JPH06229225A - ディーゼルパティキュレートフィルタ - Google Patents
ディーゼルパティキュレートフィルタInfo
- Publication number
- JPH06229225A JPH06229225A JP5039509A JP3950993A JPH06229225A JP H06229225 A JPH06229225 A JP H06229225A JP 5039509 A JP5039509 A JP 5039509A JP 3950993 A JP3950993 A JP 3950993A JP H06229225 A JPH06229225 A JP H06229225A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- particulate filter
- heating wire
- diesel particulate
- filter
- heater wires
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】下流を閉じた多孔質のフィルタ管に捕集された
堆積物を、管に通線した電熱線を並列接続することによ
り焼却効率を向上させてスクリーニングを実施する。 【構成】複数本の多孔質のセラミックス管21の出口を
栓23にて閉じ、間隙をあけて束ね遮熱材25により覆
ってパティキュレートフィルタ1のケース12に収納
し、間隙の上流方向はスペーサ24により閉鎖する。そ
して各セラミックス管21には正の温度係数の電熱線2
2をそれぞれ通線して並列接続し、制御器3やブリッジ
回路を介して電熱線22のそれぞれに通電し、正の温度
係数の特性を利用して発熱した電熱線により効率よく堆
積物を焼却する。
堆積物を、管に通線した電熱線を並列接続することによ
り焼却効率を向上させてスクリーニングを実施する。 【構成】複数本の多孔質のセラミックス管21の出口を
栓23にて閉じ、間隙をあけて束ね遮熱材25により覆
ってパティキュレートフィルタ1のケース12に収納
し、間隙の上流方向はスペーサ24により閉鎖する。そ
して各セラミックス管21には正の温度係数の電熱線2
2をそれぞれ通線して並列接続し、制御器3やブリッジ
回路を介して電熱線22のそれぞれに通電し、正の温度
係数の特性を利用して発熱した電熱線により効率よく堆
積物を焼却する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼルエンジンの排
ガスに含まれるパティキュレートを捕集して焼却するデ
ィーゼルパティキュレートフィルタに関する。
ガスに含まれるパティキュレートを捕集して焼却するデ
ィーゼルパティキュレートフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンは高温に圧縮された
空気中に燃料が噴射されて燃焼されるヘトロジニアス燃
焼のため、COとHCの排出が少ない反面、NOxとパ
ティキュレートの排出量が多く、これらの低減が問題と
なっている。このため排気ガス中のパティキュレートを
捕集するパティキュレートフィルタが開発されている。
空気中に燃料が噴射されて燃焼されるヘトロジニアス燃
焼のため、COとHCの排出が少ない反面、NOxとパ
ティキュレートの排出量が多く、これらの低減が問題と
なっている。このため排気ガス中のパティキュレートを
捕集するパティキュレートフィルタが開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のパティキュレ
ートフィルタでは多孔性のフィルタ素材に排気ガスを導
いてパティキュレートを捕集し、焼却処理を行ってスク
リーニングを行うが、パティキュレートの着火温度が約
600°Cと高いため、通常の運転条件では自然に焼却
処理できず、強制的に着火させて焼却し、清浄化を図る
処理が必要である。
ートフィルタでは多孔性のフィルタ素材に排気ガスを導
いてパティキュレートを捕集し、焼却処理を行ってスク
リーニングを行うが、パティキュレートの着火温度が約
600°Cと高いため、通常の運転条件では自然に焼却
処理できず、強制的に着火させて焼却し、清浄化を図る
処理が必要である。
【0004】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的はフィルタにて捕集したパティキ
ュレートを電熱により効率よく燃焼させてスクリーニン
グを実施しようとするディーゼルパティキュレートフィ
ルタを提供することにある。
ものであり、その目的はフィルタにて捕集したパティキ
ュレートを電熱により効率よく燃焼させてスクリーニン
グを実施しようとするディーゼルパティキュレートフィ
ルタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、下流方向を閉鎖した複数本の多孔
質のフィルタ管にディーゼルエンジンの排気ガスを導
き、そのパティキュレートを捕集して電熱により焼却す
るディーゼルパティキュレートフィルタにおいて、前記
のそれぞれのフィルタ管内の排気流路に通線した正の抵
抗温度係数を有する電熱線と、これらの電熱線を並列接
続に結線して通電する通電制御手段とを備えたディーゼ
ルパティキュレートフィルタが提供される。
めに本発明によれば、下流方向を閉鎖した複数本の多孔
質のフィルタ管にディーゼルエンジンの排気ガスを導
き、そのパティキュレートを捕集して電熱により焼却す
るディーゼルパティキュレートフィルタにおいて、前記
のそれぞれのフィルタ管内の排気流路に通線した正の抵
抗温度係数を有する電熱線と、これらの電熱線を並列接
続に結線して通電する通電制御手段とを備えたディーゼ
ルパティキュレートフィルタが提供される。
