JPH0621763A - ブリッジドタップ等化器 - Google Patents

ブリッジドタップ等化器

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JPH0621763A
JPH0621763A JP17310392A JP17310392A JPH0621763A JP H0621763 A JPH0621763 A JP H0621763A JP 17310392 A JP17310392 A JP 17310392A JP 17310392 A JP17310392 A JP 17310392A JP H0621763 A JPH0621763 A JP H0621763A
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JP
Japan
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echo
level
time constant
rectangular wave
echo replica
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP17310392A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Maruyama
和克 丸山
Kiyoshi Taniguchi
清 谷口
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0621763A publication Critical patent/JPH0621763A/ja
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ブリッジドタップ等化器に関し、後方の信号に
影響を及ぼさないエコーレプリカを作成することを目的
とする。 【構成】レベル発生器(1) から入力される打ち消すべき
エコーの振幅レベルに相当する電圧レベルに基づき、所
定振幅レベルを持つ矩形波を発生する矩形波発生器(2)
と、矩形波をフィルタリングして擬似正弦波のエコーレ
プリカを出力するローパスフィルタ(3) と、レベル発生
器(1) で作成するレベルをエコーのレベルに合わせて増
減させる制御器(4) と、受信信号に伴うエコーからエコ
ーレプリカを減算する減算器(5) を有するブリッジドタ
ップ等化器において、矩形波の立上りと立下りでローパ
スフィルタ(3) の時定数を変化させることを特徴とした
ブリッジドタップ等化器を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブリッジドタップ等化器
(BT−EQLと略する。)に関する。近年、メタリッ
クワイヤによるディジタル信号伝送に関して、ブリッジ
トタップ(BTと略する。)を設けたシステムが普及し
てきた。それに伴いBTにおけるエコーの発生が受信信
号の波形劣化をもたらす問題が顕在化し、その解決が望
まれている。このため何らかの手段による波形等化が必
要である。
【0002】
【従来の技術】図4はブリッジドタップの影響によるエ
コーの説明図である。伝送装置Aと伝送装置Bとを結ぶ
メタリックワイヤ線路(本線と言う。)の途中にBTが
設けられている為(図4(A))、Aから送出された送信信
号(横軸を時間、縦軸を振幅にとった波形を示す。以
下、同様。)は本線のみを伝送してBに到達する主信号
成分と、本線からBTに入り端末で反射して再び本線に
入ってBに到達するエコー成分の合成波となってBで受
信される。この為、受信信号波形は、送信信号波形と異
なったものとなり(図4(B))、伝送品質を著しく損ねる
こととなる。
【0003】このエコーを減少させるための手段とし
て、従来からエコーレプリカによる補償が行われてき
た。図6に示すのは、BT−EQLのエコーレプリカ発
生回路の従来の構成例である。図中、1はレベル発生
器、2は矩形波発生器、3はローパスフィルタ、4は制
御器、5は減算器、6は検出器、7は増幅器、8はバッ
ファー、11及び12はコンデンサをそれぞれ示す。
【0004】以下では、伝送符号がAMI信号の場合を
例として説明する。着目しているエコーレプリカを出力
する直前に出力したエコーレプリカによるエコーの等化
残のレベルを検出器6が検出した結果、等化残の極性が
エコーと同方向の場合には制御器4は等化不足と判断
し、エコーレプリカを大きくするようにバッファー8を
通してレベル発生器1を制御し、又、等化残の極性がエ
コーと逆方向の場合には制御器4は過等化と判断し、エ
コーレプリカを小さくするようにバッファー8を通して
レベル発生器1を制御する。レベル発生器1では、制御
器4からバッファー8を通して制御信号によりエコーレ
プリカの振幅レベルを決定する直流レベルを変化させ
る。制御器4からバッファー8を通してレベル発生器1
へ送られた制御信号がレベル上昇を指示する場合は、コ
ンデンサ11に充電してコンデンサ11の示す電圧を上げ、
制御器4からバッファー8を通してレベル発生器1へ送
られた制御信号がレベル下降を指示する場合は、コンデ
ンサ11を放電してコンデンサ11の示す電圧を下げる動作
をする。
【0005】矩形波発生器2は、エコーの出力タイミン
グに合わせたスイッチングにより、レベル発生器1の出
力に現れる電圧を同じレベルのパルス電圧として取り出
す機能を持つ。矩形波発生器2から出力したパルスをロ
ーパスフィルタ(LPF)3でフィルタリングしてエコ
ーの等化残から高周波成分を少なくして正弦波に近づけ
る。換言すると、非線形成分を減少させ、線型性のある
パルスにする。減算器5でエコーを含む受信信号からエ
コーレプリカを減算して受信信号からエコーの影響を取
り除く。
【0006】ところが、ローパスフィルタ3で矩形波を
フィルタリングした場合、エコーレプリカが信号の1タ
イムスロット(1bit)の時間より長く出力してしまい、そ
れが次のビットの受信信号に影響することになる(図5
(A))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そのため、直前の受信
信号がエコー成分を持つビットと持たないビット(AM
Iでは、それぞれ "1"と "0"に相当する。)では、受信
信号の大きさや、タイミングが異なり線路等化器の増幅
器や、タイミング抽出回路に悪影響を与える。即ち、エ
