JPH0622343Y2 - 硬直包帯 - Google Patents

硬直包帯

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JPH0622343Y2
JPH0622343Y2 JP1988072279U JP7227988U JPH0622343Y2 JP H0622343 Y2 JPH0622343 Y2 JP H0622343Y2 JP 1988072279 U JP1988072279 U JP 1988072279U JP 7227988 U JP7227988 U JP 7227988U JP H0622343 Y2 JPH0622343 Y2 JP H0622343Y2
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JP
Japan
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bandage
rigid
rigid bandage
cast
affected area
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JP1988072279U
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JPH01176420U (ja
Inventor
勝一 緒方
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勝一 緒方
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、骨折や脱きゅう等の治療において患部に巻く
ことにより整骨部を固定できる硬直包帯に関するもので
ある。
[従来技術と課題点] 骨折や脱きゅう等の治療の際には、整骨した後、患部に
はギブスが取り付けられ、整骨部が固定される。ギブス
は、固定力が強く確実であるので従来より慣用手段とな
っているが、反面次のような課題があった。
(a)ギブスは、包帯に石膏水を浸潤させて患部に巻い
た下地の上に巻き付け、時間をかけて固める。このため
に取り付けに手間がかかる。また取り外しも電動カッタ
ー等を使用しなければならず容易ではない。
(b)ギブスは重く嵩ばるために、衣服に患部である腕
や足が通せない等、日常生活に不便を生じる。また見た
目にもよくない。
(c)骨折の程度にもよるが、一度ギブスを付けると一
ケ月以上は付けたままである。ところがギブスは通気性
が良くないために蒸れやすく、また患部の消毒等もでき
ないので不衛生である。
(d)交通事故等による外傷を伴う骨折の場合は、整骨
と外科治療が必要である。整骨のためにはギブスを装着
する必要がある。しかし外科治療の際には、ギブスは取
り除く必要がある。従来の石膏によるギブスの場合は、
このように二律背反する場合に対応できず、一方だけに
偏るためにその傷が悪化したり治癒が遅れる傾向があ
る。
[本考案の目的] そこで本考案は、整骨部をギブスと同様に確実に固定で
きると共に着脱が簡単で、しかも軽量で嵩ばらず日常生
活にも支障を生じにくい硬直包帯を提供することを目的
とする。
[本考案の構成] 上記問題点を解決し、目的を達成するために講じた本考
案の構成は次の通りである。
即ち本考案は、アルミニウム、またはアルミニウム合金
製で、厚さが0.03mm〜0.1mmの帯板状に形成され
た硬直包帯である。
包帯の厚さは0.03mm〜0.1mmの範囲内であるが、
通常は0.05mmを中心に設定される。厚さが0.03
mmに満たないとギブス効果が十分とはいえない。厚さが
0.1mmを超えると装着に不便である。包帯の幅も特に
限定しないが通常は5cm〜10cm程度に設定される。
包帯は平面にしてもよいが、強度を増すために断面形状
を波型等に形成してもよい。なお、包帯に所要数の通気
孔を設けることは任意である。また、包帯を巻いた後に
端部を止める方法としては、伸縮部材の両端に通気孔に
掛止できる爪部を備えた止め具を使用してもよいし、接
着剤で接着することもできる。
また、アルミニウムは、その箔片を皮膚、特に東洋医学
でいう人体のツボに貼ることにより、全身の血行を促
し、自律神経を整えるとされており、民間療法において
は広く使用されている。
[実施例] 本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明す
る。第1図は第一の実施例の斜視図、第2図は使用状態
の説明図である。
硬直包帯1は、本実施例においてはアルミニウムを使用
し、厚さ0.05mm、幅5cmの帯板状に形成されてい
る。硬直包帯1には多数の通気孔2が設けられている。
なお、硬直包帯1は、図に示すように通常は所要の長さ
のものを巻いて保管しており、ハサミで必要な長さに切
ることができる。
(作用) 第2図を参照して本実施例の作用を説明する。腕の骨折
の場合を例にとって説明すると、 骨折部を整骨した後に、ガーゼや脱脂綿等で患部を包
むように下地3をつくる。外傷を伴った骨折や、整骨の
