JPH0622448B2 - 半湿性多孔質ペツトフ−ドおよびその製造方法 - Google Patents

半湿性多孔質ペツトフ−ドおよびその製造方法

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JPH0622448B2
JPH0622448B2 JP61199055A JP19905586A JPH0622448B2 JP H0622448 B2 JPH0622448 B2 JP H0622448B2 JP 61199055 A JP61199055 A JP 61199055A JP 19905586 A JP19905586 A JP 19905586A JP H0622448 B2 JPH0622448 B2 JP H0622448B2
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JP
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water content
semi
water
pet food
producing
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弘毅 片岡
精介 河野
章三 佐藤
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Nisshin Seifun Group Inc
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Nisshin Seifun Group Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は軟らかく、かつ嗜好性のよいペツトフードおよ
びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、市販のペツトフードは、ほとんどがドライフード
タイプのものであつたが、最近ではドライフードよりも
嗜好性のよい軟らかい半湿性製品が市販されている。こ
のような半湿性製品は、原料を撹拌混合かつ粉砕したも
のを膨化成形するという製造方法によつて得られるもの
である。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
しかし、このような半湿性製品は、含水率が23%程度
が上限であり、これより水分が多くなると充分に膨化し
ないため嗜好性が悪くなるという欠点がある。従来これ
らの欠点を解決するため種々検討がなされたが未だ満足
できる製品は得られていない。嗜好性の良い製品とは、
第1に溶質(呈味物質)が多く配合され、第2に含水率
が高く(25%以上)、第3に充分膨化した軟らかいも
のである。
しかし従来の製造方法によると、含水率を高く(23%
以上)すると膨化が不充分となり嗜好性が悪くなるため
含水率を25%以上にすることが不可能であつた。
従つて、物性、嗜好性の両方の面において満足できるペ
ツトフードの製造方法の開発が求められている。
〔発明の目的〕
本発明は、上記問題点を解決し、従来のペツトフードよ
りも溶質(呈味物質)が多く配合され、含水率が高くか
つ充分に膨化した嗜好性に優れたペツトフードおよびそ
の製造方法を提供することを目的とする。
〔発明を解決するための手段〕
本発明は、原料を混合して粉砕したものの水分を予め 1
9〜23 %に調整した後に膨化成形し、得られた膨化成形
物をさらに加水することにより容積重が 320〜480 g/
で含水率が25〜35重量%である半湿性多孔質ペツトフ
ード(以下「ペツトフード」という)を製造する方法を
提供するものである。
本方法によつて得られるペツトフードは、含水率が 25
〜35 重量%で溶質を多く含み、かつ充分膨化した(容
積重が 320〜480 g/)ペツトフードである。
本発明の「ペツトフード」とは、犬、猫、小鳥、子豚、
子牛用の飼料組成物をいい、特に犬用の飼料組成物(ド
ツグフード)を意図する。
本発明のペツトフード中の「溶質」とは、砂糖、グルコ
ース、デキストリン、ペプタイド、アミノ酸、有機酸、
食塩等の呈味物質をいい、この溶質が多いものほど嗜好
性が良好なものとなる。
本発明方法によれば、原料を混合粉砕したものの水分を
予め 19〜23 十量%に調整した後膨化成形し、さらに加
水してその後冷却させることによつて、ペツトフードを
得ることができる。即ち、膨化成形と冷却の間に加水工
程が加わることが従来法と異なる点である。膨化成形後
に加水工程が加わるため、膨化成形時には所望水分の一
部ですみ、従つてその分溶質を多く配合でき充分かつ均
質に膨化することができるという利点がある。さらに膨
化成形後の加水工程においては、原料に対して任意の量
の水を加水でき任意の軟らかさを得ることができる。即
ち、膨化成形では、水分約 19〜23 %の腰の強い多孔質
のものを得ることができ、その後の加水によつて2〜16
%の水分を加え、最終的には含水率 25〜35 %の軟らか
い多孔質の製品を得ることができる。
加水は膨化成形された原料を回転ドラムに供給し、その
