JPH06216621A - 内蔵アンテナ - Google Patents
内蔵アンテナInfo
- Publication number
- JPH06216621A JPH06216621A JP5005540A JP554093A JPH06216621A JP H06216621 A JPH06216621 A JP H06216621A JP 5005540 A JP5005540 A JP 5005540A JP 554093 A JP554093 A JP 554093A JP H06216621 A JPH06216621 A JP H06216621A
- Authority
- JP
- Japan
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- antenna
- flip
- main body
- built
- incorporated
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- Support Of Aerials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は携帯無線機に採用するのに適した実装
性が良く、小型で高性能な内蔵アンテナを提供すること
を目的とする。 【構成】無線機本体12の少なくとも一部を覆うように
該本体12に対して開閉自在に取り付けられたフリップ
部14を有する携帯無線機において、前記フリップ部1
4に第1の金属板18を内蔵させるとともに該本体12
側に第2の金属板20を内蔵させ、前記フリップ部14
を閉じたとき前記第1及び第2の金属板18,20を電
気的に接続し、開いたとき該接続を開放する手段22,
26を設け、前記接続点から所定距離離間して前記第1
及び第2の金属板18,20間に高周波信号を給電する
ように構成する。
性が良く、小型で高性能な内蔵アンテナを提供すること
を目的とする。 【構成】無線機本体12の少なくとも一部を覆うように
該本体12に対して開閉自在に取り付けられたフリップ
部14を有する携帯無線機において、前記フリップ部1
4に第1の金属板18を内蔵させるとともに該本体12
側に第2の金属板20を内蔵させ、前記フリップ部14
を閉じたとき前記第1及び第2の金属板18,20を電
気的に接続し、開いたとき該接続を開放する手段22,
26を設け、前記接続点から所定距離離間して前記第1
及び第2の金属板18,20間に高周波信号を給電する
ように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯電話機、コードレス
電話機等の携帯無線機の内蔵アンテナに関する。
電話機等の携帯無線機の内蔵アンテナに関する。
【0002】従来移動通信は、海上等での遭難・安全通
信を中心に発展してきたが、高周波回路技術及び小型回
路技術等の発展を背景に自動車、船舶、列車、人等を対
象に順次サービスが拡大され、社会活動に大きく貢献し
てきている。近年では、小型の携帯電話機やコードレス
電話機等が実用化され、いつでも、どこでも、誰とでも
通信可能という究極の目的に近づきつつある。
信を中心に発展してきたが、高周波回路技術及び小型回
路技術等の発展を背景に自動車、船舶、列車、人等を対
象に順次サービスが拡大され、社会活動に大きく貢献し
てきている。近年では、小型の携帯電話機やコードレス
電話機等が実用化され、いつでも、どこでも、誰とでも
通信可能という究極の目的に近づきつつある。
【0003】携帯電話機やコードレス電話機等の携帯無
線端末は、人が持ち歩きながら使用するため、当然小型
化、軽量化が要求される。しかしながら、現在実用化さ
れている携帯無線端末機器では、携帯電話機は約150
cc、コードレス電話機が約120cc程度であり、胸
ポケット等に入れて常時持ち歩くにはまだ大きすぎると
言わざるを得ないという状況にある。そのため、機器内
部に使用する部品の小型化が望まれている。
線端末は、人が持ち歩きながら使用するため、当然小型
化、軽量化が要求される。しかしながら、現在実用化さ
れている携帯無線端末機器では、携帯電話機は約150
cc、コードレス電話機が約120cc程度であり、胸
ポケット等に入れて常時持ち歩くにはまだ大きすぎると
言わざるを得ないという状況にある。そのため、機器内
部に使用する部品の小型化が望まれている。
【0004】これらの移動通信端末機器は、無線回線を
