JPH06228263A - 反応射出成形用ポリウレア樹脂組成物 - Google Patents

反応射出成形用ポリウレア樹脂組成物

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JPH06228263A
JPH06228263A JP5037519A JP3751993A JPH06228263A JP H06228263 A JPH06228263 A JP H06228263A JP 5037519 A JP5037519 A JP 5037519A JP 3751993 A JP3751993 A JP 3751993A JP H06228263 A JPH06228263 A JP H06228263A
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JP
Japan
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injection molding
resin composition
component
polyurea resin
reaction injection
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Application number
JP5037519A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Oshima
敏幸 大島
Hideo Ishibashi
秀夫 石橋
Satoshi Yamamoto
聡 山本
Koji Izumo
孝治 出雲
Mitsuharu Kaneko
満晴 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】成形物の自己離型性および塗膜付着性にすぐれ
た反応射出成形用ポリウレア樹脂組成物を提供する。 【構成】(a)ポリオキシアルキレンポリアミン、
(b)芳香族ポリアミンおよび/またはキシリレンジア
ミン、(c)ポリイソシアネート化合物を含む反応射出
成形用ポリウレア樹脂組成物へ、(d)平均分子量80
0〜10,000のポリオキシアルキレンジオールモノ
4 〜C18アルキルエーテルを第4成分として添加す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反応射出成形(以下R
IMという。)用ポリウレア樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】自動車用ポリウレタン樹脂バ
ンパーなどを金型内で樹脂原料を反応させると同時に成
形するRIM法が注目され、米国特許第4,254,0
69号、同第3,838,076号、同第4,216,
543号、同第4,246,363号、同第4,26
9,945号等にそれらの技術が開示されている。
【0003】ポリアルキレンポリオールとポリイソシア
ネートとを金型内で反応させ、ポリウレタン成形品を得
る技術は、ポリウレタンが比較的耐熱性に乏しく、また
塗装上の制約もあり、生産コストも大となるため、その
後耐熱性の良好なポリウレアが注目され、例えば特開昭
58−188643号には平均分子量1500以上のア
ミン末端ポリオキシアルキレンポリアミンと、アミン末
端鎖延長剤と、ポリイソシアネートとを密閉金型内で反
応させることよりなる、機械的強度、耐熱性その他の物
性にすぐれたポリウレア成形品を得る技術が開示されて
いる。
【0004】ポリウレタン/ポリウレアRIMにおいて
1回の成形サイクルに要する時間が短いことが望まれる
ので、成形物の金型からの離型性が重要である。このた
め金型キャビティーの表面に離型剤を塗布することが行
われている。しかしながら金型への離型剤の塗布を省略
したり、または1回の塗布でなるべく多数回連続して成
形し得るように、成形物自体が離型性を有するように離
型性添加剤を樹脂原料へ添加することが知られている。
特表昭60−500418,特開昭61−83215,
特開平3−88845等参照。これら離型性添加剤の典
型例は、高級脂肪酸、その金属塩、アミドなどである
が、ポリウレタンRIMにおいては有効であってもポリ
ウレアRIMにはそれほど有効でない場合があり、さら
に重要なことは後から成型物へ塗装される塗膜の付着性
を害することである。このため成形物表面のトリクロロ
エタン洗浄等による前処理を必要とする。すなわち、成
型物の自己離型性と塗膜付着性とは両立しない。
【0005】そこで、ポリウレアRIMにおいて成型物
の自己離型性と塗膜付着性が両立し得る添加剤が要望さ
れている。
【0006】
【問題点の解決方法】RIM用ポリウレア樹脂組成物
は、一般に反応成分として、(a)ポリオキシアルキレ
ンポリアミン、(b)芳香族ポリアミンおよび/または
キシリレンジアミン、およびポリイソシアネート化合物
を含んでいる。
【0007】本発明のRIM用ポリウレア樹脂組成物
は、さらに第4成分として、(d)平均分子量800〜
10,000のポリオキシアルキレンジオールモノC4
〜C18アルキルエーテルを含むことを特徴とする。
