JPH06212052A - ポリオキシメチレン組成物 - Google Patents

ポリオキシメチレン組成物

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JPH06212052A
JPH06212052A JP461493A JP461493A JPH06212052A JP H06212052 A JPH06212052 A JP H06212052A JP 461493 A JP461493 A JP 461493A JP 461493 A JP461493 A JP 461493A JP H06212052 A JPH06212052 A JP H06212052A
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formaldehyde
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polyoxymethylene
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Kaoru Yamamoto
薫 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型付着物の発生が改良された導電性ポリオ
キシメチレン組成物を提供する。 【構成】 ポリオキシメチレンに、導電性カーボンブラ
ック3〜30重量%、特定のアミド化合物0.01〜15重量
%、メラミン−ホルムアルデヒド重縮合物0.01〜10重量
%及び酸化防止剤0.01〜5重量%を配合してなる組成物
において、メラミン−ホルムアルデヒド重縮合物とし
て、主としてメラミン及びホルムアルデヒドを反応させ
てなり温水に不溶で且つジメチルスルホキシドに可溶な
ものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型付着物の発生が改
良された導電性ポリオキシメチレン組成物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
りポリオキシメチレンに導電性を付与する目的で、導電
性カーボンブラックを配合することが行われている。し
かしながら、ポリオキシメチレンに所望の性能を満足す
るに充分な量の導電性カーボンブラックを配合すること
は、ポリオキシメチレンの熱安定性を著しく低下させる
という問題がある。この熱安定性を向上させるために、
本出願人が先に出願した特開昭59−51937 号公報(特公
昭61−31736 号公報)に示されるような特定のアミド化
合物の添加が知られている。これにより熱安定性は改善
されたが、成形工程での金型付着物(モールドディポジ
ット)の発生を極力抑制するといつた点については必ず
しも満足いく結果は得られていない。一般にポリオキシ
メチレンは、その化学構造からして本質的に加熱酸化雰
囲気下、酸性或いはアルカリ性条件下で容易に分解され
やすい性質を持っているため、実用的には酸化防止剤及
びその他の安定剤の添加が必須である。これらの安定剤
を配合したポリオキシメチレン組成物も分解が完全に抑
えられるわけでなく、長時間にわたり成形を行う場合、
金型表面に微粉状物やタール状物を付着させ(モールド
ディポジット)、作業効率を低下させ、又、成形品の表
面状態を悪化させる最大要因の一つとなっている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、導電性カ
ーボンブラックを配合したポリオキシメチレン組成物に
ついての上記の如き問題点を解決すべく、各種安定剤に
ついて詳細な検討を行った結果、特定のメラミン−ホル
ムアルデヒド重縮合物を配合することが極めて有効であ
ることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち本発
明は、ポリオキシメチレンに、導電性カーボンブラック
3〜30重量%、下記一般式(1) で示されるアミド化合物
0.01〜15重量%、メラミン−ホルムアルデヒド重縮合物
0.01〜10重量%及び酸化防止剤0.01〜5重量%を配合し
てなる組成物において、メラミン−ホルムアルデヒド重
縮合物として、主としてメラミン及びホルムアルデヒド
を反応させてなり温水に不溶で且つジメチルスルホキシ
ドに可溶なものを用いることを特徴とするポリオキシメ
チレン組成物である。
【0004】
【化2】
【0005】以下、本発明の組成物の構成成分について
詳しく説明する。本発明の組成物の特徴は、温水に不溶
で且つジメチルスルホキシドに可溶なメラミン−ホルム
アルデヒド重縮合物を配合することにある。本発明で使
用されるメラミン−ホルムアルデヒド重縮合物自体は公
知の方法で、好ましくはメラミン:ホルムアルデヒドの
モル比が1:0.8 〜1:5、特に好ましくは1:1.0 〜
1:2.0 で水溶液又は水分散液中で反応させて製造する
ことができる。例えば、pH8〜9に調整されたホルムア
ルデヒド水溶液にメラミンを添加し、温度を60〜90℃に
保持して、攪拌しながら溶解、反応させる。反応が進む
と溶液が白濁してくるので、適当な時間で冷却し縮合反
