JPH0622763A - 抗アレルギー性ペンタペプチドの多量体ペプチドをコードするdna - Google Patents

抗アレルギー性ペンタペプチドの多量体ペプチドをコードするdna

Info

Publication number
JPH0622763A
JPH0622763A JP2401005A JP40100590A JPH0622763A JP H0622763 A JPH0622763 A JP H0622763A JP 2401005 A JP2401005 A JP 2401005A JP 40100590 A JP40100590 A JP 40100590A JP H0622763 A JPH0622763 A JP H0622763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gat
ggt aaa
aaa
gat ggt
dna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2401005A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiko Takasuka
晶子 高須賀
Hiroshi Izutsu
浩 井筒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP2401005A priority Critical patent/JPH0622763A/ja
Publication of JPH0622763A publication Critical patent/JPH0622763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】アミノ酸配列がAsp-Ser-Asp-Gly-Lys (一文字
表記でDSDGK)である抗アレルギー性ペンタペプチ
ドを大量に製造するために、遺伝子組換え技術によりD
SDGK多量体ペプチドをコードするDNAを提供す
る。 【構成】DSDGKをコードする塩基配列(P及びQで
示す)を繰り返し単位として、この繰り返し単位の2以
上からなる一本鎖DNAと、それに相補的な一本鎖DN
Aを混合し、冷却し、DNAポリメラーゼ存在下で4種
の塩基を反応させ、加熱し、あるいは更にそれらの反応
の一部を繰り返すことによって、同一鎖上にDSDGK
をコードする塩基配列を繰り返し多数有するDNA鎖を
作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスパラギン酸(Asp)
−セリン(Ser) −アスパラギン酸(Asp) −グリシン(Gl
y) −リジン(Lys) の5個のアミノ酸配列からなるペプ
チド(以下、DSDGK と略す。)の多量体ペプチドをコー
ドする塩基配列を含むDNA、該DNAを含む組換えベ
クター及び該組換えベクターにより形質転換された大腸
菌に関するものである。本発明は発酵工業、医薬品工業
などの分野に有効に利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】DSDGK は、抗アレルギー性ペプチドの一
種であり、ケミカルメディエーターに起因して発症する
アレルギー性鼻炎、アレルギー性皮膚炎、気管支喘息及
びその他のアレルギー性疾患の予防薬及び治療薬として
の利用が期待される興味深い生理活性ペプチドである
(特開平1-316398号公報)。
【0003】アミノ酸数の少ないオリゴペプチドの製造
方法としては、通常、化学合成法が知られているが、近
年は遺伝子組換え技術によっても製造されるようになっ
た。その一般的な手法は、目的のペプチドをコードする
DNAを含むプラスミドを大腸菌等の宿主に導入し、宿
主に目的のペプチドを生産させる方法である。
【0004】しかし、DSDGK を遺伝子組換え技術により
効率的に製造するためのDSDGK の多量体をコードするD
NA、それを含むベクター等については全く知られてい