使用して基地局若しくは他局と通信を行うものであるた
め、当然電波を出力若しくは入力するためのアンテナが
必要になり、移動通信端末機器の小型化に寄与するアン
テナの小型化が要望されている。
使用して基地局若しくは他局と通信を行うものであるた
め、当然電波を出力若しくは入力するためのアンテナが
必要になり、移動通信端末機器の小型化に寄与するアン
テナの小型化が要望されている。
【0005】
【従来の技術】従来は図7に示すような、ホイップアン
テナが一般的に用いられている。即ち、棒状のホイップ
アンテナ3が無線機本体2に引き出し・収納可能に取り
付けられている。このホイップアンテナ3は図7(A)
に示すように、無線機本体2から引き出した状態では利
得を大きくとることができる。
テナが一般的に用いられている。即ち、棒状のホイップ
アンテナ3が無線機本体2に引き出し・収納可能に取り
付けられている。このホイップアンテナ3は図7(A)
に示すように、無線機本体2から引き出した状態では利
得を大きくとることができる。
【0006】しかし、ホイップアンテナ3を無線機本体
2内に収容すると、図7(C)に示すようにホイップア
ンテナ3と無線機本体2内に収容されているシールドケ
ース4との間のギャップGが非常に小さくなり、また図
7(B)に示すように本体2を保持する使用者の手によ
ってアンテナエレメントが覆われてしまうため、本体内
に収容したときに利得が低いという問題がある。
2内に収容すると、図7(C)に示すようにホイップア
ンテナ3と無線機本体2内に収容されているシールドケ
ース4との間のギャップGが非常に小さくなり、また図
7(B)に示すように本体2を保持する使用者の手によ
ってアンテナエレメントが覆われてしまうため、本体内
に収容したときに利得が低いという問題がある。
【0007】また、使用するときに一々本体からホイッ
プアンテナを引き出す操作が必要である。さらに、ホイ
ップアンテナを出し入れする頻度が高いために機械的耐
久性が低く、ホイップアンテナを引き出したままでアン
テナに機械的衝撃を加えると、容易に変形しやすい等の
問題がある。
プアンテナを引き出す操作が必要である。さらに、ホイ
ップアンテナを出し入れする頻度が高いために機械的耐
久性が低く、ホイップアンテナを引き出したままでアン
テナに機械的衝撃を加えると、容易に変形しやすい等の
問題がある。
【0008】棒状のホイップアンテナのこのような欠点
を補うため、最近では図8に示すような逆Fアンテナと
呼ばれる内蔵タイプのアンテナが一部で使用されてい
る。図8(A)は無線機本体2内に収容された逆Fアン
テナ5を示しており、図8(B)は無線機本体4を取り
外した状態をそれぞれ示している。
を補うため、最近では図8に示すような逆Fアンテナと
呼ばれる内蔵タイプのアンテナが一部で使用されてい
る。図8(A)は無線機本体2内に収容された逆Fアン
テナ5を示しており、図8(B)は無線機本体4を取り
外した状態をそれぞれ示している。
【0009】図8(B)において、7はアンテナエレメ
ント6をシールドケース4に短絡する短絡板であり、こ
の短絡板7から所定距離離間してアンテナエレメント6
に給電する給電線8が設けられている。給電線8は送受
信回路9に接続されている。
ント6をシールドケース4に短絡する短絡板であり、こ
の短絡板7から所定距離離間してアンテナエレメント6
に給電する給電線8が設けられている。給電線8は送受
信回路9に接続されている。
【0010】この逆Fアンテナ5は、アンテナエレメン
ト6の外周をλ/4若しくはλ/2とする周波数で共振
し、アンテナとして動作するが、アンテナエレメント先
端に等価的に容量を付加する等の方法によってさらに小
型化を図ることができる。
ト6の外周をλ/4若しくはλ/2とする周波数で共振
し、アンテナとして動作するが、アンテナエレメント先
端に等価的に容量を付加する等の方法によってさらに小
型化を図ることができる。
【0011】この逆Fアンテナを無線機本体内部に実装
することにより、上述した棒状のホイップアンテナの欠
点を以下のように補うことができる。即ち、ホイップア
ンテナでは収納時に利得が低下するが、逆Fアンテナは
内蔵された状態で最適特性が実現できるように設計され
ているので、利得の変化はない。また、搭載位置を最適
に選ぶことにより、使用者が本体を保持したときの影響
を減らすことができる。
することにより、上述した棒状のホイップアンテナの欠
