JPH06220560A - 強度・延性バランスに優れたTiAl基合金材及びその製造方法 - Google Patents

強度・延性バランスに優れたTiAl基合金材及びその製造方法

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JPH06220560A
JPH06220560A JP28390093A JP28390093A JPH06220560A JP H06220560 A JPH06220560 A JP H06220560A JP 28390093 A JP28390093 A JP 28390093A JP 28390093 A JP28390093 A JP 28390093A JP H06220560 A JPH06220560 A JP H06220560A
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JP28390093A
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Shinichi Takagi
真一 高木
Chiaki Ouchi
千秋 大内
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】TiAl基合金を鋳造して中間素材を作製し、
次いで、この中間素材に対し、温度800〜1400
℃、圧力1000気圧以上の範囲の条件下で熱間等方圧
プレス処理を施す。これにより、原子百分率で、Al:
45〜50%、Zr:0.5〜3.0%を含有し、残部
Tiおよび不可避的不純物からなるTiAl基合金材を
得る。 【効果】常温延性を犠牲にすることなく優れた硬度を有
し、さらにその硬度が高温においても劣化しない強度・
延性バランスに優れたTiAl基合金、及びこのような
特性の合金を安価に製造することができる製造方法が提
供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強度・延性バランスに
優れたTiAl基合金及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】チタンアルミナイド、特にTiAlは高
温域においてNi基超合金よりも優れた比強度を示すた
め、次世代の耐熱構造材料として期待されている。最近
では、主に、航空機用ジェットエンジンのタービンブレ
ード、自動車用の排気バルブやタ−ボチャージャーなど
への適用が試みられている。
【0003】しかしながら、TiAlはこのような高比
強度、さらに高耐酸化性などの長所を有している反面、
常温延性に乏しい、硬度が不足しているなどの欠点を有
する。特に、自動車用エンジン部品などのように高温に
て摺動部品として使われる場合、耐摩耗性が要求され、
硬度を向上させることが必須となる。例えばTi−48
at%Alは、常温にてビッカース硬度が約250程
度、800℃の高温においては160程度であり、決し
て十分とはいえない。
【0004】ただし、硬度の向上を検討する場合に、T
iAlは常温延性に乏しいという点に注意を払うことが
重要である。例えば、TiAlを自動車用エンジン用排
気バルブとして用いる場合を想定してみると良く理解で
きる。耐摩耗性、すなわち硬度が要求される部分はバル
ブシート面と激しくぶつかりあうフェース面、シリンダ
ーヘッドのガイド部分とこすれ合うステム部分、及びカ
ムやロッカーアームとぶつかりあうステム端部が考えら
れる。しかしこれらの部分はそれぞれにさらされる温度
が異なる。フェース面近傍は800℃近くにもなるが、
ステム部分では、高々100℃程度であると言われてい
る。従って、例えば硬度を向上した結果常温延性を低下
させる結果を招いては、ステム部分で十分な延性が得ら
れず早期破断を起こす危険がある。TiAlの常温にお
ける延性は高々1.0%程度であり、硬度を向上させる
代償として延性をこれ以上犠牲にすれば、もはや材料と
しての実用性はないといっても過言でない。
【0005】従ってTiAlの材質改善を行う上で、強
度あるいは硬度と延性を常温、高温の両領域においてバ
ランス良く両立させることは非常に重要である。
【0006】TiAlの硬度を向上、あるいは強度・延
性バランスの改善については既に多くの報告がなされて
いる。例えば、特公昭62−215号公報にはマンガン
の添加により、特開63−125634号公報にはボロ
ンの添加により、特開平1−287243号公報には、
ニオブ、及びマンガンの複合添加により、それぞれ延性
及び強度が改善されることが報告されている。また、特
平3−115539号公報には、クロムおよびニオブの
複合添加により優れた強度・延性バランスが得られるこ
とが報告されている。さらに、米国特許第429461
5号には、バナジウムの添加により延性が改善されるこ
とが、特開平4−88140号公報では鉄、バナジウム
