JPH06225929A - 殺菌脱臭装置 - Google Patents
殺菌脱臭装置Info
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- JPH06225929A JPH06225929A JP5039275A JP3927593A JPH06225929A JP H06225929 A JPH06225929 A JP H06225929A JP 5039275 A JP5039275 A JP 5039275A JP 3927593 A JP3927593 A JP 3927593A JP H06225929 A JPH06225929 A JP H06225929A
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Landscapes
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 対象室内の汚染空気を装置の内部へ導入させ
て清浄化させる室内循環式の殺菌脱臭装置として、装置
内部に設けたガス流路手段内へオゾン発生装置と触媒と
殺菌灯とを効果的に配設することにより、オゾンと紫外
線による二重の殺菌で処理能力を向上させ、同時に、触
媒とオゾンにより脱臭処理も行える殺菌脱臭装置を提供
する。 【構成】 ガス導入部とガス排出部を有するガス流路手
段を形成し、ガス流路手段内のガス導入部側へはオゾン
発生装置を配設すると共にガス排出部側へは殺菌灯を配
設し、ガス流路手段内のオゾン発生装置と殺菌灯の間へ
はハニカム構造とさせた触媒を配設させる。
て清浄化させる室内循環式の殺菌脱臭装置として、装置
内部に設けたガス流路手段内へオゾン発生装置と触媒と
殺菌灯とを効果的に配設することにより、オゾンと紫外
線による二重の殺菌で処理能力を向上させ、同時に、触
媒とオゾンにより脱臭処理も行える殺菌脱臭装置を提供
する。 【構成】 ガス導入部とガス排出部を有するガス流路手
段を形成し、ガス流路手段内のガス導入部側へはオゾン
発生装置を配設すると共にガス排出部側へは殺菌灯を配
設し、ガス流路手段内のオゾン発生装置と殺菌灯の間へ
はハニカム構造とさせた触媒を配設させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として病院、食品工
場等の汚染空気を殺菌脱臭処理させる殺菌脱臭装置に関
するものであり、詳しくは、室内の汚染空気を装置内へ
導入させて清浄空気として排出させる室内循環式の殺菌
脱臭装置に関するものである。
場等の汚染空気を殺菌脱臭処理させる殺菌脱臭装置に関
するものであり、詳しくは、室内の汚染空気を装置内へ
導入させて清浄空気として排出させる室内循環式の殺菌
脱臭装置に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】一般に、病院、食品工場等の
衛生を必要とする諸施設においては、細菌等の微生物や
悪臭成分が、院内感染、食中毒、或いは環境、商品等へ
の悪影響を与えるために、これ等の細菌等の微生物や悪
臭成分を含有した汚染空気を清浄化させる必要性があ
る。
衛生を必要とする諸施設においては、細菌等の微生物や
悪臭成分が、院内感染、食中毒、或いは環境、商品等へ
の悪影響を与えるために、これ等の細菌等の微生物や悪
臭成分を含有した汚染空気を清浄化させる必要性があ
る。
【0003】従来、汚染空気の清浄化方法としては、例
えば、空気調和を行う加熱冷却、加除湿、微塵を排除さ
せるエアーフィルター、殺菌、除菌処理のみを行う紫外
線ランプ、ヘパフィルター、脱臭処理のみを行う脱臭剤
による処理がそれぞれ単独で採用されていることが多い
が、特に、院内感染を防止させる必要のある病院等の諸
施設においては、殺菌処理を主たる目的として紫外線ラ
ンプが多く採用されている。
えば、空気調和を行う加熱冷却、加除湿、微塵を排除さ
