JPH0621035Y2 - 掛時計 - Google Patents
掛時計Info
- Publication number
- JPH0621035Y2 JPH0621035Y2 JP1986122723U JP12272386U JPH0621035Y2 JP H0621035 Y2 JPH0621035 Y2 JP H0621035Y2 JP 1986122723 U JP1986122723 U JP 1986122723U JP 12272386 U JP12272386 U JP 12272386U JP H0621035 Y2 JPH0621035 Y2 JP H0621035Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall clock
- mounting member
- support
- hollow portion
- movement case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、時計支持体への取付部材をムーブメントケー
スに備えさせた掛時計に関する。
スに備えさせた掛時計に関する。
(従来の技術) 一般に掛時計は、柱や壁体などの支持体に掛止め金具や
釘などを止着し、掛時計の背面に形成してある孔を上記
金具等に嵌合して支持体に取付けている。この掛止めは
以外と難しく、また掛止め金具などを支持体に取付ける
作業も煩雑であり、その改善が望まれていた。
釘などを止着し、掛時計の背面に形成してある孔を上記
金具等に嵌合して支持体に取付けている。この掛止めは
以外と難しく、また掛止め金具などを支持体に取付ける
作業も煩雑であり、その改善が望まれていた。
近時、掛時計の軽量化に伴い、例えば実開昭60-120386
号公報に記載された掛時計のように、簡易な掛止め手段
によって時計を容易に支持体に取付け得るものが提案さ
れている。この考案は第5図に示すように、時計枠11
の上部に小孔12を穿設し、これに吊支ピン13を嵌挿
することにより、時計枠11を壁などの支持体14に止
着しようとするものである。
号公報に記載された掛時計のように、簡易な掛止め手段
によって時計を容易に支持体に取付け得るものが提案さ
れている。この考案は第5図に示すように、時計枠11
の上部に小孔12を穿設し、これに吊支ピン13を嵌挿
することにより、時計枠11を壁などの支持体14に止
着しようとするものである。
(考案が解決しようとする課題) しかし上記の掛時計は、吊支ピンを時計枠の小孔に単に
嵌挿する構成であるため、通常は吊支ピンは時計とは別
に持ち運ばれることとなり、時計を支持体に取付けよう
としたときに、吊支ピンが見当らないこともままあり、
またこのような不都合を避けようとして、吊支ピンを予
め小孔に挿入しておくような場合は、吊支ピンの先端尖
鋭部が露出しているので危険である。また、ときに持ち
運び途中において、吊支ピンが離脱するような不具合も
生じていた。
嵌挿する構成であるため、通常は吊支ピンは時計とは別
に持ち運ばれることとなり、時計を支持体に取付けよう
としたときに、吊支ピンが見当らないこともままあり、
またこのような不都合を避けようとして、吊支ピンを予
め小孔に挿入しておくような場合は、吊支ピンの先端尖
鋭部が露出しているので危険である。また、ときに持ち
運び途中において、吊支ピンが離脱するような不具合も
生じていた。
他方、実公昭60-20066号公報に記載された掛時計のよう
に、電池絶縁具に掛時計係止用の引掛具を支持する構造
を有するものも知られている。この掛時計の場合は、確
かに、持ち運び途中において吊支ピン等の引掛具が離脱
するような不具合は生じないが、掛時計を支持体に取付
ける際、電池絶縁具の支持部から引掛具を一旦取外さな
ければならないため、持ち運び時において引掛具が前記
支持部から離脱しないようにすればする程、その引掛具
の支持部からの取外しが困難となるという欠点がある。
に、電池絶縁具に掛時計係止用の引掛具を支持する構造
を有するものも知られている。この掛時計の場合は、確
かに、持ち運び途中において吊支ピン等の引掛具が離脱
するような不具合は生じないが、掛時計を支持体に取付
ける際、電池絶縁具の支持部から引掛具を一旦取外さな
ければならないため、持ち運び時において引掛具が前記
支持部から離脱しないようにすればする程、その引掛具
の支持部からの取外しが困難となるという欠点がある。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記の欠点を除去するためになされたもので、
吊支ピンなどの取付部材をムーブメントケースに収納す
る構成の掛時計を提案せんとするものである。
吊支ピンなどの取付部材をムーブメントケースに収納す
る構成の掛時計を提案せんとするものである。
すなわち、本考案は時計支持体への取付部材をムーブメ
ントケースに備えさせた掛時計であって、前記ムーブメ
ントケースの外部に露出している部分の適位箇所に、前
後方向に貫通した空洞部を形成し、該空洞部内に、頭部
を有する取付部材を前後方向に移動可能に収め、更に、
前記空洞部の前端内周面及び後端内周面を前記取付部材
の頭部よりも小径としたものである。
ントケースに備えさせた掛時計であって、前記ムーブメ