コーレプリカ自体がエコー成分と同様の影響を線路等化
器に与える。
【0008】また、LPF3の時定数を、エコーレプリ
カの出力時間が短く成るように設定すると、エコーレプ
リカが矩形波に近い形のままになり(図5(B))、エコー
の等化残に伝送周波数帯域外の高周波成分を含むことに
なる。その結果、高周波ノイズが増える等の影響を線路
等化器に与え、線路等化特性を劣化させる。本発明は、
後段で信号に影響を及ぼさないエコーレプリカを作成す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】LPFで矩形波のフィル
タリングを行う際に、図5(C) に示すように矩形波の立
上りをなだらかに、立下りを急峻に成るように、LPF
の時定数を立上りと立下りで変更する構成にして、エコ
ーレプリカを線形性を保ちつつ出力時間の短いパルスに
変形させ、非線形成分を増やさずに、後方の信号に影響
を及ぼさないエコーレプリカを作成する。
【0010】
【作用】図1に本発明の原理構成図を示す。図中、1は
レベル発生器で、エコーレプリカの振幅を決定する電圧
レベルを設定するもの、2は矩形波発生器で、レベル発
生器1の電圧レベルをサンプリングしてエコーレプリカ
の原型となるパルスを発生するもの、3はローパスフィ
ルタで、エコーレプリカの原型となるパルスの高調波成
分を減少させて線形性のよいエコーレプリカを発生させ
るもの、35は充放電時定数切替え機能で、ローパスフィ
ルタ3において充放電を司るコンデンサの放電時定数を
充電時定数に比べて短くなるように切り換えるものであ
る。尚、線路等化器全体の構成は図6に示すものと同様
であり、図中のレベル発生器1、矩形波発生器2及びロ
ーパスフィルタ3を図1の構成に置き換えるものであ
る。
【0011】本発明では、図5に示すように、エコー/
エコーレプリカとも振幅の大きな間は、大きな時定数で
線形性を保ったエコーレプリカでエコーを打ち消す。今
考えているシステムの扱う伝送データはデジタルデータ
であるから、データのサンプルポイントでエコーの影響
が打ち消されていれば良い。このため、受信信号のサン
プルポイントをなるべく矩形波の立下り時点に近く設定
して、エコーレプリカの立上り時間を長くするととも
に、該サンプルポイントでのエコーを打ち消した後のエ
コーレプリカは、時定数を変更して急峻に "0"レベルに
落ち着く様にして次のビットの受信信号に影響を及ぼさ
ない様にする。エコーレプリカの急峻な立下りの部分で
は、エコーの振幅が小さく成っているため、非線形成分
の影響即ち高周波成分も少なくなる。
【0012】
【実施例】図2は本発明の第1の実施例構成図で、AM
I符号用のBT−EQLに適用したものである。図中、
1はレベル発生器、11及び12はレベル発生器1に内蔵す
るレベル保持用のコンデンサ、2は矩形波発生器、13及
び14は矩形波発生器2に内蔵するスイッチ、3はローパ
スフィルタ、30及び31は充放電回路、30A及び31Aは充
電用の抵抗器、30B及び31Bは放電用の抵抗器、32はコ
ンデンサ、33はスイッチ、8はバッファーである。
【0013】本実施例に於いて、充電用及び放電用の抵
抗器にそれぞれダイオードを接続して充電時定数と放電
時定数の切りわけを自動的に行うようにしている。一方
AIM符号を扱うため、"+1"の場合と"-1"の場合で、充
放電電流の方向を逆転させなければならない。その為、
スイッチ33を設けて、エコーの極性に応じてレベル発生
器1の発生パルスの極性の切替えと連動して、充放電抵
抗器の切替えを行う。更に詳細に述べると、"+1"信号の
エコーを消す場合には、制御器4からの制御信号でレベ
ル発生器1の出力をP2に切替え、同時にローパスフィ
ルタ3に於いて端子Cと端子Xとを接続することにより
充放電回路30を選択し、"-1"信号のエコーを消す場合に
は、制御器4からの制御信号でレベル発生器1の出力を
P3に切替え、同時にローパスフィルタ3に於いて端子
Cと端子Yとを接続することにより充放電回路31を選択
する。充放電回路30内の抵抗30Aの抵抗値は抵抗30Bの
抵抗値より大きく、充放電回路31内の抵抗31Aの抵抗値
は抵抗31Bの抵抗値より大きくして、それぞれの極性の
パルスの立上り時には大きな時定数を用いてなだらかな
パルスとし、立下り時は急峻なパルスとして、線形性を
保ったまま短時間で収束するエコーレプリカを発生させ
る。信号が無い場合は、端子Cと端子Zとを接続するこ
とにより従来通りの接続とする。
【0014】図3は本発明の第2の実施構成図で、第1
の実施構成図のバッファーとレベル発生器1とを抵抗分
圧回路によるレベル発生器に置き換えたものである。他
の部分については、第1の実施例と同様である。本レベ
ル発生器では、一定電圧(+Vcc、−Vee)を抵抗器で
分圧し、分圧された電圧を制御器からの制御信号によっ
てスイッチ15及び16で切り換えて、所定のレベルを出力
する。出力された電圧は矩形波発生器2に於いて所定の
レベルの矩形波に変換される。以下、第1の実施例と全
く同様の動作を行う。
【0015】
【発明の効果】エコーレプリカの線形性を保つことで非
線形成分を増やさず、出力時間を短縮することで、受信
信号へのエコーレプリカの悪影響を防止できる。その結
果、線路等化器の等化特性が改善され、エコー及びエコ
ーレプリカの影響が、後段の受信信号に及ぶことなく、
受信信号からのタイミング抽出が安定し、タイミングの
ジッタ成分の抑圧が行える。また、高周波成分が減少す
るため、雑音に対する耐久度が向上する。更に、本発明
の実施によって、ブリッジドタップ等化器全体としての
エコー抑圧能力をいささかも損なうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例構成図である。
【図3】本発明の第2の実施例構成図である。
【図4】ブリッジドタップの影響によるエコーを示す図
である。
【図5】ローパスフィルタの時定数によるエコーレプリ
カの変形度を示す図である。
【図6】従来の構成例である。
【符号の説明】
1 レベル発生器 2 矩形波発生器 3 ローパスフィルタ(LPF) 4 制御器 5 減算器 6 検出器 7 増幅器 8 バッファー 9 エコーレプリカ発生部 11、12、32 コンデンサ 13、14、15、16、33 スイッチ 30、31 充放電回路 30A、30B、31A、31B 抵抗器 35 充放電時定数切替え機能

