JPH06223704A - 漏電遮断器のテスト回路 - Google Patents
漏電遮断器のテスト回路Info
- Publication number
- JPH06223704A JPH06223704A JP2976793A JP2976793A JPH06223704A JP H06223704 A JPH06223704 A JP H06223704A JP 2976793 A JP2976793 A JP 2976793A JP 2976793 A JP2976793 A JP 2976793A JP H06223704 A JPH06223704 A JP H06223704A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- test
- winding
- circuit
- current
- earth leakage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H85/00—Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
- H01H85/02—Details
- H01H85/04—Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges
- H01H85/041—Fuses, i.e. expendable parts of the protective device, e.g. cartridges characterised by the type
- H01H85/048—Fuse resistors
- H01H2085/0483—Fuse resistors with temperature dependent resistor, e.g. thermistor
Landscapes
- Breakers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】テスト巻線の巻き数の減らすとともに低発熱化
を図る。 【構成】ＺＣＴ２のコアに巻かれたテスト巻線４がテス
トスイッチ７を介して主回路１に接続されたテスト回路
に、テスト巻線４と直列に正特性サーミスタ９を挿入す
る。正特性サーミスタ９は通電の初期には抵抗が小さい
が時間の経過に伴って抵抗が急増するので、正特性サー
ミスタ９の初期抵抗を小さくしておけばテストスイッチ
７を押した瞬間には大きなテスト電流が流れて少ない巻
き数のテスト巻線４でも所要のアンペアターンが得ら
れ、また誤配線などによりテスト回路が連続負荷となっ
た場合には電流を急減させて発熱を抑えることができ
る。
を図る。 【構成】ＺＣＴ２のコアに巻かれたテスト巻線４がテス
トスイッチ７を介して主回路１に接続されたテスト回路
に、テスト巻線４と直列に正特性サーミスタ９を挿入す
る。正特性サーミスタ９は通電の初期には抵抗が小さい
が時間の経過に伴って抵抗が急増するので、正特性サー
ミスタ９の初期抵抗を小さくしておけばテストスイッチ
７を押した瞬間には大きなテスト電流が流れて少ない巻
き数のテスト巻線４でも所要のアンペアターンが得ら
れ、また誤配線などによりテスト回路が連続負荷となっ
た場合には電流を急減させて発熱を抑えることができ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、漏電遮断器の動作チ
ェックを行うためのテスト回路に関する。
ェックを行うためのテスト回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来のテスト回路を示す結線図で
ある。図において、漏電遮断器の主回路１に地絡により
不平衡電流が流れると、主回路１を一次導体とする零相
変流器（ＺＣＴ）２の二次巻線３に出力が発生し、これ
を受けた漏電検出部５が漏電遮断器の開閉部６を開くよ
うになっている。一方、上記動作をチェックするテスト
回路は、ＺＣＴ２のコアに巻かれたテスト巻線４、テス
トスイッチ７及びテスト電流設定用の抵抗８からなり、
その両端は主回路１に接続されている。テストスイッチ
７を押して回路を閉じると抵抗８により規制された電流
がテスト巻線４に流れ、二次巻線３に出力が発生して漏
電検出部５が作動する。
ある。図において、漏電遮断器の主回路１に地絡により
不平衡電流が流れると、主回路１を一次導体とする零相
変流器（ＺＣＴ）２の二次巻線３に出力が発生し、これ
を受けた漏電検出部５が漏電遮断器の開閉部６を開くよ
うになっている。一方、上記動作をチェックするテスト
回路は、ＺＣＴ２のコアに巻かれたテスト巻線４、テス
トスイッチ７及びテスト電流設定用の抵抗８からなり、
その両端は主回路１に接続されている。テストスイッチ
７を押して回路を閉じると抵抗８により規制された電流
がテスト巻線４に流れ、二次巻線３に出力が発生して漏
電検出部５が作動する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このようなテスト回路
において、従来は漏電遮断器内の限られたスペースに収
納する抵抗８の発熱を抑えるためにその抵抗値を大きめ
に設定し、テスト回路の所要のアンペアターンはテスト
巻線４を複数回巻いて確保していた。しかし、ＺＣＴ２
