JPH06222193A - 原子炉 - Google Patents

原子炉

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JPH06222193A
JPH06222193A JP5289693A JP28969393A JPH06222193A JP H06222193 A JPH06222193 A JP H06222193A JP 5289693 A JP5289693 A JP 5289693A JP 28969393 A JP28969393 A JP 28969393A JP H06222193 A JPH06222193 A JP H06222193A
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water
nuclear reactor
hydrogen peroxide
catalytic
core
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JP5289693A
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English (en)
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Ii Robert L Cowan
ロバート・リー・カウアン,ザ・セカンド
Robert J Law
ロバート・ジェームズ・ロー
James E Charnley
ジェームズ・エドワード・チャーンレイ
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C19/00Arrangements for treating, for handling, or for facilitating the handling of, fuel or other materials which are used within the reactor, e.g. within its pressure vessel
    • G21C19/28Arrangements for introducing fluent material into the reactor core; Arrangements for removing fluent material from the reactor core
    • G21C19/30Arrangements for introducing fluent material into the reactor core; Arrangements for removing fluent material from the reactor core with continuous purification of circulating fluent material, e.g. by extraction of fission products deterioration or corrosion products, impurities, e.g. by cold traps
    • G21C19/317Recombination devices for radiolytic dissociation products
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 沸騰水型原子炉の炉心20から流出する水−
蒸気混合物中において動作する受動分解器を提供する。 【構成】 分解器48は、気水分離器に流入する水−蒸
気混合物の実質的に全部が触媒物質の表面に沿って流れ
るように配置された触媒物質を含んでいる。この触媒物
質の表面は、水相中に溶解した過酸化水素分子を水分子
と酸素分子とに分解する。かかる分解器は、それの前後
における原子炉冷却水の圧力降下が極めて小さくなるよ
うに構成される。実施例では、分解器はステンレス鋼の
複数の流通型ハウジング70内に分解器用触媒物質を充
填したものから成り、触媒物質はもつれた線または箔
片、ひだを付けたリボン、多孔質の焼結金属複合体など
