JPH06228495A - クロレンド酸無水物半エステル - Google Patents

クロレンド酸無水物半エステル

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JPH06228495A
JPH06228495A JP20074493A JP20074493A JPH06228495A JP H06228495 A JPH06228495 A JP H06228495A JP 20074493 A JP20074493 A JP 20074493A JP 20074493 A JP20074493 A JP 20074493A JP H06228495 A JPH06228495 A JP H06228495A
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ester
unsaturated monomer
methacrylate
chlorendic
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Roy C Williams
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/08Epoxidation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L63/00Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐紫外線性塗料を提供すること。 【構成】 多官能性脂肪族エポキシドを含むオリゴマー
と、a)13乃至58重量%のヒドロキシ低級アルキル
アクリレートの半エステル;b)5乃至56重量%の
a)と共重合しうる追加の不飽和モノマーの半エステ
ル;及びc)30乃至60重量%のクロレンド酸無水物
の半エステルの反応生成物であって、a)及びb)を共
重合させてプレポリマーを形成し、次いでc)をプレポ
リマーのヒドロキシ側基と反応させた反応生成物を含む
クロレンド酸半エステル官能性アクリルポリマーとを反
応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2種類の液体成分を混
合した後反応させ、塗布される物体に塗布することによ
り形成した保護塗料に関する。特に本発明は、多カルボ
ン酸官能性成分ポリマー及び多エポキシ官能性第二成分
ポリマーから形成されたそのようなフィルムに関する。
更に特に本発明は、反応体エポキシオリゴマーがUV光
に対して安定ではないビスフェノールAのジグリシジル
エーテル又は同様な成分から形成されないで、エポキシ
化大豆油又は 3′,4′- エポキシシクロヘキシルメチル
3,4- エポキシシクロヘキサンカルボキシレートのよう
な脂肪族又は環状脂肪族組成物のエポキシ官能性ポリマ
ー又はオリゴマーから形成されているエポキシ官能性
(含オキシラン環)反応体の反応により形成されたフィ
ルムに関する。そのような脂肪族エポキシドは、芳香族
エポキシドを硬化するのに使用するアミン官能性成分と
反応させた場合には、反応がゆっくりで光に対する安定
性の低いフィルムが得られてしまう。従って、酸官能性
オリゴマー又はポリマーが、これらのエポキシドを用い
た光(UV)安定塗料を提供するその他の成分としてし
ばしば好ましい。酸官能性オリゴマー−脂肪族エポキシ
官能性オリゴマー架橋二成分系の欠点の一は、室温にお
ける反応が非常にゆっくりであるため、容易には加熱で
きない物体、例えば大きかったり熱過敏性であったりす
る物体の塗料として使用するのは困難であるということ
である。そのような物体の塗料はしばしば強い日光に暴
露される。従って、塗料の性能を満たすには耐紫外線性
が良好でなければならない。
【0002】
【従来の技術】例えばボウラー(Boller)による米国特許
第3,218,274号に記載されているように、二成
分組成物が強酸(クロレンド酸)と迅速に反応すること
は公知である。ボウラーの特許に記載されているような
化合物はアクリル型ポリマーに関連する望ましい性質を
有していない。米国特許第4,065,368号には、
クロレンド酸無水物とヒマシ油とを反応させ、次いでア
クリルモノマーと反応させることにより形成されたクロ
レンド酸無水物半エステルが記載されている。そのよう
な化合物は本発明により要求されるような耐UV性がな
く、実際にUV硬化性をもたらすには意図的にUV過敏
材料を混合する。更に、この反応工程の順序では、本発
明による望ましい化合物とは全く異なる化合物を生ず
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、強い有機酸で
あるクロレンド酸をある種のアクリルオリゴマーの側鎖
と反応させると、その後の架橋反応中に形成されるクロ
レンド酸半エステルエポキシ結合を、塗料をUV光に暴
露した場合に通常これらの結合に関して予期される分解
からアクリルオリゴマーが保護するという予期せぬ発見
に関する。本発明のアクリルオリゴマー又はポリマー
は、例えばヒドロキシプロピルメタクリレートとその他
のアクリルモノマーとの共重合より形成されるヒドロキ
シル官能性側基を有するアクリルコポリマーをクロレン
ド酸無水物と反応させて酸官能性半エステルポリマーを
形成することにより調製される。多官能性脂肪族エポキ
シド含有オリゴマーと、a)13乃至58重量%のヒド
ロキシ低級アルキルアクリレートの半エステル;b)5
乃至56重量%のa)と共重合しうる追加の不飽和モノ
マーの半エステル;及びc)30乃至60重量%のクロ
レンド酸無水物の半エステルの反応生成物であって、
a)及びb)を共重合させてプレポリマーを形成し、次
いでc)をプレポリマーのヒドロキシ側基と反応させた
反応生成物を含むクロレンド酸半エステル官能性アクリ
ルポリマーとの反応生成物を含む耐紫外線性アクリルポ
リマーが提供される。本発明は又クロレンド酸半エステ
ル、半エステルを含む塗料及びその製法も含む。
【0004】本発明のポリマーは、3種以上のモノマー
の重合により調製される。第一のモノマーは、ポリマー
の約13乃至58重量%のヒドロキシアルキルアクリレ
ート又はメタクリレートである。これらのアクリレート
又はメタクリレートには、例えばヒドロキシエチルアク
リレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキ
シプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリ
レート、2-ヒドロキシブチルアクリレート等が含まれ
る。これらのなかでは、ヒドロキシエチルメタクリレー
トがクロレンド酸と比較的完全に反応するので好まし
い。本明細書において使用されている“ヒドロキシアル
キルアクリレート”という用語にはヒドロキシアルキル
メタクリレートも含まれる。これに関連して、“アルキ
ル”という用語は、5個以下の炭素原子の低級アルキル
を意味する。
【0005】本発明のポリマーの調製に使用する第二の
モノマーは、その他の成分と共重合しうる1種以上のエ
チレン性不飽和モノマーである。第二のモノマー、すな
わち追加のモノマーは通常ビニル不飽和化合物である。
“ビニル不飽和”という用語には、アクリレート及びメ
タクリレートが含まれるが、これらの化合物に限定され
るわけではない。通常数%を越えない、例えば5%未満
のビニル不飽和モノマーはハロゲン化モノマーである。
モノマー成分はモノマー混合物の約5乃至56重量%存
在する。そのようなモノマーには、例えばメチルメタク
リレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレー
ト、ラウリルアクリレート、ラウリルメタクリレート、
2-エチルヘキシルアクリレート、イソブチルアクリレー
ト、スチレン、ビニルトルエン、アクリロニトリル等が
含まれる。このようなモノマー、例えば、メチルメタク
リレート及びアクリロニトリル等の混合物も使用するこ
とができる。メチルメタクリレート及びブチルアクリレ
ートの混合物が比較的経済的であることが見いだされ
た。第三の成分は、30乃至60%のクロレンド酸無水
物である。クロレンド酸無水物の総含量がポリマーの3
0%以上であれば、その他の環状無水物も含まれる。
【0006】最初の2種のモノマー成分の共重合は、不
活性溶剤中ペルオキシド又はアゾ型のラジカル開始剤の
存在下で実施しうる。使用しうる典型的な溶剤には、エ
ーテル、プロピレングリコールメチルエーテルアセテー
トのようなグリコールエーテルアセテート、及びメチル
アミルケトンのようなケトンが含まれる。使用しうる開
始剤には、例えばアゾビス(2-メチルプロパンニトリ
ル)、アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)、ジ
クミルペルオキシド、ジ-t- ブチルペルオキシド、及び
エチル-3,3- ジ(t- アミルペルオキシ) ブチレートが含
まれる。還流下の重合温度は、好ましくは135乃至1
50℃である。
【0007】この反応のために選択される強い環状カル
ボン酸無水物はクロレンド酸無水物であるが、これらの
半エステル官能性アクリルオリゴマーにその他の影響を
及ぼすために少量のその他の無水物を使用しうる。無水
物は約30乃至60重量%存在する。典型的には、反応
は無水物及びヒドロキシル官能性アクリルポリマーを、
無水物基対ヒドロキシル基のモル比が約1:1乃至1:
2、通常約1:1.3で混合することにより実施する。
80乃至150℃以上の半エステル化温度を使用しう
る。比較的低温においては、半エステルの一部として形
成されたカルボン酸基は感知しうるほどはヒドロキシル
基と反応しない。従って、このカルボキシルはヒドロキ
シルに関して未反応無水物の開環半エステル反応と競争
することもないし、その他のアクリル連鎖上のヒドロキ
シルと反応してポリマー鎖を架橋することもない。
【0008】比較的低温で反応を実施した場合には、反
応はずっとゆっくりであり、エステル化触媒を使用する
ことが有用な場合もあるが、必ずしも有用ではない。有
用な触媒は、トリエチルアミン又はベンジルジメチルア
ミンのような第三アミンから成る群から選択しうるが、
存在する場合には無水物の重量に対して約0.5乃至約
1.0%である。一般的には、反応は、装填した無水物
の半エステルへの転化率が85%以上、好ましくは95
%進行する。半エステルの形成の完了後、無水物とは反
応するが、塗料性能及び安定性に望ましいアルコール又
はグリコールエーテルのような追加の溶剤を添加しう
る。
【0009】本発明は、多官能性脂肪族エポキシド含有
ポリマーの硬化剤としてアクリル−クロレンド半エステ
ルを使用することに関する。使用される好ましいエポキ
シドには、大豆油及びアマニ油のような油のエポキシ化
油、及びグリシジルメタクリレートアクリルコポリマー
及び、3 ′,4′- エポキシシクロヘキシルオキシラン、
6,3(3,4-エポキシシクロヘキシル- メチル) カルボキシ
レート、例えばアジペート、のような環状脂肪族エポキ
シド、又はグリシジルメタクリレート等のコポリマーか
ら誘導されたエポキシ官能性アクリルポリオールが含ま
れる。二成分架橋反応のエポキシ対酸の等量比は、0.
8:1乃至2:1、好ましくは1:1乃至1.5:1で
ある。塗料組成物には、種々の顔料バインダー比で多く
の種類の顔料を導入しうる。
【0010】本発明では、ハイソリッドの組成物が非常
に望ましいので、溶剤の一部は粘度の制御を助けるため
に使用する。そのような場合には、迅速に蒸発するケト
ンが好ましい。塗料溶液は、はけ塗り又は吹付のような
多くの従来の塗布技術により支持体に塗布しうる。静電
吹付、又は圧縮空気吹付のような多くの公知の吹付技術
を、手動又は自動法のいずれかを用いて使用しうる。本
発明の塗料組成物は周囲温度において容易に硬化しうる
けれども、高温においても硬化しうる。ハイソリッドの
成分の空気乾燥時間が速く、硬度を発生すること、又硬
化したフィルムが優れた光沢及び著しい外部耐久性(Q
UV)を示すことは本発明の明瞭な特徴である。
【0011】
【実施例】本発明を、以下の実施例を参照することによ
り更に明らかにするが、限定するわけではない。特に指
摘がなければ、全ての部は重量部である。実施例1 130部の流動性を助けるためのキシレンの存在下14
0℃の還流下において、42重量部のペンタエリトリト
ール、74部の無水フタル酸及び185部のクロレンド
酸無水物を反応させることにより強い有機酸官能性を有
するポリエステルを調製した。反応が約3時間進行して
水の一部が蒸発し、酸価が165(ASTMP-16-39)に低下
した後、ポリエステルのキシレン溶液を41部のエトキ
シエタノールアセテート、7部のn-ブタノール、及び2
3部の追加のキシレンで希釈した。周囲温度に冷却する
