JPH06222105A - 配線確認機能付自動絶縁耐圧試験方法およびその装置 - Google Patents

配線確認機能付自動絶縁耐圧試験方法およびその装置

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JPH06222105A
JPH06222105A JP5010138A JP1013893A JPH06222105A JP H06222105 A JPH06222105 A JP H06222105A JP 5010138 A JP5010138 A JP 5010138A JP 1013893 A JP1013893 A JP 1013893A JP H06222105 A JPH06222105 A JP H06222105A
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circuit
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test
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JP5010138A
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Yoshinobu Ando
善延 安藤
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Sony Corp
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Testing Relating To Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】測定系の配線を自動的に確認した後に被測定セ
ットの絶縁耐圧試験を自動的に開始する配線確認機能付
自動絶縁耐圧試験方法及びその装置を提供する。 【構成】絶縁耐圧試験を行う前に、絶縁耐圧計と被測定
セットとの間の全ての接続線を直列に含みかつ絶縁耐圧
計をバイパスするループ回路を自動的に形成し、このル
ープ回路のインピーダンスを測定することによって配線
の良否を確認するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音響、映像機器等の絶縁
耐圧試験を自動的に行う自動絶縁耐圧試験方法及びその
装置に関するものであり、特に、絶縁耐圧試験を実行す
る前に測定系の配線の確認を自動的に行う配線確認機能
を有する自動絶縁耐圧試験方法及びその装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】音響、映像装置等の製造ラインの最終段
階において、絶縁耐圧計を用いてセットの絶縁耐圧試験
が実施される。絶縁耐圧試験は、被測定セットの高電圧
側と低電圧側との間に絶縁耐圧計を接続し、高電圧(例
えば1200V)を印加することによって行われるもの
であっるから、それが安全確実に実行されるためには、
まず、絶縁耐圧計と被測定セットとを接続している配線
を含む測定系自体において接続の誤りや絶縁不良等がな
いことが前提である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
耐圧試験装置には、絶縁耐圧試験を行う前に測定系の配
線をチェックする機能を持たないために、安全上非常に
重要な問題である試験ミスを事前に排除することができ
ないものが多い。また、一部の耐圧試験装置は微小電流
検知機能を有しているが、それはそのまま装置の製造ラ
インに組み込んで自動化することができない構成になっ
ている。
【0004】従って、電気機器の製造ラインにおいて、
測定系の配線の確認と絶縁耐圧試験とを連続的にかつ自
動的に行うことができ、しかも、絶縁耐圧計の種類に関
係なく構成可能な配線確認機能付自動絶縁耐圧試験方法
及びその装置に解決しなければならない課題を有してい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る配線確認機能付自動絶縁耐圧試験方法
は、電気機器の製造ラインにおける被測定セットにルー
プ回路を形成し、該ループ回路に流した検査信号に基づ
いて絶縁耐圧試験の測定系の配線を自動的に確認してか