【0008】第4成分として(d)成分を含むことによ
り、成形物の塗膜付着性を害することなく自己離型性を
高めることが始めて可能になった。
【0009】
【好ましい実施態様】(a)成分および(b)成分 本発明に用いられるポリオキシアルキレンポリアミン
は、少なくとも2個以上の水酸基を有するポリオキシア
ルキレンポリオールの末端水酸基を水素化−脱水素触媒
を用いて、高温高圧化にアンモニアと反応させるなどの
方法によって得られる(例えば、ベルギー特許6771
24号に記載)。
【0010】ここで、ポリオキシアルキレンポリオール
は、適当な開始剤のもとに酸化アルキレンを水酸化アル
カリ金属のような塩基性触媒を用いて開環重合すること
により得られる。出発物質としては、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
その他のポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコー
ル、その他のポリプロピレングリコール、グリセリン、
ジグリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、
スクロース、その他の多価アルコール類、ビスフェノー
ルA、ビスフェノールS、レゾール、その他の多価フェ
ノール、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンそ
の他のアミン等がある。また、酸化アルキレンとして
は、酸化エチレン、酸化プロピレン、酸化ブチレンおよ
びテトラヒドロフランが単独、あるいは任意の組合せで
用いられる。また、それらの平均分子量は200ないし
10,000、好ましくは400ないし8,000の範
囲内にあるものが使用し得る。
【0011】かかるポリオキシアルキレンポリアミン
は、各種市販されており、例えば、ポリオキシプロピレ
ンジアミンとしてジェファーミンD−2000(テキサ
コケミカル製、アミン当量約1000)、ポリオキシプ
ロピレントリアミンとしてテックスリムTR−5050
(同、アミン当量約1930)、ジェファーミンT−4
03(同、アミン当量約160)などがあり、これらは
いずれも本発明において好都合に用いられる。
【0012】本発明に用いられる1級芳香族ポリアミン
としては、例えば2,4−ジアミノトルエン、2,6−
ジアミノトルエン、1−メチル−3,5−ジエチル−
2,4−ジアミノベンゼン、1−メチル−3,5−ジエ
チル−2,6−ジアミノベンゼン(両者はまたジエチル
トルエンジアミンまたはDETDAと称される)、1,
3,5−トリエチル−2,6−ジアミノベンゼン、4,
4’−ジアミノジフェニルメタン、3,5,3’,5’
−テトラエチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、3,5−ジエチルチオ−2,4−トルエンジアミン
などを含む。特に好ましい芳香族ポリアミン化合物は
2,4−ジアミノトルエン、2,6−ジーアミノトルエ
ン、1−メチル−3,5−ジエチル−2,6−ジアミノ
ベンゼン、1−メチル−3,5−ジエチル−2,4−ジ
アミノベンゼン、4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、またはこれらの化合物の混合物である。
【0013】かかる芳香族ポリアミンは、各種市販され
ており、例えば1−メチル−3,5−ジエチル−2,4
−ジアミノベンゼンと1−メチル−3,5−ジエチル−
2,6−ジアミノベンゼンの混合物としてエタキュアー
100(浅野ケミカルズ(株)製)、2,4−ジアミノ
トルエンとしてトリレンジアミン(三井東圧化学(株)
製)、4,4’−ジアミノジフェニルメタンとしてMD
A−220(三井東圧化学(株)製)などがある。
【0014】キシリレンジアミンには1,2−、1,3
−および1,4−の位置異性体があり、ここではこれら
位置異性体およびそれらの混合物を含めてキシリレンジ
アミンという。
【0015】本発明に用いられるキシリレンジアミン
は、対応するジニトリルをニッケル、あるいはコバルト
系触媒を用いて水素添加して得られる。かかるキシリレ
ンジアミンは、市販されており、例えばショウアミンX
(昭和電工製)がある。
【0016】ポリウレアRIMに使用するポリオキシア
ルキレンポリアミンは、ポリウレタンRIMに使用する
ポリエーテルポリオールよりもイソシアネートとの反応
性が高いため硬化速度が速く、従って金型内への反応混
合物の充填が1秒以内に終了しないと液流れが悪くな
り、満足な成形物は得られない。
【0017】そこで2級アミンは1級アミンに比べてイ
ソシアネートとの反応性が相対的に低いことから、ポリ
オキシアルキレンポリアミンや、鎖延長剤として使用す
る芳香族ポリアミンやキシリレンジアミンの1級アミノ
基の少なくとも一部を2級化し、フロー性を改善するこ
とが知られている。例えば特開平1−311116、同
2−41310等参照。
【0018】本発明に使用する、(a)ポリオキシアル
キレンポリアミンおよび(b)芳香族ポリアミンおよび
/またはキシリレンジアミンは、いずれもこのように2
級化されたアミンを含んでもよい。特に本出願人らの特