応を停止させる。これを噴霧乾燥等の方法で乾燥し、粗
製メラミン−ホルムアルデヒド重縮合物の粉体を得る。
斯かる粗製メラミン−ホルムアルデヒド重縮合物を温水
(50〜70℃)で30分〜1時間洗浄し、濾過した後、残渣
をジメチルスルホキシドに溶解させる。この時残った不
溶の固形物を濾過・除去した後、大過剰のアセトンに添
加し沈澱させ、濾過乾燥することで白色粉末の精製した
メラミン−ホルムアルデヒド重縮合物を得ることができ
る。斯かる処理の行われたメラミン−ホルムアルデヒド
重縮合物と後述する酸化防止剤とを併用してポリオキシ
メチレンに配合することにより、本発明の目的である、
成形時の分解ガスの発生が少なく、又、発生した分解ガ
スの金型への付着も防止され、更に、それ自身には殆ど
昇華、分解性がないので、金型付着物を生成させないポ
リオキシメチレンを得ることができる。ここで、従来の
方法で製造されたメラミン−ホルムアルデヒド重縮合物
をそのまま用いたのでは、昇華性のあるモノマー成分を
含んでいたり、成形時の分解ガスの発生をかえって促進
する縮合が進みすぎた成分を含んでいる為、熱的に安定
なポリオキシメチレン組成物を得ることは困難である。
本発明で規定する特定のメラミン−ホルムアルデヒド重
縮合物は、更に、炭素数1〜4のアルカノールで、メラ
ミン:エーテル基のモル比が1:2.0 以下、好ましくは
1:1.0 以下であるように部分エーテル化されていても
良い。又、更には、メラミンの50モル%までを他の縮合
可能な物質に代えることもできる。本発明で規定される
メラミン−ホルムアルデヒド重縮合物に使用される他の
縮合可能な物質としては、アセトグアナミン、アジポグ
アナミン、ベンゾグアナミン等に代表されるグアナミン
化合物、ジシアンジアミド、2,5-ジアミノ-1,3,4-トリ
アゾール等に代表されるアミジン化合物、尿素及びエチ
レン尿素等に代表される尿素誘導体、マロンアミド、イ
ソフタル酸ジアミド等に代表されるアミド、モノエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン等に代表される脂肪族
アミン、o−トルイジン、p−トルイジン、p−フェニ
レンジアミン等に代表される芳香族アミン、p−アミノ
ベンズアミド等に代表されるアミノアミド、2,4-t- ブ
チルフェノール等に代表される立体障害性フェノール、
ヒドラジン及びN,N-ビス-(3',5'-ジ- t- ブチル-4'-ヒ
ドロキシフェニル)-プロピオニルヒドラジン等に代表さ
れるヒドラジンが挙げられる。又、本発明において添加
配合されるメラミン−ホルムアルデヒド重縮合物の配合
量は、ポリオキシメチレンを基準として、0.01〜10重量
%、好ましくは、0.02〜3重量%、特に0.05〜1重量%
が好適である。この配合量が0.01重量%未満では、ポリ
オキシメチレン樹脂組成物の熱安定性を改善するに十分
ではなく、10重量%を越えると材料としての機械的性質
を著しく損ない脆弱なものになってしまう。
【0006】本発明に用いられる導電性カーボンブラッ
クは、市販のカーボンブラックで良く、その一例を示せ
ばケッチェンブラックEC(ライオン・アクゾ社製品)
がある。導電性カーボンブラックとしては、一般にスト
ラクチャー構造が発達し、粒子径が小さく、細孔度が高
く、表面積の大きいものが良い。導電性カーボンブラッ
クの添加量は、ポリオキシメチレンを基準として3〜30
重量%である。3重量%未満では所望の導電性が得られ
ず、又、30重量%を越えるとポリオキシメチレンへの配
合が困難になる。物性及び配合の面から好ましい添加量
は3〜10重量%である。
【0007】本発明においては、熱安定性向上のために
以下に示す特定のアミド化合物を配合することが必要で
ある。
【0008】
【化3】
【0009】式中、R はカルボン酸残基を示し、炭素数
2以上の飽和又は不飽和炭化水素基であり、特に炭素数
2〜23のものが好ましい。あるいはR はビニル重合体又
はビニル共重合体の基本単位を表す基であってもよい。
n は1以上の整数で1〜6が良く用いられる。又、x は
1以上の整数、y は0または1以上の整数で、x とyは
同一でも異なる数でもよいが、それぞれ1から10の数が
好ましい。従って、本発明に用いられる特定のアミド化
合物とは、脂肪酸、高級脂肪酸等のアミド化合物のエチ
レンオキシド付加物、ビニル化合物の重合体或いはビニ
ル化合物を主体とする共重合体のアミド化合物のエチレ
ンオキシド付加物である。好適なアミド化合物は、高級
脂肪酸アミドのエチレンオキシド付加物であり、特にエ
チレンオキシドの付加モル数 x+y が2〜7のものが効
果が顕著である。一例を示せば、ステアリン酸ジエタノ
ールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、パルミチ
ン酸ジエタノールアミド等である。これらのアミド化合
物の添加量は、ポリオキシメチレンを基準として0.1 〜
15重量%であり、更に好ましくは0.3 〜5重量%であ
る。
【0010】次に本発明において使用される酸化防止剤
としては、2,2'−メチレンビス(4メチル−6−t−ブ