には通常トロイダルコアが用いられるため、テスト巻線
４の巻き付けには特殊な巻線機を用いるか手作業による
巻線が必要で、巻き数が増えるとＺＣＴ２、ひいては漏
電遮断器のコストが高くなるという問題があった。一
方、テスト巻線４の巻き数を減らしながら所定のアンペ
アターンを確保しようとすると、抵抗８の発熱が増加す
るためこれを大形化する必要があり、漏電遮断器の小形
化を損なうという問題があった。
において、従来は漏電遮断器内の限られたスペースに収
納する抵抗８の発熱を抑えるためにその抵抗値を大きめ
に設定し、テスト回路の所要のアンペアターンはテスト
巻線４を複数回巻いて確保していた。しかし、ＺＣＴ２
には通常トロイダルコアが用いられるため、テスト巻線
４の巻き付けには特殊な巻線機を用いるか手作業による
巻線が必要で、巻き数が増えるとＺＣＴ２、ひいては漏
電遮断器のコストが高くなるという問題があった。一
方、テスト巻線４の巻き数を減らしながら所定のアンペ
アターンを確保しようとすると、抵抗８の発熱が増加す
るためこれを大形化する必要があり、漏電遮断器の小形
化を損なうという問題があった。
【０００４】また、通常の使用状態においては、テスト
電流により漏電検出部５が作動して開閉部６が開路する
ため抵抗８は短時間の負荷に耐えればよいが、主回路１
の電源側と負荷側とが間違って接続されたり、負荷側に
非常電源などの電源装置の出力が接続されたりしている
場合などでは、テストスイッチ７が押されている間は連
続負荷となるため、テスト回路は連続負荷状態にも耐え
うることが望まれる。そこで、この発明は、発熱を伴う
ことなくテスト巻線の巻き数を減らし、また誤配線時に
生じる連続負荷状態にも有利な漏電遮断器のテスト回路
を提供することを目的とするものである。
電流により漏電検出部５が作動して開閉部６が開路する
ため抵抗８は短時間の負荷に耐えればよいが、主回路１
の電源側と負荷側とが間違って接続されたり、負荷側に
非常電源などの電源装置の出力が接続されたりしている
場合などでは、テストスイッチ７が押されている間は連
続負荷となるため、テスト回路は連続負荷状態にも耐え
うることが望まれる。そこで、この発明は、発熱を伴う
ことなくテスト巻線の巻き数を減らし、また誤配線時に
生じる連続負荷状態にも有利な漏電遮断器のテスト回路
を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、テスト巻線に直列に正特性サーミスタ
を接続するものとする。
に、この発明は、テスト巻線に直列に正特性サーミスタ
を接続するものとする。
【０００６】
【作用】正特性サーミスタは図２に示すような電流−時
間特性を有し、通電後、ある時間が経過すると自己加熱
により抵抗が急増して電流が急減する。そこで、このよ
うな正特性サーミスタをテスト回路に挿入すれば、瞬時
通電のテスト動作時には大きな電流をテスト巻線に流せ
るのでその巻き数を減らすことができ、また連続負荷状
態では電流を急減させて発熱を抑えることができる。
間特性を有し、通電後、ある時間が経過すると自己加熱
により抵抗が急増して電流が急減する。そこで、このよ
うな正特性サーミスタをテスト回路に挿入すれば、瞬時
通電のテスト動作時には大きな電流をテスト巻線に流せ
るのでその巻き数を減らすことができ、また連続負荷状
態では電流を急減させて発熱を抑えることができる。
【０００７】
【実施例】図１はこの発明の実施例を示す結線図であ
る。なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用い
るものとする。実施例が従来構成と相違するのはテスト
回路にテストスイッチ７及び抵抗８と直列に正特性サー
ミスタ９が接続され、それに伴ってテスト巻線４の巻き
数が少なくなっている点である。抵抗８はこの場合は突
入電流を制限してテストスイッチ７あるいは正特性サー
ミスタ９を保護するためのもので、必ずしも必要としな
い。ただし、この抵抗８と正特性サーミスタ９の抵抗値
の和でテスト電流値が決まるので、抵抗８を挿入すれば
テスト電流の微調整に便利である。
る。なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用い
るものとする。実施例が従来構成と相違するのはテスト
回路にテストスイッチ７及び抵抗８と直列に正特性サー
ミスタ９が接続され、それに伴ってテスト巻線４の巻き
数が少なくなっている点である。抵抗８はこの場合は突
入電流を制限してテストスイッチ７あるいは正特性サー
ミスタ９を保護するためのもので、必ずしも必要としな
い。ただし、この抵抗８と正特性サーミスタ９の抵抗値
の和でテスト電流値が決まるので、抵抗８を挿入すれば
テスト電流の微調整に便利である。
【０００８】図示構成において、テストスイッチ７を押
すと正特性サーミスタ９を介してテスト電流がテスト巻
線４に流れるが、図２の特性から分かる通り初期の電流
は大きく、テスト巻線４の巻き数を図示の通り１回とし
ても二次巻線３の出力に必要なアンペアターンを得るこ
とができる。一方、主回路１の電源側と負荷側とが間違
って接続されたり、負荷側に非常電源などの電源装置の
出力が接続されたりして、開閉部６が開路してもテスト
スイッチ７を押している間は引き続きテスト電流が流れ
