JPH06221205A - 筒内噴射式エンジン - Google Patents

筒内噴射式エンジン

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JPH06221205A
JPH06221205A JP5028580A JP2858093A JPH06221205A JP H06221205 A JPH06221205 A JP H06221205A JP 5028580 A JP5028580 A JP 5028580A JP 2858093 A JP2858093 A JP 2858093A JP H06221205 A JPH06221205 A JP H06221205A
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JP
Japan
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valve
fuel
engine
signal
opening
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JP5028580A
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Kimihiro Nonaka
公裕 野中
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン始動を短時間で円滑に行える筒内噴
射式エンジンを提供する。 【構成】 ECU9がエンジンの始動を検出したとき
に、ECU9の開閉弁停止期間演算装置98は、エンジ
ン状態検出センサからのエンジンの状態検出情報を得
て、これらのうちの少なくとも一つから燃料噴射装置3
1の開閉弁の弁開サイクルの設定値を通常の運転時より
も少なく設定している。このように燃料噴射装置31の
開閉弁を閉じたままにしたので、エアコンプレッサ34
の吐出空気圧が短時間に高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダ内の燃焼室に
加圧空気とともに燃料を噴射して混合する燃料噴射装置
を備えた筒内噴射式エンジンに係わり、特にエンジン始
動を容易にした筒内噴射式エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の筒内噴射式エンジンは、例えば
2サイクルエンジン本体と、このエンジン本体に燃料を
加圧空気とともに噴射する燃料供給系と、2サイクルエ
ンジン本体に供給された燃料、空気の混合気に点火する
点火系と、前記エンジンの運転状態から前記燃料供給系
及び点火系の動作を制御する制御装置とから構成されて
いるのが一般的である。
【0003】上記燃料供給系は、主に、加圧空気供給装
置及び燃料噴射装置から構成されている。この燃料供給
系において、前記加圧空気供給装置は、前記エンジンの
クランク軸回転数に連動するコンプレッサで高圧空気を
生成し、この加圧空気を所定の管路で燃料噴射装置に供
給している。また、上記燃料噴射装置は、前記コンプレ
ッサから開閉弁に至る空気通路の途中に燃料ノズルから
燃料を与え、ピストンの往復行程サイクルに同期して開
閉弁が弁開のときに、当該燃料を加圧空気とともに開閉
弁を介してエンジン本体のシリンダの燃焼室に噴射す
る。
【0004】また、上記点火系は、点火プラグ及び点火
プラグに高電圧を供給する点火回路からなる。この点火
系において、前記点火回路は、前記クランク軸回転に同
期して点火プラグに高電圧を供給することにより、前記
シリンダの燃焼室に導入された混合気に点火し燃焼させ
ている。
【0005】そして、上記制御装置は、上記エンジンの
ピストンの往復行程サイクル及びスロットル開度等のエ
ンジンの運転状態に応じて、上記燃料噴射装置の開閉弁
及び燃料ノズルの開閉時期、燃料噴射量、並びに上記点
火回路の点火時期等を制御し、エンジンの運転状態を制
御している。
【0006】ところで、上述した筒内噴射式エンジンに
あっては、加圧空気供給装置のコンプレッサから燃料噴
射装置に加圧空気が供給され、燃料噴射装置内において
強い空気流が形成されることから燃料がより細かく霧化
されるので、低速においても着火性がよく、安定して回
転を持続させることができる利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た筒内噴射式エンジンは、エンジンの始動時にクランク
軸回転数が低く、コンプレッサの吐出空気圧力そのもの
が低い状態にあるため、燃料噴射装置内において燃料を
シリンダ内に噴射させる空気流が弱く、燃料が霧化しに
くくなって、着火性が悪くなり、特に低温始動時に着火
性が悪く、エンジン始動が悪いという欠点があった。
【0008】そこで、この発明は、エンジンの始動を円
滑に行える筒内噴射式エンジンを提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成るため