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、DSDGK を遺
伝子組換え技術により効率的かつ多量に製造するために
用いられるDSDGK を複数個コードするDNA、それを含
むベクターおよび該ベクターで形質転換された大腸菌を
提供することにある。そして、本発明は同一鎖上にペプ
チドを繰り返し多数コードするDNA鎖を容易に調製す
る新規方法を用いることにり達成できた。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、アス
パラギン酸−セリン−アスパラギン酸−グリシン−リジ
ンのアミノ酸配列を有する抗アレルギー性ペンタペプチ
ドの多量体ペプチドをコードする塩基配列を含むDNA
に関する。
【0007】この塩基配列としては、例えば下記の塩基
配列が挙げられる。 GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAG
【0008】上記抗アレルギー性ペンタペプチドの多量
体ペプチドをコードする塩基配列としては、下記の塩基
配列も挙げられる。 GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAG ACT CTG AGC AAG ACC GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAG ACT CTG AGC AAG ACC GCT
【0009】さらに本発明は、上記DNAをベクターに
組み込んだ組換えベクターに関するものでもある。
【0010】上記組換えベクターには、大腸菌において
安定に複製され、宿主である大腸菌にアンピシリン耐性
を与える組換えプラスミドが含まれる。
【0011】さらに上記組換えベクターには、プラスミ
ド pUC119の制限酵素HincII切断部位に下記の塩基配列
が挿入された構造を有する組換えプラスミドp1-9が含ま
れる。なお、p1-9はpUC119に対し抗アレルギー性ペンタ
ペプチドの多量体ペプチドをコードする塩基配列が、pU
C119上のlac プロモーターの方向とは逆方向に挿入され
た構造となっている。下記の塩基配列は抗アレルギー性
ペンタペプチドの多量体ペプチドをコードするDNA鎖
側の塩基配列を5’末端側から記載した塩基配列であ
る。 GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAGACTCT GAGCAA
【0012】さらに上記組換えベクターには、プラスミ
ドpUC118の制限酵素HincII,HindIII 切断部位間の16
塩基の塩基配列と下記の塩基配列を置換した構造を有す
る組換えプラスミドp28X-1が含まれる。 GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAGACTCT GAGCAAGACC GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAGACTCT GAGCAAGACC GCTTAATTAA TTAAGCGCTT AATTAATTAA GCGCTTAATT AATTAAGCGG CATGCAAGCT CCTCGAGG
【0013】さらに本発明は、上記組換えベクターによ
り形質転換された大腸菌に関するものでもある。
【0014】本発明の抗アレルギー性ペンタペプチドの
多量体ペプチドをコードする塩基配列を含むDNAは、
次の(a)〜(f)の手順による方法を用いて調製した。 (a) ペプチドをコードする塩基配列を繰り返し単位とし
て、この繰り返し単位の2以上から成る一本鎖DNAと
それに相補的な一本鎖DNAを混合し、(b)保温、冷却
して、両DNA鎖が少なくとも1繰り返し単位以上ずれ
て相補する二本鎖DNAを生成させ、(c) デオキシアデ
ノシン5’−三リン酸(dATP)、デオキシシチジン5’−