せるエアーフィルター、殺菌、除菌処理のみを行う紫外
線ランプ、ヘパフィルター、脱臭処理のみを行う脱臭剤
による処理がそれぞれ単独で採用されていることが多い
が、特に、院内感染を防止させる必要のある病院等の諸
施設においては、殺菌処理を主たる目的として紫外線ラ
ンプが多く採用されている。
【0004】然し乍ら、この紫外線ランプを用いた殺菌
処理方法は、室内の天井等へ蛍光灯と同様に紫外線ラン
プを設置させ、必要に応じて点灯させるものが殆どであ
り、人間が入室している場合は殺菌処理が行えない等の
時間的な制約や、紫外線が届く範囲内での殺菌処理しか
行えない等の処理能力に問題があった。
処理方法は、室内の天井等へ蛍光灯と同様に紫外線ラン
プを設置させ、必要に応じて点灯させるものが殆どであ
り、人間が入室している場合は殺菌処理が行えない等の
時間的な制約や、紫外線が届く範囲内での殺菌処理しか
行えない等の処理能力に問題があった。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、前述の問題点に鑑み
て、対象室内の汚染空気を装置の内部へ導入させて清浄
化させる室内循環式の殺菌脱臭装置を提供するものであ
り、詳細には、装置内部に設けたガス流路手段内へオゾ
ン発生装置と触媒と殺菌灯とを効果的に配設することに
より、オゾンと紫外線による二重の殺菌で処理能力を向
上させ、同時に、触媒とオゾンにより脱臭処理も行える
殺菌脱臭装置を提供する目的である。
て、対象室内の汚染空気を装置の内部へ導入させて清浄
化させる室内循環式の殺菌脱臭装置を提供するものであ
り、詳細には、装置内部に設けたガス流路手段内へオゾ
ン発生装置と触媒と殺菌灯とを効果的に配設することに
より、オゾンと紫外線による二重の殺菌で処理能力を向
上させ、同時に、触媒とオゾンにより脱臭処理も行える
殺菌脱臭装置を提供する目的である。
【0006】
【発明の構成】本発明の殺菌脱臭装置は、ガス導入部と
ガス排出部を有するガス流路手段を形成し、ガス流路手
段内のガス導入部側へはオゾン発生装置を配設すると共
にガス排出部側へは殺菌灯を配設し、ガス流路手段内の
オゾン発生装置と殺菌灯の間へはハニカム構造とさせた
触媒を配設させた構成である。
ガス排出部を有するガス流路手段を形成し、ガス流路手
段内のガス導入部側へはオゾン発生装置を配設すると共
にガス排出部側へは殺菌灯を配設し、ガス流路手段内の
オゾン発生装置と殺菌灯の間へはハニカム構造とさせた
触媒を配設させた構成である。
【0007】
【実施例】斯る目的を達成した本発明を以下実施例の図
面によって説明する。
面によって説明する。
【0008】図1は本発明の殺菌脱臭装置の概要図であ
り、図2は本発明の殺菌脱臭装置の一実施例の外観図で
あり、図3は本発明の殺菌脱臭装置の使用例を示す概要
図である。
り、図2は本発明の殺菌脱臭装置の一実施例の外観図で
あり、図3は本発明の殺菌脱臭装置の使用例を示す概要
図である。
【0009】本発明の殺菌脱臭装置1は、図3に図示の
如く、主として病院、食品工場等の対象室A内の汚染空
気を装置内へ導入させて清浄空気として排出させる室内
循環式の殺菌脱臭装置1であり、具体的には、メチシリ
ン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)等の感染症の原因と
なる病原性の浮遊菌をオゾンと紫外線により極めて効果
的に殺菌処理させるものであって、本発明の要旨とする
ものは、図1に図示の如く、ガス導入部2aとガス排出
部2bを有するガス流路手段2を形成し、該ガス流路手
段2内のガス導入部2a側へはオゾン発生装置3を配設
すると共にガス排出部2b側へは殺菌灯5を配設し、該
ガス流路手段2内のオゾン発生装置3と殺菌灯5の間へ
はハニカム構造とさせた触媒4を配設させたものであ
る。
如く、主として病院、食品工場等の対象室A内の汚染空