願平3−128419に提案しているように、対応する
1級アミンと電子吸引基を有するエチレン性不飽和モノ
マーとのマイケル型付加反応によって2級化した(a)
成分および/または(b)成分を使用してもよい。
【0019】この目的に使用し得るモノマーとしては、
例えば、アクリル酸エステル類(アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸i−ブチル、アクリル酸t−ブチル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸メチル、アク
リル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸プ
ロピル、アクリル酸2−ヒドロキシエチルなど)、メタ
クリル酸エステル類(メタクリル酸n−ブチル、メタク
リル酸i−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリ
ル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル
酸プロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルな
ど)、アクリロニトリル、アクリルアミド、N,N−ジ
メチルアクリルアミド、メチルビニルケトン、エチルビ
ニルケトン、メチルビニルスルホン、エチルビニルスル
ホン、メチルビニルスルホネート、エチルビニルスルホ
ネートなどがある。
【0020】(c)成分 本発明で用いられるポリイソシアネート化合物として広
範囲のポリイソシアネートが用いられる。典型的な芳香
族ポリイソシアネート類としてはカルボジイミド変性を
した液状ジフェニルメタンジイソシアネートまたはジフ
ェニルメタンジイソシアネートの部分プレポリマー、
2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレン
ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイ
ソシアネート、キシリレンジイソシアネート、粗製トリ
レンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリ
イソシアネート、カルボジイミド化変性品、ビュレット
化変性品が挙げられる。特に好ましい芳香族ポリイソシ
アネートは純粋なメチレンビス(4−フェニルイソシア
ネート)(以下MDIと略す)、もしくはそのプレポリ
マー、または変性品である。
【0021】これらのタイプの物質を好適なRIM成形
体を製造するために使用することができる。純粋なMD
Iは固体であり、そのためしばしば使用に際して不便で
あるためにMDIに基づいた液状生成物がしばしば用い
られ、本発明に使用されるMDIすなわちメチレンビス
(4−フェニルイソシアネート)に含まれる。米国特許
3,394,164号には液状MDI生成物の例が開示
されている。さらに一般的にはウレトニミン変性MDI
も上記の定義に含まれる。かかるタイプの市販品として
は日本ポリウレタン工業(株)のミリオネートMTL、
ミリオネートMTL−Cなどがある。
【0022】また、本発明で用いられる脂肪族および脂
環族ポリイソシアネートとしてジシクロヘキシルメタン
−4,4’−ジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、水素化キシ
リレンジイソシアネート及びこれらのイソシアヌレート
化変性品、カルボジイミド化変性品等が挙げられる。特
に好ましい脂肪族および脂環族ポリイソシアネートはヘ
キサメチレンジイソシアネート、そのビウレット、三量
体もしくはプレポリマーである。かかるタイプの市販品
としては日本ポリウレタン工業(株)製のコロネートH
X、コロネートHK、住友バイエルウレタン(株)製の
スミジュールN3200などがある。
【0023】(d)成分 良く知られているように、ポリオキシアルキレンモノオ
ールは1価アルコールを開始剤とし、塩基性触媒の存在
下アルキレンオキサイドを開環付加重合することによっ
て得られる。本発明の(d)成分は、C4 〜C18アルカ
ノール、例えばn−ブタノール、ヘキサノール、2−エ
チルヘキサノール、オクチルアルコール、デシルアルコ
ール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、ス
テアリルアルコール、それらの混合物などを開始剤とし
て使用し、この方法によって製造することができる。ア
ルキレンオキサイドとしてはエチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイドが一般的にあり、特にポリオキシアル
キレン鎖中にブロックまたはランダム共重合体の形でそ
の両者を含むことが好ましい。その場合鎖中のエチレン
オキサイド含量は少なくとも10モル%,特に30〜8
0モル%であることが好ましい。平均分子量は800〜
10,000、好ましくは1,000〜6,000であ
る。
【0024】ポリウレア組成物 この分野で良く知られているように、ポリウレア反応混