ら、前記被測定セットの絶縁耐圧試験を自動的に開始す
るようにしたことであり、又前記被測定セットに検査信
号を発生する回路と該検査信号を検出する回路とを接続
したループ回路を形成し、前記検査信号を前記検査信号
検出回路で検出し、検出された検査信号のレベルによっ
て前記ループ回路のインピーダンスを測定して絶縁耐圧
試験の測定系の配線を自動的にチェックすることであ
る。
【0006】また、本発明による配線確認機能付自動絶
縁耐圧試験装置は、製造ラインでベルトコンベヤーで搬
送されてくる被測定セットを絶縁耐圧試験の定位置で停
止させる手段と、この定位置の近傍に設置された高電圧
を発生する絶縁耐圧計と、定位置上の被測定セットの高
電圧側に絶縁耐圧計の高電圧側を自動的に接続する第1
のコネクタ手段と、被測定セットの低電圧側に絶縁耐圧
計の低電圧側を自動的に接続する第2のコネクタ手段
と、検査信号を発生する回路およびこの検査信号を検出
する回路とを有するループ判定回路と、検査信号発生回
路と前記検査信号検出回路との間に、絶縁耐圧計と被測
定セットとを接続する全ての接続線を直列に包含しかつ
絶縁耐圧計をバイパスするループ回路を自動的に形成す
る手段と、まず、ループ回路を自動的に形成してこれに
検査信号を流して、そのインピーダンスを測定し、この
測定結果によって測定系の配線の確認を行い、つぎに、
絶縁耐圧計による被測定セットの絶縁耐圧試験を開始す
るように、装置全体の動作を制御するシーケンサとを備
えて構成される。
【0007】
【作用】上記構成により、シーケンサの制御によって、
定位置上の被測定セットの高電圧側に絶縁耐圧計の高電
圧側が自動的に接続され、被測定セットの低電圧側に絶
縁耐圧計の低電圧側が自動的に接続される。
【0008】また、シーケンサの制御によってループ回
路を自動的に形成する手段が動作して、ループ判定回路
の両端間に、絶縁耐圧計と被測定セットとの間の全ての
接続線を含みかつ絶縁耐圧計をバイパスするループ回路
が自動的に形成される。
【0009】ループ判定回路は、検査信号発生回路から
検査信号を出力し、ループ回路を通って返ってきた検査
信号を検査信号検出回路で受信し、そのレベルを測定す
ることにより、自分から見たインピーダンスを測定し、
この測定結果を所定の値と比較することにより測定系の
配線の良否を判定しシーケンサに通報する。
【0010】シーケンサは、測定結果が合格の場合には
配線の確認を終了させ、自動的に絶縁耐圧計による被測
定セットの絶縁耐圧試験が開始されるように制御するこ
とが可能になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。本発明による自動絶縁耐圧試験装置
は、図1に全体構成を略示的に示してある。同図におい
て、シーケンサ1と、高圧制御ユニット2と、ACU
(Auto Connecting Unit)3と、
絶縁耐圧計4と、AC摺電子5と、パレット6と、操作
器8とから構成され、その接続状態は以下に示す通りで
ある。
【0012】シーケンサ1は、自動絶縁耐圧試験装置全
体の動作をプログラム制御するものであり、高圧制御ユ
ニット2と絶縁耐圧計4とに接続され、自動/手動の指
示を入力するための操作器8に接続されている。
【0013】高圧制御ユニット2は、絶縁耐圧計4から
出力される高電圧信号を分配、分岐すると共に、測定系
の配線の確認即ちプローブチェック機能を備えたもので
あり、シーケンサ1に接続される端子と、高電圧入力端
子(HVIN)2aと、高電圧出力端子(HVOUT)
2bと、高電圧入力端子用GND端子(GNDIN)2
cと、高電圧出力端子用GND端子(GNDOUT)2
dとを備えており、高電圧出力端子2bは絶縁耐圧計4
の高電圧端子(HV)4aに接続され、高電圧出力端子
2bは摺電子5に接続され、高電圧入力端子用GND2
cは絶縁耐圧計4のGND端子4bに接続され、高電圧
出力端子用GND2dはACU3に接続されている。
【0014】ACU3は、高圧制御ユニット2の低電圧
側である高電圧端子用GND2dを被測定セット7の低
電圧側(GND)に接続するための一括抜き差し型コネ
クタである。
【0015】絶縁耐圧計4は、シーケンサ1からの制御
信号によって絶縁耐圧試験用の高電圧信号(1200
V)を出力するものであり、シーケンサ1と接続する端
