JPH06225792A - ステロイド転化プロセス - Google Patents

ステロイド転化プロセス

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JPH06225792A
JPH06225792A JP25092693A JP25092693A JPH06225792A JP H06225792 A JPH06225792 A JP H06225792A JP 25092693 A JP25092693 A JP 25092693A JP 25092693 A JP25092693 A JP 25092693A JP H06225792 A JPH06225792 A JP H06225792A
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P33/00Preparation of steroids
    • C12P33/02Dehydrogenating; Dehydroxylating

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、ステロイド変換方法の提供
である。 【構成】 本発明は、芳香族炭化水素からなる水と混ざ
らない溶媒と外因性電子キャリヤ−の存在下に、アルト
ロバクタ−・シンプレックス又はバクテリウム・シクロ
オキシダンスに1,2-飽和ステロイドを露出することから
なる、1,2-飽和ステロイドを1,2-デヒドロステロイドへ
変換する改良法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】コ−チコステロイド類が治療に初
めて使われた実例は1950年代で、リュ−マチ様関節炎に
コ−チゾンアセテ−ト処置を導入した。
【0002】その後の研究で、ハイドロコ−チゾンとコ
−チゾンの1,2-位置へ不飽和を挿入すると、生ずるステ
ロイドのプレドニソロン及びプレドニソンの効果が高く
なり、薬剤で誘発される塩の滞留が少なくなることが立
証された。コ−チコステロイドに応答する病気の処置用
に使われるほとんどのその他のステロイド類はそれ以
後、ステロイド分子の1,2-位置に二重結合を含むものが
合成されるようになった。1977年に、ステロ−ル前駆物
質からコ−チコステロイド類を合成する新しい方法を示
す二つの米国特許が発行された。合衆国特許第4,035,23
6号は、シトステロ−ル、スチグマステロ−ル又はコレ
ステロ−ルの発酵を通して9α-ヒドロキシアンドロステ
ンジオンをつくる方法を記述している。合衆国特許第4,
041,055号はこのアンドロステンから医学的に有用なコ
−チコステロイド類を合成する一般的方法を明らかにし
ている。この化学で扱われる中間体類は3-ケト-Δ
4,9(11)立体配置をもちうる。
【0003】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】以下は、
1,2-飽和ステロイドから対応する1,2-デヒドロステロイ
ドへの生物学的転化を明らかにした先行技術の方法であ
る。
【0004】合衆国特許第2,837,464号「コリネバクテ
リウム(Corynebacterium)によるジエン類の製造法」 アルトロバクタ−(コリネバクテリウム)・シンプレッ
クスによる発酵液中のステロイド類の1-脱水素の記述。
【0005】「1-デヒドロステロイド類の製法」と題
する合衆国特許第3,360,439号。 基質及び水素キャリヤ−と混合する前に、低級アルカノ
−ル又はアセトンのような低級アルカノンで事前処理さ
れたA.シンプレックス菌体の使用によるステロイド類
の1-脱水素の記述。
【0006】チャ−ネイ・ダブリュ−(Charney. W.)及
びハ−ゾグ・エッチ(Herzog. H.)、1967年、ステロイド
の微生物的転化。アカデミック・プレス社、ニュ−ヨ−
ク、4〜9頁、236〜261頁。 ステロイドの生物転化に関する歴史的背景、及び1-脱水
素を行なうことで知られている微生物の分類学的一覧
表。
【0007】T. ヤマネ、H. ナカタニ、E. サダ、T. オ
マタ、A. タナカ及びS. フクイ、Biotechnology and Bi
oengineering 21巻 1979年。 この著者らは50%ベンゼン−ヘプタンからなる混合物
中で、ノカルジア・ロドクラス(Nocardia rhodocrous)
による4-アンドロステン-3,17-ジオンの1-脱水素の研究
を行なった。生物転化混合物にこの溶媒を加える既報の
利点は、反応速度を180の係数で増加させるにあった。
しかし、ベンゼンは知られた発癌物質である。ノカルジ
ア・ロドクラスの活性に好ましい電子受容体はフェナジ
ンメトサルフェ−トであった。この電子受容体は価格が
高すぎ、かつ不安定すぎるため、生物転化製造法でこの
微生物活性を実用的又は有用にはできない。ノカルジア
・ロドクラスの酵素は、アルトロバクタ−・シンプレッ
クス用に選ばれる電子受容体のメナジオンの存在下に活
性を持たない。N. ロドクラス中の酵素はA. シンプレ
ックスでつくられるものとは異なっているに違いない。
反応は、ステロイドでわずか20%飽和された有機溶媒
水準で進められた。ステロイド濃度を高めると反応速度
が低下することが示された。酸素は1-脱水素反応の必須
試薬である。溶媒(50%ベンゼン−ヘプタン)は酸素
の存在下に可燃性である。爆発的な環境を作らずに反応
器へ酸素を導入する方法は論じられなかった。
【0008】K. ソノモト、I. ジン、A. タナカ及びS.
