JPH06213366A - 弁スプール・アクチュエータ・アセンブリ用継手 - Google Patents

弁スプール・アクチュエータ・アセンブリ用継手

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JPH06213366A
JPH06213366A JP5263992A JP26399293A JPH06213366A JP H06213366 A JPH06213366 A JP H06213366A JP 5263992 A JP5263992 A JP 5263992A JP 26399293 A JP26399293 A JP 26399293A JP H06213366 A JPH06213366 A JP H06213366A
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valve spool
hole
pin
actuator piston
spud
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JP5263992A
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Kevin L Shinler
ケヴィン、エル、シンラ
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Original Assignee
Dana Inc
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Publication date
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    • F16C5/00Crossheads; Constructions of connecting-rod heads or piston-rod connections rigid with crossheads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 流体制御弁内の可動な弁スプールに、アクチ
ュエータ・アセンブリの可動なリンク部材を連結するた
めの、簡単で、簡潔かつ、安価な継手を提供する。 【構成】 弁スプール13に固定した回りスパッド30
は半球形の外端面とこれを貫いて形成した第1及び第2
の横方向の穴34とを持つ。第1のピン35は回りスパ
ッドの第1穴内に保持してある。アクチュエータ・アセ
ンブリは、中空円筒形の端部部分を持つ可動な内部アク
チュエータ・ピストンと、これを貫いて形成した互いに
対向する1対の穴とを備えている。回りスパッドの半球
形の外端面は、内部アクチュエータ・ピストンの中空端
部部分内に受入れられる。第2のピン48は、内部アク
チュエータ・ピストンの互いに対向する穴内に保持さ
れ、回りスパッドの第2の穴34を貫いて延びる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に可動の機械的部
材間の継手、ことにアクチュエータ・アセンブリの可動
なリンク部材を流体制御弁内の可動の弁スプールに連結
する改良された継手構造に関する。
【0002】
【発明の背景】多くの流体圧及び空気圧のシステムで
は、加圧源から1つ又は複数の被制御装置への流体(液
状又はガス状)の流量を制御する制御弁を設けてある。
この種の多くの流体制御弁は、貫通穴を形成したケース
を備えている。この穴内に、弁スプールを制限した軸線
方向運動をするように取付けてある。弁スプールには、
そのまわりに複数条の周辺方向みぞを形成してある。ケ
ースにはそれそれ通路により穴に連通する複数の口を形
成してある。この制御弁の種種の口は、加圧源、被制御
装置及び流体溜めに連通している。弁スプールを穴内で
軸線方向に動かすことにより若干の口を他の口に連通状
態にする。従って被制御装置の作用は所望通りに調整さ
れる。
【0003】ケースに対し弁スプールを移動させるには
種種の構造のものが知られている。多くの流体制御弁で
はケースに手動のハンドルを枢動可能に取付けてある。
ハンドルはリンク部材を介して弁スプールに連結され、
このハンドルの手動の枢動運動により弁スプールを軸線
方向に動かすようにしてある。このような手動操作の流
体制御弁は、この種の流体制御弁を適宜に操作者がつか
んで操作するように位置させることができる場合に流体
圧及び空気圧のシステムに使うのに適している。
【0004】その他の流体圧及び空気圧のシステムで
は、流体制御弁はこのように適宜に位置させてないし又
は位置させることができない。これ等のシステムでは、
流体制御弁には手動のハンドルの代りに遠隔制御アクチ
ュエータを設けてある。このアクチュエータは、操作者
の発生させる外部信号に応答して可動な内部部材を備え
ている。このアクチュエータの内部部材の運動は、電
気、流体圧又は空気圧の信号のような任意の公知の信号
に応答して生ずることができる。手動のハンドルの場合
のようにアクチュエータの可動の内部部材は、リンク部
材により弁スプールにこれと一緒に移動するように連結
してある。
【0005】流体制御弁を手動ハンドルにより操作する
か遠隔制御アクチュエータにより操作するかに関係な
