JPH0622701B2 - 遠心分離機 - Google Patents
遠心分離機Info
- Publication number
- JPH0622701B2 JPH0622701B2 JP61129345A JP12934586A JPH0622701B2 JP H0622701 B2 JPH0622701 B2 JP H0622701B2 JP 61129345 A JP61129345 A JP 61129345A JP 12934586 A JP12934586 A JP 12934586A JP H0622701 B2 JPH0622701 B2 JP H0622701B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- distributor
- centrifuge
- neck
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B04—CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
- B04B—CENTRIFUGES
- B04B1/00—Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B04—CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
- B04B—CENTRIFUGES
- B04B1/00—Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles
- B04B1/04—Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles with inserted separating walls
- B04B1/08—Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles with inserted separating walls of conical shape
Landscapes
- Centrifugal Separators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ローターが垂直の駆動軸に支持されていて、
両者が同一軸線上にあるように両者の半径方向外側縁部
において軸方向に相互に結合された、一方は上部分、他
方は垂直の駆動軸の頂部に取付けられた下部分となつて
いる2つの実質的に円形のローター部分それらローター
の2つの部分の間にそれらと同一軸線上に取付けられて
いて、液をローター中心からローターの分離室の中の所
定の半径方向位置まで導くように配置されている環状で
円錐形のベース部と、このベース部から上方に延びてい
る中央のネツク部を有している分配器、各々が内側縁と
外側縁のある截頭円錐の形をなして組になつており、分
配器のネツク部を囲んで同一軸線上に配置されて分配器
のベース部に当つて支えられており、内側の縁と分配器
のネツク部との間には分離された液のための軸方向に向
いた流路が残されているような1組の分離板、および分
配器のベース部とネツク部をそれぞれ前記ローターの2
つの部分すなわち下部分と上部分に関して半径方向に拘
束するための手段、を包含しており、ローターの上部分
は、組になつた分離板を分配器のベース部に、そしてそ
れ故に分配器をローターの下部分に、軸方向に押圧して
いる、という遠心分離機に関する。
両者が同一軸線上にあるように両者の半径方向外側縁部
において軸方向に相互に結合された、一方は上部分、他
方は垂直の駆動軸の頂部に取付けられた下部分となつて
いる2つの実質的に円形のローター部分それらローター
の2つの部分の間にそれらと同一軸線上に取付けられて
いて、液をローター中心からローターの分離室の中の所
定の半径方向位置まで導くように配置されている環状で
円錐形のベース部と、このベース部から上方に延びてい
る中央のネツク部を有している分配器、各々が内側縁と
外側縁のある截頭円錐の形をなして組になつており、分
配器のネツク部を囲んで同一軸線上に配置されて分配器
のベース部に当つて支えられており、内側の縁と分配器
のネツク部との間には分離された液のための軸方向に向
いた流路が残されているような1組の分離板、および分
配器のベース部とネツク部をそれぞれ前記ローターの2
つの部分すなわち下部分と上部分に関して半径方向に拘
束するための手段、を包含しており、ローターの上部分
は、組になつた分離板を分配器のベース部に、そしてそ
れ故に分配器をローターの下部分に、軸方向に押圧して
いる、という遠心分離機に関する。
従来公知のこの種の遠心分離機では、分離板は通常、分
配器のネツク部と係合することによつて、ローターのボ
デイに関して周方向に動くことを阻止されている。通常
は、分離板の各々の内側縁には1つあるいはより多くの
リセス部があつて、それらリセス部の中に入り込みよう
