JPH0621196U - 電熱器用ヒータ盤における面状発熱板の固定装置 - Google Patents
電熱器用ヒータ盤における面状発熱板の固定装置Info
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- JPH0621196U JPH0621196U JP3168792U JP3168792U JPH0621196U JP H0621196 U JPH0621196 U JP H0621196U JP 3168792 U JP3168792 U JP 3168792U JP 3168792 U JP3168792 U JP 3168792U JP H0621196 U JPH0621196 U JP H0621196U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 手作業により電熱器用ヒータ盤を量産した場
合にあっても、面状発熱板が左右方向にずれることなく
所定位置に正確に固定せしめ、常に品質一定の電熱器用
ヒータ盤を提供する。 【構成】 下部耐熱絶縁板2の表面に、薄層のステンレ
ス鋼板を打抜いて塑成した面状発熱板4が嵌入できる嵌
入穴6を設けた耐熱絶縁固定板3を装着し、この嵌入穴
6内に面状発熱板4を嵌入位置せしめる。嵌入穴6内に
嵌入された面状発熱板4は、耐熱絶縁固定板3表面に装
着した上部耐熱絶縁板5と下部耐熱絶縁板2で挟んで固
定したものである。
合にあっても、面状発熱板が左右方向にずれることなく
所定位置に正確に固定せしめ、常に品質一定の電熱器用
ヒータ盤を提供する。 【構成】 下部耐熱絶縁板2の表面に、薄層のステンレ
ス鋼板を打抜いて塑成した面状発熱板4が嵌入できる嵌
入穴6を設けた耐熱絶縁固定板3を装着し、この嵌入穴
6内に面状発熱板4を嵌入位置せしめる。嵌入穴6内に
嵌入された面状発熱板4は、耐熱絶縁固定板3表面に装
着した上部耐熱絶縁板5と下部耐熱絶縁板2で挟んで固
定したものである。
Description
【0001】
本考案は、湯沸かし用電気ポット、電気炊飯器等に備えられる平盤状の各種電 熱器用ヒータ盤における面状発熱板の固定装置に関する。
【0002】
従来、湯沸かし用電気ポットあるいは電気炊飯器等のような各種電熱器におい ては、加熱部分に平盤状のヒータ盤を内蔵しており、その平盤状のヒータ盤は、 、薄層のステンレス鋼板を打抜いて塑成された蛇行状の面状発熱板を上下2枚の 耐熱絶縁板で挟んで平盤状に形成したものである。
【0003】
ところで、上記のような従来の電熱器用ヒータ盤においては、その製作に際し 、面状発熱板が左右方向にずれることなく上下2枚の耐熱絶縁板の間の正確な位 置に固定できるようにするために、面状発熱板を接着剤等を使用して手作業で耐 熱絶縁板へ貼着固定していたものである。 しかしながら、上述のような貼着固定手段によれば、貼着作業が甚だ面倒であ る許りか、貼着位置が作業者により異なり、品質一定の電熱器用ヒータ盤を得る ことができないは勿論のこと、使用中に貼着部分が剥がれ、面状発熱板が移動し て漏電事故を起す等の問題点を有してした。
【0004】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、たとえ手作業によったものであっても、面状発熱板 を簡単な操作で左右方向にずれることなく所定位置に正確に固定せしめ、常に品 質一定の電熱器用ヒータ盤を得ることができる電熱器用ヒータ盤における面状発 熱板の固定装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案における電熱器用ヒータ盤における面状発 熱板の固定装置は、下部耐熱絶縁板の表面に、薄層のステンレス鋼板を打抜いて 塑成した面状発熱板が嵌入できる嵌入穴を設けた耐熱絶縁固定板を装着し、前記 嵌入穴内に面状発熱板を嵌入位置せしめるとともに、嵌入穴内には嵌入した面状 発熱板は耐熱絶縁固定板表面に装着した上部耐熱絶縁板と下部耐熱絶縁板で挟ん で固定してなるものである。
【0006】
図2に示されたような形状の下部耐熱絶縁板の表面に、外形が下部耐熱絶縁板 と略同形で、中央に薄層のステンレス鋼板を打抜いて塑成した面状発熱板が嵌入 できる嵌入穴を設けた耐熱絶縁固定板を装着する。
【0007】 次いで、前記嵌入穴内に面状発熱板を嵌入した後、耐熱絶縁固定板および面状 発熱板の表面を覆うように下部耐熱絶縁板と略同形の上部耐熱絶縁板をホッチキ ス等により装着する。
【0008】 ところで、耐熱絶縁固定板はその厚さが面状発熱板の厚さよりも薄くできてい るため、嵌入穴内に嵌入された状態の面状発熱体は、上下部の耐熱絶縁板で挟ま れ、固定される。
【0009】 したがって、たとえ手作業により電熱器用ヒータ盤を量産しても、面状発熱板 を耐熱絶縁固定板に設けた嵌入穴によりその位置が正確に決定される許りか左右 方向にずれることなく、簡単に固定できるものである。
【0010】
実施例について図面を参照して説明する。 図1ないし図5において、1は、湯沸かし用電気ポットあるいは電気炊飯器等 の加熱源として使用される電熱器用ヒータ盤であって、該電熱器用ヒータ盤1は 、下部耐熱絶縁板2と、耐熱絶縁固定板3と、面状発熱板4および上部耐熱絶縁 板5とにより構成されている。 そして、上部周縁を弧状とした縦長矩形状を呈する下部耐熱絶縁板2の表面に は、外形を下部耐熱絶縁板2と略同形状に形成し、中央部に面状発熱板4が嵌入 位置される嵌入穴6を設けた耐熱絶縁固定板3がホッチキスその他の装着手段を 介して一体に装着されている。 前記嵌入穴6内に嵌入される面状発熱板4は、プレス機等により例えば厚さ0 .185mmのステンレス鋼板を打抜いて、左右対称位置に相似形の一連からな る蛇行帯状の発熱体7,8が平面的に並ぶよう一体に成形されたものであって、 前記面状発熱板4は全体を縦長矩形状に形成せしめるとともに一連からなる蛇行 平帯状を呈する左右の発熱体7,8の端部には左右同形で、しかも発熱体7,8 の幅よりも幅広としたリード板9,10が左右対称位置に一体状に設けられてい る。 