点を以下のように補うことができる。即ち、ホイップア
ンテナでは収納時に利得が低下するが、逆Fアンテナは
内蔵された状態で最適特性が実現できるように設計され
ているので、利得の変化はない。また、搭載位置を最適
に選ぶことにより、使用者が本体を保持したときの影響
を減らすことができる。
【0012】操作性については、内蔵された状態でいつ
でも動作しているので、特別な操作性は必要ない。ま
た、機械的な摩耗等がないため半永久的に動作する。さ
らに機械的強度については、ケース内部に搭載されてい
るので、通常の機械的衝撃は問題ないという利点を有し
ている。
でも動作しているので、特別な操作性は必要ない。ま
た、機械的な摩耗等がないため半永久的に動作する。さ
らに機械的強度については、ケース内部に搭載されてい
るので、通常の機械的衝撃は問題ないという利点を有し
ている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように逆Fア
ンテナ等の内蔵タイプのアンテナは、棒状アンテナの欠
点を補うことができるが、反面ケース内部に搭載しなけ
ればならないため、携帯機器に要求される小型化に反す
るという欠点を有している。
ンテナ等の内蔵タイプのアンテナは、棒状アンテナの欠
点を補うことができるが、反面ケース内部に搭載しなけ
ればならないため、携帯機器に要求される小型化に反す
るという欠点を有している。
【0014】現在、800MHz帯の携帯電話機等に使
用されている内蔵アンテナでは、体積が3.7ccとか
なり小型化が図られている。それでも棒状アンテナが約
1ccで実現できることや、他の電気部品に比べて大き
いことから、さらに小型化を図ることが必要である。
用されている内蔵アンテナでは、体積が3.7ccとか
なり小型化が図られている。それでも棒状アンテナが約
1ccで実現できることや、他の電気部品に比べて大き
いことから、さらに小型化を図ることが必要である。
【0015】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、携帯無線機に採用
するのに適した、実装性がよく、小型・高性能な内蔵タ
イプのアンテナを提供することである。
のであり、その目的とするところは、携帯無線機に採用
するのに適した、実装性がよく、小型・高性能な内蔵タ
イプのアンテナを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、無線機本体の少なくとも一部を覆う
ように該本体に対して開閉自在に取り付けられたフリッ
プ部を有する携帯無線機において、前記フリップ部に第
1の金属板を内蔵させるとともに該本体側に第2の金属
板を内蔵させ、前記フリップ部を閉じたとき前記第1及
び第2の金属板を電気的に接続し、開いたとき該接続を
開放する手段を設け、前記接続点から所定距離離間して
前記第1及び第2の金属板間に高周波信号を給電するこ
とを特徴とする内蔵アンテナを提供する。
ために、本発明は、無線機本体の少なくとも一部を覆う
ように該本体に対して開閉自在に取り付けられたフリッ
プ部を有する携帯無線機において、前記フリップ部に第
1の金属板を内蔵させるとともに該本体側に第2の金属
板を内蔵させ、前記フリップ部を閉じたとき前記第1及
び第2の金属板を電気的に接続し、開いたとき該接続を
開放する手段を設け、前記接続点から所定距離離間して
前記第1及び第2の金属板間に高周波信号を給電するこ
とを特徴とする内蔵アンテナを提供する。
【0017】
【作用】フリップ部を閉じたときには、第1及び第2の
金属板が電気的に接続されるので、内蔵アンテナは逆F
モードで動作する。フリップ部を開いたときには、第1
及び第2の金属板の接続が開放されるので、第1及び第
2の金属板がダイポールモードで動作する。
金属板が電気的に接続されるので、内蔵アンテナは逆F
モードで動作する。フリップ部を開いたときには、第1
及び第2の金属板の接続が開放されるので、第1及び第
2の金属板がダイポールモードで動作する。
【0018】このように、フリップ部を閉じたときと開
いたときでアンテナの動作モードを変更することによ
り、フリップ部を開いたとき逆F構造が変化しても、ア
ンテナの利得が低下することを防止できる。
いたときでアンテナの動作モードを変更することによ
り、フリップ部を開いたとき逆F構造が変化しても、ア
ンテナの利得が低下することを防止できる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。まず図1を参照すると、本発明が適用され