フクイ、Agric. Biol. Chem、44巻 1119-1126頁、198
0年。 同じ研究室がA. シンプレックスによるハイドロコ−チ
ゾンの1-脱水素を研究した。水と混ざらないn-ブタノ
−ルとn-アミルアルコ−ルの2溶媒を試験したが、こ
れらの溶媒の存在下に生物転化反応は進行しなかった。
10%メタノ−ル−水や10%プロピレングリコ−ル−
水のような水と混ざる溶媒が好ましい溶媒として選ばれ
た。先行技術は本改良法を開示又は示唆しなかった。
【0009】
【課題を解決する手段】本願分割出願の親出願の発明で
はステロイドの1-脱水素を触媒できる空気乾燥又は加
熱乾燥された微生物の菌体を使用して、水性環境で、特
に外因性の電子受容体の存在下に、最もよく知られた先
行技術の方法で得られるよりも、1,2-飽和ステロイドか
ら対応する1,2-デヒドロ誘導体への能率的な転化が得ら
れる。
【0010】本発明ではA. シンプレックス菌体と外因
性電子受容体及び脱水素化されるステロイドからなる水
性スラリ−に、水と混ざらない溶媒として芳香族炭化水
素を添加することを伴う方法が開示され特許請求されて
いる。スラリ−をかきまぜ、気体空洞の酸素含有量が酸
素の最少燃焼量より低くなる程度に酸素を供給するか、
又は有機溶媒の引火点より低温で反応を行なう。
【0011】これらの手順は以下の理由から、微生物に
よる先行技術のステロイド脱水素技術より優れている。 a)この生物転化では、未転化ステロイド基質水準が低
くなる。 b)この方法は、より高いステロイド濃度で実施でき
る。 c)所定量のステロイドを転化するのに、微生物菌体、
例えばA. シンプレックスの量が少なくて済む。 d)本方法は、ステロイド中に存在する有機可溶性不純
物、微生物菌体内に存在する不純物、又は菌体によって
ステロイドからつくられる不純物に対する耐性が大き
い。 e)微生物菌体内に存在するステロイド分解酵素を減少
又は全面的に排除するため、望んでいる生成物のより高
収量が得られる。 更に、ノカルジア・ロドクラスのようなその他の微生物
活性でステロイドを脱水素させる先行技術より溶媒手順
が優れている。というのは、A. シンプレックスで触媒
される反応はメナジオンのような安定で安価が電子受容
体で実施できるからである。
【0012】微生物 本方法に使用できる微生物は1-脱水素菌として知られる
周知の多数微生物の任意のものである。このような微生
物は、 チャ−ネイ・ダブリュ−(Charney. W.)及びハ
−ゾグ・エッチ(Herzog. H.)、1967年、「ステロイド類
の微生物転化」(アカデミック・プレス社、ニュ−ヨ−
ク)、に名前をあげてある。
【0013】ステロイドの1-脱水素を行なう細菌は、
「バ−ギ−ズマニュアルオブデタ−ミネ−ティブバイオ
ロジ−」第8版で確定された2群に分けられる。本明細
書に記載の手順は、「第17部・放線菌及び関連生物」
に含まれるアルトロバクタ−属とコリネバクテリウム属
からの種に対して実証することに成功した。ノカルジ
ア、ミコバクテリウム、ストレプトミセス及びバクテリ
ウムのような第17部のその他の幾つかの属の1−脱水
素種も恐らく有用である。
【0014】ステロイド類の1-脱水素を行なうことが知
られている一般に入手可能な2つの微生物が、この種の
方法に役立つことが示された。合衆国特許第3,065,146
号に1-脱水素菌-ATCC No.12673として包含されるバクテ
リウム・シクロオキシダンスは、有用な微生物として検
査された。ステロイドの1-脱水素にもつと広範囲に使わ
れた細菌はアルトロバクタ−・シンプレックス、ATCC 6
946であり、これは合衆国特許第2,837,464号に明らかに
されている。このため、以下の多くは本方法を例示する
のにこの微生物を使用している。しかし、本方法が任意
の1-脱水素微生物の使用を含めることを理解すべきであ
る。
【0015】微生物の生育 微生物は以下のものを含有する水性栄養培地中で生育す
る。 a)生育に必要な窒素を供給する硝酸塩又はアンモニウ
ム塩のような無機化合物又は有機窒素化合物(酵母エキ
ス、ペフトン、コ−ンスチ−プリカ−等)。 b)炭素・エネルギ−源、例えば炭水化物と糖誘導体、
油、脂肪酸、及びそれらのメチルエステル、アルコ−
ル、アミノ酸又は有機酸類。 c)イオン及び微量元素、例えば水道水又は(コ−ンス
チ−プリカ−のような)精製度の低い培地成分によって
供給される水準のナトリウム、カリウム、マグネシウ
ム、燐酸塩、硫酸塩、マンガン、銅、コバルト、モリブ
デン等。 生物は生育のため大気中に存在する酸素を必要とする。
生育温度の範囲は10〜45℃であり、A. シンプレッ
クスについては28〜37℃が最適である。生育の最適
pHは中性付近である。
【0016】ステロイド-1-脱水素酵素の産生 アンドロスタ-4-エン-3,17-ジオン又はコ−チゾンアセ
テ−トのような1,2-飽和3-ケト-ステロイド化合物を培
地の0.005%(w/v)又はそれ以上の水準で加えることによ
って、菌体のステロイド-1-脱水素酵素活性が誘発され
る。誘発物質の存在下に培養を少なくとも6時間続けて
から、菌体を乾燥のため取り入れる。
【0017】誘発物質を生育周期の任意の点で添加でき
る。ラ−ド油のような栄養素で生育する培養基はステロ
イド-1-脱水素酵素の合成を急速に開始するが、グルコ
−スで生育する培養基は酵素合成が起る前に基質の消耗
が必要である。誘発物質を加えてから6時間ないしそれ
以上にわたって培養を続け、次に溶媒手順用又は乾燥用
に菌体を取り入れる。
【0018】乾燥用菌体回収手順 菌体は、栄養培地から分離し、遠心分離又は凝集、瀘
過、限外瀘過のような慣用手段によって濃縮する。分離
された菌体は約1ないし約10%の範囲の含水量まで、
1〜85℃(55〜75゜が好適)で減圧下におくか、加熱
しながら空気乾燥、又は噴霧乾燥又はタンブル乾燥によ
って乾燥される。約5%の含水量が好ましい。菌体を生
物転化に使用するまで5℃で保存する。乾燥した活性菌
体は、「酵素学の方法」XLIV巻、1976年、(アカデミ
ックプレス社、ニュ−ヨ−ク)、11〜317頁に記載のよ