く、リンク部材及び弁スプールの間には若干の機械的連
結が必要である。この機械的連結は行うことが困難な場
合がある。その理由は、弁の操作が手動ハンドルによる
か遠隔制御アクチュエータによるかに関係なく、流体制
御弁のケースが通常作動機構のハウジングとは別個に形
成してあるからである。製造公差によって、リンク部材
の運動軸線はこれに連結した弁スプールの運動軸線に同
軸のことはほとんどない。これ等の軸線の不適正な整合
によりリンク部材及び弁スプールの望ましくない側方荷
重又はかみこみを生じ早過ぎ摩耗及び破損を招くことに
なる。
【0006】そのために、リンク部材及び弁スプールの
間に各運動軸線の間の制限した量の不整合に適応するこ
とのできる機械的連結部を設けることが知られている。
しかしこの種の公知の機械的連結部は、構造がいくぶん
複雑になり寸法がかさばる。さらに公知の機械的連結部
は複数の平面内の不整合には必ずしも適応しない。した
がって、弁アクチュエータの可動なリンク部材を流体制
御弁の可動な弁スプールに連結するための、簡単であ
り、簡潔であり、安価な改良された継手構造を提供する
ことが望ましい。
【0007】
【発明の概要】本発明は、弁アクチュエータ・アセンブ
リの可動なリンク部材を流体制御弁の可動な弁スプール
に連結する改良された継手構造に係わる。弁アクチュエ
ータ・アセンブリは、弁スプールの端部にこれと、一緒
に運動するように固着した回りスパッド(swivel
spud)を備えている。この回りスパッドは半球形
の外端面とこれを貫いて形成した第1及び第2の穴とを
設けてある。第1の円筒形ピンは回りスパッドの第1の
穴内に摩擦により保持してある。弁アクチュエータ・ア
センブリはさらに、リンク部材として機能する可動な内
部ピストンを備えている。この内部アクチュエータ・ピ
ストンは、一般に形状が中空円筒形の端部部分とこれを
貫いて形成した1対の互いに対向する穴とを持つ。回り
スパッドの半球面形外端面は内部アクチュエータ・ピス
トンの中空端部部分内に受入れる。第2のピンは、回り
スパッドの第2の穴を貫いて延びる内部アクチュエータ
・ピストンの互いに対向する穴内に摩擦により保持して
ある。第2のピンは第1のピンまでこれに衝合して接触
する状態に横方向に延びている。内部アクチュエータ・
ピストンを一方向に動かすときは、回りスパッドの半球
面は内部アクチュエータ・ピストンの扁平な反作用面に
係合して弁スプールをこの方向に移動させる。このよう
な運動中に実質的に単一の接触点だけしかないから、弁
スプール及び内部アクチュエータ・ピストン間の軸線方
向の不整合はいずれの軸線方向の運動にも適応する。
【0008】本発明の種種の目的及び利点はその好適な
実施例の添付図面についての以下の詳細な説明から明ら
かである。
【0009】
【実施例】図1には流体制御弁10の一部を例示してあ
る。流体制御弁は当業界には普通のものであり、穴12
を貫いて形成したケース11を備えている。穴12内に
弁スプール13を制限した軸線方向運動をするように取
付けてある。穴12の内面には、Oリング14又は同様
なシールを内部に配置した環状くぼみを形成してある。
Oリング14は、ケース11及び弁スプール13の間に
比較的流体密の密封部を形成するが、これ等の間の相対
的軸線方向運動は許容する。
【0010】弁スプール13はそのまわりに複数条の円
周方向みぞ(図示してない)を形成してある。ケース1
1には、1つだけ例示した各通路15により穴12に連
通する複数の口(図示してない)を形成してある。当業
界によく知られている方式では流体制御弁10の種種の
口は、加圧流体の源と1つ又は複数の被制御装置と流体
溜めとに連通する。弁スプール13を穴12内で軸線方
向に動かすことにより若干の口が他の口と連通状態にな
る。従って被制御装置の作用は所望通りに調整される。
【0011】アクチュエータ・アセンブリ20は流体制
御弁10のケース11の側に取付けてある。アクチュエ
ータ・アセンブリはソレノイド作動空気圧アクチュエー
タの好適とする実施例に記載し例示してあるが、他のア
クチュエータ構造(手動のアクチュエータを含む)を使
ってもよいのはもちろんである。アクチュエータ・アセ
ンブリ20は、任意普通の手段によりたとえは複数のね
じファスナ(図示してない)により流体制御弁10のケ
ース11に固着したハウジング21を備えている。ケー
ス11の方に向いたハウジング21の側に拡大穴22を
形成してある。環状シール板23は、ハウジング21の
この側とケース11との間に配置してある。シール板2
3には、Oリング24又は類似のシールを内部に配置し
た1対の環状くぼみを内部に形成してある。Oリング2
4は、ハウジング21、シール板22及びケース11の
間に比較的流体密の密封部を形成する。弁スプール13
の端部はシール板23の中心穴を貫いてハウジング穴2
2の内部に延びている。
【0012】アクチュエータ・アセンブリ20はさら
に、弁スプール13の端部に固定した回りスパッド[s
wivel spud]30を備えている。回りスパッ
ド30の構造は図4及び5になお詳しく例示してある。
図4及び5に明らかなように回りスパッド30は、ねじ
付き外面を持つ第1の端部部分31を備えている。回り
スパッド30のねじ付き端部部分31は、弁スプール1
3の端部に形成した対応するねじ穴(図示してない)内
にねじ込んである。すなわち回りスパッド30及び弁ス