三リン酸(dCTP)、デオキシグアノシン5’−三リン酸(d
GTP)及びデオキシチミジン5’−三リン酸(dTTP)(以
下、4種の塩基と略す。)をDNAポリメラーゼの存在
下で反応させて一本鎖DNA領域の相補鎖を合成して二
本鎖DNAとし、(d) 加熱して、一本鎖DNAと、それ
に相補的な一本鎖DNAに解離させ、(e) 上記(b) から
(d) の操作を少なくとも1回以上行い、(f) 上記(b) 及
び(c) の操作を行う。
【0015】これを、図1を使って説明すると次のよう
になる。図1中、(1) 及び(2) は、「ペプチドをコード
する塩基配列を繰り返し単位として、この繰り返し単位
の2以上から成る一本鎖DNAとそれに相補的な一本鎖
DNA」を示す。P 、Q はいずれもペプチドをコードす
る塩基配列、P'、Q'はそれぞれP 、Q の相補的な配列で
ある。
【0016】(1) 及び(2) の2本の一本鎖DNAを保温
・冷却する、つまり、70〜 100℃まで加熱した後、ゆる
やかに冷却すると、一本鎖DNA中の相補鎖形成に関わ
る領域の組合せの違いにより、複数種類の二本鎖DNA
が生成する。すなわち、末端が平滑となるようにそれぞ
れの一本鎖DNAが相補した二本鎖DNAのほかに、一
本鎖DNAがずれて相補し、末端が平滑とはならない二
本鎖DNAが生成する。その一例が(3) の二本鎖DNA
である。ここでは、ずれて相補し末端が平滑ではない二
本鎖DNAを利用する。
【0017】この(3) の二本鎖DNAに4種の塩基をク
レノーフラグメントやTaq ポリメラーゼ等のDNAポリ
メラーゼの存在下で反応させると、二本鎖DNAの末端
部分の一本鎖DNA領域の相補鎖が合成されて(4) の二
本鎖DNAが形成される。(4) の二本鎖DNAは、(1)
及び(2) の2本の一本鎖DNAが末端が平滑となるよう
相補した二本鎖DNAに比べ、(L) で示される分の長さ
だけDNA鎖が伸長している。伸長したDNA鎖の中に
はペプチドをコードする塩基配列である P及び Qが存在
しているので、DNA鎖の伸長に伴い、DNA鎖中に含
まれるペプチドをコードする塩基配列の数も増加するの
である。
【0018】この(4) の二本鎖DNAを加熱すると、こ
の二本鎖DNAは(5) 及び(6) の2本の一本鎖DNAに
解離する。
【0019】(5) 及び(6) の2本の一本鎖DNAを保温
・冷却すると、もとの(4) の二本鎖DNAのほかに、
(5) 及び(6) の2本の一本鎖DNAがずれて相補し、末
端が平滑ではない二本鎖DNAが生成する。その一例が
(7) の二本鎖DNAである。この(7) の二本鎖DNAに
4種の塩基をDNAポリメラーゼの存在下で反応させる
と、二本鎖DNAの末端部分の一本鎖DNA領域の相補
鎖が合成されて(8) の二本鎖DNAが生成する。(8) の
二本鎖DNAは(4) の二本鎖DNAに比べ、(M)で示さ
れる分の長さだけDNA鎖が伸長している。
【0020】この(8) の二本鎖DNAを加熱すると、こ
のDNA鎖は(9) 及び(10)の2本の一本鎖DNAに解離
する。
【0021】上記(5) 及び(6) の2本の一本鎖DNA
に、保温・冷却、DNAポリメラーゼの存在下での4種
の塩基の反応及び加熱の処理サイクルを少なくとも1回
以上行い、次いで保温・冷却し、DNAポリメラーゼの
存在下で4種の塩基を反応させると、末端がさらに伸長
した二本鎖DNAが得られる。その一例が(11)の二本鎖
DNAである。伸長した部分のDNA鎖の中にはペプチ
ドをコードする塩基配列である P及び Qが存在している
ので、DNA鎖の伸長に伴い、DNA鎖中に含まれるペ
プチドをコードする塩基配列の数も増加する。
【0022】なお、通常の遺伝子操作技術を用いること
により、上記の方法で調製したDNAを直列に多数連結
することもできる。本発明において、「アスパラギン酸
−セリン−アスパラギン酸−グリシン−リジンのアミノ
酸配列を有する抗アレルギー性ペンタペプチドの多量体
ペプチド」とは、ペンタペプチドDSDGK が複数個連続し