うに、ポリアクリルアミドゲル及びコラ−ゲン内への閉
じ込め、又は高分子電解質担体への菌体の共有結合によ
り、乾燥菌体を固定することによってもつくられる。
【0019】生物転化法 生物転化は、調製された菌体をステロイド基質に露出す
ることによって達成される。典型的には、6〜10のpH
(最適pH7.25〜8.5)をもつ弱い緩衝度の水溶液に菌体
とステロイドを懸濁させる。菌量はl当り0.1〜50gの範
囲であり、ステロイドを0.05〜5.0(ステロイド:菌
体)の重量比で加える。水性環境で生物転化を行なう時
は、l当り5〜10gのステロイドにl当り8〜10gの菌
量が好ましい。反応を刺激するために、触媒量(例えば
5×10-14Mメナジオン)の外因性電子キャリヤ−を
加える。有用な化合物はメナジオン(2-メチル-1,4-ナ
フトキノン)、フェナジンメトサルフェ−ト、ジクロロ
フェノ−ル-インドフェノ−ル、1,4-ナフトキノン、メ
ナジオン重亜硫酸塩、ユビキノン類(補酵素Q)及びビ
タミンK型化合物を包含する。混合物を5〜45℃の温
度範囲で0〜14日間培養する。培養中、混合物を分子
状酸素に接触させ、好ましくはかきまぜる。1-脱水素率
は典型的には時間と共に減少する。生物転化は、l当り
10gの基質を使用して、24時間に満たないうちに完
了率98〜100%まで進む。
【0020】使用できる種々の手順の例は以下を包含す
る。 (a) 弱い緩衝度の水溶液にステロイドとメナジオン
を懸濁し、続いて乾燥菌体を添加する。ツウイ−ン80
のような表面活性剤を低濃度、例えば0〜5%で添加
し、ステロイドを懸濁しやすくさせる。
【0021】(b) 水性緩衝液系に菌体を懸濁させ、
続いてエタノ−ル、メタノ−ル、アセトン中に溶解され
た電子キャリヤ−を添加する(最終容積の5%まで)。
ステロイド基質を乾燥粉末として添加するか、又はジメ
チルホルムアミド、エタノ−ル、メタノ−ル、アセト
ン、ジメチルスルホキシドのような水と混ざる有機溶
媒、又はトルエンのような混ざらない有機溶媒中に溶解
(懸濁)できる。
【0022】(c) 乾燥菌体を少量の緩衝液に再水和
し、続いて緩衝液や有機溶媒を更に加える。エタノ−
ル、アセトン、キシレン、酢酸ブチル、塩化メチレン又
はトルエン等を加えると、0〜95%(容量/容量)の
最終有機溶媒含有量が得られる。芳香族炭化水素の使用
量は、出発ステロイド又は生成物ステロイドの最も易溶
のものを溶解するのに必要な量の約半量から、出発ステ
ロイド又は生成物ステロイドの最も難溶のものを溶解す
るのに必要な量の約4倍までの範囲にある。ステロイド
と電子キャリヤ−は反応開始するために加えられる。ス
テロイドと共に芳香族炭化水素を加えるのが好ましい。
しかし、これを後から、又はもっと早い時期に加えても
よい。
【0023】(d) 湿った菌体ケ−キを弱い緩衝度の
水溶液に懸濁させるか、発酵液を同水溶液で希釈し、続
いて外因性電子キャリヤ−、ステロイド及び芳香族炭化
水素を添加する。
【0024】基質範囲 本発明の実施に有用な化合物類は、3-ケト-△4-アンド
ロステン及び3-ケト-△4-プレグネン系のステロイドに
属している。ステロイド-1-脱水素酵素用の基質はA環
の炭素C1とC2との間に飽和をもち、A環の3位置にヒ
ドロキシル又はケト基をもつことが認められる。アンド
ロステン系の成員は以下を包含する。
【0025】1) アンドロスタ-4-エン-3,17-ジオン 2) アンドロスタ-4,9(11)-ジエン-3,17-ジオン及び
その6α-フルオロ、6α-メチル又は16-メチル誘導体 3) 11β-ヒドロキシアンドロスタ-4-エン-3,17-ジオ
ン及びその誘導体
【0026】使用できる3-ケト-△4-プレグネン系のス
テロイドには次のものがある。 1.17α-ヒドロキシプレグネ-4-エン-20-イン-3-オン
及びその16-メチル誘導体 2.11β,21-ジヒドロキシ-プレグナ-4,17(20)-ジエン-
3-オン及びその6α-メチル誘導体 3.20-クロロ-プレグナ-4,9(11)、17(20)-トリエン-21-
ア−ル-3-オン 4.以下を含めた3,20-ジケト-△4-プレグネンの幾つか
の群。
【0027】a) 11,17,21-トリヒドロキシ化合物、
例えばハイドロコ−チゾンとその6α-メチル誘導体 b) 9β,11β-エポキシ-17,21-ジヒドロキシ化合物、
例えば9β,11β-エポキシ-17,21-ジヒドロキシ-16β-メ
チル-プレグネ-4-エン-3,20-ジオン c) 3,20-ジケト-4,9(11)-プレグネジエン類、例えば
17α,21-ジヒドロキシ-プレグナ-4,9(11)-ジエン-3,20-
ジオン及びその16α-メチル、16β-メチル又は16α-ヒ
ドロキシ誘導体類又は17α-アセテ−トエステル d) 3,20-ジケト-4,9(11)、4,9(11),16-プレグネトリ
エン類、例えば21-ヒドロキシ-プレグナ-4,9(11),16-ト
リエン-3,20-ジオン及びその6α-フルオロ誘導体
【0028】21-ヒドロキシル基(#2及び#4)を含
有するステロイド類の21-エステル誘導体類も基質とし
て役立つ。好ましい21-エステル類は低級脂肪酸、例え
ば酢酸と単環式カルボン酸、例えば安息香酸のような低
級アルキル又はアリ−ル基からなる。
【0029】生物転化生成物及び未転化基質は慣用手段
によって混合物から回収できる。ステロイド類は典型的
には、瀘過に続いてフィルタ−ケ−キをアセトン又は塩
化メチレンのような有機溶媒で抽出することによって回
収できる。その代りに、酢酸ブチル又は塩化メチレンの
ような水と混ざらない溶媒と混合することによって、全
生物転化混合物を抽出できる。次に生成物は有機溶媒か
ら単離される。
【0030】以下は、先行技術の方法に対する本発明方
法の優秀性を示す異なる生物転化の結果である。生物転
化は、上に詳述された条件を用いて行なわれた。
【0031】
【実施例】参考例1 乾燥菌体の調製 セレロ−ス、ペプトン及びコ−ンスチ−プリカ−(各々
6g/l)からなるpH7.0の培地を含有する振盪フラスコ中