の大きい表面積/体積比を有する任意の構造物として形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、高温水に暴露される部品の腐
食電位を低下させることに関するものである。ここで言
う「高温水」とは、約150℃以上の温度を有する水、
蒸気、またはそれから生じた復水を意味する。かかる高
温水は、水脱気装置のごとき各種の公知装置、原子炉お
よび蒸気駆動式の集中発電施設において見出すことがで
きる。
【0002】
【発明の背景】原子炉は集中発電用途、研究用途および
推進用途のために使用されている。原子炉圧力容器内に
は、炉心から熱を除去するための冷却材(すなわち水)
が含まれている。それぞれの配管系統により、加熱され
た水または蒸気が蒸気発生器またはタービンに運ばれ、
そして再循環水または給水が圧力容器に戻される。圧力
容器内の運転圧力および温度は、沸騰水型原子炉につい
ては約7MPa および288℃であり、また加圧水型原子
炉については約15MPa および320℃である。沸騰水
型原子炉および加圧水型原子炉のいずれにおいて使用さ
れる材料も、様々な負荷条件、環境条件および放射線条
件に耐え得るものでなければならない。
【0003】高温水に暴露される材料の実例として、炭
素鋼、合金鋼、ステンレス鋼、ニッケル基合金およびコ
バルト基合金が挙げられる。水冷型原子炉において使用
されるこれらの材料は綿密に選定されかつ処理されるに
もかかわらず、高温水に暴露された材料には腐食が起こ
る。かかる腐食は、応力腐食割れ、圧力逃がし弁の固
着、γ線を放射する60Co同位体の蓄積、および浸食腐
食のごとき様々な問題の原因となる。
【0004】応力腐食割れは、高温水に暴露される原子
炉部品(たとえば、構造部材、配管、留め金具および溶
接部)において起こる公知の現象である。ここで言う
「応力腐食割れ」(以後はSCCと略記することがあ
る)とは、静的または動的応力の発生と亀裂先端におけ
る腐食との組合せによって成長する割れを意味する。原
子炉部品は、たとえば熱膨張の差、原子炉冷却水を閉込
めるために必要な運転圧力、並びに溶接、冷間加工およ
びその他の非対称金属処理に由来する残留応力のごとき
その他の原因に関連した様々な応力に暴露される。その
上、水の化学的性質、溶接、熱処理および放射線がSC
Cに対する部品材料の感受性を増大させることもある。
【0005】原子炉冷却水中に酸素が約5ppb 以上の濃
度で存在する場合、SCCがより高い頻度で起こること
は公知である。原子炉冷却水の放射線分解によって酸
素、過酸化水素および短寿命のラジカルのごとき酸化性
物質を生成させる高放射線束の存在下では、SCCが更
に増加する。かかる酸化性物質は金属の電気化学的腐食
電位を上昇させる。電気化学的腐食は、金属表面上のア
ノードおよびカソード領域から電子が流れることによっ
て引起こされる。腐食電位は腐食現象が起こり易い熱力
学的傾向の尺度であって、たとえばSCC、腐食疲労、
腐食被膜の肥厚および全体腐食の速度を決定する際の基
本パラメータである。
【0006】沸騰水型原子炉およびそれに付随する水循
環系における応力腐食割れは、歴史的には、循環する水
の中に水素を注入することによって低減されてきた。注
入された水素は水中の酸化性物質(たとえば溶存酸素)
を減少させ、その結果として水中における金属の腐食電
位を低下させる。とは言え、水の流量および中性子線や
γ線に対する暴露時間や暴露強度の変動のごとき要因の
ため、酸化性物質は原子炉毎に異なったレベルで生成さ
れる。それ故、高温水中におけるSCCの防止のために
必要な臨界電位以下に腐食電位を維持するのに十分な程
度にまで酸化性物質のレベルを低減させるために必要な
水素の量は一定しなかった。ここで言う「臨界電位」と
は、純粋な水に関して述べれば、標準水素電極(sh
e)を基準として約−230〜−300mVの範囲内もし
くはそれ以下の電気化学ポテンシャルを意味する。応力
腐食割れは、腐食電位が臨界電位より高い系内において
はより早い速度で進行し、また腐食電位が臨界電位より
低い系内においては実質的に遅い速度で進行する。酸素
のごとき酸化性物質を含有する水はそれに暴露された金
属の腐食電位を臨界電位よりも高く上昇させるのに対
し、酸化性物質をほとんどもしくは全く含有しない水は
臨界電位よりも低い腐食電位をもたらす。
