JPH062283Y2 - 誤点灯防止回路を備えた表示灯 - Google Patents

誤点灯防止回路を備えた表示灯

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JPH062283Y2
JPH062283Y2 JP1984065660U JP6566084U JPH062283Y2 JP H062283 Y2 JPH062283 Y2 JP H062283Y2 JP 1984065660 U JP1984065660 U JP 1984065660U JP 6566084 U JP6566084 U JP 6566084U JP H062283 Y2 JPH062283 Y2 JP H062283Y2
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emitting diode
light emitting
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diode
light
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隆一 藤本
良則 山内
中島  茂
三郎 唐谷
一男 志葉
欣一 上野
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、誤点灯防止回路を備えた表示灯に関するもの
である。
表示灯の設置位置と、この表示灯の点灯を制御するスイ
ッチとの距離が長いとき、上記スイッチが開路の状態で
あっても、上記表示灯が誤って点灯することがある。こ
れは漏洩または誘導電流によるものである。
また、上記距離が短くても、上記表示灯を含む回路や機
器の絶縁が低下している場合漏洩電流により誤点灯が発
生することがある。
従来の白熱球においては、その白熱球の消費電力が大き
いため、かなり多くの誘導起電力が生じなければ目視で
きる状態とならず問題にならなかったが、ネオン球や最
近使用される発光ダイオード(LED)は省エネルギー
タイプで僅かな起電力で点灯するため、特に交流100
V、100V回路で誤点灯することがあった。
第1図では表示灯1と交流電源2に、長い平行電線によ
りスイッチ3が接続された場合で、平行電線間の漂遊容
量4により、スイッチ3が開路していても回路にわずか
に電流が流れ誤点灯した例である。
第2図では、表示灯1に対し、電源とスイッチが遠方に
あり、この間の接続電線が多心ケーブルや束ね配線のた
め他の活線と近接平行し、漂遊容量4により誘導電圧が
発生し、スイッチ3が開路していても点灯している例で
ある。
次に第3図では従来の白熱球を表示灯とした例で、白熱
球5は消費電力が大きいため、かなり多くの誘導起電力
が生じなければ目視できる状態とならず問題にならなか
った。
そこで、本考案は、上記の事情に鑑み省エネルギータイ
プの発光ダイオードを使用した際、誤点灯を防止する回
路を備えた表示灯を提供しようとするものであって、該
発光ダイオードに並列に分流抵抗を接続させたものであ
る。
以下、本考案を添付する図面に基づいて詳細に説明す
る。
第4図では、発光ダイオード6を表示灯とし、それに対
し直列且つ順方向に整流ダイオード7を接続し、さらに
該発光ダイオード6に並列で逆方向に保護ダイオード8
を接続し、さらに該発光ダイオード6に電流制限抵抗9
を接続したものである。この回路において整流ダイオー
ド7により半波整流が行われ第1図に示されるケースで
は、実質上直流回路となり漂遊容量4が充電された後
は、漏れ電流がなくなり誤点灯を防止できる。
しかしながら、第5図に示すように表示灯1に対して並
列にリレー等の他の機器10が接続されたときは交流回路
のままで誤点灯の可能性があり第2図には示されるケー
スの場合も誘導電流が生じることがある。
そこで、本考案では、さらに第6図に示す構成とした。
第6図においては発光ダイオード6を表示灯として使用
し、それに対し直列で且つ順方向に整流ダイオード7を
接続すると共に、該発光ダイオード6に並列に、電流が
流れる際の両端の電圧が発光ダイオード6の順方向電圧
降下値以上となる抵抗値、すなわち漏れ電流に対しても
点灯しない状態に設定された抵抗値の分流抵抗11を接続
した。なお、整流ダイオード7は発光ダイオード6に直
列で且つ順方向に接続し、保護ダイオード8は発光ダイ
オード6に対し並列で且つ逆方向に接続したもので、ま
た、電流制限抵抗9は発光ダイオード6に対し接続した
ものである。この回路において分流抵抗11を接続してあ
るため、誘導電流は該分流抵抗11を流れ該分流抵抗11の
両端の電圧が発光ダイオード6の順方向電圧降下値以上
になるまで、該発光ダイオード6は点灯しない。分流抵
抗11は電流が流れると、発光ダイオード6の順方向電圧
降下値以上になる抵抗値に設定してあるので、分流抵抗
11と並列に接続してある発光ダイオード6には順方向電
圧降下以上の電圧の印加がされてはじめて通電し、点灯
する。順方向電圧降下の電圧の印加では通電せず点灯し
ない。このため第2図や第5図に示すケースでも誤点灯
しなくなる。また、発光ダイオード6と分流抵抗11を接
続したことにより、発光ダイオード6に対し直列で且つ
順方向に組み込んだ整流ダイオード7は無くとも誤点灯
防止回路が構成できる。第6図において削除しなかった
のは省エネルギーのために回路に構成させたためであ
る。
なお、第7図に示すように、発光ダイオード6にツェナ
ーダイオード12を直列に接続する方式も考えられる。こ
れによると点灯開始電圧を高いところに設定できる利点
はあるもの、ツェナーダイオード12は高価であるためコ
スト高となる。先行技術として実開昭52-109454号公報
に記載のものがある。それは、第8図に示すパルス発生
回路(1)の負荷(3)の動作表示用として発光ダイオード
(2)を用いる場合、発光ダイオード(2)の表示の暗くなる
のを、第9図に示す回路により解決しようとする。
第9図の表示回路は、抵抗(6)とコンデンサ(8)とを直列
に接続した直列回路と、抵抗(7)と発光ダイオード(2)と