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レベル発生器(1) から入力される打ち消す
    べきエコーの振幅レベルに相当する電圧レベルに基づ
    き、所定振幅レベルを持つ矩形波を発生する矩形波発生
    器(2) と、矩形波をフィルタリングして擬似正弦波のエ
    コーレプリカを出力するローパスフィルタ(3) と、レベ
    ル発生器(1) で作成するレベルをエコーのレベルに合わ
    せて増減させる制御器(4) と、受信信号に伴うエコーか
    らエコーレプリカを減算する減算器(5) を有するブリッ
    ジドタップ等化器において、 矩形波の立上りと立下りでローパスフィルタ(3) の時定
    数を変化させることを特徴としたブリッジドタップ等化
    器。
  2. 【請求項2】請求項1に於いて、レベル発生器(1) は、
    正負の一定電圧を複数の抵抗器で分圧し、分圧された複
    数の異なる電圧を制御器からの制御信号によってスイッ
    チで切り換えて、エコーの振幅レベルに相当するレベル
    の電圧を発生するようにしたことを特徴としたブリッジ
    ドタップ等化器。
JP17310392A 1992-06-30 1992-06-30 ブリッジドタップ等化器 Withdrawn JPH0621763A (ja)

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JP17310392A JPH0621763A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 ブリッジドタップ等化器

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JP17310392A JPH0621763A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 ブリッジドタップ等化器

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JPH0621763A true JPH0621763A (ja) 1994-01-28

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ID=15954233

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JP17310392A Withdrawn JPH0621763A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 ブリッジドタップ等化器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100619597B1 (ko) * 2005-06-03 2006-09-01 주식회사 이앤에프열처리 체결품의 흑색 착색 방법
EP2555480A4 (en) * 2010-03-29 2017-11-29 Daikin Industries, Ltd. Air conditioning machine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100619597B1 (ko) * 2005-06-03 2006-09-01 주식회사 이앤에프열처리 체결품의 흑색 착색 방법
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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831