て連結したアミノ酸配列を含むペプチドをいう。
【0023】また、「アスパラギン酸−セリン−アスパ
ラギン酸−グリシン−リジンのアミノ酸配列を有する抗
アレルギー性ペンタペプチドの多量体ペプチドをコード
する塩基配列」とは、DSDGK をコードする塩基配列が、
同一鎖上に直列に複数個存在する塩基配列をいう。この
塩基配列中のDSDGK をコードする塩基配列は必ずしも全
て同一でなくてもよい。
【0024】DSDGK をコードする塩基配列の繰り返し回
数は、微生物によるタンパク質の生産性を低下させない
範囲内であれば多いほど望ましい。
【0025】組換えベクターの作製に使用する親ベクタ
ーは、宿主において安定に複製されるプラスミドベクタ
ーやファージベクターを使用することができる。好まし
くは宿主として大腸菌を使用できるプラスミドベクター
がよく、さらに好ましくはアンピシリン耐性等の選択マ
ーカーを備えているものがよい。そして、それらの例と
しては、pBR322及びこのプラスミドを改良したプラスミ
ド等が挙げられる。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。
【0027】実施例1
【0028】抗アレルギー性ペンタペプチドをコードす
る塩基配列の繰り返しが15であるDNA鎖を含む組換
えベクターの作製
【0029】(1) 繰り返し単位としてのペプチドをコー
ドする塩基配列(抗アレルギー性ペンタペプチドを直列
に3個コードする塩基配列)からなる一本鎖DNAの作
【0030】以下の1及び2に示す45塩基からなる2本
のオリゴヌクレオチドをホスホアミダイド法に従って化
学合成機(ミリジェン社製、7500型)で合成した。
【0031】 1.5'-GACTCTGACGGCAAAGATTCCGATGGTAAA GATTCCGATGGTAAA-3' 2.5'-TTTGCCGTCAGAGTCTTTACCATCGGAATC TTTACCATCGGAATC-3'
【0032】これを減圧乾固後、エチレンジアミン4酢
酸2ナトリウム 1mMを含むpH 8.0の10mMトリス(ヒドロ
キシメチル)アミノメタン(以下、トリスと略す。)−
塩酸緩衝液(以下、TE溶液という。)に溶解した。こ
の溶液の 260nmの吸光度を測定し、吸光度 1.0が20μg/
mlと仮定してオリゴヌクレオチドの濃度を測定した。エ
チレンジアミン4酢酸2ナトリウム 2mMとホウ酸0.089M
を含むpH 8.0の0.089Mトリス−ホウ酸溶液(以下、TB
E溶液という。)を緩衝液とし、7M尿素を含む16%ポリ
アクリルアミドゲル(アクリルアミドと N,N'-メチレン
ビスアクリルアミドの重量比を19:1とする。)を使用し
て、70〜 100μgのオリゴヌクレオチドを電気泳動し
た。目的の大きさのオリゴヌクレオチドが存在するゲル
を切り出した後、スミスの拡散溶出法[Smith,H.O.; Me
thods in Enzymology, vol.65,p.371 (1980)]によりそ
れぞれのオリゴヌクレオチドを精製し、30μl のTE溶
液に溶解し、一本鎖DNA溶液とした。
【0033】(2) 繰り返し単位の2以上からなる一本鎖
DNAとそれに相補的な一本鎖DNAの作製及びこれら
の混合
【0034】精製した2本の一本鎖DNAを等量混合
し、T4ポリヌクレオチドキナーゼにより各一本鎖DN
Aの5’末端をリン酸化した。70℃で10分間加熱して酵
素を失活させた後、室温まで自然冷却した。これをライ
ゲーションして、一本鎖DNAどうしをホスホジエステ
ル結合で連結した。これをエタノール沈澱して二本鎖D
NAを回収した。回収した二本鎖DNAは、ポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動することにより、繰り返し単位の
2以上の鎖長を有する二本鎖DNAであることを確認し
た。リン酸化、ライゲーション、エタノール沈澱及びポ
リアクリルアミドゲル電気泳動の操作は、モレキュラー