にバクテリウム・シクロオキシダンス(ATCC 12673)を
接種した。28℃の回転振盪機上で、グルコ−スの消滅
が起るまで培養基を培養した。この時点でコ−チゾンア
セテ−ト(0.5g/l)を加え、フラスコを更に16時間培
養した。菌体を遠心分離によって採取し、水で2回洗っ
てから、乾燥するまで45℃の低真空炉に入れた。
【0032】6α-メチルハイドロコ−チゾンの生物転化 上記のとおりに調製された乾燥菌体0.5gをpH7.5の50m
M燐酸緩衝液50mlにかき混ぜながら再水和した。メナ
ジオンをエタノ−ル溶液(8.6mg/mlエタノ−ル)として
0.025ml/mlの水準で菌懸濁液に加えた。基質をジメチル
ホルムアミド(DMF)溶液(DMFml当り6α-メチルハイド
ロコ−チゾン100mg)として、0.5g/lの最終生成物転化
濃度まで添加した。混合物をかきまぜながら28℃で培
養した。4時間培養後、ステロイドの91%が転化され
た。6α-メチルプレドニソロンを慣用手段で回収し
た。
【0033】参考例2 アンドロスタ-1,4,9(11)-トリ
エン-3,17-ジオン産生 a) 生物触媒の調製 グルコ−ス6g/l、コ−ンスチ−プリカ−6g/l及び噴霧
乾燥されたラ−ド水6g/lを含有する振盪フラスコ内の
培地中でアルトロバクタ−・シンプレックス(ATCC 694
6)を生育させた。培養基を回転振盪機上で、グルコ−
ス消滅が起るまで28℃で培養した。この時点で、ステ
ロイド-1-デヒドロゲナ−ゼ合成を誘発するためにコ−
チゾンアセテ−ト(0.5g/l)を加えた。一夜培養後、低
速遠心分離によって菌体を取り入れた。菌ペレットを乾
燥のため55℃の低真空炉へ24時間入れた。24時間
後、乾燥済み材料を気密容器に移し、生物転化に必要な
時まで5℃で保存した。
【0034】b) アンドロスタ-4,9(11)-ジエン-3,17
-ジオンの生物転化 乾燥菌体(10g/l)をpH7.5の50mM燐酸緩衝液中で3
0分かきまぜて水和した。次にメナジオンを乾燥粉末と
して86mg/lの最終濃度まで菌懸濁液に加えた。微粉砕
したアンドロスタ-4,9(11)-ジエン-3,17-ジオンをジメ
チルホルムアミド中にスラリ−化し、l当りステロイド
2.5g及び2%(v/v)DMFの水準で生物転化混合物に加え
た。混合物を31℃でかきませながら空気の存在下、2
4時間培養した。培養終了後、アンドロスタ-1,4,9(11)
-トリエン-3,17ジオンを慣用手段によって回収した。
【0035】参考例3 前参考例記載の条件に従って、下のステロイド化合物類
をA.シンプレックスの乾燥菌体に露出し、対応する1,
2-デヒドロ誘導体を得た。番 号 名 前 1. アンドロスタ-4-エン-3,17-ジオン 2. 6α-フルオロ-アンドロスタ-4,9(11)-ジエン-3,1
7-ジオン 3. 6α-メチル-アンドロスタ-4,9(11)-ジエン-3,17-
ジオン 4. 16β-メチル-アンドロスタ-4,9(11)-ジエン-3,17
-ジオン 5. 17α-ヒドロキシプレグネ-4-エン-20-イン-3-オ
ン 6. 17α-ヒドロキシプレグナ-4,9(11)-ジエン-20-イ
ン-3-オン 7. 17α-ヒドロキシ-16β-メチル-プレグナ-4,9(11)
-ジエン-20-イン-3-オン 8. 11β,21-ジヒドロキシ-プレグナ-4,17(20)-ジエ
ン-3-オン 9. 21-アセトキシ-11β-ヒドロキシ-プレグナ-4,17
(20)-ジエン-3-オン 10. 6α-メチル-11β,21-ジヒドロキシ-プレグナ-4,1
7(20)-ジエン-3-オン 11. 20-クロロ-プレグナ-4,9(11),17(20)-トリエン-2
1-ア−ル-3-オン 12. ハイドロコ−チゾン 13. 6α-メチルハイドロコ−チゾン 14. 21-アセトキシ-11β,17-ジヒドロキシ-16β-メチ
ル-プレグナ-4-エン-3,20-ジオン 15. 21-アセトキシ-9α-フルオロ-11β,17-ジヒドロ
キシ-16β-メチル-プレグナ-4-エン-3,20-ジオン 16. 21-アセトキシ-9β、11β-エポキシ-17-ヒドロキ
シ-16β-メチル-プレグネ-4-エン-3,20-ジオン 17. 21-アセトキシ-17-ヒドロキシ-プレグナ-4,9(11)
-ジエン-3,20-ジオン 18. 21-アセトキシ-16α,17-ジヒドロキシ-プレグナ-
4,9(11)-ジエン-3,20-ジオン 19. 21-アセトキシ-17-ヒドロキシ-16α-メチル-プレ
グナ-4,9(11)-ジエン-3,20-ジオン 20. 21-ベンジロキシ-17-ヒドロキシ-16β-メチル-プ
レグナ-4,9(11)-ジエン-3,20-ジオン 21. 21-アセトキシ-17-ヒドロキシ-16β-メチル-プレ
グナ-4,9(11)-ジエン-3,20-ジオン 22. 21-アセトキシ-プレグナ-4,9(11),16(17)-トリエ
ン-3,20-ジオン 23. 21-アセトキシ-6α-フルオロ-プレグナ-4,9(11),
16-トリエン-3,20-ジオン
【0036】転化から得られる対応生成物は次の通りで
ある。番 号 名 前 1a. アンドロスタ-1,4-ジエン-3,17-ジオン 2a. 6α-フルオロ-アンドロスタ-1,4,9(11)-トリエ
ン-3,17-ジオン 3a. 6α-メチル-アンドロスタ-1,4,9(11)-トリエン
-3,17-ジオン 4a. 16β-メチル-アンドロスタ-1,4,9(11)-トリエ
ン-3,17-ジオン 5a. 17α-ヒドロキシ-プレグナ-1,4-ジエン-20-イ
ン-3-オン 6a. 17α-ヒドロキシ-プレグナ-1,4,9(11)-トリエ
ン-20-イン-3-オン 7a. 17α-ヒドロキシ-16β-メチル-プレグナ-1,4,9
(11)-トリエン-20-イン-3-オン 8a. 11β,21-ジヒドロキシ-プレグナ-1,4,17(20)-
トリエン-3-オン 9a. 21-アセトキシ-11β-ヒドロキシ-プレグナ-1,
4,17(20)-トリエン-3-オン及び11β,21-ジヒドロキシ-
プレグナ-1,4,17(20)-トリエン-3-オン 10a. 6α-メチル-11β,21-ジヒドロキシ-プレグナ-
