はプリント回路基板の上に装
着されている。基板についている発光素子LED110
及びCR3は全部ケースのそれぞれの小穴15及び16
に合った位置にある。基板をケースの中に納め、発光素
子がそれぞれの小穴15及び16と一致することを確認
してから、基板を接着剤で留めてある。ケースの底面に
は巾a(図示せず)、深さb(図示せず)の切込みがあ
りaの巾で開口部になっている。
着されている。基板についている発光素子LED110
及びCR3は全部ケースのそれぞれの小穴15及び16
に合った位置にある。基板をケースの中に納め、発光素
子がそれぞれの小穴15及び16と一致することを確認
してから、基板を接着剤で留めてある。ケースの底面に
は巾a(図示せず)、深さb(図示せず)の切込みがあ
りaの巾で開口部になっている。
【0024】その他、この継手19は図6に示すような
構成上の特徴がある。すなわち、径c、高さdの円柱軸
受けの円柱面にピンが最上方のところに打ち込んであ
る。軸受け面と大きい円柱、径gの平らな面の境目に溝
があり、溝の底が径fの円柱を規定している。径gの円
柱が容器の上に乗るケースを保持し、電源スイッチを入
れる十分な余裕を持たせている。円柱の両側に平行に平
らな面を加工してあり、継手を廻す為にレンチを使って
もよいようになっている。この円柱の底面にOリングを
はめて貯蔵タンクを気密風閉する。継手19の最末端に
は容器の入口ねじ山と合うネジを切ってある。継手19
の軸に沿ってその真直に穴を開けてある。
構成上の特徴がある。すなわち、径c、高さdの円柱軸
受けの円柱面にピンが最上方のところに打ち込んであ
る。軸受け面と大きい円柱、径gの平らな面の境目に溝
があり、溝の底が径fの円柱を規定している。径gの円
柱が容器の上に乗るケースを保持し、電源スイッチを入
れる十分な余裕を持たせている。円柱の両側に平行に平
らな面を加工してあり、継手を廻す為にレンチを使って
もよいようになっている。この円柱の底面にOリングを
はめて貯蔵タンクを気密風閉する。継手19の最末端に
は容器の入口ねじ山と合うネジを切ってある。継手19
の軸に沿ってその真直に穴を開けてある。
【0025】組立にはa巾の切込に継手19を挿入し、
巾eの溝をケースの底面にかみ合わせる。円柱径fはa
より数千分の1吋小さ目であるので、これを自由に廻す
ことが出来る。薄いゴムワッシャーを径fの部分の廻り
にかぶせ径gの部分とケースの外側の間に入れる。eの
寸法はケースの肉厚とゴムワッシャーの厚みが加わった
ものであり、これによって組み立ての締まり嵌めがケー
ス18をしっかりと保持し、かつ水分に対してこの切込
みを密封する事が出来る。勿論その後に、ケース18は
継手19の軸の廻りを廻ることにならねばならない。
巾eの溝をケースの底面にかみ合わせる。円柱径fはa
より数千分の1吋小さ目であるので、これを自由に廻す
ことが出来る。薄いゴムワッシャーを径fの部分の廻り
にかぶせ径gの部分とケースの外側の間に入れる。eの
寸法はケースの肉厚とゴムワッシャーの厚みが加わった
ものであり、これによって組み立ての締まり嵌めがケー
ス18をしっかりと保持し、かつ水分に対してこの切込
みを密封する事が出来る。勿論その後に、ケース18は
継手19の軸の廻りを廻ることにならねばならない。
【0026】ケース18の蓋をケースに取り付ける際、
蓋の内面のふちが径cの軸受面にピンhの下で接触する
ことになる。ピンhの長さは、先端が蓋の反対側の底板
に接するが蓋には接触しない。従ってケース18は約3
00度継手の軸を中心として回転することになる。この
ピンhの目的は300度以上ケースが廻ることを防ぐも
のであり、配線のよじれや切断を防止することにある。
蓋の内面のふちが径cの軸受面にピンhの下で接触する
ことになる。ピンhの長さは、先端が蓋の反対側の底板
に接するが蓋には接触しない。従ってケース18は約3
00度継手の軸を中心として回転することになる。この
ピンhの目的は300度以上ケースが廻ることを防ぐも
のであり、配線のよじれや切断を防止することにある。
【0027】電気信号を継手19を通して伝える為に、
一対のエナメル絶縁銅単線13が継手の中心穴を通って
おり、この穴をエポキシセメントで密封してある。テフ
ロン被覆絶縁したより線が導軸9の下端にハンダづけさ
れ、前述の容量検針センサーにつながり、また、より線
は単線の上端にハンダづけされ電子部分と接続されて、
前述の電子装置の機能動作が行なわれるように回路を接
続する。
一対のエナメル絶縁銅単線13が継手の中心穴を通って
おり、この穴をエポキシセメントで密封してある。テフ
ロン被覆絶縁したより線が導軸9の下端にハンダづけさ
れ、前述の容量検針センサーにつながり、また、より線
は単線の上端にハンダづけされ電子部分と接続されて、
前述の電子装置の機能動作が行なわれるように回路を接
続する。
【0028】
【発明の効果】このように、本発明液面計は、低温液体
の容器内ガス位相と液位相との誘電率の相違に基き、容
器内の液量に比例した電気的信号として検知し、これを
発光素子の点灯によるグラフ表示するように構成したの
で、先ず、機構作動部に機械的な稼動部分をほとんど用
いておらず、これによる従来計器における諸欠陥を一挙
に解決することが出来ると共に、本発明液面計は小嵩軽
量にして容器への一体取付けが容易であるなど、その効
果が実用に供して極めて大なるものである。
の容器内ガス位相と液位相との誘電率の相違に基き、容
器内の液量に比例した電気的信号として検知し、これを
発光素子の点灯によるグラフ表示するように構成したの
で、先ず、機構作動部に機械的な稼動部分をほとんど用
いておらず、これによる従来計器における諸欠陥を一挙