に、本発明は、加圧空気を生成するコンプレッサを含む
加圧空気供給手段と、前記コンプレッサから開閉弁に至
る空気通路の途中に燃料を供給し、ピストンの往復行程
サイクルに同期して開閉弁が弁開のときに、当該燃料を
加圧空気とともに開閉弁を介してシリンダの燃焼室に噴
射する燃料噴射装置と、前記シリンダの燃焼室に導入さ
れた混合気に点火する点火装置と、前記点火装置の点
火、前記燃料噴射装置の開閉弁の弁開サイクル及び燃料
噴射を、エンジンの運転状態に応じて駆動制御する制御
装置と、を備えた筒内噴射式エンジンにおいて、前記制
御装置は、前記エンジンの始動を検出したときに、前記
燃料噴射装置の開閉弁の弁開サイクル数を、通常の運転
時より少なく設定する設定手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、エンジン始動時において加圧
空気圧が十分でないときには、燃料噴射装置において燃
料の霧化が困難であること、逆にいえば加圧空気圧力が
燃料噴射装置において燃料霧化に十分な値であれば、燃
料噴射装置により燃料をシリンダの燃焼室に供給しても
よいという点に着目し、エンジン始動を検出したとき
に、制御装置の設定手段は、例えばクランク軸回転数の
積算、スタータ信号がオンからの経過時間、コンプレッ
サの吐出空気圧力、エンジン温度等のエンジン状態の情
報を得て、これらの内の少なくとも一つから、燃料噴射
装置の開閉弁の弁開サイクルを、始動期間(始動時点か
ら所定期間)、弁開サイクルの設定値を通常の運転時よ
りも少なく設定している。このようにエンジンの始動の
際、燃料噴射装置の開閉弁の弁開サイクルを通常運転時
より少なくすることにより、コンプレッサの吐出空気圧
力を短時間に高めて、燃料噴射装置における燃料の霧化
を増進して、エンジンを短時間かつ円滑に始動すること
ができる。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。図1
〜図10は、本発明の筒内噴射式エンジンの実施例を説
明するための図であり、図1から図3までを参照しなが
ら本実施例の構成を説明する。図1は、本発明が適用さ
れた筒内噴射式エンジンの実施例を示す構成図であり、
筒内噴射式エンジンは、主に、例えば2サイクルエンジ
ン1と、このエンジン1に燃料を加圧空気とともに噴射
する燃料供給系3と、2サイクルエンジン1に供給され
た燃料及び空気の混合気に点火する点火系5と、前記エ
ンジン1の状態を検出するエンジン状態検出センサ7
と、前記エンジン1を始動を検出したときに、前記セン
サ7からの検出信号を基に演算処理して燃料供給系3の
加圧空気が所定の値に達するようにする演算手段を有
し、かつ前記エンジン1の運転状態から前記燃料供給系
3及び点火系5の動作を制御する制御装置(ECU)9
とから構成されている。
【0012】ここで、エンジン本体11のシリンダブロ
ック12の側壁には排気口13及び掃気口14が形成さ
れている。この排気口13及び掃気口14は、シリンダ
ブロック12内に配設されたピストン15が往復駆動さ
れることにより、それぞれ開閉されるようになってい
る。このピストン15は、コネクティングロッド16A
及びクランクアーム16Bを介してクランク軸17に連
結されている。
【0013】また、コネクティングロッド16A、クラ
ンクアーム16B及びクランク軸17を収容するクラン
ク室18には吸気通路19が臨み、かつ吸気通路19に
はリード弁20及びスロットル弁21が配設されてい
る。
【0014】シリンダブロック12の図示上部に位置す
るシリンダヘッド22には、燃料供給系3の燃料噴射装
置31及び点火系5の点火プラグ51が配設されてお
り、かつ点火プラグ51及び燃料噴射装置31はそれぞ
れ燃焼室25に臨んでいる。
【0015】次に、燃料供給系3について説明すると、
燃料供給系3は、燃料噴射装置31と、加圧空気供給装
置32と、燃料供給装置33とからなる。ここで、加圧
空気供給装置32は、エアコンプレッサ34、管路3
5、レギュレータ36を具備し、エンジン本体11のク
ランク軸17に連動するエアコンプレッサ34で高圧空
気を生成し、この加圧空気を所定の管路35を介して燃
料噴射装置31及びレギュレータ36に供給し、かつレ
ギュレータ36で加圧空気を調圧し、余剰の空気を管路
37を介して吸気通路19に戻すようにしてある。
【0016】また、燃料供給装置33は、燃料タンク4
0、燃料ポンプ41、ダンパー42、管路43、レギュ
レータ44を具備し、燃料タンク40に貯蔵される燃料
を燃料ポンプ41で吸い込んで加圧吐出し、これの脈動
をダンパー42によって抑制した後に管路43を介して
燃料噴射装置31に供給されるようにしてある。なお、
管路43と燃料タンク40を結ぶレギュレータ44は、
燃料噴射装置31に供給される燃料の圧力を調整すると
ともに、余剰の燃料を燃料タンク40に戻すようになっ
ている。