1,4,17(20)-トリエン-3-オン 11a. 20-クロロ-プレグナ-1,4,9(11),17(20)-テトラ
エン-21-ア−ル-3-オン 12a. プレドニソロン 13a. 6α-メチル-プレドニソロン 14a. 21-アセトキシ-11β,17-ジヒドロキシ-16β-メ
チル-プレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジオン及び11β,17,21
-トリヒドロキシ-16β-メチル-プレグナ-1,4-ジエン-3,
20-ジオン 15a. 21-アセトキシ-9α-フルオロ-11β,17-ジヒド
ロキシ-16β-メチル-プレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジオン
及び9α-フルオロ-11β,17,21-トリヒドロキシ-16β-メ
チル-プレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジオン 16a. 21-アセトキシ-9β、11β-エポキシ-17-ヒドロ
キシ-16β-メチル-プレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジオン及
び9β,11β-エポキシ-17,21-ジヒドロキシ-16β-メチル
-プレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジオン 17a. 21-アセトキシ-17-ヒドロキシ-プレグナ-1,4,9
(11)-トリエン-3,20-ジオン及び17,21-ジヒドロキシ-プ
レグナ-1,4,9(11)-トリエン-3,20-ジオン 18a. 21-アセトキシ-16α,17-ジヒドロキシ-プレグ
ナ-1,4,9(11)-トリエン-3,20-ジオン及び16α,17,21-ト
リヒドロキシ-プレグナ-1,4,9(11)-トリエン-3,20-ジオ
ン 19a. 21-アセトキシ-17-ヒドロキシ-16α-メチル-プ
レグナ-1,4,9(11)-トリエン-3,20-ジオン及び17,21-ジ
ヒドロキシ-16α-メチル-プレグナ-1,4,9(11)-トリエン
-3,20-ジオン 20a. 21-ベンジロキシ-17-ヒドロキシ-16β-メチル-
プレグナ-1,4,9(11)-トリエン-3,20-ジオン 21a. 21-アセトキシ-17-ヒドロキシ-16β-メチル-プ
レグナ-1,4,9(11)-トリエン-3,20-ジオン及び17,21-ジ
ヒドロキシ-16β-メチル-プレグナ-1,4,9(11)-トリエン
-3,20-ジオン 22a. 21-アセトキシ-プレグナ-1,4,9(11),16-テトラ
エン-3,20-ジオン及び21-ヒドロキシ-プレグナ-1,4,9(1
1),16-テトラエン-3,20-ジオン 23a. 21-アセトキシ-6α-フルオロ-プレグナ-1,4,9
(11),16-テトラエン-3,20-ジオン及び6α-フルオロ-21-
ヒドロキシ-プレグナ-1,4,9(11),16-テトラエン-3,20-
ジオン
【0037】参考例4 二つの異なるステロイドを発酵液中のA.シンプレック
ス菌体及び乾燥したA.シンプレックス菌体によって生
物転化した。各生物転化が終了したと判断されたあと
(残留基質水準がそれ以上減少しないことで示され
る)、混合物のステロイドを抽出、単離し、各条件に対
する収率デ−タを得た。下の表はこの結果をまとめたも
のである。
【0038】
【表1】 a) 有用ステロイドの定義は、その後の合成に使用で
きるΔ1化合物、又は生成物をつくるために別の生物転
化に再循環できる1,2-ジヒドロ基質のいずれかである。 b) その他の望ましくないステロイド分子の相当量も
回収された。
【0039】参考例5 アルトロバクタ−・シンプレックスを5lの「マイクロ
ファ−ム」発酵器で生育させ、ステロイド-1-脱水素酵
素の合成を誘発させ、遠心分離によって収穫した。回収
された菌ペ−ストの一部を二つの異なる分離方法にかけ
た。第一は本明細書に記載の手順で、減圧下に55℃で
菌体を乾燥させるものであった。第二の方法は、アセト
ン乾燥された菌体の調製について合衆国特許第3,360,43
9号で勧告された手順であった。菌をアセトンと混合
し、収穫して減圧下で5℃で乾燥した。次に乾燥菌調製
剤を使用して、振盪フラスコ内でl当り10gの菌とl
当り10gのステロイドでΔ9,11-アンドロステンジオン
を生物転化した。
【0040】 異なる方法で乾燥させたA.シンプレックス菌体の生物転化能力の比較 生物転化活性+ 試料採取時 残留基質 (生ずる生成物g)菌形態 (時間) (%) 時間/菌g アセトン乾燥 1 98.7 .013 4 95.5 .011 24 84.1* .007 加熱乾燥 1 85.1 .149 4 23.2 .192 24 7.2* .039 (+) 生物転化活性を次のように計算した。 生ずる生成物g/培養時間/添加菌体g=活性 (*) 残留水準はそれ以上培養しても低下しなかった。
【0041】参考例6 参考例1の6α-メチルハイドロコ−チゾン又は参考例2
のアンドロスタ-4,9(11)-ジエン-3,17-ジオンの代りに
以下に列挙した基質を使用して対応する列挙された生成
物が得られる。基 質 1. 21-アセトキシ-9α-フルオロ-11β,16α,17-トリ
ヒドロキシ-プレグナ-4-エン-3,20-ジオン 2. 21-アセトキシ-6α,9α-ジフルオロ-11β,16α,1
7-トリヒドロキシ-プレグナ-4-エン-3,20-ジオン-16,17
-アセトニド 3. 21-アセトキシ-6α-フルオロ-11β-ヒドロキシ-1
6α-メチル-プレグナ-4-エン-3,20-ジオン 4. 21-アセトキシ-6α-フルオロ-11β,17-ヒドロキ
シ-プレグナ-4-エン-3,20-ジオン 5. 21-アセトキシ-6α,9α-ジフルオロ-11β,17-ジ
ヒドロキシ-16α-メチル-プレグナ-4-エン-3,20-ジオン 6. 21-アセトキシ-9α-フルオロ-11β,16α,17-トリ