るのに適した携帯電話機等の携帯無線機の外観が示され
ている。携帯無線機10は無線機本体12と、この無線
機本体12に枢軸ピン16で開閉自在に取り付けられた
フリップ部14とから構成される。
に説明する。まず図1を参照すると、本発明が適用され
るのに適した携帯電話機等の携帯無線機の外観が示され
ている。携帯無線機10は無線機本体12と、この無線
機本体12に枢軸ピン16で開閉自在に取り付けられた
フリップ部14とから構成される。
【0020】フリップ部14は、図1(A)に示すよう
に無線機本体12に対して閉じたとき、無線機本体12
の一部を覆い、無線機本体12に取り付けられている図
示しないキースイッチ等を保護する。
に無線機本体12に対して閉じたとき、無線機本体12
の一部を覆い、無線機本体12に取り付けられている図
示しないキースイッチ等を保護する。
【0021】マイクは例えばフリップ部14に取り付け
られており、フリップ部14を図1(B)に示すように
開いたとき、無線機自体を小型化しても無線機本体12
に取り付けられているスピーカとフリップ部14に設け
られているマイクとの距離を人間工学的な距離に近づけ
ることが可能である。
られており、フリップ部14を図1(B)に示すように
開いたとき、無線機自体を小型化しても無線機本体12
に取り付けられているスピーカとフリップ部14に設け
られているマイクとの距離を人間工学的な距離に近づけ
ることが可能である。
【0022】図2を参照すると本発明のアンテナを内蔵
した携帯無線機の断面図が示されており、図2(A)は
縦断面図を、図2(B)は図2(A)のB−B線断面図
をそれぞれ示している。
した携帯無線機の断面図が示されており、図2(A)は
縦断面図を、図2(B)は図2(A)のB−B線断面図
をそれぞれ示している。
【0023】アンテナエレメント18がフリップ部14
に内蔵されており、アンテナの接地板20が無線機本体
12のフリップ部14に対向する面近傍に搭載されてい
る。アンテナエレメント18及び接地板20共、銅板又
はステンレス鋼板から形成されるのが望ましい。
に内蔵されており、アンテナの接地板20が無線機本体
12のフリップ部14に対向する面近傍に搭載されてい
る。アンテナエレメント18及び接地板20共、銅板又
はステンレス鋼板から形成されるのが望ましい。
【0024】無線機内部の高周波回路とアンテナエレメ
ント18との整合をとるために、図2(A)に示すよう
にフリップ部14を閉じたときに、アンテナエレメント
18と接地板20とを電気的に接続する短絡板22が設
けられている。
ント18との整合をとるために、図2(A)に示すよう
にフリップ部14を閉じたときに、アンテナエレメント
18と接地板20とを電気的に接続する短絡板22が設
けられている。
【0025】無線機本体12に設けられた送受信回路か
らの高周波信号は給電線24でアンテナエレメント18
に給電される。短絡板22の幅や、短絡板22と給電線
24との距離や位置関係等を変えることにより、内蔵さ
れた高周波回路とアンテナエレメント18との間の最適
な整合状態が得られるように調整される。
らの高周波信号は給電線24でアンテナエレメント18
に給電される。短絡板22の幅や、短絡板22と給電線
24との距離や位置関係等を変えることにより、内蔵さ
れた高周波回路とアンテナエレメント18との間の最適
な整合状態が得られるように調整される。
【0026】一般にフリップ部14が無線機本体12を
覆う部分にはキースイッチ等が搭載されているため、あ
る程度のスペースを設ける必要がある。そのスペースを
利用して本発明の内蔵アンテナを構成しているため、無
線機本体12側及びフリップ部14側には接地板20及
びアンテナエレメント18をそれぞれ搭載するだけのス
ペースがあればよく、携帯無線機の小型化を図ることが
できる。
覆う部分にはキースイッチ等が搭載されているため、あ
る程度のスペースを設ける必要がある。そのスペースを
利用して本発明の内蔵アンテナを構成しているため、無
線機本体12側及びフリップ部14側には接地板20及
びアンテナエレメント18をそれぞれ搭載するだけのス
ペースがあればよく、携帯無線機の小型化を図ることが
できる。
【0027】図3を参照すると、上述した実施例のアン
テナエレメント18と接地板20との接続部の拡大断面
図が示されている。アンテナエレメント18を接地板2