【0017】さらに、上記燃料噴射装置31は、後に詳
説するが、燃焼室25に臨む通路に空気用開閉弁を兼ね
る開閉弁が設けられ、かつこの主開閉弁の空気管路35
側の空気通路に燃料を燃焼用開閉信号を通して噴射する
燃料ノズルが設けられており、前記両開閉弁の弁開サイ
クル及び燃料ノズルの燃料噴射タイミング及び燃料量が
ECU9で制御されるようになっている。そして、燃料
噴射装置31は、空気管路35を介して送られてきた加
圧空気の管路に、燃料管路43を介して送られてきた燃
料を燃料ノズルを介して噴射し、かつピストンの往復行
程サイクルに同期して主開閉弁が弁開のときに、当該燃
料を加圧空気とともに主開閉弁を介してエンジン本体1
1の燃焼室25に噴射するようになっている。
【0018】上記点火系5は、点火プラグ51及び点火
プラグ51に高電圧を供給する点火回路52からなる。
点火回路52は、ECU9の制御下に、クランク軸17
の回転に同期して点火プラグ51に高電圧を供給するこ
とにより、前記燃焼室25に導入された混合気に点火し
燃焼させている。
【0019】上記エンジン状態検出センサ7としては、
例えば、回転数検出センサ71、クランク室圧力検出セ
ンサ72、温度検出センサ73、空気圧検出センサ7
4、及び始動信号発生回路75が考えられる。まず、回
転数検出センサ71は、フライホイールのリンクギア2
7の外側に、非接触でエンジン本体11に固定されてい
る。このリンクギア27は、マグネットを形成するロー
タ(図示せず)に固定されており、ロータはクランク軸
17に連結されている。そして、回転数検出センサ71
は、リンクギア27の回転数に応じたパルス信号を出力
するようになっている。この回転数検出センサ71から
のパルス信号はECU9に入力されており、ECU9は
当該パルス信号を計数することによりピストン15の位
置を認識することができる。
【0020】上記クランク室圧力検出センサ72はクラ
ンク室18の外周部に固定されており、クランク室18
の空気圧力がクランク室圧力検出センサ72に供給され
るようになっている。このクランク室圧力検出センサ7
2からの検出信号はECU9に入力されており、ECU
9は当該検出信号を基に吸入空気量を認識することがで
きる。
【0021】上記温度検出センサ73は、例えばシリン
ダヘッド22に固定されており、シリンダヘッド22の
温度を検出できる。この温度検出センサ73からの検出
信号はECU9に入力されており、ECU9は当該検出
信号を基にエンジン1の温度として認識できる。
【0022】上記空気圧検出センサ74は、エアコンプ
レッサ34の吐出口から燃料噴射装置31までの管路3
5に固定されており、管路35の内部の加圧空気の圧力
を検出できる。この空気圧検出センサ74からの検出信
号はECU9に入力されており、ECU9は当該検出信
号を基に加圧空気の圧力を認識できる。始動信号発生回
路75は、スタータが駆動されたことを検出し、ECU
9に供給する。
【0023】上記ECU9は、マイクロコンピュータ及
びその補助回路を含んで構成されている。このマイクロ
コンピュータは、CPU、ROM、RAM、入出力ポー
ト及びこれらを接続するデータバス、コントロールバス
等のバスから構成されている。また、補助回路は、図示
しないが波形整形回路、AD変換器等からなる。そし
て、上記回転数検出センサ71は波形整形回路(図示せ
ず)を介して入出力ポートに接続され、クランク室圧力
検出センサ72、温度検出センサ73及び空気圧検出セ
ンサ74はそれぞれAD変換器(図示せず)を介して入
出力ポートに接続されており、これらセンサ71,7
2,73,74からの検出信号が入出力ポートに供給さ
れている。さらに、入出力ポートには、始動信号発生回
路75が接続されており、スタータが起動信号を入出力
ポートに供給する。加えて、入出力ポートには、噴射駆
動回路38及び点火回路52がそれぞれ接続されてお
り、出力ポートからの制御信号が噴射駆動回路38及び
点火回路52に供給されるようになっている。
【0024】また、ROMには、上記噴射駆動回路38
及び点火回路52を制御するためのメインルーチンが記
憶されている。CPUは、上記ルーチンを処理すること
により、検出信号、例えば回転数検出センサ71からの
パルス信号を計数し、ピストン15の位置を認識し、所
定の燃料噴射タイミングで駆動信号を形成し、噴射駆動
回路38に供給するとともに、所定の点火タイミングで
点火回路52を駆動制御する。
【0025】さらに、ROMには、エンジン始動時の燃
料噴射装置31の開閉弁を弁開サイクルを通常動作時よ
り小さくするために必要な弁開処理ルーチンが記憶され
ており、CPUは、この弁開処理ルーチンを処理するこ
とにより、次の弁開処理装置を実現する。
【0026】すなわち、ECU9は、ROMに記憶され
た弁開処理ルーチンを処理することにより、空気圧検出
装置90、温度検出装置91、吸入空気検出装置92、
回転数検出装置93、始動検出装置94、経過時間検出
