JPH06214759A - 多入力加算器およびそれを用いた配列型桁上げ保存加算器 - Google Patents
多入力加算器およびそれを用いた配列型桁上げ保存加算器Info
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- JPH06214759A JPH06214759A JP5023417A JP2341793A JPH06214759A JP H06214759 A JPH06214759 A JP H06214759A JP 5023417 A JP5023417 A JP 5023417A JP 2341793 A JP2341793 A JP 2341793A JP H06214759 A JPH06214759 A JP H06214759A
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Abstract
型桁上げ保存加算器のクリティカルパスをn=4のとき
3段、5≦n≦7のときn段、n≧8のときn−1段に
削減することができる多入力加算器を提供する。ここ
で、クリティカルパスの段数はキャリーと和が生成する
までに信号が通過する排他的論理和ゲートとセレクタの
数である。 【構成】 X0とX1の排他的論理和を排他的論理和ゲ
ート2でとって、その結果の中間値A0が0であると
き、X0とX1のいずれか一方を選択し、結果が1であ
るときX2を選択することにより1番目のキャリーC0
を生成し、次にX2とX3の排他的論理和をとり、さら
にその結果とA0の排他的論理和をとって中間値A1を
作製し、その結果を用いて同様な操作を繰り返すことを
特徴としている。
Description
結果を加算して1データにまとめる演算器、および複数
のデータを加算する複数オペランド加算器で用いられる
ものであり、複数のビットを加算して1ビットの和と複
数ビットのキャリーを生成する多入力加算器およびそれ
を用いた配列型桁上げ保存加算器に関するものである。
14に示す。なお、図14(b)は図14(a)の全加
算器(FA)1の内部を詳しく示したものである。図1
6,図19,図20における(a),(b)の関係も同
様である。3ビット(X0,X1,X2)を入力して1
ビットの和(S0)と1ビットのキャリー(C0)を出
力する。真理値表を図15に示す。なお。以下の説明に
おいてSは和、Cはキャリーを示し、適宜サフィックス
の数字を付して示す。
らA0を生成する。図15に示したように、X0とX1
の2種類の組合わせ(X0=0,X1=0またはX0=
1,X1=1)でA0=0となる。このとき、排他的論
理和ゲート3は入力X2をスルーで通し、和S0を生成
する。なお、X0=X1=0のときC0=0であり、X
0=X1=1のときC0=1である。また、2種類の組
合わせ(X0=1,X1=0またはX0=0,X1=
1)でA0=1となる。このとき、排他的論理和ゲート
3は、入力X2を反転し、和S0を生成する。なお、X
2=0のときC0=0であり、X2=1のときC0=1
である。すなわち、図14に示したようにセレクタ4に
よって、A0=0のときX1(またはX0)を選択し、
A0=1のときX2を選択することにより、キャリーC
0を生成できる。なお、セレクタ4に記入した0と1
は、選択信号A0=0のとき0と記入された側、A0=
1のとき1と記入された側が選択されることを意味す
る。後に記述されるセレクタ18上の0と1も、セレク
タ4上に記入したものと同様の意味である。また、最悪
遅延時間を決めるクリティカルパスを、入力信号からキ
ャリーまたは和を生成するために必要な排他的論理和ゲ
ート2,3,11,17とセレクタ4,18の数で評価
する。この評価基準によると、図14のFA1のクリテ
ィカルパスは排他的論理和ゲートが2と3の2個である
から2段である。
力加算器5の構成を図16に、その真理値表を図17に
示す。(4+1)入力加算器5は1ビットの和(S1)
と2ビットのキャリー(C0,C1)を出力する。(4
+1)入力加算器5をm個並べ、C0を左隣(1ビット
上位)のD0に接続することにより、4個のmビットデ
ータを加算し、キャリーと和を生成する4入力桁上げ保
存加算器(以後、4CSAと呼ぶ)6を図18のように
構成することができる。4CSA6のクリティカルパス
は4段である。4CSA6を用いると、4個の4ビット
データa0〜d0,a1〜d1,a2〜d2,a3〜d
3を加算し、4ビットの和とキャリーを生成することが
できる。
力加算器7の構成を図19に示す。(5+2)入力加算
器7は1ビットの和(S1)と3ビットのキャリー(C
0,C1,C2)を出力する。(5+2)入力加算器7
