JPH06228095A - カルバゾール誘導体 - Google Patents

カルバゾール誘導体

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JPH06228095A
JPH06228095A JP4060993A JP4060993A JPH06228095A JP H06228095 A JPH06228095 A JP H06228095A JP 4060993 A JP4060993 A JP 4060993A JP 4060993 A JP4060993 A JP 4060993A JP H06228095 A JPH06228095 A JP H06228095A
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JP
Japan
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carbazole
yield
compound
same manner
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Application number
JP4060993A
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English (en)
Inventor
Tateshi Osawa
立志 大澤
Toyoo Nakao
豊男 中尾
Atsushi Miwa
篤史 三輪
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Kirin Brewery Co Ltd
Original Assignee
Kirin Brewery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 脳内虚血時の脳細胞を保護して虚血性脳障害
を抑制するカルバゾール誘導体を提供する。 【構成】 一般式(I)を有する化合物およびその薬理
学的に許容される酸付加塩。 [式中、R〜Rは、水素原子、低級アルキル基、低
級アルコキシル基(当該低級アルコキシル基はジ低級ア
ルキルアミノ基、N−メチルピペラジニル基で置換され
てもよい)、水酸基、アセトキシル基、ニトロ基、アミ
ノ基、またはハロゲンから成る群より選択され、R
アミノ、基−N(R10)−(CH−R11(但
し、R10=H、低級アルキル;R11=ジ低級アルキ
ルアミノ、あるいはピペリジノ等の環式アミン;n=2
〜4の整数)、ピペラジン−1−イル(4位が低級アル
キルで置換されていてもよい)等からなる群から選択さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、虚血性脳障害抑制作用
を有する新規なカルバゾール誘導体に関する。更に詳し
くは、本発明は、脳内虚血時の脳細胞を保護して壊死を
抑制するとともに、虚血による脳浮腫の生成を抑制する
薬剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、わが国における人口構成は急激に
変化し、まさに高齢化社会の到来を迎えようとしてい
る。この高齢化社会の到来に伴って、虚血性脳疾患の発
生頻度はますます高まろうとしている。実際、わが国に
おける虚血性脳疾患による死亡率は、病因別死亡率で
は、ガン、心臓疾患に続き第3位である。この虚血性脳
疾患の特徴は、他の慢性疾患と異なり、虚血障害の発生
直後から脳出血や脳血栓などの死に直結した致命的病態
を呈することである。かろうじて生命を取りとめた場合
でも、神経障害により、意識の混濁、運動や知覚能力の
回復不全を呈し、患者の予後は決して良好なものとはい
えない。また、わが国における虚血性脳障害の発生頻度
は他国を凌いでおり、老人性痴呆のうち半数以上は脳血
管障害に由来するともいわれている[半田肇他、神経研
究の進歩, 32, 193 (1988);平井俊策他、メビオ, 5 ,
20 (1988) ]。
【0003】虚血性脳障害においては、急性期に虚血病
巣およびその周辺部で脳血流の低下やエネルギーの低下
により脳神経細胞は次々に壊死を引き起こし、意識が回
復した慢性期においては障害は既に回復不能な状況を呈
するため、予後に神経障害を治療することは極めて困難
といわざるを得ない。すなわち、虚血性脳障害において
は、障害が発生した直後から何らかの治療を施し、障害
部位を極力小さくする必要がある。
【0004】現在の虚血性脳疾患に対しての治療におい
ては、外科的手術が主流であるが、脳神経外科領域にお
ける手術は極めて緻密な手順を要するため、一刻を争う
虚血性脳疾患にあっては、薬物投与により急性期の障害
をできる限り少なくすることで、手術後の経過を一層良
好にする必要がある。
【0005】虚血性脳障害急性期の治療としては、脳神
経細胞死の抑制、脳内血流量の維持・調節、虚血性脳浮
腫の抑制等の方法がある。脳神経細胞の壊死を抑制する
薬物としては、ペントバルビタールなどバルビツレート
類に虚血性脳障害に対する保護作用が知られており[Si
meone, F. A. et al., Stroke, 10, 8 (1979)]、患者
に点滴静注する治療が脳保護を目的として以前は臨床で
用いられていたが、これらの物質群は意識を低下させる
作用が著しく、かつ呼吸抑制作用があるために患者の全
身管理が難しく、現在ではほとんど用いられていない。
【0006】一方、最近になって、脳保護作用を有する
ニゾフェノンが報告された[Tamura, A. et al., Strok
e, 10, 126 (1979) ]。本物質はバルビツレート類に比
べると意識に対する低下作用は多少弱いものの、鎮静作
用はかなりの程度存在し、また脳浮腫に対する抑制作用
はなく、臨床上、決して満足のいく薬物とは言い難い。
【0007】脳神経細胞の壊死を抑制する薬物として、
近年脳内グルタミン酸受容体のサブタイプであるNMD
A(N-methyl-D-aspartate)受容体に対する各種の拮抗物
質が注目されている[Choi, D. W., Stroke, 21, III-
20 (1990) ]。しかし、本薬物群は、ごく少量の投与で
意識混濁・脳波異常など精神異常をきたす可能性が示唆
されており[Yoshimura, K. et al., Japan J. Pharmac
ol., 58(Suppl. 1),251P (1992) ]、未だ臨床的に有
効に用いられた報告はない。
【0008】虚血性脳障害において、近年脳内血流量の
維持・調節を目的としてニモジピン[Herman, J. et a
l., Stroke, 21, IV-81 (1990)]やCGRP(calciton
in gene related peptide) [Johnston, F. G. et al.,
Lancet, 335 , 869 (1990)]などの薬剤が臨床的に用
いられたとの報告があるが、これらの薬物による治療は
未だ確立されたものではなく、神経細胞死や脳浮腫を抑
制する物質との併用がむしろ望ましい。
【0009】虚血性脳浮腫を抑制する薬剤としては、従
来からマンニトールやグリセロールなどの高張液やステ
ロイドを点滴静注する方法が用いられている。しかし、
高張液は体液バランスを崩し易く、また、ステロイドは
出血を助長する可能性も示唆されており、決して満足の
いくものとは言えない。
【0010】最近になって、フェニトインなどの各種抗
てんかん薬に抗低酸素作用などの脳保護作用が知られる
ようになり[Imaizumi, S. et al., Neurol. Res., 1
0, 18(1988) ]、臨床でも検討されるようになった。し
かし、抗てんかん薬は水溶性が極めて悪いため、輸液に
溶解させて投与することが一般的な投与方法となる脳虚
血急性期においては、この点は重大な短所となってい
る。
【0011】また、脳保護作用を有する化合物として、
最近、2−ピラゾリン類(特開昭62−79157号公
報、特開平2−157276号公報)やジメチルカルバ
ゾール誘導体(特開平3−251564号公報)が開示
されたが、これらの化合物の脳保護作用は弱く、臨床上
満足のいく活性を有するとはいえない。
【0012】一方、9−カルバモイルカルバゾールやそ
の誘導体としては、下記に示すように式:
【0013】
【化3】 で表される9−カルバモイルカルバゾール[Karmakar,
T. et al., Curr. Sci.,55, 828 (1986)]や、式:
【0014】
【化4】 で表される化合物[特公昭40−54059号、特公昭
45−6810号]などが報告されているが、虚血性脳
障害に対する保護作用については全く知られていない。
また我々は、9−カルバモイルカルバゾールを合成し、
マウスの断頭ギャスピング延長作用を指標に虚血性脳障
害に対する保護作用を調べたが、作用は全くみられなか
った。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】虚血性脳障害の急性期
において、虚血病巣およびその周辺部の神経細胞を保護
して壊死を抑制し、さらには虚血性脳浮腫を抑制して、
生命予後の神経症状を改善し、かつ意識混濁や脳波異常
などの副作用の少ない優れた薬剤の開発が望まれてい
る。このような物質を提供することが、常に求められて
いる所以である。
【0016】本発明者は本課題を解決することを目的と
して、各種カルバゾール誘導体を合成し、これらの化合
物につき鋭意検討した結果、驚くべきことに式(I)で
表される化合物が、公知の脳保護作用・抗脳浮腫作用を
示す薬剤とは化学構造的に異なるにも拘らず、非常に優
れた脳保護作用と虚血性脳浮腫抑制作用を有することを
見いだし、本発明を完成するに至った。
【0017】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、式
(I)
【0018】
【化5】 [式中、R1 〜R8 は同一または異なって、水素原子、
低級アルキル基、低級アルコキシル基(当該低級アルコ
キシル基はジ低級アルキルアミノ基、N−メチルピペラ
ジニル基で置換されてもよい)、水酸基、アセトキシル
基、ニトロ基、アミノ基、またはハロゲンから成る群よ
り選択され、R9 は次の式:
【0019】
【化6】 から選択され、R10は水素原子または低級アルキル基か
ら選択され、R11はジ低級アルキルアミノ基、モルホリ
ノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、または1H−イミ
ダゾール−1−イル基から選択され、nは2〜4の数値
から選択され、R12は水素原子または低級アルキル基か
ら選択され、mは2または3の数値から選択される(た
だしR1 〜R8 がすべて水素原子であり、かつR9 がア
ミノ基である化合物は含まない)]で表されるカルバゾ
ール誘導体およびその薬理学的に許容される酸付加塩を
提供する。
【0020】本明細書中、低級アルキル基とはC1 〜C
4 の直鎖状または分岐状のアルキル基を意味し、具体的
にはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブ
チルなどが挙げられる。低級アルコキシル基とは、C1
〜C4 のアルコキシル基を意味し、具体的には、メトキ
シル基、エトキシル基、プロポキシル基、ブトキシル基
などが挙げられる。ハロゲンとは、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素を意味する。ジ低級アルキルアミノ基とは、
2つの低級アルキル基で置換されたアミノ基を意味し、
具体的には、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジ
プロピルアミノ基等が挙げられる。
【0021】薬理学的に許容される酸付加塩としては、
塩酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸、および酢酸、
ギ酸、プロピオン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン
酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、p−トルエンスルホ
ン酸、メタンスルホン酸などの有機酸との塩が挙げられ
る。
【0022】本発明の式(I)で表されるカルバゾール
誘導体は、例えば下記に図示する方法により製造するこ
とができるが、これに限定されるものではない。
【0023】
【化7】 (式中R1 〜R12、n、およびmは前記に同じ)即ち式
(IV)で表されるカルバゾール類とトリホスゲンとを塩
基の存在下および不活性溶媒の存在下に反応させること
により式(V)で表される9−クロロカルボニルカルバ
ゾール類とし、これを反応混合物から単離することな
く、直ちにさらに式(VI)または式(VII)で表される
アミン類またはアンモニア(VIII)を塩基の存在下反応
させることにより式(I)で表されるカルバゾール誘導
体を製造することができる。
【0024】本反応で使用できる不活性溶媒としては本
反応を著しく阻害しないものであれば良く、例えば塩化
メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭
化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルナフ
タレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族
炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類を例示する