【0007】沸騰水型原子炉(BWR)においては、炉
心内における一次冷却水の放射線分解の結果、少量の水
が分解してH2 、H2 2 およびO2 を生成する。定常
運転条件の下では、再循環する水およびタービンに送ら
れる蒸気の中に存在するO2、H2 2 およびH2 の濃
度は平衡に達する。このような濃度のO2 、H2 2
よびH2 は酸化性を示すのであって、その結果として感
受性を有する構造材料のSCCを促進する条件が生じる
ことがある。感受性材料のSCCを軽減するために使用
される方法の1つは水素水化学(HWC)技術と呼ばれ
るものであって、それによればBWR環境の酸化性がよ
り還元性の状態に変化する。このような効果は、原子炉
への給水に水素ガスを添加することによって達成され
る。かかる水素が圧力容器に到達すると、それは放射線
分解によって生成された酸化性物質と反応して水を再生
し、それによって水中に溶解した酸化性物質の濃度を低
下させるのである。このような再結合反応の速度は局部
的な放射線の場、流量およびその他の変量に依存する。
【0008】酸化性物質を含有する原子炉冷却水に接触
したステンレス鋼の腐食電位は、約50〜100ppb も
しくはそれ以上の濃度で水中に水素を注入することによ
って臨界電位以下に低下させることができる。給水に十
分な量の水素を添加すれば、(O2 +H2 2 )濃度を
低下させることにより、原子炉系内の特定の部位におい
てSCCを防止するために必要な条件を達成することが
できる。かかる条件とは−0.230Vshe 以下の電気
化学ポテンシャルである。図2に示されるごとく、所要
の水素添加量は原子炉系内の部位によって異なる。炉心
の高放射線束中において腐食電位を低下させるため、あ
るいは酸化性の陽イオン不純物(たとえば、第二銅イオ
ン)が存在する場合において腐食電位を低下させるため
には、遥かに多量の水素を添加することが必要である。
【0009】ところで、腐食電位を臨界電位以下に低下
させるような給水への水素添加量(たとえば、約200
ppb 以上の水素添加量)は、図3に示されるごとく、短
寿命の16N同位体が取込まれる結果として蒸気駆動ター
ビン区域内に高い放射線レベルをもたらすことがある。
多くのBWRについて述べれば、圧力容器の内部部品の
SCCを軽減するために必要な水素添加量は主蒸気管路
放射線モニタ(MSLRM)の測定値を約4倍以上に増
加させる。このような主蒸気管路の放射線レベルの増加
は時には許容し得ないほどに高い環境線量率をもたら
し、従って遮蔽および放射線被曝防御のために多大の投
資を必要とすることがある。
【0010】それ故、水素の添加が原子炉冷却水中にお
ける腐食電位を低下させるとは言え、腐食電位を臨界電
位以下に維持しながら原子炉冷却水中における水素の量
を制限することが望ましいのである。炉心内における水
の放射線分解によって生じる主な生成物は、H2 、H2
2、OH、Hおよび水和電子である。照射を受けた水
中においては、O2 およびH 2 2 は動的平衡状態にあ
る。HWC技術の実施中には、ダウンカマ区域内におけ
るH2 2 とO2 との計算比は大きい。ウォーター・ケ
ミストリー・フォー・ニュークリアー・リアクター・シ
ステムズ(Water Chemistry for Nuclear Reactor Syste
ms) 第4巻(BNES、ロンドン、1987年)の67
〜73頁に収載されたエム・ウルバーグ(M. Ullberg)等
の論文「BWRにおける過酸化水素」中に報告された理
由は、HWC技術の実施に際して添加されるH2 は先ず
2 2からO2 への酸化を抑制し、O2 からH2 2
への還元を促進し、かつH2 2からH2 Oへの還元に
はほとんど影響を及ぼさないというものである。それ
故、過酸化水素はBWRの再循環水中において比較的安
定である。
【0011】更にまた、やはりウルバーグ等の論文から
わかる通り、水中のH2 2 は高温下では異相の固体表
面において下記のごとくに分解する。 2H2 2 +表面 → 2H2 O+O2 このようなH2 2 の分解反応は不均一系分解と呼ばれ
る。分解速度は分解触媒の使用によって増大させること
ができるが、それはまた温度および表面積/体積比にも
依存する。
【0012】
【発明の概要】本発明は、給水に比較的低いレベルの水
