JPH06213335A - 高温ガス制御用バルブ装置 - Google Patents

高温ガス制御用バルブ装置

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Publication number
JPH06213335A
JPH06213335A JP5024990A JP2499093A JPH06213335A JP H06213335 A JPH06213335 A JP H06213335A JP 5024990 A JP5024990 A JP 5024990A JP 2499093 A JP2499093 A JP 2499093A JP H06213335 A JPH06213335 A JP H06213335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
fitting hole
valve shaft
valve
fit hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5024990A
Other languages
English (en)
Inventor
Jo Otsubo
城 大坪
Kazuo Kawano
和夫 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Oozx Inc, Fuji Valve Co Ltd filed Critical Fuji Oozx Inc
Priority to JP5024990A priority Critical patent/JPH06213335A/ja
Publication of JPH06213335A publication Critical patent/JPH06213335A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sealing Of Bearings (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Lift Valve (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスの外部への漏出量を抑えるとともに、弁
軸の強度低下を防止する。 【構成】 リテーナ15を、ボディ1の側壁に形成した嵌
合孔5に圧入したことにより、リテーナ15と弁軸14との
間にのみ隙間が形成され、ガスの漏出量は最少限度とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジンの排気
路を開閉して制動力を得る、排気ブレーキ用の高温ガス
制御用バルブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の高温ガス制御用バルブ装
置であるバタフライバルブ装置を示すもので、ほぼ円筒
形断面をなすボディ(1)における流路(1a)内には、流路
(1a)と直交する左右1対の弁軸(2)(3)により支持され
たバタフライ形の弁体(4)が、回動自在として収容され
ている。
【0003】ボディ(1)における両側壁の厚肉部(1b)に
は、流路(1a)と連通する嵌合孔(5)が穿設され、上記両
弁軸(2)(3)は、左方の嵌合孔(5)に圧入した短寸のブ
ッシュ(軸受)(6)と、右方の嵌合孔(5)に圧入した長寸
のブッシュ(7)とにより、回転自在に枢支されている。
【0004】右方の嵌合孔(5)の外方の開口端は、閉塞
板(8)により閉止されている。左方の嵌合孔(5)内にお
ける中間部には、嵌合孔(5)の内周面に圧接する大径の
シールリング(9)と、弁軸(2)の外周面に圧接する小径
のシールリング(10)とが、それぞれ2本ずつ交互に内嵌
されている。これら各シールリング(9)(10)の外方の嵌
合孔(5)内には、筒状のリテーナ(11)が、その内周面の
段部が弁軸(2)に形成した小径段部(2a)と当接すること
により、右方への動きを規制されて遊嵌されている。
【0005】リテーナ(11)は、嵌合孔(5)の開口端にボ
ルト止めした押え板(12)により、抜け止めがなされてい
る。
【0006】上記シールリング(9)(10)は、ブッシュ
(6)とリテーナ(11)との間に位置して、軸方向へ移動す
るのが阻止されている。弁体(4)は、ボディ(11)の嵌合
孔(5)を貫通して左方に突出している駆動側の弁軸(2)
を、その端部に固着した駆動レバー(13)をもって回動す
ることにより開閉される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなバタフラ
イバルブ装置においては、流路(1a)内の高温高圧の排気
ガスが、駆動側の弁軸(2)のボディ(1)の貫通部を通し
て、外部に洩れ出るのを防止するため、嵌合孔(5)内に
複数のシールリング(9)(10)を内嵌しているが、上記し
た従来の構造では、シール性が不十分であった。
【0008】すなわち、図3に拡大して示すように、リ
テーナ(11)は、嵌合孔(5)内に遊嵌されているため、そ
の内外周面と、弁軸(2)の外周面及び嵌合孔(5)の内周
面との間の双方に比較的大きな間隙が形成される。この
ようになっていると、各シールリング(9)(10)における
弁軸(2)及び嵌合孔(5)との接触部に形成される僅かな
隙間を通過した排気ガスが、上気した双方の隙間に容易
に侵入して外部への漏出量が大になるとともに、それら
互いの接触面を酸化させて弁軸(2)の回動を不円滑にす
る恐れがある。
【0009】また上記従来の装置は、リテーナ(5)の軸
方向の位置決めを、弁軸(2)の中間部より外方を小径と
し、小径段部(2a)とリテーナ(5)の段部とを当接させる
ことにより行っているため、弁軸(2)やリテーナ(11)の
加工工数が増えるとともに、弁軸(2)の強度が低下する
問題もある。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、排気ガス等の外部への漏出量を最少限度
に抑えるとともに、弁軸の強度を低下させることのない
ようにした高温ガス制御用バルブ装置を提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、流路と直交する弁軸を備える弁体が収容
されたボディの側壁に、前記弁軸が貫通する嵌合孔を形
成し、該弁軸を嵌合孔に設けた軸受部材により枢支する
とともに、該軸受部材の外方にシール部材を設け、該シ
ール部材の軸方向の移動を、その外方に設けたリテーナ
により規制するようにした高温ガス制御用バルブ装置に
おいて、前記リテーナを、前記弁軸又は嵌合孔のいずれ
か一方に、他方の対向面間に若干の隙間が形成されるよ
うにして圧入したことを特徴としている。
【0012】
【作用】リテーナを、弁軸又は嵌合孔のいずれか一方に
圧入したことにより、その圧入部の隙間は零となって、
リテーナと弁軸又は嵌合孔との間に形成される隙間が半
減するので、外部へのガスの漏出量は極めて少なくな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、本発明は、前述した従来例に改良を加え
たものであるため、それと同一の部材には同じ符号を付
すにとどめて、その詳細な説明を省略するとともに、装
置の全体図を省略して要部のみ図示する。
【0014】図1に示すように、ボディ(1)における左
方の側壁の厚肉部(1b)に形成された嵌合孔(5)内には、
従来例と同様のブッシュ(6)と大小2個ずつのシールリ
ング(9)(10)が内嵌されている。
【0015】駆動側の弁軸(14)は、全体が同外径をなす
ストレート状に形成され、ブッシュ(6)により回動自在
に枢支されている。嵌合孔(5)内における各シールリン
グ(9)(10)の左方には、左端部に大径のフランジ部(15
a)を有するとともに、中心に弁軸(14)と干渉しない程度
の径の軸孔(15a)を備える筒状のリテーナ(15)が、その
右端が最左方のシールリング(10)と当接又は近接する位
置まで圧入されている。
【0016】この際、リテーナ(15)のシールリング(10)
に対する位置決め、すなわち、軸線内方の位置決めは、
フランジ部(15a)の右端が嵌合孔(5)の開口端と当接す
ることにより自動的になされる。
【0017】(16)は、リテーナ(15)の左端部を覆う閉塞
板である。以上説明したように、上記実施例において
は、リテーナ(15)を嵌合孔(5)に圧入して、リテーナ(1
5)の外周面と嵌合孔(5)の内周面との間に形成される隙
間を零とし、弁軸(14)の外周面とリテーナ(15)の軸孔(1
5b)の内周面との間にのみ若干の隙間を形成してあるた
め、シールリング(9)(10)を通過した排気ガスの外部へ
の漏出量を最少限度に抑えることができる。
【0018】その結果、リテーナ(15)や嵌合孔(5)及び
弁軸(14)が、高温の排気ガスにより酸化されるのが防止
され、弁軸(14)の回動が不円滑となるなどの不具合が解
消されるとともに、耐久性が向上する。
【0019】また、リテーナ(15)の軸方向の位置決めを
フランジ部(15a)により行っているため、弁軸(14)を従
来のように中途より小径とする必要がなく、従って、弁
軸(14)やリテーナ(15)の加工が容易で、かつ弁軸(14)の
強度も低下することがない。
【0020】なお、実施例ではリテーナ(15)を嵌合孔
(5)側に圧入しているが、弁軸(14)側に圧入することも
ある。この際には、リテーナ(15)のフランジ部(15a)を
省略して直筒状とするのがよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、リテーナと弁軸又は嵌
合孔との間に形成される隙間が、従来に比して大幅に少
なくなるので、外部に漏出するガスの量を最少限度に抑
えることできる。
【0022】また、リテーナにフランジ部を設けてその
軸線方向の位置決めをしているので、弁軸を中途より小
径とする必要がなく、従ってその強度を低下させること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の拡大横断平面図
である。
【図2】従来のバルブ装置の水平横断平面図である。
【図3】同じく要部の拡大横断平面図である。
【符号の説明】
(1)ボディ (1a)流路 (1b)厚肉部 (2)(3)
弁軸 (4)弁体 (5)嵌合
孔 (6)(7)ブッシュ(軸受部材) (8)閉塞
板 (9)(10)シールリング(シール部材) (13)駆動レバー (14)弁軸 (15)リテーナ (15a)フ
ランジ部 (15b)軸孔 (16)閉塞