ことができ、これらの不活性溶媒は単独で使用しても混
合して使用してもよいが、本発明はこれらの不活性溶媒
に限定されるものではない。
【0025】本反応で使用できる塩基としては無機塩基
または有機塩基を使用することができ、無機塩基として
は、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基
類、有機塩基としては、例えばピリジン、トリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン、N,N−ジメチル
アニリン、N,N−ジメチルアミノピリジン等の有機塩
基類を例示することができる。塩基の使用量は、式(I
V)で表されるカルバゾール類から式(V)で表される
9−クロロカルボニルカルバゾール類を製造する反応に
おいては式(IV)で表されるカルバゾール類に対して1
モル及至過剰モルの範囲から適宜選択して使用すればよ
く、式(V)で表される9−クロロカルボニルカルバゾ
ール類から式(I)で表されるカルバゾール誘導体を製
造する反応においては式(IV)で表されるカルバゾール
類に対して1モル及至過剰モルの範囲から適宜選択して
使用すればよい。本反応で使用するトリホスゲンは式
(IV)で表されるカルバゾール類に対して1/3モル乃
至過剰モルの範囲から適宜選択して使用すればよい。
【0026】式(VI)または式(VII )で表されるアミ
ン類またはアンモニアは式(IV)で表されるカルバゾー
ル類に対して等モル使用すれば良いが、過剰に使用する
こともできる。
【0027】本反応の反応温度は室温乃至使用する不活
性溶媒の沸点域の範囲から選択すれば良く、好ましくは
室温下に行うのが良い。反応時間は反応温度、反応量等
により一定しないが、数分乃至48時間の範囲から適宜
選択すれば良い。
【0028】反応終了後、目的物を含む反応系から常法
により単離し、必要に応じて再結晶法、カラムクロマト
グラフィー法等により精製することにより式(I)で表
されるカルバゾール誘導体を製造することができる。
【0029】またR9 がアミノ基の場合、次の方法によ
っても製造できる。
【0030】
【化8】 (式中R1 〜R8 は前記に同じ。)即ち式(IV)で表さ
れるカルバゾール類とクロロスルホニルイソシアナート
を不活性溶媒の存在下に反応させることにより式(IX)
で表される9−クロロスルホニルアミノカルボニルカル
バゾール類とし、これを反応混合物から単離することな
く、直ちにさらに塩酸を加えて反応させることにより式
(X)で表されるカルバゾール誘導体を製造することが
できる。
【0031】本反応で使用できる不活性溶媒としては本
反応を著しく阻害しないものであれば良く、例えば塩化
メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭
化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルナフ
タレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族
炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類を例示する
ことができ、これらの不活性溶媒は単独で使用しても混
合して使用してもよいが、本発明はこれらの不活性溶媒
に限定されるものではない。
【0032】本反応で使用するクロロスルホニルイソシ
アナートは式(IV)で表されるカルバゾール類に対して
1モル乃至過剰モルの範囲から適宜選択して使用すれば
よい。
【0033】本反応に使用する塩酸は1規定から5規定
の範囲から適宜選択して使用すればよい。
【0034】本反応の反応温度は0℃乃至使用する不活
性溶媒の沸点域の範囲から選択すれば良く、好ましくは
0℃で行うのが良い。反応時間は反応温度、反応量等に
より一定しないが、数分乃至48時間の範囲から適宜選
択すれば良い。
【0035】反応終了後、目的物を含む反応系から常法
により単離し、必要に応じて再結晶法、カラムクロマト
グラフィー法等により精製することにより式(X)で表
されるカルバゾール誘導体を製造することができる。
【0036】式(I)で表されるカルバゾール誘導体を
製造するための原料化合物である式(IV)で表されるカ
ルバゾール類は公知の文献記載の方法、例えばJ.Chem.S
oc.,p530,1945; Phytochem.,p773,1969; J.Chem.Soc.,p
4831,1965; Aust.J.Chem.,p2053,1968等に記載の方法に
より製造することができる。
【0037】
【作用】本発明に係る化合物は、優れた脳保護作用と虚
血性脳浮腫抑制作用を有する。本剤は従って、虚血性脳
障害に対する有用な予防及び治療薬として使用できるも
のと期待される。
【0038】医薬品として本剤を使用する際の製剤ない
し投与の方法は、従来から知られた各種のものを適用で
きる。投与は注射、経口投与、直腸投与などが可能であ
る。また、脳浮腫対策として通常用いられている10%
グリセロール液などに溶解して輸液として用いてもよ
い。製剤形態としては注射剤、顆粒剤、錠剤、散剤、カ
プセル剤、坐剤、シロップ剤などの剤型として用いるこ
とができる。経口投与、直腸投与に際しては、徐放化製
剤としてもよい。
【0039】いずれの製剤形態にあっても、本発明化合
物に悪影響を及ぼさない限り、医薬用途で従来から用い
られてきた各種補助剤、すなわち担体やその他の助剤、
たとえば安定剤、防腐剤、無痛化剤、乳化剤などを、必
要に応じて使用可能である。
【0040】単位製剤形態における本発明化合物の含量
は、当該製剤形態により広範囲に変更可能である。
【0041】本発明化合物の投与量は、投与方法、患者
の年齢、体重、状態および疾患の種類によっても異なる
が、好ましくは、成人1人1日当たり0.1〜2.0g
である。これを1〜5回に分割して投与すればよい。ま
た、本発明化合物を輸液に溶解して、これを点滴により
静脈内に持続的に投与してもよい。
【0042】本発明に係る化合物は、脳内虚血時の脳細
胞を保護して壊死を予防するとともに、虚血による脳浮
腫の生成を抑制する作用を有する。本剤は従って、脳卒
中・脳血栓・脳出血・脳梗塞などの虚血性脳障害に対す
る治療薬として有用であると考えられる。
【0043】
【実施例】以下の実施例は、本発明を更に具体的に説明
するものであるが、本発明は、その要旨を越えない限り
これらの実施例によって限定されるものではない。
【0044】本発明に係る化合物の合成例およびその物
理学的性質は以下の通りである。なお、核磁気共鳴スペ
クトル(NMR)の測定はテトラメチルシランを内部標
準として行ってppmにて表示してある。
【0045】実施例1 9−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル
アミノカルボニル]カルバゾール (化合物1)カルバゾール(524mg)の塩化メチレン
(15ml)懸濁液に、ピリジン(0.28ml)を加え、
次にトリホスゲン(340mg)を加えて4時間撹拌した
後1−(3−アミノプロピル)イミダゾール(0.41
ml)、ピリジン(0.28ml)の塩化メチレン(10m
l)溶液を加えた。その後、水を加えてクロロホルムで
抽出した後、MgSO4 で乾燥し、瀘過、濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いてク
ロロホルム/メタノール(20/1)で溶出した。表題
の化合物を565mg、収率57%で得た。
【0046】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.21(qui,J=6.
7Hz,2H),3.56(q,J=6.7Hz,2H),4.11(t,J=6.7Hz,2H),6.03
(br s,1H),6.98(s,1H),7.04(s,1H),7.34(t,J=7.3Hz,2
H),7.45-7.49(m,2H),7.50(s,1H),7.96(d,J=8.5Hz,2H),
8.03(d,J=7.3Hz,2H)実施例2 9−(N−メチルピペラジニルカルボニル)カルバゾー
ル (化合物2)実施例1と同様にして、1−(3−アミノ
プロピル)イミダゾールの代わりにN−メチルピペラジ
ンを用いて表題の化合物を収率77%で得た。
【0047】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.34(s,3H),2.
49(t,J=4.5Hz,4H),3.62(t,J=4.5Hz,4H),7.31(t,J=7.9H
z,2H),7.45-7.49(m,2H),7.65(d,J=8.5Hz,2H),8.03(d,J=
7.9Hz,2H)実施例3 9−(N−メチルホモピペラジニルカルボニル)カルバ
ゾール (化合物3)実施例1と同様にして、1−(3−アミノ
プロピル)イミダゾールの代わりにN−メチルホモピペ
ラジンを用いて表題の化合物を収率84%で得た。
【0048】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.95(br s,2
H),2.38(s,3H),2.63(br s,2H),3.67(brs,2H),3.73(br
s,2H),7.30(t,J=7.3Hz,2H),7.44-7.48(m,2H),7.54(d,J=
8.5Hz,2H),8.04(d,J=7.3Hz,2H)実施例4 9−[(2−ジエチルアミノ)エチルアミノカルボニ
ル]カルバゾール (化合物4)実施例1と同様にして、1−(3−アミノ
プロピル)イミダゾールの代わりにN,N−ジエチルエ
チレンジアミンを用いて表題の化合物を定量的に得た。
【0049】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.36(t,J=6.7H
z,6H),3.07(q,J=6.7Hz,4H),3.28(s,2H),3.96(br s,2H),
7.33(t,J=7.9Hz,2H),7.46-7.50(m,2H),8.01(d,J=7.9Hz,
2H),8.15(d,J=7.9Hz,2H)実施例5 9−[(2−モルホリノエチル)アミノカルボニル]カ
ルバゾール (化合物5)実施例1と同様にして、1−(3−アミノ
プロピル)イミダゾールの代わりに4−(2−アミノエ
チル)モルホリンを用いて表題の化合物を収率93%で
得た。
【0050】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.58(br s,4
H),2.71(t,J=5.7Hz,2H),3.66-3.70(m,2H),3.75(t,J=4.2
Hz,4H),7.35(t,J=7.3Hz,2H),7.45-7.49(m,2H),8.05(d,J
=7.3Hz,2H),8.11(d,J=8.5Hz,2H)実施例6 9−[(2−ピロリジノエチル)アミノカルボニル]カ
ルバゾール (化合物6)実施例1と同様にして、1−(3−アミノ
プロピル)イミダゾールの代わりに1−(2−アミノエ
チル)ピロリジンを用いて表題の化合物を定量的に得
た。
【0051】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.04(t,J=6.7H
z,4H),3.20(br s,4H),3.31(t,J=5.7Hz,2H),3.88-3.92
(m,2H),7.30(t,J=7.3Hz,2H),7.43-7.47(m,2H),7.98(d,J
=7.3Hz,2H),8.10(d,J=8.5Hz,2H)実施例7 9−[(2−ピペリジノエチル)アミノカルボニル]カ
ルバゾール (化合物7)実施例1と同様にして、1−(3−アミノ
プロピル)イミダゾールの代わりに1−(2−アミノエ
チル)ピペリジンを用いて表題の化合物を収率69%で
得た。
【0052】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.48(br s,2
H),1.59-1.63(m,4H),2.50(br s,4H),2.64(t,J=5.7Hz,2
H),3.63-3.67(m,2H),6.70(br s,1H),7.34(t,J=7.3Hz,2
H),7.45-7.49(m,2H),8.04(d,J=7.3Hz,2H),8.14(d,J=8.5
Hz,2H)実施例8 9−ピペラジニルカルボニルカルバゾール (化合物8)実施例1と同様にして、1−(3−アミノ
プロピル)イミダゾールの代わりにピペラジンを用いて
表題の化合物を収率61%で得た。
【0053】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.96(t,J=4.9H
z,4H),3.58(t,J=4.8Hz,4H),7.30-7.34(m,2H),7.45-7.49
(m,2H),7.65(d,J=8.5Hz,2H),8.04(d,J=7.3Hz,2H)実施例9 9−[4−(1H−イミダゾール−1−イル)ブチルア
ミノカルボニル]カルバゾール (化合物9)実施例1と同様にして、1−(3−アミノ
プロピル)イミダゾールの代わりに1−(4−アミノブ
チル)イミダゾールを用いて表題の化合物を収率86%
で得た。
【0054】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.69-1.73(m,2
H),1.93-1.97(m,2H),3.56-3.60(m,2H),4,04(t,J=6.7Hz,
2H),5.83(br s,1H),7.06(s,1H),7.35(t,J=7.3Hz,2H),7.