気を装置内へ導入させて清浄空気として排出させる室内
循環式の殺菌脱臭装置1であり、具体的には、メチシリ
ン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)等の感染症の原因と
なる病原性の浮遊菌をオゾンと紫外線により極めて効果
的に殺菌処理させるものであって、本発明の要旨とする
ものは、図1に図示の如く、ガス導入部2aとガス排出
部2bを有するガス流路手段2を形成し、該ガス流路手
段2内のガス導入部2a側へはオゾン発生装置3を配設
すると共にガス排出部2b側へは殺菌灯5を配設し、該
ガス流路手段2内のオゾン発生装置3と殺菌灯5の間へ
はハニカム構造とさせた触媒4を配設させたものであ
る。
【0010】即ち、本発明の殺菌脱臭装置1は、図1に
図示の如く、一方の開口部へガス導入部2aを設けると
共に他方の開口部へガス排出部2bを設けたダクト等の
ガス流路手段2を形成し、該ガス流路手段2内へはガス
導入部2aからガス排出部2bへ向けて処理ガスを強制
的に流通させるために送気手段としてファン6等を配設
させたものである。
図示の如く、一方の開口部へガス導入部2aを設けると
共に他方の開口部へガス排出部2bを設けたダクト等の
ガス流路手段2を形成し、該ガス流路手段2内へはガス
導入部2aからガス排出部2bへ向けて処理ガスを強制
的に流通させるために送気手段としてファン6等を配設
させたものである。
【0011】本発明の殺菌脱臭装置1は、先ず、前記ガ
ス流路手段2内のガス導入部2a側へ該ガス導入部2a
から導入される汚染ガスの略全量が効果的にオゾンと接
触する様な配置と構造を選択させて、185nmを主波
長とする紫外線方式のオゾン発生装置3や無声放電式等
のオゾン発生装置3を配設させる。
ス流路手段2内のガス導入部2a側へ該ガス導入部2a
から導入される汚染ガスの略全量が効果的にオゾンと接
触する様な配置と構造を選択させて、185nmを主波
長とする紫外線方式のオゾン発生装置3や無声放電式等
のオゾン発生装置3を配設させる。
【0012】一方、前記ガス流路手段2内のガス排出部
2b側へは、例えば、253.7nmの紫外線を主波長
とする殺菌灯5を配設させる。本発明における殺菌灯5
は、該殺菌灯5が処理ガスの流通の抵抗と成ることのな
い様にガス流路手段2の長さ方向に対象とする汚染空気
中の成分等に応じて適宜数を間隔をおいて配設させてい
る。
2b側へは、例えば、253.7nmの紫外線を主波長
とする殺菌灯5を配設させる。本発明における殺菌灯5
は、該殺菌灯5が処理ガスの流通の抵抗と成ることのな
い様にガス流路手段2の長さ方向に対象とする汚染空気
中の成分等に応じて適宜数を間隔をおいて配設させてい
る。
【0013】前記ガス流路手段2内のオゾン発生装置3
と殺菌灯5との間へは、ハニカム構造とさせた触媒4を
配設させたものであり、該触媒4は、例えば、粉末状の
シリカゲルから成る吸着剤に金属酸化物から成るオゾン
分解触媒を坦持させたものをペーパーハニカムへ塗布さ
せた構成のもの等を用いて、オゾンや悪臭成分の吸着機
能、分解機能を維持させつつ、流通する処理ガスへの圧
力損失を低減させる構造としたものである。
と殺菌灯5との間へは、ハニカム構造とさせた触媒4を
配設させたものであり、該触媒4は、例えば、粉末状の
シリカゲルから成る吸着剤に金属酸化物から成るオゾン
分解触媒を坦持させたものをペーパーハニカムへ塗布さ
せた構成のもの等を用いて、オゾンや悪臭成分の吸着機
能、分解機能を維持させつつ、流通する処理ガスへの圧
力損失を低減させる構造としたものである。
【0014】又、前記殺菌灯5を触媒4の近傍に配設す
ると、該殺菌灯5は触媒4の光再生機能を備えることと
成り極めて効果的である。
ると、該殺菌灯5は触媒4の光再生機能を備えることと
成り極めて効果的である。
【0015】本発明の殺菌脱臭装置1は、具体的には、
図2に図示の如く内部へガス流路手段2を設けた室内設
