JPH062122U - 横ずらし干渉計 - Google Patents
横ずらし干渉計Info
- Publication number
- JPH062122U JPH062122U JP040797U JP4079792U JPH062122U JP H062122 U JPH062122 U JP H062122U JP 040797 U JP040797 U JP 040797U JP 4079792 U JP4079792 U JP 4079792U JP H062122 U JPH062122 U JP H062122U
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- JP
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- interferometer
- photodetector
- optical path
- scanning mirror
- fourier transform
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- Pending
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- Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 干渉縞検出のS/Nを向上させた横ずらし干
渉計を実現する。 【構成】 三角光路共通パス干渉計やサバ−ル偏光干渉
計などの横ずらし干渉計において、干渉縞を検出位置に
形成させるフ−リエ変換レンズLを通過した干渉光の光
路を回転動作により走査するための走査ミラーSMおよ
び走査ミラーを介してフーリエ変換レンズの焦点位置に
設置されたフォトディテクタPDを備え、フォトディテ
クタからの信号取り込みと、走査ミラーの回転駆動とを
同期させた。
渉計を実現する。 【構成】 三角光路共通パス干渉計やサバ−ル偏光干渉
計などの横ずらし干渉計において、干渉縞を検出位置に
形成させるフ−リエ変換レンズLを通過した干渉光の光
路を回転動作により走査するための走査ミラーSMおよ
び走査ミラーを介してフーリエ変換レンズの焦点位置に
設置されたフォトディテクタPDを備え、フォトディテ
クタからの信号取り込みと、走査ミラーの回転駆動とを
同期させた。
Description
【0001】
本考案は、フ−リエ分光に使用する横ずらし干渉計に関し、特に干渉縞の検出 のS/Nを向上させるものである。
【0002】
従来、横ずらし干渉計としては三角光路共通パス干渉計やサバ−ル偏光干渉計 等が知られている。図3は三角光路共通パス干渉計を用いたフ−リエ変換型干渉 分光器の一例を示す構成図である。図3において、光源Rから出射した光は、入 射光を同じ分光組成の2つの光に分離するためのビ−ムスプリッタBSに入射さ れる。第1分離光は、可動ミラ−M1に向けられる。可動ミラ−M1は、この第1 分離光をミラ−M2に向ける。ミラ−M2は、その第1分離光をビ−ムスプリッタ BSに戻るように向ける。第2分離光は、ビ−ムスプリッタBSからミラ−M2 に向けられ、その後、可動ミラ−M1に向けられた後、ビ−ムスプリッタBSに 戻るように導かれ、ビ−ムスプリッタBSにおいて第1分離光と結合する。再び 結合した分離光は、ビ−ムスプリッタBSからフ−リエ変換レンズLを経て、検 出器D(ダイオードアレイ)に送られる。ここで、可動ミラ−M1がzの位置に ある場合は、ビ−ムスプリッタBSで二分された第1分離光および第2分離光は 、それぞれ三角光路を左回りする光路と右回りする光路をとって、ビ−ムスプリ ッタBS上で元の光束に戻るが、可動ミラ−M1がzからaだけ平行移動すると 、三角光路を左回りする光路と右回りする光路とは平行にずれ、フ−リエ変換レ ンズLの後ろ焦平面(検出器D上)では、図に示すように角度θでもって図面に 対して垂直な平行干渉縞を形成する。この平行干渉縞を検出器Dにて電気信号に 変換し、電気信号はフ−リエ変換法により分析され、入力された光のスペクトル が測定される。
【0003】
しかしながら、上記従来技術に示す横ずらし干渉計において、フーリエ変換レ ンズLの焦点位置に形成させる図面に垂直な平行干渉縞を検出する検出器Dとし ては、従来、ダイオードアレイが用いられてきた。したがって、ダイオードアレ イのピッチむらや感度むら、および各素子間のクロストークがノイズとなり、干 渉縞検出のS/Nが低下するという問題があった。また、このような横ずらし干 渉計を赤外や紫外の分光に用いる場合には、高感度なアレイセンサが必要となる が、現状ではないため、赤外や紫外の分光は不可能であった。