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路と直交する弁軸を備える弁体が収容
    されたボディの側壁に、前記弁軸が貫通する嵌合孔を形
    成し、該弁軸を嵌合孔に設けた軸受部材により枢支する
    とともに、該軸受部材の外方にシール部材を設け、該シ
    ール部材の軸方向の移動を、その外方に設けたリテーナ
    により規制するようにした高温ガス制御用バルブ装置に
    おいて、 前記リテーナを、前記弁軸又は嵌合孔のいずれか一方
    に、他方の対向面間に若干の隙間が形成されるようにし
    て圧入したことを特徴とする高温ガス制御用バルブ装
    置。
  2. 【請求項2】 リテーナの外端部に、嵌合孔の開口端と
    当接する大径のフランジ部が連設されている請求項1記
    載の高温ガス制御用バルブ装置。
JP5024990A 1993-01-21 1993-01-21 高温ガス制御用バルブ装置 Pending JPH06213335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5024990A JPH06213335A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 高温ガス制御用バルブ装置

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JP5024990A JPH06213335A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 高温ガス制御用バルブ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06213335A true JPH06213335A (ja) 1994-08-02

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ID=12153423

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5024990A Pending JPH06213335A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 高温ガス制御用バルブ装置

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JP (1) JPH06213335A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108843797A (zh) * 2018-06-14 2018-11-20 河南柴油机重工有限责任公司 一种相继增压发动机专用高温蝶阀

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108843797A (zh) * 2018-06-14 2018-11-20 河南柴油机重工有限责任公司 一种相继增压发动机专用高温蝶阀

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