JPH06220829A - 埋没したダムの土砂を流し出す排砂門と排砂路の ついたダム - Google Patents

埋没したダムの土砂を流し出す排砂門と排砂路の ついたダム

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JPH06220829A
JPH06220829A JP5043145A JP4314593A JPH06220829A JP H06220829 A JPH06220829 A JP H06220829A JP 5043145 A JP5043145 A JP 5043145A JP 4314593 A JP4314593 A JP 4314593A JP H06220829 A JPH06220829 A JP H06220829A
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JP
Japan
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dam
scouring
sediment
sand
sluice
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Masaki Nonaka
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather

Abstract

(57)【要約】 【目的】 埋没したダムに堆積している土砂を、河川の
流れを利用してダムの外に流し出すこと、及び、そのよ
うにしてダムから流れ出た土砂が堤体の近くに堆積して
排砂門をふさぐことがないように、ダムから流れ出る土
石流を遠くへ流すことが、本発明の目的である。 【構成】 ダムの排砂門(2)を洪水の流れを呑む大き
さにつくり、そこに排砂路(3)をつける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明のダムを利用すると、ダ
ムに堆積した土砂を排除しようとするとき、ダムから流
れ出た土砂が堤体の近くに堆積して、土砂の排除を妨害
するのを防ぐことができる。
【0002】
【従来の技術】従来、埋没したダムの土砂を下流に流し
去る技術はなく、埋没したダムの土砂は放置されてい
た。また今後数十年後には今あるダムも多くが埋没す
る。そこでダムの土砂を清掃する技術の開発が求められ
ているが、従来のダムの放水門から、大量の土砂をダム
の下流に流した場合、下流の河川の勾配がゆるやかであ
れば、流れ出た土砂が堤体の近くに堆積して、ダムの土
砂の流出を妨害する。また、従来のダムは堆積した土砂
を河川の水を利用して清掃するという思想に立って設計
されていないので、一般に放水門の位置が高く、その放
水門をダムの清掃に利用することは難しい。このように
埋没したダムの土砂を清掃しようとする時、従来のダム
には技術上の困難があった。これを克服するために本発
明はなされた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ダムに堆積した土砂を
ダムの外に流し出し、かつ堤体から遠くへ流し去るこ
と。
【0004】
【課題を解決するための手段】排砂門(2)を洪水の水
を流し出すにたる大きさにし、ダム底に近い位置に設け
る。その排砂門に排砂路(3)を取り付ける。
【0005】
【作用】本発明の排砂門と排砂路をつけたダムでは、ダ
ム内部から高速で流れ出る土石流が排砂路の中を減速す
ることなく、むしろ加速しながら、排砂路によって定め
られた一定の方向性をもって下流に流れる。そこで、排
砂路の下流に方向が一定した高速の流れを生み出す。こ
の現象をライフル効果と呼ぶことにする。排砂路のつい
たダムがライフル銃に相当し、流れが銃弾に相当する。
ライフル銃が銃弾を遠くに飛ばすように、本発明のダム
は流れを遠くへ流すのである。
【0006】
【実施例】従来のダムでも良い条件に恵まれた場合は、
堆積した土砂を河川の水で洗い流すことができることも
ある。しかし、本発明のダムであっても、流れ出た土砂
が堤体の近くに堆積する場合には、ライフル効果を高め
る工夫が必要となる。そこでライフル効果を高めるため
に次のようなことを行う。 イ、排砂門を大きくする。排砂門の大きさが十分でな
く、そのためにダムの清掃中に洪水の水がダムに溜まる
ような状態では、土砂はダムの中に堆積して、下流には
主として濁流のみが流れるようになる。この場合排砂門
を大きくすると、水とともに土砂も流れるようになると
同時に、排砂路の流れが速くなってライフル効果を高め
ることができる。 ロ、流れが溢れない大きさの排砂路をつける。排砂路か
ら流れが溢れる場合には排砂路の壁を高くして溢れない
ようにする。そうすることによって流れの速度を大きく
し、ライフル効果を高めることができる。 ハ、深い排砂路をつける。流れが排砂路の中で浅い流れ
となっている場合には、排砂路の幅を狭くし、深さを深
くして、深い流れを確保する。そうすることによって流
れの速度を大きくし、ライフル効果を高めることができ
る。 ニ、長い排砂路をつける。真っすぐな長い排砂路はライ
フル効果を高める。 ホ、排砂路の勾配を、ダムの下流の河川の勾配より少し
ゆるやかに設置する。 こうすることによって、ダムから流れ出て下流に堆積し
た土砂と、放出される流れの衝突を弱くして、ライフル
効果を高めることができる。
【0007】
【発明の効果】本発明のダムは、ダムから流れ出る土砂
を、より遠い下流へ放出する効果がある。ゆえに本発明
のダムを利用すると、ダムを清掃するとき能率が上が
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダムの断面図である。
【符号の説明】
1 ダムの堤体 2 排砂門 3 排砂路 4
埋め立てた所 5 堆積した土砂 6 放出された上砂 7 川床

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダム底に排砂門と排砂路をつけたダム
JP5043145A 1993-01-22 1993-01-22 埋没したダムの土砂を流し出す排砂門と排砂路の ついたダム Pending JPH06220829A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043486A (ja) * 1983-08-16 1985-03-08 Toshiba Corp 耐摩耗センダスト系合金およびその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043486A (ja) * 1983-08-16 1985-03-08 Toshiba Corp 耐摩耗センダスト系合金およびその製造方法

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