置型の殺菌脱臭装置1として実施されるものであり、こ
の場合、外装ケーシングを室内の天井の高さの略半分程
度の高さを有した縦長のものとして、該外装ケーシング
へ浮遊菌等の滞留し易い下方辺へガス導入部2aと成る
開口を設けると共に上方辺へガス排出部2bと成る開口
を設け、更に、該ガス排出部2bへはダンパー等を設け
てガスが天井付近に向けて排出される構造とすることに
より、図3に示す対象室A内の汚染空気を一定の処理時
間を経て充分に撹拌させ乍ら清浄化することができる。
図2に図示の如く内部へガス流路手段2を設けた室内設
置型の殺菌脱臭装置1として実施されるものであり、こ
の場合、外装ケーシングを室内の天井の高さの略半分程
度の高さを有した縦長のものとして、該外装ケーシング
へ浮遊菌等の滞留し易い下方辺へガス導入部2aと成る
開口を設けると共に上方辺へガス排出部2bと成る開口
を設け、更に、該ガス排出部2bへはダンパー等を設け
てガスが天井付近に向けて排出される構造とすることに
より、図3に示す対象室A内の汚染空気を一定の処理時
間を経て充分に撹拌させ乍ら清浄化することができる。
【0016】又、この様な装置の場合、ガス流路手段2
の長さを充分に確保できるので、前述の理由に即し、複
数本の殺菌灯5をガス流路手段2内の長さ方向に配置す
ることができる。
の長さを充分に確保できるので、前述の理由に即し、複
数本の殺菌灯5をガス流路手段2内の長さ方向に配置す
ることができる。
【0017】尚、本発明の殺菌脱臭装置1には光センサ
ーによる検知部とファンの制御部等から成る適宜な制御
回路(図示せず)を設けて、日中はノーマルモードで通
常運転させ、一方、人の出入りの少ない夜間はサイレン
トモードへ自動的に切り換えて処理風量を少なくさせ、
同時に音量を抑制して快適な使用に供することが可能で
ある。
ーによる検知部とファンの制御部等から成る適宜な制御
回路(図示せず)を設けて、日中はノーマルモードで通
常運転させ、一方、人の出入りの少ない夜間はサイレン
トモードへ自動的に切り換えて処理風量を少なくさせ、
同時に音量を抑制して快適な使用に供することが可能で
ある。
【0018】
【作用】本発明の殺菌脱臭装置1は、前述の構成によっ
て、図3に図示の如く、対象室A内の汚染空気を装置内
へ強制的に導入させ、汚染空気内の浮遊菌等に対してオ
ゾンと紫外線による殺菌脱臭処理等を行った後に、再
び、対象室A内へ清浄空気として強制的に排出させるも
のであり、以下、本発明の殺菌脱臭装置1の作用を具体
的に説明する。
て、図3に図示の如く、対象室A内の汚染空気を装置内
へ強制的に導入させ、汚染空気内の浮遊菌等に対してオ
ゾンと紫外線による殺菌脱臭処理等を行った後に、再
び、対象室A内へ清浄空気として強制的に排出させるも
のであり、以下、本発明の殺菌脱臭装置1の作用を具体
的に説明する。
【0019】先ず、図1の概要図で示すファン6、及び
オゾン発生装置3と殺菌灯5を作動させると、対象室A
内の汚染空気は、図2の装置において外装ケーシングの
下方へ開口部として形成されたガス導入部2aより強制
的に導入され、次いで、オゾン発生装置3で生成された
オゾンと汚染空気中の浮遊菌等が接触して殺菌処理が行
われ、処理ガスが生成される。
オゾン発生装置3と殺菌灯5を作動させると、対象室A
内の汚染空気は、図2の装置において外装ケーシングの
下方へ開口部として形成されたガス導入部2aより強制
的に導入され、次いで、オゾン発生装置3で生成された
オゾンと汚染空気中の浮遊菌等が接触して殺菌処理が行
われ、処理ガスが生成される。
【0020】この殺菌作用は、フッ素に次いで高い酸化
還元電位を持つ酸化力の強いオゾンが、特に菌類との反
応において、生体の細胞膜(蛋白質や燐脂肪に含まれる
不飽和二重結合)に作用して機能を変化させ、菌類を不
活化させるためであると考えられる。
還元電位を持つ酸化力の強いオゾンが、特に菌類との反