ントケースの外部に露出している部分の適位箇所に、前
後方向に貫通した空洞部を形成し、該空洞部内に、頭部
を有する取付部材を前後方向に移動可能に収め、更に、
前記空洞部の前端内周面及び後端内周面を前記取付部材
の頭部よりも小径としたものである。
(作用) 取付部材は常時空洞部内に収納されているので、当該取
付部材は時計とともに持ち運ばれることとなり、取付部
材が吊支ピンであっても、その先端尖鋭部は空洞部内に
位置していて安全であり、また取付部材が離脱すること
もない。さらに本来の時計掛止め時には、取付部材を指
などで押圧するだけで当該取付部材の先端がムーブメン
トケースから外部に突出し、その先端が支持体に止着す
ることにより時計が掛止めされる。
付部材は時計とともに持ち運ばれることとなり、取付部
材が吊支ピンであっても、その先端尖鋭部は空洞部内に
位置していて安全であり、また取付部材が離脱すること
もない。さらに本来の時計掛止め時には、取付部材を指
などで押圧するだけで当該取付部材の先端がムーブメン
トケースから外部に突出し、その先端が支持体に止着す
ることにより時計が掛止めされる。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図及び第2図において、掛時計1は、時計枠2より
上方へ延伸した外装枠3内に、ムーブメント4及びムー
ブメントケース4aを内装して構成される。
上方へ延伸した外装枠3内に、ムーブメント4及びムー
ブメントケース4aを内装して構成される。
ムーブメントケース4aの適位箇所には、前後方向に貫
通する空洞部5を形成し、この空洞部5内に取付部材6
を前後方向に移動可能に収納している。
通する空洞部5を形成し、この空洞部5内に取付部材6
を前後方向に移動可能に収納している。
実施例では、前記空洞部5はムーブメントケース4aの
上部に形成されており、空洞部5の前側及び後側内周面
5a,5bは、中央部内周面5cよりも小径に形成され
ているもので、これを換言すれば、内周面5a,5bに
対し、中央部内周面5cの箇所に溝が形成されている。
なお、この例では、外装枠3が上方へ延伸してムーブメ
ントケース4aを内装しているので、前記空洞部5に対
応して外装枠3にも孔部3aを形成している。
上部に形成されており、空洞部5の前側及び後側内周面
5a,5bは、中央部内周面5cよりも小径に形成され
ているもので、これを換言すれば、内周面5a,5bに
対し、中央部内周面5cの箇所に溝が形成されている。
なお、この例では、外装枠3が上方へ延伸してムーブメ
ントケース4aを内装しているので、前記空洞部5に対
応して外装枠3にも孔部3aを形成している。
前記取付部材6は、頭部6aにピン部6bが突設され、
該頭部6aのピン部側には、鍔部6cが形成されてい
る。この取付部材6の頭部6aは前記空洞部5の前側内
周面5aに、また鍔部6cは中央部内周面5cに、それ
ぞれ適合する形状に形成されており、該鍔部6cが、溝
を形成する中央部内周面5cに嵌合しているので、取付
部材6は空洞部5から外れることなく収納されることと
なる。また、危険防止の観点から、第1図に示すよう
に、ピン部6bは空洞部5内に納まるような長さに形成
しておくとよい。
該頭部6aのピン部側には、鍔部6cが形成されてい
る。この取付部材6の頭部6aは前記空洞部5の前側内
周面5aに、また鍔部6cは中央部内周面5cに、それ
ぞれ適合する形状に形成されており、該鍔部6cが、溝
を形成する中央部内周面5cに嵌合しているので、取付
部材6は空洞部5から外れることなく収納されることと
なる。また、危険防止の観点から、第1図に示すよう
に、ピン部6bは空洞部5内に納まるような長さに形成
しておくとよい。
上述のように構成される掛時計1は、第3図に示すよう
に、柱や壁体などの支持体7にその裏面を当接させ、取
付部材6の頭部6aを指で押圧すると、該取付部材6は
空洞部5内を後部へ移動し、ピン部6bの先端が支持体
7に突き刺さり、取付部材自体が支持体7に固定され
る。この取付部材6はムーブメントケース4a内に収納
されているので、この部材6の頭部6aないし鍔部6c
を介して、ムーブメントケース4aが支持され、したが
って掛時計1が支持体7に固着される。
に、柱や壁体などの支持体7にその裏面を当接させ、取
付部材6の頭部6aを指で押圧すると、該取付部材6は
空洞部5内を後部へ移動し、ピン部6bの先端が支持体
7に突き刺さり、取付部材自体が支持体7に固定され
る。この取付部材6はムーブメントケース4a内に収納
されているので、この部材6の頭部6aないし鍔部6c
を介して、ムーブメントケース4aが支持され、したが
って掛時計1が支持体7に固着される。
第4図は本考案の他の実施例を示す図で、空洞部5及び
取付部材6の基本的構成は同じであるが、この例の場合
はピン部に代えて吸盤6dを配設した。これにより、支
持体がガラスや鏡などの硬質円滑面でピンの埋設が不可
能な場合に、吸盤6dによる吸着によって掛時計1を支
持体7に固着することが可能となる。
取付部材6の基本的構成は同じであるが、この例の場合
はピン部に代えて吸盤6dを配設した。これにより、支
持体がガラスや鏡などの硬質円滑面でピンの埋設が不可
能な場合に、吸盤6dによる吸着によって掛時計1を支
