JPH06215849A - 被覆線整列・取り出し装置 - Google Patents

被覆線整列・取り出し装置

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JPH06215849A
JPH06215849A JP690293A JP690293A JPH06215849A JP H06215849 A JPH06215849 A JP H06215849A JP 690293 A JP690293 A JP 690293A JP 690293 A JP690293 A JP 690293A JP H06215849 A JPH06215849 A JP H06215849A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルの被覆線整列・取り出し装置に関
し、平面的に整列化された被覆線を確実に効率よく一本
ずつ取り出させて次工程での絶縁体等の所定位置へのセ
ッティング作業の効率化を実現し生産性の向上を図るこ
とを目的とする。 【構成】 ケーブルの露出した被覆線を平面的に整列し
その端部から順次取り出す被覆線整列・取り出し装置
を、複数の被覆線を整列させるスリット溝321aを持ち且
つ整列した被覆線を一括して移動せしめる被覆線押上駒
33を具えたマガジン32と、該マガジン32に整列した被覆
線の取り出し側端部の位置を検出しその信号で被覆線取
り出し部35の位置を設定する手段を持つ該被覆線取り出
し部35と、マガジン32に収容されている被覆線の端部に
位置する被覆線を取り出したときの信号でマガジン内の
被覆線押上駒33を押し上げる手段を具えた被覆線押上部
36と、被覆線取り出し部35と被覆線押上部36とを制御す
る制御系4とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はケーブルを構成する複数
の被覆線を個々に絶縁体等の所定位置にセッティングす
る際の前工程に使用する被覆線整列・取り出し装置の構
成に係り、特に平面的に整列化された被覆線を確実に且
つ効率よく一本ずつ取り出させることで次工程としての
絶縁体等の所定位置へのセッティング作業の効率化を実
現し生産性の向上を図った被覆線整列・取り出し装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4は技術的な背景を説明する図であ
り、図5は従来の被覆線整列・取り出し装置をその方法
と共に概略的に説明する図,図6は被覆線取り出し時の
状態と問題点を説明する図である。
【0003】以下図4でケーブルの各被覆線をコネクタ
に接続する場合の該ケーブルの端末前処理と接続方法と
を順を追って説明する。すなわちストッカ等に巻き込ま
れているケーブル1をに示すようにその所定位置Pで
切断し、に示す如くその端部所定域の外皮1aを除去し
てシールド1bを露出させた後該シールド1bを除去する
と、例えばペア線同士が捩られた状態にある複数の被覆
線11をのように露出させることができる。
【0004】そこで図示されない工具等で該各ペア線同
士の捩りをなくすとに示す如く捩りのない被覆線11を
得ることができる。しかしこのままの状態では複数の被
覆線11がケーブルの断面全面から出る立体的配置になっ
ているので、被覆線を一本ずつ取り出してコネクタに接
続する作業を自動化させるのに難点がある。
【0005】従って例えば整列装置等を使用して各被覆
線11をのように平面的に一列に整列させた後、の被
覆線11-1,11-2,11-3……の如くその端部に位置する被
覆線から順に一本ずつ取り出しながらコネクタ絶縁体12
の所定の溝等に挿入しまたは圧着させる方法が多用され
ている。
【0006】この場合ので示す被覆線の整列工程と
における端部からの被覆線取り出し工程とを共に実現さ
せる従来の被覆線整列・取り出し装置の構成を概念的に
示す図5で、 (5-1)は被覆線を平面的に整列させた状態
を, またその一部を抽出した(5-2)は被覆線を取り出し
たときの状態をそれぞれ示したものである。
【0007】図の (5-1)で被覆線整列・取り出し装置2
は、端部に図4ので説明した捩りのない被覆線11を持
つケーブル1を立てた状態にしたときの該ケーブル1を
その外皮域で固定し得る基板21と,該基板上に固定され
てケーブル1の各被覆線11を平面的に整列して位置決め
保持し得るマガジン22, 該マガジン22に内設されて上記