0に短絡するための短絡板22の先端には枢軸ピン16
回りに枢軸ピンと所定距離離間した半円弧状部26が一
体的に形成されている。
テナエレメント18と接地板20との接続部の拡大断面
図が示されている。アンテナエレメント18を接地板2
0に短絡するための短絡板22の先端には枢軸ピン16
回りに枢軸ピンと所定距離離間した半円弧状部26が一
体的に形成されている。
【0028】フリップ部14を閉じたときには、図3
(A)に示すように半円弧状部26の一端26aが接地
板20に接触し、アンテナエレメント18が接地板20
に短絡される。よってこの場合には、本発明の内蔵アン
テナは逆F構造となるため、逆Fモードで動作する。
(A)に示すように半円弧状部26の一端26aが接地
板20に接触し、アンテナエレメント18が接地板20
に短絡される。よってこの場合には、本発明の内蔵アン
テナは逆F構造となるため、逆Fモードで動作する。
【0029】図4(A)にフリップ部を閉じたときの本
発明実施例の内蔵アンテナの概略図を示す。図4(B)
はその等価回路である。一方、フリップ部14を開く
と、図3(B)に示すように半円弧状部26が枢軸ピン
16回りに回動するため、半円弧状部26の端部26a
と接地板20との接続が断たれることになる。このた
め、フリップ部14が開いているときには、アンテナエ
レメント18と接地板20とは、正極と負極の先端に設
けられた2つの独立したエレメントとして動作する。
発明実施例の内蔵アンテナの概略図を示す。図4(B)
はその等価回路である。一方、フリップ部14を開く
と、図3(B)に示すように半円弧状部26が枢軸ピン
16回りに回動するため、半円弧状部26の端部26a
と接地板20との接続が断たれることになる。このた
め、フリップ部14が開いているときには、アンテナエ
レメント18と接地板20とは、正極と負極の先端に設
けられた2つの独立したエレメントとして動作する。
【0030】換言すれば、アンテナエレメント18と接
地板20とはダイポールアンテナの各々のエレメントと
して動作するので、フリップ部14が開いている状態で
も利得が低下することはない。
地板20とはダイポールアンテナの各々のエレメントと
して動作するので、フリップ部14が開いている状態で
も利得が低下することはない。
【0031】フリップ部14を開いたとき、アンテナエ
レメント18と接地板20との接続を断たないと、逆F
構造が全く違う形状となってしまうため、アンテナ特性
が劣化し、利得が低下する。本発明実施例はこの欠点を
防止するため、フリップ部を開いたときには逆Fアンテ
ナモードではなく、ダイポールアンテナモードで動作さ
せるようにしたものである。
レメント18と接地板20との接続を断たないと、逆F
構造が全く違う形状となってしまうため、アンテナ特性
が劣化し、利得が低下する。本発明実施例はこの欠点を
防止するため、フリップ部を開いたときには逆Fアンテ
ナモードではなく、ダイポールアンテナモードで動作さ
せるようにしたものである。
【0032】図5(A)に、フリップ部14を開いたと
きの本発明内蔵アンテナの概略図を示す。図5(B)は
その等価回路である。図6を参照すると、本発明の他の
実施例の一部破断断面図が示されている。本実施例で
は、接地板20′にキースイッチ30挿入用の複数個の
穴を形成する。28はキースイッチ30搭載用の基板で
ある。
きの本発明内蔵アンテナの概略図を示す。図5(B)は
その等価回路である。図6を参照すると、本発明の他の
実施例の一部破断断面図が示されている。本実施例で
は、接地板20′にキースイッチ30挿入用の複数個の
穴を形成する。28はキースイッチ30搭載用の基板で
ある。
【0033】一方、フリップ部14に搭載されるアンテ
ナエレメントにも、アンテナの軽量化を図るために複数
個の穴を形成する。これらの穴はアンテナが動作する周
波数の波長に比較して、非常に小さい寸法で形成されて
いるため、アンテナの動作周波数では高周波的に1枚の
板に見え、特性の劣化が起こることがない。
ナエレメントにも、アンテナの軽量化を図るために複数
個の穴を形成する。これらの穴はアンテナが動作する周
波数の波長に比較して、非常に小さい寸法で形成されて
いるため、アンテナの動作周波数では高周波的に1枚の
板に見え、特性の劣化が起こることがない。
【0034】
【発明の効果】本発明の内蔵アンテナは以上詳述したよ
うに構成したので、携帯無線機に搭載するのに適した実