をm個並べ、C0とC1を左隣(1ビット上位)のD0
とD1に接続することにより、5個のmビットデータを
加算し、キャリーと和を生成する5入力配列型桁上げ保
存加算器(以後、5CSAと呼ぶ)を構成することがで
きる。5CSAのクリティカルパスは6段である。
力加算器8の構成を図20に示す。(8+5)入力加算
器8により、8個のmビットデータを加算し、キャリー
と和を生成する8入力桁上げ保存加算器(以後、8CS
Aと呼ぶ)を構成することができる。8CSAのクリテ
ィカルパスは12段である。
2個接続した{n+(n−3)}入力加算器により、n
個のmビットデータを加算し、キャリーと和を生成する
n入力桁上げ保存加算器(以後、nCSAと呼ぶ)を構
成することができる。nCSAのクリティカルパスは2
(n−2)段である。この回路については、例えば、菅
野卓雄監修「CMOS超LSIの設計」、培風館、pp
222−226に記載されている。 〔従来例2〕図18に示した4CSA6をWallace トリ
ー方式で接続した従来例2の(8+2)入力加算器9の
構成を図21に示す。図21で図21(b)は図21
(a)の4CSA6の内部を詳しく示したものである。
C0*とD0*,C1*とD1*,C4*とD4*は4
CSA6の内部で接続する。(8+2)入力加算器9に
より、8個のmビットデータを加算し、キャリーと和を
生成する8入力桁上げ保存加算器を構成することができ
る。この8入力桁上げ保存加算器のクリティカルパスは
8段である。本加算器については、例えば、MARK R.SAN
TORO, MARK A.HORDWITZ,"SPIM : A Pipelined 64×64-b
it Iterative Multiplier", IEEE J.Solid-State Circu
its,vol.SC-24,no.2,pp.487-493,Apr.1989 に記載され
ている。
1)入力加算器5からは2ビットのキャリー(C0,C
1)が出力される。これらのC0とC1の重みは等しい
ので一方が0、他方が1のとき、どちらを1としても
(4+1)入力加算器としての機能は等価である。この
点に着目した(4+1)入力加算器10の真理値表を図
22に示す。図22から導き出される(4+1)入力加
算器10の構成を図23に示す。この(4+1)入力加
算器10を構成要素としても4入力桁上げ保存加算器
(以後、4CSAAと呼ぶ)を構成することができる。
図18に示した4CSA6の和は排他的論理和ゲート4
段を通って生成されたのに対し、4CSAAの和は排他
的論理和ゲート3段を通って生成される。この回路につ
いては、例えば、J.Mori, M.Nagamatsu, M.Hirano, S.T
anaka, M.Noda, Y.Toyoshima, K.Hashimoto, H.Hayashi
da, K.Maeguchi, "A 10-ns 54 ×54-bit Parallel Stru
cturedFull Array Multiplier with 0.5-μm CMOS Tech
nology "IEEE J. Solid-StateCircuits, vol.SC-26,no.
4,pp.600-606,Apr.1991 に記載されている。 〔従来例3〕従来例3の16入力モディファイドアレイ
型桁上げ保存加算器15の構成を図24に示す。配列型
桁上げ保存加算器では、直下の全加算器へ和とキャリー
を送るが、モディファイドアレイ型桁上げ保存加算器で
は奇数段と偶数段の加算を別々に平行して進め、最終段
でこれらをまとめる。すなわち、16モディファイドア
レイ型桁上げ保存加算器15では2個の8CSA8で平
行して累算し、和2ビットとキャリー2ビットを4CS
A5でまとめる。n入力モディファイドアレイ型桁上げ
保存加算器のクリティカルパスは2(n/2−2)+4
=n段である。この回路については、例えば、J.Iwamur
a, K.Suganuma, M.Kimura, S.Taguchi,"A CMOS/SOS Mul
tiplier"1984 ISSCC Dig.Tech.Papers,pp.92-93. に記
載されている。
おいては、nCSAのクリティカルパスは2(n−2)
段となり、遅延時間が大きいという問題がある。
成要素として4CSAを用いることにより、全加算器を
用いたWallace トリーよりも規則的な構成にしている
が、4CSA間の配線が複雑になるという問題がある。
また、4CSAAは、和は排他的論理和ゲート3段で生
成でき、4CSA6よりもクリティカルパスが短いが、
キャリーを生成するパスがクリティカルとなるという問
題がある。
加算器を並列に加算するため、配線が複雑となり、ま