に、対応する形で周方向および軸方向に延びているウイ
ングが分配器のネツク部についている。
配器のネツク部と係合することによつて、ローターのボ
デイに関して周方向に動くことを阻止されている。通常
は、分離板の各々の内側縁には1つあるいはより多くの
リセス部があつて、それらリセス部の中に入り込みよう
に、対応する形で周方向および軸方向に延びているウイ
ングが分配器のネツク部についている。
この種の遠心分離機の組立てを行う場合は、分配器のベ
ース部の上で分離板が互に接して積上げられ、その後に
それら分離板は、上に述べたローターの2つの円形の部
分の中において一緒に押圧されることによつて、軸方向
に圧縮される。その圧縮が行われる前にも圧縮の途中に
おいても、最も上に位置した分離板が他の分離板との相
互間およびローターのボデイに対して正しい位置に保た
れるためには、分配器のネツク部およびそれについてい
る上述の案内用ウイングは、それらメンバーがローター
のボデイの組立完了後に機能するために必要であるより
以上に、ある距離だけ軸方向上方に延びていなければな
らない。
ース部の上で分離板が互に接して積上げられ、その後に
それら分離板は、上に述べたローターの2つの円形の部
分の中において一緒に押圧されることによつて、軸方向
に圧縮される。その圧縮が行われる前にも圧縮の途中に
おいても、最も上に位置した分離板が他の分離板との相
互間およびローターのボデイに対して正しい位置に保た
れるためには、分配器のネツク部およびそれについてい
る上述の案内用ウイングは、それらメンバーがローター
のボデイの組立完了後に機能するために必要であるより
以上に、ある距離だけ軸方向上方に延びていなければな
らない。
この種の遠心分離機では往々分配器のネツク部の上方に
定置のいわゆる掻き取り(paring)手段が、ローターか
らの1つあるいはそれ以上の分離された液のために設け
られているので、上記のようにすることは、ローターボ
デイ自体も上記の掻き取り手段を収容するために、それ
に応じて軸方向に延びた長さを有しなければならないこ
とを意味する。しかしながら、そのようにすることは、
ローターでは何よりも運転中におけるそのバランスが可
能な限り良くなければならない故に軸方向の延びは極力
小さくすべきであるという一般的な希望条件に反するこ
とになる。
定置のいわゆる掻き取り(paring)手段が、ローターか
らの1つあるいはそれ以上の分離された液のために設け
られているので、上記のようにすることは、ローターボ
デイ自体も上記の掻き取り手段を収容するために、それ
に応じて軸方向に延びた長さを有しなければならないこ
とを意味する。しかしながら、そのようにすることは、
ローターでは何よりも運転中におけるそのバランスが可
能な限り良くなければならない故に軸方向の延びは極力
小さくすべきであるという一般的な希望条件に反するこ
とになる。
分配器のネツク部分についた前述のウイングは、円形の
ローターの上部分から来る大きな半径方向の力を受け止
めるためには使われ得ない。したがつて、ローターの2
つの円形の部分の相互間の半径方向の拘束の手段は、そ
れらローターの部分が軸方向にも同時に結合されるそれ
らの半径方向外側の縁部に配置されなければならない。
ローターの上部分から来る大きな半径方向の力を受け止
めるためには使われ得ない。したがつて、ローターの2
つの円形の部分の相互間の半径方向の拘束の手段は、そ
れらローターの部分が軸方向にも同時に結合されるそれ
らの半径方向外側の縁部に配置されなければならない。
しかしながら、ローターのこれら2つの部分の間での半
径方向の十分な拘束をそれらの外側縁部において得るこ
とは困難である。それは、ローターのそれら部分が往
々、ローターの運転中に、ローターの片方の部分が他方
の部分よりも大きな周長変化を受けるような設計になつ
ていることによる。このことは、ある程度の半径方向で
の隙間がローターの2つの部分の当り面同志の間に生ず
るという結果を生み、それは、ローターの片方の部分が
他方の部分に対して半径方向にずれるということにつな
がる。その結果ローターのアンバランスが生ずるが、上
記の半径方向のずれの方向が予期できない故に、前もつ
てそのアンバランスを補償することは不可能である。
径方向の十分な拘束をそれらの外側縁部において得るこ
とは困難である。それは、ローターのそれら部分が往
々、ローターの運転中に、ローターの片方の部分が他方
の部分よりも大きな周長変化を受けるような設計になつ
ていることによる。このことは、ある程度の半径方向で
の隙間がローターの2つの部分の当り面同志の間に生ず
るという結果を生み、それは、ローターの片方の部分が
他方の部分に対して半径方向にずれるということにつな
がる。その結果ローターのアンバランスが生ずるが、上
記の半径方向のずれの方向が予期できない故に、前もつ
てそのアンバランスを補償することは不可能である。
本発明の目的は、上記のとおりのバランシングの問題を
実質的に減らすようなローターの設計を提供することで