装性が良く、小型で高性能なアンテナを提供できるとい
う効果を奏する。
うに構成したので、携帯無線機に搭載するのに適した実
装性が良く、小型で高性能なアンテナを提供できるとい
う効果を奏する。
【図1】本発明のアンテナを適用するのに適した携帯無
線機の概略図である。
線機の概略図である。
【図2】本発明のアンテナを採用した携帯無線機断面図
である。
である。
【図3】接続部の拡大断面図であり、(A)がフリップ
部を閉じたときの状態を、(B)がフリップ部を開いた
ときの状態をそれぞれ示している。
部を閉じたときの状態を、(B)がフリップ部を開いた
ときの状態をそれぞれ示している。
【図4】フリップ部を閉じたときのアンテナ概略図であ
る。
る。
【図5】フリップ部を開いたときのアンテナ概略図であ
る。
る。
【図6】本発明の他の実施例の一部破断斜視図である。
【図7】ホイップアンテナを示す図である。
【図8】逆Fアンテナを示す図である。
12 無線機本体 14 フリップ部 18 アンテナエレメント 20 接地板 22 短絡板 24 給電線 26 半円弧状部
Claims (2)
- 【請求項1】 無線機本体(12)の少なくとも一部を覆う
ように該本体(12)に対して開閉自在に取り付けられたフ
リップ部(14)を有する携帯無線機において、 前記フリップ部(14)に第1の金属板(18)を内蔵させると
ともに該本体(12)側に第2の金属板(20)を内蔵させ、 前記フリップ部(14)を閉じたとき前記第1及び第2の金
属板(18,20) を電気的に接続し、開いたとき該接続を開
放する手段(22,26) を設け、 前記接続点から所定距離離間して前記第1及び第2の金
属板(18,20) 間に高周波信号を給電することを特徴とす
る内蔵アンテナ。 - 【請求項2】 前記第1及び第2の金属板(18,20) の少
なくとも一方に複数個の穴を設けたことを特徴とする請
求項1記載の内蔵アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5005540A JPH06216621A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 内蔵アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5005540A JPH06216621A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 内蔵アンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06216621A true JPH06216621A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11614028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5005540A Pending JPH06216621A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 内蔵アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06216621A (ja) |
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100314821B1 (ko) * | 1996-01-16 | 2002-01-17 | 도날드 디. 먼둘 | 휴대용전화기의플립카버및안테나조합 |
WO2004010530A1 (ja) * | 2002-07-19 | 2004-01-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 携帯無線機 |
US6754514B1 (en) | 1999-04-16 | 2004-06-22 | Nec Corporation | Portable mobile radio telephone apparatus |
JP2004274730A (ja) * | 2003-02-06 | 2004-09-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 携帯無線通信装置 |
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