45-7.49(m,3H),7.97(d,J=8.5Hz,2H),8.03(d,J=7.3Hz,2
H)実施例10 9−[N−(2−ジエチルアミノエチル)−N−メチル
カルバモイル]カルバゾール (化合物10)実施例1と同様にして、1−(3−アミ
ノプロピル)イミダゾールの代わりにN,N−ジエチル
−N′−メチルエチレンジアミンを用いて表題の化合物
を収率73%で得た。
【0055】1H−NMR(CDCl3 ):δ0.96(t,J=6.7H
z,6H),2.48(br s,4H),2.71(t,J=5.5Hz,2H),3.07(s,3H),
3.62(t,J=5.5Hz,2H),7.29(t,J=7.9Hz,2H),7.42-7.46(m,
2H),7.67(d,J=7.9Hz,2H),8.03(d,J=7.9Hz,2H)実施例11 9−[(3−ジエチルアミノ)プロピルアミノカルボニ
ル]カルバゾール (化合物11)実施例1と同様にして、1−(3−アミ
ノプロピル)イミダゾールの代わりに3−ジエチルアミ
ノプロピルアミンを用いて表題の化合物を収率93%で
得た。
【0056】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.33(br s,6
H),2.26(br s,2H),3.00-3.15(m,6H),3.77(q,J=6.1Hz,2
H),7.33(t,J=7.3Hz,2H),7.47-7.51(m,2H),8.01(d,J=7.
3Hz,2H),8.12(d,J=7.9Hz,2H)実施例12 2−メトキシ−9−(N−メチルピペラジニルカルボニ
ル)カルバゾール (化合物12) (1)2−ヒドロキシカルバゾール(2.02g)のア
セトニトリル(60ml)溶液にジメチル硫酸(1.14
ml)、炭酸カリウム(1.67g)を加えて、加熱還流
を3時間行なった。反応液を氷水にあけ、クロロホルム
で抽出した後、食塩水で洗い、MgSO4 で乾燥し、瀘
過、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーを用いて酢酸エチル/ヘキサンで溶出した。2−
メトキシカルバゾールを1.54g、収率71%で得
た。
【0057】(2)2−メトキシカルバゾール(4.6
5g)の塩化メチレン(150ml)懸濁液に、ピリジン
(2.10ml) 、トリホスゲン(3.39g)を加え
て、4時間撹拌した。N−メチルピペラジン(2.88
ml)、トリエチルアミン(3.62ml)の塩化メチレン
(50ml)溶液を氷冷下加えた。その後、反応液を水で
洗い、MgSO4 で乾燥し、瀘過、濃縮した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いてクロロホ
ルム/メタノール(20/1)で溶出した。表題の化合
物を4.69g、収率61%で得た。
【0058】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.34(S,3H),2.
48-2.52(m,4H),3.62(t,J=4.5Hz,4H),3.91(s,3H),6.92(d
d,J=8.5Hz,2.4Hz,1H),7.18(d,J=2.4Hz,1H),7.26-7.30
(m,1H),7.36-7.40(m,1H),7.56(d,J=8.5,1H),7.88(d,J=
8.5Hz,1H),7.92(d,J=7.9Hz,1H)実施例13 9−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル
アミノカルボニル]−2−メトキシカルバゾール (化合物13)実施例12(2)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて表題の化合物を収率86%で得
た。
【0059】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.17(qui,J=6.
7Hz,2H),3.49(q,J=6.7Hz,2H),3.89(s,3H),4.06(t,J=6.7
Hz,2H),6.39(br s,1H),6.91(dd,J=8.5Hz,2.4Hz,1H),6.9
4(s,1H),6.97(s,1H),7.28(t,J=7.3Hz,1H),7.33-7.37(m,
1H),7.40(s,1H),7.57(d,J=2.4Hz,1H),7.80(d,J=8.5Hz,1
H),7.83(d,J=8.5Hz,1H),7.89(d,J=7.3Hz,1H)実施例14 2−メトキシ−9−(N−メチルホモピペラジニルカル
ボニル)カルバゾール (化合物14)実施例12(2)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにN−メチルホモピペラジンを
用いて表題の化合物を収率56%で得た。
【0060】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.86(s,3H),3.
40-3.80(br m,4H),3.92(s,3H),4.15(br s,2H),6.94(dd,
J=8.2Hz,2.4Hz,1H),7.31(t,J=7.3Hz,1H),7.91(d,J=8.5H
z,1H),7.94(d,J=7.9Hz,1H)実施例15 9−[(2−ジエチルアミノ)エチルアミノカルボニ
ル]−2−メトキシカルバゾール (化合物15)実施例12(2)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにN,N−ジエチルエチレンジ
アミンを用いて表題の化合物を収率91%で得た。
【0061】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.12(t,J=6.7H
z,6H),2.72(br s,4H),2.88(br s,2H),3.69(br s,2H),3.
92(s,3H),6.93(dd,J=8.5Hz,2.4Hz,1H),7.30(m,1H),7.36
-7.40(m,1H),7.75(d,J=2.4Hz,1H),7.86(d,J=8.5Hz,1H),
7.92(d,J=7.3Hz,1H),8.00(d,J=7.9Hz,1H)実施例16 2−メトキシ−9−[(2−モルホリノエチル)アミノ
カルボニル]カルバゾール (化合物16)実施例12(2)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに4−(2−アミノエチル)モ
ルホリンを用いて表題の化合物を収率27%で得た。
【0062】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.89(br s,2
H),3.28(br s,2H),3.48(br s,2H),3.91(br s,2H),3.92
(s,3H),3.97(br s,2H),4,18(br s,2H),6.91(dd,J=8.5H
z,2.4Hz,1H),7.28(t,J=7.3Hz,1H),7.36-7.40(m,1H),7.6
9(d,J=2.4Hz,1H),7.84(d,J=8.5Hz,1H),7.88(d,J=7.3Hz,
1H),8.04(d,J=8.5Hz,1H)実施例17 2−メトキシ−9−[(2−ピペリジノエチル)アミノ
カルボニル]カルバゾール (化合物17)実施例12(2)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(2−アミノエチル)ピ
ペリジンを用いて表題の化合物を定量的に得た。
【0063】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.49(br s,2
H),1.60-1.64(m,4H),2.50(br s,4H),2.65(t,J=5.7Hz,2
H),3.62-3.66(m,2H),3.92(s,3H),6.71(br,1H),6.94(dd,
J=8.5Hz,2.4Hz,1H),7.30(m,1H),7.39(m,1H),7.78(dd,J=
2.4,1H),7.88(d,J=8.5Hz,1H),7.94(d,J=7.3Hz,1H),8.01
(d,J=7.9Hz,1H)実施例18 2−メトキシ−9−ピペラジニルカルボニルカルバゾー
ル (化合物18)実施例12(2)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにピペラジンを用いて表題の化
合物を収率69%で得た。
【0064】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.97(t,J=4.2H
z,4H),3.57(br s,4H),3.91(s,3H),6.92( dd,J=8.5Hz,2.
4Hz,1H),7.18(d,J=2.4Hz,1H),7.28(t,J=7.3Hz,1H),7.36
-7.40(m,1H),7.57(d,J=8.5Hz,1H),7.89(d,J=8.5Hz,1H),
7.92(d,J=7.3Hz,1H)実施例19 2−エトキシ−9−(N−メチルピペラジニルカルボニ
ル)カルバゾール (化合物19) (1)2−ヒドロキシカルバゾール(1.0g)のアセ
トニトリル(20ml)溶液にヨウ化エチル(0.65m
l)、炭酸カリウム(0.95g)を加えて、加熱還流
を6時間行なった。反応液を氷水にあけ、クロロホルム
で抽出した後、Na2 SO4 で乾燥し、瀘過、濃縮し
た。2−エトキシカルバゾールを1.14g、収率99
%で得た。
【0065】(2)2−エトキシカルバゾール(0.5
g)の塩化メチレン(10ml) 懸濁液に、ピリジン
(0.40ml) 、トリホスゲン(0.93g)を加え
て、1時間撹拌した。N−メチルピペラジン(0.79
ml)の塩化メチレン(2ml)溶液を加えた。反応液を水
で洗い、Na2 SO4 で乾燥し、瀘過、濃縮した。残留
物をクロロホルム/メタノール(20/1)を溶出溶媒
とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し
た。表題の化合物を0.24g、収率30%で得た。
【0066】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.42(t,J=7.3H
z,4H),2.25(s,3H),2.42(br s,4H),3.56(br m,4H),4.07
(q,J=7.3Hz,2H),6.85(dd,J=8.5Hz,1.8Hz,1H),7.15(d,J=
1.8Hz,1H),7.22(t,J=7.3Hz,1H),7.33(t,J=7.3Hz,1H),7.