ある。
実質的に減らすようなローターの設計を提供することで
ある。
この目的は本発明によれば、さきに述べた種類の遠心分
離機において、幾つかの本発明の特徴を備えることによ
って解決される。それらの特徴とは、多数の案内手段が
分配器のネツク部から半径方向に距離をおいて、分離板
と係合して延びていること、案内手段の各々はその両端
において前記ローターの2つの部分の両方に関して半径
方向にも周方向にも拘束されていること、および分配器
ネツク部をローターの上部分に関して半径方向に拘束す
る前記手段が、ローターの上部分で半径方向の拘束をさ
れていて分配器の対応する円筒面に当るための円筒面を
有している1つのボデイを包含していることである。も
し可能ならば、このボデイはローターの上部分のそれ以
外の部分と一体に作られているのが望ましい。
離機において、幾つかの本発明の特徴を備えることによ
って解決される。それらの特徴とは、多数の案内手段が
分配器のネツク部から半径方向に距離をおいて、分離板
と係合して延びていること、案内手段の各々はその両端
において前記ローターの2つの部分の両方に関して半径
方向にも周方向にも拘束されていること、および分配器
ネツク部をローターの上部分に関して半径方向に拘束す
る前記手段が、ローターの上部分で半径方向の拘束をさ
れていて分配器の対応する円筒面に当るための円筒面を
有している1つのボデイを包含していることである。も
し可能ならば、このボデイはローターの上部分のそれ以
外の部分と一体に作られているのが望ましい。
本発明によれば分離板が、分配器のネツク部から半径方
向に距離をおいて位置している個々の案内手段によつ
て、半径方向および周方向に拘束されているという事実
の故に、ネツク部に案内用ウイングがある必要はない。
したがつてネツク部はローターの上部分を軸線上に保持
するための有効な手段として利用されうる。つまり、ネ
ツク部とローターの部分の両方に円筒形の当り面を設け
ることができる。さらに、ネツク部を、分離板を取付け
うるだけのために必要である以上に軸方向に長くする必
要はもはやなくなる。それ故に、円筒形の当り面を有す
る前述のボデイの1部分は、最上部に位置した分離板の
半径方向内側に配置されうる。それによつて、ローター
のボデイ自体は最小の軸方向延びのものにできる。
向に距離をおいて位置している個々の案内手段によつ
て、半径方向および周方向に拘束されているという事実
の故に、ネツク部に案内用ウイングがある必要はない。
したがつてネツク部はローターの上部分を軸線上に保持
するための有効な手段として利用されうる。つまり、ネ
ツク部とローターの部分の両方に円筒形の当り面を設け
ることができる。さらに、ネツク部を、分離板を取付け
うるだけのために必要である以上に軸方向に長くする必
要はもはやなくなる。それ故に、円筒形の当り面を有す
る前述のボデイの1部分は、最上部に位置した分離板の
半径方向内側に配置されうる。それによつて、ローター
のボデイ自体は最小の軸方向延びのものにできる。
本発明によつて、あるサイズの遠心分離機に関してさき
に述べたようなバランシングの問題を避けることが可能
になつた。
に述べたようなバランシングの問題を避けることが可能
になつた。
本発明によれば、上記の案内手段は分離板と種々の様式
で係合できる。例えば、分離板にそのためのリセス部
が、その内側縁あるいは外側縁のいずれかに設けられて
いればよい。しかし、それら案内手段が分離板における
その内側縁と外側縁の中間の位置にある孔を貫いて延び
ているのが望ましい。
で係合できる。例えば、分離板にそのためのリセス部
が、その内側縁あるいは外側縁のいずれかに設けられて
いればよい。しかし、それら案内手段が分離板における
その内側縁と外側縁の中間の位置にある孔を貫いて延び
ているのが望ましい。
もし可能ならば分配器のベース部がその半径方向の長さ
の大部分に沿つて直接にローターの下部分の上に載つて
いるのがよい。それによつて分配器のネツク部の良好な
安定性が得られる。そのようにできない場合、例えばロ
ーターの外周にあるローターの分離室からの出口を開閉
するための軸方向に可動のスライドメンバーが分配器の
ベース部の下方に配置されている場合には、本発明の望
ましい1つの実施例では、分配器は、そのベース部の中
心近くにおいて、かなりの軸方向長さを有する円筒面に
よつてローターの下部分に関して半径方向に拘束されて
いる。これによつてこの場合も分配器のネツク部の可能
な最良の安定性が得られる。
の大部分に沿つて直接にローターの下部分の上に載つて
いるのがよい。それによつて分配器のネツク部の良好な
安定性が得られる。そのようにできない場合、例えばロ
ーターの外周にあるローターの分離室からの出口を開閉
するための軸方向に可動のスライドメンバーが分配器の
ベース部の下方に配置されている場合には、本発明の望
ましい1つの実施例では、分配器は、そのベース部の中
心近くにおいて、かなりの軸方向長さを有する円筒面に
よつてローターの下部分に関して半径方向に拘束されて
