JPH0621976B2 - 入力編集装置と印字装置の切換装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、マイクロコンピュータやワードプロセッサ等
のマイクロプロセッサを用いた複数台の入力編集装置
と、この入力編集装置に接続される１台の印字装置とを
結ぶインターフェース回路上に接続されて切換接続動作
を行なう切換装置に関するものである。

従来の技術 従来、第２図に示すように、接続手段を備えた複数台の
入力編集装置１ａ，１ｂ，１ｃと接続手段を備えた１台
の印字装置２を切換手段８を介して接続し、選択手段３
によって任意の入力編集装置１ａまたは１ｂまたは１ｃ
を選択して切換手段８を介して印字装置２との間に信号
を伝達し印字するものがある。なお、５，５ａ，５ｂ，
５ｃ，６，９，９ａ，９ｂ，９ｃはそれぞれ入力編集装
置１ａ，１ｂ，１ｃ、印字装置２、選択手段３と切換手
段８の間の信号線である。

このような従来の入力編集装置と印字装置の切換装置に
おいて、複数台の入力編集装置１ａ，１ｂ，１ｃと１台
の印字装置２とを結ぶインターフェース回路上に接続さ
れた切換手段８によって、選択手段３で選択された任意
の一の入力編集装置１ａまたは１ｂまたは１ｃと印字装
置２を接続して印字動作させることができる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の切換装置では、接続された１
台の入力編集装置が印字中でも、誤って他の入力編集装
置の選択操作が行なわれるとこれを選択してしまい、印
字中のものが途切れてしまって再度印字をやりなおさね
ばならぬことがあり、また、選択されていない入力編集
装置に選択状況が確実に伝わらないため、ある入力編集
装置が選択されていないにも拘らず、これを選択されて
いるものと誤認して印字動作を開始し、印字装置からの
応答信号を待ってハングアップしてしまうことがあっ
た。

本発明はこのような従来の問題を解決するものであり、
印字中の切換操作を無効とし、入力編集装置の選択状況
を、複数台の入力編集装置に確実に伝えることができる
ようにすることを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、切換手段に接続され
ている任意の入力編集装置が印字動作中に他の入力編集
装置の選択が行なわれたときこれを無効とする切換判定
手段と、入力編集装置の選択状況を複数の上記入力編集
装置に確実に伝えるための印字判定手段とを設け、確実
な切換操作および接続を行ない得るようにしたものであ
る。

作 用 本発明は上記のような構成により、切換手段に接続され
た複数台の入力編集装置のうちの任意の１台が上記切換
手段に接続された１台の印字装置を用いて印字動作を行
なっているときに、この切換手段に接続されている他の
入力編集装置を選択しようとしても、切換判定手段によ
りこれを無効として誤操作を防止し、また、印字判定手
段により上記切換手段に接続されているすべての入力編
集装置に選択状況を確実に伝達することにより、選択さ
れていない入力編集装置が誤まって印字を開始し、印字
装置からの応答信号を持ってハングアップすることを防
止することができる。

実施例 以下本発明をその一実施例を示す第１図を参考に説明す
る。

第１図は本発明の一実施例の構成を示すものである。

第１図において、１ａ，１ｂ及び１ｃは接続手段を備え
た入力編集装置、２は接続手段を備えた印字装置、３は
複数台の入力編集装置の中から印字装置を用いて印字を
行ない得る任意の１台を選択する選択手段、４は印字装
置２からの応答信号Ｐを受けて選択手段３からの選択信
号Ｑを有効か無効か判定するための切換判定手段、Ｒは
切換判定手段４で有効と判定された場合にのみ選択信号
Ｑに基づいて出力される判定後の選択信号である。８は
選択信号Ｒを受けてこれに接続される信号線９ａ，９
ｂ，９ｃの接続を切換える切換手段、９は印字装置２へ
の印字データおよび制御信号、ならびに印字装置からの
状態信号Ｔを伝える信号線であり、９ａ，９ｂおよび９
ｃも信号線９と同様の作用をする信号線であるが、切換
手段８によって信号線９ａ，９ｂ，９ｃうち一つのみ回
路的に信号線９と接続され、信号線９ａ，９ｂ，９ｃの
うちのその他の信号線は信号線９とは遮断されるもので
ある。５ａ，５ｂ及び５ｃも信号線で、切換手段８によ
ってその一つが選択される。１０は選択信号Ｒを受け、
選択された入力編集装置に対して上記印字装置２が印字
可能状態であることを、また選択されていない他の入力
編集装置に対して上記印字装置２が印字不可能状態であ
ることを知らせる状態信号Ｓを発する印字判定手段であ
り、１１ａ，１１ｂおよび１１ｃはこれらの状態信号Ｓ
を上記各入力編集装置１ａ，１ｂ，１ｃに伝える信号線
である。また５，６，７はそれぞれ応答信号Ｐ、選択信
号Ｑ、判定後の選択信号Ｒを伝える信号線である。