クローニング:ア ラボラトリー マニュアル(Mole
cular Cloning :A Laboratory Manual)[T.Maniatis,
E.F.Fritsch,J.Sambrook,eds., Cold Spring Harbor La
boratory (1982) 以下、マニアティスらの方法とい
う。]に従った。
【0035】(3) 保温、冷却による、両DNA鎖が少な
くとも1繰り返し単位以上ずれて相補する二本鎖DNA
の生成
【0036】90℃、75℃、50℃及び37℃の4個のインキ
ュベーターを用意した。上記(1) で得た一本鎖DNA溶
液各7μlから出発して、上記(2) の操作を経た二本鎖
DNAをTE溶液45μlに溶解後、90℃で2分間加熱し
て2本の一本鎖DNAに解離した。次いで75℃で5分
間、50℃で5分間、37℃で5分間と順次冷却して、少な
くとも1繰り返し単位以上ずれて相補する二本鎖DNA
を取得した。
【0037】(4) 4種の塩基をDNAポリメラーゼの存
在下で反応させることによる一本鎖DNA領域の相補鎖
の合成
【0038】得られた二本鎖DNAに10倍濃度のシンセ
シス・バッファー(synthesis buffer)[dATP 5mM、dC
TP 5mM、dGTP 5mM、dTTP 5mM、ATP 10mM、塩化マグネシ
ウム50mM及びジチオトレイトール20mMを含むpH 7.4の10
0 mMトリス−塩酸緩衝液]を1/10容とクレノーフラグメ
ント(宝酒造社製)2ユニットを加え、37℃、20分間イ
ンキュベートして、上記(3) で得た二本鎖DNA中に存
在する一本鎖DNA領域の相補鎖を合成して二本鎖DN
Aとした。
【0039】(5) 加熱による一本鎖DNAとそれに相補
的な一本鎖DNAへの解離
【0040】上記(4) の反応液を90℃、2分間加熱し、
(4) で得られた二本鎖DNAを、一本鎖DNAとそれに
相補的な一本鎖DNAに解離した。
【0041】(6) DSDGK をコードする塩基配列を繰り返
し多数有するDNA鎖の作製
【0042】上記(3)〜(5)からなるサイクルを15回を繰
り返した。クレノーフラグメントは各サイクルで加え、
10倍濃度のシンセシス・バッファー1/10容を5サイクル
毎に加えた。その後、上記(3)〜(4)の操作を行った。
【0043】(7) 得られたDNA鎖のプラスミドベクタ
ーへの組み込み
【0044】上記(6) の反応液を70℃、10分間加熱して
酵素を失活させた。これを、制限酵素HincIIで切断後ア
ルカリ性フォスファターゼで処理したプラスミドベクタ
ーpUC119(宝酒造社製)とライゲーションして、ライゲ
ーション反応物を得た。
【0045】(8) 形質転換体の取得と組換えベクターの
解析
【0046】大腸菌の形質転換法(マニアティスらの方
法)に従い、上記(7) で得たライゲーション反応物を大
腸菌MV1184株(宝酒造社製プラスミドpUC118の宿主菌)
に取り込ませ、形質転換体を得た。得られた形質転換体
のうち1株を培養して組換えプラスミドを大量取得し
た。組換えプラスミドの大量取得は、マニアティスらの
方法に従った。
【0047】得られた組換えプラスミドをp1-9と命名
し、制限酵素EcoRI とHindIII で消化し、TBE溶液を
緩衝液とし、8%ポリアクリルアミドゲル(アクリルア
ミドとN,N'-メチレンビスアクリルアミドの重量比は29:
1とした。)で電気泳動したところ、図2に示す通り約
300塩基対のバンドが検出できた。なお、図2において
Sは試料の注入位置を示し、各点線及び数字は並行して
泳動したそれぞれの分子量マーカーの位置と大きさ(単
位は塩基対)を示す。また、矢印は電気泳動の方向を示
す。
【0048】また、約 300塩基対のバンドのDNAの塩
基配列をサンガーらのダイデオキシ法[Sanger, F., Ni
cklen, S. & Coulson, A. R.: Proc. Natl. Acad. Sci.