応において、生体の細胞膜(蛋白質や燐脂肪に含まれる
不飽和二重結合)に作用して機能を変化させ、菌類を不
活化させるためであると考えられる。
【0021】次ぎに、処理ガスは未反応の余剰オゾンと
未反応ガスを含んでハニカム構造とした触媒4の内部へ
通過し、該触媒4の吸着作用によりオゾン、及び未反応
ガス中の菌類、悪臭成分等が吸着される。
未反応ガスを含んでハニカム構造とした触媒4の内部へ
通過し、該触媒4の吸着作用によりオゾン、及び未反応
ガス中の菌類、悪臭成分等が吸着される。
【0022】この吸着作用により、オゾン或いはオゾン
の分解された励気酸素とそれ等の成分が接触反応し、殺
菌処理と共に脱臭処理が行われる。一方、未反応の余剰
オゾンは触媒4の分解作用によりその略全量が分解され
る。
の分解された励気酸素とそれ等の成分が接触反応し、殺
菌処理と共に脱臭処理が行われる。一方、未反応の余剰
オゾンは触媒4の分解作用によりその略全量が分解され
る。
【0023】次ぎに、前記触媒4を通過した処理ガスは
未反応ガスを含んで複数本の殺菌灯5の間、及び殺菌灯
5とガス流路手段2の間に形成された紫外線の照射領域
内を通過して殺菌処理が行われる。
未反応ガスを含んで複数本の殺菌灯5の間、及び殺菌灯
5とガス流路手段2の間に形成された紫外線の照射領域
内を通過して殺菌処理が行われる。
【0024】この紫外線による殺菌作用は、紫外線の照
射により菌類のDNAが化学変化を生じ、ビリミジン2
量体の生成により遺伝子に機能破壊が起こって繁殖機能
が失われるためである。尚、殺菌灯5は、その紫外線の
照射領域内でオゾンを分解させる機能を有しており、従
って、前記触媒4内で偶発的に分解されなかった微量の
余剰オゾンも殺菌灯5で完全に分解される。
射により菌類のDNAが化学変化を生じ、ビリミジン2
量体の生成により遺伝子に機能破壊が起こって繁殖機能
が失われるためである。尚、殺菌灯5は、その紫外線の
照射領域内でオゾンを分解させる機能を有しており、従
って、前記触媒4内で偶発的に分解されなかった微量の
余剰オゾンも殺菌灯5で完全に分解される。
【0025】前記殺菌灯5を通過した処理ガスは、図2
の装置において外装ケーシングの上方へ開口部として形
成されたガス排出口2bより清浄空気として強制的に排
出されるものであり、一サイクルの殺菌脱臭処理におい
て処理しきれなかった微量の菌類や悪臭成分は、一旦、
対象室A内の雰囲気中へ放出されるが、一定の処理時間
を経ることにより、複数回に亘り装置本体内へ導入され
て殺菌脱臭処理が施されるので、完全に清浄化されるも
のである。
の装置において外装ケーシングの上方へ開口部として形
成されたガス排出口2bより清浄空気として強制的に排
出されるものであり、一サイクルの殺菌脱臭処理におい
て処理しきれなかった微量の菌類や悪臭成分は、一旦、
対象室A内の雰囲気中へ放出されるが、一定の処理時間
を経ることにより、複数回に亘り装置本体内へ導入され
て殺菌脱臭処理が施されるので、完全に清浄化されるも
のである。
【0026】
【発明の効果】本発明の殺菌脱臭装置は、対象室内の汚
染空気を装置の内部に導入させて清浄化させる室内循環
式の殺菌脱臭装置であることから、搬入や設置等に際し
て煩雑な作業を必要としないことは勿論のこと、装置内
部に形成したガス流路手段内へオゾン発生装置と触媒と
殺菌灯とを効果的に配設させたことにより、汚染空気中
の細菌類や悪臭成分をオゾンと殺菌灯とで二重に殺菌さ
せるので殺菌能力に極めて優れ、且つ、触媒とオゾンに
より脱臭処理をも行える等の汎用性に優れており、更に
は、殺菌灯やオゾン発生装置は装置内部に配設されると
共に殺菌に用いたオゾンは触媒により完全に分解されて
排出されることから、人間の存在する室内での使用がで
きる等の安全性、機能性に優れた極めて有意義な発明で
ある。
染空気を装置の内部に導入させて清浄化させる室内循環