る場合には自己加熱により正特性サーミスタ９の抵抗が
急増し、電流が急減してテスト回路の発熱が抑えられ
る。
すと正特性サーミスタ９を介してテスト電流がテスト巻
線４に流れるが、図２の特性から分かる通り初期の電流
は大きく、テスト巻線４の巻き数を図示の通り１回とし
ても二次巻線３の出力に必要なアンペアターンを得るこ
とができる。一方、主回路１の電源側と負荷側とが間違
って接続されたり、負荷側に非常電源などの電源装置の
出力が接続されたりして、開閉部６が開路してもテスト
スイッチ７を押している間は引き続きテスト電流が流れ
る場合には自己加熱により正特性サーミスタ９の抵抗が
急増し、電流が急減してテスト回路の発熱が抑えられ
る。
【０００９】
【発明の効果】以上述べた通り、この発明によれば、テ
スト巻線に直列に正特性サーミスタを接続することによ
り、正規のテスト動作時には大きなテスト電流を流して
少ない巻き数のテスト巻線で所要のアンペアターンを確
保できるとともに、連続負荷状態が生じた際には電流を
急減させて発熱を抑えることができ、巻線工数を低減し
てコストダウンを図りながら漏電遮断器の小形化を実現
することが可能となる。
スト巻線に直列に正特性サーミスタを接続することによ
り、正規のテスト動作時には大きなテスト電流を流して
少ない巻き数のテスト巻線で所要のアンペアターンを確
保できるとともに、連続負荷状態が生じた際には電流を
急減させて発熱を抑えることができ、巻線工数を低減し
てコストダウンを図りながら漏電遮断器の小形化を実現
することが可能となる。
【図１】この発明の実施例を示す結線図である。
【図２】正特性サーミスタの電流−時間特性を示す線図
である。
である。
【図３】従来例を示す結線図である。
１ 主回路 ２ ＺＣＴ ３ 二次巻線 ４ テスト巻線 ５ 漏電検出部 ６ 開閉部 ７ テストスイッチ ８ 抵抗 ９ 正特性サーミスタ
Claims (1)
- 【請求項１】零相変流器のコアに巻かれたテスト巻線が
テストスイッチを介して前記零相変流器を貫通する主回
路に接続された漏電遮断器のテスト回路において、 テスト巻線と直列に正特性サーミスタを接続したことを
特徴とする漏電遮断器のテスト回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2976793A JPH06223704A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 漏電遮断器のテスト回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2976793A JPH06223704A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 漏電遮断器のテスト回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06223704A true JPH06223704A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=12285199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2976793A Pending JPH06223704A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 漏電遮断器のテスト回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06223704A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100466141C (zh) * | 2002-12-16 | 2009-03-04 | 富士电机株式会社 | 漏电断路器 |
| EP2107662A2 (de) * | 2008-04-04 | 2009-10-07 | Doepke Schaltgeräte GmbH & Co. KG | Fehlerstrom Schutzschalter Vorrichtung |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP2976793A patent/JPH06223704A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100466141C (zh) * | 2002-12-16 | 2009-03-04 | 富士电机株式会社 | 漏电断路器 |
| EP2107662A2 (de) * | 2008-04-04 | 2009-10-07 | Doepke Schaltgeräte GmbH & Co. KG | Fehlerstrom Schutzschalter Vorrichtung |
| EP2107662A3 (de) * | 2008-04-04 | 2010-03-31 | Doepke Schaltgeräte GmbH & Co. KG | Fehlerstrom Schutzschalter Vorrichtung |
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