プール13は一緒に動くように固着してある。回りスパ
ッド30はさらに、半球面形外面を持つ第2の端部部分
32を備えている。2つの端部部分31,32の間に
は、回りスパッド30を貫いて第1及び第2の穴33,
34を形成してある。第1穴33の直径は後述の理由で
第2穴34の直径より小さい。好適とする実施例では第
1及び第2の穴33,34は相互に直交する向きにして
ある。
【0013】又図1に示すように第1のピン35は回り
スパッド30の第1の穴33内に配置してある。第1の
ピン35は、第1穴33の内径よりわずかに大きい外径
を持つ円筒の形状に形成するのがよい。すなわち第1ピ
ン35は第1穴33内に押込みその中に摩擦により保持
する。第1ピン35の目的は後述する。
【0014】アクチュエータ・アセンブリ20はさら
に、回りスパッド30に隣接してハウジング21の穴2
2内に設けた内部アクチュエータ・ピストン40を備え
ている。内部アクチュエータ・ピストン40の構造は図
6及び7になお詳しく例示してある。図6及び7に示す
ように内部アクチュエータ・ピストン40は、円筒形内
面41a及び反作用面41bを内部に形成する中空円筒
形の形状の第1端部部分41を備えている。第1の1対
の互いに対向する穴42は第1の端部部分41を貫いて
形成してある。第2の1対の互いに対向する穴43も又
第1の端部部分41を貫いて形成してある。第2の対の
穴43は、第1の対の穴42の軸線に直交する軸線を持
つのがよい。これ等の互いに対向する対の穴42,43
の目的は後述する。
【0015】内部アクチュエータ・ピストン40はさら
に、形状が大体円筒形でねじ穴45を内部に形成した第
2の端部部分44を備えている。又図1に明らかなよう
にねじファスナ46は内部アクチュエータ・ピストン4
0の第2の端部部分44のねじ穴45にねじ込んであ
る。ねじファスナ46は環状のワッシャ47を貫いて延
びている。ねじファスナ46は、一緒に運動するように
内部アクチュエータ・ピストン40の第2の端部部分4
4にワッシャ47を保持する拡大頭部部分を持つように
形成してある。ワッシャ47の目的は後述する。
【0016】図1に示すように第2のピン48は、回り
スパッド30の第2の穴34を貫いて延びている。第2
のピン48の各端部は、内部アクチュエータ・ピストン
40を貫いて形成した第1の穴42内に延びている。第
2ピン48は、このような第1穴42の内径よりわずか
に大きい外径を持つ円筒の形状に形成するのがよい。す
なわち第2のピン48は内部アクチュエータ・ピストン
40の第1穴42内に押込みかつ摩擦により保持する。
第2のピン48は第1のピン33まで横方向に延びピン
33に係合して接触する。第2のピンの目的は後述す
る。
【0017】アクチュエータ・アセンブリ20はさら
に、内部アクチュエータ・ピストン40に隣接してハウ
ジング21の穴22内に設けたばね保持体50を備えて
いる。図1に示すようにばね保持体50は、外向きに延
びるフランジ部分51と中央の中空円筒形部分52と内
向きに延びるフランジ部分53とを備えている。外向き
に延びるフランジ部分51は通常ハウジング20の穴2
2の最も内側の端部に係合する。中央部分52は、内部
アクチュエータ・ピストン40の第2の端部部分44に
固着したワッシャ47のまわりに延びている。内向きに
延びるフランジ部分53はワッシャ47のまわりに内方
に延びている。ばね保持体50の目的は後述する。
【0018】アクチュエータ・アセンブリ20はさら
に、ハウジング21の穴内に設けられ内部アクチュエー
タ・ピストン40のまわりに配置した外部アクチュエー
タ・ピストン60を備えている。図1に示すように外部
アクチュエータ・ピストン60は、内向きに延びるフラ
ンジ部分62を一端部に設けた中央中空円筒形部分61
を備えている。中央部分61は、内部アクチュエータ・
ピストン40の第1端部部分41のまわりに延びてい
る。内向きに延びるフランジ部分62は内部アクチュエ
ータ・ピストン40の第2端部部分44のまわりに内向
きに延びている。内向きに延びるフランジ部分62は、
内部アクチュエータ・ピストン40の第2の端部部分4
4とばね保持体50とのまわりに配置したつる巻ばね6
3の一端部に対する受け座を形成する。ばね63の他端
部は、ばね保持体50の外向きに延びるフランジ部分5
1に当てがってある。
【0019】外部アクチュエータ・ピストン60には、
Oリング64又は類似のシールを内部に配置した環状く
ぼみを形成してある。Oリング64は、ハウジング21
及び外部アクチュエータ・ピストン60の間に比較的流
体密の密封部を形成する。従ってハウジング20内に形
成した穴22は図1に示すようにそれぞれ左右の流体室
65,66に分割される。外部アクチュエータ・ピスト
ン60及び2個の室65,66の目的は後述する。
【0020】最後にアクチュエータ・アセンブリ20は
さらに、ソレノイド弁アセンブリ70を備えている。ソ
レノイド弁アセンブリ70は、当業界には普通のもので
ハウジング21内に形成した空気入口71と穴22内に
形成された室65,66との間を選択的に連通させるよ
うにしてある。空気入口71は加圧流体の源に連通す
る。又ソレノイド弁アセンブリ70は、穴22内に形成
された室65,66及び大気の間を選択的に連通させる
ようにしてある。後述のように室65,66を選択的に