と、ポリエステル溶液の不揮発性(固体)成分は60%
(ASTM 1694) 、粘度は5ストークス(ASTM 1545) であっ
た。塗料組成物、すなわちペイントは、ガラスビーズシ
ェーカーミル中で、23.5gの二酸化チタン顔料を5
6.3gの前記ポリエステル;1.9gの沈降防止分散
剤(NL ケミカルズ(Chemicals) MPA-200X);0.4gのア
クリル樹脂流動調整剤(モダフロウ・モンサント・カン
パニー(Modaflow Monsant Company)、50%キシレン溶
液;及び25gのメチルイソブチルケトンに分散させ、
Stegman 粉砕ゲージで7の粒子微細度とすることにより
調製した。使用される特定の分散剤及び流動調整剤は本
発明の一部を形成せず、当業者には公知であるようにそ
のような物質は実質的にいずれも使用しうる。特に適す
る流動調整剤は2-エチルヘキシルアクリレートコポリマ
ーである。その他の適する流動調整剤には、例えばポリ
シロキサンが含まれる。1重量部のエポキシ化大豆油及
び1部のエポキシ化アマニ油の混合物(総エポキシ含量
7.4%)25.0g及びキシレン2.8gから成る第
二の成分を添加し、混合した。二成分から成る得られた
ペイントのエポキシド当量基対酸当量基に対する割合
は、1.2対1であった。
【0012】二成分混合物を2.54×10-3cm(1ミ
ル)の平均厚さで鋼製パネルに塗布し、周囲温度(すな
わち、約25℃)で硬化させた。3時間後フィルムは十
分乾燥し、不粘着性となり(ASTM D1690)、鉛筆硬度はH
(ASTM D3363)、60°における光沢度は95(ASTM D-52
3)となった。硬化の7日後の耐衝撃性は20インチポン
ド(ASTM D-2794) であった。それは除去による破損前に
メチルエチルケトン(MEK) に浸漬した布の38回の摩擦
に耐えた。QUV機(500時間の間、4時間の50°
濃縮サイクル及び8時間の60°光サイクルを有するラ
ンプB-313 UV)中で紫外線及び水に暴露した後、光沢度
はもとの値の13%に低下した。9か月間フロリダ(Flo
rida) における外気に45°南に暴露すると、その光沢
度は15%だけ保持された。ペイントの外観の見地から
光沢度の損失の割合は許容しうる程度ではなく、高含量
の強い有機酸エステルを含むポリエステル塗料が期待さ
れる。
【0013】実施例2 ヒドロキシエチルメタクリレート、ブチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート及び無水マレイン酸を用い、
以下の手順に従って、以下の溶剤及び反応体溶液からア
クリルコポリマー無水マレイン酸半エステルを調製し
た。 アクリル−マレイン酸エステルの調製 重量部 ポーション1 メチルアミルケトン 694ポーション2 ヒドロキシエチルメタクリレート 306 ブチルアクリレート 255 メチルメタクリレート 306 エチル-3,3- ジ(t- アミルペルオキシ) ブチレート 13ポーション3 ジt-ブチルペルオキシド 7ポーション4 無水マレイン酸 154
【0014】ポーション1を反応フラスコに装填し、約
143℃に加熱して還流させた。ポーション2の混合物
を3時間にわたって滴下しながら還流を保持した。反応
混合物を143℃に2時間保持した後、ポーション3を
装填して反応温度を3時間保持した。ポーション4の成
分を121℃において4時間にわたって装填した。最終
樹脂の粘度は15.4ストークスであり、酸価は98.
7であり固体含量は55.7重量%であった。フィルム
用の塗料組成物は、前記アクリルコポリマーマレイン酸
半エステル30.8gと、約5.8%のエポキシド含量
又はオキシラン酸素含量の過硫酸エポキシ化タル油脂肪
酸エステルの第二成分10.0gとをブレンドすること
により製造した。得られた組成物をガラスパネル上に塗
布し、周囲温度において7日間硬化させた。フィルムは
粘着性で、7日間以上布でぬぐうことにより容易に変形
し、二成分塗料の硬化又は硬度の発生は許容しうる程度
ではなく、弱い有機酸官能性のみを有するアクリルポリ
マーから予期される程度を示す。
【0015】実施例3 ヒドロキシエチルアクリレート、ブチルアクリレート、
メチルメタクリレート及びクロレンド酸無水物を用い、
以下の溶剤及び反応体溶液からアクリルクロレンド酸エ
ステルを調製した。 アクリル−クロレンド酸エステルの調製 重量部 ポーション1 プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 180.00ポーション2 ヒドロキシエチルアクリレート 100.00 ブチルアクリレート 82.00 メチルメタクリレート 206.00 アゾビス(2- メチルプロパンニトリル) 6.00 イソオクチルチオグリコレート 1.80ポーション3 ジt-ブチルペルオキシド 2.00ポーション4 クロレンド酸無水物 303.00ポーション5 プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 129.00
【0016】溶剤ポーション1を反応容器に装填し、約
140℃に加熱して還流させた。還流を保持し、その後
ポーション2の予備混合モノマーを3時間にわたって滴
下した。反応をこの反応温度に1時間保持した後、ポー
ション3を反応に導入した。混合物を還流温度に1時間
保持した後、ポーション4を装填し、反応混合物を14
0℃に1時間保持した。次いでポーション5を添加し、
反応溶液を冷却した。最終樹脂の酸価は47.3であり
固体含量は70.4重量%であった。ポリマーは約14
%のヒドロキシ官能性アクリレート、42%のその他の
アクリルモノマー及び44%のクロレンド酸無水物を半
エステルとして含有した。
【0017】実施例4 塗料組成物は、53.7gの二酸化チタンを90.3g
の実施例3のアクリルコポリマークロレンド酸半エステ
ルポリマー、1.9gの分散剤、0.43gの50%流
動調整剤及び49.0gのメチルイソブチルケトンに分
散させることにより実施例1の方法を用いて調製した。
第二のペイント成分は、5.8%のエポキシド含量を有
するエポキシ化タル油脂肪酸エステル25.0gであっ
た。これらの成分を混合した後1.2:1のエポキシ:
酸の当量比が得られ、得られたペイントを鋼製パネル上
に塗布し、厚さ2.54×10-3cm(1ミル)のフィル
ムを周囲温度で硬化させた。4時間15分後ペイントフ
ィルムは十分乾燥し、不粘着性となった。7日後、硬化