いる。これによつてこの場合も分配器のネツク部の可能
な最良の安定性が得られる。
以下においては本発明の2つの相異る実施例を取上げ、
添付のそれらの図面(第1図と第2図)を参照しつつ、
本発明を説明する。
添付のそれらの図面(第1図と第2図)を参照しつつ、
本発明を説明する。
第1図で、ローターの上部分1、ローターの下部分2を
含む1つの遠心分離機のローターが示されている。ロー
ターの2つの部分1と2は緊締用リング3によつて軸方
向に互に結合されている。ローターは垂直の駆動軸4の
頂部で支持されているが、それは、駆動軸4がローター
の下部分2に緊締手段5によつて結合されることででき
ている。
含む1つの遠心分離機のローターが示されている。ロー
ターの2つの部分1と2は緊締用リング3によつて軸方
向に互に結合されている。ローターは垂直の駆動軸4の
頂部で支持されているが、それは、駆動軸4がローター
の下部分2に緊締手段5によつて結合されることででき
ている。
ローターの中心にはいわゆる分配器が配置されており、
それはネツク部6とベース部7を有している。ベース部
7は、ローターの下部分2の上に載つていて、ローター
の下部分2と分配器6,7の各々の円筒形の当り面8が
互に当ることで、ローターの下部分2に関して半径方向
の拘束をされている。
それはネツク部6とベース部7を有している。ベース部
7は、ローターの下部分2の上に載つていて、ローター
の下部分2と分配器6,7の各々の円筒形の当り面8が
互に当ることで、ローターの下部分2に関して半径方向
の拘束をされている。
分配器のネツク部6は少くともその最も上方の部分では
円筒形であり、その部分はローターの上部分1の中央部
によつて隙間なしに囲まれている。分配器のネツク部6
もローターの上部分1の中央部も、円筒面9を有してい
て、それらがかなりの軸方向長さにわたつて互に当つて
いる。
円筒形であり、その部分はローターの上部分1の中央部
によつて隙間なしに囲まれている。分配器のネツク部6
もローターの上部分1の中央部も、円筒面9を有してい
て、それらがかなりの軸方向長さにわたつて互に当つて
いる。
分配器のネツク部6の周りで、分配器のベース部7に載
つて、積重なつた分離板10が配置されている。各々の
分離板は外周および内周の縁を有する截頭円錐のような
形をなしている。積重なつた分離板を軸方向に貫いて、
ローターの軸線の周りに均等配置された多数の案内手段
11が延びている。各々の案内手段11の下端部は、分
配器のベース部7にあるリセス部分にあつて、少くとも
ローターの半径方向および周方向での拘束をされてい
る。各々の案内手段11の上端部は、ローターの上部分
1にあるリセス部分12の中に入り込み、そこでロータ
ーの半径方向および周方向の拘束をされている。しか
し、リセス部12の中では案内手段11はローターの上
部分1に関して軸方向には拘束されていない。図で見ら
れるように、案内手段11がリセス部12の底に達し得
てその結果ローターの2つの部分1と2の軸方向相対位
置に影響するようにはならないことが保証されている。
つて、積重なつた分離板10が配置されている。各々の
分離板は外周および内周の縁を有する截頭円錐のような
形をなしている。積重なつた分離板を軸方向に貫いて、
ローターの軸線の周りに均等配置された多数の案内手段
11が延びている。各々の案内手段11の下端部は、分
配器のベース部7にあるリセス部分にあつて、少くとも
ローターの半径方向および周方向での拘束をされてい
る。各々の案内手段11の上端部は、ローターの上部分
1にあるリセス部分12の中に入り込み、そこでロータ
ーの半径方向および周方向の拘束をされている。しか
し、リセス部12の中では案内手段11はローターの上
部分1に関して軸方向には拘束されていない。図で見ら
れるように、案内手段11がリセス部12の底に達し得
てその結果ローターの2つの部分1と2の軸方向相対位
置に影響するようにはならないことが保証されている。
ローターの上部分1には、キヤツプ13が取付けられて
いるが、このものは緊締用リング14によつてローター
の下部分1に固定されている。
いるが、このものは緊締用リング14によつてローター
の下部分1に固定されている。
キヤツプ13の中心の空所を通して、ローター内で処理
されるべき液混合物を供給する管15がローターの中へ
と延びている。管15に支持されて1つの環状の掻き取
りメンバー16が半径方向外側へ延びて、キヤツプ13
とローターの上部分1の中央部とによつて形成されてい
る掻き取り室17の中に入つている。参照番号18は掻
き取り室17の中に配置されている液流案内用ウイング
を示している。
されるべき液混合物を供給する管15がローターの中へ
と延びている。管15に支持されて1つの環状の掻き取
りメンバー16が半径方向外側へ延びて、キヤツプ13
とローターの上部分1の中央部とによつて形成されてい
る掻き取り室17の中に入つている。参照番号18は掻
き取り室17の中に配置されている液流案内用ウイング
を示している。