53(d,J=7.3Hz,1H),7.79(d,J=8.5Hz,1H),7.85(d,J=7.3H
z,1H)実施例20 2−エトキシ−9−[3−(1H−イミダゾール−1−
イル)プロピルアミノカルボニル]カルバゾール (化合物20)実施例19(2)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて表題の化合物を収率50%で得
た。
【0067】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.47(t,J=6.7H
z,3H),2.22(qui,J=6.7Hz,2H),3.56(q,J=6.7Hz,2H),4.11
-4.17(m,4H),5.93(br s,1H),6.94(dd,J=8.5Hz,1.8Hz,1
H),6.99(s,1H),7.07(s,1H),7.31(t,J=7.3Hz,1H),7.39
(t,J=7.3Hz,1H),7.53(s,1H),7.59(d,J=1.8Hz,1H),7.84
(d,J=7.3Hz,1H),7.87(d,J=8.5Hz,1H),7.92(d,J=7.3Hz,1
H) 実施例21 2−エトキシ−9−(N−メチルホモピペラジニルカル
ボニル)カルバゾール (化合物21)実施例19(2)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにN−メチルホモピペラジンを
用いて表題の化合物を収率74%で得た。
【0068】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.47(t,J=6.7H
z,3H),1.96(br s,2H),2.39(s,3H),2.63(br s,2H),2.71
(br s,2H),3.66(br s,2H),3.74(br s,2H),4.13(q,J=6.7
Hz,2H),6.90(dd,J=8.5Hz,1.8Hz,1H),7.05(d,J=1.8Hz,1
H),7.24-7.28(m,1H),7.37(t,J=7.3Hz,1H),7.46(d,J=7.9
Hz,1H),7.89(d,J=8.5Hz,1H),7.93(d,J=7.3Hz,1H)実施例22 9−(N−メチルピペラジニルカルボニル)−2−プロ
ポキシカルバゾール (化合物22) (1)2−ヒドロキシカルバゾール(1.0g)のアセ
トニトリル(20ml)溶液に1−ブロモプロパン(0.
74ml)、炭酸カリウム(0.95g)を加えて、加熱
還流を4時間行なった。反応液を氷水にあけ、クロロホ
ルムで抽出した後、Na2 SO4 で乾燥し、瀘過、濃縮
した。2−プロポキシカルバゾールを1.20g、収率
98%で得た。
【0069】(2)2−プロポキシカルバゾール(0.
5g)の塩化メチレン(10ml) 懸濁液に、ピリジン
(0.40ml) 、トリホスゲン(0.88g)を加え
て、1時間撹拌した。N−メチルピペラジン(0.74
ml)の塩化メチレン(5ml)溶液を加えた。反応液を水
で洗い、Na2 SO4 で乾燥し、瀘過、濃縮した。残留
物をクロロホルム/メタノール(20/1)を溶出溶媒
とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し
た。表題の化合物を0.64g、収率82%で得た。
【0070】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.04(t,J=7.3H
z,3H),1.80-1.84(m,2H),2.23(s,3H),2.39(br s,4H),3.5
3(br s,4H),3.96(t,J=6.7Hz,2H),6.84(dd,J=8.5Hz,2.4H
z,1H),7.16(d,J=2.4Hz,1H),7.20(t,J=7.9Hz,1H),7.32
(t,J=7.9Hz,1H),7.53(d,J=7.9Hz,1H),7.77(d,J=8.5Hz,1
H),7.82(d,J=7.9Hz,1H)実施例23 9−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル
アミノカルボニル]−2−プロポキシカルバゾール (化合物23)実施例22(2)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて表題の化合物を収率49%で得
た。
【0071】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.08(t,J=7.3H
z,3H),1.87(m,2H),2.23(m,2H),3.57(q,J=6.7Hz,2H),4.0
4(t,J=6.7Hz,2H),4.13(t,J=6.7Hz,2H),5.88(br s,1H),
6.95(dd,J=8.5Hz,2.4Hz,1H),7.00(s,1H),7.08(s,1H),7.
31(t,J=7.3Hz,1H),7.38(m,1H),7.55(s,1H),7.60(d,J=2.
4Hz,1H),7.84(d,J=7.9Hz,1H),7.88(d,J=8.5Hz,1H),7.93
(d,J=7.3Hz,1H)実施例24 9−(N−メチルホモピペラジニルカルボニル)−2−
プロポキシカルバゾール (化合物24)実施例22(2)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにN−メチルホモピペラジンを
用いて表題の化合物を収率60%で得た。
【0072】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.08(t,J=7.3H
z,3H),1.86(m,2H),1.95(br s,2H),2.39(s,3H),2.63(br
s,2H),2.72(br s,2H),3.67(br s,2H),3.74(br,2H),4.02
(t,J=6.7Hz,2H),6.91(dd,J=8.5Hz,1.8Hz,1H),7.06(d,J=
1.8Hz,1H),7.26(m,1H),7.37(m,1H),7.46(d,J=7.9Hz,1
H),7.89(d,J=8.5Hz,1H),7.93(d,J=7.3Hz,1H)実施例25 2−アセトキシ−9−[(2−ジエチルアミノ)エチル
アミノカルボニル]カルバゾール (化合物25) (1)2−ヒドロキシカルバゾール(1.96g)のク
ロロホルム(40ml)懸濁液に無水酢酸(1.2ml)、
ピリジン(1.1ml)を加えて、撹拌を一晩行なった。
水で洗った後、MgSO4 で乾燥し、瀘過、濃縮して、
2−アセトキシカルバゾールを2.22g、収率92%
で得た。
【0073】(2)2−アセトキシカルバゾール(83
8mg)の塩化メチレン(30ml) 懸濁液に、ピリジン
(0.33ml) 、トリホスゲン(402mg)を加えて、
一晩撹拌した。N,N−ジエチルエチレンジアミン
(0.571ml)、ピリジン(0.33ml)の塩化メチ
レン(5ml)溶液を加えた。反応液を水で洗い、MgS
4で乾燥し、瀘過、濃縮した。残留物をクロロホルム
/メタノール(20/1)を溶出溶媒とするシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製した。表題の化合物を
988mg、収率76%で得た。
【0074】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.14(t,J=6.7H
z,6H),2.34(s,3H),2.74(br s,4H),2.90(s,2H),3.70(br
s,2H),7.07(dd,J=8.5Hz,1.8Hz,1H),7.33(t,J=7.3Hz,1
H),7.47(t,J=7.3Hz,1H),7.94(d,J=1.8Hz,1H),7.97-8.00
(m,2H),8.06(d,J=8.5Hz,1H)実施例26 9−[(2−ジエチルアミノ)エチルアミノカルボニ
ル]−2−ヒドロキシカルバゾール (化合物26)実施例25で得た2−アセトキシ−9−
[(2−ジエチルアミノ)エチルアミノ]カルボニルカ
ルバゾール(1.31g)にメタノール(50ml)、水
(10ml)を加えて溶解させ、炭酸カリウム(592m
g)を加えて30分撹拌した。水を加えて塩化アンモニ
ウムで中和し、クロロホルムで抽出し、MgSO4 で乾
燥し、瀘過、濃縮した。残留物をクロロホルム/メタノ
ール(20/1)を溶出溶媒とするシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製した。表題の化合物を740m
g、収率64%で得た。
【0075】1H−NMR(DMSO-d6 ):δ1.02(t,J=6.
7Hz,6H),2.58(br s,4H),2.68(br s,2H),3.42(br s,2H),
6.77(d,J=7.3Hz,1H),7.33(m,1H),7.38(d,J=1.8Hz,1H),
7.89-7.92(m, 2H),7.98(d,J=7.3Hz,1H),8.03(br s,1H),
9.64(s,1H)実施例27 2−メチル−9−(N−メチルピペラジニルカルボニ
ル)カルバゾール (化合物27) (1)1−ブロモ−2−ニトロベンゼン(700mg)、
4−ブロモトルエン(5.90g)に銅粉(2.17
g)を加えて270℃で8時間撹拌した。室温に戻し
て、酢酸エチルを加えて瀘過、濃縮した。残留物をヘキ
サン/酢酸エチル(20/1)を溶出溶媒とするシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。4−メチル
−2′−ニトロビフェニルを226mg、収率26%で得
た。
【0076】(2)4−メチル−2′−ニトロビフェニ
ル(219mg)にトリエチルフォスファイト(0.75
ml)を加えて加熱還流を4時間行なった。室温に戻し
て、ヘキサン/酢酸エチル(10/1)を溶出溶媒とす
るシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。2
−メチルカルバゾールを77mg、収率41%で得た。
【0077】(3)2−メチルカルバゾール(201m
g)の塩化メチレン(15ml)溶液にピリジン(0.1m
l)、トリホスゲン(120mg)を加えて1時間撹拌し
た。N−メチルピペラジン(0.135ml)、トリエチ
ルアミン(123ml)の塩化メチレン(15ml)溶液を
加えた。反応液を食塩水で洗って、MgSO4 で乾燥
し、瀘過、濃縮した。残留物をクロロホルム/メタノー
ル(50/1)を溶出溶媒とするシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで精製した。表題の化合物を239mg、
収率70%で得た。
【0078】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.35(s,3H),2.
50(br s,4H),2.53(s,3H),3.62(br s,4H),7.14(d,J=7.3H
z,1H),7.29(t,J=7.3Hz,1H),7.42(t,J=7.3Hz,1H),7.47
(s,1H),7.59(d,J=7.9Hz,1H),7.90(d,J=7.9Hz,1H),7.98
(d,J=7.3Hz,1H)実施例28 9−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル
アミノカルボニル]−2−メチルカルバゾール (化合物28)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて表題の化合物を収率80%で得
た。
【0079】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.22(qui,J=6.
7Hz,2H),2.54(s,3H),3.56(q,J=6.7Hz,2H),4.12(t,J=6.7
Hz,2H),6.98(s,1H),7.05(s,1H),7.16(d,J=7.9Hz,1H),7.
