JPH06213943A - 電波妨害分析器用レーダ信号受信及び処理装置 - Google Patents

電波妨害分析器用レーダ信号受信及び処理装置

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JPH06213943A
JPH06213943A JP32553492A JP32553492A JPH06213943A JP H06213943 A JPH06213943 A JP H06213943A JP 32553492 A JP32553492 A JP 32553492A JP 32553492 A JP32553492 A JP 32553492A JP H06213943 A JPH06213943 A JP H06213943A
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signal
frequency
max
detecting
spectrum analyzer
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JP32553492A
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Agostino Philip
フィリップ、アゴスティノ
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Thales SA
Original Assignee
Thomson CSF SA
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電波妨害分析器用のレーダ信号受信及び処理
装置を提供する。 【構成】 受信用として、入力信号スペクトル分析器を
有し、前記分析器が、帯域が2B(Bは入力信号の周波
数帯域である)であって持続期間が2Tであり相互に持
続期間Tだけ移動された信号を作るためにそれぞれ2つ
の線形周波数変調傾斜信号により2つの乗算を平行して
実施可能にするための2つのマルチプライヤ2,3と、
これら2つのマルチプライヤの出力信号を加算するため
の計算器11と、計算器の出力に接続された帯域がBで
あって遅延がTの分散フィルタ12とを有する。更に、
本装置は、処理用として、スペクトル分析器の出力信号
の特殊な性質を取り扱うことにより、既に述べたように
して探知したレーダ送信の搬送周波数を認識する手段を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電波妨害分析器用のレー
ダー信号受信および処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】受信ア
ンテナと関連したこの種の装置は、レーダ信号伝送を捕
捉し、例えば、搬送周波数、パルス持続時間、スペクト
ルの幅、及び、スペクトルのレベルのような伝送パラメ
ータを測定することを目的とする。
【0003】これらのパラメータがHFパラメータとビ
デオ周波数パラメータに分けられるという事実によって
2つの方式が用いられてきた。
【0004】第1の方式は直接探知方式と称し、HF信
号から直接的に搬送周波数を獲得すること、及び、これ
と平行して、対応するビデオ信号からビデオ周波数パラ
メータを獲得することによって構成される。HF信号か
ら搬送周波数を直接的に探知するので、この方式には、
100%に近い捕捉可能性を持つとゆう利点がある。一
方、感度及び選択性に劣ることがこの方式の欠点であ
る。
【0005】第2の方式はスーパヘテロダイン方式と称
し、局部発振器によって供給された信号とビートさせる
ことによりレーダ伝送から獲得された中波信号から全て
のパラメータを獲得する。
【0006】この方式は、前の方式と異り、捕捉可能性
が100%よりも小さいという欠点を持つ。この理由
は、分析しようとするレーダ伝送の搬送周波数はもとも
と未知であるので、同調を達成する前に、局部発振器に
よって周波数帯域全体を走査しなければならないことに
因る。半面、この方式は感度が良い。
【0007】本発明の目的は、前記2つの方式の欠点を
持ち込むことなしに利点を結合したレーダ信号受信およ