整列した各被覆線11を一括して押し上げる軸付円板状の
被覆線押上駒23,該押上駒23に押上力を付与するスプリ
ング24,および図示されない移動機構部と係合して簾状
に整列した上記被覆線11の最上部に位置する被覆線のみ
をピックアップして取り出すピン25とを主要部材として
構成されている。
【0008】この内、少なくとも上記ケーブル1の各被
覆線11を平面的に密着して整列させたときの全幅と上記
被覆線押上駒23とが余裕を持って収容し得る長さを具え
且つその自由端側先端が幅方向で二股に分岐したマガジ
ン22は、平坦な被覆線ガイド面221aを持って基板21に固
定される被覆線ガイド板221 と,その基板側近傍に基板
21と平行して設けられている固定軸222 を中心として上
記ガイド面221aと密着する位置から開閉し得るように該
基板21または被覆線ガイド板221 に装着されている被覆
線位置決め板223 とからなっている。
【0009】そして、上記ガイド板221 と位置決め板22
3 とを密着せしめたときの対応する各位置には長手方向
に沿う溝孔221b,223a (図では223aのみ記載) が等しい
形状で形成されていると共に、被覆線ガイド板221 のガ
イド面221aと密着する被覆線位置決め板223 の密着面22
3bには少なくとも上述した二股部の深さを超えない位置
から基板側近傍までの範囲に上記被覆線11の外径とほぼ
等しい深さの凹の段差面223cが幅方向に形成されてい
る。
【0010】なお該位置決め板223 の二股部のケーブル
側分岐片223dの内面は上記凹の段差面223cがそのまま延
長された状態になっている。また、上記被覆線押上駒23
の円板域の厚さは上述した凹の段差面223cの段差量すな
わち被覆線11の外径より僅かに薄く形成されていると共
に両面に突出する軸の径は上記溝孔221b,223a の溝幅よ
りも僅かに細くなっている。
【0011】このことは、その円板領域を被覆線位置決
め板223 の凹の段差面領域に位置せしめると共にその軸
をそれぞれの溝孔221b,223a に貫通させることで、該被
覆線押上駒23が被覆線ガイド板221 と被覆線位置決め板
223 とで挟み込まれたまま溝孔221b,223a に沿って自在
に上下動し得ることを示しているので、上述したスプリ
ング24の端部を被覆線ガイド板221 と被覆線位置決め板
223 の各溝孔から突出する被覆線押上駒23の軸部分に係
合させることで該被覆線押上駒23を常時片側(図の場合
では上方)に押圧せしめることができる。
【0012】一方図示されない移動機構部と係合するピ
ン25は、平面的に整列した上記被覆線の端部に位置する
被覆線11-1と二番目に位置する被覆線11-2との中間位置
でピン軸方向に往復動し得ると共に該位置を基準として
それよりマガジン端部(図では上方)側に往復動し得る
ようになっている(図示矢印A)。
【0013】そこで、被覆線位置決め板223 を矢印B1
向に開いた状態でケーブル1の各被覆線11をその凹の段
差面域に整列せしめた後その固定軸222 側に上記被覆線
押上駒23を装着し、該被覆線位置決め板223 を矢印B2
向に閉じると共に上述したスプリング24の端部を該押上
駒23の軸に係合させると該押上駒23が整列した被覆線11
を一括して押し上げるので少なくとも端部に位置する被
覆線11-1を該マガジン22の所定位置に位置せしめること
ができる。
【0014】従って、上述したピン25の矢印Aの動作で
端部に位置する被覆線11-1が (5-2)に示す如く取り出せ
るので、該取り出された被覆線を図示されない治具等で
ピックアップしコネクタの所定位置に移動させることで
コネクタへの接続作業の自動化を実現させることができ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図5のピン25による被
覆線取り出し部を矢印C方向から見た図6の(6-1) で、
マガジン22内に整列する被覆線11の端部に位置する被覆
線11-1を図5で説明したようにピン25で取り出すと、端
部から二番目に位置する被覆線11-2が図5の被覆線押上
駒23で押し上げられて破線Dで示すように端部に移動す
る。
【0016】そこで、以下ピン25を同様に動作させるこ
とで整列した被覆線を一本ずつ取り出すことができる。
しかしスプリング24による押上げ力が常時必ずしも一定
でないことと、被覆線自体の径のバラツキや被覆材硬
度, 周囲温度等が必ずしも一定でない。