USA74, p.5463-5467(1977)]で解析したところ、アス
パラギン酸−セリン−アスパラギン酸−グリシン−リジ
ンのアミノ酸配列をコードする塩基配列を3個有する塩
基配列が、5回繰り返して存在しているのが確認でき
た。ただし、最後の1塩基は欠失していた。配列番号1
の配列は、組換えプラスミドp1-9の塩基配列のうち、pU
C119に挿入された塩基配列である。配列番号1の配列中
の番号はpUC119にある制限酵素HincIIによる切断部位か
ら数えた番号であり、制限酵素EcoRI の認識切断部位に
近いほうを1番としている。p1-9はpUC119に対し、抗ア
レルギー性ペンタペプチドを繰り返しコードする塩基配
列が、pUC119上のlac プロモーターの方向とは逆方向に
挿入された構造となっている。配列番号1の配列は、抗
アレルギー性ペンタペプチドの多量体ペプチドをコード
するDNA鎖側の塩基配列を5’末端側から記載した塩
基配列である。配列番号1の配列のうち、第 226番目か
ら第 236番目までの配列は、抗アレルギー性ペンタペプ
チドを繰り返しコードするDNAを作製する際に、塩基
の欠失が起こったためこのペンタペプチドをコードしな
くなった塩基配列である。なお、p1-9を含有する大腸菌
は微工研に微工研菌寄第11802 号(FERM P-11802)とし
て寄託されている。
【0049】実施例2
【0050】抗アレルギー性ペンタペプチドをコードす
る塩基配列の繰り返しが30であるDNA鎖を含む組換
えベクターの作製
【0051】組換えベクターは下記の(1)〜(7)の手順で
作製した。なお、図3にこの組換えベクターの構築図を
示す。図中、白抜きの矢印はラクトースオペロンのプロ
モーター及びオペレーター領域を示し、黒塗りの矢印は
DSDGK の多量体ペプチドをコードする塩基配列のある領
域を示し、Ap(右肩r 付き)はアンピシリン耐性遺伝子
領域を示し、t はユニバーサルトランスレーションター
ミネーターの塩基配列のある領域を示し、dGCTTAATTAAT
TAAGC はその塩基配列を示し、dCCTCGAGG は制限酵素Xh
oIのリンカーの塩基配列を示す。また、kbはキロ塩基対
の略である。
【0052】(1) 実施例1で得られたプラスミドp1-9を
制限酵素EcoRI 及びHindIII で消化し、消化物を8%ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動して0.29キロ塩基対(以
下、kbと略す。)のDNA断片を分離した。
【0053】(2) プラスミドpUC118(宝酒造社製)を制
限酵素EcoRI 及びHindIII で消化して上記(1) の0.29kb
のDNA断片と混合し、DNAリガーゼを使用してライ
ゲーション反応物を得た。実施例1の(8) と同様にして
このライゲーション反応物を大腸菌MV1184株に取り込ま
せて形質転換体を取得し、さらにこの形質転換体のうち
1株を大量培養して組換えプラスミドを得た。
【0054】(3) 得られた組換えプラスミドをp1-9RVと
命名し、これを制限酵素PstIで消化し、生成した線状プ
ラスミドDNAの末端をクレノーフラグメントで平滑化
した。終止コドンを含むリンカー(ファルマシア社製ユ
ニバーサルトランスレーションターミネータ、dGCTTAAT
TAATTAAGC )の5'末端をT4ポリヌクレオチドキナーゼ
でリン酸化し、この線状プラスミドDNAと混合し、D
NAリガーゼを使用してライゲーション反応物を得た。
実施例1の(8) と同様にしてこのライゲーション反応物
を大腸菌MV1184株に取り込ませて形質転換体を取得し、
さらにこの形質転換体のうち1株を大量培養して組換え
プラスミドを得た。
【0055】(4) 得られた組換えプラスミドをp14T5 と
命名した。この組換えプラスミドには上記リンカーが3
個含まれていた。これを制限酵素HindIII で消化し、生
成した線状プラスミドDNAの末端をクレノーフラグメ
ントで平滑化した。そして、XhoIリンカー(宝酒造社
製、dCCTCGAGG )の5'末端をT4ポリヌクレオチドキナ
ーゼでリン酸化し、この線状プラスミドDNAと混合
し、DNAリガーゼを使用してライゲーション反応物を
得た。実施例1の(8) と同様にしてこのライゲーション
反応物を大腸菌MV1184株に取り込ませて形質転換体を取
得し、さらにこの形質転換体のうち1株を大量培養して
組換えプラスミドを得た。得られた組換えプラスミドは
p14TX と命名した。
【0056】(5) 実施例1で得られた組換えプラスミド
p1-9を制限酵素PstIで消化後、生成した線状プラスミド
DNAの末端をクレノ−フラグメントで平滑化した。こ
の線状プラスミドDNAを制限酵素EcoRI で消化し、消
化物を1.2 %アガロースゲル電気泳動して0.29kbのDN
A断片を分離した。
【0057】(6) 実施例2で得た組換えプラスミドp14T
Xを制限酵素EcoRI 及びHincIIで消化し、上記0.29kbの
DNA断片と混合し、DNAリガーゼを使用してライゲ
ーション反応物とした。
【0058】(7) 実施例1の(8) と同様にしてこのライ
ゲーション反応物を大腸菌MV1184株に取り込ませて形質
転換体を取得し、さらにこの形質転換体のうち1株を大
量培養して組換えプラスミドを得た。得られた組換えプ
ラスミドはp28X-1と命名した。配列番号2の配列は、p2
8X-1の全塩基配列のうち、プラスミドpUC118の制限酵素
HincII及びHindIII 切断部位間の16塩基の塩基配列と置
換された塩基配列である。配列番号2の配列中の番号は
pUC118にある制限酵素HincIIによる切断部位から数えた
番号であり、制限酵素EcoRI の認識切断部位に近いほう
を1番としている。
【0059】
【発明の効果】本発明により、DSDGK の多量体ペプチド
をコードするDNA鎖及びこれを含む有効な組換えベク
ターを提供できた。これを利用することにより、DSDGK
を安価に製造できる。
【0060】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:236 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA 60 GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA 120 GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA 180 GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAGACTCT GAGCAA 236