た、全加算器1段分だけ従来例1の配列型桁上げ保存加
算器よりもハード量が増加するという問題がある。
されたものであり、本発明の目的はハード量を増加させ
ることなく、n入力配列型桁上げ保存加算器のクリティ
カルパスをn=4のとき3段、5≦n≦7のときn段、
n≧8のときn−1段に削減することが可能な技術を提
供することにある。
めに、本発明の請求項1に記載の発明は、{n+(n−
3)}(nは4以上の整数)ビットを入力とし、n−2
ビットのキャリーと1ビットの和を出力する多入力加算
器において、最初に1番目と2番目の入力ビットの排他
的論理和を取り、その結果が0であるとき前記1番目と
2番目の入力ビットの片方を選択し、1であるとき3番
目の入力ビットを選択することにより1番目のキャリー
を生成する手段と、次にk(k=2j+1)番目の入力
ビットとk+1番目の入力ビットの排他的論理和を取
り、その結果と前段においてキャリーの選択に使用した
信号との排他的論理和を取り、その結果が0であるとき
前記k+1番目の入力ビットを選択し、1であるときk
+2番目の入力ビットを選択することによりj+1番目
のキャリーを生成することをj=1,2,3,‥‥,n
−3まで繰り返す手段と、{n+(n−3)}番目の入
力と前段においてキャリーの選択に使用した信号との排
他的論理和を取り、和を生成する手段とを有することを
特徴とする。
は6以上の整数)個のデータを加算し、キャリーの伝播
を完結させずに1ビットのキャリーと1ビットの和を生
成する配列型桁上げ保存加算器において、請求項1の多
入力加算器を要素加算器とし、k番目に出力されるキャ
リーを1桁上位の前記要素加算器における2k+5番目
から後の入力とすることをk=1,2,3,‥‥,n−
5まで繰り返す手段と、n−4番目に出力されるキャリ
ーを1桁上位の前記要素加算器における2n−5番目ま
たは2n−4番目の入力とする手段と、n−3番目に出
力されるキャリーを1桁上位の前記要素加算器における
2n−3番目の入力とする手段を有することを特徴とす
る。
m(m=n+1:nは4以上の整数)個のデータを加算
し、キャリーの伝播を完結させずに2ビットのキャリー
と1ビットの和を生成する配列型桁上げ保存加算器にお
いて、請求項1に記載の多入力加算器を要素加算器と
し、k番目に出力されるキャリーを1桁上位の前記要素
加算器における2k+5番目から後の入力とすることを
k=1,2,3,‥‥,m−5まで繰り返す手段を有す
ることを特徴とする。
は、n(nは8以上の整数)個のデータを加算し、キャ
リーの伝播を完結させずに1ビットのキャリーと1ビッ
トの和を生成する配列型桁上げ保存加算器において、請
求項1に記載の多入力加算器を要素加算器とし、k番目
に出力されるキャリーを1桁上位の前記要素加算器にお
ける2k+7番目から後の入力とすることをk=1,
2,3,‥‥,n−7まで繰り返す手段と、n−6番目
に出力されるキャリーを1桁上位の前記要素加算器にお
ける2n−7番目または2n−6番目の入力とする手段
と、n−5番目とn−4番目に出力されるキャリーを1
桁上位の前記要素加算器における2n−5番目または2
n−4番目の入力とすることと、n−3番目に出力され
るキャリーを1桁上位の前記要素加算器における2n−
3番目の入力とする手段とを有することを特徴とする
てn入力配列型桁上げ保存加算器を構成すると、従来技
術の例においてはクリティカルパスが2(n−2)段で
あったのに対し、ハード量および配線の複雑さを増加さ
せることなく、クリティカルパスをnが偶数のときn−
1+(n−4)/2段、nが奇数のときn−1+(n−
3)/2段に削減することができる。
明によれば配線の複雑さはわずかに増加するが、クリテ
ィカルパスをn段およびn−1段に削減することができ
る。
ットのキャリーと1ビットの和を生成するm入力配列型
桁上げ保存加算器のクリティカルパスはm−2段であ
り、その下段に全加算器を接続し、和1ビットと1桁下
位の前記m入力配列型桁上げ保存加算器から出力される
キャリー2ビットを加算すれば、クリティカルパスをm
段に削減することができる。
加算器16の構成を示すブロック図で、図14と同じ符
号は同じ部分を示し、17は排他的論理和ゲート、18
はセレクタを示す。入力A0,X2,X3からA1を生
成する2つの回路19,20を図2に、回路19,20
の真理値表をそれぞれ図3と図4に示す。図3と図4か
ら分かるようにA0+X2の排他的論理和をとったもの
とX3との排他的論理和は、X2とX3の排他的論理和
をとったものとA0との排他的論理和と等しいのであ
り、回路19と回路20は等価である。また(4+1)
入力加算器を構成する上で中間和S0を出力する必要は