び処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく装置は第
3のタイプの方式に属し、スペクトル分析方式と呼ばれ
る。この種のスペクトル分析器としては多くの実施例が
知られており、例えば、「Analyseurs de spectre util
isant des filtres dispersifs a ondes de surface ―
(表面波分散フィルタを用いたスペクトル分析器)」と
題して1978年版レーダに関する国際協議(303〜
311頁)に記載されたC.LARDATによる論文I
X.4に発表されている。この方式においては、或る時
間インタバルTの終端において、周波数帯域Bを持つ入
力信号の時間スロットTに出力信号を対応させ、帯域B
はスペクトル分析の開始に対する出力信号の時間的な位
置によって表わされる。
【0009】図1に示すように、帯域がBで持続期間が
Tの入力信号と帯域が2Bで持続期間が2Tの線形周波
数変調された傾斜信号とをミキサ1において事前乗算ま
たはBLU転位し、次に、帯域がBで遅延がTの分散フ
ィルタ2において圧縮することによりスペクトル分析が
行われる。
【0010】図2に示すように、入力信号にこれら2つ
の操作を適用して連続的に変形すると、その時間‐周波
数定義域における表現は平行四辺形3になる。この図の
参照符号4で示す周波数傾斜信号を乗ずることにより、
平行四辺形5が得られる(この変形において矢印で示す
辺が各々対応する)。分散フィルタ2における圧縮によ
り、平行四辺形5は、長方形6に変形され、この場合に
も、矢印で示す辺が各々対応する。
【0011】この図において、入力信号と周波数傾斜信
号が同期している場合に限り、スペクトル分析が正しく
実行可能であることがわかる。実際、特に周波数傾斜信
号に関して捕捉しようとするレーダ伝送の位置が前以て
既知でない電波妨害分析器の場合に起きるように両者が
同期していない場合には、第1の変形は不確定になり易
く捕捉可能性は100%未満になる。本発明の目的はこ
の問題を解決することにある。
【0012】本発明によれば、持続期間が2Tの2つの
周波数傾斜信号を入力信号に平行して2回事前乗算し、
持続期間Tだけ相互に時間的にシフトし、次に、これら
2回の事前乗算の結果として得られた信号を合計するこ
とによってこの問題は解決される。従って、入力信号と
周波数傾斜信号の相対位置のタイミングがとれていさえ
すれば、第1の変形が正しく実行されることが保証され
る。
【0013】前記の問題はこの方法によって解決される
が、帯域の終端に位置する入力信号の周波数に関する解
釈に不確定性が含まれるという問題が新規に引き起こさ
れる。実際、入力信号の持続期間がTである2つの連続
する分析スロットに関して、例えば6のような、結果と
して得られる長方形は、共通ゾーンにおいて、前記の2
つのスロットのうちの他方でなく特定の一方に周波数を
帰属させることが不可能な方法によって厳格に結合され
るはずである。
【0014】この問題を解決するために採用された方法
においては、スペクトル分析器の帯域を拡張し、周波数
傾斜信号に関しては(2B、2T)から(2.1B、
2.1T)に、分散フィルタに関しては(B、T)から
(1.1B、1.1T)に増加し、この結果として追加
される帯域において濾波作用を行なう。この濾波作用
は、エッジの鋭い帯域通過フィルタによって入力におい
て特に実施される。 これらの改良点を持つスペクトル
分析器を備えた本発明に基づく受信装置の捕捉確度は1
00%である。更に、あらゆるスペクトル分析器に適す
る程に感度も良好である。また、従来の直接探知技術及
びスーパヘテロダイン技術では探知不可能な異なる周波
数における同時送信の探知も可能である。
【0015】種々の好ましい実施例によれば、傾斜信号
の生成作用及び非常に広い周波数帯域を取り扱う圧縮作
用のためには音響分散ラインがもちいられる。
【0016】本発明の他の目的は、受信装置によって探
知されたレーダ送信の搬送周波数を、スペクトル分析器
の出力信号の特殊な性質を考慮することによって認識可
能にするための処理装置を提供することにある。
【0017】
【実施例】図3に示す受信装置は入力信号Eを受ける帯
域幅Bの帯域フィルタ1を有する。フィルタ1の出力信
号は2つのミキサ2及び3の第1入力に供給される。