際に切開手術を施した場合は、下地をつくるまえに傷の
治療をしておく。
下地3の上から硬直包帯1を巻く。硬直包帯1は一部
を重ね合わせながら螺旋状に巻き付けていく。硬直包帯
1の厚さをやや厚く設定した場合は一重でも固定が十分
な場合もあるが、通常は幾重かに巻いて整骨部を更に確
実に固定する。なお硬直包帯1の端部は接着剤で接着す
る。また巻くときの締め付け力は治癒の程度に応じて変
えることができる。
傷の消毒や診察をする場合は、接着側の端部をハサミ
等で切断して硬直包帯1を解く。消毒や診察が終ったら
上記の手順で再び硬直包帯1を巻き付ける。
このように、硬直包帯1は整骨部の固定が通常の包帯を
巻くように巻き付けるだけで簡単にでき、取り外しも同
様に簡単である。硬直包帯1は従来のギブス程は重くな
く、また嵩ばらないので、衣服に患部である腕や足が通
せない等の不便は生じないし、それ程目だたない。また
必要に応じて毎日でも付け換えができ、患部を常に清潔
にしておくことができる。
また上記したように、硬直包帯1の材料であるアルミニ
ウムは、皮膚に触れさせることにより、身体の血行を促
し、自律神経を整えるとされているので、患部よりやや
広めに巻いて皮膚の一部を覆うようにすれば、その相乗
効果による患部の早期の治癒が期待できる。
第3図は第二の実施例の平面図、第4図は第三の実施例
の斜視図である。
第二の実施例の硬直包帯1aは通気孔2aがスリット状
であり、硬直包帯1aの作用効果は第一の実施例の硬直
包帯1とほぼ同じである。
また、第三の実施例の硬直包帯1bは、通気孔は設けて
おらず全体が波板状に形成されている。本実施例の硬直
包帯1bは、波の方向が巻き付け方向となり、長さ方向
の曲げに強く更に確実な固定ができる利点がある。
なお、本考案は図示の実施例に限定されるものではな
く、実用新案登録請求の範囲の記載内において種々の変
形が可能である。
[考案の効果] 本考案は上記構成を備えており、次のような効果があ
る。
(a)硬直包帯は、通常の包帯を巻くのと同じように患
部に巻き付けるだけで整骨部を確実に固定できるので手
間がかからない。また取り外しもハサミ等を利用して簡
単にできる。
(b)患部に巻いたときに、細くまとまり嵩ばらないの
で、衣服に患部である腕や足が通せない等の不便を生じ
ることがなく、あまり目立たない。また、石膏によるギ
ブスに比較して軽くて、行動しやすい。
(c)巻くだけで装着きるので必要に応じて毎日でも付
け換えができる。このため、患部を常に清潔にしておく
ことができる。特に交通事故による骨折のように患部に
外傷がある場合は、傷の治療が容易にでき傷の治りが早
い。
(d)硬直包帯の材料であるアルミニウムは、皮膚に触
れさせることにより、身体の血行を促し、自律神経を整
えるとされているので、硬直包帯を患部よりやや広めに
巻いて皮膚の一部を覆うようにすれば、その相乗効果に
よる患部の早期の治癒が期待できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、 第1図は第一の実施例の斜視図、 第2図は使用状態説明図、 第3図は第二の実施例の平面図、 第4図は第三の実施例の斜視図である。 1:硬直包帯 2:通気孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム、またはアルミニウム合金製
    で、厚さが0.03mm〜0.1mmの帯板状に形成された
    硬直包帯。
JP1988072279U 1988-05-30 1988-05-30 硬直包帯 Expired - Lifetime JPH0622343Y2 (ja)

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JP1988072279U JPH0622343Y2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30 硬直包帯

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JPH01176420U JPH01176420U (ja) 1989-12-15
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SG11201709753WA (en) 2015-05-29 2017-12-28 Kuraray Co Fibrous sheet
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JPS59145912U (ja) * 1983-03-19 1984-09-29 サンクラ産商株式会社 救急用品収納袋兼むち打時など用の簡易ギプス

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JPH01176420U (ja) 1989-12-15

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