入口管15は分配器6,7の中央の空所19で開口して
おり、この空所19は分配器のベース部7を貫いている
入口流路20を経て、分離板を中に収めているローター
の分離室21と連絡している。
おり、この空所19は分配器のベース部7を貫いている
入口流路20を経て、分離板を中に収めているローター
の分離室21と連絡している。
ローターの上部分1には、中心に近く、しかしそれが分
配器のネツク部6に当つている所よりは半径方向外側に
おいて、多数の貫通孔22がローターの軸線の周りに均
等に分布配置されており、それら貫通孔を経て分離室2
1が掻き取り室17と連通している。
配器のネツク部6に当つている所よりは半径方向外側に
おいて、多数の貫通孔22がローターの軸線の周りに均
等に分布配置されており、それら貫通孔を経て分離室2
1が掻き取り室17と連通している。
分離室21はローター上部分1、分配器6,7、および
軸方向に可動のスライドメンバー23で取囲まれてい
る。スライドメンバー23は図示の位置ではその外周部
においてローターの上部分1の溝の中に配置された環状
ガスケツト24に気密を保つて当つている。この位置に
あつてスライドメンバー23は分離室21と、ローター
の軸線の周りに均等配置されていてローターの下部分2
の外周部を貫いて延びている多数の出口通路25との間
の連絡を絶つている。
軸方向に可動のスライドメンバー23で取囲まれてい
る。スライドメンバー23は図示の位置ではその外周部
においてローターの上部分1の溝の中に配置された環状
ガスケツト24に気密を保つて当つている。この位置に
あつてスライドメンバー23は分離室21と、ローター
の軸線の周りに均等配置されていてローターの下部分2
の外周部を貫いて延びている多数の出口通路25との間
の連絡を絶つている。
1つの操作システムの働きによつて、スライドメンバー
23はローターの運転中に間欠的に、分離室21と出口
通路25との間の連絡路を開く。この操作システムは、
通常は水である作動液をローターの下部分2において形
成されている中央の室27に供給するための手段26の
ほか、室27からローターの下部分2と軸方向に可動の
スライドメンバー23の間に形成されているいわゆる閉
じ作用室29に通ずる通路28と、閉じ作用室29の半
径方向で最も外側にある絞りを伴つた出口30を包含し
ている。
23はローターの運転中に間欠的に、分離室21と出口
通路25との間の連絡路を開く。この操作システムは、
通常は水である作動液をローターの下部分2において形
成されている中央の室27に供給するための手段26の
ほか、室27からローターの下部分2と軸方向に可動の
スライドメンバー23の間に形成されているいわゆる閉
じ作用室29に通ずる通路28と、閉じ作用室29の半
径方向で最も外側にある絞りを伴つた出口30を包含し
ている。
上述の遠心分離機ローターの運転中における分離の動作
は全く従来周知されているとおりであるので、ここで説
明する必要はないであろう。その代り、遠心分離機ロー
ターの種々の部分がどのように組立てられるべきかを簡
単に述べておくべきであろう。
は全く従来周知されているとおりであるので、ここで説
明する必要はないであろう。その代り、遠心分離機ロー
ターの種々の部分がどのように組立てられるべきかを簡
単に述べておくべきであろう。
ローターの下部分2が駆動軸4に強固に結合された後に
スライドメンバー23が挿入される。その後に分配器
が、そのベース部分7がローター下部分2に載るように
して置かれる。分離板は前以て分配器に載せられていれ
ばよく、この際に案内手段11は最も上にある分離板よ
りも少しく上まで延びている。次いでローターの上部分
1がそれの場所に置かれ、積重なつた分離板10が軸方
向に(その軸方向高さの約10%程)圧縮されることを
伴つて、緊締用リング3がローターの下部分2にねじ込
まれるように廻される。このことは、案内手段11の端
部が最も上に位置した分離板よりも上方に前よりも長く
突出することを意味する。案内手段のそれら端部は、ロ
ーターの上部分1のリセス部12に入り込んで行くの
で、ローターの上部分1のローターの下部分2に意図ど
うり当るまでの軸方向下方への運動を制限することはな
い。分離板10と分配器6,7はこのようにしてロータ
ーの2つの部分1と2の間で強く押圧されて相対的に不
動となり、これらメンバーのすべての間の処々にある当
り面、さらには配置されている案内手段11が協力し合
つて、運転中における良好なバランスと中心点位置が維
持されることを可能にする。
スライドメンバー23が挿入される。その後に分配器
が、そのベース部分7がローター下部分2に載るように
して置かれる。分離板は前以て分配器に載せられていれ
ばよく、この際に案内手段11は最も上にある分離板よ
りも少しく上まで延びている。次いでローターの上部分
1がそれの場所に置かれ、積重なつた分離板10が軸方
向に(その軸方向高さの約10%程)圧縮されることを
伴つて、緊締用リング3がローターの下部分2にねじ込