装置95、噴射信号演算装置96、積算回転数演算装置
97、開閉弁停止期間演算装置98、噴射信号発生装置
99を実現する。
【0027】ここで、空気圧検出装置90は、空気圧検
出センサ74からの検出信号を取り込み、空気圧データ
Pを得る。この空気圧データPは、開閉弁停止期間演算
装置98に供給される。温度検出装置91は、温度検出
センサ73からの検出信号を取り込み、この検出信号か
らエンジン温度データtを得る。このエンジン温度デー
タtは、開閉弁停止期間演算装置98に入力される。
【0028】吸入空気検出装置92は、クランク室圧力
検出センサ72からの検出信号を取り込み、この検出信
号を基に吸入空気量データを得る。この吸入空気量デー
タは、噴射信号演算装置96に入力される。噴射信号演
算装置96では、吸入空気量データと下記する噴射タイ
ミングデータを基に、燃料量に関する駆動信号、すなわ
ち両開閉弁それぞれの弁開タイミングデータ信号と開時
間データ信号を形成し、噴射信号発生装置99に入力さ
れる。
【0029】回転数検出装置93は、回転数検出センサ
71からの検出信号を取り込み、この検出信号のパルス
を計数してピストン位置に対応する基準タイミングと回
転数を得る。この回転数信号は、積算回転数演算装置9
7に入力される。積算回転数演算装置97は、回転数信
号を積算し、その積算結果を開閉弁停止期間演算装置9
8に入力する。
【0030】始動検出装置94は、始動信号発生回路7
5からの始動信号を取り込み、エンジンが始動されたこ
とを検出できる。この検出信号は、開閉弁停止期間演算
装置98に供給されるとともに、経過時間検出装置95
に供給される。経過時間検出装置95は、始動されてか
らの経過時間を測定している。この経過時間信号は、開
閉弁停止期間演算装置98に入力される。
【0031】開閉弁停止期間演算装置98は、上記空気
圧検出装置90からの空気圧データP、温度検出装置9
1からのエンジン温度データt、経過時間検出装置95
からの経過時間データTo、積算回転数演算装置97か
らの積算回転数データNの何れか一つを用いて開閉弁停
止期間Tを演算し、その開閉弁停止期間Tを噴射信号発
生装置99に入力する。
【0032】噴射信号発生装置99は、噴射信号演算装
置96からの両開閉弁それぞれの弁開タイミングと開時
間データ信号に基づき、開指令信号と閉指令信号を所定
のタイミングで噴射駆動回路38に与える。但し、上記
開閉弁停止期間Tの間、開閉弁の弁開を停止する。
【0033】図2は、本実施例で使用する燃料噴射装置
の具体例の構造を示す断面図である。図2に示すよう
に、上記燃料噴射装置31は、主として、空気噴射器3
11と、燃料噴射器312とを、基体に組み付けること
により構成される。空気噴射器311には前記燃焼室に
臨む噴射ノズル313が連結されており、この噴射ノズ
ル313は基体から突出している。この噴射ノズル31
3の口元部にポペット型の主開閉弁314が配設されて
おり、この主開閉弁314の弁棒315は噴射ノズル3
13の内部を図示上方に延在し、空気噴射器311内の
上部で終端している。
【0034】この弁棒315の上部にストッパ316及
び可動部材317が固定され、付勢されたコイルばね3
18が可動部材317を介して弁棒315を上方に付勢
し、これによって主開閉弁314を閉じる方向に付勢し
ている。前記コイルばね318の外周にはソレノイドコ
イル319が配設されている。このソレノイドコイル3
19がコネクタ320を介して励磁されることにより、
可動部材317はコイルばね318の付勢力に抗して図
示下方に下降し、弁棒315を介して開閉弁314を弁
開する。ここで、弁開時おいて、ストッパ316がプレ
ート321に当接することにより、主開閉弁314が最
大ストローク、すなわちリフト長が決定される。符号3
22は、加圧空気の導入口であり、空気噴射器311本
体ならびに噴射ノズル313の内周と弁棒315の外周
との間の空気通路323に加圧空気を導入する。
【0035】空気通路323の主開閉弁314よりも上
流側であって弁棒315の軸方向に所定の長さを有する
大径部324が一体的に形成されている。したがって、
この大径部324のリフト量に係わりのない通路断面積
を有する絞り部325が形成される。この絞り部325
の通路断面を決定すべく、大径部324の外周位置に筒
体326が配置されており、この筒体326は絞り部3
25に向けて半径方向に開孔する燃料ポート327を有
している。ここで、絞り部325の通路断面積は、主開
閉弁314の開弁時期弁座よりも小さく決定されてい
る。
【0036】なお、燃料噴射器312の燃料ノズル32
8からの燃料は、燃料噴射器312の燃料ノズル329
から燃料ポート327に向けて噴射される。ここで、3
29aは燃料用開閉弁であり、噴射駆動回路38からの
駆動制御信号で開閉し、開閉時間に応じて燃料噴射量が
決定されるようになっている。
【0037】図3は本実施例で使用される始動信号発生