子と、高電圧端子(HV)4aと、GND端子4bとを
備えた構造である。
【0016】AC摺電子5は、高圧制御ユニット2の高
電圧出力端子2bと被測定セット7の高電圧側端子とを
接続状態にするものである。
【0017】パレット6は、被測定セット7を乗せて製
造ラインのベルトコンベヤで搬送されるものであり、被
測定セット7を乗せた下側に2本の高電圧を流す端子が
備えられている。
【0018】このような構成からなる自動絶縁耐圧試験
装置は、図2に示すように、被測定セット7を自動的に
ループ回路により絶縁耐圧試験の測定経路を形成してか
ら耐圧試験をすることができるのである。
【0019】即ち、上記接続状態にある高圧制御ユニッ
ト2は、ループ判定回路11と、リレーRY−1、2、
3、4とを有している。ループ判定回路11は、低周波
の検査信号を発生する検査信号発生回路11aと、この
検査信号発生回路11aから出力されループ回路を経て
返ってきた検査信号を直流に変換し、そのレベルを演算
増幅器を用いた比較回路によって所定のレベルと比較す
る検査信号検出回路11bとを有している。
【0020】このループ判定回路11の出力端子はリレ
ーRY−3を介してACU3の一つのピン端子に接続さ
れている。また、ループ判定回路11の入力端子はリレ
ーRY−2を介して、絶縁耐圧計4と被測定セット7と
を接続する2本の高電圧側接続線の中の1本と接続され
ている。
【0021】検査信号発生回路11aは、シーケンサ1
からの制御信号によって検査信号を発生し、また、検査
信号検出回路11bは検査信号のレベルの判定結果をシ
ーケンサ1へ通報する、それぞれの機能を有する。
【0022】ACU3は、前記説明した図1に示すよう
に、シーケンサ1からのACU前/後進信号に従って被
測定セット7の方へ前進することによって、高圧制御ユ
ニット2の高電圧出力用GND端子(GNDOUT)2
dと被測定セット7の低電圧側端子3aとを接続する。
なお、被測定セット7の低電圧側端子は、図2に示すよ
うに、音声出力の低電圧側端子(Audio Out)
と映像出力の低電圧側端子(VHF IN)とを短絡し
て構成されている。
【0023】AC摺電子5の端子5a、5bは、図1及
び図2に示すように、パレット6が定位置に到着した
時、シーケンサ1からの制御信号によって、パレット6
の下部から貫通孔を通って上昇し、被測定セット7のA
Cプラグ9と接続されるようになっている。
【0024】また、AC摺電子の端子5aは、絶縁耐圧
計4の高電圧端子(HV)4aに接続されており、端子
5bは、リレーRY−4を介してこの高電圧端子(H
V)4aと接続されている。
【0025】リレーRY−1は、シーケンサ1からの制
御信号によって絶縁耐圧計4の高電圧端子(HV)4a
と低電圧側GNDとを短絡する機能を有する。
【0026】上記の各部の他に、図3に示すように、製
造ラインの測定系内には、ベルトコンベアの移動方向に
関してパレット6の定位置(図2の状態)の上流に、パ
レット6の到着を検出するパレット到着センサS1と、
待機ストッパST1が設けられている。
【0027】このパレット到着センサS1は、被測定セ
ット7を乗せたパレット6を検出した時にはシーケンサ
1に対してパレット到着信号を送り、パレット6が被測
定セット7を乗せていない時にはシーケンサ1に対して
空パレット信号を送る機能を有する。
【0028】待機ストッパST1は、シーケンサ1から
待機ストッパ解除信号が無い時には下降してパレット6
の通過を許すが、シーケンサ1から待機ストッパ解除信
号が与えられると上昇してパレット6の流入を阻止し、
これによって2枚のパレット6がぶつかり合って測定系
に流入しないようにしている。
【0029】また、パレット6の定位置には、パレット
6が定位置に到着したことを示す定位置到着センサS2
と、パレット6を停止させるための定位置ストッパST
2とが設けられている。さらに、パレット6の定位置の
下流にはパレット6が満杯であることを検出する満杯セ
ンサS3が設けられている。
【0030】定位置到着センサS2は、パレット6の定
位置到着を検出した時、シーケンサ1に対して定位置到
着信号を送る機能を有する。また、定位置ストッパST
2は、シーケンサ1から供給される定位置ストッパ解除
信号が無い時にはパレット6の通過を阻止するが、シー
