JPH06215529A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 負圧スライダ−位置に高い精度を必要としな
く、負圧スライダ−によるディスクダメ−ジも少ないよ
うにしてフロッピ−ディスクの互換性を与えた磁気記録
再生装置を提案する。 【構成】 フロッピ−ディスク５３をチャッキングさせ
たスピンドルモ−タ５０の回転初期において、このスピ
ンドルモ−タ５０を僅か下降させて負圧スライダ−５４
により吸引されたフロッピ−ディスク５３に磁気ヘッド
５５を当接させ、スピンドルモ−タ５０が所定回転とな
ったとき、このモ−タ５０を元の位置に上昇復帰させて
磁気ヘッド５５のフロッピ−ディスク面当接を良好に保
持させる構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、フレキシブルな磁気
記録媒体であるフロッピ−ディスクにデ−タを記録し、
また、そのデ−タを再生する磁気記録再生装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】この種の磁気記録再生装置は、デ−タを
フロッピ−ディスクに記録し、或いはフロッピ−ディス
クからデ−タを再生する装置として知られ、電子スチル
カメラ等に適用されている。

【０００３】電子スチルカメラは２インチのフロッピ−
ディスクを使用したものが多く、フロッピ−ディスクを
スピンドルモ−タで回転駆動する構成としてある。つま
り、フロッピ−ディスクのセンタ−コア部をスピンドル
モ−タの回転軸部にチャッキングさせ、フロッピ−ディ
スクを高速度で回転させる。

【０００４】フロッピ−ディスクへのデ−タの書き込み
と読み取りを行なう磁気ヘッドは、ステッピングモ−
タ、リ−ドスクリュ−、ヘッドキャリッジなどからなる
送り機構で移動駆動される。そして、この磁気ヘッドは
ヘッドキャリッジに固定した負圧スライダ−に備えら
れ、上記した送り機構が磁気ヘッドをフロッピ−ディス
クの表面上で半径方向に移動させ、フロッピ−ディスク
のトラックにデ−タの書き込み、読み取りを行なう。

【０００５】負圧スライダ−はフロッピ−ディスクの回
転による空気流によって、フロッピ−ディスクを吸引す
る負圧を発生し、磁気ヘッドにフロッピ−ディスクを安
定して接触させる。

【０００６】また、フロッピ−ディスクに対して負圧ス
ライダ−とは反対側にフロッピ−ディスクのカ−ルを抑
える補助パッドが設けられている。これは、フロッピ−
ディスクの外周側に生ずるカ−ルを抑えるためのもので
ある。

【０００７】フロッピ−ディスクが負圧スライダ−から
離なれる方向にカ−ルしていた場合、負圧スライダ−と
の間に隙間が生ずるため、磁気ヘッドがフロッピ−ディ
スクに接触しないことがある。この隙間については、例
えば、図８に示す如く２インチフロッピ−ディスクの場
合には、内周側のカ−ルは±０．０２ｍｍと厳しい規格
となっているが、外周側のカ−ルは±０．４ｍｍと制限
がかなり緩くなっている。

【０００８】そこで、図９に示すようにフロッピ−ディ
スクの外周側に補助パッドを設けて補っている。なお、
図８、図９において、符号１はフロッピ−ディスク、２
は負圧スライダ−、３は補助パッド、４は磁気ヘッドを
示している。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】上記した磁気記録再生
装置は、様々なカ−ル状態となるフロッピ−ディスク１
に対して負圧スライダ−２と補助パッド３で対応してい
るが、このような装置には次のような問題点がある。

【００１０】全てのフロッピ−ディスク１に対して磁気
ヘッド４を良好に当接させるため、負圧スライダ−２と
補助パッド３の位置決めに高度な位置精度が要求され、
このため非常に手間のかかる位置調整となっており、ま
た、補助パッド３を用意しなければならないので製作コ
ストの面でも好ましくない。