ヒドロキシ-プレグナ-4-エン-3,20-ジオン-16,17-アセ
トニド 7. 21-アセトキシ-9β,11β-エポキシ-6α-フルオロ
-16α,17-ジヒドロキシ-プレグナ-4-エン-3,20-ジオン-
16,17-アセトニド 8. 21-アセトキシ-9β,11β-エポキシ-16α-ヒドロ
キシ-プレグナ-4-エン-3,20-ジオン 9.21-アセトキシ-9β,11β-エポキシ-16α,17-ジヒド
ロキシ-プレグナ-4-エン-3,20-ジオン-16,17-アセトニ
【0042】生成物 1. 21-アセトキシ-9α-フルオロ-11β,16α,17-トリ
ヒドロキシ-プレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジオン及び9α-
フルオロ-11β,16α,17,21-テトラヒドロキシ-プレグナ
-1,4-ジエン-3,20-ジオン 2. 21-アセトキシ-6α,9α-ジフルオロ-11β,16α,1
7-トリヒドロキシ-プレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジオン-1
6,17-アセトニド及び6α,9α-フルオロ-11β,16α,17,2
1-テトラヒドロキシ-プレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジオン
-16,17-アセトニド 3. 21-アセトキシ-6α-フルオロ-11β-ヒドロキシ-1
6α-メチル-プレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジオン及び6α-
フルオロ-11β,21-ジヒドロキシ-16α-メチル-プレグナ
-1,4-ジエン-3,20-ジオン 4. 21-アセトキシ-6α-フルオロ-11β,17-ヒドロキ
シ-プレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジオン及び6α-フルオロ
-11β,17,21-トリヒドロキシ-1,4-ジエン-3,20-ジオン 5. 21-アセトキシ-6α,9α-ジフルオロ-11β,17-ジ
ヒドロキシ-16α-メチル-プレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジ
オン及び6α,9α-ジフルオロ-11β,17,21-トリヒドロキ
シ-1,4-ジエン-3,20-ジオン 6. 21-アセトキシ-9α-フルオロ-11β,16α,17-トリ
ヒドロキシ-プレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジオン-16,17-
アセトニド 7. 21-アセトキシ-9β,11β-エポキシ-6α-フルオロ
-16α,17-ジヒドロキシ-プレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジ
オン-16,17-アセトニド 8. 21-アセトキシ-9β,11β-エポキシ-16-ヒドロキ
シ-プレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジオン及び9β,11β-エ
ポキシ-16α,21-ジヒドロキシ-プレグナ-1,4-ジエン-3,
20-ジオン 9.21-アセトキシ-9β,11β-エポキシ-16α,17-ジヒド
ロキシ-プレグナ-1,4-ジエン-3,20-ジオン-16,17-アセ
トニド
【0043】参考例7 11β-ヒドロキシ-アンドロス
タ-4-エン-3,17-ジオンの生物変換 参考例2に記載のようにつくられたA.シンプレックス
乾燥菌体1gをpH7.5の50mM燐酸緩衝液100mlに再懸濁
した。3Aエタノ−ルに溶解したメナジオンを86mg/lの
最終濃度に加えた。11β-ヒドロキシ-アンドロステンジ
オン0.5gをフラスコに加えた。混合物を31℃の回転振
盪機上で培養した。1日の培養後採取すると、塩化メチ
レン抽出物の薄層クロマトグラフィによって2生成物が
得られた。ステロイドの約95%は11β-ヒドロキシ-ア
ンドロスタ-1,4-ジエン-3,17-ジオンとして存在した。
残りは未転化基質であった。
【0044】参考例8 参考例7の条件に従って、C-11位置が変更された次の
アンドロステンジオン誘導体が、下記生成物へ1-脱水素
化できる。 基質→生成物 (1) 11β-ヒドロキシ-16β-メチル-アンドロスタ-4-エ
ン-3,17-ジオン → 11β-ヒドロキシ-16β-メチル-アン
ドロスタ-1,4-ジエン-3,17-ジオン (2) 11β-ヒドロキシ-16α-メチル-アンドロスタ-4-エ
ン-3,17-ジオン → 11β-ヒドロキシ-16α-メチル-アン
ドロスタ-1,4-ジエン-3,17-ジオン (3) 6α-フルオロ-11β-ヒドロキシ-アンドロスタ-4-
エン-3,17-ジオン → 6α-フルオロ-11β-ヒドロキシ-
アンドロスタ-1,4-ジエン-3,17-ジオン (4) 6α-メチル-11β-ヒドロキシ-アンドロスタ-4-エ
ン-3,17-ジオン → 6α-メチル-11β-ヒドロキシ-アン
ドロスタ-1,4-ジエン-3,17-ジオン (5) 11α-ヒドロキシ-アンドロスタ-4-エン-3,17-ジオ
ン → 11α-ヒドロキシ-アンドロスタ-1,4-ジエン-3,17
-ジオン (6) アンドロスタ-4-エン-3,11,17-トリオン → アン
ドロスタ-1,4-ジエン-3,11,17-トリオン
【0045】実施例1 1)反応容器(1lのもの)内で次のものを一緒にす
る。 a) 50mM KPO4緩衝液(pH7.5)0.9l b) A.シンプレックス乾燥菌体3.66g c) メナジオン0.08g d) 21-アセトキシ-プレグナ-4,9(11),16-トリエン-
3,20-ジオン8g e) トルエン100ml 2)15cal/l minでかきまぜる。 3)反応容器のガス空間で酸素を約3〜6%に保つため
に、必要に応じて空気を送る。 4)温度を28℃±1℃に保持する。 5)25時間後、トルエン相を集める。 本実施例でトルエン相のステロイドは次の通りであっ
