JPH06220710A - 紡糸口金 - Google Patents
紡糸口金Info
- Publication number
- JPH06220710A JPH06220710A JP3275293A JP3275293A JPH06220710A JP H06220710 A JPH06220710 A JP H06220710A JP 3275293 A JP3275293 A JP 3275293A JP 3275293 A JP3275293 A JP 3275293A JP H06220710 A JPH06220710 A JP H06220710A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spinning
- spinneret
- fibers
- fiber
- spherical shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 繊維の紡糸中、紡糸面が外方に球面状に膨ら
むことなく平坦となり、繊維の糸切れ、糸の密着、デニ
ールむらの発生を減少できて、繊維の品質を向上でき且
つ耐久性を向上できる紡糸口金を提供する。 【構成】 多数の紡糸孔を有する薄板の紡糸口金に於い
て、紡糸面が内方に浅く球面状にくぼみ且つ硬化処理さ
れていることを特徴とする紡糸口金。
むことなく平坦となり、繊維の糸切れ、糸の密着、デニ
ールむらの発生を減少できて、繊維の品質を向上でき且
つ耐久性を向上できる紡糸口金を提供する。 【構成】 多数の紡糸孔を有する薄板の紡糸口金に於い
て、紡糸面が内方に浅く球面状にくぼみ且つ硬化処理さ
れていることを特徴とする紡糸口金。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、アクリル、レーヨン等
の化学繊維を紡糸する紡糸口金に関する。
の化学繊維を紡糸する紡糸口金に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に示す従来の多数の紡糸孔１を有す
る薄板（例えば厚さ0.35mm）皿形の紡糸口金２は、製作
完了時、紡糸面３の周縁に対し中心部は孔明け加工によ
る材料の伸びにより約0.02〜 0.3mm程度膨らんでいる。
この紡糸口金２で繊維４を紡糸すると、紡糸圧力により
紡糸面３が一点鎖線に示すように中心部で１〜３mm程度
外方に突出するように球面状に膨らみ、歪が生じた。そ
の結果、糸切れ、糸の密着、デニールむらが発生してい
た。また、紡糸口金２の耐久性が低かった。
る薄板（例えば厚さ0.35mm）皿形の紡糸口金２は、製作
完了時、紡糸面３の周縁に対し中心部は孔明け加工によ
る材料の伸びにより約0.02〜 0.3mm程度膨らんでいる。
この紡糸口金２で繊維４を紡糸すると、紡糸圧力により
紡糸面３が一点鎖線に示すように中心部で１〜３mm程度
外方に突出するように球面状に膨らみ、歪が生じた。そ
の結果、糸切れ、糸の密着、デニールむらが発生してい
た。また、紡糸口金２の耐久性が低かった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、繊維
の紡糸中に紡糸面が外方へ球面状に膨らむのを防止でき
て、糸切れ、糸の密着、デニールむらの発生を減少し、
且つ耐久性を向上できる紡糸口金を提供しようとするも
のである。
の紡糸中に紡糸面が外方へ球面状に膨らむのを防止でき
て、糸切れ、糸の密着、デニールむらの発生を減少し、
且つ耐久性を向上できる紡糸口金を提供しようとするも
のである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の紡糸口金は、多数の紡糸孔を有する薄板の紡
糸口金に於いて、紡糸面が内方に浅く球面状にくぼみ、
且つ硬化処理されていることを特徴とするものである。
の本発明の紡糸口金は、多数の紡糸孔を有する薄板の紡
糸口金に於いて、紡糸面が内方に浅く球面状にくぼみ、
且つ硬化処理されていることを特徴とするものである。
【０００５】
【作用】上記のように本発明の紡糸口金は、紡糸面を内
方に浅く球面状にくぼませて、紡糸圧力により外方に膨
らむ分を予め解消できるようにしているので、それ以上
の紡糸圧力をかけなければ紡糸面は外方に球面状に膨ら
むことがない。従って、繊維の紡糸中に糸切れ、糸の密
着、デニールむらが生じるのが著しく減少する。また、
紡糸口金の耐久性が向上する。
方に浅く球面状にくぼませて、紡糸圧力により外方に膨
らむ分を予め解消できるようにしているので、それ以上
の紡糸圧力をかけなければ紡糸面は外方に球面状に膨ら
むことがない。従って、繊維の紡糸中に糸切れ、糸の密
着、デニールむらが生じるのが著しく減少する。また、
紡糸口金の耐久性が向上する。
【０００６】
【実施例】本発明の紡糸口金の一実施例を図によって説
明すると、図１に示すようにＰｔ−Ａｕ60％よりなる外