【0017】従って、例えばマガジン内の被覆線が(6-
2) に示すようにジグザグに整列すると被覆線11の被覆
材とマガジン内壁面間の摩擦等によって該整列被覆線が
押上げられないことがあって爾後の被覆線取り出し作業
に支障をきたすことがあると言う問題があり、また(6-
3) に示す如く押上げ量が不足したときには上記同様に
被覆線取り出し作業ができなくなったりピン25によって
被覆線自体が損傷することがあると言う問題があった。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題は、端末域の複
数の被覆線が捩られない状態で露出しているケーブルの
該露出した被覆線を平面的に整列させると共に、該整列
した被覆線をその端部から一本ずつ順次取り出す被覆線
整列・取り出し装置であって、複数の前記被覆線を平面
的に整列させるスリット溝を持ち且つ該整列した被覆線
を一括して該スリット溝に沿う被覆線取り出し方向に移
動せしめる被覆線押上駒を具えたマガジンと、該マガジ
ンに整列した被覆線の取り出し側端部の位置を検出しそ
の信号によって前記所要の被覆線を取り出す被覆線取り
出し部の位置を設定する手段を具えた該被覆線取り出し
部と、上記マガジンに整列して収容されている被覆線の
端部に位置する被覆線を取り出したときの信号によって
該マガジン内の上記被覆線押上駒を押し上げる手段を具
えた被覆線押上部と、上記被覆線取り出し部と該被覆線
押上部とを制御する制御系とで構成されている被覆線整
列・取り出し装置によって解決される。
【0019】
【作用】被覆線の位置を検出しそのデータに基づいて移
動するピンで被覆線を取り出させるようにすると、被覆
線取り出し作業の確実化を実現することができる。
【0020】そこで本発明では、整列した被覆線の端部
に位置する被覆線の位置をセンシングすると共にその位
置データを被覆線取り出し用ピンの制御系に送達し被覆
線とマッチングする位置に該ピンを移動して被覆線を取
り出させるように被覆線整列・取り出し装置を構成して
いる。
【0021】従って、整列した被覆線が図6の(6-2),(6
-3) で説明したように所定位置まで押上げられないとき
でも確実に被覆線を取り出すことができて生産性の向上
を期待することができる。
【0022】
【実施例】図1は本発明の被覆線整列・取り出し装置の
構成例を説明する概略図であり、図2は被覆線をセット
したときの状態を制御系と共に説明する図, 図3は制御
系のブロック線図を例示した図である。
【0023】なお図では図5で説明したケーブルを使用
した場合を例としているので、図5と同じ対象部材・部
位には同一の記号を付して表わすと共に重複する説明に
ついてはそれを省略する。
【0024】図1で被覆線整列・取り出し装置3は、端
部に捩りのない被覆線11を持つケーブル1を立てた状態
にしたときの該ケーブル1を図5同様にその外皮域で固
定し得る基板31に固定されてケーブル1の該各被覆線11
を垂直面の横並びに整列して位置決め保持するマガジン
32と, 該マガジン32に内設されて整列した各被覆線11を
一括して押し上げる被覆線押上駒33,上記基板31に立て
た状態で固定された筐体壁34に装着されて上記マガジン
32と係合する位置で上下動し得る被覆線取り出し部35,
および該筐体壁34に装着されて上記被覆線押上駒33を押
し上げる被覆線押上部36とを主要部材として構成されて
いる。
【0025】この内、上記ケーブル1の各被覆線11を整
列させたときの全幅と上記被覆線押上駒33とが余裕を持
って収容し得る長さを持つマガジン32は、先端に被覆線
11の外径を僅かに超える間隔d1のスリット溝321aが形成
された2個のガイド板321 を所定間隔d2になるように2
個のスペーサ板322 を介して平面視“ロ”字形に形成し
たものであり、該2個のスペーサ板322 の厚さはその間
の間隔が少なくとも上記間隔d1よりも大きくなるように
設定されている。
【0026】そして該2個のスペーサ板322 の対応する
各位置には長手方向に沿う溝孔322aが等しい形状に形成
されている。また該マガジンに内設される被覆線押上駒
33は、その2個のガイド板321 と2個のスペーサ板322
とで囲まれた領域で円滑に摺動し得るブロック駒331 と
それをスペーサ板方向に貫通する軸332 とからなるもの
である。
【0027】従って、マガジン32の少なくとも片側のス
ペーサ板322 を取り外した状態で該被覆線押上駒33をガ
