JPH06218571A - 光ビーム照射装置 - Google Patents

光ビーム照射装置

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JPH06218571A
JPH06218571A JP5026062A JP2606293A JPH06218571A JP H06218571 A JPH06218571 A JP H06218571A JP 5026062 A JP5026062 A JP 5026062A JP 2606293 A JP2606293 A JP 2606293A JP H06218571 A JPH06218571 A JP H06218571A
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JP
Japan
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irradiation
light
lens
light beam
irradiating
Prior art date
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Pending
Application number
JP5026062A
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English (en)
Inventor
Shinya Hirasako
信哉 平迫
Naomi Kondo
尚美 近藤
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で効率のよい加熱用の光ビーム照射装置
を得る。 【構成】 照射ユニット20に入射する平行光21を凸
シリンドリカルレンズ22で一定長さ,一定幅の光に集
光し、これを凸シリンドリカルレンズ23でそのまま平
行光と成し、さらに凸シリンドリカルレンズ24により
三角形薄板状の光ビーム25に変換して照射面に細長の
照射形状26を作る。 【効果】 照射ユニットと照射面との距離を変えること
で照射形状の大きさを容易に変えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、溶接,ろう付け,ハ
ンダ付け等を行う場合に、光ビームを接合箇所に照射し
て加熱するための光ビーム照射装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の斯種装置としては、図7に示す円
形スポット集光ビーム照射装置、図8に示すくさび形状
ビーム照射装置及び図9に示すビームスキャン照射装置
が知られている。
【0003】図7に示す円形スポット集光ビーム照射装
置としては、同図(a),(b)に示すものがある。
(a)に示すものは、楕円形リフレクタ1内に光源2を
配し、リフレクタ内で光を反射させて円錐状光ビームを
形成し、これをワークの照射面3上の一点に集光させ、
円形の光スポット4を形成して光エネルギーを集中さ
せ、この光スポット4を所望領域内で走査するようにし
たものである。(b)に示すものは、光ファイバ等を用
いた光源2の光を凸レンズで照射して照射面3上に円形
の光スポット4を形成するようにしたものである。
【0004】図8に示すくさび形状ビーム照射装置とし
ては、同図(a),(b)に示すものがある。(a)に
示すものは、楕円柱形リフレクタ6内に円柱状の光源2
を配し、リフレクタ内で光を反射させてくさび形状光ビ
ームを形成し、これをマスク(シャッタ)7を介して照
射面3に照射して、細幅矩形の線状部8に集光させるよ
うにしたものであり、シャッタ7により線状部8に長さ
を変えるようにしている。また、(b)に示すものは、
平行光線9をシリンドリカルレンズ10によりくさび形
状光ビームと成し、これをマスク7を介して照射面3の
線状部8に集光させるようにしたものである。
【0005】図9に示すビームスキャン照射装置は、レ
ーザ光照射装置10から発射される小径の高エネルギー
近似平行光線をポリゴンミラー又はガルバノミラー11
で高速に走査し、これをミラー12を介して照射面3上
の所望領域13内で走査するようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
3つの方式による光照射装置にはそれぞれ次のような欠
点があった。スポット集光ビーム照射装置の場合、 (1)光スポット4の径より広い領域に照射する場合
は、X,Y方向移動のための機構が必要となる。 (2)被照射領域全体に同時に照射できない。
【0007】くさび形状ビーム照射装置の場合、 (3)照射ビームの線状部8の長さを変えたい場合は、