回路の構成例を示す図であり、図3(a)が同始動信号
発生回路を、図3(b)が同回路のタイムチャートを示
す。図からも分かるように、電源BTの+極はスタータ
スイッチSWを介してスタータモータMの一方の入力端
子に接続されいてるとともに、電源BTの−極はアース
電極を介してスタータモータMの他方の入力端子に接続
されている。始動信号Vsは、スタータスイッチSWと
スタータモータMの接続点から取り出している。そし
て、始動信号Vsは、図3(b)に示すように、スター
タスイッチSWがオフのときにアース電位であり、スタ
ータスイッチSWがオンとなったときのみ電源電位に達
する。
【0038】このように構成された実施例の作用を図1
〜図3を基に、図4〜図10を参照して説明する。ここ
で、図4は、本実施例の作用を説明するためのフローチ
ャートである。図5は、本実施例の動作を説明するため
のタイミングチャートである。図6はエンジン温度
(t)に対する開閉弁停止期間(T)の関係を示す特性
図、図7は加圧空気圧力(P)に対する開閉弁停止期間
(T)の関係を示す特性図、図8は積算回転数(N)に
対する開閉弁停止期間(T)の関係を示す特性図、図9
はスタータ信号オンからの経過時間(To)に対する開
閉弁停止期間(T)の関係を示す特性図である。さら
に、図10は、スタータオンとなった時点からの経過時
間に対する加圧空気圧力の関係を、開閉弁を弁開または
弁閉したときの状態をそれぞれ示す特性図である。
【0039】まず、ECU9のCPUは、ROMに記憶
された弁開処理ルーチンを処理することにより、空気圧
検出装置90から噴射信号発生装置99までの装置を具
現化する。すると、ECU9における始動検出装置94
は、始動信号発生回路75からの始動信号Vsを取り込
み(図4のステップ400)、この始動信号Vsを監視
する(ステップ401)。ここで、始動検出装置94
は、始動信号発生回路75からの始動信号Vsがオフな
らば(ステップ401;否定判定)、弁開処理をせずに
他の処理に移行する。
【0040】一方、始動信号Vsがオンのときには(ス
テップ401;肯定判定、及び図5の時刻T1)、積算
回転数演算装置97は、回転数検出センサ71からの検
出信号を基に回転数検出装置93で得た回転数信号を積
算する(ステップ402)。また、経過時間検出装置9
5は、始動検出装置94からの始動信号Vsを基にスタ
ータスタート時点からの経過時間を求める(ステップ4
03)。さらに、空気圧検出装置90は、空気圧検出セ
ンサ74からの検出信号を基に空気圧データPを求める
(ステップ404)。ついで、温度検出装置91は、温
度検出センサ73からの検出信号を基にエンジン温度デ
ータtを求める(ステップ405)。空気圧検出装置9
0で求めた空気圧データP、温度検出装置91で求めた
エンジン温度データt、経過時間検出装置95で求めた
経過時間データTo、及び積算回転数演算装置97で求
めた積算データNは、開閉弁停止期間演算装置98にそ
れぞれ供給される。
【0041】開閉弁停止期間演算装置98は、図6〜図
9に関する特性データを記憶テーブルの形で予め記憶し
ており、入力された各データから上記図面に示す特性デ
ータを使用して開閉弁停止期間Tを算出する。すなわ
ち、開閉弁停止期間演算装置98は、上記各データt、
To、P、Nの内の少なくとも一つを用い、その選択し
たデータを基に当該データに関する特性図を使用し、す
なわち、エンジン温度データtならば図6の特性を、ス
タータ信号オンからの経過時間Toならば図9の特性
を、空気圧データPならば図7の特性を、あるいは積算
データNならば図8の特性を、それぞれ使用することに
より開閉弁停止期間Tを決定する(ステップ406)。
この決定された開閉弁停止期間Tは、噴射信号発生装置
99に入力される。
【0042】噴射信号発生装置99は、クランク室圧力
検出センサ72から出力された検出信号を基に噴射信号
演算装置96から得たデータに従って、図5に示すよう
にスタータがオン時点(時刻T1)からピストン15の
往復動が一回毎に燃料用開閉弁開噴射信号Fs及び主開
閉弁開Asを所定のタイミングで形成しているが、この
開閉弁停止期間Tの間、燃料用開閉弁開噴射信号Fs及
び主開閉弁開信号Asを出力させない。このことを、開
閉弁停止期間Tの間、燃料噴射信号Fs及び空気噴射信
号Asを点線で示すことによりあらわしている。
【0043】このように、スタータがオンとなった時点
から燃料噴射装置31の主開閉弁314を閉じておく
と、短時間に空気圧力を高くできる。このことを図10
を参照してさらに詳細に説明する。図10は、横軸にス
タータオンからの経過時間を、縦軸に空気圧力Pをと
り、燃料噴射装置31の主開閉弁314を、スタータオ
ン時点から開いておいた場合と、スタータオン時点から
閉じておいた場合との、空気圧力の変化を示す特性図で
ある。図10からも分かるように、従来のように燃料噴
射装置31の主開閉弁314をスタータオン時点から弁