【0018】ミキサ2の第2の入力は、帯域幅が0.5
25Bで遅延が2.1Tの分散ライン5および周波数4
倍マルチプライヤを有する第1の傾斜信号発生器4の出
力信号を受け、この発生器の入力は、周波数2.2Tで
反復するディラックパルスで構成される制御信号Cを受
ける。傾斜信号発生器4は、幅が2.1Bで継続時間が
2.1Tの第1の周波数傾斜信号を供給する。
【0019】同様に、ミキサ3の第2の入力は、第2の
傾斜信号発生器7の出力信号を受ける。この第2の傾斜
信号発生器は遅延1.1Tの遅延ライン8を有し、この
遅延ラインはその入力に前記と同じ制御信号Cを受け、
この遅延ラインにはライン5と同じ帯域幅が0.525
Bであって遅延が2.1Tの分散ライン9が後続し、更
に、周波数4倍マルチプライヤ10がこれに続く。傾斜
信号発生器7は、幅が2.1Bで継続時間が2.1Tで
あり、期間1.1Tだけ第1入力に向かってシフトした
第2の周波数傾斜信号を供給する。受信装置は、更に、
加算器11を有し、この加算器の入力にはミキサ2及び
3の出力信号が供給され、加算器11の出力には帯域幅
が1.1Bであって遅延が1.1Tの分散ライン12が
接続される。
【0020】更に、受信装置は、例えばダイオードで構
成される検出器13を有し、この検出器は分散ライン1
2の出力に接続されて、この信号の所定のしきい値以上
の部分に限り保持することを可能にする。受信機の出力
信号Sはフィルタ14の出力において得られる。
【0021】分散ライン5、9、及び、12は、音響部
品を用いて造られる。マルチプライヤ6、及び、10は
一定レベルで作動する中波ミキサで構成される。
【0022】図3の受信装置に続く処理装置について、
図4を参照しながら説明することとする。
【0023】この装置は、アナログ入力信号S、即ち、
受信装置の出力信号をデジタル信号に変換するためのア
ナログ‐デジタルコンバータ15を有する。このコンバ
ータは「フラッシュ」コンバータであり、入力信号Sを
(n+1)レベルi(△V)と同時に比較する一連の
(n+1)コンパレータ15i を有する。ここに、△V
はコンバータの量子化過程とし、「i」は0から「n」
まで変化するインデックスとし、各コンパレータ15i
が信号C0MPi を供給するものとする。
【0024】この処理装置の構成と機能を理解し易くす
るために、先ず、信号S及びC0MPi の波型を示すこ
ととする。図5及び図6を参照されたい。スペクトル分
析の原理に従い、信号Sの波形は、レーダ信号のスペク
トルA(f)に等しく(周波数fの関数として振幅Aが
与えられる)、従って、信号は時間t1 を中心とする主
突出部を持ち、この場合の期間t1 −t0 (ここにt0
は信号Sを対象とするスペクトル分析の開始時間を表
す)はレーダ信号の搬送周波数fを表す(f=K(t1
−t0 )、Kは定数)。
【0025】一例として、この図には、コンバータ15
の4つの連続した量子化レベルを示す。即ち、V0
(2i+1)△V、V0 +2i△V、V0 +(2i−
1)△V、及び、V0 +(2i―2)△Vであり、それ
ぞれが信号Sと交差する点が、信号C0MP2i+1、C0
MP2i、C0MP2i-1、及び、C0MP2i-1の論理レベ
ル「1」を持つ部分を限定する。
【0026】処理装置の目的の1つは、受信装置によっ
て捕捉されたレーダ信号の搬送周波数を測定することで
ある。レーダ送信の搬送周波数fの測定は、図5及び図
6に示すように信号Sの受信装置からの出力を用いて期
間t1 ―t0 を測定することを基本とし、従って、時間
0 は既知であるので、結局、信号Sが最大振幅S(t
1 )に到達する時間t1を決定することを意味する。ア
ナログ‐デジタルコンバータ15によって実施される量
子化においては、時間t1 はアクセス可能でないので、
アクセス可能な時間は、図4に示すt2 とt3 或はt4
とt5 などの時間、即ち、Ve (t)がレベルV0 +2
i(△V)及びV0 +(2i―1)△Vと交差する点に
相当する時間に限られる。
【0027】従って、測定対象とされる搬送周波数f
は、時間t4 とt5 を検出することによって求められ、
これらの周波数は搬送周波数のいずれかの側の2つの周
波数fmin とfmax に相当し、式t5 −t0 =K