【0061】配列番号:2 配列の長さ:548 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 配列の種類:他の核酸 組換えDNA 配列 GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA 60 GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA 120 GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA 180 GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAGACTCT GAGCAAGACC 240 GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA 300 GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA 360 GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA 420 GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAGACTCT GAGCAAGACC 480 GCTTAATTAA TTAAGCGCTT AATTAATTAA GCGCTTAATT AATTAAGCGG CATGCAAGCT 540 CCTCGAGG 548
【図面の簡単な説明】
【図1】同一鎖上にペプチドの多量体をコードする塩基
配列を含むDNA鎖の製造法を簡単に示したスキームで
ある。
【図2】組換えプラスミドp1-9を制限酵素EcoRI 及びHi
ndIII で分解したときの分解物をポリアクリルアミドゲ
ル電気泳動で分離した電気泳動図である。
【図3】プラスミドp1-9を最初のプラスミドとして用い
て、プラスミドp28X-1を作製する手順を示した構築図で
ある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年5月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07K 7/10 7537−4H 13/00 8619−4H C12P 21/02 C 8214−4B (C12N 1/21 C12R 1:19) C07K 99:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アスパラギン酸−セリン−アスパラギン酸
    −グリシン−リジンのアミノ酸配列を有する抗アレルギ
    ー性ペンタペプチドの多量体ペプチドをコードする塩基
    配列を含むDNA。
  2. 【請求項2】抗アレルギー性ペンタペプチドの多量体ペ
    プチドをコードする塩基配列が下記の塩基配列である請
    求項1記載のDNA。 GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAG
  3. 【請求項3】抗アレルギー性ペンタペプチドの多量体ペ
    プチドをコードする塩基配列が下記の塩基配列である請
    求項1記載のDNA。 GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAG ACT CTG AGC AAG ACC GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAC TCT GAC GGC AAA GAT TCC GAT GGT AAA GAT TCC GAT GGT AAG ACT CTG AGC AAG ACC GCT
  4. 【請求項4】請求項1記載のDNAを含む組換えベクタ
    ー。
  5. 【請求項5】組換えベクターが、大腸菌において安定に
    複製され、宿主である大腸菌にアンピシリン耐性を与え
    る組換えプラスミドである請求項4記載の組換えベクタ
    ー。
  6. 【請求項6】組換えベクターが、プラスミドpUC119の制
    限酵素HincII切断部位に下記の塩基配列が挿入された構
    造を有する組換えプラスミドp1-9である請求項4記載の
    組換えベクター。 GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAGACTCT GAGCAA
  7. 【請求項7】組換えベクターが、プラスミドpUC118の制
    限酵素HincII,HindIII 切断部位間の16塩基配列と下
    記の塩基配列を置換した構造を有する組換えプラスミド
    p28X-1である請求項4記載の組換えベクター。 GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAGACTCT GAGCAAGACC GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAAGACTC TGACGGCAAA GATTCCGATG GTAAAGATTC CGATGGTAAA GACTCTGACG GCAAAGATTC CGATGGTAAA GATTCCGATG GTAAGACTCT GAGCAAGACC GCTTAATTAA TTAAGCGCTT AATTAATTAA GCGCTTAATT AATTAAGCGG CATGCAAGCT CCTCGAGG
  8. 【請求項8】請求項4乃至7のいずれかの項記載の組換
    えベクターにより形質転換された大腸菌。
JP2401005A 1990-12-10 1990-12-10 抗アレルギー性ペンタペプチドの多量体ペプチドをコードするdna Pending JPH0622763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2401005A JPH0622763A (ja) 1990-12-10 1990-12-10 抗アレルギー性ペンタペプチドの多量体ペプチドをコードするdna