下部耐熱絶縁板2と略同形状に形成された上部耐熱絶縁板5は、耐熱絶縁固定 板3および面状発熱板4の上面を覆うようにホッチキス等により下部耐熱絶縁板 2に一体となるように装着されており、しかも耐熱絶縁固定板3の厚さを例えば 0.15mm位として面状発熱板4の厚さよりも薄くし、上部耐熱絶縁板5を装 着した際に、面状発熱板4が上部耐熱絶縁板5により左右方向にずれることなく 嵌入穴6内に位置された状態のもとに挟まれて適確に固定できるようにしてある 。 なお、リード板9,10の一端は上部耐熱絶縁板5より突出し、これに接電片 を装着するとともに上述のように構成された電熱器用ヒータ盤は、その周囲を金 属板の外装体で覆うことで製品としたものであることは勿論である。
【0011】
本考案は、上述のとおりに構成されているので、次に記載する効果を奏する。 下部耐熱絶縁板の表面に薄層のステンレス鋼板を打抜いて塑成した面状発熱板 が嵌入できる嵌入穴を設けた耐熱絶縁板を装着し、前記嵌入穴内には面状発熱板 を嵌入位置せしめるとともに、嵌入穴内に嵌入した面状発熱板は耐熱絶縁固定板 表面に装着した上部耐熱絶縁板と下部耐熱絶縁板で挟んで固定したので、たとえ 手作業により電熱器用ヒータ盤を製作した場合にあっても、面状発熱板を常に一 定位置へ正確に固定して品質一定の製品を得ることができる許りか、面状発熱板 が妄りに左右方向に移動することで生ずる漏電事故や断線事故の発生を未然に防 止することができるとともに、耐熱絶縁固定板の厚さを面状発熱板の厚さよりも 薄く形成したので、上部耐熱絶縁板の単なる装着手段のみにより面状発熱板をよ り強固に固定することができる。
【図1】本考案に係る電熱器用ヒータ盤の正面図であ
る。
る。
【図2】上部耐熱絶縁板を取外した場合の正面図であ
る。
る。
【図3】耐熱絶縁固定板の正面図である。
【図4】面状発熱板の正面図である。
【図5】図1の横断平面図である。
1 電熱器用ヒータ盤 2 下部耐熱絶縁板 3 耐熱絶縁固定板 4 面状発熱板 5 上部耐熱絶縁板 6 嵌入穴
Claims (2)
- 【請求項1】 下部耐熱絶縁板の表面に、薄層のステン
レス鋼板を打抜いて塑成した面状発熱板が嵌入できる嵌
入穴を設けた耐熱絶縁固定板を装着し、前記嵌入穴内に
面状発熱板を嵌入位置せしめるとともに、嵌入穴内には
嵌入した面状発熱板は耐熱絶縁固定板表面に装着した上
部耐熱絶縁板と下部耐熱絶縁板で挟んで固定したことを
特徴とする電熱器用ヒータ盤における面状発熱板の固定
装置。 - 【請求項2】 耐熱絶縁固定板の厚さは、面状発熱板の
厚さよりも薄く成形したことを特徴とする請求項1記載
の電熱器用ヒータ盤における面状発熱板の固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992031687U JPH0737278Y2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 電熱器用ヒータ盤における面状発熱板の固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992031687U JPH0737278Y2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 電熱器用ヒータ盤における面状発熱板の固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621196U true JPH0621196U (ja) | 1994-03-18 |
JPH0737278Y2 JPH0737278Y2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=12338001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992031687U Expired - Fee Related JPH0737278Y2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 電熱器用ヒータ盤における面状発熱板の固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737278Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6163792U (ja) * | 1984-10-02 | 1986-04-30 | ||
JPH01112589U (ja) * | 1988-01-26 | 1989-07-28 | ||
JP3126393U (ja) * | 2006-07-20 | 2006-10-26 | 三浦 伸彦 | 情報表示システム |
-
1992
- 1992-04-15 JP JP1992031687U patent/JPH0737278Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6163792U (ja) * | 1984-10-02 | 1986-04-30 | ||
JPH01112589U (ja) * | 1988-01-26 | 1989-07-28 | ||
JP3126393U (ja) * | 2006-07-20 | 2006-10-26 | 三浦 伸彦 | 情報表示システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0737278Y2 (ja) | 1995-08-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |