JPH0620958Y2 - 配管類の閉止用プラグ - Google Patents
配管類の閉止用プラグInfo
- Publication number
- JPH0620958Y2 JPH0620958Y2 JP1986170322U JP17032286U JPH0620958Y2 JP H0620958 Y2 JPH0620958 Y2 JP H0620958Y2 JP 1986170322 U JP1986170322 U JP 1986170322U JP 17032286 U JP17032286 U JP 17032286U JP H0620958 Y2 JPH0620958 Y2 JP H0620958Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral surface
- plug
- lip
- inner peripheral
- pipes
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Pipe Accessories (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は,プラグの外周部に取付けたシールリングを介
し配管類の内周面に密接して閉止する配管類の閉止用プ
ラグに関するものである。
し配管類の内周面に密接して閉止する配管類の閉止用プ
ラグに関するものである。
(従来の技術) 加圧水型原子力発電所の一次冷却系の概略を第2図によ
り説明すると,(20)が原子炉キヤビテイ,(21)が原子炉
容器,(22)が蒸気発生器,(23)が一次冷却材循環ポンプ
で,以上の各機器が一次冷却材用配管(24)により連結さ
れて,閉ループが形成されている。また(25)が蒸気発生
器(22)の入口管ノズル,(26)が蒸気発生器(22)の出口管
ノズルで,原子炉容器(21)内に配置した炉心(図示せ
ず)により加熱されて高温になった高温冷却材が一次冷
却材配管(24)→入口管ノズル(25)→蒸気発生器(22)の一
方の水室(図示せず)→蒸気発生器(22)の伝熱管(図示
せず)内を管内流体として流れて,管外流体を加熱す
る。また同管外流体を加熱して温度の低下した低温冷却
材が蒸気発生器(22)の伝熱管→蒸気発生器(22)の他方の
水室(図示せず)→出口管ノズル(26)→一次冷却材配管
(24)→一次冷却材循環ポンプ(23)→原子炉容器(21)内へ
返送されて,炉心により再び加熱される。一方,上記高
温冷却材により加熱されて蒸気になった管外流体(給
水)は,発電機用タービンへ送られて,同タービンを駆
動し,またタービン駆動後の蒸気は,コンデンサへ送ら
れ,凝縮されて,蒸気発生器(22)へ戻されるようになっ
ている。
り説明すると,(20)が原子炉キヤビテイ,(21)が原子炉
容器,(22)が蒸気発生器,(23)が一次冷却材循環ポンプ
で,以上の各機器が一次冷却材用配管(24)により連結さ
れて,閉ループが形成されている。また(25)が蒸気発生
器(22)の入口管ノズル,(26)が蒸気発生器(22)の出口管
ノズルで,原子炉容器(21)内に配置した炉心(図示せ
ず)により加熱されて高温になった高温冷却材が一次冷
却材配管(24)→入口管ノズル(25)→蒸気発生器(22)の一
方の水室(図示せず)→蒸気発生器(22)の伝熱管(図示
せず)内を管内流体として流れて,管外流体を加熱す
る。また同管外流体を加熱して温度の低下した低温冷却
材が蒸気発生器(22)の伝熱管→蒸気発生器(22)の他方の
水室(図示せず)→出口管ノズル(26)→一次冷却材配管
(24)→一次冷却材循環ポンプ(23)→原子炉容器(21)内へ
返送されて,炉心により再び加熱される。一方,上記高
温冷却材により加熱されて蒸気になった管外流体(給
水)は,発電機用タービンへ送られて,同タービンを駆
動し,またタービン駆動後の蒸気は,コンデンサへ送ら
れ,凝縮されて,蒸気発生器(22)へ戻されるようになっ
ている。
前記原子炉容器(21)及び前記蒸気発生器(22)の定期検査
時や補修時,原子炉容器(21)部分は水中の作業になり,
蒸気発生器(22)部分は脱水後の作業になる。この原子炉
容器(21)部分の作業と蒸気発生器(22)部分の作業とを平
行して行うために,入口管ノズル(25)及び出口管ノズル
(26)と閉止用プラグにより閉止して,蒸気発生器(22)部
分を原子炉容器(21)部分から隔離するようにいている。
このときに使用する閉止用プラグの従来例を第3,4図
により説明すると、(6)がプラグ支持フレーム,(11)が