max 、及び、t4 −t0 =Kfminが立証される。実
際問題として、時間t4 及びt5 の検出は時間t2 及び
3 の検出よりも確実性の観点から好都合であり、信号
Sが比較的広く充分に平坦なピークでない場合(変調さ
れたレーダ信号の場合)には、信号がしきい値V0 +2
i△V以下に瞬間的に降下しても、この信号が決定的に
減少したとは解釈されないからである。
【0028】次に、時間t4 及びt5 、即ち、周波数f
min 及びfmax を決定する処理装置の構成部品について
説明する。これらの構成部品は、信号Sが発生するにつ
れて信号Sによって上昇方向に最初に通過する各偶数し
きい値V0 +2i(△V)及び各奇数しきい値V0
(2i+1)△Vを記憶するための回路162i及び16
2i+1を構成する。
【0029】各回路16は、例えば、そのD入力が論
理「1」レベルにあるDタイプフリップフロップによっ
て形成され、その時計入力CKがコンパレータ152i
出力に接続され、そのゼロリセット入力CLは信号RA
1 を受ける。この信号RAZ1 は全てのフリップフロ
ップに対して同じであり、その制御に関しては後で説明
するカウンタ17の出力から供給される。
【0030】信号C2iを供給する各々のフリップフロッ
プ162iのQ出力は、抵抗器192i及びコンデンサ20
2iから形成され、信号A2iを供給する微分セル182i
接続される。信号A2iは「OR」ゲート212iの入力の
1つに供給され、この「OR」ゲートの他の入力は論理
「0」レベルにあり、その出力は信号POS2iを供給す
る。
【0031】1組の信号POS2iが「OR」ゲート22
の入力に供給され、このゲートは信号POS1 を供給す
る。この場合POS1 =POS2iである。同様に、PO
2i +1は「OR」ゲート23の入力に供給され、このゲ
ートは信号P0S2 を供給する。この場合POS2 =P
OS2i+1である。
【0032】従って、既知である信号POS2i及びPO
2i+1のパルス幅を除き、測定対象とされるt4 は、
「AND」ゲート24により信号P0S1 とPOS2
の交差点を作るによって得られるPOS信号の最後の降
下端と一致する。
【0033】4つの比較レベルV0 +(2i+1)V、
0 +(2i)V、V0 +(2i−1)V及び最大S
(t1 )に最も近いV0 +(2i−2)に対応する各々
のCOMP信号と関連した信号Q、A、及び、POSを
図5及び図6に示す。勿論、V0 +(2i−2)Vより
低い比較レベルに対しても同じ推論を用いることができ
るが、図解を明瞭にするために、対応する信号は図示し
ない。
【0034】時刻t5 を決定するために1組の「NO
R」ゲート25j が用いられ(jは0からn−1までの
任意の数)、各ゲートは一方ではCOMPj 信号を受
け、他方ではインバータ26j によって反転されたC
j+1 を受け、いずれの場合にも信号NEGj を供給す
る。
【0035】従って、測定対象とされる時刻t5 は、1
つの「OR」ゲート27によって全てのNEGj 信号を
論理的に集めることによって得られるNEG信号の立上
り端と一致する。
【0036】次に、測定対象とされる搬送周波数fのそ
れぞれの側の周波数fmin 及びfma x を表す継続期間t
4 ―t0 及びt5 ―t0 は、それぞれNED信号の降下
端によって作動化される2つのメモリー30及び31に
よって時刻t4 及びt5 を記憶することによって求めら
れ、カウンタ32の内容はクロック信号Hによって増加
し、各々の新しいスペクトル分析毎に傾斜信号同期化信
号SYによって規則的にゼロにリセットされる。フリッ
プフロップ162i及び162i+1に対してゼロにリセット
するためのカウンタ17自体はクロック信号Hによって
インクリメントされ、一方では信号POSを受け、他方
ではインバータ34を経て信号NEGを受ける「OR」
ゲート33の出力において得られる信号RAZ2 によっ
てゼロにリセットされる。このRAZ2 信号も図6に示
す。
【0037】従って、カウンタ17は、スペクトル分析
器の出力において得られる信号Sにおける減少前の増加
を新規に検出する度にゼロにリセットされる。ただし、
新規に検出された増加分が信号Sの値に及ぼす影響が、
前回の減少分が信号Sの値に及ぼした影響よりも大きい