び及びボロンの複合添加により強度の向上がはかれるこ
とが報告されている。
【0007】硬度向上のみに着目したものとしては、特
開平3−193842号公報に、TiAl基金属間化合
物のマトリックス中にTiB2 粒子を分散させることに
よって硬度が向上することが報告されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来技術も未だ十分なものとはいえない。
【0009】例えば、特公昭62−215号公報に開示
された技術は、TiAlに要求されるもう一つの特性で
ある高温での耐酸化性に劣っている。また、特開昭63
−125634号公報の実施例では、高温での強度・延
性バランスは向上しているものの、常温での強度・延性
バランスについては何等考慮されていない。つまり、T
iAlは、650℃から700℃付近に延性−脆性遷移
温度があり、それより上の温度域と下の温度域とでは破
壊のメカニズム全く異なるため、高温での強度延性バラ
ンスが良いからといって低温域でも同じ効果が得られる
とは限らないのである。
【0010】また、特開平3−115539号公報に
は、上述したように、ニオブとクロムの複合添加により
優れた、強度・延性バランスが得られることが報告され
ているが、この合金の機械的性質を、等軸γ粒とラメラ
ー組織からなる2相組織の場合と、鋳造ままの全面粗大
ラメラー組織の場合を比べてみると、鋳造まま材の場合
では、強度・延性バランスの点で何等魅力がないことが
わかる(proceedings of1990 TMS fall meeting, Detro
it, Michigan, October 7-11, 1990)。すなわち、Ti
Alは製造方法によってミクロ組織が劇的に変化し、そ
れにともない機械的性質も大きく変化するのである。2
元系のTiAlにおいても製造プロセス、つまり加工、
熱処理条件によって機械的性質が劇的に変化することは
良く知られているが、第3元素を添加した場合には、さ
らに状態図が変化する場合もあるし別の相が現れる場合
もあり、考慮すべき因子は非常に多くなる。このよう
に、TiAlの機械的性質は加工及び熱処理条件によっ
て大きな影響を受けるので、TiAlの材質を第3元素
の添加によって改善していく場合、どのような製造プロ
セスを採用するかを考慮した上で、第3元素の効果を評
価しないと、製造方法の変化によって所望の特性が得ら
れなくなる可能性もある。しかも、製造プロセスを決定
する場合には、そのプロセスがコストの面で実用的であ
るかどうかを考慮することも重要である。この観点から
特開平3−115539号公報の技術を考察すると、そ
の実施例では所望の特性が得られる組織を得るために、
鋳造によって得たインゴットに熱間鍛造を施して製品と
しているが、このようなプロセスは高価な設備を必要と
しコスト面で有用でない。
【0011】さらに、特開平1−287243号公報の
技術では、その実施例に記載されているように72時間
の均質化焼鈍を施しているが、このような長時間の熱処
理は製造性に乏しく実用的でない。また同様に米国特許
第429461号においても鍛造後均質化処理を施す高
価なプロセスを採用しており実用的ではない。つまり、
TiAlの熱間加工性は非常に悪いことが知られてお
り、歩留まりの点からもコスト上昇につながる恐れがあ
り、特に、自動車用エンジン部品などへの適用を考える
場合、コストが非常に重要な因子となるため、熱間加工
を加えるなどの高価なプロセスは避けるべきであるとい
うことがいえる。なお米国特許第429461号の実施
例ではTi-48at%Al-2.5V 材が優れた延性を示しているが
強度が非常に低下していることを付記しておく。
【0012】さらにまた、特開平4−88140号公報
では鋳造ままの素材を用いており安価な製造法であると
いえるが、その実施例の結果によると強度はある程度向
上しているものの十分な延性があるとはいいがたい。そ
して特開平3−193842の実施例では、硬度は向上
しているが延性が劣化する危険性がある。
【0013】このように、上述した従来技術では、Ti
Alを実用化するためには、強度と延性の向上をバラン
ス良く両立させるという材質上の課題を、安価な製造方
法のうえに成立させるという要求は満たしておらず、こ
のような観点からのTiAl基合金材の調査、報告は未
だなされていない。
【0014】この発明はかかる事情に鑑みてなされたも
のであって、常温延性を犠牲にすることなく優れた硬度
を有し、さらにその硬度が高温においても劣化しない強
度・延性バランスに優れたTiAl基合金、及びこのよ
うな特性の合金を安価に製造することができる強度・延
性バランスに優れたTiAl基合金材の製造方法を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明は、第
1に、原子百分率で、Al:45〜50%、Zr:0.
5〜3.0%を含有し、残部Tiおよび不可避的不純物
からなることを特徴とするTiAl基合金材を提供す
る。
【0016】第2に、原子百分率で、Al:45〜50
%、Zr:0.5〜3.0%を含有し、残部Tiおよび
不可避的不純物からなるTiAl基合金を鋳造して中間
素材を作製し、次いで、この中間素材に対し、温度80
0〜1400℃、圧力1000気圧以上の範囲の条件下
で熱間等方圧プレス処理を施すことを特徴とする強度・
延性バランスに優れたTiAl基合金材の製造方法を提
供する。
【0017】本願発明者らは、上記課題を解決すべく鋭
意研究を重ねた結果、第3成分として微量のジルコニウ
ムを添加することにより、常温延性の低下を引き起こす
ことなく強度、特に高温強度を上昇せしめ得ることを見
出した。
【0018】一方、製造方法としてはTiAl基合金の
様に加工性に乏しい材料の場合、ニアネット化が有用で
り、これを実現する方法として、鋳造法、特に複雑形状
の部材を考慮すると精密鋳造法が有用である。しかし、
このような鋳造法の場合、内部に鋳造欠陥を有するため
所望の特性が得られないという欠点がある。このような
観点から製造方法を検討した結果、第3成分として微量
のジルコニウムを添加したTiAl基合金を精密鋳造
後、ある一定の条件で熱間等方プレス処理(以下HIP
処理)を施すことにより、鋳造欠陥がなく所望の特性が
得られることに想到した。
【0019】本発明は、本願発明者らのこのような知見
に基づいてなされたものである。
【0020】なお、TiAlにジルコニウムを添加した
合金は、特開平4−66630号公報、特開平3−25
7130号公報、特開平4−41682号公報などに開
示されているが、いずれも多くの添加元素の一つとして
添加されているにすぎず、また優れた強度・延性バラン
スを得るという観点からジルコニウムを添加しているも
のはない。すなわち、TiAlに第3成分として微量の
ジルコニウムを添加することにより優れた強度・延性バ
ランスが得られるということは本願発明者らが初めて見
出したことである。
【0021】ジルコニウム(Zr)添加の効果をミクロ
組織面からみると、無添加の場合にはα2 相とγ相との
積層ラメラー組織領域と、γ単相領域とが単純に混在し
た組織であるのに対し、Zrを添加すると、添加したZ
rはγ単相領域に濃化して存在し、組織的にはγ単相領
域がラメラー組織間にネットワーク状に分布する組織が
得られる。このネットワーク状のγ単相組織が強度・延
性バランス向上に寄与しているものと考えられる。
【0022】以下、本発明について具体的に説明する。
【0023】先ず、各成分の含有量の限定理由について
説明する。
【0024】Al: AlはTiAlの強度、及び硬度
を向上する作用がある。しかし、Al含有量が原子百分
率で45%未満では、硬度は向上するものの著しい延性
の低下を引き起こし、延性を確保することができない。
また、Al量が原子百分率で50%を超えると、延性、
強度及び硬度いずれも低下し、所望の特性を発揮できな
い。従って、Al量を原子百分率で45%以上、50%
以下に規定する。
【0025】Zr: Zrは、TiAlの硬度、特に高
温硬度を上昇させる効果がある。しかも、適量であれば
常温延性の低下を引き起こすことはない。しかし、Zr
量が原子百分率で0.5%未満では硬度の上昇が十分で
はなく、また、3.0%を超えると硬度は向上するもの
の、延性の劣化を引き起こし、延性と硬度とのバランス
を保つことができない。従って、Zr量を原子百分率で
0.5%以上、3.0%以下に規定する。
【0026】本発明に係るTiAl基合金材は、上記成
分以外に、不可避的な不純物は許容される。しかし、こ
の中で、酸素は、TiAlの強度を向上する反面、延性
を劣化させる元素であるので、TiAlの強度−延性バ
ランスを保つ観点から0.2原子%以下の範囲になるよ
う注意する必要がある。
【0027】次に、本発明の合金材の製造方法について
説明する。
【0028】先ず、上述した組成を有する溶解素材を用
いて、常法に従って鋳造を行い中間素材を作製する。複
雑形状の部材を作製する場合には、精密鋳造法を用いる
ことが好ましい。
【0029】次いで、この中間素材に対してHIP処理
を行う。HIP処理は、鋳造欠陥を除去し材料特性を保
証すると同時に、高温下での熱処理により組織を安定化
する効果がある。
【0030】しかし、HIP処理温度が800℃未満で
は、変形抵抗が十分に低下していないため、欠陥を除去
できない恐れがある。また上述組成の合金の最高使用温
度以上の温度で組織の安定化を図る必要性から800℃
以上が必要である。一方、温度が1400℃以上になる
と、状態図上でα相単相域となるため、組織が粗大とな
り機械的性質を劣化させる。従って、HIP温度は80
0〜1400℃に規定する。さらに好ましい範囲は11
00℃〜1350℃である。
【0031】圧力については、1000気圧未満では変
形抵抗が十分に低下していないため、鋳造欠陥を除去で
きない可能性がある。従って、圧力は1000気圧以上
に規定する必要がある。なお、2000気圧を超えると
多大な操業コストを必要とし、現実的ではないので通常
は2000気圧以下で行われる。
【0032】処理時間については、特に制限はなく、中
間素材の大きさ及び形状に応じて適宜設定される。しか
し、5時間を超える長時間の熱処理は多大な操業コスト
を必要とするばかりでなく生産性の面でも有用でない。
一方、通常の製品であれば5時間で十分な効果を得るこ
とができる。好ましくは4時間以内である。
【0033】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