余分な線状部の光を遮蔽するためのマスク(シャッタ)
機構が必要となる。 (4)マスクにより遮られた光のエネルギーは無効とな
り、エネルギー効率が悪い。 (5)遮られた光によりマスクが加熱されるため、これ
を冷却する機構を設けなければならない。 (6)被照射領域の長さを可変とする場合、シャッタの
開閉機構は複雑になり、シャッタの冷却機構と併せて照
射装置の大型化を招く。
【0008】ビームスキャン照射装置の場合、 (7)現在では光源がレーザに限定される。またこれに
より装置の高価格化、大型化を招く。 (8)ミラーの位置決めなど光学系に高精度が要求され
る。 (9)ミラーの駆動系に高速性、高精度が要求される。 (10)ミラーに駆動系が必要とされるため、照射装置
の大型化を招く。 (11)人体に有害な光が照射されるため、作業者の被
爆を防ぐ機構が必要となる。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ために成されたもので、構成が簡単で小型化でき、しか
もエネルギー効率が高く、精度も出しやすい光ビーム照
射装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ビーム
照射装置は、光源から入射された平行光線を一定長さ及
び一定幅に集光する第1の集光レンズと、上記集光光線
を上記一定長さ及び一定幅のままの平行光線に変換する
光線変換レンズと、上記平行光線の幅を狭めるための第
2の集光レンズとを設けている。
【0011】
【作用】この発明における光ビーム照射装置は、第2の
集光レンズから三角形の薄板状の光ビームが得られ、こ
れを照射面に照射することにより、細幅矩形状の照射形
状が得られる。また、光ビーム照射装置と照射面との距
離を変えることにより、照射形状の長さを容易に変える
ことができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。なお、図1〜6においては互いに実質的に同一部分
には同一符号を付して重複する説明を省略する。図1,
図2,図3は光ビーム照射装置の照射ユニットの実施例
を示す構成図である。
【0013】図1において、20は照射ユニットを示
す。21は照射ユニット20に入射される平行光で、光
源(図示せず)からの光を光学系を介して平行光に変換
したもの、あるいは平行光を出す光源からのものが用い
られる。22は平行光21を一定長さ,一定幅に集光す
る凸シリンドリカルレンズ(第1の集光レンズ)として
の凸シリンドリカルレンズ(第1の集光レンズ)、23
は上記一定長さ,一定幅の光をそのまま平行光に変換す
る光線変換レンズとしての凸シリンドリカルレンズ(第
2の集光レンズ)、24は上記一定長さ,一定幅の光の
幅を狭めるための凸シリンドリカルレンズ(第2の集光
レンズ)としての凸シリンドリカルレンズ(第2の集光
レンズ)である。25はこのレンズ24から出される三
角形薄板状光ビームで先へゆくほど幅が狭くなってい
る。26はこの光ビーム25が照射面上に照射されて形
成される細長矩形状の照射形状である。
【0014】上記構成によれば、平行光21はレンズ2
2により図示のようにくさび形状に変換され、レンズ2
3の面で一定長さ,一定幅(一定厚さ)に集光された
後、そのまま平行光としてレンズ24に入射する。レン
ズ24は入射光の厚さを一定にしながら三角形薄板状の
光ビーム25を出す。この光ビームにより照射面上に細
長矩形の照射形状26が得られる。
【0015】図2に示す照射ユニット20は、図1の凸
シリンドリカルレンズ23に代えて凹シリンドリカルレ
ンズ(光線変換レンズ)を用いた場合を示す。
【0016】図3に示す照射ユニット20は光ファイバ
28により導光されたスポット状の光を非球面レンズ又
は凸レンズ29を用いて平行光21に変換した後、レン
ズ22に入射させるようにした場合を示す。なお、レン
ズ22とレンズ27、またはレンズ27とレンズ24を
複合レンズとして形成するようにしてもよい。
【0017】図4は照射ユニット20、三角形薄板状の
光ビーム25及び照射面3上の照射形状26の関係を示
す。図において、W0 は光ビーム25の上記レンズ24
を出るときの長さ(幅)、tは光ビーム25及び照射形
状26の幅(三角形薄板の厚さ)、xは照射形状26の
長さ、yは照射ユニット20と照射面3との距離、l0
はレンズ24の焦点距離を示す。この図4において、照
射形状26の長さx及び幅tとyとの関係は、 y=l0 (1−x/W0 ) となる。即ち、照射ユニット20の照射面3との距離y
を変えることにより照射形状26の大きさ,形状を任意
に容易に変えることができる。
【0018】図5は上記照射ユニット20を用いた光ビ
ーム照射装置を全体的に示す構成図である。図5におい
て、電源ユニット30の出力電圧が光源としてのキセノ
ンランプ31に加えられて、このランプが発光される。
ランプ31は冷却ファン32で冷却されている。上記発
光された光は楕円リフレクタ33でスポット状に集光さ
れた後、冷却水で冷却される導光部34に入射され、さ
らに光ファイバ28を通って照射ユニット20に入射さ
れる。照射ユニット20としては、ここでは図3に示す
ものが用いられる。
【0019】照射ユニット20からは三角形薄板状の光
ビーム25が出され、照射面3に照射されて照射形状2
6を形成する。この図5はハンダ付けを行う場合を示し
ており、照射面3として例えばプリント基板が用いられ
ている。(a)はIC装置34の端子ピンをハンダ付け
する場合を示し、(b)は回路部品のリード線35をハ
ンダ付けする場合を示し、(c)はチップ部品36をハ
ンダ付けする場合を示している。
【0020】(a),(b),(c)においては、それ
ぞれ照射形状26の大きさ,形状が変えられている。こ
のために照射ユニット20を矢印37で示すように上下
に動かし、前記yを変えるようにしている。
【0021】図6(a),(b),(c)は複数個の照
射ユニット20を用いて様々の形状の照射形状26を得
るようにした場合の実施例を示す。(a)ではL字状
の、(b)では長い、(c)では幅広の照射形状26が
得られている。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、平行
光を一定長さ,一定幅の光に変換した後、その幅を狭め
るように構成したので、次の効果が得られる。 (1)照射ユニットと被照射面との距離を変化させるこ
とで、照射形状(矩形部分の長さ)が変えられるため、
調整が容易で精度も出しやすい。また、調整の自動化も
容易で一軸(Z軸)駆動機構に照射装置を搭載すれば良
い。 (2)照射ユニットと被照射面との距離を変化させるこ
とで、照射形状(矩形部分の長さ)が変えられるため汎
用性が高く、またマスクやシャッタ等の部品が不要なた
め、エネルギーロスも少ない。 (3)光軸に垂直な方向での断面における照射エネルギ
ーの総和は、どの位置においても一定であるため、被照
射面までの距離を変化させることにより、被照射面での
照射エネルギー密度を変化させることができる。 (4)シャッタ等の駆動部が照射部にないため、装置の
小型化が容易であり、また複数の照射装置の近接した取
り付けが容易である。 (5)複数の装置の組み合わせにより、長いスリット形
状や、幅の広い領域,L字型,コの字型の領域などの多
様な形状に対応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例による照射ユニットを示す構
成図である。
【図2】照射ユニットの他の実施例を示す構成図であ
る。
【図3】照射ユニットのさらに他の実施例を示す構成図
である。
【図4】照射ユニットと照射形状との関係を示す構成図
である。
【図5】光ビーム照射装置の実施例を示す構成図であ
る。
【図6】複数個の照射ユニットを用いた場合の実施例を
示す構成図である。
【図7】従来の円形光スポット集光ビーム照射装置を示
す構成図である。
【図8】従来のくさび形状ビーム照射装置を示す構成図
である。
【図9】従来のビームスキャン照射装置を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
21 平行光 22 凸シリンドリカルレンズ(第1の集光レンズ) 23 凸シリンドリカルレンズ(光線変換レンズ) 24 凸シリンドリカルレンズ(第2の集光レンズ) 27 凹シリンドリカルレンズ(光線変換レンズ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から入射された平行光線を一定長さ
    及び一定幅に集光する第1の集光レンズと、上記第1の
    集光レンズの集光光線を上記一定長さ及び一定幅のまま
    の平行光線に変換する光線変換レンズと、上記光線変換
    レンズから得られる平行光線の幅を狭めるための第2の
    集光レンズとを備えた光ビーム照射装置。
JP5026062A 1993-01-22 1993-01-22 光ビーム照射装置 Pending JPH06218571A (ja)

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JP5026062A JPH06218571A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 光ビーム照射装置

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