【0006】
【作用】下流を閉じた複数のフィルタ管のそれぞれに正
の温度係数を備えた電熱線を通線するとともに、これら
を並列接続して通電するので、該通電にて加熱された電
熱線により着火した堆積物の燃焼熱のため、電熱線の温
度が上昇し高抵抗となって電流を制限する一方、未燃焼
部分の電熱線は温度が低くて抵抗値が低く、大電流が通
ずるために急激に加熱された未燃焼の堆積物が着火する
ことになる。
の温度係数を備えた電熱線を通線するとともに、これら
を並列接続して通電するので、該通電にて加熱された電
熱線により着火した堆積物の燃焼熱のため、電熱線の温
度が上昇し高抵抗となって電流を制限する一方、未燃焼
部分の電熱線は温度が低くて抵抗値が低く、大電流が通
ずるために急激に加熱された未燃焼の堆積物が着火する
ことになる。
【0007】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0008】図1は本発明にかかるディーゼルパティキ
ュレートフィルタの一実施例を示す説明図であり、同図
において1はパティキュレートフィルタ(フィルタ)
で、絞られた入口部のフランジ11がエンジンの排気流
路に接続されて排気ガスを導き、ケース12の内部に収
納したフィルタブロック2によりパティキュレートを捕
集し、焼却したガスを出口13から排出するものであ
る。
ュレートフィルタの一実施例を示す説明図であり、同図
において1はパティキュレートフィルタ(フィルタ)
で、絞られた入口部のフランジ11がエンジンの排気流
路に接続されて排気ガスを導き、ケース12の内部に収
納したフィルタブロック2によりパティキュレートを捕
集し、焼却したガスを出口13から排出するものであ
る。
【0009】フィルタブロック2は例えばアルミナやコ
ージェライトを主原料とした多孔質のフィルタ管となる
セラミックス管21を間隔を隔てて束ねたもので、各セ
ラミックス管21はその上流方向が開口されて下流の出
口には栓23が施され、さらに管内には正の抵抗温度係
数を有する電熱線22が通線されており、これらの電熱
線22は並列接続に結線されて纏めた端子A,Bが外部
に引出されている。なお、電熱線22の耐酸化性の向上
のため、例えばジルコニアなどのコーティングが外面に
施されている。そして隣接する相互のセラミックス管2
1の間隙の上流はスペーサ24により閉鎖され、下流は
開放されているため、それぞれのセラミックス管21に
導かれた排気ガスの気体成分は多孔質の管壁を通過して
前記の間隙を通じて出口方向に流出するが、パティキュ
レートはセラミックスの管璧に捕集されるように構成さ
れている。なお、セラミックス管21を束ねたフィルタ
ブロック2の外周は遮熱材25により被覆されてケース
12に収納されている。
ージェライトを主原料とした多孔質のフィルタ管となる
セラミックス管21を間隔を隔てて束ねたもので、各セ
ラミックス管21はその上流方向が開口されて下流の出
口には栓23が施され、さらに管内には正の抵抗温度係
数を有する電熱線22が通線されており、これらの電熱
線22は並列接続に結線されて纏めた端子A,Bが外部
に引出されている。なお、電熱線22の耐酸化性の向上
のため、例えばジルコニアなどのコーティングが外面に
施されている。そして隣接する相互のセラミックス管2
1の間隙の上流はスペーサ24により閉鎖され、下流は
開放されているため、それぞれのセラミックス管21に
導かれた排気ガスの気体成分は多孔質の管壁を通過して
前記の間隙を通じて出口方向に流出するが、パティキュ
レートはセラミックスの管璧に捕集されるように構成さ
れている。なお、セラミックス管21を束ねたフィルタ
ブロック2の外周は遮熱材25により被覆されてケース
12に収納されている。
【0010】つぎに、R1 ,R2 およびR3 はそれぞれ
所定の抵抗値を備えた抵抗器で、前記の並列接続の電熱
線22とともに、ホイートストン・ブリッジのそれぞれ
一辺となるものである。そして、抵抗R1 とR2 の接続
点Cと端子Aからは、比較器31やリレー32を備えた
制御器3にリード線が接続されており、該比較器3の作
動によりバッテリ4からは小抵抗値のR3 を介して並列
接続の電熱線22の回路の端子A,B間に所定の電圧が
印加されるように構成されている。
所定の抵抗値を備えた抵抗器で、前記の並列接続の電熱
線22とともに、ホイートストン・ブリッジのそれぞれ
一辺となるものである。そして、抵抗R1 とR2 の接続
点Cと端子Aからは、比較器31やリレー32を備えた
制御器3にリード線が接続されており、該比較器3の作
動によりバッテリ4からは小抵抗値のR3 を介して並列
接続の電熱線22の回路の端子A,B間に所定の電圧が
印加されるように構成されている。
【0011】つぎにこのように構成された本実施例の作
動を説明すると、各セラミックス管21にエンジンから
の排気ガスが導かれ、捕集されたパティキュレートの焼
却に際してバッテリ4から並列接続の電熱線22の回路
に通電が行われると、それぞれの電熱線22は発熱して
堆積物を加熱しカーボンを燃焼させるが、燃焼の良好な
セラミックス管は燃焼熱により高温度となり、このため
正の温度係数を備えた電熱線の抵抗値は上昇して通過電
流を減少させる。
動を説明すると、各セラミックス管21にエンジンから
の排気ガスが導かれ、捕集されたパティキュレートの焼
却に際してバッテリ4から並列接続の電熱線22の回路
に通電が行われると、それぞれの電熱線22は発熱して
堆積物を加熱しカーボンを燃焼させるが、燃焼の良好な
セラミックス管は燃焼熱により高温度となり、このため
正の温度係数を備えた電熱線の抵抗値は上昇して通過電
流を減少させる。
【0012】一方、燃焼が開始されない部分の電熱線は