素を添加しながら原子炉系内の主要部位において所定の
条件を達成することにより、公知のHWC技術に改良を
加えるものである。その結果、水素の所要量およびそれ
に伴う費用が顕著に低減されることになる。その上、主
蒸気管路における放射線レベルが大幅に増加するという
悪影響も回避することができる。
【0013】本発明に従えば、BWRの炉心から流出す
る水−蒸気混合物中において動作する受動過酸化水素分
解器が提供される。ここで言う「分解器用触媒物質」と
は、BWR内において過酸化水素分解用の触媒として役
立つ固体物質を意味する。かかる分解器用触媒物質は、
気水分離器に流入する水−蒸気混合物の(僅かな漏れを
除く)全部が触媒物質の表面に沿って流れるように配置
される。そして、たとえば下記の反応式に従い、触媒物
質の表面が水相中に存在する水の放射線分解生成物H2
2 と反応することによってそれが分解される。
【0014】2H2 2 +表面 → 2H2 O+O2 本発明の受動分解器は、それの前後における原子炉冷却
水の圧力降下が極めて小さく(5psi 未満)なるように
構成される。また、触媒物質はBWR条件下にある純粋
な水中において耐食性を示すと共に、原子炉温度下で構
造強度を有することが必要である。かかる分解器はステ
ンレス鋼製の流通型ハウジング内に分解器用触媒物質を
充填したものから成るが、この分解器用触媒物質はもつ
れた線または箔片、ひだを付けたリボン、多孔質の焼結
金属複合体、蜂の巣状構造物、あるいは大きい表面積/
体積比を有するその他任意の構造物として形成されてい
ればよい。好適な分解器用触媒物質は、歴史的な使用経
験に基づけばBWR環境中において予測可能な性能を示
すという点から見てステンレス鋼である。また、過酸化
水素分解速度を向上させるため、貴金属(たとえば、白
金またはパラジウム)を用いてステンレス鋼基体の表面
にめっきまたは合金化を施すこともできる。なお、BW
R環境中において使用するのに適した構造物強度および
耐食性を有するものであれば、その他の固体物質を使用
することもできる。
【0015】本発明の上記およびその他の利点は、添付
の図面を参照しながら本発明の好適な実施の態様に関す
る以下の詳細な説明を読むことによって一層明確に理解
されよう。
【0016】
【好適な実施の態様の詳細な説明】先ず最初に、図1を
参照しながら沸騰水型原子炉(BWR)内における流体
の流れを一般的に説明することとする。原子炉圧力容器
(RPV)内には、給水入口12を通して給水が供給さ
れる。給水入口12は給水スパージャ14に連結されて
いるが、これはRPVの内部に給水を分配するために役
立つ適当な開口を有するリング状の管である。
【0017】給水スパージャ14からの水は環状のダウ
ンカマ区域16を通って下方に流れるが、これはRPV
と炉心シュラウド18との間に設けられた環状の区域で
ある。炉心シュラウド18は、炉心20を包囲すると共
に、炉心20を通る冷却材の上向きの流れとダウンカマ
区域16内における下向きの流れとを隔離するステンレ
ス鋼製の円筒である。なお、図1中には炉心20を構成
するただ1個の燃料集合体22のみが示されている。
【0018】ダウンカマ区域16を通って流れる水は、
次いで下部プレナム24に到達する。続いて、かかる水
は炉心20内に配置された燃料集合体22中に入る。そ
こにおいて沸騰境界層(図示せず)が形成される結果、
燃料集合体22中には下方の非沸騰領域と上方の沸騰領
域とが生み出される。次に、シュラウドヘッド28の内
部に形成されかつ炉心20の上方に配置された上部プレ
ナム26内に水と蒸気との混合物が流入する。かかる上
部プレナム26は、炉心20から出る蒸気−水混合物と
直立したスタンドパイプ30に入る蒸気−水混合物との
間に隔離空間を生み出すために役立つ。なお、スタンド
パイプ30はシュラウドヘッド28上に配置されてお
り、かつ上部プレナム26と連通している。
【0019】各々のスタンドパイプ30は、それの上部
に取付けられた気水分離器32に連通している。スタン
ドパイプ30を通って流れる蒸気−水混合物は、軸流遠
心分離型の気水分離器32に入る。これらの気水分離器
32は、旋回運動を利用して水滴をそれの外壁側に移行
させることによって液体の水を蒸気から分離する。分離