【0004】 本考案は、上記従来技術の課題を踏まえて成されたものであり、走査ミラーに より干渉縞を走査して、単一のフォトディテクタで受光することにより、干渉縞 検出のS/Nを向上させた横ずらし干渉計を提供することを目的としたものであ る。
【0005】
上記課題を解決するための本考案の構成は、 三角光路共通パス干渉計やサバ−ル偏光干渉計などの横ずらし干渉計において 、 干渉縞を検出位置に形成させるフ−リエ変換レンズを通過した干渉光の光路を 回転動作により走査するための走査ミラーおよびこの走査ミラーを介して前記フ ーリエ変換レンズの焦点位置に設置されたフォトディテクタを備え、 このフォトディテクタからの信号取り込みと、前記走査ミラーの回転駆動とを 同期させるようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
本考案によれば、干渉縞の強度分布を単一のフォトディテクタで検出するため 、ダイオードアレイによる検出時のような、ピッチむらや感度むらによる影響が なくなり、干渉縞検出のS/Nが向上する。
【0007】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の横ずらし干渉計の一実施例を示す構成図であり、三角光路共通 パス干渉光学系としたものである。なお、図1において図3と同一要素には同一 符号を付して重複する説明は省略する。 図1において、SMはガルバノミラーやポリゴンミラーなどの走査ミラーであ り、フーリエ変換レンズL後の光の光路を走査する。PDはフォトディテクタで あり、このフォトディテクタPDは走査ミラーSMを介してフーリエ変換レンズ Lの焦点位置に設置されている。走査ミラーSMの回転駆動は、ドライバ1によ り行われ、ドライバー1はコントローラ2により制御される。フォトディテクタ PDからの電気信号は、信号処理装置3に入力される。また、コントローラ2, 信号処理装置3は、コンピュータ4に接続され、走査ミラーSMの回転駆動,フ ォトディテクタPDからの信号の取り込みを同期させている。
【0008】 このような構成において、光源Rから出射した光は、入射光を同じ分光組成の 2つの光に分離するためのビ−ムスプリッタBSに入射される。第1分離光は、 可動ミラ−M1に向けられる。可動ミラ−M1は、この第1分離光をミラ−M2に 向ける。ミラ−M2は、その第1分離光をビ−ムスプリッタBSに戻るように向 ける。第2分離光は、ビ−ムスプリッタBSからミラ−M2に向けられ、その後 、可動ミラ−M1に向けられた後、ビ−ムスプリッタBSに戻るように導かれ、 ビ−ムスプリッタBSにおいて第1分離光と結合する。再び結合した分離光は、 ビ−ムスプリッタBSからフ−リエ変換レンズLを経て、走査ミラーSMに入射 され、その光路を曲げられて、フーリエ変換レンズLの焦点位置に設置されたフ ォトディテクタPDに送られる。ここで、可動ミラ−M1がzの位置にある場合 は、ビ−ムスプリッタBSで二分された第1分離光および第2分離光は、それぞ れ三角光路を左回りする光路と右回りする光路をとって、ビ−ムスプリッタBS 上で元の光束に戻るが、可動ミラ−M1がzからaだけ平行移動すると、三角光 路を左回りする光路と右回りする光路とは平行にずれ、フ−リエ変換レンズLの 後ろ焦平面では、図面に対して垂直な平行干渉縞を形成する。この平行干渉縞を 走査ミラーSMによりフォトディテクタPD上に走査し、フォトディテクタPD にて干渉縞の強度分布が検出される。この時、可動ミラーM1の可動距離aを一 定にし、取り込んだインタフェログラム(干渉信号)をフーリエ変換する機能を 信号処理装置3およびコンピュータ4に持たせることにより、フーリエ分光を可 能としている。
【0009】 このように、上記実施例では、干渉縞の強度分布を単一の、つまり同一のフォ トディテクタPDで検出するようにしている。したがって、ダイオードアレイで の検出のように、ピッチむらや感度むらによる影響がなくなり、干渉縞検出のS /Nが向上する。また、走査ミラーSMのドライバー1,フォトディテクタPD の信号処理装置4間で同期をとることにより、空間フィルタ検出を可能としてい る。結果、高感度なアレイセンサがない赤外および紫外域での横ずらし干渉計と 空間フィルタを用いたフーリエ分光が可能となる。
【0010】 図2は本考案の横ずらし干渉計の他の実施例を示す構成図であり、サバ−ル偏 光干渉光学系としたものである。なお、図2において図1と同一要素には同一符 号を付して重複する説明は省略する。図2において、P1は偏光していない光を 偏光に変える偏光子、Sはサバ−ル板と呼ばれる複屈折プリズムで、複屈折結晶 を2枚組み合わせたものであり、結晶面に平行に入射した直線偏光を2成分に分 割し、平行光として出射させる。P2は偏光のみを通過させる検光子であり、偏 光子P1と組み合わせて用いられ、その出力側の光路に入れて使用される。