したフィルムの60°における光沢度は90となり、鉛
筆硬度はHとなり、耐衝撃性は20インチポンドとな
り、50回のMEK の摩擦に対して良好な耐溶剤性を示し
た。QUV機中における1100時間の暴露試験後、光
沢度の保持率は46%であった。45°南フロリダ試験
では、ペイントフィルムを12か月暴露すると、その光
沢度は67%保持された。この結果は、アクリルコポリ
マークロレンド酸半エステルの迅速な硬化及び硬度の発
生を示すとともに紫外線及び外気に対する改良された耐
性を示す。
【0018】実施例5 ヒドロキシプロピルメタクリレート、ブチルメタクリレ
ート及びクロレンド酸無水物を用い、以下の溶剤及び反
応体溶液からアクリル−クロレンド酸半エステルを合成
した。 アクリル−クロレンド酸エステルの調製 重量部 ポーション1 プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 1204.00ポーション2 ヒドロキシプロピルメタクリレート 495.00 ブチルメタクリレート 919.00 イソオクチルチオグリコレート 6.00 アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル) 12.00ポーション3 ジt-ブチルペルオキシド 12.00ポーション4 クロレンド酸無水物 606.00
【0019】溶剤ポーション1を反応器に装填し、12
2℃に加熱した。ポーション2の成分を122℃におい
て3時間にわたって滴下した。反応温度を122℃に1
時間保持した後、ポーション3を装填し、122℃に更
に4時間保持した。ポーション4の成分を添加し、反応
混合物を122℃に1時間保持した。最終樹脂の数平均
分子量は3900(ゲル透過クロマトグラフィー)であ
り、粘度は348ストークスであり、酸価は46であり
固体含量は65.3重量%であった。この実施例は、別
のヒドロキシ官能性アクリルモノマー及び別のメタクリ
レートモノマー(ビニルモノマーコモノマー)の使用を
示す。
【0020】塗料組成物成分は、125gの二酸化チタ
ンを241gの前記アクリルコポリマークロレンド酸半
エステルポリマー、1.0gの50%流動調整剤(キシ
レン溶液)、4gの分散剤及び50gのメチルイソブチ
ルケトンに分散させることにより実施例1の方法を用い
て調製した。第二のペイント成分は、5.8%のエポキ
シド含量を有するエポキシ化タル油脂肪酸エステル50
g、及び60gのメチルイソブチルケトンから調製し
た。これらの二成分を混合すると、得られるペイントの
エポキシ:酸の当量比は1.4:1となった。ペイント
を鋼製パネルに塗布して厚さ約2.54×10-3cm(1
ミル)の塗膜を形成し、周囲温度で硬化させた。塗膜は
4時間で十分乾燥し、不粘着性となり、硬化の7日後に
は鉛筆硬度は“HB”となり、60°における光沢度は
83となり、耐衝撃性は100インチポンドとなり、メ
チルエチルケトンに浸漬したぼろ布による12回の摩擦
に耐えた。QUV機試験に800時間暴露した後、光沢
度の保持率は98%であった。45°南フロリダにおい
て外気に21か月暴露した後、もとの光沢度の75%を
保持しつつ、紫外線劣化に対する良好な耐性を示した。
【0021】実施例6 ヒドロキシエチルメタクリレート、ブチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート及びクロレンド酸無水物を用
い、以下の溶剤及び反応体溶液からアクリルクロレンド
酸エステルを調製した。 アクリル−クロレンド酸エステルの調製 重量部 ポーション1 プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 890.00ポーション2 ヒドロキシエチルメタクリレート 276.00 ブチルアクリレート 538.00 メチルメタクリレート 95.00 アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル) 24.00 イソオクチルチオグリコレート 7.00ポーション3 ジt-ブチルペルオキシド 8.00ポーション4 クロレンド酸無水物 606.00 プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 146.00
【0022】実施例1に記載されている手順に従って、
ポーション1を反応器に装填し、約140℃に加熱して
還流させた。ポーション2の混合物を3時間にわたって
滴下しながら還流を保持した。混合物を140℃に2時
間保持した後、ポーション3を添加した。反応混合物を
更に3時間還流温度に保持した。コポリマー溶液の粘度
(ASTM 1545) は1.4ストークスであり、固体含量は5
2重量%であった。得られたコポリマーの数平均分子量
は2700(ゲル透過クロマトグラフィー)であった。
この試験の測定方法は、Perkin Elmer計測器L-C 90検出
器L-C 100 オーブン、155 100 サンプラー、222Cポンプ
及び混合床中106A、105A、104A、及び103Aのカ
ラムを用い、ポリスチレン標準に対してであった。反応
温度を122℃に冷却し、ポーション4を装填した。反
応混合物を122℃に4時間保持した。得られたエステ
ルの数平均分子量は3200(前述のようなゲル透過ク
ロマトグラフィー)であり、粘度は5.7ストークスで
あり、酸価は64.7であり固体含量は60重量%であ
った。この実施例は、実施例3のアクリルコポリマーよ
り軟質で可撓性のアクリルコポリマーの調製を示す。
【0023】実施例7 塗料組成物成分は、実施例1の方法により約60gのTi
O2を108.7gの実施例6のポリマーに分散させて調
製した。第二成分は、5.8%のエポキシ含量を有する
エポキシ化タル油脂肪酸エステル25g、1.9gのMP
A 分散剤、0.43gの50%流動調整剤及び25.0
gのメチルイソブチルケトンを含んだ。これらの二成分
を混合すると、エポキシ:酸の当量比は1.2:1とな
った。鋼製パネルに塗布し、周囲温度で硬化させた。フ
ィルムが最初に十分乾燥する時間は9時間であった。硬
化の7日後にはフィルムの60°における光沢度は91
であり、鉛筆硬度はFであった。1000時間のQUV
暴露の後、69%の光沢度の保持率が得られた。フロリ
ダにおいて21か月暴露した後、この組成物はもとの6
0°の光沢度の45%を保持した。この実施例は、アク
