JPH0622369Y2 - スケートのエッジ研削装置 - Google Patents

スケートのエッジ研削装置

Info

Publication number
JPH0622369Y2
JPH0622369Y2 JP12232090U JP12232090U JPH0622369Y2 JP H0622369 Y2 JPH0622369 Y2 JP H0622369Y2 JP 12232090 U JP12232090 U JP 12232090U JP 12232090 U JP12232090 U JP 12232090U JP H0622369 Y2 JPH0622369 Y2 JP H0622369Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skate
lever
main
main rod
upper cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12232090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0477975U (ja
Inventor
周文 宮崎
Original Assignee
周文 宮崎
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 周文 宮崎 filed Critical 周文 宮崎
Priority to JP12232090U priority Critical patent/JPH0622369Y2/ja
Publication of JPH0477975U publication Critical patent/JPH0477975U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0622369Y2 publication Critical patent/JPH0622369Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、スケートの底面エッジが摩損したときこれ
を尖鋭にハンド研削できるようにしたスケートのエッジ
研削装置に関するものである。
(従来の技術) 氷上を滑走するためのスケート、特にフィギュア、アイ
スホッケー用スケートにはその底面部に断面弧状の溝が
設けられていてその両側に尖鋭なエッジが形成されてい
る。そしてこの尖鋭なエッジにより競技に適した高速滑
走や急激な方向変換或いは急発停などの動作を可能にし
ている。したがって、上記尖鋭なエッジが氷との摩擦に
よって摩損するとその機能は必然的に低下することにな
るので、適時そのエッジの修正研削を行う必要がある
が、これを使用者側の選手個人が砥石などでハンド研削
することは至難であって、多大の労力と危険を伴うだけ
でなく的確な研削結果を得ることは極めてむずかしい。
このためスケートエッジの修正研削は、従来、これを行
うことのできるスケート靴ショップに依存しているのが
現状である。
(考案が解決しようとする課題) 上述したように、スケートエッジの修正研削はスケート
靴ショップにおいて行われているが、その研削手段はシ
ョップ内の研削工が固定のグラインダーに対してスケー
トをハンド操作で当接移動させて研削するという手段が
採用されている。
しかしながら、このような研削手段ではその研削結果は
研削工の研削技術力の差異によって大きく左右されるの
で、安心して修正研削を依頼することができないという
問題があった。
本考案は、このような場合に選手自身が上記修正研削を
的確にしかも安全に行うことのできるハンド研削装置を
得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、装置の主杆をスケ
ートに対してその底面上に直立状の載着可能に、上記主
杆の下端部に水平ガイド軸を十字状に貫設して該水平ガ
イド軸に一対のスケート挟持部材を接離摺動自在に嵌装
し、かつ上記主杆には上下に所要間隔を存した位置に夫
々所定範囲だけ可移動に嵌設した上部筒と下部筒間に上
記一対のスケート挟持部材を接離移動せしめるリンク機
構を介設して連動可能に連結させると共に、上記上部筒
を下部筒に対して接離操作可能に下部筒には長い主レバ
ーを、上記上部筒には短い副レバーを夫々揺動自在に枢
設して該副レバーの他端を主レバーの途中に位置調整可
能に枢着してなる操作レバーを装設し、かつ該操作レバ
ーと上記上部筒との間に該操作レバーを上部筒側に操作
した際戻り止め係止させうるラチェット機構を付設し
て、該操作レバーを操作することにより上記一対のスケ
ート挟持部材でスケートを挟持させてスケート上に上記
主杆を直立状に跨載保持させるように構成し、更に上記
主杆には上記上部筒と下部筒との間に貫通横設した軸と
該軸に枢支された一対の平行アームおよび該平行アーム
に一方向の回転力を増減付与するばね機構とを備えると
共に、上記平行アーム端には前端にスケートエッジ研削
用砥石を保持させた砥石装置をスケートの長手方向に回
動自在に枢着させて成ることを要旨とするものである。
(作用) この考案においては、装置の主杆の下端部に一対のスケ
ート挟持部材を水平方向の接離自在に設けていて、これ
を主杆に設けたリンク機構を介して操作レバーで接離移
動させるようにすると共に、この操作レバーには戻り止
め用ラチェット機構と増し締め用ねじ機構とを備えてい
るので、該操作レバーの操作により本装置をスケートに
対して上記スケート挟持部材で跨載挟着させることがで
き、更に上記増し締め用ねじ機構により強力挟着させて
固定保持させることが可能であり、この固定により上記
主杆に枢着させた砥石アーム端の砥石をスケートに対し
て圧接させることができると共に、この状態で装置の主
杆を把持して前方に傾斜および起立させるように押し引
き操作することによって所要の研削を施すことができる
ものである。
(実施例) 以下この考案を図面に示す一実施例に基づいて説明す
る。
第1図は本考案エッジ研削装置の正面図、第2図はその