【0011】 このような構成において、光源Rから出射した光は、偏光子P1に入射して直 線偏光となる。この直線偏光は、サバ−ル板Sに入射することにより2成分に分 割されて、平行光として出射する。この平行光は、検光子P2を経てフ−リエ変 換レンズLに入射し、フ−リエ変換レンズLの後ろ焦平面では、図面に対して垂 直な平行干渉縞を形成する。この平行干渉縞を走査ミラーSMによりフォトディ テクタPD上に走査し、フォトディテクタPDにて干渉縞の強度分布が上記実施 例と同様にS/Nを向上して検出される。また、この時、フォトディテクタPD からの信号取り込み、走査ミラーSMの回転駆動を同期させており、空間フィル タ検出を可能としている。
【0012】
以上、実施例と共に具体的に説明したように、本考案によれば、干渉縞の検出 のS/Nを向上させた横ずらし干渉計を実現できる。
【図1】本考案の横ずらし干渉計の一実施例を示す構成
図であり、三角光路共通パス干渉光学系としたもの。
図であり、三角光路共通パス干渉光学系としたもの。
【図2】本考案の横ずらし干渉計の他の実施例を示す構
成図であり、サバ−ル偏光干渉光学系としたもの。
成図であり、サバ−ル偏光干渉光学系としたもの。
【図3】従来例である。
R 光源 BS ビ−ムスプリッタ M1 可動ミラ− M2 ミラ− L フ−リエ変換レンズ SM 走査ミラー PD フォトディテクタ 1 ドライバー 2 コントローラ 3 信号処理装置 4 コンピュータ P1 偏光子 S サバ−ル板 P2 検光子
Claims (1)
- 【請求項1】 三角光路共通パス干渉計やサバ−ル偏光
干渉計などの横ずらし干渉計において、 干渉縞を検出位置に形成させるフ−リエ変換レンズを通
過した干渉光の光路を回転動作により走査するための走
査ミラーおよびこの走査ミラーを介して前記フーリエ変
換レンズの焦点位置に設置されたフォトディテクタを備
え、 このフォトディテクタからの信号取り込みと、前記走査
ミラーの回転駆動とを同期させるようにしたことを特徴
とする横ずらし干渉計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP040797U JPH062122U (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 横ずらし干渉計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP040797U JPH062122U (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 横ずらし干渉計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062122U true JPH062122U (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=12590620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP040797U Pending JPH062122U (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 横ずらし干渉計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062122U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS533363A (en) * | 1976-06-30 | 1978-01-13 | Canon Inc | Measurement method and measurement device |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP040797U patent/JPH062122U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS533363A (en) * | 1976-06-30 | 1978-01-13 | Canon Inc | Measurement method and measurement device |
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