【００１１】また、補助パッド３がフロッピ−ディスク
１に接触することによって、フロッピ−ディスク１に負
荷が加わり、スピンドルモ−タの回転負荷が増大する。

【００１２】さらに、最もカ−ルの大きいフロッピ−デ
ィスク１を基準に製作しなければならないので、負圧ス
ライダ−２をフロッピ−ディスク１の表面より上方に配
置させる必要があり、このため、フロッピ−ディスク１
が負圧スライダ−２によって必要以上に持ち上げられ、
スピンドルモ−タの回転負荷が増大し、ディスクダメ−
ジも大きくなる。

【００１３】そこで、本発明では、いろいろなフロッピ
−ディスクに対して互換性があり、また、手間がかから
ず生産コストの削減にも寄与し、さらにディスクダメ−
ジの少ないこの種の磁気記録再生装置の開発を目的とす
る。

【００１４】

【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、第１の発明として、磁気記録媒体で
あるフロッピ−ディスクのセンタ−コア部をモ−タ回転
軸部にチャッキングさせてフロッピ−ディスクをモ−タ
で高速回転させると共に、負圧スライダ−に設けた磁気
ヘッドをフロッピ−ディスクの半径方向に移動させてデ
−タを記録、再生する磁気記録再生装置において、上記
フロッピ−ディスクの回転初期において一時的にモ−タ
回転軸部を垂直方向に僅か降下させ、或いは、フロッピ
−ディスクの回転初期においてフロッピ−ディスクを負
圧スライダ−側に一時的に下げるようにモ−タ回転軸部
を傾斜させるモ−タ回転軸部位置の駆動手段を備えたこ
とを特徴とする磁気記録再生装置を提案する。

【００１５】第２の発明として、磁気記録媒体であるフ
ロッピ−ディスクのセンタ−コア部をモ−タ回転軸部に
チャッキングさせてフロッピ−ディスクをモ−タで高速
回転させると共に、負圧スライダ−に設けた磁気ヘッド
をフロッピ−ディスクの半径方向に移動させてデ−タを
記録、再生する磁気記録再生装置において、フロッピ−
ディスクの回転始動時またはこの回転の停止後に負圧ス
ライダ−をフロッピ−ディスク内周側の所定位置に移動
させ、負圧スライダ−をこの所定位置からフロッピ−デ
ィスク外周側に向かって移動させて磁気ヘッドによるデ
−タ記録と再生を行なわせる負圧スライダ−駆動手段を
備えたことを特徴とする磁気記録再生装置を提案する。

【００１６】

【作用】第１の発明に係る磁気記録再生装置は、フロッ
ピ−ディスクの回転初期においてモ−タ回転軸部が一時
的に垂直方向に僅か降下する。この動作によって、フロ
ッピ−ディスクのカ−ルが負圧スライダ−から離れる方
向に生じていた場合でも、フロッピ−ディスクが降下し
て負圧スライダ−に吸引され、磁気ヘッドがフロッピ−
ディスク面に確実に当接するようになる。

【００１７】また、負圧スライダ−により一旦吸引され
たフロッピ−ディスクは、モ−タ回転軸部を元の位置に
復動させても、フロッピ−ディスクと負圧スライダ−と
の間の流体潤滑によってこの負圧スライダ−に吸引され
続けるので、負圧スライダ−に取付けられた磁気ヘッド
がフロッピ−ディスク面に良好な接触状態を保持する。

【００１８】さらに、フロッピ−ディスクの回転初期に
おいて、フロッピ−ディスクを負圧スライダ−側へ一時
的に下げるように磁気ヘッドにモ−タ回転軸部を傾斜さ
せると、フロッピ−ディスクを負圧スライダ−に吸引さ
せることができ、磁気ヘッドの良好な接触状態を保持す
ることができる。

【００１９】第２の発明に係る磁気記録再生装置は、負
圧スライダ−がフロッピ−ディスクの回転始動時におい
てフロッピ−ディスク内周側の所定位置に移動する。こ
れより、フロッピ−ディスクのカ−ル規格の厳しい内周
側に負圧スライダ−が一旦移動し、この内周側において
フロッピ−ディスクを吸引し、その後、負圧スライダ−
をフロッピ−ディスクの外周側に向かって移動させ、磁
気ヘッドを希望のトラックへ移動させるように動作す
る。この結果、フロッピ−ディスクの吸引を確実に行な
うことができ、磁気ヘッドがフロッピ−ディスクに良好
に接触するようになる。