中で所定の水量を噴霧する。噴霧量は原料の供給量によ
り設定する。または、搬送用ベルト上の原料をそのまま
水槽に誘導し、数秒間浸漬する等の方法により行なつて
もよい。このような加水工程において製品に約2〜16%
の水分を与える。
以下、従来法により冷却して最終製品を得る。
〔実施例〕 以下本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例 1 小麦粉 372.8Kg、脱脂大豆粕75Kg、ミートミール 120
Kg、ミートボーンミール20Kg、牛脂40Kg、砂糖50
Kg、ミネラル混合物30Kg、ビタミン混合物9.2Kg、
プロピレングリコール30Kg、リン酸10Kg、ソルビン
酸カリウム3Kgをミキサーに切り込み充分撹拌混合し
た。次いで得られた混合物を供給量650Kg/時間、加
水量100/時間、水蒸気添加量58Kg/時間および
造粒温度143℃の条件下で、エクストルーダー(ウエ
ンガー社製X−25)を用いて膨化造粒した。その後回転
ドラムへ移し70/時間の割合で加水した後冷却した
ところ容積重 380 g/および水分29重量%の十分に
膨化した多孔質の軟らかいペツトフード 1000 Kgが得ら
れた。
実施例 2 実施例1において回転ドラムでの加水量を20/時間と
した以外は実施例1と同様にしてペツトフードを得た。
実施例 3 実施例1において回転ドラムでの加水量を 150/時間
とした以外は実施例1と同様にしてペツトフードを得
た。
比較例 1 実施例1で得られた原料混合物を供給量 650Kg/時間、
加水量60/時間、水蒸気添加量58Kg/時間および
造粒温度 102℃の条件下でエクストルーダー(ウエンガ
ー社製X−25)を使用して膨化造粒しペツトフードを得
た。
実施例2、3及び比較例1で得られた製品の膨化の程度
の状態を容積重(g/)により、またレオメーター(不
動工業(株)製)〔15秒5mm移動時〕を使用して軟らか
さを調べた。結果を第1表に示す。
また、実施例2、3及び比較例1で得られた製品の嗜好
性を比較するために、8犬種、20頭、15区の犬によ
る食下量をテストした。テストは、本発明によるもの
(実施例2及び3)と従来法によるもの(比較例1)と
の二者併置給与方式により3回行なつた。結果を第2表
に示す。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明による製造方法は、膨化成
形後に加水するため、膨化成形時においては低水分です
み、従つてそのぶん溶質を多く配合でき、十分かつ均質
に膨化することができる。さらに膨化成形後の加水工程
においては任意量の水を加水でき、それによつて任意の
軟らかさを得ることができる。
このようにして得られた本発明のペツトフードは、含水
率 25〜35 %で溶質が多くかつ充分に膨化した(容積量
320〜480 g/)ものであつて、物性・嗜好性両方の面
において優れたものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容積量が 320〜480 g/で含水率が25
    〜35重量%であることを特徴とする半湿性多孔質ペツ
    トフード。
  2. 【請求項2】ドツグフードであることを特徴とする前記
    特許請求の範囲第1項記載の半湿性多孔質ペツトフー
    ド。
  3. 【請求項3】水分が 19〜23 重量%に調整された原料を
    膨化成形し、得られた膨化成形物をさらに加水すること
    を特徴とする容積量が 320〜480 g/で含水率が 25〜3
    5 重量%である半湿性多孔質ペツトフードの製造方法。
JP61199055A 1986-08-27 1986-08-27 半湿性多孔質ペツトフ−ドおよびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0622448B2 (ja)

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JPS6356257A JPS6356257A (ja) 1988-03-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TW200744473A (en) * 2006-04-19 2007-12-16 Specialites Pet Food Use of inorganic phosphate compounds as palatability enhancers of flavours generated by thermal reactions in wet pet foodstuffs

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JPS61104752A (ja) * 1984-10-26 1986-05-23 Nisshin Flour Milling Co Ltd 湿性固形飼料の製造法

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