加圧し通気させることにより、アクチュエータ・アセン
ブリ20は、ケース11に対し弁スプール13を軸線方
向の前後に動かす作用をすることができる。
【0021】前記したように図1はケース11に対し中
央位置における弁スプール13を示す。これは、弁スプ
ール13が両室65,66を加圧してない場合に保持さ
れる位置である。内部アクチュエータ・ピストン40の
前後に差動圧力か加わってないから、ばね63は、ばね
保持体50及び外部アクチュエータ・ピストン60を相
互に離れる向きに付勢する。すなわちばね保持体50は
ハウジング20の穴22の最も内側の端部に係合する
が、外部アクチュエータ・ピストン60の反対側端部は
シール板23に係合する。ワッシャ47に対する内向き
に延びるフランジ部分53の係合によって、内部アクチ
ュエータ・ピストン40はばね保持体50と共にこの位
置に動かされる。弁スプール13の端部は回りスパッド
30及び第2ピン48により内部アクチュエータ・ピス
トン40に連結してあるから、弁スプール13も又この
位置に動かされる。
【0022】先ず弁スプール13を図1に示した中央位
置から図2に示すように左方に向かい動かすことが望ま
しいものとする。このためにソレノイド弁アセンブリ7
0に電気信号を送り、ソレノイド弁アセンブリ70によ
り左方の室65を通気させるのと同時に右方の室66を
加圧する。内部アクチュエータ・ピストン40の前後の
差動圧力により内部アクチュエータ・ピストン40及び
外部アクチュエータ・ピストン60をばね63の付勢作
用に逆って左方に移動させる。内部アクチュエータ・ピ
ストン40が左方に移動すると、第2のピン48[内部
アクチュエータ・ピストン40内に取付けてある]は第
1のピン35[回りスパッド30内に取付けてある]に
係合する。従って弁スプール13は、アクチュエータ・
アセンブリ20の他の部品と共に左方に動かされる。
【0023】前記したように各ピン35,48は、形状
が円筒形であり相互に直交する方向に向いている。従っ
て内部アクチュエータ・ピストン40が弁スプール13
を左方に向かい引張るときは各ピン35,48間には実
質的に単一の接触点だけしかない。この点接触により弁
スプール13[ケース11内に軸線方向に移動するよう
に支えてある]を内部アクチュエータ・ピストン40
[外部アクチュエータ・ピストン60及び穴22内に軸
線方向に移動するように支えてある]に対して半径方向
に浮動させる。すなわち弁スプール13及び内部アクチ
ュエータ・ピストン40は精密には同軸に整合させる必
要はなく、2部品間の望ましくない側方荷重又はかみこ
みが避けられる。
【0024】図1に例示した中央位置から図3に示すよ
うに右方に向かい弁スプール13を動かすことが望まし
いとする。このためにソレノイド弁アセンブリ70に電
気信号を送り、ソレノイド弁アセンブリ70により左方
の室65を加圧するのと同時に右側の室66を通気させ
る。内部アクチュエータ・ピストン40の前後の差動圧
力により内部アクチュエータ・ピストン40を右方に向
かい移動させる。ばね保持体50の内向きに延びるフラ
ンジ部分53のワッシャ47に対する係合によって、ば
ね保持体50はばね63の付勢作用に逆って内部アクチ
ュエータ・ピストン40と共に右方に向かい動かされ
る。内部アクチュエータ・ピストン40が右方に向かい
動かされると、くぼみ41の反作用面41bが回りスパ
ッド30の半球面形端部部分32に係合する。従って弁
スプール13はアクチュエータ・アセンブリ20の他の
部品と共に右方に向かい動かされる。前記したピン3
5,48の場合と同様に、くぼみ41の反作用面41b
と回りスパッド30の半球面形端部部分32との間には
実質的に単一の接触点だけしかない。すなわちいずれの
軸線方向における弁スプール13の移動に対しても軸線
方向の不整合に適応する。
【0025】内部アクチュエータ・ピストン40は、左
側室65に露出する有効表面積が右側室66に露出する
有効表面積とほぼ同じになるように構成するのがよい。
このような構造は、作動中に内部アクチュエータ・ピス
トン40の前後に生成する各差動圧力を互いに等しくし
与えられた加圧レベルに対し両方向に確実に同様な作用
が生ずるようにする。
【0026】以上本発明をその好適とする実施例につい
て詳細に説明したが本発明はなおその精神を逸脱しない
で種種の変化変型を行うことができるのはもちろんであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】弁スプールを中央位置にして示す本発明による
アクチュエータ継手を備えた流体制御弁の一部の縦断面
図である。
【図2】弁スプールを中央位置から左方に向かい動かし
た、図1と同様な縦断面図である。
【図3】弁スプールを中央位置から右方に向かい動かし
た、図1と同様な縦断面図である。
【図4】図1ないし3に例示した回りスパッドの縦断面
図である。
【図5】図4の5−5線に沿う回りスパッドの断面図で
ある。
【図6】図1ないし3に例示した内部アクチュエータ・
ピストンの縦断面図である。
【図7】図6の7−7線に沿う内部アクチュエータ・ピ
ストンの縦断面図である。
【符号の説明】