ない。従って、図16の回路19を回路20に置き換え
た図1の(4+1)入力加算器16は図16の(4+
1)入力加算器5と等価である。ところが、図16の
(4+1)入力加算器5を用いて構成した4CSA6の
クリティカルパスが4段であったのに対し、本(4+
1)入力加算器16を用いて4入力配列型桁上げ保存加
算器(以後、4CSABと呼ぶ)を構成すると、クリテ
ィカルパスは3段となる。 〔実施例2〕図5は本発明の実施例2の(5+2)入力
加算器21の構成を示すブロック図である。実施例1と
同様に、図19に示した(5+2)入力加算器7におい
て、回路19を回路20に置き換えることによって得ら
れる。図19の(5+2)入力加算器7を用いて構成し
た5CSAのクリティカルパスが6段であったのに対
し、本(5+2)入力加算器21を用いて5入力配列型
桁上げ保存加算器(以後、5CSABと呼ぶ)を構成す
ると、矢印付き破線で示したパスがクリティカルとな
り、クリティカルパスは5段となる。 〔実施例3〕図6は本発明の実施例3の5入力加算器2
2の構成を示すブロック図である。本5入力加算器22
は実質的に実施例1に示した(4+1)入力加算器16
と同一の構成である。本5入力加算器22を用いて、2
ビットのキャリーと1ビットの和を生成する5入力配列
型桁上げ保存加算器(以後、5CSACと呼ぶ)を構成
すると、クリティカルパスは3段となる。また、図6に
示したように、下段に全加算器1を接続して1ビットの
和と1ビットのキャリーにまとめると、実施例2の5C
SABと同様、クリティカルパスは5段となる。 〔実施例4〕図7は本発明の実施例4の(8+5)入力
加算器23の構成を示すブロック図である。実施例1お
よび実施例2と同様に、図20に示した(8+5)入力
加算器8において、回路19を回路20に置き換えるこ
とによって得られる。図20の(8+5)入力加算器8
を用いて構成した8CSAのクリティカルパスが12段
であったのに対し、本(8+5)入力加算器23を用い
て8入力配列型桁上げ保存加算器(以後、8CSABと
呼ぶ)を構成すると、矢印付き破線で示したパスがクリ
ティカルとなり、クリティカルパスは9段となる。
Aの要素加算器である{n+(n−3)}入力加算器の
回路19を回路20に置き換えた{n+(n−3)}入
力加算器を要素加算器として、nCSAの要素加算器間
と同一の接続でn入力の配列型桁上げ保存加算器(以
後、nCSABと呼ぶ)を構成した場合、クリティカル
パスはnが偶数のときn−1+(n−4)/2段、nが
奇数のときn−1+(n−3)/2段となる。 〔実施例5〕図9は本発明の実施例5の(8+5)入力
加算器29の構成を示すブロック図である。本(8+
5)入力加算器29は実質的に前記実施例4に示した
(8+5)入力加算器23と同一の構成である。図8に
示したように8CSABには、A0からA2へのパス、
およびA2からA4のパスの2ヵ所にセレクタと排他的
論理和ゲート2段、計3段と排他的論理和ゲート2段の
みを通るパスが存在し、3段のパスがクリティカルパス
を形成する。このことに着目して、要素加算器間を図9
に示すように接続すると、A0からA3への2通りのパ
スは両方とも3段となり、2段と3段の2通りのパスが
存在するのはA3からA5へのパスのみとなる。このと
き、クリティカルパスは8段である。以後、図9に示す
要素加算器間接続を持つ配列型桁上げ保存加算器を8C
SADと呼ぶ。 〔実施例6〕図10は本発明の実施例6の(9+4)入
力加算器24の構成を示すブロック図である。本(9+
4)入力加算器24は実質的に前記実施例4に示した
(8+5)入力加算器23と同一の構成である。本(9
+4)入力加算器24を用いて、2ビットのキャリーと
1ビットの和を生成する9入力配列型桁上げ保存加算器
(以後、9CSACと呼ぶ)を構成すると、クリティカ
ルパスは7段となる。また、図10に示したように、下
段に全加算器1を接続して1ビットの和と1ビットのキ
ャリーにまとめると、クリティカルパスは9段となる。 〔実施例7〕図11は本発明の実施例6の(8+5)入
力加算器25の構成を示すブロック図である。本(8+
5)入力加算器25も実質的に前記実施例4に示した
(8+5)入力加算器23と同一の構成である。ただ
し、1番目のキャリーC0が1桁上位の要素加算器にお
ける9番目の入力、2番目のキャリーC1が1桁上位の
要素加算器における10番目の入力に接続されている点
が異なる。このように接続することで、A0からA4へ
のパスにおいて、セレクタと排他的論理和ゲートを通る
パスが3段、排他的論理和ゲートのみを通るパスが4段
となり、セレクタと排他的論理和ゲートを通るパスの段