32(t,J=7.9Hz,1H),7.41-7.45(m,1H),7.51(s,1H),7.80
(s,1H),7.89(d,J=7.9Hz,1H),7.91(d,J=8.5Hz,1H),7.98
(d,J=7.9Hz,1H)実施例29 2−エチル−9−(N−メチルピペラジニルカルボニ
ル)カルバゾール (化合物29) (1)実施例27(1)と同様にして、1−ブロモ−4
−エチルベンゼンを用いて4−エチル−2′−ニトロビ
フェニルを収率44%で得た。
【0080】(2)実施例27(2)と同様にして、4
−エチル−2′−ニトロビフェニルより2−エチルカル
バゾールを収率19%で得た。
【0081】(3)実施例27(3)と同様にして、2
−エチルカルバゾールより表題の化合物を収率50%で
得た。
【0082】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.33(t,J=7.9H
z,3H),2.35(s,3H),2.51(br s,4H),2.83(q,J=7.9Hz,2H),
3.63(br s,4H),7.17(d,J=7.9Hz,1H),7.29(t,J=7.9Hz,1
H),7.43(t,J=7.9Hz,1H),7.48(s,1H),7.60(d,J=7.9Hz,1
H),7.92(d,J=7.9Hz,1H),7.98(d,J=7.9Hz,1H)実施例30 2−エチル−9−(N−メチルホモピペラジノカルボニ
ル)カルバゾール (化合物30)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにN−メチルホモピペラジンを
用いて2−エチルカルバゾールより表題の化合物を収率
86%で得た。
【0083】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.33(t,J=7.9H
z,3H),1.96(br s,2H),2.40(s,3H),2.65(br s,2H),2.73
(br s,2H),2.82(q,J=7.9Hz,2H),3.67(br s,2H),3.75(br
s,2H),7.16(d,J=7.9Hz,1H),7.28(t,J=7.9Hz,1H),7.36
(s,1H),7.40-7.44(m,1H),7.50(d,J=7.9Hz,1H),7.93(d,J
=7.9Hz,1H),7.99(d,J=7.9Hz,1H)実施例31 2−フルオロ−9−(N−メチルピペラジニルカルボニ
ル)カルバゾール (化合物31) (1)塩酸3−フルオロフェニルヒドラジン(15.7
g)に50%エタノール(150ml)、シクロヘキサノ
ン(15ml)、酢酸ナトリウム(11.9g)を加えて
加熱還流を2時間行なった。氷水にあけ、酢酸エチルで
抽出し、食塩水で洗ってMgSO4 で乾燥し、瀘過、濃
縮した。残留物をメタノールに溶解し、氷冷下濃硫酸
(10ml)を加えて、加熱還流を2時間行なった。氷水
にあけ、酢酸エチルで抽出し、食塩水で洗ってMgSO
4 で乾燥し、瀘過、濃縮した。残留物をヘキサン/酢酸
エチル(10/1→8/1→6/1→4/1→2/1)
を溶出溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製した。7−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロカルバゾールを7.85g、収率43%で得た。
【0084】(2)7−フルオロ−1,2,3,4−テ
トラヒドロカルバゾール(6.81g)をジオキサン
(200ml)に溶解し、クロラニル(22.1g)を加
えて100℃で一晩撹拌した。室温におき、瀘過してエ
ーテルで洗い込んだ。濾液を2N−KOH、食塩水で洗
ってMgSO4 で乾燥し、瀘過、濃縮した。残留物をク
ロロホルム/ヘキサン(1/5〜1/0)を溶出溶媒と
するシリカゲルのカラムクロマトグラフィーで精製し
た。2−フルオロカルバゾールを2.49g、収率37
%で得た。
【0085】(3)実施例27(3)と同様にして、2
−フルオロカルバゾールより表題の化合物を収率57%
で得た。
【0086】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.37(s,3H),2.
52(br s,4H),3.65(br,4H),7.05(td,J=8.5Hz,2.4Hz,1H),
7.32(t,J=7.9Hz,1H),7.38(dd,J=9.8Hz,2.4Hz,1H),7.42-
7.46(m,1H),7.60(d,J=7.9Hz,1H),7.95(dd,J=8.5Hz,5.5H
z,1H),7.98(d,J=7.9Hz,1H)実施例32 2−フルオロ−9−[3−(1H−イミダゾール−1−
イル)プロピルアミノカルボニル]カルバゾール (化合物32)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて2−フルオロカルバゾールより表
題の化合物を収率71%で得た。
【0087】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.23(qui,J=6.
7Hz,2H),3.57(q,J=6.7Hz,2H),4.13(t,J=6.7Hz,2H),6.02
(br s,1H),6.99(s,1H),7.04(s,1H),7.08(td,J=8.5Hz,2.
4Hz,1H),7.35(t,J=7.3Hz,1H),7.42-7.46(m,1H),7.78(d
d,J=10.4Hz,2.4Hz,1H),7.83(d,J=8.5Hz,1H),7.93(dd,J=
8.5Hz,5.5Hz,1H),7.97(d,J=7.3Hz,1H)実施例33 2−クロロ−9−(N−メチルピペラジニルカルボニ
ル)カルバゾール (化合物33) (1)実施例31(1)と同様にして、塩酸3−クロロ
フェニルヒドラジンより7−クロロ−1,2,3,4−
テトラヒドロカルバゾールを収率17%で得た。
【0088】(2)実施例31(2)と同様にして、7
−クロロ−1,2,3,4−テトラハイドロカルバゾー
ルより2−クロロカルバゾールを収率27%で得た。
【0089】(3)実施例27(3)と同様にして、2
−クロロカルバゾールより表題の化合物を収率56%で
得た。
【0090】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.35(s,3H),2.
50(br s,4H),3.61(br s,4H),7.29(dd,J=7.9Hz,1.5Hz,1
H),7.32(t,J=7.9Hz,1H),7.45-7.49(m,1H),7.60(d,J=7.9
Hz,1H),7.68(d,J=1.8Hz,1H),7.92(d,J=7.9Hz,1H),7.98
(d,J=7.9Hz,1H)実施例34 2−クロロ−9−[3−(1H−イミダゾール−1−イ
ル)プロピルアミノカルボニル]カルバゾール (化合物34)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて2−クロロカルバゾールより表題
の化合物を定量的に得た。
【0091】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.23(qui,J=6.
7Hz,2H),3.56(q,J=6.7Hz,2H),4.12(t,J=6.7Hz,2H),6.98
(s,1H),7.01(s,1H),7.30(dd,J=8.5Hz,1.8Hz,1H),7.34
(t,J=7.3Hz,1H),7.45-7.49(m,1H),7.48(s,1H),7.84(d,J
=8.5Hz,1H),7.89(d,J=8.5Hz,1H),7.97(d,J=7.3Hz,1H),
8.04(d,J=1.8Hz,1H)実施例35 2−クロロ−9−(N−メチルホモピペラジニルカルボ
ニル)カルバゾール (化合物35)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにN−メチルホモピペラジンを
用いて2−クロロカルバゾールより表題の化合物を収率
80%で得た。
【0092】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.96(br s,2
H),2.40(s,3H),2.64(br s,2H),2.71(brs,2H),3.65(br
s,2H),3.72(br s,2H),7.28(dd,J=7.9Hz,1.2Hz,1H),7.31
(t,J=7.3Hz,1H),7.45-7.52(m,2H),7.57(d,J=1.2Hz,1H),
7.93(d,J=7.9Hz,1H),7.99(d,J=7.9Hz,1H)実施例36 9−(N−メチルピペラジニルカルボニル)−2−ニト
ロカルバゾール (化合物36) (1)実施例31(1)と同様にして、塩酸3−ニトロ
フェニルヒドラジンより7−ニトロ−1,2,3,4−
テトラヒドロカルバゾールを収率21%で得た。
【0093】(2)実施例31(2)と同様にして、7
−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
より2−ニトロカルバゾールを収率37%で得た。
【0094】(3)実施例27(3)と同様にして、2
−ニトロカルバゾールより表題の化合物を収率74%で
得た。
【0095】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.38(s,3H),2.
53-2.60(m,4H),3.59-3.80(m,4H),7.41(t,J=7.9Hz,1H),
7.61(t,J=7.9Hz,1H),7.67(d,J=8.5Hz,1H),8.10-8.14(m,
2H),8.23(dd,J=8.5Hz,1.8Hz,1H),8.59(d,J=1.8Hz,1H)実施例37 9−(N−メチルホモピペラジニルカルボニル)−2−
ニトロカルバゾール (化合物37)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにN−メチルホモピペラジンを
用いて2−ニトロカルバゾールより表題の化合物を収率
58%で得た。
【0096】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.05(br s,2
H),2.47(s,3H),2.71(br s,2H),2.82(brs,2H),3.69(br
s,2H),3.80(br s,2H),7.40(m,1H),7.57-7.62(m,2H),8.1
0-8.15(m,2H),8.23(dd,J=8.5Hz,2.4Hz,1H),8.48(d,J=2.
4Hz,1H)実施例38 2−アミノ−9−(N−メチルピペラジニルカルボニ
ル)カルバゾール (化合物38)実施例36で得た9−(N−メチルピペ
ラジニルカルボニル)−2−ニトロカルバゾール(39
0mg)にメタノール(20ml)、水(10ml)を加えて
溶解した。炭酸ナトリウム(87mg)、ハイドロサルフ
ァイトナトリウム(1.00g)を加えて60〜80℃
で30分撹拌した。氷水にあけ、クロロホルムで抽出
し、MgSO4 で乾燥し、瀘過、濃縮した。表題の化合
物を収率28%で得た。
【0097】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.34(s,3H),2.
40-2.51(m,4H),3.61(br s,4H),6.68(dd,J=7.9Hz,1.8Hz,
1H),7.22-7.26(m,1H),7.31-7.35(m,1H),7.50(d,J=7.9H
z,1H),7.77(d,J=8.5Hz,1H),7.86(d,J=7.3Hz,1H)実施例39 9−カルバモイル−2−メトキシカルバゾール (化合物39)2−メトキシカルバゾール(1.54
g)にクロロホルム(50ml)を加えて、氷冷下クロ
ロスルホニルイソシアナート(0.75ml)を加え
た。30分撹拌し、3N−塩酸(15ml)を加えて1
0分撹拌した。炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和
し、クロロホルム層を分取してMgSO4 で乾燥し、瀘
過、濃縮した。表題の化合物を1.77g、収率94%
で得た。
【0098】1H−NMR(CDCl3 ):δ3.92(s,3H),5.
69(br s,2H),6.96(dd,J=8.5Hz,2.4Hz,1H),7.30-7.34(m,
1H),7.39-7.43(m,1H),7.73(d,J=2.4Hz,1H),7.87(d,J=8.
5Hz,1H),7.93(d,J=7.3Hz,1H),7.99(d,J=7.9Hz,1H)実施例40 2−アセトキシ−9−カルバモイルカルバゾール (化合物40)実施例39と同様にして、2−アセトキ
シカルバゾールより表題の化合物を収率87%で得た。
【0099】1H−NMR(CD3 OD):δ2.33(s,3H),7.
08(dd,J=8.5Hz,1.8Hz,1H),7.34(t,J=7.3Hz,1H),7.47(t,
J=7.3Hz,1H),7.81(d,J=1.8Hz,1H),7.97-8.00(m,2H),8.0
6(d,J=8.5Hz,1H)実施例41 9−カルバモイル−2−ヒドロキシカルバゾール (化合物41)実施例26と同様にして、実施例40で
得た2−アセトキシ−9−カルバモイルカルバゾールよ
り表題の化合物を収率94%で得た。
【0100】1H−NMR(DMSO-d6 ):δ6.76(d,J=7.