に解決することが出来ると共に、本発明液面計は小嵩軽
量にして容器への一体取付けが容易であるなど、その効
果が実用に供して極めて大なるものである。
【図1】本発明液面計を装着した低温液体容器を一部縦
断して示す構成図である。
断して示す構成図である。
【図2】本発明液面計における容量検針センサーの一実
施例を示す縦断側面図である。
施例を示す縦断側面図である。
【図3】本発明液面計における電子装置の信号処理の過
程を示すブロック図である。
程を示すブロック図である。
【図4】本発明液面計における電子装置の一実施例を示
す回路図である。
す回路図である。
【図5】本発明液面計における電子装置ケースの一例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図6】本発明液面計における電子装置ケースの継手部
を拡大して示す正面図である。
を拡大して示す正面図である。
1 外槽 2 内槽 3 容量検針センサー 4 取付け口 5 電子装置ケース 6 保圧コイル 8 円筒形導管 9 管軸 10 セパレータ 11 充填孔 12 出口孔 15、16 小穴 18 アルミダイキャストケース 19 継手 R1乃至R24 抵抗 C1乃至C5 コンデンサー U1乃至U5 集積回路 Q1乃至Q3 トランジスター LED110及びCR3 発光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフリー エス.レビン アメリカ合衆国 02173 マサチュセッツ 州 レキシントン,ターニング ミル ロ ード 59 (72)発明者 ジェイムス エイ.カロン アメリカ合衆国 02155 マサチュセッツ 州 メッドフォード,コート ストリート 48
Claims (3)
- 【請求項1】 電気的に同軸型コンデンサーを形成する
筒状の容量検針センサーを、低温液体貯蔵タンク内に吊
り下げ固定して、該センサーの中空部にタンク内液面と
同じ高さ位置になるように液体を導入するよう構成する
一方、該センサーの電気容量を計測し且つ計測容量に相
関しタンク内液面に比例した量を表わす発光素子による
ドットグラフ表示手段を備えた電気回路装置をタンク外
に附設してなることを特徴とする低温用液面計 - 【請求項2】 前記容量検針センサーが円筒計導管と該
導管の中心に支持された導軸とからなり、該導管と導軸
との間に電気絶縁性のスペーサーを長手向きに間隔を置
いて配置すると共に、該導管の前記スペーサーを挟んだ
両側位置に液体および気体の流通が自由な小孔を設けて
なる請求項1記載の低温用液面計 - 【請求項3】 前記回路装置を収納するケースの一部に
複数個の表示用小窓を開穿し、これ等小窓に向けて表示
用発光素子を夫々配置してなる請求項1記載の低温用液
面計
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4355387A JPH06229813A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 低温用液面計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4355387A JPH06229813A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 低温用液面計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06229813A true JPH06229813A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=18443642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4355387A Pending JPH06229813A (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 低温用液面計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06229813A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GR1007305B (el) * | 2009-12-15 | 2011-06-08 | Γεωργιος Ευσταθιου Δουσοπουλος | Αισθητηρας ευρεσης της σταθμης σε δεξαμενες καυσιμων (πετρελαιου ή και βενζινης) χωρις να χρησιμοποιει κινουμενα μερη |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP4355387A patent/JPH06229813A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GR1007305B (el) * | 2009-12-15 | 2011-06-08 | Γεωργιος Ευσταθιου Δουσοπουλος | Αισθητηρας ευρεσης της σταθμης σε δεξαμενες καυσιμων (πετρελαιου ή και βενζινης) χωρις να χρησιμοποιει κινουμενα μερη |
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