た。 94.3% 21-アセトキシ-プレグナ-1,4,9(11),16-テトラ
エン-3,20-ジオン 4.2% 21-ヒドロキシ-プレグナ-1,4,9(11),16-テトラ
エン-3,20-ジオン 1.5% 21-アセトキシ-プレグナ-4,9(11),16-トリエン-
3,20-ジオン
【0046】上の段階に対して次の範囲の変数を使用で
きる。段階1) a) 緩衝液pHは6〜10の範囲にありうる。 b) A.シンプレックス量を、反応終了に導くのに十
分なだけの水準に減少させる。典型的な水準は、ステロ
イドg当り0.05〜1.0gである。酸素の微生物給源はアル
トロバクタ−(コリネバクテリウム)シンプレックス
(ATCC 6946)又はバクテリウム・シクロオキシダンス
(ATCC 12673)である。
【0047】微生物の調製:A.シンプレックスの菌体
を、この技術で周知のように発酵液中で使用するか、又
は菌体を集め乾燥し、アセトン処理又は固定によって変
更する。
【0048】c) 電子受容体と次のものから選択でき
る。メナジオン(2-メチル-1,4-ナフトキノン)、メナ
ジオン重亜硫酸塩、1,4-ナフトキノン及びその他のビタ
ミンK型化合物類。電子受容体水準は価格と反応速度に
対する配慮によって決る。反応速度はメナジオン濃度に
直線的に比例している。典型的な水準はステロイドkg当
り約5〜約40gである。
【0049】d) ステロイド濃度は、効率的な転化が
ある限り、できるだけ高くすべきである。ステロイドは
3-ケト-Δ4-アンドロステン又は3-ケト-Δ4-プレグネン
系に属し、好ましくは有機溶媒中で5g/l以上の溶解度
をもつ。
【0050】e) 芳香族炭化水素はトルエン、ベンゼ
ン又はキシレンから選ばれる。これらの溶媒は一緒に使
用してもよいし、ヘプタン又は塩化メチレンのような水
と混ざらない別の溶媒で希釈してもよい。芳香族炭化水
素は、出発ステロイド又は生成物ステロイドの最も易溶
のものを溶解するのに必要な量の約半量から、出発ステ
ロイド又は生成物ステロイドの最も難溶のものを溶解す
るのに必要な量の約4倍までの範囲にある。本実施例で
は、反応終了時にステロイドを溶解するのに十分なだけ
の水準のトルエンを添加した。芳香族炭化水素をステロ
イドと一緒に加えるのが好ましい。しかし、芳香族炭化
水素を後から、又は早い時期に添加できる。
【0051】段階2)できるだけ高いかきまぜ力でかき
まぜる。反応速度はかきまぜ力の強い関数である。
【0052】段階3)反応は、最終水素(電子及び陽
子)受容体として酸素を必要とする。しかし、芳香族炭
化水素が存在するため、反応器のガス空間に爆発環境が
存在する。この災害を克服するために、ガス空間の酸素
濃度を燃焼用最少酸素量より十分に低い濃度に保持する
のが有利である。ベンゼンの場合、最少酸素量は11.2%
である。キシレン類の場合、引火点より低温で反応を行
なうことも可能である。m-キシレン、o-キシレン及びp-
キシレンの引火点は、それぞれ29、32及び39℃である。
【0053】段階4)反応温度は約0〜約45℃であり
うる。段階5) 反応は典型的には2日間行なわれる。数時間か
ら数週間まで反応を行なえる。
【0054】実施例2 トルエン手順と水性手順の比較 (A) 手順 次のものを一緒にする。 A.シンプレックス菌体 0.4g 50mM KPO4 緩衝液(pH7.5)50ml 2時間又は均質スラリ−が得られるまでかきまぜる。2
5mlフラクション2本を取り、125mlフラスコに入れ
る。各フラスコに次のものを加える。 3Aアルコ−ル中の5mMメナジオン 0.25ml アンドロスタ-4,9(11)-ジエン-3,17-ジオン 0.2g 密栓されたフラスコの一つにトルエン2mlを加える。手
首動作(リストアクション)振盪機上で4日間かきまぜ
る。4日後トルエン25mlで抽出する。抽出物を分析す
る。
【0055】 (B) 結果 手 順 基 質 水性 トルエン アンドロスタ-4,9(11)-ジエン-3,17-ジオン 17.7% 0.00% アンドロスタ-1,4,9(11)-トリエン-3,17-ジオン 82.3% 100.00%
【0056】実施例3 実施例1に記載の条件に従って、A.シンプレックスの
乾燥菌体へ次のステロイド化合物を露出し、対応する1,
2-デヒドロ誘導体を得た。番号 名 前 1. アンドロスタ-4-エン-3,17-ジオン 2. 6α-フルオロ-アンドロスタ-4,9(11)-ジエン-3,1
7-ジオン 3. 6α-メチル-アンドロスタ-4,9(11)-ジエン-3,17-
ジオン 4. 16β-メチル-アンドロスタ-4,9(11)-ジエン-3,17
-ジオン 5. 17α-ヒドロキシプレグネ-4-エン-20-イン-3-オ
ン 6. 17α-ヒドロキシプレグネ-4,9(11)-ジエン-20-イ
ン-3-オン 7. 17α-ヒドロキシ-16β-メチル-プレグナ-4,9(11)
-ジエン-20-イン-3-オン 8. 21-アセトキシ-11β-ヒドロキシ-プレグナ-4,17
(20)-ジエン-3-オン 9. 20−クロロ-プレグナ-4,9(11),17(20)-トリエン-
21-ア−ル-3-オン 10. 21-アセトキシ-17-ヒドロキシ-プレグナ-4,9(11)
-ジエン-3,20-ジオン 11. 21-アセトキシ-17-ヒドロキシ-16α-メチル-プレ
グナ-4,9(11)-ジエン-3,20-ジオン 12. 21-ベンゾイロキシ-17-ヒドロキシ-16β-メチル-
プレグナ-4,9(11)-ジエン-3,20-ジオン 13. 21-アセトキシ-17-ヒドロキシ-16β-メチル-プレ
グナ-4,9(11)-ジエン-3,20-ジオン 14. 21-アセトキシ-プレグナ-4,9(11),16-トリエン-
3,20-ジオン 15. 21-アセトキシ-6α-フルオロ-プレグナ-4,9(11),
16(17)-トリエン-3,20-ジオン
【0057】転化から得られる対応生成物は次の通りで
ある。番号 名 前 1a. アンドロスタ-1,4-ジエン-3,17-ジオン 2a. 6α-フルオロ-アンドロスタ-1,4,9(11)-トリエ