リルコポリマークロレンド酸半エステルとエポキシ化脂
肪酸エステルとの反応を示す。
【0024】実施例8 塗料配合物成分は、77.7gの二酸化チタンを17
3.1gの実施例6で製造されたアクリル−クロレンド
酸エステル、1.9gの分散剤、0.43gの流動調整
剤及び25.0gのメチルイソブチルケトンに分散させ
ることにより実施例1の方法を用いて調製した。この場
合の第二の成分は、9.2%のエポキシド含量を有する
過硫酸エポキシ化アマニ油25gであった。これらの二
成分のブレンドより得られる塗料組成物を鋼製パネルに
塗布し、周囲温度で硬化させた。フィルム及びペイント
自体のエポキシ:酸の当量比は1.2:1であった。十
分乾燥し、不粘着性となった時間は4時間であった。7
日後、硬化したフィルムは高い光沢度(60°/20°
における光沢度92/85)を示し、1000時間のQ
UV暴露後の光沢度の保持率は60%(60°における
光沢度)であった。フィルムの鉛筆硬度はFであった。
フロリダにおいて21か月暴露した後、この塗膜はもと
の60°における光沢度の51%を保持した。この実施
例は、よりエポキシド含量の高い別のエポキシ化植物油
エポキシ成分と同一のアクリルコポリマークロレンド酸
半エステルポリマーとの反応を示す。
【0025】実施例9 グリシジルメタクリレート(30%)、ブチルアクリレ
ート、メチルメタクリレート及びスチレンを用い、以下
の溶剤及び反応体溶液からアクリルエポキシコポリマー
を調製した。 コポリマーの調製 重量部 ポーション1 プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 848.00ポーション2 グリシジルメタクリレート 375.00 ブチルアクリレート 750.00 メチルメタクリレート 62.50 スチレン 62.50 アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル) 10.00ポーション3 ジt-ブチルペルオキシド 12.00
【0026】ポーション1の成分を反応フラスコに装填
し、約123℃に加熱した。ポーション2を3時間にわ
たって滴下しながら、反応温度を123℃に保持した。
反応を反応温度に1時間保持した後、ポーション3を装
填した。反応混合物を123℃に4時間保持した。最終
樹脂の数平均分子量は8268(ゲル透過クロマトグラ
フィー)であり、粘度は12.3ストークスであり、エ
ポキシ当量は751.2であり、固体含量は60.0重
量%であった。
【0027】実施例10 塗料溶液成分は、29.4gの二酸化チタンを39.8
gの実施例6で製造したポリマー、1.90gの分散
剤、0.43gの50%流動調整剤及び10.0gのメ
チルイソブチルケトンに分散させることにより配合し
た。第二の成分はこの場合、前記実施例9のグリシジル
メタクリレートコポリマー41.7gであった。ブレン
ドした成分のエポキシ:酸の当量比は1.2:1であっ
た。塗料組成物を鋼製パネルに塗布し、周囲温度で7日
間硬化させた。フィルムの空気乾燥時間は4時間であっ
た。硬化したフィルムは優れた光沢度(60°/20°
における光沢度90/82)を示し、1500時間のQ
UV暴露後の光沢度の保持率は54%(60°における
光沢度)であり、鉛筆硬度はFであった。フロリダにお
いて21か月暴露した後、この塗膜はもとの60°にお
ける光沢度の41%を保持した。この実施例は、ペイン
トにおける別の種類の脂肪族エポキシ官能性第二成分ポ
リマーとしてグリシジルメタクリレートコポリマーを使
用したことを示す。
【0028】実施例11 ヒドロキシエチルメタクリレート、ブチルメタクリレー
ト及びクロレンド酸無水物(40%)を用い、以下の溶
剤及び反応体溶液からアクリル−クロレンド酸半エステ
ルを調製した。 アクリル−クロレンド酸エステルの調製 重量部 ポーション1 プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 900.00ポーション2 ヒドロキシエチルメタクリレート 276.00 ブチルメタクリレート 633.00 アゾビス(2-メチルプロパンニトリル) 16.00 イソオクチルチオグリコレート 12.00ポーション3 ジt-ブチルペルオキシド 12.00ポーション4 クロレンド酸無水物 606.00 プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 137.00
【0029】ポーション1を反応容器に装填し、140
℃に加熱して還流させた。ポーション2を3時間にわた
って滴下しながら還流を保持した。反応混合物を140
℃に2時間保持した後、ポーション3を装填した。混合
物を140℃に3時間保持した。製造されたアクリルコ
ポリマーの数平均分子量は3500(ゲル透過クロマト
グラフィー)であった。樹脂の粘度は2ストークスであ
り、固体含量は47重量%であった。反応温度を122
℃に冷却し、ポーション4を装填した。エステル化プロ
セスは122℃に4時間保持した。最終生成物の数平均
分子量は5100(ゲル透過クロマトグラフィー)であ
り、粘度は12.8ストークスであり、酸価は69であ
り固体含量は60重量%であった。
【0030】実施例12 グリシジルメタクリレート(70%)、ブチルアクリレ
ート及びスチレンを用い、以下の溶剤及び反応体溶液か
らアクリルエポキシコポリマーを調製した。 コポリマーの調製 重量部 ポーション1 プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 880.00ポーション2 グリシジルメタクリレート 875.00 ブチルアクリレート 350.00 スチレン 25.00 アゾビス(2-メチルプロパンニトリル) 30.00 イソオクチルチオグリコレート 24.00ポーション3 ジt-ブチルペルオキシド 16.00
【0031】ポーション1を反応容器に装填し、約14
0℃に加熱して還流させた。ポーション2の混合物を3
時間にわたって滴下しながら、還流を保持した。反応を
140℃に2時間保持した後、ポーション3を添加し
た。反応混合物を反応温度に5時間保持した。製造され
た最終コポリマーの数平均分子量は2795(ゲル透過
クロマトグラフィー)であり、粘度は3.3ストークス
であり、エポキシ当量は361.2であり、固体含量は
58.3重量%であった。
【0032】実施例13 塗料配合物成分は、50.0gの二酸化チタンを90.