イド板321 の間に挿入してから取り外された片側のスペ
ーサ板322 を取り付けることで、スペーサ板322 の溝孔
322aに沿って摺動し得る被覆線押上駒33が内設された図
示のマガジン32を構成することができる。
【0028】また被覆線取り出し部35は、上記筐体壁34
に固定されている上下2個の棚板341,342 の対応する位
置を軸受けとして回転するボールねじ343 に嵌合して上
下動し得るアーム351 の先端に装着されているものであ
り、該部のa〜a′抽出拡大断面図(イ)に示す如く、
幅(図では紙面厚さ方向)が上記マガジン32のスペーサ
板322 の幅とほぼ等しい先端域に下側を開口として形成
されている入口が狭い袋小路状空間部351aの内部に該ア
ーム351 の長手方向に移動可能に装着されたクランパ35
2 と、該入口の対向域に対面して配置された受発光素子
からなる光センサ353 とで構成されている。
【0029】そして該クランパ352 は、上記アーム351
の中間域に装着されている偏芯カム354 の回転によって
該アームの長手方向に形成されているアリ溝351bに沿っ
て移動し得る移動ブロック355 とロッド356 で一体化さ
れていると共に、その移動ブロック側の端面には被覆線
を一本ずつピックアップして取り出すためのピン357が
装着されている。
【0030】なお上記袋小路状空間部351aの入口部の間
隔すなわち受発光素子間の距離は、図5で説明した被覆
線の外径より僅かに大きい隔たりすなわち上述したスリ
ット溝幅d1とほぼ等しくなっている。
【0031】このことは、被覆線取り出し部35をマガジ
ン32の2個のガイド板321 の間で袋小路状空間部入口と
マガジン32のスリット溝とが合致するように該マガジン
32と係合させた後、マガジン32に整列している被覆線を
上記被覆線押上駒33で押し上げることで、該被覆線が光
検知されながら被覆線取り出し部35に送り込めることを
示している。
【0032】一方被覆線取り出し部同様に上記筐体壁34
に装着される被覆線押上部36は、該筐体壁34に形成され
ている図示されない軸受を中心として回転できる軸361
に固定されているブロック駒362 とそれに立てたように
植設されている2個の押上棒363 とで構成されているも
のであり、該押上棒363 の先端域は上述したマガジン32
に内設されている被覆線押上げ駒33の軸332 の下側に接
触させた状態で係合するようになっている。
【0033】従って、上記軸361 ひいてはブロック駒36
2 を例えば矢印E方向に回転させることで上記ブロック
駒331 を上方に押し上げることができる。なお、上述し
たアーム351 を上下動させるためのボールねじ343 の回
転は該ボールねじ343 の一端に繋がる制御モータ344 で
行うと共にその上下移動量換言すればボールねじ343 と
しての回転角度は該ボールねじ343 の他端に繋がるエン
コーダ345 で制御し得るようになっている。
【0034】また上述した移動ブロック355 を移動させ
るための偏芯カム354 の回転はその軸に繋がる制御モー
タ358 で行われ、更に上述したブロック駒362 を回転は
その軸361 に繋がる制御モータ364 で行われるようにな
っている。
【0035】そこで、図4ので説明したケーブル1を
図5のように基板31に固定し、被覆線取り出し部35がマ
ガジン32から充分離れる位置までアーム351 を上昇させ
た状態で該ケーブル1の各被覆線11をマガジン32のスリ
ット溝321aに整列して挿入せしめた後、クランパ352 を
アーム先端側に位置せしめた上記被覆線取り出し部35を
降下することで整列した各被覆線11をマガジン32のブロ
ック駒331 と被覆線取り出し部35の袋小路状空間部に設
けた段差面351bとの間で位置決めすることができる。
【0036】このときの状態を外観的に示した図2と制
御系のブロック線図を例示した図3で被覆線整列・取り
出し装置3は、上記光センサ353 から受ける光信号とエ
ンコーダ345 によるカウントパルス信号を演算して所定
のタイミング信号を出力するカウンタ回路41と、該タイ
ミング信号を入力する入力ユニット421 , それを演算し
その内容を一時的に記憶するメモリユニット422aを持つ
CPUユニット422 ,該演算内容を表示器423a等に表示
させる出力ユニット423 ,該演算内容から各制御モータ
344,358,364 への信号を出力する位置制御ユニット424
からなる制御装置42、および該位置制御ユニット424 か