ン-3,17-ジオン 3a. 6α-メチル-アンドロスタ-1,4,9(11)-トリエン
-3,17-ジオン 4a. 16β-メチル-アンドロスタ-1,4,9(11)-トリエ
ン-3,17-ジオン 5a. 17α-ヒドロキシプレグナ-1,4-ジエン-20-イン
-3-オン 6a. 17α-ヒドロキシプレグナ-1,4,9(11)-トリエン
-20-イン-3-オン 7a. 17α-ヒドロキシ-16β-メチル-プレグナ-1,4,9
(11)-トリエン-20-イン-3-オン 8a. 21-アセトキシ-11β-ヒドロキシ-プレグナ-1,
4,17(20)-トリエン-3-オン及び11β,21-ジヒドロキシ-
プレグナ-1,4,17(20)-トリエン-3-オン 9a. 20−クロロ-プレグナ-1,4,9(11),17(20)-テト
ラエン-21-ア−ル-3-オン 10a. 21-アセトキシ-17-ヒドロキシ-プレグナ-1,4,9
(11)-トリエン-3,20-ジオン及び17,21-ジヒドロキシ-プ
レグナ-1,4,9(11)-トリエン-3,20-ジオン 11a. 21-アセトキシ-17-ヒドロキシ-16α-メチル-プ
レグナ-1,4,9(11)-トリエン-3,20-ジオン及び17,21-ジ
ヒドロキシ-16α-メチル-プレグナ-1,4,9(11)-トリエン
-3,20-ジオン 12a. 21-ベンゾイロキシ-17-ヒドロキシ-16β-メチ
ル-プレグナ-1,4,9(11)-トリエン-3,20-ジオン 13a. 21-アセトキシ-17-ヒドロキシ-16β-メチル-プ
レグナ-1,4,9(11)-トリエン-3,20-ジオン及び17,21-ジ
ヒドロキシ-16β-メチル-プレグナ-1,4,9(11)-トリエン
-3,20-ジオン 14a. 21-アセトキシ-プレグナ-1,4,9(11),16-テトラ
エン-3,20-ジオン及び21-ヒドロキシ-プレグナ-1,4,9(1
1),16-テトラエン-3,20-ジオン 15a. 21-アセトキシ-6α-フルオロ-プレグナ-1,4,9
(11),16-テトラエン-3,20-ジオン及び6α-フルオロ-21-
ヒドロキシ-プレグナ-1,4,9(11),16-テトラエン-3,20-
ジオン
【0058】1,2-デヒドロステロイド類の有用性はよく
知られている。例えば合衆国特許第3,284,447号を参
照。この特許は、炭素16が置換された利尿性コ−チコ
ステロイドの合成におけるΔ1,4,9(11)プレグネトリエ
ン類の有用性を明らかにしている。合衆国特許第4,041,
055号はΔ1,4-アンドロステンジオン誘導体からのコ−
チコステロイドの合成法を明らかにしており、1,2-デヒ
ドロアンドロステン類の有用性を、医学的に有用なステ
ロイドの製造における重要な中間体として示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ティモシィ ウエンデル エバンス アメリカ合衆国 ミシガン州 スリ−リバ −ス ウエスト ミシガン 16710

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族炭化水素からなる水と混ざらない
    溶媒と外因性電子キャリヤ−の存在下に、アルトロバク
    タ−・シンプレックス又はバクテリウム・シクロオキシ
    ダンスに1,2-飽和ステロイドを露出することからなる、
    1,2-飽和ステロイドを1,2-デヒドロステロイドへ変換す
    る改良法。
  2. 【請求項2】 電子キャリヤ−がメナジオン、1,4-ナフ
    トキノン、メナジオン重亜硫酸塩又はその他のビタミン
    K型化合物類であり、芳香族炭化水素がトルエン又はキ
    シレンである、特許請求の範囲第1項による方法。
  3. 【請求項3】 芳香族炭化水素からなる水と混ざらない
    溶媒が、ステロイド基質又は生成物ステロイドの最も易
    溶なものを溶解させるのに必要な量の約半量、ないしス
    テロイド基質又は生成物ステロイドの最も難溶なものを
    溶解させるのに必要な量の約4倍量存在する、特許請求
    の範囲第1項による方法。
  4. 【請求項4】 芳香族炭化水素からなる水と混ざらない
    溶媒と外因性電子キャリヤ−の存在下に、1,2-飽和ステ
    ロイドをアルトロバクタ−シンプレックス又はバクテリ
    ウムシクロオキシダンスに露出し、その場合に燃焼に必
    要な最小酸素量より酸素濃度を低く保つように酸素を加
    えることからなる、1,2-飽和ステロイドを1,2-デヒドロ
    ステロイドに転化する改良法である特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 電子キャリヤ−がメナジオン、1,4-ナフ
    トキノン、メナジオン重亜硫酸塩又は他のビタミンK型
    化合物であり、芳香族炭化水素がベンゼン、トルエン又
    はキシレンである、特許請求の範囲第3項による方法。
  6. 【請求項6】 芳香族炭化水素からなる水と混ざらない
    溶媒及び外因性電子キャリヤ−の存在下に、1,2-飽和ス
    テロイドをアルトロバクタ−シンプレックス又はバクテ
    リウムシクロオキシダンスに露出し、その場合に有機溶
    媒の引火点より低温で反応を行なうことからなる、1,2-
    飽和ステロイドを1,2-デヒドロステロイドへ転化する改
    良法である特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 電子キャリヤ−がメナジオン、フェナジ
    ンメトサルフェ−ト、1,4-ナフトキノン、メナジオン重
    亜硫酸塩、又はその他のビタミンK型化合物類であり、
    芳香族炭化水素がキシレンである、特許請求の範囲第6
    項による方法。
  8. 【請求項8】 水と混ざらない溶媒を別の水と混ざらな
    い溶媒で希釈する、特許請求の範囲第1、4又は6項に
    よる方法。
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