数が排他的論理和ゲートのみを通るパスに比べて1段少
なくなる。従って、セレクタと排他的論理和ゲートを通
るパスがクリティカルパスを形成することがなくなり、
本(8+5)入力加算器25を用いて構成した8入力配
列型桁上げ保存加算器(以後、8CSAEと呼ぶ)のク
リティカルパスは7段となる。
入力加算器26の構成を示すブロック図である。本(1
0+7)入力加算器26を用いて構成した10入力配列
型桁上げ保存加算器(以後、10CSAEと呼ぶ)のク
リティカルパスは9段となる。
明によるn個のデータを加算し、キャリーの伝播を完結
させずに1ビットのキャリーと1ビットの和を生成する
nCSABのクリティカルパスは、nが偶数のときn−
1+(n−4)/2段、nが奇数のときn−1+(n−
3)/2段となる。さらに、nCSABで用いた要素加
算器間の接続を変更することによりクリティカルパスの
段数を削減することが可能であり、本発明の請求項2記
載の要素加算器間接続を持つ配列型桁上げ保存加算器
(以後、nCSADと呼ぶ)のクリティカルパスはn
段、請求項4記載の要素加算器間接続を持つ配列型桁上
げ保存加算器(以後、nCSAEと呼ぶ)のクリティカ
ルパスはn−1段である。また、m個のデータを加算
し、2ビットのキャリーと1ビットの和を生成する請求
項3記載の要素加算器間接続を持つ配列型桁上げ保存加
算器(以後、mCSACと呼ぶ)のクリティカルパスは
m−2段である。 〔実施例8〕図13は本発明の実施例8の(24+4)
入力加算器27の構成を示すブロック図である。6CS
AB28を並列に4個用いて24ビットの入力から4ビ
ットの和(S0#,S1#,S2#,S3#)とキャリ
ー(C0#,C1#,C2#,C3#)を得、次の段の
8CSAE30により1ビットの和と1ビットのキャリ
ーにまとめる。本加算器27を用いて構成した24入力
桁上げ保存加算器のクリティカルパスは13段である。
上げ保存加算器によれば、従来技術の例においては、n
CSAのクリティカルパスが2(n−2)段であったの
の対し、ハード量および配線の複雑さを増加させること
なく、クリティカルパスをn=4のとき3段、5≦n≦
7のときn段、n≧8のときn−1段に削減する効果が
ある。さらに、4入力配列型桁上げ保存加算器である4
CSABは、従来技術の4CSAAと異なり、排他的論
理和ゲートとセレクタでキャリーを生成するため、キャ
リーを生成するパスの遅延時間が和を生成するパスの遅
延時間と同一となる効果がある。
算器を構成するとき、本発明による複数の配列型桁上げ
保存加算器を組合わせて加算器トリーを構成することに
より、配線の複雑さの増加を抑えてクリティカルパスを
削減する効果がある。
成を示す論理図である。
成を示す論理図である。
論理図である。
成を示すブロック図である。
構成を示す論理図である。
構成を示す論理図である。
の構成を示す論理図である。
加算器と8入力配列型桁上げ保存加算器をWallace トリ
ー方式で接続した(24+4)入力加算器の構成を示す
論理図である。
を示す論理図である。
理図である。
を示す論理図である。
を示す論理図である。
llace トリー方式で接続した(8+2)入力加算器の構
成を示す論理図である。
ある。
を生成する(4+1)入力加算器の構成を示す論理図で
ある。
イ型桁上げ保存加算器15の構成を示す論理図である。
続した(8+2)入力加算器 10 排他的論理和ゲート3段で和を生成する(4+
1)入力加算器 11 排他的論理和ゲート 12 ANDゲート 13 ORゲート 14 NORゲート 15 16入力モディファイドアレイ型桁上げ保存加算
器 16 クリティカルパスが3段の(4+1)入力加算器 17 排他的論理和ゲート 18 セレクタ 19 排他的論理和ゲートを2段直列に接続した回路 20 排他的論理和ゲートを2段直列に接続した回路 21 (5+2)入力加算器 22 5入力加算器 23 (8+5)入力加算器 24 (9+4)入力加算器 25 (8+5)入力加算器 26 (10+7)入力加算器 27 6入力配列型桁上げ保存加算器と8入力配列型桁
上げ保存加算器をWallace トリー方式で接続した(24
+4)入力加算器 28 6入力配列型桁上げ保存加算器 29 (8+5)入力加算器 30 8入力配列型桁上げ保存加算器
Claims (4)
- 【請求項1】 {n+(n−3)}(nは4以上の整
数)ビットを入力とし、n−2ビットのキャリーと1ビ
ットの和を出力する多入力加算器において、最初に1番
目と2番目の入力ビットの排他的論理和を取り、その結
果が0であるとき前記1番目と2番目の入力ビットの片
方を選択し、結果が1であるとき3番目の入力ビットを
選択することにより1番目のキャリーを生成する手段