合物の活性水素化合物とポリイソシアネート化合物との
当量比は1:1に近いものでなければならない。従って
(a)成分,(b)成分よりなる活性水素化合物全体の
平均活性水素当量と、(c)成分の平均イソシアネート
基当量との当量比が1:0.7〜1:1.5,好ましく
は1:0.95〜1:1.25になるように配合され
る。そのうち、(d)成分は、(a)成分と(b)成分
と(c)成分の合計に対し5重量%以下、好ましくは
0.5〜2重量%となるような割合で添加される。
(d)成分をあまり多く使用すると勿論自己離型性は高
まるが機械的強度および塗膜付着性は低下し、あまり少
なければその逆である。
【0025】本発明の組成物のRIMは公知方法と同じ
でよく、特別の条件を必要としない。従って他の公知の
内部離型剤を適宜併用することもでき、さらに組成物は
界面活性剤、発泡剤、フォーム安定剤、難燃剤、着色
剤、充填剤、各種補強剤、酸化防止剤等の通常使用され
る添加剤を含んでもよい。
【0026】以下、本発明を更に具体的に説明するため
実施例および比較例を挙げて説明する。
【0027】製造例1 配合 n−ブタノール 148重量部(2モル) 水 30重量部 KOH 2.22重量部 エチレンオキサイド 1716重量部(39モル) プロピレンオキサイド 1740重量部(30モル) n−ブタノール148重量部、水30重量部、水酸化カ
リウム2.22重量部をオートクレーブに仕込み、窒素
置換後密封し、その後更に窒素パージを行い系内圧力を
3気圧に保持し攪拌を行った。続いて系内温度を50℃
に上げ、別タンクに予め低温加圧(5気圧)下、液状化
調整しておいたエチレンオキサイド176重量部をオー
トクレーブ内に約20分かけて滴下した。その間、最高
系内温度を56℃、最高系内圧力を6気圧に制御した。
滴下後、系内温度を50〜56℃に保ち、系内圧力が
3.2気圧一定になるまで攪拌を続けた。系内圧力が
3.2気圧一定になった時点で、系内の未反応水を真空
ポンプ除去し、その後系内温度を93℃に上げ攪拌を続
けた。別途タンクに低温加圧(5気圧)下、液状混合し
たエチレンオキサイド1540重量部とプロピレンオキ
サイド1740重量部の半分をオートクレーブ内へ約4
時間かけて滴下、系内温度は最高110℃に、系内圧力
は最高6気圧の制御した。続いて残りの液状混合物を約
5時間かけて滴下し、その間系内温度は110℃に、系
内圧力は最高6気圧に制御した。滴下後、3時間攪拌を
継続し、系内圧力が3.5気圧一定になった時点で反応
完了した。反応終了後、系内を20℃以下に冷却し内容
物を取り出した。イオン交換樹脂で中性処理し、低分子
量不純物および水を最初80〜90℃でエバポレートし
その後、10mmHg/120℃の条件下トルエンと共
沸蒸留除去し目的の化合物(A)を得た。分析の結果、
重量平均分子量=1700、水酸基価=32、粘度=2
90cps/25℃であり、外観としては無色透明液状
物質であった。
【0028】製造例2〜4 製造例1と同原料を用い、表−1に示すように配合量お
よび滴下・反応時間を変えた以外は製造例1と同様な方
法で化合物(B)、(C)、(D)を得た。 化合物(B);重量平均分子量=6200、水酸基価=
9、粘度=670cps/25℃ 化合物(C);重量平均分子量=700、水酸基価=8
0、粘度=120cps/25℃ 化合物(D);重量平均分子量=12000、水酸基価
=5、粘度=1800cps/25℃
【0029】
【表1】
【0030】実施例1 下記寸法の金型へ成形前に外部離型剤B−269(中京
油脂製)を均一に塗布した後、ジェファーミンD−20
00(ポリオキシプロピレンジアミン アミノ基当量=
約1000)70重量部とジエチルトルエンジアミン3
0重量部、製造例1の化合物(A)1重量部を混合し、
ミリオネートMTL62重量部とを衝突混合させつつ金
型内に注入し、下記条件、 金型寸法 縦400mm、横300mm、厚さ
3mm 原料温度 45±2℃ 射出圧力 150±20Kg/cm2 金型注入速度 約420cc/sec 金型温度 70±2℃ で反応射出成形した後、20秒金型内で滞留させ、離型
性を後述の評価方法にしたがって評価した。結果を表−
1に示した。さらに、該成形物を120℃で30分間後
硬化させ、ポリウレタン系プライマーを塗布して後述の
評価方法にしたがって付着性の評価を行った。
【0031】実施例2および比較例1〜6 表−2に記載の配合で、実施例1と同様な方法で反応射
出成形を行い、離型性プライマーとの付着性評価を実施
した。評価方法 1.離型性 成形前に外部離型剤B−269(中京油脂(株)製)を
金型に均一に塗布した。この一回の外部離型剤塗布によ
り不具合なく何サイクル連続して成形−脱型できるかを
確認した。その際、脱型時に成形体の割れや、成形体の
表面が金型表面へ残るようになるまでのサイクル回数
(限界サイクル数))で評価した。 2.付着性 成形後、成形物を120℃で30分間後硬化する。該成
形物を室温まで十分冷却した後、トルエンでワイピング
処理しポリウレタン系プライマー(RB−230プライ
マー:日本ピー・ケミカル製)を塗布、焼付け乾燥によ
り試験試料を作成した。JIS K 5400(8.