ケンサ1から定位置ストッパ解除信号が与えられるとパ
レット6を通過させる機能を有する。
【0031】以下、上記自動絶縁耐圧試験装置の全体動
作を図4〜図6のフローチャート図に従って説明する。
【0032】(1)被測定セットの搬送 被測定セット7を乗せたパレット6は製造ラインのベル
トコンベヤーによって自動絶縁耐圧試験装置の測定系に
搬送されてくるが、その際、被測定セット7の電源変圧
器10に接続されているACプラグ9と、音声信号出力
の低圧側端子12および映像信号出力の低圧側端子13
とは、それぞれ、プローブチェックのために使用可能状
態にセットされている。
【0033】パレット到着センサS1は、パレット6の
到着を検出しシーケンサ1に知らせる。シーケンサ1は
パレット6が定位置に到着する前に待機ストッパ解除信
号を略1秒間オンにして待機ストッパST1を下降させ
ることによってパレット6を通過させ、すぐに待機スト
ッパ解除信号をオンにして待機ストッパST1を上昇さ
せ、これによってパレット6の流入を阻止する(SP1
〜3)。
【0034】パレット6が測定位置に到着すると、定位
置到着センサS2はシーケンサ1に対して定位置到着信
号を送る。シーケンサ1は定位置ストッパST2を動作
させ、パレット6を定位置に停止させる。
【0035】(2)測定系の自動配線接続 定位置に停止した被測定セット7に対して、絶縁耐圧計
4を接続し、絶縁耐圧試験を実施する前に配線を確認す
るためのプローブチェックを行う。これらの動作には自
動と手動とがあり、オペレータが操作器8を用いて選択
する。
【0036】ステップSP4で、シーケンサ1は操作器
8からの自動/手動信号を識別し、自動の場合にはステ
ップSP5へ進み、手動の場合にはステップSP30へ
飛ぶ。
【0037】自動の場合、シーケンサ1はACU3へA
CU前進信号を送り、ACU3と被測定セット7とを接
続させる。この接続状態は所定時間内のACU前進スイ
ッチのオンにより確認することができ、この動作は数回
(実施例では3回)繰り返すことができるようになって
いる(SP6)。
【0038】同時にシーケンサ1はAC摺電子5に対し
て上昇信号を送り、AC摺電子5の端子5a、5bと被
測定セット7のACプラグ9とを接続させる(SP
6)。
【0039】シーケンサ1はACU前進スイッチがオン
になったことを確認した後、略0.5秒待ち、高圧制御
ユニット2に対してプローブチェック開始信号を送る
(SP7、8)。
【0040】(3)プローブチェック シーケンサ1からのプローブチェック開始信号に応動し
て、高圧制御ユニット2のリレーRY−1、2、3の接
点は閉じ、リレーRY−4の接点は開く。その結果、図
2において点線で示す経路、すなわち、ループ判定回路
11の出力端子から、リレーRY−3→音声出力端子1
2→映像出力端子13→絶縁耐圧計4の低圧側端子→リ
レーRY−1→絶縁耐圧計4の高圧側端子→AC摺電子
5の端子5a→ACプラグ9の一方の端子→変圧器10
の一次巻線→ACプラグ9の他方の端子→AC摺電子5
の端子5b→リレーRY−2を経てループ判定回路11
の入力端子へ戻ってくる閉ループ回路が形成される。
【0041】上記ループ回路は、ループ判定回路11か
ら見れば閉じた負荷回路を形成している。そこで、ルー
プ判定回路11は、検査信号発生回路11aから検査信
号を出力し、上記経路を経て検査信号検出回路11bに
入力する検査信号のレベルを測定することによって、上
記ループ回路のインピーダンスを測定する。シーケンサ
1は、プローブチェックの計測の安定のため略1秒間待
ち(SP9)、プローブチェックを行なう。
【0042】(4)プローブチェック合格の場合(絶縁
耐圧試験の開始) プローブチェックの結果、合格の場合には、ループ判定
回路11はシーケンサ1へ合格を通知する。
【0043】シーケンサ1は、高圧制御ユニット2に対
してリレーRY−1、2、3を開きリレーRY−4を閉
じるように指示する制御信号を送ると共に、プローブチ
ェックの終了を指示するプローブチェック停止信号を送
る(SP11)。
【0044】そして、シーケンサ1は1秒間待った後、
絶縁耐圧計4に対して絶縁耐圧試験の開始を指示するテ
スト開始信号を送る(SP12、13)。絶縁耐圧試験
は0.5秒間実行される。