された液体の水は混合プレナム33内において給水と混
合され、次いでかかる混合物がダウンカマ区域16を通
って炉心20内に流入する。BWRの定常運転時におい
てRPV内に形成される液体の水の表面は、図4中に5
0として示されている。他方、蒸気は蒸気乾燥器34を
通過して蒸気ドーム36に入る。かかる蒸気は蒸気出口
38を通してRPVから排出される。
【0020】BWRはまた、所要の出力密度を達成する
ために必要な炉心内の強制対流を生み出す冷却材再循環
系をも含んでいる。(全部ではないが)一部のBWRに
おいては、出口43を通してダウンカマ区域16の下端
から水の一部分が抜取られ、そして遠心再循環ポンプ4
0(図4参照)により入口45を通してジェットポンプ
アセンブリ42内に供給される。なお、このタイプのB
WRは2台の再循環ポンプを有していて、それらの各々
が複数のジェットポンプアセンブリに駆動水流を供給す
る。図1中に最も良く示されているごとく、加圧された
駆動水は立上り吸込管46からエルボ48を通してジェ
ットポンプノズル44に供給される。
【0021】BWRの炉心内における水の放射線分解
は、H2 、O2 およびH2 2 を生成する。炉心内にお
いて生成されたH2 2 は一般に不揮発性である。それ
故、H 2 およびO2 が気水分離器内において分離されて
蒸気中に入るのに対し、H2 2 は水相中に留まり、そ
してBWR内において再循環する。本発明の分解器は、
炉心から流出する水−蒸気混合物が気水分離器に流入す
る前に該混合物中のH22 を分解する。こうして生じ
た揮発性のガス(すなわち、H2 およびO2 )は、蒸気
と共に原子炉から排出されるのである。
【0022】その結果、ダウンカマ区域に流入する水中
のH2 2 濃度は分解器を使用しない場合に比べて非常
に低くなる。このようなH2 2 濃度の低下がもたらす
最終的な効果は、(O2 +H2 2 )濃度を低下させて
腐食電位を臨界電位以下に維持し、それによってSCC
を防止するため給水に添加しなければならない水素の量
が減少することである。
【0023】本発明の第1の好適な実施の態様に従え
ば、図3中に48として示されたような概して平面状の
分解器が炉心の出口と気水分離器の入口との間に設置さ
れる。かかる分解器はシュラウドヘッド28に恒久的に
取付けられている結果、シュラウドヘッドおよび気水分
離器アセンブリを取外す際に分解器も取外される。ま
た、本発明の第2の好適な実施の態様に従えば、図4中
に48’として示されたような分解器がシュラウドヘッ
ド28から鉛直方向に伸びる気水分離器アセンブリのス
タンドパイプ30内に設置される。
【0024】シュラウドヘッドまたはスタンドパイプ内
に設置することがもたらす利点の1つは、不揮発性のH
2 2 が揮発性のH2 およびO2 に分解し、そしてそれ
らのガスが分離された蒸気と共に原子炉から排出される
ことである。もう1つの利点は、本発明の分解器が燃料
交換に際してシュラウドヘッドおよび気水分離器アセン
ブリと共に取外されることである。それ故、分解器の設
置に伴う燃料交換時間の増加は生じないのである。
【0025】図3および4には、それぞれの分解器の断
面図が示されている。蜂の巣状のハッチングは、大きい
表面積を有する触媒物質が炉心から流出する水−蒸気混
合物の通過する空間内に配置されると共に、補強された
金網によって所定の位置に保持された構成を表わしてい
る。シュラウドヘッドまたはスタンドパイプ内に充填さ
れた分解器用触媒物質は大きい表面積/体積比を有する
ものであって、もつれた線または箔片、ひだを付けたリ
ボン、多結晶質の焼結金属複合体、蜂の巣状構造物、あ
るいは大きい表面積/体積比を有するその他任意の構造
物として形成されていればよい。また、その他の幾何学
的形状を有するものであっても差支えない。
【0026】触媒物質は、冷却水の流れの方向において
少なくとも6インチの厚さを有することが必要である。
分解器を通過する水の滞留時間は、通例数秒以下であ
る。水−蒸気混合物が本発明の分解器を通過する際、該
混合物中の過酸化水素は分解される。好適な分解器用触
媒物質は、BWR環境中において予測可能な性能を示す
という点から見てステンレス鋼である。また、過酸化水
素分解速度を向上させるため、貴金属(たとえば、白金