らの制御信号を受けて上記各制御モータ344,358,364 を
個別に制御するドライバ43,44,45とで構成される制御系
4で制御されるようになっている。
【0037】以下、図2と図3で基本的な動作について
簡単に説明する。先ず、被覆線11の位置を検出するため
に制御装置42のCPUユニット422 から位置制御ユニッ
ト424 を経てドライバ43に信号を送達し制御モータ344
を回転させるとボールねじ343 の回転によってアーム31
ひいては被覆線取り出し部35が上下動するが、該ボール
ねじ343 の端部にはエンコーダ345 が固定されているの
で該ボールねじ343 の回転角換言すれば該被覆線取り出
し部35の移動量に対応するカウントパルス信号が発生す
る。
【0038】そしてこのときの該カウントパルス信号は
カウンタ回路41で読み取られるが、カウント中に被覆線
取り出し部35の光センサ353 からの信号によって最上端
に位置する被覆線11の位置が検出されると、そのトリガ
信号で該ボールねじ343 の回転が停止すると同時にその
ときのカウント数が該カウンタ回路41内のメモリに記憶
される。
【0039】一方制御装置42の入力ユニット421 は、該
カウンタ回路41からのデータ(カウント数)を読み込み
メモリユニット422a内のソフトウェアでCPUユニット
422で演算させた後その信号を位置制御ユニット424 に
送達し更に該ユニット424 からの信号をドライバ43を介
して制御モータ344 に送達するので、結果的に該モータ
344 を演算されたデータ値分だけ駆動させて上記アーム
31ひいては被覆線取り出し部35を上下動させるので上述
したクランパ352 のピン357 を整列した被覆線の所定位
置にマッチングさせることができる。
【0040】なおこの場合のカウンタ回路41は、制御装
置42内のCPUユニット422 における処理時間すなわち
入出力応答時間の差が大きく正確に信号を取り込むこと
ができないためそれを防ぐために設けているものであ
り、該カウンタ回路41を設けることでCPUユニット42
2 における上記入出力応答時間差に影響されないカウン
ト数を該制御装置42に入力させられるメリットがある。
【0041】従って、このときの演算されるデータに被
覆線取り出し部35におけるクランパ352 のピン357 の位
置データを盛り込むことで、該ピン357 を所定位置すな
わち整列した被覆線11の端部に位置する被覆線と次の被
覆線との間に正確に位置せしめることができる。
【0042】かくして被覆線取り出し部35が所定位置に
移動した後、位置制御ユニット424からドライバ45を経
て制御モータ358 に送達される信号で該制御モータ358
を動作させてクランパ352 を閉じ端部に位置する被覆線
11のみをピックアップし、更に位置制御ユニット424 か
らドライバ43を経て制御モータ344 に送達される信号で
該制御モータ344 を動作させて被覆線取り出し部35を上
昇させると、ピックアップされた被覆線のみが上昇し取
り出すことができるので図示されない治具等で該被覆線
をキャッチし絶縁体の所定位置に移動させることができ
る。
【0043】なおこの場合の制御モータ344 の動作と共
に、位置制御ユニット424 からドライバ44を経て制御モ
ータ364 に送達される信号で該制御モータ364 を動作さ
せて被覆線押上部36を回動させ前述したマガジン32の被
覆線押上駒33を図1で説明したように押し上げること
で、端部に位置する被覆線が抜けた後の整列した被覆線
を一括して押し上げることができる。
【0044】以下同様の手順を繰り返すことで、整列し
た被覆線を確実に一本ずつ取り出せる被覆線整列・取り
出し装置を構成することができる。かかる装置では、被
覆線押上部36に制御モータ364 を使用し且つその主軸に
直結した押上棒363 で上記被覆線押上駒33を押し上げて
いるので、該モータ364 の回転角度やタイミング, 速度
等をソフト的に設定することで図6で説明した如き問題
点を解消することができて円滑な被覆線押押上動作を継
続して行わせることができる。
【0045】
【発明の効果】上述の如く本発明により、平面的に整列
化された被覆線を確実に且つ効率よく一本ずつ取り出さ
せることで次工程における絶縁体等の所定位置へのセッ
ティング作業の効率化を実現し生産性の向上を図った被