閉止用プラグ,(7)が同閉止用プラグ(11)を上記支持フ
レーム(6)の一端部に枢支する枢支部,(8)が上記支持フ
レーム(6)に螺合するとともに上記閉止用プラグ(11)に
回転可能に取付けたプラグ角度調整用ねじ棒,(9)が上
記支持フレーム(6)の他端部を蒸気発生器(22)の水室壁
に設けたマンホール(27)のフランジ部に固定するボル
ト,(12)が上記閉止用プラグ(11)の下部外周面に取付け
たシールパツキン,(13)が同閉止用プラグ(11)の上部外
周面に取付けたリツプパツキンで,支持フレーム(6)及
び閉止用プラグ(11)をマンホール(27)から水室内に持ち
込み,次いで支持フレーム(6)の一端部を入口管ノズル
(25)(及び出口管ノズル(26))の内周面に当てがう一
方,支持フレーム(6)の他端部をボルト(9)によりマンホ
ール(27)のフランジ部に固定して,閉止用プラグ(11)を
入口管ノズル(25)内に位置させ,次いでねじ棒(8)を回
転して,閉止用プラグ(11)の角度を調整し,シールパツ
キン(12)及びリツプパツキン(13)を入口管ノズル(25)に
密接させて,同入口管ノズル(25)を水密的に閉止するよ
うになっている。なおシールパツキン(12)及びリツプパ
ツキン(13)を併用しているのは、同各パツキンの一方が
破損しても,シール機能と失わせないようにするためで
ある。
時や補修時,原子炉容器(21)部分は水中の作業になり,
蒸気発生器(22)部分は脱水後の作業になる。この原子炉
容器(21)部分の作業と蒸気発生器(22)部分の作業とを平
行して行うために,入口管ノズル(25)及び出口管ノズル
(26)と閉止用プラグにより閉止して,蒸気発生器(22)部
分を原子炉容器(21)部分から隔離するようにいている。
このときに使用する閉止用プラグの従来例を第3,4図
により説明すると、(6)がプラグ支持フレーム,(11)が
閉止用プラグ,(7)が同閉止用プラグ(11)を上記支持フ
レーム(6)の一端部に枢支する枢支部,(8)が上記支持フ
レーム(6)に螺合するとともに上記閉止用プラグ(11)に
回転可能に取付けたプラグ角度調整用ねじ棒,(9)が上
記支持フレーム(6)の他端部を蒸気発生器(22)の水室壁
に設けたマンホール(27)のフランジ部に固定するボル
ト,(12)が上記閉止用プラグ(11)の下部外周面に取付け
たシールパツキン,(13)が同閉止用プラグ(11)の上部外
周面に取付けたリツプパツキンで,支持フレーム(6)及
び閉止用プラグ(11)をマンホール(27)から水室内に持ち
込み,次いで支持フレーム(6)の一端部を入口管ノズル
(25)(及び出口管ノズル(26))の内周面に当てがう一
方,支持フレーム(6)の他端部をボルト(9)によりマンホ
ール(27)のフランジ部に固定して,閉止用プラグ(11)を
入口管ノズル(25)内に位置させ,次いでねじ棒(8)を回
転して,閉止用プラグ(11)の角度を調整し,シールパツ
キン(12)及びリツプパツキン(13)を入口管ノズル(25)に
密接させて,同入口管ノズル(25)を水密的に閉止するよ
うになっている。なおシールパツキン(12)及びリツプパ
ツキン(13)を併用しているのは、同各パツキンの一方が
破損しても,シール機能と失わせないようにするためで
ある。
(考案が解決しようとする課題) 前記閉止用プラグ(11)を蒸気発生器(22)の水室内に持ち
込むマンホール(27)の径は,閉止用プラグ(11)の径より
も小さいので,閉止用プラグ(11)を分割したり,折り曲
げたりして,水室内に持ち込んだ後,組み立てる必要が
あるが,前記第3,4図に示す従来の閉止用プラグで
は,安全対策上,二重構造にする必要のあるシール部に
2個のシールパイキン(12)(13)を必要とし,この部分の
構造が複雑で,閉止用プラグ(11)の組み立て時に多くの
時間を必要とし,高放射線域の水室内に長時間滞在する
ことになって,好ましくない。
込むマンホール(27)の径は,閉止用プラグ(11)の径より
も小さいので,閉止用プラグ(11)を分割したり,折り曲
げたりして,水室内に持ち込んだ後,組み立てる必要が
あるが,前記第3,4図に示す従来の閉止用プラグで
は,安全対策上,二重構造にする必要のあるシール部に
2個のシールパイキン(12)(13)を必要とし,この部分の
構造が複雑で,閉止用プラグ(11)の組み立て時に多くの
時間を必要とし,高放射線域の水室内に長時間滞在する
ことになって,好ましくない。
本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであり、その