10 流体制御弁 13 弁スプール 20 (弁)アクチュエータ・アセンブリ 30 回りスパッド 32 半球形外端面 33 第1の穴 34 第2の穴 35 第1のピン 40 可動な内部ピストン 41 端部部分 41b 反作用面 42,43 穴 48 第2のピン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 弁スプール・アクチュエータ・アセン
ブリ用継手
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に可動の機械的部
材間の継手、ことにアクチュエータ・アセンブリの可動
なリンク部材を流体制御弁内の可動の弁スプールに連結
する改良された継手構造に関する。
【0002】
【発明の背景】多くの流体圧及び空気圧のシステムで
は、加圧源から1つ又は複数の被制御装置への流休(液
状又はガス状)の流量を制御する制御弁を設けてある。
この種の多くの流体制御弁は、貫通穴を形成したケース
を備えている。この穴内に、弁スプールを制限した軸線
方向運動をするように取付けてある。弁スプールには、
そのまわりに複数条の周辺方向みぞを形成してある。ケ
ースにはそれぞれ通路により穴に連通する複数の口を形
成してある。この制御弁の種種の口は、加圧源、被制御
装置及び流体溜めに連通している。弁スプールを穴内で
軸線方向に動かすことにより若干の口を他の口に連通状
態にする。従って被制御装置の作用は所望通りに調整さ
れる。
【0003】ケースに対し弁スプールを移動させるには
種種の構造のものが知られている。多くの流体制御弁で
はケースに手動のハンドルを枢動可能に取付けてある。
ハンドルはリンク部材を介して弁スプールに連結され、
このハンドルの手動の枢動運動により弁スプールを軸線
方向に動かすようにしてある。このような手動操作の流
体制御弁は、この種の流体制御弁を適宜に操作者がつか
んで操作するように位置させることができる場合に流体
圧及び空気圧のシステムに使うのに適している。
【0004】その他の流体圧及び空気圧のシステムで
は、流体制御弁はこのように適宜に位置させてないし又
は位置させることができない。これ等のシステムでは、
流体制御弁には手動のハンドルの代りに遠隔制御アクチ
ュエータを設けてある。このアクチュエータは、操作者
の発生させる外部信号に応答して可動な内部部材を備え
ている。このアクチュエータの内部部材の運動は、電
気、流体圧又は空気圧の信号のような任意の公知の信号
に応答して生ずることができる。手動のハンドルの場合
のようにアクチュエータの可動の内部部材は、リンク部
材により弁スプールにこれと一緒に移動するように連結
してある。
【0005】流体制御弁を手動ハンドルにより操作する
か遠隔制御アクチュエータにより操作するかに関係な
く、リンク部材及び弁スプールの間には若干の機械的連
結が必要である。この機械的連結は行うことが困難な場
合がある。その理由は、弁の操作が手動ハンドルによる
か遠隔制御アクチュエータによるかに関係なく、流体制
御弁のケースが通常作動機構のハウジングとは別個に形
成してあるからである。製造公差によつて、リンク部材
の運動軸線はこれに連結した弁スプールの運動軸線に同
軸のことはほとんどない。これ等の軸線の不適正な整合
によりリンク部材及び弁スプールの望ましくない側方荷
重又はかみこみを生じ早過ぎ摩耗及び破損を招くことに
なる。
【0006】そのために、リンク部材及び弁スプールの
間に各運動軸線の間の制限した量の不整合に適応するこ
とのできる機械的連結部を設けることが知られている。
しかしこの種の公知の機械的連結部は、構造がいくぶん
複雑になり寸法がかさばる。さらに公知の機械的連結部
は複数の平面内の不整合には必ずしも適応しない。した
がって、弁アクチュエータの可動なリンク部材を流体制
御弁の可動な弁スプールに連結するための、簡単であ
り、簡潔であり、安価な改良された継手構造を提供する
ことが望ましい。
【0007】
【発明の概要】本発明は、弁アクチュエータ・アセンブ
リの可動なリンク部材を流体制御弁の可動な弁スプール
に連結する改良された継手構造に係わる。弁アクチュエ
ータ・アセンブリは、弁スプールの端部にこれと、一緒
に運動するように固着した回りスパッド(swivel
spud)を備えている。この回りスパッドは半球形
の外端面とこれを貫いて形成した第1及び第2の穴とを
設けてある。第1の円筒形ピンは回りスパッドの第1の
穴内に摩擦により保持してある。弁アクチュエータ・ア
センブリはさらに、リンク部材として機能する可動な内
部ピストンを備えている。この内部アクチュエータ・ピ
ストンは、一般に形状が中空円筒形の端部部分とこれを
貫いて形成した1対の互いに対向する穴とを持つ。回り
スパッドの半球面形外端面は内部アクチュエータ・ピス
トンの中空端部部分内に受入れる。第2のピンは、回り
スパッドの第2の穴を貫いて延びる内部アクチュエータ
・ピストンの互いに対向する穴内に摩擦により保持して
ある。第2のピンは第1のピンまでこれに衝合して接触
する状態に横方向に延びている。内部アクチュエータ・
ピストンを一方向に動かすときは、回りスパッドの半球
面は内部アクチュエータ・ピストンの扁平な反作用面に
係合して弁スプールをこの方向に移動させる。このよう
な運動中に実質的に単一の接触点だけしかないから、弁
スプール及び内部アクチュエータ・ピストン間の軸線方
向の不整合はいずれの軸線方向の運動にも適応する。
【0008】本発明の種種の目的及び利点はその好適な
実施例の添付図面についての以下の詳細な説明から明ら