【００２０】また、フロッピ−ディスクの回転停止後
に、負圧スライダ−をフロッピ−ディスク内周側の所定
位置に移動させる構成としても、上記同様フロッピ−デ
ィスクの吸引を確実に行なうことができる。

【００２１】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面に沿って
説明する。図１、図２は本発明の第１実施例を示し、図
１は磁気記録再生装置に備えたスピンドルモ−タ５０部
分の簡略図であり、図２はスピンドルモ−タ５０の降下
動作を説明するための図である。

【００２２】スピンドルモ−タ５０は載置台５１に載置
され、また、この載置台５１には両端側に上下動杆５２
ａ、５２ｂが設けてある。そして、上下動杆５２ａ、５
２ｂと、これらを下降または上昇させる図示省略の駆動
機構とにより、スピンドルモ−タ５０をフロッピ−ディ
スクの回転初期において一時的に下降させる駆動手段が
設けてある。

【００２３】フロッピ−ディスク５３は、センタ−コア
部５３ａがスピンドルモ−タ５０の回転軸部５０ａにチ
ャッキングされる。このようにチャッキングされたフロ
ッピ−ディスク５３の外周側が負圧スライダ−５４と離
れる方向にカ−ルしているときは、図２に実線で示した
如く、負圧スライダ−５４に設けた磁気ヘッド５５がフ
ロッピ−ディスク面と非接触となる。

【００２４】フロッピ−ディスク５３の回転初期におい
て、上記駆動機構が下降動作し、図２に示す点線の如く
スピンドルモ−タ５０を垂直方向に下降させる。スピン
ドルモ−タ５０の降下によってフロッピ−ディスク５３
が下降して負圧スライダ−５４に近づき、そして、負圧
スライダ−５４に吸引されて磁気ヘッド５５に当接す
る。

【００２５】スピンドルモ−タ５０が所定の回転速度に
達したとき、上記駆動機構が上昇動作し、スピンドルモ
−タ５０を当初の位置に戻す。これより、図２に二点鎖
線で示した如く、フロッピ−ディスク５３が負圧スライ
ダ−５４との間の流体潤滑によってこの負圧スライダ−
５４に吸引され続け、磁気ヘッド５５との良好な接触が
保持される。

【００２６】このようにして、磁気ヘッド５５がフロッ
ピ−ディスク５３に当接し、この後、スピンドルモ−タ
５０がサ−ボロックされてフロッピ−ディスク５３にデ
−タが記録され、また、そのデ−タの再生が行なわれ
る。

【００２７】次に、本発明の第２実施例について説明す
る。図３は磁気記録再生装置に備えたスピンドルモ−タ
５０部分の簡略図であり、図４はスピンドルモ−タ５０
の傾斜動作を説明するための図である。

【００２８】この実施例は、スピンドルモ−タ５０が傾
斜するように構成されている。つまり、スピンドルモ−
タ５０を載置した載置台５７は、その一端側を支軸５８
ａによって軸支すると共に、その他端側には上下動杆５
８ｂが設けてある。支軸５８ａ及び上下動杆５８ｂは図
示省略の駆動機構とで駆動手段を構成しており、上下動
杆５８ｂが駆動機構によって下降し、また上昇するよう
にしてあり、上下動杆５８ｂの上昇によりスピンドルモ
−タ５０が図示点線のように傾斜する。

【００２９】図４に実線で示した如く、フロッピ−ディ
スク５３の外周側が負圧スライダ−５４と離れる方向に
カ−ルしているとき、負圧スライダ−５４に固着されて
いる磁気ヘッド５５はフロッピ−ディスク面と非接触と
なっている。