またはパラジウム)を用いてステンレス鋼基体の表面に
めっきまたは合金化を施すこともできる。なお、過酸化
水素の不均一系分解を生起させると共に、BWR環境中
において使用するのに適した構造物強度および耐食性を
有するものであれば、その他の固体物質を使用すること
もできる。分解器用触媒物質に関する重要な要求条件
は、それが炉心から流出する水−蒸気混合物の原子炉運
転温度下において機能することである。
【0027】好適な実例について述べれば、分解器用触
媒物質の各構成片は厚さ0.012インチかつ長さ1
2.0インチの箔片であり得る。RPV内において現在
使用されている部品の最小厚さは、燃料スペーサの一部
分における0.012インチである。それ故、触媒物質
の構成片についてもこの厚さが選定された。厚さが小さ
いことが問題となるのは、構成片が破断して燃料集合体
中に留まり、そこに局部的なホットスポットを生じるこ
とがあるからである。12インチの長さは、構成片が制
御棒案内管から制御棒への経路を通過することがないよ
うに選定された。
【0028】幅に関する要求条件はより主観的なもので
ある。製造上の都合から、0.25インチという適度な
最小幅が選定された。かかる寸法の構成片は、充填を容
易にするために必要な任意の形状に成形することができ
るのである。シュラウドヘッドの内部に設置される分解
器の特定の設計例を図5および6に示す。かかる分解器
48を通過する水の滞留時間は約0.2秒である。ま
た、分解器48の前後における圧力降下は約1psi であ
る。なお、本発明の分解器の支持構造物は炉心から流出
する二相流れによって誘起される振動に耐え得るように
設計されなければならない。
【0029】かかる分解器48の全重量は約25000
ポンドである。251インチのRPVのシュラウドヘッ
ドの重量は約125000ポンドである。分解器48の
重量は、それの体積の90%が空所から成りかつ10%
が固体金属から成るという仮定に基づいて推定された。
従って、分解器48の重量はそれの体積1立法フィート
当り約50ポンドの重量と支持構造物の重量との和に等
しい。
【0030】図5および6について説明すれば、分解器
48の支持構造物はシュラウドヘッドフランジ54にボ
ルト留めされたリング52およびリング52によって支
持された格子状のはり56から成っている。はり同士の
交点においては、はり56は複数のブロック64に溶接
されている。なお、各々のブロック64は正方形の横断
面を有すると共に、鉛直方向に伸びる円柱状の貫通孔を
有している。はり56の寸法は、流れによって誘起され
るものと予想される振動に耐え得るように決定されてい
る。
【0031】はり56は、はり56およびリング52に
溶接されたブラケット58を介し、リング52によって
部分的に支持されている。はり56はまた、1群の特別
に設計されたボルト62を介し、シュラウドヘッドドー
ム60によっても支持されている。なお、各々のボルト
62はねじを切ったピン76の一端付近に回転可能に取
付けられたT形バー74を有している。シュラウドヘッ
ドドーム60に複数の穴を設けた後、各々のボルト62
のピン76が先ず対応するブロック64の貫通孔に挿入
され、次いでシュラウドヘッドドーム60の対応する穴
に挿入される。ピン76の上端がシュラウドヘッドドー
ム60の反対側に出た後、ピン76の脱出を防止するた
めにT形バー74が回転させられ、次いでナット78を
締付けることによってピン76が所定の位置に固定され
る。各々のボルト62の下端には対応するナット80が
ねじ込まれる。その結果、ブロック64の下面に接触す
るナット80が及ぼす力により、分解器48の支持構造
物が支持されることになる。
【0032】図5に示された設計例は、8本のはりおよ
び12本の特別に設計されたボルトを有している。な
お、構造上の要求条件が満たされる限り、はりやボルト
の正確な数は本発明にとって重要でない。図示のごとき
好適な実施の態様に基づく分解器はまた、はり56の下
方のへり(図6参照)に溶接された下部多孔板66をも
含んでいる。かかる下部多孔板66および格子状のはり
56は、触媒物質を充填した個別の箱70を配置するた
めに役立つ1群の区画を形成する。なお、各々の箱70
は穴のあいた壁体を有している。図5および6には、各