かである。
【0009】
【実施例】図1には流体制御弁10の一部を例示してあ
る。流体制御弁は当業界には普通のものであり、穴12
を貫いて形成したケース11を備えている。穴12内に
弁スプール13を制限した軸線方向運動をするように取
付けてある。穴12の内面には、Oリング14又は同様
なシールを内部に配置した環状くぼみを形成してある。
Oリング14は、ケース11及び弁スプール13の間に
比較的流体密の密封部を形成するが、これ等の間の相対
的軸線方向運動は許容する。
【0010】弁スプール13はそのまわりに複数条の円
周方向みぞ(図示してない)を形成してある。ケース1
1には、1つだけ例示した各通路15により穴12に連
通する複数の口(図示してない)を形成してある。当業
界によく知られている方式では流体制御弁10の種種の
口は、加圧流体の源と1つ又は複数の被制御装置と流体
溜めとに連通する。弁スプール13を穴12内で軸線方
向に動かすことにより若干の口が他の口と連通状態にな
る。従って被制御装置の作用は所望通りに調整される。
【0011】アクチュエータ・アセンブリ20は流体制
御弁10のケース11の側に取付けてある。アクチュエ
ータ・アセンブリはソレノイド作動空気圧アクチュエー
タの好適とする実施例に記載し例示してあるが、他のア
クチュエータ構造(手動のアクチュエータを含む)を使
ってもよいのはもちろんである。アクチュエータ・アセ
ンブリ20は、任意普通の手段によりたとえば複数のね
じファスナ(図示してない)により流体制御弁10のケ
ース11に固着したハウジング21を備えている。ケー
ス11の方に向いたハウジング21の側に拡大穴22を
形成してある。環状シール板23は、ハウジング21の
この側とケース11との間に配置してある。シール板2
3には、Oリング24又は類似のシールを内部に配置し
た1対の環状くぼみを内部に形成してある。Oリング2
4は、ハウジング21、シール板22及びケース11の
間に比較的流体密の密封部を形成する。弁スプール13
の端部はシール板23の中心穴を貫いてハウジング穴2
2の内部に延びている。
【0012】アクチュエータ・アセンブリ20はさら
に、弁スプール13の端部に固定した回りスパッド[s
wivel spud]30を備えている。回りスパッ
ド30の構造は図4及び5になお詳しく例示してある。
図4及び5に明らかなように回りスパッド30は、ねじ
付き外面を持つ第1の端部部分31を備えている。回り
スパッド30のねじ付き端部部分31は、弁スプール1
3の端部に形成した対応するねじ穴(図示してない)内
にねじ込んである。すなわち回りスパッド30及び弁ス
プール13は一緒に動くように固着してある。回りスパ
ッド30はさらに、半球面形外面を持つ第2の端部部分
32を備えている。2つの端部部分31,32の間に
は、回りスパッド30を貫いて第1及び第2の穴33,
34を形成してある。第1穴33の直径は後述の理由で
第2穴34の直径より小さい。好適とする実施例では第
1及び第2の穴33,34は相互に直交する向きにして
ある。
【0013】又図1に示すように第1のピン35は回り
スパッド30の第1の穴33内に配置してある。第1の
ピン35は、第1穴33の内径よりわずかに大きい外径
を持つ円筒の形状に形成するのがよい。すなわち第1ピ
ン35は第1穴33内に押込みその中に摩擦により保持
する。第1ピン35の目的は後述する。
【0014】アクチュエータ・アセンブリ20はさら
に、回りスパッド30に隣接してハウジング21の穴2
2内に設けた内部アクチュエータ・ピストン40を備え
ている。内部アクチュエータ・ピストン40の構造は図
6及び7になお詳しく例示してある。図6及び7に示す
ように内部アクチュエータ・ピストン40は、円筒形内
面41a及び反作用面41bを内部に形成する中空円筒
形の形状の第1端部部分41を備えている。第1の1対
の互いに対向する穴42は第1の端部部分41を貫いて
形成してある。第2の1対の互いに対向する穴43も又
第1の端部部分41を貫いて形成してある。第2の対の
穴43は、第1の対の穴42の軸線に直交する軸線を持
つのがよい。これ等の互いに対向する対の穴42,43
の目的は後述する。
【0015】内部アクチュエータ・ピストン40はさら
に、形状が大体円筒形でねじ穴45を内部に形成した第
2の端部部分44を備えている。又図1に明らかなよう
にねじファスナ46は内部アクチュエータ・ピストン4
0の第2の端部部分44のねじ穴45にねじ込んであ
る。ねじファスナ46は環状のワッシヤ47を貫いて延
びている。ねじファスナ46は、一緒に運動するように
内部アクチュエータ・ピストン40の第2の端部部分4
4にワッシヤ47を保持する拡大頭部部分を持つように
形成してある。ワッシャ47の目的は後述する。
【0016】図1に示すように第2のピン48は、回り
スパッド30の第2の穴34を貫いて延びている。第2
のピン48の各端部は、内部アクチュエータ・ピストン
40を貫いて形成した第1の穴42内に延びている。第
2ピン48は、このような第1穴42の内径よりわずか
に大きい外径を持つ円筒の形状に形成するのがよい。す
なわち第2のピン48は内部アクチュエータ・ピストン
40の第1穴42内に押込みかつ摩擦により保持する。
第2のピン48は第1のピン33まで横方向に延びピン
33に係合して接触する。第2のピンの目的は後述す