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2401005A JPH0622763A (ja) 1990-12-10 1990-12-10 抗アレルギー性ペンタペプチドの多量体ペプチドをコードするdna

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0622763A true JPH0622763A (ja) 1994-02-01

Family

ID=18510869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2401005A Pending JPH0622763A (ja) 1990-12-10 1990-12-10 抗アレルギー性ペンタペプチドの多量体ペプチドをコードするdna

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622763A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10118239B2 (en) 2011-12-09 2018-11-06 Sodick Co., Ltd. Wire electric discharge machining device and method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10118239B2 (en) 2011-12-09 2018-11-06 Sodick Co., Ltd. Wire electric discharge machining device and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI91883B (fi) Menetelmä hirudiinin vaikutusta omaavan polypeptidin valmistamiseksi
Malke et al. Nucleotide sequence of the streptokinase gene from Streptococcus equisimilis H46A
Kuwajima et al. Nucleotide sequence of the hag gene encoding flagellin of Escherichia coli
Schäffer et al. Nucleotide sequence of the iron regulatory gene fur
AU644647B2 (en) Polypeptides
RU1776276C (ru) Способ получени полипептида со свойствами гирудина
EP0163406B1 (en) Novel polypeptide expression method
Bremer et al. Cloned structural gene (ompA) for an integral outer membrane protein of Escherichia coli K-12: localization on hybrid plasmid pTU100 and expression of a fragment of the gene
FI90436C (fi) Ihmisen gammainterferonin kaltaisesti vaikuttavien polypeptidien valmistus
Toba et al. Colicin E8, a DNase which indicates an evolutionary relationship between colicins E2 and E3
Galakatos et al. Biosynthetic alr alanine racemase from Salmonella typhimurium: DNA and protein sequence determination
Sano et al. Expression vectors for streptavidin-containing chimeric proteins
Huang The 52-protein subunit of T4 DNA topoisomerase is homologous to the gyrA-protein of gyrase.
JPS6199A (ja) ヒト インターロイキン‐2の遺伝子工学的製法およびその方法を実施するための手段
EP0129073B1 (en) Hybrid dna synthesis of mature growth hormone releasing factor
Komano et al. Highly mobile DNA segment of IncI alpha plasmid R64: a clustered inversion region
Paluh et al. Characterization of Neurospora CPC1, a bZIP DNA-binding protein that does not require aligned heptad leucines for dimerization
JP2905921B2 (ja) 細菌中に含まれるプラスミドの安定化方法
JPH0622763A (ja) 抗アレルギー性ペンタペプチドの多量体ペプチドをコードするdna
JPH05320200A (ja) 新規ヒトインターフェロン−γポリペプチド
Pei et al. Site-specific cleavage of duplex DNA with a. lambda. repressor-staphylococcal nuclease hybrid
JPS5951793A (ja) 新規クロ−ニングビヒクル
US5464770A (en) DNA encoding (ASP 113) and (LYS 46, ASP 113) thaumatin I
EP0182383A1 (en) Process for the preparation of oligo- and polydeoxyribonucleotides
JPH04187088A (ja) 抗アレルギー性ペンタペプチドの多量体ペプチドをコードするdna