【0034】表1及び2に示す合金番号l〜31の合金
を、比消耗電極式アルゴンアーク溶解炉にて150mm ×40
mm×25mmのインゴットに溶製した。これらのインゴット
を約80gのブロックに切断したものを溶解素材とし、
直径10mm、長さ70mmのグラファイト製鋳型に鋳造し、丸
棒を得た。なお、合金番号1〜4は本発明の範囲内の実
施例、合金番号5〜31は比較例である。また、比較例
のうち番号23は特開平3−115539号公報に記載
された組成範囲内のもの、番号24は特開平4−881
40号公報に記載された組成範囲内のもの、番号25は
米国特許第4294615号に記載された組成範囲内の
ものである。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】 次に、これらの丸棒の内部に含まれる鋳造欠陥を除去す
るため1100℃、4時間、2000気圧の条件下でH
IP処理を施した。
【0037】その後、これらの丸棒から平行部径4mm 、
ゲージ長さ10mmの引張試験片及び硬度測定用試験片を切
出し、引張特性及び硬度を測定した。引張試験はクロス
ヘッドアスピード0.15mm/secにて、また硬度測定は室温
及び800℃にて行った。
【0038】引張試験及び硬度測定の結果を表3及び4
に示す。また、常温における強度延性バランスを図1
に、高温硬度と常温延性のバランスを図2に示す。
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】 これらの結果から、本発明の範囲内でZrが添加された
合金番号1〜4の合金材が、比較例である他の合金材に
比べ、常温での強度・延性バランスに優れ、しかも高温
においても優れた硬度を維持していることがわかる。特
に、Zr含有量が2.0原子%及び2.8原子%の合金
番号3及び4では、常温延性0.8%以上、0.2%耐
力500MPa以上、800℃におけるビッカース硬度
が220以上という優れた特性を有していることがわか
る。
【0041】Ti−48at%Al組成にZrを2原子%
添加した合金番号3の組成の合金を1100℃×4時間
の条件でHIP処理した場合のミクロ組織(SEM反射
電子像)の写真を図3に示す。この写真から明らかなよ
うに、この場合のミクロ組織は、α2 相とγ相との積層
ラメラー組織と、このラメラー組織をネットワーク状に
取り巻くγ単相領域とからなっており、EDXによる成
分分析の結果から、ラメラー組織間に分布しているγ単
相領域(白く輝いて見える)にはZrが能かしているこ
とが判明した。
【0042】一方、Zrを含まないTi−48at%Al
組成の合金番号27(比較例)を同じ条件でHIP処理
した場合のミクロ組織の写真を図4に示すが、図3で確
認されたような白く輝く領域は見られず、灰色のγ単相
領域と、α2 相とγ相との積層ラメラー組織とが単純に
混在組織となっていることが確認された。
【0043】なお、特開平3−115539号公報、特
開平4−88140号公報及び米国特許第429461
5号にそれぞれ記載されている組成の合金番号23、2
4、25では、強度・延性のバランスが十分とはいえ
ず、鋳造後、HIP処理を行うという本発明の製造方法
では優れた特性を得ることができなことが確認された。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば、常温延性を犠牲にす
ることなく優れた硬度を有し、さらにその硬度が高温に
おいても劣化しない強度・延性バランスに優れたTiA
l基合金、及びこのような特性の合金を安価に製造する
ことができる強度・延性バランスに優れたTiAl基合
金材の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】常温における強度・延性バランスを示す図。
【図2】高温硬度と常温延性とのバランスを示す図。
【図3】本発明に係るTiAl基合金材の金属組織写
真。
【図4】比較例に係るTiAl基合金材の金属組織写
真。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子百分率で Al:45〜50% Zr:0.5〜3.0% を含有し、残部Tiおよび不可避的不純物からなること
    を特徴とする強度・延性バランスに優れたTiAl基合
    金材。
  2. 【請求項2】 原子百分率で、Al:45〜50%、Z
    r:0.5〜3.0%を含有し、残部Tiおよび不可避
    的不純物からなるTiAl基合金を鋳造して中間素材を
    作製し、次いで、この中間素材に対し、温度800〜1
    400℃、圧力1000気圧以上の範囲の条件下で熱間
    等方圧プレス処理を施すことを特徴とする強度・延性バ
    ランスに優れたTiAl基合金材の製造方法。
JP28390093A 1992-10-19 1993-10-19 強度・延性バランスに優れたTiAl基合金材及びその製造方法 Pending JPH06220560A (ja)

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JP28021792 1992-10-19
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108580770A (zh) * 2018-03-29 2018-09-28 西北工业大学 TiAl基合金叶片毛坯的超塑蠕变时效成形方法

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