温度が低いため抵抗値が低くて大電流となり、高温度に
なって堆積物に着火し、焼却処理が行えて均一に堆積物
の清浄化が実施される。
温度が低いため抵抗値が低くて大電流となり、高温度に
なって堆積物に着火し、焼却処理が行えて均一に堆積物
の清浄化が実施される。
【0013】以上、本発明を上述の実施例によって説明
したが、本発明の主旨の範囲内で、例えばセラミックス
管内に配置した電熱線をアルミナ磁器の筒に挿入して耐
久性を向上させるように種々の変形が可能であり、これ
らの変形を本発明の範囲から排除するものではない。
したが、本発明の主旨の範囲内で、例えばセラミックス
管内に配置した電熱線をアルミナ磁器の筒に挿入して耐
久性を向上させるように種々の変形が可能であり、これ
らの変形を本発明の範囲から排除するものではない。
【0014】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明にれば、パ
ティキュレートを捕集する複数のセラミックス管に正の
温度係数を有する電熱線をそれぞれ通線し、これらを並
列接続に結線したので、パティキュレートの焼却に際し
て通電時には、加熱した電熱線により着火した堆積物の
燃焼熱にて電熱線の温度が更に上昇すると、その抵抗値
が増大して電流を制限することになり、一方、燃焼が開
始されない部分の電熱線は温度が低いため抵抗値が低く
て大電流が通じ、高温度となって未燃焼の堆積物に着火
して効率よく燃焼させ、このため各部の捕集された堆積
物は万遍なく焼却処理されてフィルタのスクリーニング
が効率よく実施される効果がある。
ティキュレートを捕集する複数のセラミックス管に正の
温度係数を有する電熱線をそれぞれ通線し、これらを並
列接続に結線したので、パティキュレートの焼却に際し
て通電時には、加熱した電熱線により着火した堆積物の
燃焼熱にて電熱線の温度が更に上昇すると、その抵抗値
が増大して電流を制限することになり、一方、燃焼が開
始されない部分の電熱線は温度が低いため抵抗値が低く
て大電流が通じ、高温度となって未燃焼の堆積物に着火
して効率よく燃焼させ、このため各部の捕集された堆積
物は万遍なく焼却処理されてフィルタのスクリーニング
が効率よく実施される効果がある。
【図1】本発明にかかるディーゼルパティキュレートフ
ィルタの一実施例を示す説明図である。
ィルタの一実施例を示す説明図である。
1…パティキュレートフィルタ 2…フィルタブロック 3…制御器 21…セラミックス管 22…電熱線 23…栓 31…比較器
Claims (2)
- 【請求項1】下流方向を閉鎖した複数本の多孔質のフィ
ルタ管にディーゼルエンジンの排気ガスを導き、そのパ
ティキュレートを捕集して電熱により焼却するディーゼ
ルパティキュレートフィルタにおいて、前記のそれぞれ
のフィルタ管内の排気流路に通線した正の抵抗温度係数
を有する電熱線と、これらの電熱線を並列接続に結線し
て通電する通電制御手段とを備えたことを特徴とするデ
ィーゼルパティキュレートフィルタ。 - 【請求項2】前記のフィルタ管に通線した電熱線はその
外面の耐酸化性を強化せしめたことを特徴とする請求項
1記載のディーゼルパテキュレートフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5039509A JPH06229225A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | ディーゼルパティキュレートフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5039509A JPH06229225A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | ディーゼルパティキュレートフィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06229225A true JPH06229225A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=12555016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5039509A Pending JPH06229225A (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | ディーゼルパティキュレートフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06229225A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010048112A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | Isuzu Motors Ltd | 排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化方法 |
-
1993
- 1993-02-03 JP JP5039509A patent/JPH06229225A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010048112A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | Isuzu Motors Ltd | 排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化方法 |
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