側面図であり、図中の1は本装置の主杆であり、これは
その断面が矩形状をなし、その広幅側下端部に軸孔1
a、中途部に多角孔1b、およびその上方に長孔1cを
設けており、また挟幅側には上記軸孔1aと多角孔1b
の中間に長孔1dが設けられている。2は上記主杆1に
対して十字状となるよう上記軸孔1aに嵌入固定された
水平ガイド軸であり、この水平ガイド軸2により一対の
スケート挟持部材3を互いに接離移動自在に外嵌保持さ
せている。
このスケート挟持部材3はコ字形の枠内にスラストベア
リング3aとベアリング抑え3bを内装させると共に枠
外には前面に当接用合成樹脂板を備えた挟持片3cが設
けられている。4と5は上記主杆1に夫々外嵌装された
下部筒と上部筒であり、下部筒4は主杆1の長孔1d
に、上部筒5は長孔1cに夫々ピン着されていて互いに
接離移動できるように装着されている。6は上記一対の
スケート挟持部材3を接離移動させるための前後各一対
の三角形状に形成された開閉板であり、上記下部筒4に
夫々の底辺部の一端を重合状に枢着され、夫々の頂角部
を上記一対のスケート挟持部材3のベアリング抑え3b
に枢着されていて、この開閉板6の開閉動作でスケート
挟持部材3を接離移動させるようになされている。7は
上記開閉板6を開閉させるための前後各一対のレバーで
あり、これは夫々の一端を上記上部筒5に間隔を存して
枢着され、他端を上記開閉板6の底部の他端に夫々枢着
されていて、上部筒5を上記下部筒4に対して接離移動
させることにより上記開閉板6を開閉させるようになさ
れており、上部筒5と下部筒4と各一対のレバー7と開
閉板6とで開閉用リンク機構が構成されている。
しかして、8は上記リンク機構を作動させるための操作
レバーであり、これは主レバー8aと副レバー8bから
なり、長い主レバー8aは上記下部筒4に枢着され、短
い副レバー8bは上記上部筒5と主レバー8aの途中と
に枢着介設されていて、主レバー8aを主杆1側に引き
寄せると副レバー8bが上部筒5を押し下げ、上記リン
ク機構を作動させて一対のスケート挟持部材3間を狭く
するようになされており、この操作レバー8の作動は、
上記上部筒5の一側に設けたラチェット9と上記副レバ
ー8bに設けた爪10の係合により戻り止め係止固定さ
れるようになされている。更に上記主レバー8aには上
記副レバー8bを枢支させる位置に長手方向の長孔8c
が設けられていて副レバー8bの枢軸11の枢支点を移
動可能にすると共に、主レバー8aの端部には上記枢軸
11を調整移動させるねじ機構12が設けられており、
このねじ機構12は、主レバー8aの端部に嵌入固定す
るナット12aと、主レバー8aの端部において外嵌装
する断面形コ字状で所定長さのスライドカバー12b
と、このスライドカバー12bの端部内側に嵌着する軸
受部材12cと、この軸受部材12cにより位置決め保
持させて上記ナット12aに螺合させるねじ軸12dと
からなり、このスライドカバー12bは主レバー8a上
において上記長孔8c内の枢軸11を貫通支持させてい
てこの枢軸端に枢着させる副レバー8bと共に上記長孔
8cの長さ範囲だけ移動させ得るように構成されてい
る。そして上記ねじ軸12dのねじ込みにより操作レバ
ー8の実質作動量を増し締めできるようになされてい
る。
13は上記主杆1の多角孔1bに係脱可能に挿通支持さ
せる支持軸であり、これはその中央部に上記多角孔1b
に係合する鍔部13aと軸端にノブ13bとを有し、主
杆1の両側に取付けられた軸受部材14で回転自在にか
つ上記鍔部13aを上記多角孔1bに係脱させる移動可
能に支持されている。15は上記支持軸13に一端を枢
支させた一対の平行アームであり、この平行アーム15
と支持軸13間にはコイルばね16が介装されていて、
そのばね力を平行アーム15に付与できるようになされ
ている。
そして、この平行アーム15の他端にはその揺動方向に
回動自在に砥石保持装置17を枢着させていて、その前
端に研削すべきスケート溝に適合した研削面をもつ砥石
18を装着させて装置構成されている。
本考案の研削装置は上記のように構成したので、スケー
トのエッジを修正研削したい場合は、まずスケートを適
宜の手段で上向きに固定させ、次に装置の主杆1を把持
して装置を縦姿勢で持ち、その下端の砥石18をスケー
ト溝に載せると共にスケート挟持部材3によりスケート
を挟むように跨載させ、この状態で操作レバー8を引き
寄せ操作してスケート挟持部材3をスケートに挟着させ
ると、操作レバー8はラチェット機構9、10で戻り止
めされるので装置自体をスケート上に載着できる。しか
る後操作レバー8端のねじ軸12dをねじ込むことによ
りスケート挟持部材3の挟着力を増し締めする。このよ
うにすることによってスケート上の装置が一体的に固定
されるので、主杆1を傾倒および起立させるように押し
引き操作することによりスケートに対してばね力で圧接
した砥石18を往復移動させることができ、所要の修正
研削を安全かつ確実に行うことができるのである。
(考案の効果) この考案のエッジ研削装置は、装置の主杆をスケート上
に直立状の跨載可能にその下端に一対のスケート挟持部
材を装設してこれを主杆に設けたリンク機構を介してレ
バーで接離操作できるようにすると共に、上記レバーに
は戻り止めするラチェット機構と実質作動量を増し締め
するねじ機構とを設けているので、上記スケート挟持部
材をスケートに対して一体的に固定させるに適した挟持
力で挟着させることができ、これにより装置をスケート
に固定させた状態で主杆を傾倒および起立移動させるこ
とができるので、安全かつ正確にハンド研削することが
できるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施態様を示すもので、第1図は正
面図、第2図は側面図である。 1は主杆、2は水平ガイド軸、3はスケート挟持部材、
4は下部筒、5は上部筒、6は開閉板、7はレバー、8
は操作レバー、8aは主レバー、8bは副レバー、9は
ラチェット、10は爪、11は枢軸、12はねじ機構、