々の区画内に3個の箱70が配置された状態が示されて
いる。かかる箱70は下部多孔板66に溶接されてい
る。次いで、(1つの区画について1枚ずつの)複数の
上部多孔板68が箱70の上面および隣接したはり56
に溶接されている。
【0033】各々の箱70はステンレス鋼製の流通型ハ
ウジング内に分解器用触媒物質を充填したものである
が、この分解器用触媒物質はもつれた線または箔片、ひ
だを付けたリボン、多孔質の焼結金属複合体、蜂の巣状
構造物、あるいは大きい表面積/体積比を有するその他
任意の構造物として形成されていればよい。かかる箱7
0の壁体は、水の通過を許すような小さい開口を有して
いる。
【0034】それぞれの箱70の寸法および形状は、分
解器の形状をシュラウドヘッドドーム60の形状に合わ
せるための必要に応じて異なっている。分解器48を通
る流路長は少なくとも6インチであることが好ましい。
なお、分解器48と原子炉の任意の静止部分との間には
最小2インチの間隙が存在している。それ故、シュラウ
ドヘッドの横断面積のうち、シュラウドヘッドドーム6
0の高さが小さくなっといるシュラウドヘッド隣接部分
72には分解器用触媒物質が存在しない。水−蒸気混合
物が分解器48を迂回して流れるのを防止するため、リ
ング52と分解器用触媒物質との間の部分72は(たと
えば)穴の無いステンレス鋼板によって遮断しなければ
ならない。なお、分解器用触媒物質の厚さが6インチを
越えると、分解器48とシュラウドヘッドドーム60と
の間に最小間隙を維持するための必要から流路面積は更
に減少する。
【0035】炉心から流出した水−蒸気混合物は下部多
孔板66の開口を通って上方に流れ、穴のあいた箱70
の内部に充填された触媒物質を通過し、次いで上部多孔
板68の開口を通って気水分離器のスタンドパイプ30
に流入する。なお、前述のごとく、箱70は補強された
金網から成り、そしてそれの内部に分解器用触媒物質が
充填されていればよい。かかる分解器用触媒物質は、も
つれた線または箔片あるいはひだを付けたリボンとして
形成されたステンレス鋼から成ることが好ましい。
【0036】以上、図5および6に示された特定の実施
の態様をもっぱら例示目的のために詳しく説明した。こ
の場合には分解器がシュラウドヘッドの内部に設置され
ているが、その他の分解器設置方法が可能であることは
原子力分野の技術者にとって自明であろう。本発明に基
づく分解器の幾何学的形状および位置は、それを設置す
べきBWRの構造に依存する。なお、所定のBWRに対
して本発明の分解器を使用する場合には、気水分離器に
流入する水−蒸気混合物の実質的に全部が分解器用触媒
物質の表面に沿って流れるように分解器を設計すること
が必要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のBWRの部分切欠き斜視図である。
【図2】従来のBWR内の様々な部位について計算され
たO2 およびH2 2 濃度を給水中の水素濃度に対して
示すグラフである。
【図3】本発明の第1の好適な実施の態様に従ってBW
R内に設置された分解器を示す概略構成図である。
【図4】本発明の第2の好適な実施の態様に従ってBW
R内に設置された分解器を示す概略構成図である。
【図5】図3の好適な実施の態様に従ってシュラウドヘ
ッド内に取付けられた分解器を一層詳細に示す斜視図で
ある。
【図6】図5に示された分解器の一部分の断面図であ
る。
【符号の説明】
10 原子炉圧力容器 12 給水入口 14 給水スパージャ 16 ダウンカマ区域 18 炉心シュラウド 20 炉心 22 燃料集合体 24 下部プレナム 26 上部プレナム 28 シュラウドヘッド 30 スタンドパイプ 32 気水分離器 33 混合プレナム 34 蒸気乾燥器 36 蒸気ドーム 38 蒸気出口 40 再循環ポンプ 42 ジェットポンプアセンブリ 48 分解器 52 リング 54 シュラウドヘッドフランジ 56 はり 58 ブラケット 60 シュラウドヘッドドーム 62 ボルト 64 ブロック 66 下部多孔板 68 上部多孔板 70 ハウジングまたは箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・ジェームズ・ロー アメリカ合衆国、カリフォルニア州、リバ ーモア、ヘルシンキ・ウエイ、1925番 (72)発明者 ジェームズ・エドワード・チャーンレイ アメリカ合衆国、カリフォルニア州、ギル ロイ、ハイド・パーク、6360番