3Hz,1H),7.31-7.35(m,1H),7.38(d,J=1.8Hz,1H),7.88-7.
92(m,2H),7.98(d,J=7.3Hz,1H),8.03(br s,1H),9.65(s,1
H)実施例42 9−カルバモイル−2−(3−ジエチルアミノプロポキ
シ)カルバゾール (化合物42) (1)2−ヒドロキシカルバゾール(3.73g)のア
セトニトリル(100ml)溶液に1,3−ジブロモプロ
パン(10.3g)、炭酸カリウム(8.49g)を加
えて、加熱還流を1時間行なった。反応液を氷水にあ
け、クロロホルムで抽出した後、Na2 SO4 で乾燥
し、瀘過、濃縮した。2−(3−ブロモプロポキシ)カ
ルバゾールを3.94g、収率64%で得た。
【0101】(2)2−(3−ブロモプロポキシ)カル
バゾール(2.63g)のアセトニトリル(80ml)
溶液にジエチルアミン(10ml)、炭酸カリウム
(1.43g)を加えて、加熱還流を1時間行なった。
反応液を氷水にあけ、クロロホルムで抽出した後、Na
2 SO4 で乾燥し、瀘過、濃縮した。残留物をクロロホ
ルム/メタノール(10/1)を溶出溶媒とするシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。2−(3−
ジエチルアミノプロポキシ)カルバゾールを2.26
g、収率88%で得た。
【0102】(3)実施例39と同様にして、2ー(3
−ジエチルアミノプロポキシ)カルバゾールより表題の
化合物を収率20%で得た。
【0103】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.10(t,J=7.3H
z,6H),1.99-2.03(m,2H),2.65(q,J=7.3Hz,4H),2.76(t,J=
7.3Hz,2H),4.13(t,J=6.1Hz,2H),6.94(dd,J=8.5Hz,1.8H
z,1H),7.28(t,J=7.3Hz,1H),7.36-7.40(m,1H),7.63(d,J=
1.8Hz,1H),7.90-7.97(m,3H)実施例43 9−カルバモイル−2−[3−(N−メチルピペラジニ
ル)プロポキシ]カルバゾール (化合物43) (1)実施例42(2)と同様にして、ジエチルアミン
の代わりにN−メチルピペラジンを用いて2−(3−ブ
ロモプロポキシ)カルバゾールより2−[3−(N−メ
チルピペラジニル)プロポキシ]カルバゾールを収率7
7%で得た。
【0104】(2)実施例39と同様にして、2−[3
−(N−メチルピペラジニル)プロポキシ]カルバゾー
ルより表題の化合物を収率37%で得た。
【0105】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.01-2.05(m,2
H),2.31(s,3H),2.50-2.56(m,8H),2.58(t,J=7.3Hz,2H),
4.13(t,J=6.1Hz,2H),5.60-5.64(m,2H),6.95(dd,J=8.5H
z,1.8Hz,1H),7.32(t,J=7.3Hz,1H),7.40(dd,J=8.5Hz,7.3
Hz,1H),7.71(d,J=1.8Hz,1H),7.87(d,J=8.5Hz,1H),7.92
(d,J=7.3Hz,1H),8.00(d,J=8.5Hz,1H)実施例44 3−メトキシ−9−(N−メチルピペラジニルカルボニ
ル)カルバゾール (化合物44) (1)実施例31(1)と同様にして、塩酸4−メトキ
シフェニルヒドラジンより6−メトキシ−1,2,3,
4−テトラヒドロカルバゾールを収率45%で得た。
【0106】(2)実施例31(2)と同様にして、6
−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾー
ルより3−メトキシカルバゾールを収率33%で得た。
【0107】(3)実施例27(3)と同様にして、3
−メトキシカルバゾールより表題の化合物を収率76%
で得た。
【0108】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.34(s,3H),2.
50(t,J=4.8Hz,4H),3.61(t,J=4.8Hz,4H),3.93(s,3H),7.0
9(dd,J=9.1Hz,2.4Hz,1H),7.27-7.31(m,1H),7.43-7.47
(m,1H),7.49(d,J=2.4Hz,1H),7.57(d,J=9.1Hz,1H),7.65
(d,J=7.9Hz,1H),7.98(d,J=7.9Hz,1H)実施例45 9−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル
アミノカルボニル]−3−メトキシカルバゾール (化合物45)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて3−メトキシカルバゾールより表
題の化合物を収率59%で得た。
【0109】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.21(qui,J=6.
7Hz,2H),3.55(q,J=6.7Hz,2H),3.92(s,3H),4.11(t,J=6.7
Hz,2H),5.95(br s,1H),6.98(s,1H),7.05(s,1H),7.07(d
d,J=9.1Hz,2.4Hz,1H),7.32(t,J=7.3Hz,1H),7.44-7.48
(m,1H),7.47(d,J=2.4Hz,1H),7.87(d,J=9.1Hz,1H),7.95
(d,J=7.9Hz,1H),7.97(d,J=7.3Hz,1H)実施例46 3−メトキシ−9−(N−メチルホモピペラジニルカル
ボニル)カルバゾール (化合物46)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにN−メチルホモピペラジンを
用いて3−メトキシカルバゾールより表題の化合物を収
率66%で得た。
【0110】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.30(br s,2
H),2.70(s,3H),3.00(br s,2H),3.23(brs,2H),3.71(br
s,2H),3.93(s,3H),4,00(br s,2H),7.09(dd,J=8.5Hz,1.8
Hz,1H),7.31(t,J=7.9Hz,1H),7.44-7.54(m,4H),8.00(d,J
=7.9Hz,1H)実施例47 3−クロロ−9−(N−メチルピペラジニルカルボニ
ル)カルバゾール (化合物47) (1)実施例31(1)と同様にして、塩酸4−クロロ
フェニルヒドラジンより6−クロロ−1,2,3,4−
テトラヒドロカルバゾールを収率31%で得た。
【0111】(2)実施例31(2)と同様にして、6
−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
より3−クロロカルバゾールを収率15%で得た。
【0112】(3)実施例27(3)と同様にして、3
−クロロカルバゾールより表題の化合物を収率68%で
得た。
【0113】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.34(s,3H),2.
50(br s,4H),3.60(br s,4H),7.33(t,J=7.3Hz,1H),7.42
(dd,J=8.5Hz,1.8Hz,1H),7.47-7.51(m,1H),7.58(d,J=8.5
Hz,1H),7.62(d,J=8.5Hz,1H),7.78-7.80(m,2H)実施例48 3−クロロ−9−[3−(1H−イミダゾール−1−イ
ル)プロピルアミノカルボニル]カルバゾール (化合物48)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて3−クロロカルバゾールより表題
の化合物を収率40%で得た。
【0114】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.23(qui,J=6.
7Hz,2H),3.57(q,J=6.7Hz,2H),4.13(t,J=6.7Hz,2H),5.96
(br s,1H),6.99(s,1H),7.05(s,1H),7.36(t,J=7.9Hz,1
H),7.42(dd,J=8.5Hz,1.8Hz,1H),7.48-7.52(m,2H),7.87
(d,J=8.5Hz,1H),7.94-7.99(m,3H) 実施例49 3−クロロ−9−(N−メチルホモピペラジニルカルボ
ニル)カルバゾール (化合物49)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにN−メチルホモピペラジンを
用いて3−クロロカルバゾールより表題の化合物を収率
70%で得た。
【0115】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.95(br s,2
H),2.38(s,3H),2.62(br s,2H),2.70(brs,2H),3.64(br
s,2H),3.71(br s,2H),7.31(t,J=7.3Hz,1H),7.41(dd,J=
8.5Hz,1.8Hz,1H),7.44-7.54(m,3H),7.98-8.00(m,2H)実施例50 3−フルオロ−9−(N−メチルピペラジニルカルボニ
ル)カルバゾール (1)実施例31(1)と同様にして、塩酸4−フルオ
ロフェニルヒドラジンより6−フルオロ−1,2,3,
4−テトラヒドロカルバゾールを収率73%で得た。
【0116】(2)実施例31(2)と同様にして、6
−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾー
ルより3−フルオロカルバゾールを収率45%で得た。
【0117】(3)実施例27(3)と同様にして、3
−フルオロカルバゾールより表題の化合物を収率58%
で得た。
【0118】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.35(s,3H),2.
48-2.52(m,4H),3.61(t,J=4.8Hz,4H),7.19(td,J=8.5Hz,
2.4Hz,1H),7.32(t,J=7.3Hz,1H),7.47-7.51(m,1H),7.59-
7.64(m,2H),7.68(dd,J=8.5Hz,2.4Hz,1H),7.98(d,J=7.9H
z,1H)実施例51 3−フルオロ−9−[3−(1H−イミダゾール−1−
イル)プロピルアミノカルボニル]カルバゾール (化合物51)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて3−フルオロカルバゾールより表
題の化合物を収率62%で得た。
【0119】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.23(qui,J=6.
7Hz,2H),3.56(q,J=6.7Hz,2H),4.12(t,J=6.7Hz,1H),6.00
(br s,1H),6.98(s,1H),7.04(s,1H),7.19(td,J=9.1Hz,2.
4Hz,1H),7.35(t,J=7.3Hz,1H),7.47-7.52(m,2H),7.65(d
d,J=8.5Hz,2.4Hz,1H),7.88(d,J=7.9Hz,1H),7.96-8.00
(m,2H)実施例52 3−メチル−9−(N−メチルピペラジニルカルボニ
ル)カルバゾール (化合物52) (1)実施例31(1)と同様にして、塩酸4−メチル
フェニルヒドラジンより6−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロカルバゾールを収率19%で得た。
【0120】(2)実施例31(2)と同様にして、6
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
より3−メチルカルバゾールを収率29%で得た。
【0121】(3)実施例27(3)と同様にして、3
−メチルカルバゾールより表題の化合物を収率89%で
得た。
【0122】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.30(s,3H),2.
