JPH0622794U - 護身用ぬいぐるみ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 夜間に携帯者の存在箇所を音と光で逸早く知
らせることのできる護身用ぬいぐるみを得る。 【構成】 光と音が透過可能な包皮１内に、豆電球２、
ブザー３および電池４を内蔵している。豆電球２とブザ
ー３とを外部から切換スイッチ５でオンオフ操作でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、緊急時の護身手段として、又は夜間における交通安全を図る手段と して利用される護身用ぬいぐるみに関する。なお、ここでの「ぬいぐるみ」は、 動物の形をしたものに限らず、様々な形をした人形も含まれる。

【０００２】

【従来の技術】

箱形又は円筒形などの外形をしたホルダー内にブザーと電池を内蔵した携帯用 防犯ベルは周知である。この種の防犯ベルは、ホルダーの表面に露出しているピ ンを引き抜くとスイッチが入ってブザーが鳴るように構成されており、外観上目 立たないようにバッグなどに入れて携帯している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の防犯ベルは警報音のみを発生するので、夜間においては音の発生源が直 ちに特定できないことがあり、かかる点において改善の余地がある。 バッグ類に入れて携帯するので、緊急時に逸早く警報音を発生させることが難 しく、緊急事態に迅速に対応し難い。 本考案の目的は、昼夜を問わず緊急時に逸早く使用者の存在箇所を音と光で他 人に知らせることができる護身用ぬいぐるみを得るにある。 本考案の他の目的は、夜間におけるぬいぐるみ利用者の存在箇所を車両運行者 に確実に認識させることにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る護身用ぬいぐるみは、図１に示すように中空の包皮１内に、豆電 球２、ブザー３および電池４が内蔵されている。 包皮１は、豆電球２の光とブザー３の音を外部に透過させるとともに、表面に バッグ又は衣服に着脱自在に係止する取付手段６を有している。 豆電球２とブザー３は、外部から操作可能な切換スイッチ５を介して電池４に 接続されている。

【０００５】

【作用】

この護身用ぬいぐるみは、外出時に携帯するバッグ又は衣服に取付手段６を介 して露出状態で取付けておき、緊急時には外部から切換スイッチ５を操作してブ ザー３を鳴らし、豆電球２を点灯させる。 夜間に豆電球２を点灯させておけば、その光が包皮１から外部に透過するので 、照明が不十分な場所において自己の存在箇所を車両運行者に確実に認識させる ことができる。

【０００６】

【考案の効果】

本考案に係る護身用ぬいぐるみによれば、緊急時に警報音と光を発生させるこ とができるので、緊急状態を聴覚および視覚を通じて他人に確実に知らせること ができる。 夜間に豆電球２を点灯することにより、ぬいぐるみ使用者の存在箇所を車両運 行者に対して確実に認識させることができるので、夜間の交通安全を図ることが できる。

【０００７】

【実施例】

図１に示す護身用ぬいぐるみは、中空の包皮１内に豆電球２、ブザー３、電池 ４および切換スイッチ５を内蔵しており、包皮１の表面に取付手段６を設けてあ る。 包皮１は、図２に示すように動物の形をした高さが約１０cm程度の大きさのも ので、豆電球２の光とブザー３の音を外部に容易に透過させる布などで構成して ある。豆電球２、ブザー３および電池４は、包皮１内に固定したホルダ７に取付 けてある。電池４は、単４形の乾電池であり、包皮１の底側からホルダ７内に着 脱自在に収納してある。

【０００８】 切換スイッチ５は、包皮１の頭部と胴部との間に設けた三方切換スイッチであ り、図３に示すように豆電球２と電池４とを接続する回路９、およびブザー３と 電池４とを接続する回路１０の途中に設けてある。図３に示す「切」の状態から 包皮１の頭部を一方に回すと回路９が閉じて豆電球２が点灯し、他方に回すと両 方の回路９・１０閉じて豆電球２が点灯するとともに、ブザー３が鳴る。 取付手段６は、図１および図２に示すように包皮１の頭部に設けた紐であり、 これをバッグなどに抜け止め状に巻きつけてぶら下げる。

【０００９】 この護身用ぬいぐるみによると、緊急時に直ちに警報音と光を発生させること ができるので、夜間などにおいても速やかに緊急状態およびその発生箇所を他人 に知らせることができる。 夜間に豆電球２を点灯させておけば、その光によってぬいぐるみ使用者の存在 箇所を車両運行者に確実に認識させることができるので、夜間の交通安全対策に も役立つ。 包皮１が動物の形状をしているので、女性や子供にとって違和感なく、気軽に 携帯できる。

【００１０】 取付手段６は紐に限らず、バンドにしてもよい。包皮１を動物の形状にする場 合は、その手足でバッグや衣類の一部を挟み込んで取りつける形式でもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】護身用ぬいぐるみの内部を概略的に示す縦断面
図である。

【図２】護身用ぬいぐるみの外観図である。

【図３】護身用ぬいぐるみの回路図である。

【符号の説明】

１ 包皮 ２ 豆電球 ３ ブザー ４ 電池 ５ 切換スイッチ ６ 取付手段

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 中空の包皮１内に、豆電球２、ブザー３
   および電池４が内蔵されており、 包皮１は、豆電球２の光とブザー３の音を外部に透過さ
   せるとともに、表面にバッグ又は衣服に着脱自在に係止
   される取付手段６を有しており、 豆電球２とブザー３は、外部から操作可能な切換スイッ
   チ５を介して電池４に接続されていることを特徴とする
   護身用ぬいぐるみ。