【００３０】スピンドルモ−タ５０の回転初期におい
て、上下動杆５８ｂを僅か上昇動作させると、載置台５
７は支軸５８ａを支点に図３上で時計方向に旋回する。
この載置台５７の旋回によってスピンドルモ−タ５０
が、図４の点線で示した如く負圧スライダ−方向に向か
って下がるように傾斜する。

【００３１】これにより、フロッピ−ディスク５３も負
圧スピンドル側へ下がるように傾斜し、この傾斜によっ
てフロッピ−ディスク面が負圧スライダ−５４に近づ
き、そして、負圧スライダ−５４に吸引されて磁気ヘッ
ド５５に当接する。

【００３２】スピンドルモ−タ５０が所定の回転速度に
達すると、駆動機構が下降動作し、これにより載置台５
７が支軸５８を支点に反時計方向に旋回し、スピンドル
モ−タ５０が水平位置に戻る。

【００３３】スピンドルモ−タ５０の水平復帰後におい
て、上記した第１実施例と同様に、図４の二点鎖線で示
した如く、フロッピ−ディスク５３は負圧スライダ−５
４との間の流体潤滑によって負圧スライダ−５４に吸引
され続け、磁気ヘッド５５との良好な接触が保持され
る。

【００３４】図５はフロッピ−ディスク５３と磁気ヘッ
ド５５との接触特性を実験によって求めた特性図で、横
軸は負圧スライダ−５４の設置高さを、縦軸はフロッピ
−ディスク５３の回転負荷を各々表わしている。また、
範囲Ａは、上記実施例で示した磁気記録再生装置におけ
る当接可能範囲であり、範囲Ｂは、従来の磁気記録再生
装置における当接可能範囲である。さらに、Ｒ₁は補助
パットを設けたときのフロッピ−ディスク外周の負荷特
性を、Ｒ₂は本実施例のように補助パットを設けないと
きのフロッピ−ディスク外周の負荷特性を各々示してい
る。また、ｒ₁は補助パットを設けたときのフロッピ−
ディスク内周の負荷特性を、ｒ₂は補助パットを設けな
いときのフロッピ−ディスク内周の負荷特性を各々示し
ている。

【００３５】この図から分かる如く、本発明における磁
気記録再生装置は、従来に比べて負圧スライダ−５４の
当接範囲が広くなり、フロッピ−ディスク５３の回転負
荷も減少するので、フロッピ−ディスクの互換性がよ
い。

【００３６】次に、本発明の第３実施例について説明す
る。図６は磁気記録再生装置の動作を説明するためのフ
ロ−チャ−トである。この実施例は、フロッピ−ディス
クの回転始動時に負圧スライダ−をフロッピ−ディスク
内周側の所定位置に移動させるように構成してある。

【００３７】スピンドルモ−タが起動すると負圧スライ
ダ−が直ちにフロッピ−ディスクの内周側に移動する。
フロッピ−ディスクの内周側はカ−ル規格が厳しいく設
定されているので、フロッピ−ディスクは負圧スライダ
−に吸引されて磁気ヘッドと当接する。その後スピンド
ルモ−タがサ−ボロックされてから、磁気ヘッドを希望
トラックに移動させてデ−タの記録或いは再生を行な
う。

【００３８】図７は、本発明の第４実施例を示し、図６
と同様のフロ−チャ−トである。この実施例は、スピン
ドルモ−タの回転停止後に負圧スライダ−をフロッピ−
ディスク内周側の所定位置に移動させるように構成して
ある。この場合、スピンドルモ−タの起動時には負圧ス
ライダ−が既にフロッピ−ディスクの内周側にあり、フ
ロッピ−ディスクの回転により負圧スライダ−がフロッ
ピ−ディスクを吸引し磁気ヘッドに当接する。

【００３９】したがって、第３実施例と同様にスピンド
ルモ−タのサ−ボロック後に磁気ヘッドを所定のトラッ
クに移動させて記録、再生を行なう。上記した第３、第
４実施例においても、図５に示した接触特性が実験によ
って確認され、これにより、第１、第２実施例と同様の
効果が得られることが確認された。