まれるように廻される。このことは、案内手段11の端
部が最も上に位置した分離板よりも上方に前よりも長く
突出することを意味する。案内手段のそれら端部は、ロ
ーターの上部分1のリセス部12に入り込んで行くの
で、ローターの上部分1のローターの下部分2に意図ど
うり当るまでの軸方向下方への運動を制限することはな
い。分離板10と分配器6,7はこのようにしてロータ
ーの2つの部分1と2の間で強く押圧されて相対的に不
動となり、これらメンバーのすべての間の処々にある当
り面、さらには配置されている案内手段11が協力し合
つて、運転中における良好なバランスと中心点位置が維
持されることを可能にする。
第2図では、本発明による遠心分離機ローターのもう1
つの実施例が示されている。この実施例の詳細部分のう
ち、第1図の実施例の詳細部分と直接的に対応している
ものには第1図と同じ参照番号が付けられている。
つの実施例が示されている。この実施例の詳細部分のう
ち、第1図の実施例の詳細部分と直接的に対応している
ものには第1図と同じ参照番号が付けられている。
第2図の実施例では、ローターの上部分が2つのボデイ
1aと1bで成つている。ボデイ1aはその半径方向外
側の周縁においてローター下部分2に関して半径方向の
拘束をされている。ボデイ1bは、円筒面1cによつて
ボデイ1aに関して、また円筒面9aによつて分配器の
ネツク部6に関して、半径方向の拘束をされている。ボ
デイ1bは緊締用リング14によつて、積重なつた分離
板10とボデイ1aの間で軸方向に押圧され、保持され
ている。
1aと1bで成つている。ボデイ1aはその半径方向外
側の周縁においてローター下部分2に関して半径方向の
拘束をされている。ボデイ1bは、円筒面1cによつて
ボデイ1aに関して、また円筒面9aによつて分配器の
ネツク部6に関して、半径方向の拘束をされている。ボ
デイ1bは緊締用リング14によつて、積重なつた分離
板10とボデイ1aの間で軸方向に押圧され、保持され
ている。
キヤツプ13の内部には、外周においてボデイ1bの上
方中心部と結合している環状メンバー31がある。この
メンバー31はボデイ1bの中心部と共に環状室17a
を形成しており、この環状室17aは半径方向内方に向
つて開放されていて、第1図での掻き取り室17に相当
する掻き取り室となつている。
方中心部と結合している環状メンバー31がある。この
メンバー31はボデイ1bの中心部と共に環状室17a
を形成しており、この環状室17aは半径方向内方に向
つて開放されていて、第1図での掻き取り室17に相当
する掻き取り室となつている。
メンバー31とそれを取囲んでいるキヤツプ13の間に
は、同様に環状で半径方向内方に向けて開放されたもう
1つの室32が形成されている。この室32は、通路3
3を経て分離室21の中の分離板10の半径方向外側の
場所と連通していて、そこから比較的比重の大きい分離
された液成分を受入れる。通路33はボデイ1bの上側
面にある半径方向の溝として形作られている。キヤツプ
13の中央の開口を囲んでいる環状の縁は、そのような
比較的に比重の大きい分離された液成分のための室32
からのオーバーフローつきの出口34を形成している。
オーバーフローつきの出口34が遠心分離機ローターの
軸線から種々の距離に配置されうることを破線によつて
示してある。
は、同様に環状で半径方向内方に向けて開放されたもう
1つの室32が形成されている。この室32は、通路3
3を経て分離室21の中の分離板10の半径方向外側の
場所と連通していて、そこから比較的比重の大きい分離
された液成分を受入れる。通路33はボデイ1bの上側
面にある半径方向の溝として形作られている。キヤツプ
13の中央の開口を囲んでいる環状の縁は、そのような
比較的に比重の大きい分離された液成分のための室32
からのオーバーフローつきの出口34を形成している。
オーバーフローつきの出口34が遠心分離機ローターの
軸線から種々の距離に配置されうることを破線によつて
示してある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による遠心分離機ローターの1つの実施
例の断面図、第2図は他の実施例の断面図である。 1……ローターの上部分 1a,1b……ローターの上部が2つに分れた場合の各
ボデイ 1c……当りの円筒面 4……駆動軸 6……分配器のネツク部 7……分配器のベース部 8……当りの円筒面 10……分離板 11……案内手段 21……ローターの分離室
例の断面図、第2図は他の実施例の断面図である。 1……ローターの上部分 1a,1b……ローターの上部が2つに分れた場合の各
ボデイ 1c……当りの円筒面 4……駆動軸 6……分配器のネツク部 7……分配器のベース部 8……当りの円筒面 10……分離板 11……案内手段 21……ローターの分離室
Claims (10)
- 【請求項1】ローターが、垂直の駆動軸(4)に支持され
ていて、両者が同一軸線上にあるように両者の半径方向
外側縁部において軸方向に相互に結合された、一方は上