式の殺菌脱臭装置であることから、搬入や設置等に際し
て煩雑な作業を必要としないことは勿論のこと、装置内
部に形成したガス流路手段内へオゾン発生装置と触媒と
殺菌灯とを効果的に配設させたことにより、汚染空気中
の細菌類や悪臭成分をオゾンと殺菌灯とで二重に殺菌さ
せるので殺菌能力に極めて優れ、且つ、触媒とオゾンに
より脱臭処理をも行える等の汎用性に優れており、更に
は、殺菌灯やオゾン発生装置は装置内部に配設されると
共に殺菌に用いたオゾンは触媒により完全に分解されて
排出されることから、人間の存在する室内での使用がで
きる等の安全性、機能性に優れた極めて有意義な発明で
ある。
【図1】本発明の殺菌脱臭装置の概要図である。
【図2】本発明の殺菌脱臭装置の一実施例の外観図であ
る。
る。
【図3】本発明の殺菌脱臭装置の使用例を示す概要図で
ある。
ある。
A 対象室 1 殺菌脱臭装置 2 ガス流路手段 2a ガス導入部 2b ガス排出部 3 オゾン発生装置 4 触媒 5 殺菌灯 6 ファン
Claims (1)
- 【請求項1】ガス導入部とガス排出部を有するガス流路
手段を形成し、該ガス流路手段内のガス導入部側へはオ
ゾン発生装置を配設すると共にガス排出部側へは殺菌灯
を配設し、該ガス流路手段内のオゾン発生装置と殺菌灯
の間へはハニカム構造とさせた触媒を配設させたことを
特徴とする殺菌脱臭装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5039275A JPH06225929A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 殺菌脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5039275A JPH06225929A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 殺菌脱臭装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06225929A true JPH06225929A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=12548619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5039275A Pending JPH06225929A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 殺菌脱臭装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06225929A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013192887A (ja) * | 2012-03-22 | 2013-09-30 | Eikichi:Kk | 空気清浄装置 |
CN113694233A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-11-26 | 谢德均 | 一种化妆品原料消毒灭菌设备 |
-
1993
- 1993-02-04 JP JP5039275A patent/JPH06225929A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013192887A (ja) * | 2012-03-22 | 2013-09-30 | Eikichi:Kk | 空気清浄装置 |
CN113694233A (zh) * | 2021-08-31 | 2021-11-26 | 谢德均 | 一种化妆品原料消毒灭菌设备 |
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