【0045】 (5)プローブチェックが不合格の場合(再接続) ステップSP10のプローブチェックの結果、測定系の
配線に異常が検出された場合には、操作器8の黄色のパ
トライトが点灯する。そこで、オペレータがリセットボ
タンを押すと、シーケンサ1はパトライトを消し、AC
U3とAC摺電子5とを被測定セット7から引き離すよ
うに制御する(SP18〜SP21)。
【0046】そこでオペレータがスタートボタンを押す
と、プログラムは再びステップSP5から実行され(S
P22)、絶縁耐圧計4と被測定セット7との間の接続
のやり直しが行われる。
【0047】(6)絶縁耐圧試験の実行 シーケンサ1から絶縁耐圧計4に対して絶縁耐圧試験の
開始を指示するテスト開始信号が送られると、絶縁耐圧
計4は、被測定セット7の高電圧側と低電圧側との間に
高電圧を印加し、絶縁耐圧試験を実行する。この時、既
にリレーRY−1、2、3が開いているから、ループ判
定回路11が高電圧によって破壊されることはない。
【0048】シーケンサ1は絶縁耐圧計4から絶縁耐圧
試験の結果を受信し(SP14)、結果が合格であれば
ステップSP15へ進み、不合格であればステップSP
23へ飛ぶ。合格の場合、シーケンサ1はACU3へ後
退信号を送りそれを後退させ、AC摺電子5へ降下信号
を送りそれを下降させることによって、それらと被測定
セット7との間の接続を解く(SP15)。
【0049】そして、シーケンサ1は定位置ストッパS
T2に対して定位置ストッパ解除信号を送り、それを下
降させる。これによって検査済のセット7を乗せたパレ
ット6はベルトコンベヤーによって次の工程へ搬送され
て行く(SP16)。そして、シーケンサ1は略0.5
秒間リセット信号をオン(SP17)にした後、つぎの
被測定セット7の試験のため、ステップSP4へ戻る。
【0050】なお、ステップSP14において絶縁耐圧
試験の結果が不合格であった場合には、それを報知する
ために赤いパトライトが点灯する。そこでオペレータが
リセットボタンを押すと、パトライトは消え、ACU3
とAC摺電子5とは被測定セット7から引き離され(S
P23〜26)、不合格になった被測定セット7はステ
ップSP16に搬送されて行き所定の処理に付されるこ
とになる。
【0051】(7)手動操作 ステップSP4において、手動の場合は、ACU3の前
進/後退およびAC摺電子5の上昇/下降、プローブチ
ェック、絶縁耐圧試験が、それぞれ、操作器8に付いて
いるボタンを押すことによって開始される以外は自動チ
ェックの動作と同様である(SP30〜SP46)。
【0052】本発明によるプローブチェックの要点は、
上記閉ループ回路を構成して、ループ判定回路11から
見たこのループ回路のインピーダンスを測定することに
よって測定系の配線の良否を確認することにあるので、
絶縁耐圧計4の種類、被測定セット7の1次側電源の種
類を問わず適用可能である。また、パレット6、ACU
3、AC摺電子5にも色々な構造、型式が考えられるこ
とは勿論である。
【0053】
【発明の効果】上述説明したのように、本発明による絶
縁耐圧試験方法は、電気機器の製造ラインにおける被測
定セットにループ回路を形成し、このループ回路に流し
た検査信号に基づいて絶縁耐圧試験の測定系の配線を自
動的に確認してから、被測定セットの絶縁耐圧試験を自
動的に開始するように構成したので、製造ライン上で測
定系の配線確認と絶縁耐圧試験とを連続的かつ自動的に
行うことができ絶縁耐圧試験の安全性、確実性、効率
性、操作性の向上に寄与を図ることができると云う優れ
た効果を奏する。
【0054】又、本発明に係る絶縁耐圧試験装置は、製
造ラインの配線確認装置に一緒に組み込むことができる
ので製造が簡単であり、安価に提供できると云う優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動絶縁耐圧試験装置の全体構成
を示す略図である。
【図2】図1の各部の接続状態を示す回路図である。
【図3】図1の自動絶縁耐圧試験装置の信号系統を示す
配線図である。
【図4】本発明による自動耐圧試験装置の動作を示す一
部のフローチャート図である。
【図5】本発明による自動耐圧試験装置の動作を示す一
部のフローチャート図である。
【図6】本発明による自動耐圧試験装置の動作を示す一
部のフローチャート図である。