場合に限る。
【0038】フリップフロップ162i及び162i+1は、
カウンタ17が或る値(前もって決定可能)に達した場
合に限りRAZ1 信号によりゼロにリセットされ、信号
Sがその最大値に到達したこと、即ち、この信号の主突
出部が検出されたことを意味するゼロへのリセットは実
施されない。
【0039】スペクトル分析器の後に配置された処理装
置は、図4に示す回路に加えて、受信したレーダパルス
のパラメータ(特に搬送周波数)をできる限り忠実に再
構成するための継続スペクトル分析を取り扱う回路を有
する。一方では受信したレーダパルスを周波数変調可能
であり、他方では多数の独立したレーダパルスを同時に
受信して同時に分析することが可能であるので、例えば
図4を参照しながら述べてきたような、1つの単一スペ
クトル分析の出力において得られる信号の処理だけで
は、実際にこれらのパラメータを再構成するには不充分
であり、レーダパルスの継続期間も求められない。
【0040】連続スペクトル分析を取り扱うための回路
を図7に示す。 これは、同時受信した4つの独立した
レーダパルスの最大数に関する連続スペクトル分析を取
り扱う回路の一例である。これら各々の同時受信された
独立レーダパルスに対してこの回路はコンパレータ40
及び41を有する、即ち、コンパレータ40及び41
は、進行中の第1のスペクトル分析の結果として得られ
る周波数fmin とfmax (或いは、fm とfM )をそれ
ぞれメモリー42に記憶されている現在の周波数Fmin
及びFmax (或いはFm 及びFM )と比較し、これに続
く分析期間中には、コンパレータ40及び41による比
較の結果に応じてこのメモリーは更新されるか或いは更
新されない。この場合、それぞれの比較結果は「NO
R」ゲート43において結合される。
【0041】図8に図表的に示すように、 様々の比較
結果に応じて起きる種々の場合を次に検討する。
【0042】条件fM <Fm が適用される場合(図8a
の場合)、或いは、条件FM <fmが適用される場合
(図8bの場合)には、インタバル(fm ,fM )及び
(Fm,FM )は完全に分離可能である。この場合に
は、更新は実行されず、前の値(Fm 、FM )が保持さ
れる。 前記の2つの場合、現行周波数と進行中のスペ
クトル分析の結果としての周波数は同じでないと判断さ
れる。
【0043】このことは、進行中のスペクトルの結果と
しての周波数fm 及びfM が同時に受信した他のレーダ
パルスに関係することを意味し、従って、後で解るよう
に、他のメモリーをこれらの値によって初期化すること
が必要である。
【0044】図8cに示すようにインタバル(fm ,f
M )がインタバル(Fm ,FM )に含まれる場合もあり
得る。この場合、更新は実行されず、前の値(Fm 、F
M )が保持される。
【0045】図8dに示すように、インタバル(Fm
M )がインタバル(fm 、fM )に含まれる場合もあ
り得る。この場合には、次の更新が実行される、即ち、
m=fm 及びFM =fM
【0046】インタバル(fm 、fM )と(Fm
M )とが重なる場合もあり、次に示す2つの事象のう
ちのいずれかが起きる。条件Fm <fM <FM が適用さ
れる場合(図8eの場合)には、更新Fm =fm が実行
され、前の値FM は保持される。条件Fm <fm <FM
<fM が適用される場合(図8fの場合)には、更新F
M=fM が実行され、前の値Fm が保持される。前記4
つの場合においては、現行周波数と進行中のスペクトル
分析の結果としての周波数は同じであるものと判断され
る。
【0047】同一確認(或いは不同一確認)は、コンパ
レータ40及び41の出力に接続された論理「NOR」
ゲート43の出力において得られるIDENT信号によ
って示される。
【0048】以上説明したように、同じレーダパルスに
関する連続スペクトル分析を取り扱う回路は、受信した
別々のパルス(この例では4個のパルス)の同時処理を
可能にする倍数だけ複製される。
【0049】更に、各メモリー42i (ここに1≦i≦
4)に対して初期化回路44i が設けられ、処理中の周
波数がメモリー421 から42i-1 までに記憶された現
行周波数と同一でないと識別された場合には、これらの
メモリーを初期化可能にする。