部分(1)、他方は垂直の駆動軸(4)の頂部に取付けられた
下部分(2)となつている2つの実質的に円形のローター
の部分、それらローターの2つの部分の間にそれらと同
一軸線上に取付けられていて、液とローター中心からロ
ーターの分離室(21)の中の所定の半径方向位置まで導く
ように配置されている環状で円錐形のベース部(7)と、
このベース部(7)から上方に延びている中央のネツク部
(6)を有している分配器、各々が内側縁と外側縁のある
截頭円錐の形をなして組になつており、分配器のネツク
部(6)を囲んで同一軸線上に配置されて分配器のベース
部(7)に当つて支えられており、内側の縁と分配器のネ
ツク部(6)との間には分離された液のための軸方向に向
いた流路が残されているような1組の分離板(10)、およ
び分配器のベース部(7)とネツク部(6)をそれぞれ前記ロ
ーターの2つの部分すなわち下部分(2)と上部分(1)に関
して半径方向に拘束するための手段を包含しており、ロ
ーターの上部分(1)は、組になつた分離板を分配器のベ
ース部(7)に、そしてそれ故に分配器をローターの下部
分(2)に、軸方向に押圧している、という遠心分離機に
おいて、 多数の案内手段(11)が、分配器のネツク部(6)から半径
方向に距離をおいて、分離板(10)と係合して延びている
こと、案内手段(11)の各々は、その両端において前記ロ
ーターの2つの部分(1,2)の両方に関して半径方向
にも周方向にも拘束されていること、分配器ネツク部
(6)をローターの上部分(1)に関して半径方向に拘束する
前記手段が、ローターの上部分で半径方向の拘束をされ
ていて分配器(6)の対応する円筒面に当るための円筒面
を有している1つのボデイを包含していること、を特徴
とする遠心分離機。 - 【請求項2】前記の案内手段(11)が分離板(10)のその内
側縁と外側縁の中間にある孔を貫いて延びている、特許
請求の範囲第1項に記載の遠心分離機。 - 【請求項3】案内手段(11)が分配器のベース部(7)でロ
ーターの半径方向にも周方向にも拘束されている、特許
請求の範囲第1項あるいは第2項に記載の遠心分離機。 - 【請求項4】案内手段(11)の下端は分配器のベース部
(7)において軸方向の拘束をされているが、上端はロー
ターの上部分(1)によつてローターの半径方向および周
方向のみの拘束をされている、特許請求の範囲第1項な
いし第3項のいずれか1項に記載の遠心分離機。 - 【請求項5】前記の案内手段(11)が、組になつた分離板
(10)よりも軸方向で上方に延びている、特許請求の範囲
第1項ないし第4項のいずれか1項に記載の遠心分離
機。 - 【請求項6】分配器のネツク部分(6)が前記ボデイの対
応する円筒形の内面に当るような円筒形の外面を有して
いる、特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれか1
項に記載の遠心分離機。 - 【請求項7】前記ボデイ(1b)が円筒面(1c)を経
て、ローターの上部分にある部分(1a)に半径方向で
当つている、特許請求の範囲第1項ないし第6項のいず
れか1項に記載の遠心分離機。 - 【請求項8】前記ボデイ(1b)が、分離板(10)よりも
径が大きく、最も上に位置した分離板に当つている1つ
の円錐形の板状体を包含している、特許請求の範囲第1
項ないし第7項のいずれか1項に記載の遠心分離機。 - 【請求項9】前記ボデイがローターの上部分(1)のそれ
以外の部分と一体になつている、特許請求の範囲第1項
ないし第6項のいずれか1項に記載の遠心分離機。 - 【請求項10】分配器がそのベース部(7)において、円
筒面(8)を経てローターの下部分(2)によつて半径方向の
拘束をされている、特許請求の範囲第1項ないし第9項
のいずれか1項に記載の遠心分離機。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
SE8503346-2 | 1985-07-05 | ||
SE8503346A SE448429B (sv) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | Centrifugalseparator forsedd med styrorgan for separeringsplatarna |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6211563A JPS6211563A (ja) | 1987-01-20 |
JPH0622701B2 true JPH0622701B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=20360825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61129345A Expired - Lifetime JPH0622701B2 (ja) | 1985-07-05 | 1986-06-05 | 遠心分離機 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0208485B1 (ja) |