開にしておくと、特性Lのようにスタータがオンとなっ
た時点から時間が相当経過してもエアコンプレッサ34
からの空気圧力は上昇しない。これに対して、本実施例
は、スタータがオンとなった時点から燃料噴射装置31
の主開閉弁314を閉じておくので、特性Hのように経
過時間が短い間に空気圧力Pが高くなり、直ぐにレギュ
レート圧力に達することが分かる。
【0044】このように燃料噴射装置31に供給される
エアコンプレッサ34からの空気圧が十分に高くなった
時点で、開閉弁停止期間演算装置98からの開閉弁を閉
じる信号の出力を停止すれば(時刻T2)、燃料噴射装
置31において、高い圧力の加圧空気で燃焼室25の内
部に燃料を噴射できるので、燃料の霧化が向上し、着火
性が良好になる。したがって、エンジン1が低温等であ
っても、開閉弁の停止期間Tの経過後(図5の時刻T
2)、エンジン1が直ぐに始動を開始して回転を継続す
れば、スタータをオフとすることができる(図5の時刻
T3)。
【0045】図11は、上記実施例の具体例を説明する
ためのフローチャートである。 まず、ECU9におけ
る始動検出装置94は、始動信号発生回路75からの始
動信号Vsを取り込み(図11のステップ600)、こ
の始動信号Vsを監視する(ステップ601)。ここ
で、始動検出装置94は、始動信号発生回路75からの
始動信号Vsがオフならば(ステップ601;否定判
定)、弁開処理をせずに他の処理に移行する。
【0046】一方、始動信号Vsがオンのときには(ス
テップ601;肯定判定、及び図5の時刻T1)、温度
検出装置91は、温度検出センサ73からの検出信号を
基にエンジン温度データtを求める(ステップ60
2)。この温度検出装置91で求められたエンジン温度
データtは、開閉弁停止期間演算装置98に入力され
る。開閉弁停止期間演算装置98は、そのエンジン温度
データtを、予めROM等に記憶しておいた図6の特性
に照らして、開閉弁の停止期間Tを算出する。そして、
開閉弁停止期間演算装置98は、この開閉弁の停止期間
Tを噴射信号発生装置99に入力する。噴射信号発生装
置99は、このデータを基に期間Tの間、噴射駆動回路
38に対して開弁信号を出力しない(ステップ60
4)。これにより、燃料噴射装置31の主開閉弁314
及び燃料用開閉弁329aは、この期間T、閉じたまま
になる。したがって、エアコンプレッサ34からの加圧
空気の圧力は、図10の特性Hに示すように、短時間で
高くなる。この空気圧の加圧空気で燃料噴射装置31
は、燃料を燃焼室25に噴射するため、燃料の霧化が著
しく、着火特性もよくなる。主開閉弁314が閉じたま
まの間、ピストンが往復動、点火プラグがスパークして
も、着火燃焼を起こすことがない。また、燃料開閉弁3
29aも同時に閉じるので、余分に燃料が空浮き通路3
23にたまることがない。
【0047】図12は、他の動作例を示すフローチャー
トである。この実施例は、上述したようにセンサからの
検出信号を基に開閉弁の停止信号を一定期間出力するよ
うにしたものではなく、始動に必要な空気の圧力を求め
ておき、現実にエアコンプレッサ34から吐出される空
気圧力が始動に必要な空気圧に達したときに、開閉弁の
停止を解除するようにしたものである。以下詳説する。
【0048】まず、ECU9における始動検出装置94
は、始動信号発生回路75からの始動信号Vsを取り込
み(図14のステップ800)、この始動信号Vsを監
視する(ステップ801)。ここで、始動検出装置94
は、始動信号発生回路75からの始動信号Vsがオフな
らば(ステップ801;否定判定)、弁開処理をせずに
他の処理に移行する。
【0049】一方、始動信号Vsがオンのときには(ス
テップ801;肯定判定、及び図5の時刻T1)、温度
検出装置91は、温度検出センサ73からの検出信号を
基にエンジン温度データtを求める(ステップ80
2)。この温度検出装置91で求められたエンジン温度
データtは、開閉弁停止期間演算装置98に入力され
る。開閉弁停止期間演算装置98は、そのエンジン温度
データtを、予めROM等に記憶しておいた図13の特
性(横軸にエンジン温度tが、縦軸に始動に必要な空気
圧力がとられており、温度tが高くなるに従って始動に
必要な圧力が小さくなる特性)に照らして、始動に必要
な空気圧を算出する(ステップ803)。そして、開閉
弁停止期間演算装置98は、この開閉弁の停止信号を噴
射信号発生装置99に入力する。噴射信号発生装置99
は、この停止信号により、噴射駆動回路38に対して開
弁信号を出力しない(ステップ804)。これにより、
燃料噴射装置31の主開閉弁314及び燃料用開閉弁3
29aは、閉じたままになる。したがって、エアコンプ
レッサ34からの加圧空気の圧力は、図10の特性Hに
示すように短時間で高くなる。この空気圧は空気圧検出
センサ74で検出される。この空気圧検出センサ74か
らの検出信号は、空気圧検出装置90に入力される。空
気圧検出装置90は、管路35の内部の空気圧力を求め