次に上記実施例の動作について説明する。上記実施例に
おいて上記切換手段８に接続される印字装置２がやはり
上記切換手段８に接続される任意の入力編集装置１ａよ
り印字データを受けて印字動作中であるとき、上記印字
装置２は上記入力編集装置１ａに応答信号Ｐおよび印字
装置２の状態を知らせる状態信号Ｔを一定時間内に必ず
送出する。本実施例の切換判定手段４はこの応答信号Ｐ
を検出するとあらかじめ設定しておいた上記一定時間を
上回る設定時間の間、選択手段３からの選択信号Ｑを無
効にし、判定後の選択信号Ｒの出力を行なわない。ま
た、切換判定手段４は上記設定時間内に上記応答信号Ｐ
を再び検出すると、その時点からまた所定の設定時間の
間は選択手段３からの選択信号Ｑを無効とする。また、
印字判定手段１０は判定後の選択信号Ｒを新たに検出し
ないときは信号線１１ａ，１１ｂおよび１１ｃの信号の
値を変更しない。

このように上記実施例によれば、印字動作中は必ず上記
設定時間内に上記応答信号Ｐまたは状態信号Ｔを検出す
るので、入力編集装置の切換操作は無効となり、選択さ
れていない上記入力編集装置１ｂ，１ｃは上記印字装置
２から印字不可能との状態信号を受けるので、誤まって
印字動作に入って応答信号を待ってハングアップするこ
とはない。

なお、上記実施例においては選択手段３は選択スイッチ
によるものであるが各入力編集装置１ａ，１ｂ，１ｃか
らの特定データおよびデータ列をデコードし、これを選
択スイッチのかわりの用いても同様の効果が期待できる
ことは明らかである。また、上記実施例においては、接
続され得る入力編集装置を３台としたが、これを任意の
ｎ台にしても何ら変わりないことは明らかである。

発明の効果 本発明は上記実施例より明らかなように、切換判定手段
により、印字装置からの応答信号を受けて、１台の選択
された入力編集装置が印字動作中に選択手段により他の
入力編集手段を選択してもこれを無効としているので、
印字装置の使用状態を正確に把握できることとなり、選
択されていない入力編集装置が誤って印字を開始するの
を確実に防止することができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す入力編集装置と印字装
置の切換装置のブロック図、第２図は従来の切換装置の
ブロック図である。 １ａ，１ｂ，１ｃ……入力編集装置、２……印字装置、
３……選択手段、４……切換判定手段、５，５ａ，５
ｂ，５ｃ、６，７，９，９ａ，９ｃ，１１ａ，１１ｂ，
１１ｃ……信号線、１０……印字判定手段、Ｐ……応答
信号、Ｑ……選択信号、Ｐ……選択信号、Ｓ，Ｔ……状
態信号。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数台の入力編集装置と、１台の印字装置
   と、これら複数台の入力編集装置のうち上記印字装置に
   より印字する１台の入力編集装置を選択する選択手段
   と、この選択手段で選択された入力編集装置と上記印字
   装置との間で印字装置への印字データおよび制御信号、
   印字装置からの応答信号および状態信号を含む信号の伝
   達を可能とし、選択されない他の上記入力編集装置と上
   記印字装置との間の上記信号の伝達を遮断する切換手段
   と、上記印字装置からの応答信号を受けて、１台の選択
   された上記入力編集装置が印字動作中に上記選択手段に
   より他の上記入力編集手段を選択してもこれを無効とす
   る切換判定手段と、この切換判定手段の出力信号を入力
   し、選択されない任意の上記入力編集装置からの印字要
   求に対しこれに無効を知らせる印字判定手段を具備した
   入力編集装置と印字装置の切換装置。