【0050】メモリー42i が占有されていないことを
示す信号OCCi は「AND」ゲート45i の入力の1
つで受信され、その出力に各メモリー42i に対する初
期化制御信号INITi が現れる。「AND」ゲート4
i の前記以外の(i−1)個の入力には、メモリー4
1 から42i-1 までが占有されていることを示す信号
OCCi-1 からOCC1 までが供給される。「AND」
ゲート45i の残りの入力には、進行中のスペクトル分
析の結果としての対を構成する周波数(fm 、fM )と
対を構成する現行周波数(Fmj,FMj)との間で同一識
別が検出されなかったことを示す信号/REC(/は逆
論理を示す)が供給される。信号/RECは、全てのI
DENTi 信号(1≦i≦4)を受信する論理「NO
R」ゲート46の出力で得られる。各信号OCCi は、
入力が論理ゲート45i の出力に接続されるメモリー4
i の出力で得られる。信号OCCi は、インバータ4
8iによって信号OCCi を反転することによって得ら
れる。
【0051】初期化または更新いずれかの結果を各メモ
リー42i に記入するために、信号IDENTi 及びI
NITi は、両方共、「OR」論理ゲート50の入力に
供給され、この論理ゲートの出力信号はメモリー42i
の書込み制御入力に供給される。
【0052】進行中のスペクトル分析の結果としての周
波数fm 及びfM が全てのコンパレータ40i 及び41
i (ここに1<i<4)に供給される場合、図8に示す
比較動作は、実際には更に複雑である。理由は、比較動
作は、動作毎に適用する原理は毎回同じであるが、ただ
1つのインタバル(Fm ,FM )だけでなく4つの個別
のインタバル(Fmi,FMi)(ここに1≦i≦4)に対
するインタバル(fm、fM )の条件ずけに関係するか
らである。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術によるスペクトル分析器の概略構成
図。
【図2】先行技術によるスペクトル分析器の動作説明
図。
【図3】本発明に基づく受信装置の構成図。
【図4】本発明に基づく処理装置の第1の部分の構成
図。
【図5】図4における種々の点における信号のタイムチ
ャート。
【図6】図4における種々の点における信号のタイムチ
ャート。
【図7】本発明に基づく処理装置の第2の部分の構成
図。
【図8】図7に示す第2の部分の動作説明図。
【符号の説明】
1 帯域通過フィルタ 2,3 ミキサ 4 第1傾斜信号発生器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電波妨害分析器用レーダ信号受信及び処理
    装置において、受信用として、入力信号スペクトル分析
    器を有し、前記分析器が、帯域が2B(Bは入力信号の
    周波数帯域である)であって持続期間が2Tであり相互
    に持続期間Tだけ移動された信号を作るためにそれぞれ
    2つの線形周波数変調傾斜信号により2つの乗算を平行
    して実施可能にするための2つのマルチプライヤ(2,
    3)と、これら2つのマルチプライヤ(2,3)の出力
    信号を加算するための計算器(11)と、計算器の出力
    に接続された帯域がBであって遅延がTの分散フィルタ
    (12)とを有することを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】周波数傾斜信号の帯域幅が2.1Bであっ
    て持続期間が2.1Tであり、分散フィルタの帯域幅が
    1.1Bであって持続期間が1.1Tであり、値の選定
    によって決定される過剰帯域幅を濾波することが可能な
    帯域通過フィルタ(1)を有することを特徴とする請求
    項1記載の装置。
  3. 【請求項3】ディラックパルスの信号が供給される分散
    フィルタ(5、9)によって傾斜信号発生器(4、7)
    が作られることを特徴とする請求項1及び2のいずれか
    に記載の装置。
  4. 【請求項4】傾斜信号発生器(4、7)を形成する分散
    フィルタ(5、9)の帯域幅が帯域Bの小部分であり周
    波数マルチプライヤ(6、10)がこれらに後続するこ
    とを特徴とする請求項1及び3記載の装置。