を直列に接続した直列回路とを並列に接続し、さらにこ
の並列回路に直列にダイオード(4)を接続してなる。第1
0図(a)はパルス発生回路(1)で発生するパルス電流
、第10図(b)はコンデンサ(8)の両端の電圧Vc、第
10図(c)は発光ダイオード(2)を流れる電流Iをそれぞ
れ示す。
第8図の一閉回路接続では、発光ダイオード(2)にはパ
ルス電流が流れているときしか点灯せず、パルス幅が短
くパルス周期の長いような連続パルスでは、発光ダイオ
ード(2)の明るさは暗くなって見える。
この発光ダイオード(2)の暗くなるのを解決するため、
交流、半波整流を含む第10図(a)のごとき波形のパルス
電流Iを発光ダイオード(2)に流す。パルス電流I
のパルス幅はtで、パルスの周期がtである。この
パルス電流Iで発光ダイオード(2)を点灯させる場合
おいて、回路上にコンデンサ(8)を用いることにより、
パルス電流Iが流れている時間、第10図(b)のt
にコンデンサ(8)に、第10図(b)に示すごとく電気が蓄え
られ、第10図(a)に示す電気の流れてない時間(t
)においても、第9図の表示灯回路においてコンデ
ンサ(8)に蓄えられた電気が放電し、本来点灯しない第1
0図(c)の(t−t)領域においても、発光ダイオー
ド(2)は点灯し安定した点灯状態を得るものである。
これに対し、方向は、第11図(a)に示す同条件の波形の
パルス電流Iを発光ダイオード6に流す。なお、第11
図(b)はパルス電圧V、第11図(c)は発光ダイオード6
に流れるダイオード電流Iををそれぞれ示す。このパ
ルス電流Iのパルス幅はtで、パルスの周期はt
である。パルス電流Iを発光ダイオード6に流し発光
ダイオード6を点灯させた場合において、回路上に発光
ダイオード6と並列に接続された抵抗11によって、第11
図(c)のI領域で点灯させる。すなわち、通常より点
灯開始電圧を高い電圧値に設定し、漏洩あるいは誘導電
圧によって流れる第11図(c)のI領域では、第6図の
抵抗11側を分流させるため、発光ダイオード6は点灯し
ない。
本考案の表示灯は第12図に示す発光ダイオードの有する
半導体特性(I−V特性)のA領域特性を利用したもの
である。
すなわち、第6図の抵抗11の端子間の電圧が、第12図の
A領域(発光ダイオード6の電圧降下値)以下の値とな
るように抵抗11の値を設定し、低い電流領域は総て抵抗
11に流れるように設定をしている。
本考案は、上述のように、交流回路で発光ダイオードを
点灯する表示灯において、該発光ダイオード6に並列に
電流が流れた際の両端の電圧が発光ダイオード6の順方
向電圧降下値以上となる抵抗値の分流抵抗11を接続した
誤点灯防止回路を備えた表示灯であり、省エネルギータ
イプの発光ダイオードであっても誤点灯を生じることは
皆無である。
また、上記では発光素子として発光ダイオードを用いた
場合を示したが、発光ダイオードの替わりにネオン球を
用いても同様な効果が得られる。以上のように、本考案
によれば回路中に抵抗を接続した比較的簡単な構成でも
って誤点灯を防止でき、その実用上の効果は多大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は交流回路でスイッチがオフの状態
で表示灯が誤点灯する回路図、第3図は従来の白熱球を
表示灯とした回路図、第4図は発光ダイオードを表示灯
としそれに整流ダイオードを直列に接続した回路図、第
5図は表示灯に他の機器を接続した回路図、第6図は本
考案の一実施例を示す回路図、第7図は発光ダイオード
を表示灯としてそれにツェナーダイオードを直列に接続
した回路図、第8図は従来の発光ダイオードの表示回路
の回路図、第9図は第8図の回路を改良した発光ダイオ
ードの表示回路の回路図、第10図(a)は第9図の回路の
パルス発生回路(1)で発生するパルス電流I、第10図
(b)はコンデンサ(8)の両端の電圧V、第10図(c)は発
光ダイオード(2)を流れる電流Iのそれぞれの特性
図、第11図(a)は本考案の第6図の回路で発生するパル
ス電流I、第11図(b)はパルス電圧V、第11図(c)は
発光ダイオード6に流れるダイオード電流Iのそれぞ
れの特性図、第12図は発光ダイオードの特性図である。
を示す。 6…発光ダイオード 11…分流抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山内 良則 滋賀県草津市野村町264 不二電機工業株 式会社草津製作所内 (72)考案者 中島 茂 滋賀県草津市野村町264 不二電機工業株 式会社草津製作所内 (72)考案者 唐谷 三郎 滋賀県草津市野村町264 不二電機工業株 式会社草津製作所内 (72)考案者 志葉 一男 滋賀県草津市野村町264 不二電機工業株 式会社草津製作所内 (72)考案者 上野 欣一 滋賀県草津市野村町264 不二電機工業株 式会社草津製作所内 (56)参考文献 実開 昭52−109454(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流回路で発光ダイオードを点灯する表示
    灯において、該発光ダイオードに並列に、電流が流れた
    際の両端の電圧が発光ダイオードの順方向電圧降下値以
    上となる抵抗値の分流抵抗を接続したことを特徴とする
    誤点灯防止回路を備えた表示灯
JP1984065660U 1984-05-04 1984-05-04 誤点灯防止回路を備えた表示灯 Expired - Lifetime JPH062283Y2 (ja)

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JP1984065660U JPH062283Y2 (ja) 1984-05-04 1984-05-04 誤点灯防止回路を備えた表示灯

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JPS60177406U JPS60177406U (ja) 1985-11-25
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