目的とする処は、シールリングの構造を簡単化できて、
組み立てに要する時間を短縮できる。また確実にシール
できて、信頼性を向上できる配管類の閉止用プラグを提
供しようとする点にある。
目的とする処は、シールリングの構造を簡単化できて、
組み立てに要する時間を短縮できる。また確実にシール
できて、信頼性を向上できる配管類の閉止用プラグを提
供しようとする点にある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案は、プラグの外周
面と配管類の内周面との間をその間に介装したシールリ
ングにより閉止する配管類の閉止用プラグにおいて、前
記シールリングを、前記プラグの外周面に台形幅広側内
周面が取付けられた略台形断面の環状ベースと、同環状
ベースの台形幅狭側外周面から半径方向斜め下外方へ突
出して先端部が前記配管類の内周面に接触する第1のリ
ップと、同第1のリップの基部から半径方向斜め上外方
へ突出して先端部が前記プラグの外周面上部に設けた庇
状傾斜面と前記配管類の内周面とに接触する鳩尾状断面
の第2のリップとにより構成している。
面と配管類の内周面との間をその間に介装したシールリ
ングにより閉止する配管類の閉止用プラグにおいて、前
記シールリングを、前記プラグの外周面に台形幅広側内
周面が取付けられた略台形断面の環状ベースと、同環状
ベースの台形幅狭側外周面から半径方向斜め下外方へ突
出して先端部が前記配管類の内周面に接触する第1のリ
ップと、同第1のリップの基部から半径方向斜め上外方
へ突出して先端部が前記プラグの外周面上部に設けた庇
状傾斜面と前記配管類の内周面とに接触する鳩尾状断面
の第2のリップとにより構成している。
(作用) 本考案の配管類の閉止用プラグは前記のように構成され
ており、閉止プラグを配管類、例えば蒸気発生器の入口
管ノズル(または出口管ノズル)に挿入して、角度調整
用ねじ棒を回転すると、シールリングの第1のリップ及
び第2のリップの先端部が配管類の内周面に接触する。
この状態で、反水室側から水圧が加わると、第1のリッ
プの先端部が配管類の内周面に強く押し付けられて、環
状ベースから第1のリップにかけての部分が上記水圧を
受ける。そのため、シールリングの全体が上方へ押し上
げられる状態に弾性変形して、第1のリップの先端部が
配管類の内周面に強く密接する一方、第2のリップの先
端部が閉止プラグの外周面上部に設けた庇状傾斜面と配
管類の内周面との間へ楔入して、それぞれに強く密接
し、シール力が増大して、閉止プラグと配管類との間の
シール機能が一段と増大する。
ており、閉止プラグを配管類、例えば蒸気発生器の入口
管ノズル(または出口管ノズル)に挿入して、角度調整
用ねじ棒を回転すると、シールリングの第1のリップ及
び第2のリップの先端部が配管類の内周面に接触する。
この状態で、反水室側から水圧が加わると、第1のリッ
プの先端部が配管類の内周面に強く押し付けられて、環
状ベースから第1のリップにかけての部分が上記水圧を
受ける。そのため、シールリングの全体が上方へ押し上
げられる状態に弾性変形して、第1のリップの先端部が
配管類の内周面に強く密接する一方、第2のリップの先
端部が閉止プラグの外周面上部に設けた庇状傾斜面と配
管類の内周面との間へ楔入して、それぞれに強く密接
し、シール力が増大して、閉止プラグと配管類との間の
シール機能が一段と増大する。
(実施例) 次に本考案の配管類の閉止用プラグを第1図に示す一実
施例により説明すると、(11)が閉止用プラグ,(14)がポ
ラグ本体,(15)が同プラグ本体(14)の水室側側面を除く
他の外周面を被覆するゴムカバー,(16)が同プラグ本体
(14)の反水室側側面に取付けた押え板,(1)が本考案で
最も特徴とするシールリングで,同シールリング(1)
は、略台形断面の環状ベース(4)と、同環状ベース(4)の
台形幅狭側外周面から半径方向斜め下外方へ突出して先
端部が配管類の内周面に接触する第1のリップ(2)と、
同第1のリップ(2)の基部から半径方向斜め上外方へ突
出して先端部がプラグ本体(14)の外周面上部に設けた庇
状傾斜面(ゴムカバー(15))と前記配管類の内周面とに
接触する鳩尾状断面の第2のリップ(3)とにより構成さ
れている。そして環状ベース(4)の台形幅広側内周面が
プラグ本体(14)の外周面(ゴムカバー(15))に取付けら
れている。
施例により説明すると、(11)が閉止用プラグ,(14)がポ
ラグ本体,(15)が同プラグ本体(14)の水室側側面を除く
他の外周面を被覆するゴムカバー,(16)が同プラグ本体