2gの実施例11のポリマー、1.90gの分散剤、
0.5gの50%流動調整剤及び10.0gのメチルイ
ソブチルケトンに分散させることにより実施例1の方法
を用いて製造した。第二の成分は、実施例12の70%
グリシジルメタクリレートコポリマーであった。この二
成分をブレンドすることにより調製したペイントのエポ
キシ:酸の当量比は1.2:1であった。ペイントを鋼
製パネルに塗布し、周囲温度で硬化させた。3時間後フ
ィルムは十分乾燥し、不粘着性となった。7日間硬化さ
せたフィルムは高い光沢度(60°における光沢度9
0)を示し、58回のMEK に浸漬したぼろ布の摩擦に耐
え、鉛筆硬度はFであった。1500時間のQUV暴露
後の光沢度の保持率は90%(60°における光沢度)
であった。この実施例は、エポキシ官能性第二成分とし
て高含量のグリシジルメタクリレートを有するポリマー
を使用することを示す。
【0033】実施例14 ヒドロキシエチルメタクリレート、ブチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート及びクロレンド酸無水物(4
0%)を用い、以下の溶剤及び反応体溶液からアクリル
クロレンド酸樹脂を調製した。 アクリル−クロレンド酸エステルの調製 重量部 ポーション1 メチルアミルケトン 608.20ポーション2 ヒドロキシエチルメタクリレート 265.34 ブチルアクリレート 517.20 メチルメタクリレート 91.30 エチル-3,3--ジ(t- アミルペルオキシ) ブチレート 38.45ポーション3 ジt-ブチルペルオキシド 11.49ポーション4 クロレンド酸無水物 583.00 ベンジルジメチルアミン 5.80
【0034】ポーション1の成分を反応フラスコに装填
し、約146℃に加熱して還流させた。ポーション2の
混合物を3時間にわたって滴下しながら還流を保持し
た。反応混合物を146℃に2時間保持した後、ポーシ
ョン3を装填し、反応温度に3時間保持した。得られた
アクリルコポリマーの数平均分子量は1100(ゲル透
過クロマトグラフィー)であった。コポリマー溶液の粘
度は1.1ストークスであり、固体含量は59.3重量
%であった。ポーション4の成分を93℃において装填
した。ベンジルジメチルアミンを30乃至45分間にわ
たって滴下した。最終樹脂の数平均分子量は2009
(ゲル透過クロマトグラフィー)であり、粘度は14.
5ストークスであり、酸価は60であり固体含量は7
0.7重量%であった。
【0035】実施例15 グリシジルメタクリレート(70%)、ブチルアクリレ
ート及びスチレンを用い、以下の溶剤及び反応体溶液か
らアクリルエポキシポリマーを調製した。 コポリマーの調製 重量部 ポーション1 メチルアミルケトン 867.00ポーション2 グリシジルメタクリレート 1500.00 ブチルアクリレート 600.00 スチレン 43.00 エチル-3,3- ジ(t- アミルペルオキシ) ブチレート 80.00ポーション3 ジt-ブチルペルオキシド 24.00
【0036】ポーション1を反応フラスコに装填し、約
146℃に加熱して還流させた。ポーション2の成分を
3時間にわたって滴下しながら、還流を保持した。反応
を還流下に3時間保持した後、ポーション3を添加し
た。反応を146℃に5時間保持した。最終ポリマーの
数平均分子量は1693(ゲル透過クロマトグラフィ
ー)であり、粘度は7.1ストークスであり、エポキシ
当量は301.9であり、固体含量は70.2重量%で
あった。
【0037】実施例16 塗料組成物成分は、75.4gの二酸化チタンを11
8.1gの前記実施例14のアクリル−クロレンド酸樹
脂、1.90gのMPA 分散剤、0.5gの50%流動調
整剤、及び25.0gのメチルイソブチルケトンに分散
させることにより実施例1の方法を用いて調製した。第
二の成分は、実施例15のポリマー溶液40gであっ
た。この二成分をブレンドすると、エポキシ:酸の当量
比は1.2:1となった。得られたペイントを鋼製パネ
ルに塗布し、周囲温度で7日間硬化させた。フィルムが
十分乾燥し、不粘着性となる時間は5時間であった。硬
化したフィルムは高い光沢度(60°における光沢度9
1)を示し、鉛筆硬度はBであり、1000時間のQU
V暴露後の光沢度の保持率は93%(60°における光
沢度)であり、1450時間後は88%であった。この
実施例は、より軟質で可撓性のアクリルコポリマー(ブ
チルアクリレート含量が高い)を用いたアクリルコポリ
マークロレンド酸半エステルの使用を示す。
【0038】実施例17 ヒドロキシエチルメタクリレート、ブチルメタクリレー
ト及びクロレンド酸無水物(60%)を用い、以下の溶
剤及び反応体溶液からアクリル−クロレンド酸エステル
を製造した。 アクリル−クロレンド酸エステルの調製 重量部 ポーション1 メチルアミルケトン 914.80ポーション2 ヒドロキシエチルメタクリレート 436.40 ブチルメタクリレート 203.10 エチル-3,3--ジ(t- アミルペルオキシ) ブチレート 41.10ポーション3 ジt-ブチルペルオキシド 16.60ポーション4 クロレンド酸無水物 957.90 ベンジルジメチルアミン 19.00 メチルアミルケトン 186.00
【0039】ポーション1を反応容器に装填し、約14
6℃に加熱して還流させた。ポーション2の成分を3時
間にわたって滴下しながら還流を保持した。反応混合物
を還流下に2時間保持した後、ポーション3を装填し
た。反応を146℃において更に3時間保持した。反応
温度を93℃に冷却し、ポーション4を装填した。エス
テル化プロセスを93℃において4時間保持した。最終
コポリマーの数平均分子量は851(ゲル透過クロマト
グラフィー)であり、粘度は3.1ストークスであり、
酸価は87.8であり固体含量は59.4重量%であっ
た。この実施例は、反応溶剤としてメチルアミルケトン
を使用することを示す。
【0040】実施例18 塗料組成物成分は、88.1gの二酸化チタンを12
8.1gの実施例17のポリマー、1.9gの分散剤、
及び0.5gの50%流動調整剤のキシレン溶液に分散
させることにより実施例1の方法を用いて調製した。第
二の成分は、5.8%のエポキシド含量を有するエポキ
シ化タル油脂肪酸エステル50g及び25.3gのメチ
ルイソブチルケトンを含んだ。この二成分を混合するこ
とにより製造されたペイントのエポキシ:酸の当量比は
1.2:1であり、VOC の値が3.29ポンドの有機溶
剤/ガロン(ASTM D-3960) であるということはハイソリ