チルフェノール)、1,6 −ヘキサンジオール−ビス〔3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕、ペンタエリスリトールテトラキス〔3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−フェニル)
プロピオネート〕、トリエチレングリコール−ビス−
〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート〕、1,3,5 −トリメチル−2,
4,6 −トリス(3,5 −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−ベンジル)ベンゼン、n−オクタデシル−3−(4'−
ヒドロキシ−3',5' −ジ−t−ブチルフェノール)プロ
ピオネート、4,4'−メチレンビス(2,6 −ジ−t−ブチ
ルフェノール)、4,4'−ブチリデン−ビス−(6−t−
ブチル−3−メチル−フェノール)、ジ−ステアリル−
3,5 −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホ
ネート、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−5−
メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニ
ルアクリレート、N,N'−ヘキサメチレンビス(3,5 −ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)
がヒンダードフェノール系酸化防止剤として挙げられ、
又、トリフェニルホスファイト、トリスノニルフェニル
ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
ホスファイト、トリス(2−t−ブチル−4−メチルフェ
ニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−アミルフェ
ニル)ホスファイト、トリス(2−t−ブチルフェニル)
ホスファイト、トリス(2−t−フェニルフェニル)ホス
ファイト、トリス(2−(1,1−ジメチルプロピル)−フェ
ニル)ホスファイト、トリス(2,4−(1,1−ジメチルプロ
ピル)−フェニル)ホスファイト、トリス(2−シクロヘ
キシルフェニル)ホスファイト、トリス(2−t−ブチル
−4−フェニルフェニル)ホスファイト等がリン系酸化
防止剤として挙げられる。その他、ヒンダードアミン
系、イオウ系等何れの酸化防止剤も使用することがで
き、これらの少なくとも一種又は二種以上を使用するこ
とができる。これらの中でも1,6 −ヘキサンジオール−
ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート〕、ペンタエリスリトールテト
ラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート〕、トリエチレングリコール−
ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート〕、N,N'−ヘキサメチレ
ンビス(3,5 −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒド
ロシンナマミド)は特に好ましい物質である。本発明に
おいて添加配合される酸化防止剤の量は、ポリオキシメ
チレンを基準として、0.01〜5重量%、好ましくは 0.0
5 〜2重量%、特に0.10〜1重量%が好適である。この
配合量が0.01重量%未満では、ポリオキシメチレン組成
物の熱安定性を改善するのに十分ではなく、5重量%を
越えると熱安定性の効果が飽和に達し、むしろ変色傾向
が生じ好ましくない。
【0011】上記の如き添加剤が配合されるポリオキシ
メチレンとは、オキシメチレン基(-CH2O-)を主たる構成
単位とする高分子化合物で、ポリオキシメチレンホモポ
リマー、オキシメチレン基以外に他の構成単位を少量含
有するコポリマー、ターポリマー、ブロックコポリマー
の何れにてもよく、又、分子が線状のみならず分岐、架
橋構造を有するものであってもよい。又、その重合度等
に関しても特に制限はない。
【0012】本発明の組成物は、必須ではないが、更に
その目的に応じ、本願のメラミン−ホルムアルデヒド重
縮合物以外の含窒素化合物、アルカリ又はアルカリ土類
金属の水酸化物、無機酸塩、カルボン酸塩又はアルコキ
シド等の金属含有化合物を1種以上併用することも可能
である。本発明の実施にあたっては、上記の如き添加剤
の他に導電性カーボンブラックの分散を良くするための
添加剤、例えばオリゴマーを併用するのが好ましい。オ
リゴマーとはそれ自体で成形性に乏しい低分子量の重合
体であり、添加操作上常温で固形のものが好ましい。一
例を示せばパラフィンワックス、ミクロクリスタリンワ
ックス、ポリエチレンワックス及びポリプロピレンワッ
クス等のポリオレフィンワックスが挙げられる。又、本
発明組成物には更にその目的に応じ所望の特性を付与す
るため、従来公知の添加物、例えば滑剤、核剤、離型剤
その他の界面活性剤、或いは有機高分子材料、無機又は
有機の繊維状、粉粒状、板状の充填剤等を1種又は2種