と、k(k=2j+1)番目の入力ビットとk+1番目
の入力ビットの排他的論理和を取り、その結果と前後に
おいてキャリーの選択に使用した信号との排他的論理和
を取り、その結果が0であるとき前記k+1番目の入力
ビットを選択し、1であるときk+2番目の入力ビット
を選択することによりj+1番目のキャリーを生成する
ことをj=1,2,3,‥‥,n−3まで繰り返す手段
と、{n+(n−3)}番目の入力とその前後において
キャリーの選択に使用した信号との排他的論理和を取
り、和を生成する手段とを有することを特徴とする多入
力加算器。 - 【請求項2】 n(nは6以上の整数)個のデータを加
算し、キャリーの伝播を完結させずに1ビットのキャリ
ーと1ビットの和を生成する配列型桁上げ保存加算器に
おいて、請求項1記載の多入力加算器を要素加算器と
し、k番目に出力されるキャリーを1桁上位の前記要素
加算器における2k+5番目から後の入力とすることを
k=1,2,3,‥‥,n−5まで繰り返す手段と、n
−4番目に出力されるキャリーを1桁上位の前記要素加
算器における2n−5番目または2n−4番目の入力と
する手段と、n−3番目に出力されるキャリーを1桁上
位の前記要素加算器における2n−3番目の入力とする
手段とを有することを特徴とする配列型桁上げ保存加算
器。 - 【請求項3】 m(m=n+1:nは4以上の整数)個
のデータを加算し、キャリーの伝播を完結させずに2ビ
ットのキャリーと1ビットの和を生成する配列型桁上げ
保存加算器において、請求項1記載の多入力加算器を要
素加算器とし、k番目に出力されるキャリーを1桁上位
の前記要素加算器における2k+5番目から後の入力と
することをk=1,2,3,‥‥,m−5まで繰り返す
手段を有することを特徴とする配列型桁上げ保存加算
器。 - 【請求項4】 n(nは8以上の整数)個のデータを加
算し、キャリーの伝播を完結させずに1ビットのキャリ
ーと1ビットの和を生成する配列型桁上げ保存加算器に
おいて、請求項1記載の多入力加算器を要素加算器と
し、k番目に出力されるキャリーを1桁上位の前記要素
加算器における2k+7番目から後の入力とすることを
k=1,2,3,‥‥,n−7まで繰り返す手段と、n
−6番目に出力されるキャリーを1桁上位の前記要素加
算器における2n−7番目または2n−6番目の入力と
する手段と、n−5番目とn−4番目に出力されるキャ
リーを1桁上位の前記要素加算器における2n−5番目
または2n−4番目の入力とする手段と、n−3番目に
出力されるキャリーを1桁上位の前記要素加算器におけ
る2n−3番目の入力とする手段とを有することを特徴
とする配列型桁上げ保存加算器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02341793A JP3199196B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 5入力加算器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02341793A JP3199196B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 5入力加算器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06214759A true JPH06214759A (ja) | 1994-08-05 |
JP3199196B2 JP3199196B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=12109927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02341793A Expired - Lifetime JP3199196B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 5入力加算器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3199196B2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP02341793A patent/JP3199196B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3199196B2 (ja) | 2001-08-13 |
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