【符号の説明】
1 シーケンサ 2 高圧制御ユニット 2a 高電圧入力端子(HVIN) 2b 高電圧出力端子(HVOUT) 2c 高電圧入力GND用端子(GNDIN) 2d 高電圧出力GND用端子(GNDOUT) 3 ACU 4 絶縁耐圧計 4a 高電圧端子(HV) 4b GND端子(GND) 5 AC摺電子 6 パレット 7 被測定セット 8 操作器 9 ACプラグ 10 変圧器 11 ループ判定回路 11a 検査信号検出回路 11b 検査信号発生回路 12 音声出力端子 13 映像出力端子 RY−1〜4 リレー S1、S2 センサ ST1、ST2 ストッパ SP1〜SP47 ステップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器の製造ラインにおける被測定セ
    ットにループ回路を形成し、該ループ回路に流した検査
    信号に基づいて絶縁耐圧試験の測定系の配線を自動的に
    確認してから、前記被測定セットの絶縁耐圧試験を自動
    的に開始するようにしたことを特徴とする配線確認機能
    付自動絶縁耐圧試験方法。
  2. 【請求項2】 前記被測定セットに検査信号を発生する
    回路と該検査信号を検出する回路とを接続したループ回
    路を形成し、前記検査信号を前記検査信号検出回路で検
    出し、検出された前記検査信号のレベルによって前記ル
    ープ回路のインピーダンスを測定して絶縁耐圧試験の測
    定系の配線を自動的にチェックすることを特徴とする請
    求項1に記載の配線確認機能付自動絶縁耐圧試験方法。
  3. 【請求項3】 製造ラインでベルトコンベヤーで搬送さ
    れてくる被測定セットを絶縁耐圧試験の定位置で停止さ
    せる手段と、この定位置の近傍に設置された高電圧を発
    生する絶縁耐圧計と、定位置上の前記被測定セットの高
    電圧側に前記絶縁耐圧計の高電圧側を自動的に接続する
    第1のコネクタ手段と、前記被測定セットの低電圧側に
    前記絶縁耐圧計の低電圧側を自動的に接続する第2のコ
    ネクタ手段と、検査信号を発生させる検査信号発生回路
    およびこの検査信号を検出する検査信号検出回路とを有
    するループ判定回路と、該検査信号発生回路と検査信号
    検出回路との間に、前記絶縁耐圧計と前記被測定セット
    とを接続する全ての接続線を直列に包含するループ回路
    を自動的に形成する手段と、前記ループ回路を自動的に
    形成してこれに検査信号を流して得られたインピーダン
    ス値によって測定系の配線の確認を行ってから前記絶縁
    耐圧計による前記被測定セットの絶縁耐圧試験を開始す
    るように制御するシーケンサとを備えることを特徴とす
    る配線確認機能付自動絶縁耐圧試験装置。
  4. 【請求項4】 前記ループ回路を自動的に形成する手段
    は、前記絶縁耐圧計の高電圧側と低電圧側との間を自動
    的に短絡する第1のリレー回路と、前記絶縁耐圧計の高
    電圧側と前記被測定セットの高電圧側とを接続する2本
    の接続線の中の1本と、前記ループ判定回路の1端とを
    自動的に接続する第2のリレー回路と、前記ループ判定
    回路の他端と前記被測定セットの低電圧側とを自動的に
    接続する第3のリレー回路と、前記絶縁耐圧計と前記ル
    ープ判定回路の1端との間の接続を自動的に切り離すた
    めの第4のリレー回路とを備え、前記シーケンサの制御
    によって、前記第1、2、3の各リレー回路を閉じ、前
    記第4のリレー回路を開くことにより、前記ループ回路
    を形成することを特徴とする配線確認機能付自動絶縁耐
    圧試験装置。
  5. 【請求項5】 前記被測定セットの低電圧側は音声出力
    端子と映像出力端子との各低電圧側端子を短絡して構成
    されることを特徴とする請求項3又は4に記載の配線確
    認機能付自動絶縁耐圧試験装置。
JP5010138A 1993-01-25 1993-01-25 配線確認機能付自動絶縁耐圧試験方法およびその装置 Pending JPH06222105A (ja)

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