覆線整列・取り出し装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の被覆線整列・取り出し装置の構成例
を説明する概略図。
【図2】 被覆線をセットしたときの状態を制御系と共
に説明する図。
【図3】 制御系のブロック線図を例示した図。
【図4】 技術的な背景を説明する図。
【図5】 従来の被覆線整列・取り出し装置をその方法
と共に概略的に説明する図。
【図6】 被覆線取り出し時の状態と問題点を説明する
図。
【符号の説明】
1 ケーブル 11 被覆線 3 被覆線整列・取り出し装置 4 制御系 31 基板 32 マガジン 33 被覆線押上駒 34 筐体壁 35 被覆線取り出し部 36 被覆線押上部 41 カウンタ回路 42 制御回路 43,44,45 ドライバ 321 ガイド板 321a スリッ
ト溝 322 スペーサ板 322a 溝孔 331 ブロック駒 332 軸 341,342 棚板 343 ボール
ねじ 344 制御モータ 345 エンコ
ーダ 351 アーム 351a 袋小路
状空間部 351b アリ溝 352 クランパ 353 光セン
サ 354 偏芯カム 355 移動ブ
ロック 356 ロッド 357 ピン 358 制御モータ 361 軸 362 ブロッ
ク駒 363 押上棒 364 制御モ
ータ 421 入力ユニット 422 CPUユニット 422a メモリ
ユニット 423 出力ユニット 423a 表示器 424 位置制御ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末域の複数の被覆線が捩られない状態
    で露出しているケーブルの該露出した被覆線を平面的に
    整列させると共に、該整列した被覆線をその端部から一
    本ずつ順次取り出す被覆線整列・取り出し装置であっ
    て、 複数の前記被覆線を平面的に整列させるスリット溝(321
    a)を持ち且つ該整列した被覆線を一括して該スリット溝
    (321a)に沿う被覆線取り出し方向に移動せしめる被覆線
    押上駒(33)を具えたマガジン(32)と、 該マガジン(32)に整列した被覆線の取り出し側端部の位
    置を検出しその信号によって前記所要の被覆線を取り出
    す被覆線取り出し部(35)の位置を設定する手段を具えた
    該被覆線取り出し部(35)と、 上記マガジン(32)に整列して収容されている被覆線の端
    部に位置する被覆線を取り出したときの信号によって該
    マガジン内の上記被覆線押上駒(33)を押し上げる手段を
    具えた被覆線押上部(36)と、 上記被覆線取り出し部(35)と該被覆線押上部(36)とを制
    御する制御系(4) とで構成されていることを特徴とした
    被覆線整列・取り出し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の被覆線取り出し部(35)の
    位置を設定する手段が、マガジン(32)に整列した被覆線
    の取り出し側端部の位置を検出する光センサ(353) から
    のトリガ信号と、被覆線取り出し部(35)を被覆線の整列
    幅方向に移動させるための回転するボールねじ(343) の
    端部に固定されて該ボールねじ(343)に係合するエンコ
    ーダ(345) からのカウントパルス信号、および上記トリ
    ガ信号と該カウントパルス信号とを処理する制御系(4)
    内のカウンタ回路(41)で構成されていることを特徴とし
    た被覆線整列・取り出し装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の被覆線押上駒(33)を押し
    上げる手段が、制御系(4) に繋がる制御モータ(364) を
    駆動源として構成されていることを特徴とした被覆線整
    列・取り出し装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014203724A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 株式会社日成電機製作所 芯線加工準備装置
JP2020140878A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 ダイハツ工業株式会社 加工装置

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