46(br s,4H),2.50(s,3H),3.58(br s,4H),7.23-7.27(m,2
H),7.43(t,J=7.3Hz,1H),7.52(d,J=8.5Hz,1H),7.64(d,J=
7.9Hz,1H),7.80(s,1H),7.96(d,J=7.3Hz,1H)実施例53 1−メトキシ−9−(N−メチルピペラジニルカルボニ
ル)カルバゾール (化合物53) (1)実施例31(1)と同様にして、塩酸2−メトキ
シフェニルヒドラジンより8−メトキシ−1,2,3,
4−テトラヒドロカルバゾールを収率39%で得た。
【0123】(2)実施例31(2)と同様にして、8
−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾー
ルより1−メトキシカルバゾールを収率36%で得た。
【0124】(3)実施例27(3)と同様にして、1
−メトキシカルバゾールより表題の化合物を収率83%
で得た。
【0125】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.20-2.80(m,7
H),3.20-3.50(m,2H),3.65-3.78(m,1H),3.85-4.08(m,1
H),3.98(s,3H),6.95(d,J=7.9Hz,1H),7.22-7.30(m,2H),
7.44-7.46(m,2H),7.66(d,J=7.3Hz,1H),8.02(d,J=7.3Hz,
1H)実施例54 9−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル
アミノカルボニル]−1−メトキシカルバゾール (化合物54)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて1−メトキシカルバゾールより表
題の化合物を収率32%で得た。
【0126】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.15(qui,J=6.
7Hz,2H),3.50(q,J=6.7Hz,2H),3.98(s,3H),4.10(t,J=6.7
Hz,2H),6.70(br s,1H),6.98(s,1H),7.04(d,J=7.9Hz,1
H),7.06(s,1H),7.30-7.35(m,2H),7.48(m,1H),7.71(d,J=
8.5Hz,1H),7.97(d,J=7.3Hz,1H),8.25(d,J=7.9Hz,1H)実施例55 1−メチル−9−(N−メチルピペラジニルカルボニ
ル)カルバゾール (化合物55) (1)実施例31(1)と同様にして、塩酸2−メチル
フェニルヒドラジンより8−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロカルバゾールを収率33%で得た。
【0127】(2)実施例31(2)と同様にして、8
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
より1−メチルカルバゾールを収率9%で得た。
【0128】(3)実施例27(3)と同様にして、1
−メチルカルバゾールより表題の化合物を収率95%で
得た。
【0129】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.30-2.70(m,1
0H),3.40-4.06(m,4H),7.22-7.26(m,2H),7.30(t,J=6.7H
z,1H),7.36(d,J=8.5Hz,1H),7.43-7.47(m,1H),7.90(dd,J
=6.7Hz,1.8Hz,1H),8.03(d,J=7.9Hz,1H)実施例56 9−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル
アミノカルボニル]−1−メチルカルバゾール (化合物56)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて1−メチルカルバゾールより表題
の化合物を収率53%で得た。
【0130】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.12(br s,2
H),2.50(s,3H),3.46(br s,2H),4.02(brs,2H),6.91-6.96
(m,2H),7.24-7.44(m,5H),7.74(br s,1H),7.87(d,J=6.1H
z,1H),7.98(d,J=7.3Hz,1H)実施例57 1−メチル−9−(N−メチルホモピペラジニルカルボ
ニル)カルバゾール (化合物57)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにN−メチルホモピペラジンを
用いて1−メチルカルバゾールより表題の化合物を収率
32%で得た。
【0131】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.82-1.85(m,1
H),2.06-2.14(m,1H),2.32-2.98(m,10H),3.30-3.67(m,2
H),3.83-4.06(m,2H),7.21-7.30(m,3H),7.36(d,J=8.5Hz,
1H),7.41-7.45(m,1H),7.91(d,J=6.7Hz,1H),8.04(d,J=7.
9Hz,1H)実施例58 4−メトキシ−9−(N−メチルピペラジニルカルボニ
ル)カルバゾール (化合物58) (1)実施例27(1)と同様にして、2−ブロモアニ
ソールを用いて2−メトキシ−2′−ニトロビフェニル
を収率56%で得た。
【0132】(2)実施例27(2)と同様にして、2
−メトキシ−2′−ニトロビフェニルより4−メトキシ
カルバゾールを収率57%で得た。
【0133】(3)実施例27(3)と同様にして、4
−メトキシカルバゾールより表題の化合物を収率80%
で得た。
【0134】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.33(s,3H),2.
49(t,J=4.8Hz,4H),3.60(br s,4H),4.08(s,3H),6.77(d,J
=7.9Hz,1H),7.23-7.27(m,1H),7.31(t,J=7.3Hz,1H),7.37
-7.45(m,2H),7.60(d,J=7.9Hz,1H),8.30(d,J=7.3Hz,1H)実施例59 9−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル
アミノカルボニル]−4−メトキシカルバゾール (化合物59)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて4−メトキシカルバゾールより表
題の化合物を収率64%で得た。
【0135】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.21(qui,J=6.
7Hz,2H),3.55(q,J=6.7Hz,2H),4.11(t,J=6.7Hz,2H),5.97
(br s,1H),6.81(d,J=7.9Hz,1H),6.99(s,1H),7.06(s,1
H),7.34(t,J=7.9Hz,1H),7.40(t,J=8.5Hz,1H),7.42-7.46
(m,1H),7.52(s,1H),7.54(d,J=8.5Hz,1H),7.95(d,J=8.5H
z,1H),8.33(d,J=7.9Hz,1H)実施例60 4−メトキシ−9−(N−メチルホモピペラジニルカル
ボニル)カルバゾール (化合物60)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにN−メチルホモピペラジンを
用いて4−メトキシカルバゾールより表題の化合物を収
率33%で得た。
【0136】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.94(br s,2
H),2.38(s,3H),2.62(br s,2H),2.70(brs,2H),3.60-3.80
(br,4H),4.08(s,3H),6.76(d,J=7.9Hz,1H),7.15(d,J=7.5
Hz,1H),7.30(t,J=7.9Hz,1H),7.39(t,J=7.9Hz,1H),7.41-
7.45(m,1H),7.50(d,J=7.9Hz,1H),8.30(d,J=7.9Hz,1H)実施例61 4−メチル−9−(N−メチルピペラジニルカルボニ
ル)カルバゾール (化合物61)実施例27(3)と同様にして、4−メ
チルカルバゾールより表題の化合物を収率74%で得
た。
【0137】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.34(s,3H),2.
49(t,J=4.8Hz,4H),2.86(s,3H),3.61(br s,4H),7.09(d,J
=7.3Hz,1H),7.33(t,J=7.9Hz,1H),7.37(t,J=7.9Hz,1H),
7.45-7.50(m,2H),7.66(d,J=7.9Hz,1H),8.15(d,J=7.9Hz,
1H)実施例62 9−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル
アミノカルボニル]−4−メチルカルバゾール (化合物62)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて4−メチルカルバゾールより表題
の化合物を収率78%で得た。
【0138】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.22(qui,J=6.
7Hz,2H),2.86(s,3H),3.57(q,J=6.7Hz,2H),4.12(t,J=6.7
Hz,2H),6.01(br s,1H),6.99(s,1H),7.05(s,1H),7.13(d,
J=7.3Hz,1H),7.34-7.38(m,2H),7.47-7.51(m,1H),7.52
(s,1H),7.80(d,J=8.5Hz,1H),8.15(d,J=7.9Hz,1H)実施例63 9−(N−メチルホモピペラジニルカルボニル)−4−
ニトロカルバゾール (化合物63)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにN−メチルホモメチルピペラ
ジンを用いて4−ニトロカルバゾールより表題の化合物
を収率49%で得た。
【0139】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.70-2.23(m,2
H),2.28-3.05(m,7H),3.20-4.20(m,4H),7.38-7.42(m,1
H),7.52-7.62(m,3H),7.89(d,J=7.9Hz,1H),8.06(d,J=8.4
Hz,1H),8.60(d,J=7.9Hz,1H)実施例64 1,4−ジメチル−9−(N−メチルピペラジニルカル
ボニル)カルバゾール(化合物64) (1)インドール(2.0g)に、エタノール(50m
l)、2,5−ヘキサンジオン(4.5ml)、p−トル
エンスルホン酸(1.0g)を加えて一晩撹拌した。濃
縮し、残留物をクロロホルム/メタノール(100/
1)で溶離するシリカゲルのカラムクロマトグラフィー
で精製した。1,4−ジメチルカルバゾールを2.56
g、収率77%で得た。
【0140】(2)実施例27(3)と同様にして、
1,4−ジメチルカルバゾールより表題の化合物を収率
30%で得た。
【0141】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.25-2.38(m,2
H),2.30(s,3H),2.48(s,3H),2.54(brs,2H),2.61(br s,2
H),2.81(s,3H),3.31(br s,2H),3.40(br s,1H),3.85(br
s,1H),3.98(br s,1H),6.98(d,J=7.3Hz,1H),7.12(d,J=7.
3Hz,1H),7.41-7.45(m,1H),8.13(d,J=7.3Hz,1H)実施例65 1,4−ジメチル−9−[3−(1H−イミダゾール−
1−イル)プロピルアミノカルボニル]カルバゾール (化合物65)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて1,4−ジメチルカルバゾールよ
り表題の化合物を収率37%で得た。
【0142】1H−NMR(CDCl3 ): δ1.80(qui,J=6.
7Hz,2H),2.24(s,3H),2.68(s,3H),3.13(q,J=6.7Hz,2H),
3.66(t,J=6.7Hz,2H),6.66(s,1H),6.69(s,1H),6.88(d,J=
7.9Hz,1H),6.96(d,J=7.9Hz,1H),6.98(s,1H),7.18(t,J=
7.9Hz,1H),7.26(t,J=7.9Hz,1H),7.49(d,J=7.9Hz,1H),7.
96(d,J=7.9Hz,1H)実施例66 1,4−ジメチル−9−(N−メチルホモピペラジニル
カルボニル)カルバゾール (化合物66)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにN−メチルホモピペラジンを
用いて1,4−ジメチルカルバゾールより表題の化合物
を収率12%で得た。
【0143】1H−NMR(CDCl3 ): δ2.20-4.20(m,1
9H),7.02(d,J=7.3Hz,1H),7.12(d,J=7.9Hz,1H),7.32(t,J
=7.9Hz,1H),7.42-7.46(m,2H),8.14(d,J=7.9Hz,1H)実施例67 1,4−ジメチル−6−メトキシ−9−(N−メチルピ
ペラジニルカルボニル)カルバゾール (化合物67) (1)実施例58(1)と同様にして、5−メトキシイ
ンドールより1,4−ジメチル−6−メトキシカルバゾ
ールを収率61%で得た。
【0144】(2)実施例27(3)と同様にして、
1,4−ジメチル−6−メトキシカルバゾールより表題
の化合物を収率43%で得た。
【0145】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.30-2.50(br
s,2H),2.35(s,3H),2.47(s,3H),2.57(br s,1H),2.64(br
s,2H),2.82(s,3H),3.37(br s,1H),3.47(br s,1H),3.83
(br s,1H),3.93(s,3H),4.05(br s,1H),6.99(d,J=7.3Hz,
1H),7.07(dd,J=8.5Hz,2.4Hz,1H),7.13(d,J=7.3Hz,1H),
7.29(d,J=8.5Hz,1H),7.66(d,J=2.4Hz,1H)実施例68 1,4−ジメチル−6−メトキシ−9−(N−メチルホ
モピペラジニルカルボニル)カルバゾール (化合物68)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにN−メチルホモピペラジンを
用いて1,4−ジメチル−6−メトキシカルバゾールよ
り表題の化合物を収率27%で得た。
【0146】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.00-4.20(m,2
2H),6.93(s,1H),7.06-7.07(m,2H),7.37(d,J=8.5Hz,1H),
7.61(s,1H)実施例69 1,4−ジメチル−6−メトキシ−9−[3−(1H−
イミダゾール−1−イル)プロピルアミノカルボニル]
カルバゾール (化合物69)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて1,4−ジメチル−6−メトキシ
カルバゾールより表題の化合物を収率52%で得た。
【0147】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.12(qui,J=6.