5.2)規定の碁盤目テープ法に記載の試験板を鋼板か
ら該ポリウレア成形板に変えた以外は同試験法(199
0年JIS規格規定)準じ評価した。
【0032】
【表2】
【0033】表−2に示した結果から明らかなように、
ポリウレタン系樹脂では効果が認められないが、特定の
ポリオキシアルキレンジオールモノアルキルエーテルを
含有したポリウレア樹脂組成物では、離型性と塗膜付着
性を両立できた。
【0034】製造例5 テックスリムTR−5050(3官能,アミン当量19
30,平均分子量5000)と、アクリル酸2−エチル
ヘキシルと、ジアミノジフェニルメタンを1/2/1の
当量比で120℃で40時間反応させ、変性ポリアミン
Aを得た。2級アミノ基への変換率86%
【0035】製造例6 ジェファーミンT−403(3官能,アミン当量16
0,平均分子量400)と、アクリル酸2−エチルヘキ
シルを1/1の当量比で5時間反応させ、変性ポリアミ
ンBを得た。2級アミノ基への変換率80%
【0036】製造例7 ショウアミンX(2官能,アミン当量68,分子量13
6)と、アクリル酸2−エチルヘキシルを1/1の当量
比で80℃で14時間反応させ、変性ポリアミンCを得
た。2級アミノ基への変換率87%
【0037】実施例3〜5及び比較例7 表−2に記載の配合で、実施例1と同様な方法で反応射
出成形を行い、同じ評価方法で離型性とプライマーとの
付着性評価を実施した。結果を表−3に示す。
【0038】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 75:00 (72)発明者 山本 聡 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内 (72)発明者 出雲 孝治 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内 (72)発明者 金子 満晴 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ポリオキシアルキレンポリアミン、 (b)芳香族ポリアミンおよび/またはキシリレンジア
    ミン、 (c)ポリイソシアネート化合物を含む反応射出成形用
    ポリウレア樹脂組成物であって、第4成分として、
    (d)平均分子量800〜10,000のポリオキシア
    ルキレンジオールモノC4 〜C18アルキルエーテルを含
    むことを特徴とする反応射出成形用ポリウレア樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】前記(d)成分の平均分子量は1,000
    ないし6,000である請求項1の反応射出成形用ポリ
    ウレア樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記(d)成分のポリオキシアルキレン鎖
    は、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのラン
    ダムまたはブロック共重合体である請求項1または2の
    反応射出成形用ポリウレア樹脂組成物。
  4. 【請求項4】前記ポリオキシアルキレン鎖中のエチレン
    オキサイド含量が少なくとも10モル%である請求項3
    の反応射出成形用ポリウレア樹脂組成物。
  5. 【請求項5】前記(d)成分の前記(a)成分、(b)
    成分および(c)成分合計に対する割合が5重量%以下
    である請求項1ないし4のいずれかの反応射出成形用ポ
    リウレア樹脂組成物。
  6. 【請求項6】前記(d)成分の前記(a)成分、(b)
    成分および(c)成分合計に対する割合が0.5〜2重
    量%である請求項5の反応射出成形用ポリウレア樹脂組
    成物。
  7. 【請求項7】前記ポリオキシアルキレンポリアミン
    (a)の末端アミノ基は1級アミノ基である請求項1な
    いし6のいずれかの反応射出成形用ポリウレア樹脂組成
    物。
  8. 【請求項8】前記1級アミノ基の少なくとも一部はエチ
    レン性不飽和モノマーとのマイケル型付加反応によって
    2級化されている請求項7の反応射出成形用ポリウレア
    樹脂組成物。
  9. 【請求項9】前記芳香族ポリアミンおよび/またはキシ
    リレンジアミン(b)のアミノ基は1級アミノ基である
    請求項1ないし8のいずれかの反応射出成形用ポリウレ
    ア樹脂組成物。
  10. 【請求項10】前記1級アミノ基の少なくとも一部はエ
    チレン性不飽和モノマーとのマイケル型付加反応によっ
    て2級化されている請求項9の反応射出成形用ポリウレ
    ア樹脂組成物。
  11. 【請求項11】前記エチレン性不飽和モノマーはアクリ
    ル酸のまたはメタクリル酸のアルキルエステルまたはヒ
    ドロキシアルキルエステルである請求項8または10の
    反応射出成形用ポリウレア樹脂組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4887092A (en) * 1987-12-07 1989-12-12 Siemens Aktiengesellschaft Thermal printing method

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