JPH06221547A - ガス燃焼器の着火方法 - Google Patents

ガス燃焼器の着火方法

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JPH06221547A
JPH06221547A JP5032782A JP3278293A JPH06221547A JP H06221547 A JPH06221547 A JP H06221547A JP 5032782 A JP5032782 A JP 5032782A JP 3278293 A JP3278293 A JP 3278293A JP H06221547 A JPH06221547 A JP H06221547A
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ignition
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gas
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blower fan
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Masaaki Takase
正明 高瀬
Hisato Kataoka
寿人 片岡
Takami Suzuki
隆美 鈴木
Shinji Sasaki
眞司 佐々木
Fumimasa Fujimoto
文將 藤本
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Noritz Corp
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Noritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 どのようなガスが供給される場合でも、その
ガスに応じた良好な着火性能を発揮することができるガ
ス燃焼器の着火方法の提供を目的とする。 【構成】 送風ファン1による送風下、ガスバーナ3の
燃料開閉弁V0 、V1 を開放し、イグナイタ5による放
電点火動作を行うことでガスバーナ3に着火を行うよう
にしたガス燃焼器の着火方法であって、前記イグナイタ
5による点火動作の開始から一定時間を経過しても着火
しない場合には、前記送風ファン1による送風程度を現
行よりも一定割合低下させて、再着火動作、及び次回運
転時の着火動作を行うようにすると共に、前記一定時間
以内の着火であっても、予め定めた適正着火時間領域未
満の着火の場合には、次回運転時における送風ファン1
による送風程度を現行よりも一定割合増加させるよう構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス燃焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガス燃焼器においては、例えば、
使用するガスの種類に応じて着火時における送風ファン
の回転数を予め定め、その回転数になった時点でガスバ
ーナの燃料開閉弁を開放し、イグナイタによる放電点火
動作を行う方法が採用されていた。このようにすること
で、ガスの種類に応じた確実な着火を確保すると共に、
着火時に燃焼不良火炎が生じないようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ガス燃焼器における着火の方法においては、同じガスの
種類内におけるガス成分の違いによる着火不良や着火時
の燃焼不良火炎の発生までは解消することはできなかっ
た。そこで、本発明は上記従来のガス燃焼器における欠
点を解消し、どのようなガスが供給される場合でも、そ
のガスに応じた良好な着火性能を発揮することができる
ガス燃焼器の着火方法の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のガス燃焼器の着火方法は、送風ファンによ
る送風下、ガスバーナの燃料開閉弁を開放し、イグナイ
タによる放電点火動作を行うことでガスバーナに着火を
行うようにしたガス燃焼器の着火方法であって、前記イ
グナイタによる点火動作の開始から一定時間を経過して
も着火しない場合には、前記送風ファンによる送風程度
を現行よりも一定割合低下させて、再着火動作、及び次
回運転時の着火動作を行うようにすると共に、前記一定
時間以内の着火であっても、予め定めた適正着火時間領
域未満の着火の場合には、次回運転時における送風ファ
ンによる送風程度を現行よりも一定割合増加させるよう
構成したことを特徴としている。
【0005】
【作用】上記第1の特徴によれば、ガス燃焼器の運転が
開始されると、先ず、送風ファンがオンされ、前回の運
転において決定された送風程度になるように送風ファン
が制御される。そして所定の送風程度に制御がなされた
時点で、ガスバーナの燃料開閉弁が開放され、イグナイ
タによる点火動作が開始される。この場合、着火が一定
時間を経過しても行われない場合には、送風ファンによ
る送風程度を現行の程度よりも一定割合だけ低下せら