(ステップ805)、圧力データPとして開閉弁停止期
間演算装置98に与える。開閉弁停止期間演算装置98
では、前記特性(図13)から求めた始動に必要な圧力
Poと、現在のエアコンプレッサ34からの空気圧力P
とを比較する(ステップ806)。この開閉弁停止期間
演算装置98は、Po≦Pが成立するまでは(ステップ
806;否定判定)、圧力を検出処理と圧力の比較処理
を繰り返す(ステップ805〜806)。
【0050】ここで、開閉弁停止期間演算装置98は、
Po≦Pが成立したときに(ステップ806;肯定判
定)、開閉弁の閉信号を解除する(ステップ807)。
これにより、エアコンプレッサ34から吐出される空気
圧力は、所望の圧力値となることになる。したがって、
この空気圧の加圧空気で燃料噴射装置31は、燃料を燃
焼室25に噴射するため、燃料の霧化が著しく、着火特
性もよくなる。 また、エンジン1が低温等であって
も、開閉弁の停止期間Tの経過後(図5の時刻T2)、
エンジン1が直ぐに始動を開始して回転を継続すること
によりスタータをオフとすることができる(図5の時刻
T3)。
【0051】なお、この実施例の場合には、噴射信号発
生装置99は、期間Tを基に時刻をカウントする必要が
なくなる。図14は、さらに他の実施例を説明するため
のフローチャートである。 この実施例は、一定の条件
が達したときに、開閉弁を閉じる期間を短くして、始動
を早くしたものである。
【0052】まず、ECU9における始動検出装置94
は、始動信号発生回路75からの始動信号Vsを取り込
み(図14のステップ200)、この始動信号Vsを監
視する(ステップ201)。ここで、始動検出装置94
は、始動信号発生回路75からの始動信号Vsがオフな
らば(ステップ201;否定判定)、弁開処理をせずに
他の処理に移行する。
【0053】一方、始動信号Vsがオンのときには(ス
テップ201;肯定判定、及び図5の時刻T1)、温度
検出装置91は、温度検出センサ73からの検出信号を
基にエンジン温度データtを求める(ステップ20
2)。この温度検出装置91で求められたエンジン温度
データtは、開閉弁停止期間演算装置98に入力され
る。開閉弁停止期間演算装置98は、そのエンジン温度
データtを、予めROM等に記憶しておいた図6の特性
に照らして、開閉弁の停止期間Tを算出する(ステップ
203)。
【0054】次に、積算回転数演算装置97は、回転数
検出センサ71からの検出信号を基に吸入空気検出装置
92で得た回転数信号をカウントし、積算クランキング
回転数Nを求める(ステップ204)。この処理が終了
したところで、開閉弁停止期間演算装置98は、この開
閉弁の停止信号を噴射信号発生装置99に入力する。噴
射信号発生装置99は、この停止信号により、噴射駆動
回路38に対して開弁信号を出力しない(ステップ20
5)。これにより、燃料噴射装置31の主開閉弁314
及び燃料用開閉弁329aは閉じたままになる。
【0055】次いで、開閉弁停止期間演算装置98は、
積算回転数演算装置97からのデータNを基に停止期間
Tの短縮時間TN を算出する(ステップ206)。そし
て、開閉弁停止期間演算装置98は、停止期間Tが短縮
期間TN より大きいときには(ステップ207;否定判
定)、短縮期間TN を求める処理と比較処理を繰り返す
(ステップ207〜208)。つまり、当初求めた停止
期間Tで噴射信号発生装置99を制御する。
【0056】一方、開閉弁停止期間演算装置98は、停
止期間Tが短縮期間TN より小さいと判定されたときに
は(ステップ207;肯定判定)、直ちに両両開閉弁の
閉信号を解除する(ステップ208)。すなわち、エア
コンプレッサ34は、クランク軸17の回転に同期して
いるので、一定回数を回転すれば、当然エアコンプレッ
サ34の吐出空気圧力が高くなるため、その積算回転数
Nから短縮期間TN を求め、その短縮期間TN が当初の
期間Tより小さいときのみ、燃料噴射装置31の両開閉
弁314及び329aの閉止を止めるようにしている。
これにより、一定の条件の場合には両開閉弁314、3
29aの閉止期間を短くできるため、始動期間を短くで
きる。
【0057】したがって、この空気圧の加圧空気で燃料
噴射装置31は、燃料を燃焼室25に噴射するため、燃
料の霧化が著しく、着火特性もよくなる。また、条件に
よって、開閉弁の閉じる期間が短くなる。図15は、本
実施例で使用する始動信号発生回路の他の例を示す図で
ある。図15(a)が同始動発生回路の回路図、図15
(b)が動作説明図である。 始動信号発生回路75’
は、コンパレータCPからなり、このコンパレータCP
の一方の入力端子に回転数検出センサ71からの検出信
号Vcを入力し、他方の入力端子に基準電圧Voを与え
るように構成されている。なお、このコンパレータCP
の電源用端子は電源Vccとアースとの間に接続されてお
り、このコンパレータCPには電源Vccから電力が供給
されるようになっている。