13は支持軸、15は平行アーム、16はコイルばね、
17は砥石保持装置、18は砥石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置の主杆をスケートに対してその底面上
    に直立状の載着可能に、上記主杆の下端部に水平ガイド
    軸を十字状に貫設して該水平ガイド軸に一対のスケート
    挟持部材を接離摺動自在に嵌装し、かつ上記主杆には上
    下に所要間隔を存した位置に夫々所定範囲だけ可移動に
    嵌設した上部筒と下部筒間に上記一対のスケート挟持部
    材を接離移動せしめるリンク機構を介設して連動可能に
    連結させると共に、上記上部筒を下部筒に対して接離操
    作可能に下部筒には長い主レバーを、上記上部筒には短
    い副レバーを夫々揺動自在に枢設して該副レバーの他端
    を主レバーの途中に位置調整可能に枢着してなる操作レ
    バーを装設し、かつ該操作レバーと上記上部筒との間に
    該操作レバーを上部筒側に操作した際戻り止め係止させ
    うるラチェット機構を付設して、該操作レバーを操作す
    ることにより上記一対のスケート挟持部材でスケートを
    挟持させてスケート上に上記主杆を直立状に跨載保持さ
    せるように構成し、更に上記主杆には上記上部筒と下部
    筒との間に貫通横設した軸と該軸に枢支された一対の平
    行アームおよび該平行アームに一方向の回転力を増減付
    与するばね機構とを備えると共に、上記平行アーム端に
    は前端にスケートエッジ研削用砥石を保持させた砥石装
    置をスケートの長手方向に回動自在に枢着させて成るこ
    とを特徴とするスケートのエッジ研削装置。
JP12232090U 1990-11-20 1990-11-20 スケートのエッジ研削装置 Expired - Lifetime JPH0622369Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12232090U JPH0622369Y2 (ja) 1990-11-20 1990-11-20 スケートのエッジ研削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12232090U JPH0622369Y2 (ja) 1990-11-20 1990-11-20 スケートのエッジ研削装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0477975U JPH0477975U (ja) 1992-07-07
JPH0622369Y2 true JPH0622369Y2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=31870106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12232090U Expired - Lifetime JPH0622369Y2 (ja) 1990-11-20 1990-11-20 スケートのエッジ研削装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622369Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0477975U (ja) 1992-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5947508A (en) Binding for a sports apparatus
US9889543B2 (en) Clamping tool
US9757871B2 (en) Fences for table saws
TWI682836B (zh) 萬能鉗
CA2144822A1 (en) Device with automatic feeder for driving ribbon-mounted screws
JP2755662B2 (ja) トルクレンチ
TWI374953B (en) Top roller carrying and weighting arm
US4455005A (en) Locking tripod leg
EP1649739B1 (en) Belt tensioning mechanism.
JPH0622369Y2 (ja) スケートのエッジ研削装置
JP2792677B2 (ja) スキ―靴の調整装置
US4349971A (en) Forward lean adjuster for ski boots
FR2493162A1 (fr) Machoire, notamment machoire avant pour fixations de securite de ski
EP0385945B1 (fr) Plaque sous-pied pour fixation de ski
US5127639A (en) Adjustable vise
GB2441869A (en) Band saw machine with actuating shaft for replacing saw blade
CN109996588B (zh) 冰鞋冰刀弯曲设备
GB2238973A (en) Holding means for the blade of a microtome
US3689096A (en) Safety ski binding
US6416046B1 (en) Clamping device for a workbench
CN113677407B (zh) 网架和具有网架的乒乓球网套件
CN1956821B (zh) 夹固设备
US3724868A (en) Heel hold-down device for ski boot
JPS58178339A (ja) カメラ据付装置
GB2399531A (en) Foot-operable clamp device