JP (1) | JPH0622701B2 (ja) |
KR (1) | KR940000716B1 (ja) |
CN (1) | CN1005686B (ja) |
BR (1) | BR8603110A (ja) |
DE (1) | DE3662587D1 (ja) |
SE (1) | SE448429B (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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SE9701227D0 (sv) * | 1997-04-04 | 1997-04-04 | Alfa Laval Ab | Centrifugalseparator med separeringsskivor och slamtransportorgan |
SE9701223D0 (sv) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | Alfa Laval Ab | Centrifugalseparator med central axel |
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US6312610B1 (en) | 1998-07-13 | 2001-11-06 | Phase Inc. | Density screening outer wall transport method for fluid separation devices |
SE520001C2 (sv) * | 1999-03-09 | 2003-05-06 | Alfa Laval Corp Ab | Låsring för en centrifugalseparator |
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EP1610879A4 (en) | 2003-03-11 | 2007-02-21 | Phase Inc | CENTRIFUGE WITH CONTROLLED DISCHARGE OF SEALING MATERIAL |
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US7294274B2 (en) | 2003-07-30 | 2007-11-13 | Phase Inc. | Filtration system with enhanced cleaning and dynamic fluid separation |
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---|---|---|---|---|
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US3534903A (en) * | 1962-07-09 | 1970-10-20 | Pennwalt Corp | Centrifuge apparatus |
NL128415C (ja) * | 1963-01-26 | |||
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US4350282A (en) * | 1980-12-23 | 1982-09-21 | Donaldson Company, Inc. | Self-purging centrifuge |
-
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-
1986
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- 1986-06-05 JP JP61129345A patent/JPH0622701B2/ja not_active Expired - Lifetime
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- 1986-06-27 EP EP86305018A patent/EP0208485B1/en not_active Expired
- 1986-07-01 US US06/880,884 patent/US4698053A/en not_active Expired - Lifetime
- 1986-07-03 BR BR8603110A patent/BR8603110A/pt not_active IP Right Cessation
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