れ、再着火動作が行われる。着火が行われるまでこの動
作を繰り返す。そして着火が行われると、そのときの送
風ファンによる送風程度が次回運転時における着火用送
風程度とされる。このようにされることで、ガス燃焼器
は着火が確実になされるための送風程度を学習すること
となり、どのような成分のガス燃料が供給されても、数
回の運転の後には確実に着火を行うことができるように
なる。一方、着火が一定時間内で行われた場合には、そ
の着火までの時間、即ち着火時間が予め定めた適正着火
時間領域内にあるか否かが判定され、適正着火時間領域
未満での着火の場合には、次回運転時における送風ファ
ンによる送風程度が現行よりも一定割合増加せられるこ
とになる。このようにされることで、ガス燃焼器は着火
時における火炎の状態が適正なものとなるための送風程
度を学習することとなり、どのような成分のガス燃料が
供給されても、数回の運転の後には、空気不足による着
火時の燃焼不良火炎の発生を防止することができる。
【0006】
【実施例】図1は本発明方法に用いられるガス燃焼器の
全体構成図、図2は着火動作のフローチャート、図3は
着火しない場合の各部のタイムチャート、図4は着火時
間が適正着火時間領域よりも短い場合のタイムチャート
である。
【0007】図1において、ガス燃焼器はガス給湯器と
して構成されており、送風ファン1が空気をケース2内
に送風するようになされている。ケース2内にはガスバ
ーナ3が設けられ、ガスバーナ3にはガス燃料供給管4
が接続され、該供給管4には燃料開閉弁V0 、V1 、V
2 が設けられている。V2 はバーナ3全体を使う場合に
開放する。5はバーナ3に点火するためのイグナイタ
で、着火時に放電点火動作を行う。また6はフレームロ
ッドでバーナ3の着火の有無を検出する。入水管7から
の水は熱交換コイル8を通る間に加熱され、出湯管9に
出湯する。10は水流センサで、この水流センサ10が水流
を検出することで燃焼運転が開始される。
【0008】11はマイコン内蔵の制御部で、リモコン12
からの指令を受け、またフレームロッド6や水流センサ
10からの情報を入力して、送風ファン1、イグナイタ
5、燃料開閉弁V0 、V1 、V2 に所定の動作指令を出
力する。
【0009】前記制御部11による制御によって行われる
燃焼器の燃焼運転開始時の着火動作を図2のフローチャ
ート及び図3、図4のタイムチャートによってさらに説
明する。
【0010】今、出湯管9の末端の図示しない給湯カラ
ンが開かれることで、入水管7に入水流が生じると、こ
れを水流センサ10が検出することで、燃焼運転が開始さ
れる。燃焼運転が開始されると、先ず制御部11は送風フ
ァン1をオンし、送風を開始する(S1)。そして送風
ファン1の送風程度として、前回の運転の際に決定さ
れ、記憶されている一定の着火用回転数になるように調
整し、一定の着火用回転数になると(S2)、燃料開閉
弁V0 、V1 を開放する(S3)。そしてそれと同時的
にイグナイタ5の放電点火動作を開始する(S4)。こ
のイグナイタ5の放電点火動作は一定時間t1 継続して
行われ、その間、フレームロッド6が炎を検出してオン
するか否かを制御部11が判定する(S5)。そして前記
一定時間t1 を経過してもフレームロッド6がオンしな
い場合には(S6でイエス)、既に再着火動作を一定回
数行ったか否かを判断し(S7)、既に一定回数(本実
施例では図3に示すように再着火動作の回数は2回とし
ている)の再着火動作をしている場合には運転を停止す
る(S8)。
【0011】再着火動作が一定回数に達していない場合
には、制御部11は一旦燃料開閉弁V0 、V1 を閉止し、
またイグナイタ5をオフし(S9)、送風ファン1の回
転数を現行の着火用回転数から一定割合だけ低下させた
第1回目の再着火用回転数(図3参照)になるよう調整
(S10)した後、再度、燃料開閉弁V0 、V1 を開放し
(S3)、イグナイタ5をオン(S4)して点火動作を
行う。この再着火動作における点火動作時間は上記した
一定時間t1 と同じにすることもできるが、運転開始か
らの着火が遅れていることから、実施例では図3に示す
ようにより短時間のt2 時間としている。そしてこの一
定時間t2 内に着火が行われるかをさらに判定し(S
5、S6)、否であれば、更に送風ファン1の現行の着
火用回転数を一定割合だけ低下させた第2回目の再着火
用回転数(図3参照)となるよう調整して、着火動作を
繰り返す。2回再着火動作を繰り返しても着火しない場
合には、上記したように運転停止となる。
【0012】前記再着火動作によって着火がなされた場
合には、制御部11はそのときの送風ファン1の着火用回
転数をもって次回の燃焼運転の際の最初の着火用回転数
として記憶する。一方、一回目の着火動作で、一定時間
1 内にフレームロッド6がオンした場合には(S5で
イエス)、ステップS11に進み、その際のイグナイタ5
の点火動作の開始からフレームロッド6がオンするまで
の時間、即ち着火時間t(図4参照)が予め定めた適性
着火時間領域D内にあるか否かを判定する。この適性着
火時間領域Dは例えば、イグナイタ5による点火動作の