【0058】いま、図15(b)に示すように時刻T1
0でスタータがオンとされたとすると、回転数検出セン
サ71からの検出信号Vcは、図15(b)に示すよう
に時刻の経過に伴ってゼロから一定電圧に立ち上がり、
以後所定の電圧を中心に正弦波的に変動する。ここで、
コンパレータCPは、エンジン状態検出センサ7からの
検出電圧Vcが基準電圧Voより大きくなったところ
で、始動信号Vsを出力する。この始動信号Vsによ
り、スタータがオンとなったことを検出できる。この始
動信号発生回路75’によれば、現実にクランク軸17
が回転していることを検出できるため、スタータ等の異
常を発見できる。
【0059】前記図5によれば開閉弁停止期間(T)、
燃料噴射信号(Fs)及び空気噴射信号(As)のパル
スの出力を停止しているが、これの出力間隔をエンジン
の通常運転時よりも大きくするものであっても良い。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、始
動信号が検出されたときに、燃料噴射装置の開閉弁を弁
開サイクルを通常の運転時の弁開サイクルよりも小さく
しているので、始動時に短時間に加圧空気の圧力が高く
なり、この加圧空気を用いて燃料噴射装置により燃料を
噴射するから、燃料の霧化が向上し、かつ着火性が良好
になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筒内噴射式エンジンを示す構成図であ
る。
【図2】燃料噴射装置の構成例を示す断面図である。
【図3】始動信号発生回路の構成例を示す図である。
【図4】実施例の全体動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】実施例の動作のタイミングチャートである。
【図6】実施例で使用するエンジン温度に対する停止期
間の関係を示す特性図である。
【図7】実施例で使用する加圧空気圧力に対する停止期
間の関係を示す特性図である。
【図8】実施例で使用する積算クランキング回転数に対
する停止期間の関係を示す特性図である。
【図9】実施例で使用するスタート信号オンからの経過
時間に対する停止期間の関係を示す特性図である。
【図10】実施例の空気圧力の関係を、同実施例を適用
した場合と、しない場合の特性とを示す特性図である。
【図11】実施例の具体例を示すフローチャートであ
る。
【図12】実施例を説明するためのフローチャートであ
る。
【図13】他の実施例で使用する特性図である。
【図14】さらに他の実施例を説明するためのフローチ
ャートである。
【図15】この実施例で使用する始動信号発生回路の他
の例を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン 3 燃料供給系 5 点火系 7 エンジン状態検出センサ 9 ECU 11 エンジン本体 31 燃料噴射装置 34 エアコンプレッサ 38 噴射駆動回路 51 点火プラグ 52 点火回路 71 回転数検出センサ 72 クランク室圧力検出センサ 73 温度検出センサ 74 空気圧検出センサ 75 始動信号発生回路 75’ 始動信号発生回路 90 空気圧検出装置 91 温度検出装置 93 回転数検出装置 94 始動検出装置 95 経過時間検出装置 96 噴射信号演算装置 97 積算回転数演算装置 98 開閉弁停止期間演算装置 99 噴射信号発生装置 311 空気噴射器 312 燃料噴射器 314 開閉弁 319 ソレノイドコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 69/00 69/04 G 7825−3G 69/10 7825−3G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧空気を生成するコンプレッサを含む
    加圧空気供給手段と、前記コンプレッサから開閉弁に至
    る空気通路の途中に燃料を供給し、ピストンの往復行程
    サイクルに同期して開閉弁が開のときに、当該燃料を加
    圧空気とともに開閉弁を介してシリンダの燃焼室に噴射
    する燃料噴射装置と、前記シリンダの燃焼室に導入され
    た混合気に点火する点火装置と、前記点火装置の点火、
    前記燃料噴射装置の開閉弁の弁開サイクル及び燃料噴射
    を、エンジンの運転状態に応じて駆動制御する制御装置
    と、を備えた筒内噴射式エンジンにおいて、前記制御装
    置は、前記エンジンの始動を検出したときに、前記燃料
    噴射装置の開閉弁の弁開サイクル数を、通常の運転時よ
    り少なく設定する設定手段を有する筒内噴射式エンジ
    ン。
JP5028580A 1993-01-25 1993-01-25 筒内噴射式エンジン Pending JPH06221205A (ja)

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