径60mm、フランジ外径70mm、深さ12mm、肉厚0.35mmの薄
板皿形の紡糸口金２に、直径 0.3mm、深さ0.29mmの原液
導入孔１ａと直径0.06mm、深さ0.06mmの原液吐出孔１ｂ
とよりなる紡糸孔１が１万個穿設され、この紡糸孔１が
穿設された紡糸面３が内方に１〜３mm、本例では３mm球
面状にくぼみ且つ600℃で熱硬化処理されている。
明すると、図１に示すようにＰｔ−Ａｕ60％よりなる外
径60mm、フランジ外径70mm、深さ12mm、肉厚0.35mmの薄
板皿形の紡糸口金２に、直径 0.3mm、深さ0.29mmの原液
導入孔１ａと直径0.06mm、深さ0.06mmの原液吐出孔１ｂ
とよりなる紡糸孔１が１万個穿設され、この紡糸孔１が
穿設された紡糸面３が内方に１〜３mm、本例では３mm球
面状にくぼみ且つ600℃で熱硬化処理されている。
【０００７】このように構成された実施例の紡糸口金２
により繊維４を紡糸した処、紡糸圧力により紡糸面３が
外方に膨らんで一点鎖線に示すように平坦になり、紡糸
孔１の方向が紡糸圧力の方向と平行となった。そしてそ
れ以上に過大な紡糸圧力をかけなければ紡糸面３は外方
に球面状に膨らむことがない。つまり実施例の紡糸口金
２は、紡糸面３を内方に３mm球面状にくぼませて、紡糸
圧力により外方に膨らむ分を予め解消しているので、紡
糸中繊維４は糸切れしたり、糸同志が密着したり、デニ
ールむらが生じたりするのが著しく減少した。
により繊維４を紡糸した処、紡糸圧力により紡糸面３が
外方に膨らんで一点鎖線に示すように平坦になり、紡糸
孔１の方向が紡糸圧力の方向と平行となった。そしてそ
れ以上に過大な紡糸圧力をかけなければ紡糸面３は外方
に球面状に膨らむことがない。つまり実施例の紡糸口金
２は、紡糸面３を内方に３mm球面状にくぼませて、紡糸
圧力により外方に膨らむ分を予め解消しているので、紡
糸中繊維４は糸切れしたり、糸同志が密着したり、デニ
ールむらが生じたりするのが著しく減少した。
【０００８】
【発明の効果】以上の通り本発明の紡糸口金によれば、
繊維の紡糸中、紡糸面が紡糸圧力により外方に球面状に
膨らむことなく平坦になり、紡糸孔の方向と紡糸圧力の
方向とが平行となるので、繊維は糸切れしたり、糸同志
が密着したり、デニールむらが生じたりするのが著しく
減少し、繊維の品質が向上する。また紡糸口金の紡糸面
の外方への膨らみを解消できるので耐久性が向上する。
繊維の紡糸中、紡糸面が紡糸圧力により外方に球面状に
膨らむことなく平坦になり、紡糸孔の方向と紡糸圧力の
方向とが平行となるので、繊維は糸切れしたり、糸同志
が密着したり、デニールむらが生じたりするのが著しく
減少し、繊維の品質が向上する。また紡糸口金の紡糸面
の外方への膨らみを解消できるので耐久性が向上する。
【図１】本発明の紡糸口金の一実施例を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図２】従来の紡糸口金を示す縦断面図である。
１ 紡糸孔 ２ 紡糸口金 ３ 紡糸面
Claims (1)
- 【請求項１】 多数の紡糸孔を有する薄板の紡糸口金に
於いて、紡糸面が内方に浅く球面状にくぼみ、且つ硬化
処理されていることを特徴とする紡糸口金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3275293A JPH06220710A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 紡糸口金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3275293A JPH06220710A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 紡糸口金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06220710A true JPH06220710A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=12367581
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3275293A Pending JPH06220710A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 紡糸口金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06220710A (ja) |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP3275293A patent/JPH06220710A/ja active Pending
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