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料要素(22)から成る炉心(2
    0)、圧力容器(10)と前記炉心との間に設けられた
    環状のダウンカマ区域(16)、前記圧力容器内に給水
    を供給するための手段(14)、前記炉心を通して前記
    給水を流すことによって前記燃料要素を冷却するための
    手段(40)、および前記炉心から流出する混合物中の
    蒸気と水相とを分離するための気水分離手段(32)を
    含んでいて、前記水相は前記気水分離手段から前記ダウ
    ンカマ区域に流れるような原子炉において、前記気水分
    離手段の上流側かつ前記燃料要素の下流側に過酸化水素
    接触分解器(48)が設置され、前記過酸化水素接触分
    解器は水相および蒸気相を通過させる開放構造物内に触
    媒物質を配置したものから成り、前記過酸化水素接触分
    解器は前記気水分離手段に流入する水−蒸気混合物の実
    質的に全部が前記過酸化水素接触分解器を通過するよう
    に配置され、かつ前記触媒物質はその表面積/体積比が
    大きく、このため前記過酸化水素接触分解器を通過する
    前記水相の実質的に全部が前記触媒物質の表面近くを流
    れて、前記気水分離手段から流出する前記水相中に溶解
    した過酸化水素分子を水分子と酸素分子とに分解する反
    応が前記触媒物質によって促進されることを特徴とする
    原子炉。
  2. 【請求項2】 前記過酸化水素接触分解器が前記触媒物
    質を内部に充填した収納手段(70)から成ると共に、
    前記収納手段は水相および蒸気相の通過を許すが前記触
    媒物質の脱出は許さないような大きさの開口を有する請
    求項1記載の原子炉。
  3. 【請求項3】 前記過酸化水素接触分解器が概して平面
    状の構造を有する請求項2記載の原子炉。
  4. 【請求項4】 炉心シュラウド(18)およびシュラウ
    ドヘッド(28)が更に含まれていて、前記過酸化水素
    接触分解器が前記燃料要素と前記気水分離手段との間に
    おいて前記シュラウドヘッドの内部に取付けられている
    請求項3記載の原子炉。
  5. 【請求項5】 炉心シュラウド(18)、シュラウドヘ
    ッド(28)、および前記シュラウドヘッドに連結され
    た複数のスタンドパイプ(30)が更に含まれていて、
    前記過酸化水素接触分解器が前記スタンドパイプ内に設
    置されている請求項2記載の原子炉。
  6. 【請求項6】 前記触媒物質が異相の表面を有する固体
    物質から作られた、もつれた線または箔片として形成さ
    れている請求項1記載の原子炉。
  7. 【請求項7】 前記触媒物質が異相の表面を有する固体
    物質から作られた、ひだを付けたリボンとして形成され
    ている請求項1記載の原子炉。
  8. 【請求項8】 前記触媒物質が多孔質の焼結金属複合体
    から成る請求項1記載の原子炉。
  9. 【請求項9】 前記触媒物質がステンレス鋼から成る請
    求項1記載の原子炉。
  10. 【請求項10】 前記過酸化水素接触分解器が、前記触
    媒物質を内部に充填した複数の有孔ハウジング(7
    0)、前記ハウジングを支持するために役立つ格子状の
    はり(56)、前記はりおよび前記ハウジングに溶接さ
    れた下部多孔板(66)、並びに前記はりおよび前記ハ
    ウジングに溶接された複数の上部多孔板(68)から成
    っていて、前記ハウジングは前記はりの間の空隙内に配
    置されかつ前記上部多孔板と前記下部多孔板との間に挟
    まれている請求項4記載の原子炉。
JP5289693A 1992-11-25 1993-11-19 原子炉 Pending JPH06222193A (ja)

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