JPH06222003A - ガス濃度測定装置 - Google Patents

ガス濃度測定装置

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JPH06222003A
JPH06222003A JP2852493A JP2852493A JPH06222003A JP H06222003 A JPH06222003 A JP H06222003A JP 2852493 A JP2852493 A JP 2852493A JP 2852493 A JP2852493 A JP 2852493A JP H06222003 A JPH06222003 A JP H06222003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
window
measuring
gas concentration
radiation source
Prior art date
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Pending
Application number
JP2852493A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Hishikari
功 菱刈
Katsuyuki Miyauchi
克之 宮内
Kosei Aikawa
孝生 相川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chino Corp
Original Assignee
Chino Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Chino Corp filed Critical Chino Corp
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Publication of JPH06222003A publication Critical patent/JPH06222003A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型、高感度にガス濃度の測定ができるガス濃
度測定装置を提供する。 【構成】容器1の内部にガスが導入され、放射源3から
の放射エネルギーは直接または容器1の内面で多重反射
され、フィルタ5を介し検出素子6に入射する。この検
出素子6の検出信号V1から検出素子6を保持する保持
体7の温度T2を用いて測定手段9で補正等を行い、ガ
ス濃度に対応した出力Eoが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光学的に炭酸ガス
(二酸化炭素、CO2 )等のガス濃度を測定するガス濃
度測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CO2 等のガス濃度を測定する場
合、光源からの光を測定対象に投光し、その吸収を透過
光から測定しガス濃度を測定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感度を
高めようとすると、光源からの光を直接、検出素子に入
射させているので、光がガスを透過する光路を大きくと
る必要があり、装置が長く大型化する問題点があった。
【0004】この発明の目的は、以上の点に鑑み、小型
の装置で高感度にガス濃度を測定できるガス濃度測定装
置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、測定ガスが
供給される容器と、この容器の一方の窓からその内部に
放射エネルギーを放射する放射源と、前記容器の他方の
窓を介し前記容器内を反射しまたは透過した前記放射源
からの放射エネルギーを検出する検出素子と、この検出
素子の出力からガス濃度を測定する測定手段とを備える
ようにしたガス濃度測定装置である。
【0006】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示す構成説明
図である。
【0007】図において、1は、測定ガスAが導入口1
1から導入、供給され、排出口12から排出される容器
(測定セル)で、両端に窓21、22を有している。容
器1は、アルミニウムAl等で内面の反射率を高めてあ
り拡散面としてもよい。一方の窓21には、放射面が大
きい面ヒータ等の放射源3が設けられ窓21を介し容器
1の内部に放射エネルギーを放射する。なお、放射源3
は図示しない制御手段で所定温度となるよう制御され温
度センサ4でその温度T1が測定される。なお、容器1
は図示しない断熱材で断熱してもよく、その温度T3も
温度センサ40で測定される。また、必要に応じ窓21
と放射源3との間にしゃへい板30を設けている。
【0008】他方の窓22の近くには、測定ガス(たと
えばCO2 )に相当する透過波長をもつフィルタ5を有
し検出素子6を保持する熱伝導が良好な金属ブロック等
によりなる保持体7が設けられこれら検出素子6等で検
出手段を構成し、容器1の内壁を反射または容器1内を
透過した放射源3からの放射エネルギーがフィルタ5を
介し検出素子6に入射する。この検出素子6または保持
体7の温度T2は温度センサ8で検出され、検出素子6
の出力V1、温度センサ4、40の出力T1、T3とと
もに測定手段9に供給され必要な補正演算がなされガス
濃度の測定が行われる。なお、検出素子6が焦電素子等
の場合は、フィルタ5と窓22との間に光を断続するた
めのモータMで回転するチョッパ10を設けるようにす
ればよい。
【0009】つまり、容器1からの放射エネルギーを受
光する検出素子6の出力V1は、容器1の内部からの放
射エネルギーLoと、検出素子6等の温度T2に関連す
る検出素子6等を含んで保持する保持体7から輻射され