  5. 【請求項5】傾斜信号発生器(4、7)を形成する分散
    フィルタ(5、9)の帯域幅が0.525Bであって4
    倍周波数マルチプライヤ(6、10)がこれらに後続す
    ることを特徴とする請求項2及び3記載の装置。
  6. 【請求項6】処理用として、スペクトル分析器が作動開
    始する度にスペクトル分析器の出力パルスの最高値を検
    出することによってレーダ信号の搬送周波数を測定する
    手段を有することを特徴とする請求項1から5までのう
    ちの1つに記載の装置。
  7. 【請求項7】スペクトル分析器の出力パルスと(n+
    1)レベルV0 +i(△V)(0≦i≦n)との比較を
    同時に行うアナログ‐デジタルコンバータ(15)及び
    それぞれの増加及び減少方向におけるこのパルスとV0
    +(2i―1)△Vレベルとの交差を検出することによ
    ってスペクトル分析器出力の最高値を検出するための手
    段を有し、(V0 +2i(△V)及びV0 +(2i+
    1)△Vがこの最高値のいずれかの側のレベルであって
    2つの周波数(fmin 及びfmax )に対応することを特
    徴とする請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】周波数fmin の探知手段が各偶数レベルV
    0 +2i(△V)に関してスペクトル分析器の出力パル
    スの最初の上昇を検出するための回路(16、18、1
    9、20、21)2iと、各奇数レベルV0 +(2i+
    1)△Vに関する最初の上昇を検出するための回路(1
    6、18、19、20、21、2i+2)と、これらの
    検出作用の結果として得られた信号を相互に結合するた
    めの論理回路(22、23、24)とを有することを特
    徴とする請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】周波数fmax の探知手段が各レベルV0
    j(△V)に関してスペクトル分析器の出力パルスの降
    下を検出するための回路(16)を有し、この同一レ
    ベルに関してこのパルスの最初の上昇を検出した後で当
    該検出作用が行われ、これらの降下検出作用の結果とし
    て得られる信号を相互に結合するための論理回路(2
    5、26、27)を有することを特徴とする請求項7及
    び8記載の装置。
  10. 【請求項10】多数の連続したスペクトル分析器に亙っ
    て1つの同一レーダ信号について測定した結果を取り扱
    う手段を有することを特徴とする請求項6から9までの
    うちの1つに記載された装置。
  11. 【請求項11】連続した測定結果を取り扱う手段が進行
    中のスペクトル分析の結果としての周波数(fmin 、f
    max )と第1のスペクトル分析中に周波数(fmin ,f
    max )を記憶することにより、また、インタバル(F
    min ,FMax )がインタバル(fmin ,fMax )に含ま
    れる場合或いはインタバル(fmin ,fMax )とインタ
    バル(Fmin ,fMax )とが重なる場合には後続するス
    ペクトル分析中に値(fmi n ,fmax )をこれらの値に
    更新することによって得られた現行周波数(Fmin,F
    max )とを比較するための手段(40,41,43)を
    有することを特徴とする請求項7又は10記載の装置。
  12. 【請求項12】多数の同時に受信したレーダ信号に関す
    る搬送周波数測定の連続結果を取り扱うための手段を有
    し、既に同一確認された全てのレーダ信号に関して周波
    数fmi n 及びfMax と現行周波数Fmin 及びFMax とを
    比較した結果としてインタバル(fmin 、fMax )とイ
    ンタバル(Fmin 、FMax )とが分離される場合に未だ
    同一確認されていないレーダ信号の認識が行われること
    を特徴とする請求項11記載の装置。
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