開始から前記一定時間t1以内で、且つ今一つの一定時
間t4 以上の範囲とすることができる。即ち、着火時に
おいて、燃料に対する空気の混合度合いが低い場合に
は、それだけ早く着火はするが、燃焼不良の火炎が発生
し、不完全燃焼によるススや一酸化炭素が放出される。
そこで、予めの実験により、良好な着火火炎を得ること
ができる程度に空気を混合した場合の着火までの時間を
測定しておき、これをt4 時間として、t4 〜t1 まで
の時間を適性着火時間領域Dとして記憶させておく。
【0013】着火時間tが適性着火時間領域D内(S11
でノー)の場合には、制御部11は今回の着火用回転数を
次回運転時の着火用回転数として記憶する(S12)。一
方、着火時間tが適性着火時間領域D未満(S11でイエ
ス)の場合(図4参照)には、制御部11は今回の着火用
回転数よりも一定割合増加した回転数をもって次回運転
時の着火用運転数として記憶する(S13)。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載のガス燃焼器の着火方法によれば、イグナ
イタによる点火動作の開始から一定時間を経過しても着
火しない場合には、送風ファンによる送風程度を現行よ
りも一定割合低下させて、再着火動作、及び次回運転時
の着火動作を行うようにすると共に、前記一定時間以内
の着火であっても、予め定めた適正着火時間領域未満の
着火の場合には、次回運転時における送風ファンによる
送風程度を現行よりも一定割合増加させるよう構成した
ので、ガス燃焼器は着火が確実になされるための送風程
度を学習することとなり、どのような成分のガス燃料が
供給されても、数回の運転の後には確実に着火を行うこ
とができるようになる。しかもガス燃焼器は着火時にお
ける火炎の状態が適正なものとなるための送風程度も学
習するので、どのような成分のガス燃料が供給されて
も、数回の運転の後には、空気不足による着火時の燃焼
不良火炎の発生を防止して、良好な火炎での着火を安定
して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に用いられるガス燃焼器の全体構成
図である。
【図2】着火動作のフローチャートである。
【図3】着火しない場合の各部のタイムチャートであ
る。
【図4】着火時間が適正着火時間領域よりも短い場合の
各部のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 送風ファン 3 ガスバーナ 5 イグナイタ 6 フレームロッド 11 制御部 V0 、V1 、V2 燃料開閉弁 t 着火時間 t1 一定時間 D 適正着火時間領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 眞司 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 藤本 文將 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風ファンによる送風下、ガスバーナの
    燃料開閉弁を開放し、イグナイタによる放電点火動作を
    行うことでガスバーナに着火を行うようにしたガス燃焼
    器の着火方法であって、前記イグナイタによる点火動作
    の開始から一定時間を経過しても着火しない場合には、
    前記送風ファンによる送風程度を現行よりも一定割合低
    下させて、再着火動作、及び次回運転時の着火動作を行
    うようにすると共に、前記一定時間以内の着火であって
    も、予め定めた適正着火時間領域未満の着火の場合に
    は、次回運転時における送風ファンによる送風程度を現
    行よりも一定割合増加させるよう構成したことを特徴と
    するガス燃焼器の着火方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4119823C1 (ja) * 1991-06-15 1992-12-24 Koenig & Bauer Ag, 8700 Wuerzburg, De
JP2004116934A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池用改質器バーナの着火方法およびこの方法による燃料電池システム
KR20220033984A (ko) 2020-09-10 2022-03-17 린나이코리아 주식회사 연소장치

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DE4119823C1 (ja) * 1991-06-15 1992-12-24 Koenig & Bauer Ag, 8700 Wuerzburg, De
JP2004116934A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池用改質器バーナの着火方法およびこの方法による燃料電池システム
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