る。
【0017】アクチュエータ・アセンブリ20はさら
に、内部アクチュエータ・ピストン40に隣接してハウ
ジング21の穴22内に設けたばね保持体50を備えて
いる。図1に示すようにばね保持体50は、外向きに延
びるフランジ部分51と中央の中空円筒形部分52と内
向きに延びるフランジ部分53とを備えている。外向き
に延びるフランジ部分51は通常ハウジング20の穴2
2の最も内側の端部に係合する。中央部分52は、内部
アクチュエータ・ピストン40の第2の端部部分44に
固着したワッシャ47のまわりに延びている。内向きに
延びるフランジ部分53はワッシャ47のまわりに内方
に延びている。ばね保持体50の目的は後述する。
【0018】アクチュエータ・アセンブリ20はさら
に、ハウジング21の穴内に設けられ内部アクチュエー
タ・ピストン40のまわりに配置した外部アクチュエー
タ・ピストン60を備えている。図1に示すように外部
アクチュエータ・ピストン60は、内向きに延びるフラ
ンジ部分62を一端部に設けた中央中空円筒形部分61
を備えている。中央部分61は、内部アクチュエータ・
ピストン40の第1端部部分41のまわりに延びてい
る。内向きに延びるフランジ部分62は内部アクチュエ
ータ・ピストン40の第2端部部分44のまわりに内向
きに延びている。内向きに延びるフランジ部分62は、
内部アクチュエータ・ピストン40の第2の端部部分4
4とばね保持体50とのまわりに配置したつる巻ばね6
3の一端部に対する受け座を形成する。ばね63の他端
部は、ばね保持体50の外向きに延びるフランジ部分5
1に当てがってある。
【0019】外部アクチュエータ・ピストン60には、
Oリング64又は類似のシールを内部に配置した環状く
ぼみを形成してある。Oリング64は、ハウジング21
及び外部アクチュエータ・ピストン60の間に比較的流
体密の密封部を形成する。従ってハウジング20内に形
成した穴22は図1に示すようにそれぞれ左右の流体室
65,66に分割される。外部アクチュエータ・ピスト
ン60及び2個の室65,66の目的は後述する。
【0020】最後にアクチュエータ・アセンブリ20は
さらに、ソレノイド弁アセンブリ70を備えている。ソ
レノイド弁アセンブリ70は、当業界には普通のもので
ハウジング21内に形成した空気入口71と穴22内に
形成された室65,66との間を選択的に連通させるよ
うにしてある。空気入口71は加圧流体の源に連通す
る。又ソレノイド弁アセンブリ70は、穴22内に形成
された室65,66及び大気の間を選択的に連通させる
ようにしてある。後述のように室65,66を選択的に
加圧し通気させることにより、アクチュエータ・アセン
ブリ20は、ケース11に対し弁スプール13を軸線方
向の前後に動かす作用をすることができる。
【0021】前記したように図1はケース11に対し中
央位置における弁スプール13を示す。これは、弁スプ
ール13が両室65,66を加圧してない場合に保持さ
れる位置である。内部アクチュエータ・ピストン40の
前後に差動圧力が加わってないから、ばね63は、ばね
保持体50及び外部アクチュエータ・ピストン60を相
互に離れる向きに付勢する。すなわちばね保持体50は
ハウジング20の穴22の最も内側の端部に係合する
が、外部アクチュエータ・ピストン60の反対側端部は
シール板23に係合する。ワッシャ47に対する内向き
に延びるフランジ部分53の係合によって、内部アクチ
ュエータ・ピストン40はばね保持体50と共にこの位
置に動かされる。弁スプール13の端部は回りスパッド
30及び第2ピン48により内部アクチュエータ・ピス
トン40に連結してあるから、弁スプール13も又この
位置に動かされる。
【0022】先ず弁スプール13を図1に示した中央位
置から図2に示すように左方に向かい動かすことが望ま
しいものとする。このためにソレノイド弁アセンブリ7
0に電気信号を送り、ソレノイド弁アセンブリ70によ
り左方の室65を通気させるのと同時に右方の室66を
加圧する。内部アクチュエータ・ピストン40の前後の
差動圧力により内部アクチュエータ・ピストン40及び
外部アクチュエータ・ピストン60をばね63の付勢作
用に逆つて左方に移動させる。内部アクチュエータ・ピ
ストン40が左方に移動すると、第2のピン48[内部
アクチュエータ・ピストン40内に取付けてある]は第
1のピン35[回りスパッド30内に取付けてある]に
係合する。従って弁スプール13は、アクチュエータ・
アセンブリ20の他の部品と共に左方に動かされる。
【0023】前記したように各ピン35,48は、形状
が円筒形であり相互に直交する方向に向いている。従っ
て内部アクチュエータ・ピストン40が弁スプール13
を左方に向かい引張るときは各ピン35,48間には実
質的に単一の接触点だけしかない。この点接触により弁
スプール13[ケース11内に軸線方向に移動するよう
に支えてある]を内部アクチュエータ・ピストン40
[外部アクチュエータ・ピストン60及び穴22内に軸
線方向に移動するように支えてある]に対して半径方向
に浮動させる。すなわち弁スプール13及び内部アクチ
ュエータ・ピストン40は精密には同軸に整合させる必
要はなく、2部品間の望ましくない側方荷重又はかみこ
みが避けられる。
【0024】図1に例示した中央位置から図3に示すよ
うに右方に向かい弁スプール13を動かすことが望まし