る放射エネルギーL2との差に対応し、kを定数とし概
略下式となる。
【0010】 V1=k・(Lo−L2) (1) 次に容器1の内部からの放射エネルギーLoは、放射源
3からの放射エネルギーが内部のガスで吸収されて透過
し直接検出素子6に入射する測定ガス濃度Cの関数であ
る吸収係数を含む放射エネルギーLb(c)と、放射源
3からの放射エネルギーが容器1の内部の内壁で多重反
射されてから入射する測定ガスの濃度Cの関数である吸
収係数を含む放射エネルギーLw(c)との和に概略相
当し、次式が成り立つ。
【0011】 Lo=Lb(c)+Lw(c) (2) この(2)式を(1)式に代入すると次式が得られる。
【0012】 V1=k・(Lb(c)+Lw(c)−L2) (3) ここで検出素子6等の温度T2を温度センサ8で測定し
て測定手段9で放射エネルギーL2に相当する信号V2
(k・L2に相当)に換算して加算することにより、検
出素子6を保持する保持体7の温度T2の変動により変
化する放射エネルギーL2の変動を除去した出力Eoが
次式より得られる。
【0013】 Eo=V1+V2 =k・(Lb(c)+Lw(c)−L2)+k・L2 =k・(Lb(c)+Lw(c)) (4) この(4)式の右辺はガス濃度Cの関数であり、この出
力Eoよりガス濃度Cが求まることになる。なお、検出
素子6を保持する保持体7の部分の温度T2を一定とな
るよう制御する等して一定温度としておいても同等の効
果が得られる。また、放射源3の温度T1、容器T3の
温度が変動する場合、同様にして測定手段9で、補正、
校正をすればよい。
【0014】このように、図において点線で光路例を示
すように容器1内で十分な多重反射がくり返されるので
光路長が多くなり、小型であっても十分な感度が得られ
る。
【0015】また、放射源3と窓21との間にある程度
の大きさのしゃへい板30を設けることにより、放射源
3から直接、検出素子5に放射源3の放射エネルギーが
入射することが防止され、多重反射効果が高まる。
【0016】図2は、この発明の他の一実施例を示す構
成説明図で、多成分のガスを測定する場合、1個の面ヒ
ータ等の放射源3に複数の容器1A、1B、1C、1D
を設け、それぞれにガスの種類に応じた波長の光を透過
するフィルタを設けた検出素子6A、6B、…を設け、
上記演算を行ってガス毎の濃度の測定ができる。なお、
他の構成要素は図1と同様なので、省略し、要部のみ示
した。
【0017】図3は、この発明の他の一実施例をを示す
構成説明図で、図1において、容器1の形状を中央を大
径とし、両端で小径とされた二重円錐とし、放射源3か
らの放射エネルギーの多重反射効果を高めて検出素子6
に入射させるようにして小型、高感度化を図っている。
なお、多重反射を高める形状であれば、容器1の断面形
状は、曲線状、その他黒体炉と同様などのようなもので
もよい。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、検出素
子に、放射源からの放射エネルギーを直接または容器の
内面で多重反射させて入射させるようにしているので、
光路長を長くとれ、小型、高感度にガス濃度測定ができ
る。また、面ヒータ等の放射源を用いれば、多成分ガス
の測定は容易に可能で、また、容器の形状は中央を大径
とする等にすれば、いっそう多重反射効果は高まり、高
感度化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【図2】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【図3】この発明の一実施例を示す構成説明図である。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D 容器 21、22 窓 3 放射源 4、40、8 温度センサ 5 フィルタ 6、6A、6B 検出素子 7 保持体 9 測定手段 10 チョッパ 11 導入口 12 排出口 30 しゃへい板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定ガスが供給される容器と、この容器の
    一方の窓からその内部に放射エネルギーを放射する放射
    源と、前記容器の他方の窓を介し前記容器内を反射しま
    たは透過した前記放射源からの放射エネルギーを検出す
    る検出素子と、この検出素子の出力からガス濃度を測定
    する測定手段とを備えたことを特徴とするガス濃度測定
    装置。
JP2852493A 1993-01-25 1993-01-25 ガス濃度測定装置 Pending JPH06222003A (ja)

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JP2852493A JPH06222003A (ja) 1993-01-25 1993-01-25 ガス濃度測定装置

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JPH06222003A true JPH06222003A (ja) 1994-08-12

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0921390A1 (fr) * 1997-12-05 1999-06-09 Oldham France S.A. Procédé de détermination de la concentration d'un gaz dans un mélange gazeux et dispositif d'analyse pour la mise en oeuvre d'un tel procédé
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