持体7に固着することが可能となる。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように、ムーブメントケースの
適位箇所に形成された空洞部と、この空洞部内に収納さ
れるとともに該空洞部内を前後方向に移動可能に設けら
れその先端が前記ムーブメントケースから外部に出没す
る時計支持体への取付部材とを備えて構成される掛時計
であり、取付部材がムーブメントケースに一体となるの
で、従来のように吊支ピンなどの取付部材が離脱して紛
失することがなく、また、取付部材を指などで押圧する
だけで、掛時計を支持体に止着することができるので、
掛止めの手段及びその作業が極めて容易となる。
適位箇所に形成された空洞部と、この空洞部内に収納さ
れるとともに該空洞部内を前後方向に移動可能に設けら
れその先端が前記ムーブメントケースから外部に出没す
る時計支持体への取付部材とを備えて構成される掛時計
であり、取付部材がムーブメントケースに一体となるの
で、従来のように吊支ピンなどの取付部材が離脱して紛
失することがなく、また、取付部材を指などで押圧する
だけで、掛時計を支持体に止着することができるので、
掛止めの手段及びその作業が極めて容易となる。
第1図は本考案を実施した掛時計の縦断面図、第2図は
同上の正面図、第3図は本考案の掛時計を支持体に止着
した状態を示す縦断面図、第4図(1),(2)は本考案の他
の実施例を示す図で、ムーブメントケースに取付部材が
収納されている箇所の縦断面図、第5図は従来の掛時計
の止着状態を示す縦断面図である。 1……掛時計、2……時計枠 3……外装枠、4……ムーブメント 4a……ムーブメントケース、5……空洞部 6……取付部材、6a……頭部、7……支持体
同上の正面図、第3図は本考案の掛時計を支持体に止着
した状態を示す縦断面図、第4図(1),(2)は本考案の他
の実施例を示す図で、ムーブメントケースに取付部材が
収納されている箇所の縦断面図、第5図は従来の掛時計
の止着状態を示す縦断面図である。 1……掛時計、2……時計枠 3……外装枠、4……ムーブメント 4a……ムーブメントケース、5……空洞部 6……取付部材、6a……頭部、7……支持体
Claims (1)
- 【請求項1】時計支持体への取付部材をムーブメントケ
ースに備えさせた掛時計であって、 前記ムーブメントケースの外部に露出している部分の適
位箇所に、前後方向に貫通した空洞部を形成し、 該空洞部内に、頭部を有する取付部材を前後方向に移動
可能に収め、 更に、前記空洞部の前端内周面及び後端内周面を前記取
付部材の頭部よりも小径とした ことを特徴とする掛時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986122723U JPH0621035Y2 (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 掛時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986122723U JPH0621035Y2 (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 掛時計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6329794U JPS6329794U (ja) | 1988-02-26 |
JPH0621035Y2 true JPH0621035Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31013184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986122723U Expired - Lifetime JPH0621035Y2 (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | 掛時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621035Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0756055Y2 (ja) * | 1992-11-25 | 1995-12-25 | 山栄開発株式会社 | 防護用緩衝材 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55118185U (ja) * | 1979-02-14 | 1980-08-21 | ||
JPS6020066U (ja) * | 1983-07-19 | 1985-02-12 | 三洋電機株式会社 | デ−タ圧縮伸長回路 |
JPS6092186U (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-24 | リズム時計工業株式会社 | 掛時計の傾き防止装置 |
-
1986
- 1986-08-08 JP JP1986122723U patent/JPH0621035Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6329794U (ja) | 1988-02-26 |