7Hz,2H),2.45(s,3H),2.79(s,3H),3.46(q,J=6.7Hz,2H),
3.90(s,3H),4.03(t,J=6.7Hz,2H),6.92(s,3H),6.99-7.05
(m,3H),7.13(d,J=7.9Hz,1H),7.41(s,1H),7.59(d,J=2.4H
z,1H),7.72(d,J=8.5Hz,1H)実施例70 2,7−ジメトキシ−9−(N−メチルピペラジニルカ
ルボニル)カルバゾール (化合物70) (1)実施例27(1)と同様にして、4−ブロモアニ
ソール、4−ブロモ−3−ニトロアニソールを用いて
4,4′−ジメトキシ−2−ニトロビフェニルを収率2
8%で得た。
【0148】(2)実施例27(2)と同様にして、
4,4′−ジメトキシ−2−ニトロビフェニルより2,
7−ジメトキシカルバゾールを収率50%で得た。
【0149】(3)実施例27(3)と同様にして、
2,7−ジメトキシカルバゾールより表題の化合物を収
率82%で得た。
【0150】1H−NMR(CDCl3 ):δ2.35(s,3H),2.
51(t,J=4.8Hz,4H),3.62(t,J=4.8Hz,4H),3.90(s,6H),6.8
9(dd,J=8.5Hz,2.4Hz,2H),7.12(d,J=2.4Hz,2H),7.78(d,J
=8.5Hz,2H)実施例71 2,7−ジメトキシ−9−[3−(1H−イミダゾール
−1−イル)プロピルアミノカルボニル]カルバゾール (化合物71)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりに1−(3−アミノプロピル)
イミダゾールを用いて2,7−ジメトキシカルバゾール
より表題の化合物を収率48%で得た。
【0151】1H−NMR(CDCl3 ): δ2.22(qui,J=6.
7Hz,2H),3.55(q,J=6.7Hz,2H),3.90(s,6H),4.12(t,J=6.7
Hz,2H),5.96(br s,1H),6.91(dd,J=8.5Hz,2.4Hz,2H),6.9
9(s,1H),7.06(s,1H),7.49(d,J=2.4Hz,2H),7.78(d,J=8.5
Hz,2H)実施例72 2,7−ジメトキシ−9−(N−メチルホモピペラジニ
ルカルボニル)カルバゾール (化合物72)実施例27(3)と同様にして、N−メ
チルピペラジンの代わりにN−メチルホモピペラジンを
用いて2,7−ジメトキシカルバゾールより表題の化合
物を収率55%で得た。
【0152】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.96(br s,2
H),2.37(s,3H),2.63(br s,2H),2.71(brs,2H),3.67(br
s,2H),3.74(br s,2H),3.90(s,6H),6.88(dd,J=8.5Hz,2.4
Hz,2H),7.01(d,J=2.4Hz,2H),7.79(d,J=8.5Hz,2H)実施例73 9−[(2−ジエチルアミノ)エチルアミノカルボニ
ル]−3,4−ジメトキシ−1,2−ジメチルカルバゾ
ール (化合物73) (1)実施例12(1)と同様にして、カルバゾマイシ
ンB(1,2−ジメチル−4−ヒドロキシ−3−メトキ
シカルバゾール)からカルバゾマイシンA(3,4−ジ
メトキシ−1,2−ジメチルカルバゾール)を収率98
%で得た。
【0153】(2)実施例12(2)と同様にして、カ
ルバゾマイシンAから表題の化合物を収率87%で得
た。
【0154】1H−NMR(CDCl3 ):δ1.12(br s,6
H),2.34(s,3H),2.35(s,3H),2.75(br s,4H),2.89(br s,2
H),3.70(br s,2H),3.89(s,3H),4.07(s,3H),7.27-7.31
(m,1H),7.37-7.41(m,1H),7.89(d,J=8.6Hz,1H),8.19(d,J
=7.9Hz,1H) [製剤例]実施例74 本発明化合物を有効成分とする注射剤 本発明化合物(化合物12の塩酸塩)0.5gを、0.
9%生理食塩水10mlに溶かし、10mlアンプルに封入
して水性注射剤とした。
【0155】本注射剤は例えば、10%グリセロール溶
液(商品名 グリセオール、中外製薬)や、20%D-マ
ンニトール溶液(商品名 マニトン、杏林製薬)に溶解
して、輸液として用いることも可能である。
【0156】実施例75 本発明化合物を有効成分とする経口剤 本発明化合物(化合物14)45gに、乳糖42gとコ
ーンスターチ40gをよく混合し、これにヒドロキシプ
ロピルセルロース20gの水溶液を加えながら練合して
顆粒化した。50℃で4時間乾燥の後、ステアリン酸マ
グネシウム3gを加えてよく混合した。篩を用いて整粒
した後、打錠機を用いて一錠当たり200mgの重量を打
錠し、錠剤を得た。
【0157】実施例76 本発明化合物を有効成分とする座剤 本発明化合物(化合物12)10gを、ウィテップゾル
W−35(ディナミトノーベルケミカルズ製)9gに6
0℃で加熱溶解し、よく混合した。これを鋳型に一個当
たり3gになるように流し込み、冷却して固まらせ、座
剤とした。
【0158】[生物学的評価]本発明により、脳保護作
用および虚血性脳浮腫抑制作用を有する化合物が提供さ
れた。
【0159】代表的な本発明化合物の薬理効果を以下に
示す。
【0160】試験例1 マウス断頭ギャスピング(あえ
ぎ呼吸)延長作用 戸部らの方法[日本薬理学雑誌、81, 421 (1983)]に従
って実施した。
【0161】ddY系雄性マウス(日本エスエルシー
社、体重25〜30g)を一群5匹として用いた。薬物
は10%クレモフォア(シグマ社)水溶液に溶解または
懸濁し、50mg/kgを腹腔内に投与した。投与30分後
にマウスを断頭し、ギャスピング(あえぎ呼吸)が終了
するまでの時間、即ちギャスピング持続時間を測定し
た。対照群は、10%クレモフォア水溶液のみを同様に
投与した。対照群の代表的なギャスピング持続時間は2
5.00±0.63(sec)であった。薬物のギャス
ピング延長作用は、対照群のギャスピング延長時間に対
する薬物投与群のギャスピング延長時間の比率(%)で
表した。
【0162】結果は、下記の表Iに示す。供試した薬物
は、それぞれの塩酸塩として用いた。なお、統計的な解
析は、 Student′s t-testにより、本発明化合物群と対
照群とを比較して有意差検定を行なった。
【0163】
【表1】
【0164】
【表2】
【0165】
【表3】
【0166】
【表4】 試験例2 F344ラットの両側総頚動脈結紮による虚
血性脳浮腫に対する作用 宮本ら[第3回日本薬学会シンポジウム、中枢高次機能
障害と薬物療法、要旨集p.65 (1992) ]により、F34
4系ラットの両側総頚動脈を結紮するモデルでは、短時
間で虚血による障害を脳に与えることが報告されてい
る。本方法を用いて虚血性脳浮腫をラットに生成させ、
薬物の効果を以下のように評価した。
【0167】F344系雄性ラット(日本チャールズリ
バー社、7〜8週令、体重150〜180g)を一群1
0匹として用いた。薬物は10%クレモフォア(シグマ
社)水溶液に溶解または懸濁し、腹腔内に投与した。投
与15分後にラットをジエチルエーテルで麻酔し、四肢
を固定した。直ちに両側総頚動脈を結紮し、傷を縫合後
ケージに戻した。結紮1時間後に、ラットを断頭し、前
脳を摘出した。脳水分含量は湿乾重量法にて求めた。対
照群は、10%クレモフォア水溶液のみを同様に投与し
た。薬物の脳浮腫抑制率は、下記の式に従って求めた。
なお、虚血を施さない正常ラットの脳水分含量は、7
9.02±0.07%(一群5匹)であった。
【0168】脳浮腫抑制率=100 ×{1−(DRUG - NOR
M )/(VEHI - NORM )} DRUG :薬物処置群の脳水分含量 VEHI :対照群の脳水分含量 NORM :正常群の脳水分含量(79.02) 結果は、下記の表IIに示す。供試した薬物は、それぞれ
の塩酸塩として用いた。統計的な解析は、 Student′s
t-testにより、本発明化合物群と対照群とを比較して有
意差検定を行なった。なお、マウス断頭ギャスピング延
長作用において陽性対照として用いたフマル酸ニゾフェ
ノンには、10mg/kgの腹腔内投与で抗脳浮腫作用は認
められなかった。
【0169】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/535 7431−4C 31/55 7431−4C C07D 209/88 9284−4C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 〔式中、R1 〜R8 は同一または異なって、水素原子、
    低級アルキル基、低級アルコキシル基(当該低級アルコ
    キシル基はジ低級アルキルアミノ基、N−メチルピペラ
    ジニル基で置換されてもよい)、水酸基、アセトキシル
    基、ニトロ基、アミノ基、またはハロゲンから成る群よ
    り選択され、R9 は次の式: 【化2】 から選択され、R10は水素原子または低級アルキル基か
    ら選択され、R11はジ低級アルキルアミノ基、モルホリ
    ノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、または1H−イミ
    ダゾール−1−イル基から選択され、nは2〜4の数値
    から選択され、R12は水素または低級アルキル基から選
    択され、mは2または3の数値から選択される〕を有す
    る化合物(ただしR1 〜R8 がすべて水素原子であり、
    かつR9 がアミノ基である化合物は含まない)およびそ
    の薬理学的に許容される酸付加塩。
  2. 【請求項2】 R1 およびR3 〜R8 がすべて水素原子
    である請求項1の化合物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の化合物を含有する虚血性
    脳障害治療薬。
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