以上添加含有させることも可能である。
【0013】本発明の組成物の調製法は特に制限がな
く、従来の樹脂組成物調製法として一般に用いられてい
る公知の設備と方法により容易に調製される。例えば、
i )各成分を混合した後、押出機により練込押出してペ
レットを調製し、しかる後成形する方法、ii) 一旦組成
の異なるペレットを調製し、そのペレットを所定量混合
して成形に供し成形後に目的組成の成形品を得る方法、
iii)成形機に各成分の1又は2以上を直接仕込む方法
等、何れも使用できる。また、樹脂成分の一部を細かい
粉体としてこれ以外の成分と混合し添加することは、こ
れらの成分の均一配合を行う上で好ましい方法である。
また、本発明に係る樹脂組成物は、押出成形、射出成
形、圧縮成形、真空成形、吹込成形、発泡成形のいずれ
によっても成形可能である。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、
以下の例に示した評価方法は次の通りである。 1)熱安定性の評価 熱安定性は、ペレットを235 ℃で45分間空気中で加熱し
たときの1分間当たりの加熱重量減少率で評価した。 2)導電性の評価 導電性は、試験片の両端に導電性塗料を塗布し乾燥させ
た後、両端の抵抗により算出した体積抵抗率により評価
した。 3)金型付着物の量 射出成形機を用いて下記条件で特定形状の成形品を連続
成形(約24Hr)し、金型付着物の量を評価した。即ち、
連続成形を行った時の金型の汚れを目視観察にて5段階
で評価した。 (成形条件) 射出成形機;東芝IS30EPN (東芝機械(株)製) シリンダー温度;210 ℃ 射出圧力;750kg/cm2 射出時間;4sec 冷却時間;3sec 金型温度;30℃ 実施例1〜5 ポリオキシメチレン樹脂(ポリプラスチックス(株)
製、商品名ジュラコン M90)パウダーに、表1に示した
導電性カーボンブラック(商品名ケッチェンブラックE
C、ライオン・アクゾ社製品)、酸化防止剤、アミド化
合物(ラウリン酸ジエタノールアミド)及び特定の精製
メラミン−ホルムアルデヒド重縮合物等を表1に示した
割合で添加混合し、二軸押出機にてペレット状の組成物
を得て上記評価を行った。結果を表1に示す。
【0015】比較例1〜4 表1に示すように、実施例のメラミン−ホルムアルデヒ
ド重縮合物に代えて粗製メラミン−ホルムアルデヒド重
縮合物を配合した場合、メラミン−ホルムアルデヒド重
縮合物に代えてメラミンを配合した場合について、実施
例1〜5と同様にしてペレット組成物を得て上記評価を
行った。結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】注−1)メラミン−ホルムアルデヒド重縮
合物 (a) ホルムアルデヒド/メラミンのモル比が1.0 /1の
仕込み組成で調製後、60℃の温水/30分濾過後、アセト
ン洗浄し、室温で乾燥後0.5 重量%濃度でジメチルスル
ホキシドに2時間溶かし、不溶物を濾過、除去した後、
溶液を20倍のアセトンに入れ沈澱させ、次いでこれを濾
過後、室温で乾燥を行うことにより精製されたメラミン
−ホルムアルデヒド重縮合物 (b) ホルムアルデヒド/メラミンのモル比が1.5 /1の
仕込み組成で調製後、(a) と同様の処理により精製され
たメラミン−ホルムアルデヒド重縮合物 (c) ホルムアルデヒド/メラミンのモル比が1.0 /1の
仕込み組成で調製された粗製メラミン−ホルムアルデヒ
ド重縮合物((a) の精製メラミン−ホルムアルデヒドを
得る処理前の重縮合物) 注−2)酸化防止剤 トリエチレングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル
−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕 注−3)ポリエチレンワックス 低分子量ポリエチレンワックス(分子量5000)
【0018】
【発明の効果】以上の説明及び実施例にて明らかな如
く、本発明により熱安定性が著しく改良され、長時間の
連続成形に対してもモールドディポジットの発生が極め
て抑えられた導電性ポリオキシメチレン組成物を得るこ
とが出来る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオキシメチレンに、導電性カーボン
    ブラック3〜30重量%、下記一般式(1) で示されるアミ
    ド化合物0.01〜15重量%、メラミン−ホルムアルデヒド
    重縮合物0.01〜10重量%及び酸化防止剤0.01〜5重量%
    を配合してなる組成物において、メラミン−ホルムアル
    デヒド重縮合物として、主としてメラミン及びホルムア
    ルデヒドを反応させてなり温水に不溶で且つジメチルス
    ルホキシドに可溶なものを用いることを特徴とするポリ
    オキシメチレン組成物。 【化1】
  2. 【請求項2】 メラミン−ホルムアルデヒド重縮合物の
    メラミン:ホルムアルデヒドのモル比が1:0.8 〜1:
    5である請求項1記載のポリオキシメチレン組成物。
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