【００４０】

【発明の効果】上記した通り、本発明に係る磁気記録再
生装置は、フロッピ−ディスクの回転初期において一時
的にモ−タ回転軸部を垂直方向に僅か降下させ、また、
磁気ヘッド側へ下がるようにモ−タ回転軸部を傾斜させ
る構成としたので、従来のような補助パッドが不要とな
ると共に、負圧スライダ−も高度な位置精度を必要とせ
ず、生産コストが削減されると共に、製作においても手
間のからない極めて有利な装置となる。

【００４１】また、負圧スライダ−の設置高さも従来よ
り低くすることもでき、スピンドルモ−タの回転負荷及
びディスクダメ−ジも軽減されるから、フロッピ−ディ
スクの互換性に優れたものとなる。

【００４２】さらに、フロッピ−ディスクの回転始動
時、或いはフロッピ−ディスクの回転停止後に負圧スラ
イダ−をフロッピ−ディスク内周側へ移動させ、さら
に、記録、再生に当っては負圧スライダ−をフロッピ−
ディスクの外周側に向かって移動させる構成としても、
上記同様の効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例であり、磁気記録再生装置
に備えたスピンドルモ−タ部分の簡略図である。

【図２】上記スピンドルモ−タの下降動作を説明するた
めの図である。

【図３】本発明の第２実施例であり、磁気記録再生装置
に備えたスピンドルモ−タ部分の簡略図である。

【図４】上記スピンドルモ−タの傾斜動作を説明するた
めの図である。

【図５】フロッピ−ディスクと磁気ヘッドとの接触特性
を実験によって求めた特性図である。

【図６】本発明の第３実施例であり、磁気記録再生装置
の動作を説明するためのフロ−チャ−トである。

【図７】本発明の第４実施例であり、磁気記録再生装置
の動作を説明するためのフロ−チャ−トである。

【図８】フロッピ−ディスクのカ−ル状態を説明するた
めの図である。

【図９】従来例を示し、フロッピ−ディスク、負圧スラ
イダ−及び補助パッドの関係を説明するための図であ
る。

【符号の説明】

５０ スピンドルモ−タ ５０ａ 回転軸部 ５１ 載置台 ５２ａ、５２ｂ 上下動杆 ５３ フロッピ−ディスク ５３ａ センタ−コア部 ５４ 負圧スライダ− ５５ 磁気ヘッド ５７ 載置台 ５８ａ 支軸 ５８ｂ 上下動杆

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 磁気記録媒体であるフロッピ−ディスク
   のセンタ−コア部をモ−タ回転軸部にチャッキングさせ
   てフロッピ−ディスクをモ−タで高速回転させると共
   に、負圧スライダ−に設けた磁気ヘッドをフロッピ−デ
   ィスクの半径方向に移動させてデ−タを記録、再生する
   磁気記録再生装置において、上記フロッピ−ディスクの
   回転初期において一時的にモ−タ回転軸部を垂直方向に
   僅か降下させ、或いは、フロッピ−ディスクの回転初期
   においてフロッピ−ディスクを負圧スライダ−側に一時
   的に下げるようにモ−タ回転軸部を傾斜させるモ−タ回
   転軸部位置の駆動手段を備えたことを特徴とする磁気記
   録再生装置。
2. 【請求項２】 磁気記録媒体であるフロッピ−ディスク
   のセンタ−コア部をモ−タ回転軸部にチャッキングさせ
   てフロッピ−ディスクをモ−タで高速回転させると共
   に、負圧スライダ−に設けた磁気ヘッドをフロッピ−デ
   ィスクの半径方向に移動させてデ−タを記録、再生する
   磁気記録再生装置において、フロッピ−ディスクの回転
   始動時またはこの回転の停止後に負圧スライダ−をフロ
   ッピ−ディスク内周側の所定位置に移動させ、負圧スラ
   イダ−をこの所定位置からフロッピ−ディスク外周側に
   向かって移動させて磁気ヘッドによるデ−タ記録と再生
   を行なわせる負圧スライダ−駆動手段を備えたことを特
   徴とする磁気記録再生装置。