いとする。このためにソレノイド弁アセンブリ70に電
気信号を送り、ソレノイド弁アセンブリ70により左方
の室65を加圧するのと同時に右側の室66を通気させ
る。内部アクチュエータ・ピストン40の前後の差動圧
力により内部アクチュエータ・ピストン40を右方に向
かい移動させる。ばね保持体50の内向きに延びるフラ
ンジ部分53のワッシヤ47に対する係合によって、ば
ね保持体50はばね63の付勢作用に逆って内部アクチ
ュエータ・ピストン40と共に右方に向かい動かされ
る。内部アクチュエータ・ピストン40が右方に向かい
動かされると、くぽみ41の反作用面41bが回りスパ
ッド30の半球面形端部部分32に係合する。従って弁
スプール13はアクチュエータ・アセンブリ20の他の
部品と共に右方に向かい動かされる。前記したピン3
5,48の場合と同様に、くぼみ41の反作用面41b
と回りスパッド30の半球面形端部部分32との間には
実質的に単一の接触点だけしかない。すなわちいずれの
軸線方向における弁スプール13の移動に対しても軸線
方向の不整合に適応する。
【0025】内部アクチュエータ・ピストン40は、左
側室65に露出する有効表面積が右側室66に露出する
有効表面積とほぼ同じになるように構成するのがよい。
このような構造は、作動中に内部アクチュエータ・ピス
トン40の前後に生成する各差動圧力を互いに等しくし
与えられた加圧レベルに対し両方向に確実に同様な作用
が生ずるようにする。
【0026】以上本発明をその好適とする実施例につい
て詳細に説明したが本発明はなおその精神を逸脱しない
で種種の変化変型を行うことができるのはもちろんであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】弁スプールを中央位置にして示す本発明による
アクチュエータ継手を備えた流体制御弁の一部の縦断面
図である。
【図2】弁スプールを中央位置から左方に向かい動かし
た、図1と同様な縦断面図である。
【図3】弁スプールを中央位置から右方に向かい動かし
た、図1と同様な縦断面図である。
【図4】図1ないし3に例示した回りスパッドの縦断面
図である。
【図5】図4の5−5線に沿う回りスパッドの断面図で
ある。
【図6】図1ないし3に例示した内部アクチュエータ・
ピストンの縦断面図である。
【図7】図6の7−7線に沿う内部アクチュエータ・ピ
ストンの縦断面図である。
【符号の説明】 10 流体制御弁 13 弁スプール 20 (弁)アクチュエータ・アセンブリ 30 回りスパッド 32 半球形外端面 33 第1の穴 34 第2の穴 35 第1のピン 40 可動な内部ピストン 41 端部部分 41b 反作用面 42,43 穴 48 第2のピン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲した外端面と、この外端面これを貫
    いて形成した穴とを持つ端部部分を備えた第1の部材
    と、 この第1の部材に支えられ、その前記穴内に少なくとも
    部分的に延びる第1のピンと、 反作用端面を持つ第2の部材と、 この第2の部材に支えられ、前記第1の部材の前記穴を
    貫いて延びる第2のピンと、を備え、 前記第1の部材が、前記第2の部材の方に向かって移動
    させられるときに、前記湾曲した外端面が、前記反作用
    端面に係合して前記第1及び第2の部材を一緒に第1の
    方向に移動させるように、前記第1の部材の前記端部部
    分を、前記反作用端面に隣接して配置し、 前記第2の部材が、前記第1の部材の方に向かって移動
    させられるときに、前記第1及び第2の部材を一緒に第
    2の方向に移動させるように、前記第2のピンを前記第
    1のピンに係合させるようにして成る継手。
  2. 【請求項2】 前記第1の部材を弁スプールと流体制御
    弁用のアクチュエータ・アセンブリとの一方に連結し
    た、請求項1の継手。
  3. 【請求項3】 前記第2の部材を前記弁スプール及び流
    体制御弁用アクチュエータ・アセンブリの他方に連結し
    た、請求項2の継手。
  4. 【請求項4】 前記第1の部材の前記湾曲した外端面の
    形状を、大体において半球形にした、請求項1の継手。
  5. 【請求項5】 前記第1の部材を貫いて形成した第1及
    び第2の穴を備えた、請求項1の継手。
  6. 【請求項6】 前記第1の部材を貫いて形成した前記第
    1の穴が、この第1の部材を貫いて形成した前記第2穴
    により定められる直径より小さい直径を定めるようにし
    た、請求項5の継手。
  7. 【請求項7】 前記第1のピンを、前記第1の部材の前
    記第1の穴内に押込み、かつ摩擦によって保持した、請
    求項5の継手。
  8. 【請求項8】 前記第2の部材を貫いて形成した穴をさ
    らに備えた、請求項1の継手。
  9. 【請求項9】 前記第2のピンを、前記第2の部材の前
    記穴内に押込み、かつ摩擦によって保持した、請求項8
    の継手。
  10. 【請求項10】 前記第2の部材に、前記反作用端面を
    内部に配置した中空端部部分を設けた、請求項1の継
    手。
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