ッド(低溶剤)塗料の用途に適することを示す。塗料フ
ィルムを2.54×10-3cm(1ミル)の厚さで鋼製パ
ネルに塗布し、周囲温度で乾燥及び硬化させた。塗料は
3.5時間で十分乾燥し、不粘着性となった。7日間の
空気乾燥の後、塗料フィルムの鉛筆硬度はHであり、メ
チルエチルケトンに浸漬したぼろ布による42回の摩擦
に耐えた。60°における光沢度は91であり、9か月
の45°南のフロリダ暴露の後の光沢度の保持率は95
%であった。この実施例は、クロレンド酸無水物半エス
テル含量が60%のアクリルコポリマーの性能を示す。
【0041】実施例19 ヒドロキシエチルメタクリレート、ラウリルメタクリレ
ート、メチルメタクリレート及びクロレンド酸無水物
(40%)を用い、以下の溶剤及び反応体溶液からアク
リル−クロレンド酸エステルを製造した。 アクリル−クロレンド酸エステルの調製 重量部 ポーション1 メチルアミルケトン 733.00ポーション2 ヒドロキシエチルメタクリレート 300.00 ラウリルメタクリレート 246.00 メチルメタクリレート 441.00 エチル-3,3--ジ(t- アミルペルオキシ) ブチレート 34.00ポーション3 ジt-ブチルペルオキシド 24.00ポーション4 クロレンド酸無水物 658.00 ベンジルジメチルアミン 7.00 メチルアミルケトン 130.00
【0042】ポーション1の成分を反応器に装填し、約
138℃に加熱して還流させた。ポーション2の成分を
3時間にわたって滴下しながら還流を保持した。混合物
を還流下に2時間保持した後、ポーション3を装填し
た。反応温度を138℃に更に3時間保持した。71℃
においてポーション4の成分を装填した。反応温度を7
1℃に4時間保持した。最終樹脂の数平均分子量は24
55(ゲル透過クロマトグラフィー)であり、粘度は9
5.6ストークスであり、酸価は62.9であり固体含
量は65重量%であった。
【0043】実施例20 塗料組成物成分は、77.7gの二酸化チタンを14
5.1gの実施例19のポリマー、1.9gの分散剤、
及び0.5gの流動調整剤に分散させることにより実施
例1の方法を用いて調製した。第二の成分は、5.8%
のエポキシド含量を有するエポキシ化タル油脂肪酸エス
テル35g及び59.7gのMIBKの混合物であった。こ
れらの成分から調製されたペイントのエポキシ:酸の当
量比は1.2:1であった。それを2.54×10-3cm
(1ミル)の厚さで鋼製パネルに塗布し、周囲温度で乾
燥させた。1時間で十分乾燥し、不粘着性となった。7
日間の硬化後、塗料フィルムの鉛筆硬度は“H”であ
り、60°における光沢度は87であり、メチルエチル
ケトンに浸漬したぼろ布による150回の摩擦に耐え
た。この実施例は、その他のポリマーとの相溶性を大き
くするために長い(ラウリル)側鎖を有するアクリルコ
ポリマーを使用することを示す。
【0044】実施例21 ヒドロキシプロピルメタクリレート、ブチルメタクリレ
ート及びクロレンド酸無水物(40%)を用い、以下の
溶剤及び反応体溶液からアクリル−クロレンド酸エステ
ルを合成した。 アクリル−クロレンド酸エステルの調製 重量部 ポーション1 プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 801.00ポーション2 ヒドロキシプロピルメタクリレート 318.00 ブチルメタクリレート 591.00 アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル) 7.70 イソオクチルチオグリコレート 3.90ポーション3 t-ブチルペルオキシベンゾエート 7.70ポーション4 クロレンド酸無水物 606.00ポーション5 プロピレングリコールメチルエーテルアセテート 100.00
【0045】溶剤ポーション1を反応フラスコに装填
し、121℃に加熱した。ポーション2の混合物を3時
間にわたって滴下しながら、反応温度を121℃に保持
した。反応混合物を121℃に1時間保持した後、ポー
ション3を添加し、反応温度に4時間保持した。ポーシ
ョン4を装填し、反応温度に45分間保持し、次いでポ
ーション5を添加した。最終生成物の数平均分子量は9
287(ゲル透過クロマトグラフィー)であり、粘度は
53.0ストークスであり、酸価は72.4であり固体
含量は62.0重量%であった。
【0046】実施例22 塗料組成物成分は、63gの二酸化チタンを130.1
gの実施例21のポリアクリルコポリマークロレンド酸
半エステル、1.9gの分散剤、0.43gの50%流
動調整剤キシレン溶液及び25gのメチルイソブチルケ
トンに分散させることにより調製した。第二の成分は、
25gの環状脂肪族アジピン酸エステルジエポキシドで
あるユニオン・カーバイド(Union Carbide) のERL-4299
及び16gのメチルイソブチルケトンから調製された。
これらの二成分を混合し、得られたペイントを2.54
×10-3cm(1ミル)の厚さで鋼製パネルに塗布し、周
囲温度で硬化させた。2時間半後、フィルムは不粘着性
となり、十分乾燥した。7日後、フィルムの鉛筆硬度は
“F”となり、メチルエチルケトンに浸漬したぼろ布に
よる230回の摩擦に耐えた。ペイントフィルムの60
°における光沢度は89であり、800時間のQUV 機暴
露後にはそれらの光沢度は79%保持された。この実施
例は、これらの開示のアクリルコポリマークロレンド酸
半エステルポリマーの硬化のための第二成分として別の
種類の脂肪族(環状)エポキシド官能性ポリマーを使用
することを示す。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多官能性脂肪族エポキシド含有オリゴマ
    ーと、 a)13乃至58重量%のヒドロキシ低級アルキルアク
    リレートの半エステル; b)5乃至56重量%のa)と共重合しうる追加の不飽
    和モノマーの半エステル;及び c)30乃至60重量%のクロレンド酸無水物の半エス
    テル;の反応生成物(但し、a)及びb)を共重合させ
    てプレポリマーを形成し、次いでc)を前記プレポリマ
    ーのヒドロキシ側基と反応させる)を含むクロレンド酸
    半エステル官能性アクリルポリマーと、の反応生成物を
    含むことを特徴とする耐紫外線性アクリルポリマー。
  2. 【請求項2】 前記ヒドロキシ低級アルキルアクリレー
    トがヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチル
    メタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒ
    ドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチル
    アクリレート及びそれらの混合物から成る群から選択さ
    れる請求項1記載のポリマー。
  3. 【請求項3】 前記追加の不飽和モノマーがビニル不飽
    和モノマーである請求項1記載のポリマー。
  4. 【請求項4】 前記追加の不飽和モノマーがビニル不飽
    和モノマーである請求項2記載のポリマー。
  5. 【請求項5】 前記追加のビニル不飽和モノマーが、メ
    チルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアク
    リレート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレ
    ート、ブチルメタクリレート、ラウリルアクリレート、
    ラウリルメタクリレート、2-エチルヘキシルアクリレー
    ト、イソブチルアクリレート、スチレン、ビニルトルエ
    ン、アクリロニトリル及びそれらの混合物から成る群か
    ら選択される請求項3記載のポリマー。
  6. 【請求項6】 前記エポキシド含有オリゴマーが、エポ
    キシ化大豆油、3 ′,4′- エポキシシクロヘキシルメチ
    ル- 3,4-エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、グ
    リシジルメタクリレートのコポリマーから誘導されたエ
    ポキシ官能性アクリルポリオール、エポキシ化タル油脂
    肪酸ペンタエリトリトールエステル、及びそれらの混合
    物から成る群から選択される請求項1記載のポリマー。
  7. 【請求項7】 前記オリゴマー−半エステル反応混合物
    におけるエポキシ:酸の当量比が0.8:1乃至2:1
    である請求項1記載のポリマー。
  8. 【請求項8】 前記オリゴマー−半エステル反応混合物
    におけるエポキシ:酸の当量比が1.1:1乃至1.
    5:1である請求項1記載のポリマー。
  9. 【請求項9】 a)13乃至58重量%のヒドロキシ低
    級アルキルアクリレートの半エステル; b)5乃至56重量%のa)と共重合しうる追加の不飽
    和モノマーの半エステル;及び c)30乃至60重量%のクロレンド酸無水物の半エス
    テル、の反応生成物(但し、a)及びb)を共重合させ
    てプレポリマーを形成し、次いでc)を前記プレポリマ
    ーのヒドロキシ側基と反応させる)を含み、クロレンド
    酸半エステル官能性であることを特徴とするアクリルポ
    リマー。
  10. 【請求項10】 前記ヒドロキシ低級アルキルアクリレ
    ートがヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチ
    ルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、
    ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチ
    ルアクリレート及びそれらの混合物から成る群から選択
    される請求項9記載の半エステル。
  11. 【請求項11】 前記追加の不飽和モノマーがビニル不
    飽和モノマーである請求項9記載の半エステル。
  12. 【請求項12】 前記追加の不飽和モノマーがビニル不
    飽和モノマーである請求項10記載の半エステル。
  13. 【請求項13】 エステルがクロレンド酸半エステルで
    ある該エステルの製造方法であって、 a)不活性溶剤中触媒の存在下で135乃至150℃で
    還流させることにより13乃至58重量%のヒドロキシ
    低級アルキルアクリレートの半エステルを5乃至56重
    量%の追加の不飽和モノマーの半エステルを共重合させ
    てプレポリマーを形成すること、及び b)得られた反応混合物にクロレンド酸無水物を1:1
    乃至2:1のプレポリマー対クロレンド酸のモル当量比
    で混合して80乃至150℃で反応させることにより前
    記反応混合物とクロレンド酸無水物を反応させることを
    含む方法。
  14. 【請求項14】 前記不活性溶剤がグリコールエーテル
    アセテートである請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記ヒドロキシ低級アルキルアクリレ
    ート及び追加のモノマーを2乃至4時間にわたって前記
    溶媒に漸増して添加する請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記工程a)で得られた反応混合物及
    びクロレンド酸無水物を0.5ないし2時間反応させる
    請求項13記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記ヒドロキシ低級アルキルアクリレ
    ートがヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチ
    ルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、
    ヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシブチ
    ルアクリレート及びそれらの混合物から成る群から選択
    される請求項13記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記追加の不飽和モノマーがビニル不
    飽和モノマーである請求項13記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記追加の不飽和モノマーがビニル不
    飽和モノマーである請求項17記載の方法。
  20. 【請求項20】 請求項1記載のアクリルポリマーを含
    む耐紫外線性塗料。
JP20074493A 1992-08-17 1993-08-12 クロレンド酸無水物半エステル Pending JPH06228495A (ja)

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