(14)の反水室側側面に取付けた押え板,(1)が本考案で
最も特徴とするシールリングで,同シールリング(1)
は、略台形断面の環状ベース(4)と、同環状ベース(4)の
台形幅狭側外周面から半径方向斜め下外方へ突出して先
端部が配管類の内周面に接触する第1のリップ(2)と、
同第1のリップ(2)の基部から半径方向斜め上外方へ突
出して先端部がプラグ本体(14)の外周面上部に設けた庇
状傾斜面(ゴムカバー(15))と前記配管類の内周面とに
接触する鳩尾状断面の第2のリップ(3)とにより構成さ
れている。そして環状ベース(4)の台形幅広側内周面が
プラグ本体(14)の外周面(ゴムカバー(15))に取付けら
れている。
なお同シールリング(1)は、ゴム等の弾性材により作ら
れている。また(5)はシールリング(1)に撓みを与えるた
めの切欠部で、この切欠部(5)には、シールリング(1)の
押え板(16)の端部を挿入可能である。
れている。また(5)はシールリング(1)に撓みを与えるた
めの切欠部で、この切欠部(5)には、シールリング(1)の
押え板(16)の端部を挿入可能である。
次に前記第1図に示す配管管の閉止用プラグの作用を具
体的に説明する。閉止プラグ(11)を配管類、例えば第2
〜4図に示す蒸気発生器の入口管ノズル(25)(または出
口管ノズル(26))に挿入して、第3図に示す角度調整用
ねじ棒(8)を回転すると、第1図の破線位置にあったシ
ールリング(1)の第1のリップ(2)及び第2のリップ(3)
が実線位置に弾性変形して、それぞれの先端部が入口管
ノズル(25)の内周面に接触する。この状態で、反水室側
から水圧Pが加わると、第1のリップ(2)の先端部が入
口管ノズル(25)の内周面に強く押し付けられて、環状ベ
ース(4)から第1のリップ(2)にかけての部分が上記水圧
Pを受ける。そのため、シールリング(1)の全体が上方
へ押し上げられる状態に弾性変形して、第1のリップ
(2)の先端部が入口管ノズル(25)の内周面に強く密接す
る一方、第2のリップ(3)の先端部が閉止プラグ(11)の
外周面上部に設けた庇状傾斜面(ゴムカバー(15))と入
口管ノズル(25)の内周面との間へ楔入して、それぞれに
強く密接し、シール力が増大して、閉止プラグ(11)と入
口管ノズル(25)との間のシール機能が一段と増大する。
このとき、環状ベース(4)に設けた切欠部(5)は、第1の
リップ(2)及び第2のリップ(3)の弾性変形を容易に行わ
せると同時に環状ベース(4)の内周面(4a)をプラグ本体
(14)のゴムカバー(15)に密接させるように作用する。
体的に説明する。閉止プラグ(11)を配管類、例えば第2
〜4図に示す蒸気発生器の入口管ノズル(25)(または出
口管ノズル(26))に挿入して、第3図に示す角度調整用
ねじ棒(8)を回転すると、第1図の破線位置にあったシ
ールリング(1)の第1のリップ(2)及び第2のリップ(3)
が実線位置に弾性変形して、それぞれの先端部が入口管
ノズル(25)の内周面に接触する。この状態で、反水室側
から水圧Pが加わると、第1のリップ(2)の先端部が入
口管ノズル(25)の内周面に強く押し付けられて、環状ベ
ース(4)から第1のリップ(2)にかけての部分が上記水圧
Pを受ける。そのため、シールリング(1)の全体が上方
へ押し上げられる状態に弾性変形して、第1のリップ
(2)の先端部が入口管ノズル(25)の内周面に強く密接す
る一方、第2のリップ(3)の先端部が閉止プラグ(11)の
外周面上部に設けた庇状傾斜面(ゴムカバー(15))と入
口管ノズル(25)の内周面との間へ楔入して、それぞれに
強く密接し、シール力が増大して、閉止プラグ(11)と入
口管ノズル(25)との間のシール機能が一段と増大する。
このとき、環状ベース(4)に設けた切欠部(5)は、第1の
リップ(2)及び第2のリップ(3)の弾性変形を容易に行わ
せると同時に環状ベース(4)の内周面(4a)をプラグ本体
(14)のゴムカバー(15)に密接させるように作用する。
(考案の効果) 本考案の配管類の閉止用プラグは前記のように閉止プラ
グを配管類、例えば蒸気発生器の入口管ノズル(または
出口管ノズル)に挿入して、角度調整用ねじ棒を回転す
ると、シルリングの第1のリップ及び第2のリップの先
端部が配管類の内周面に接触する。この状態で、反水室
側から水圧が加わると、第1のリップの先端部が配管類
の内周面に強く押し付けられて、環状ベースから第1の
リップにかけての部分が上記水圧を受ける。そのため、
シールリングの全体が上方へ押し上げられる状態に弾性
変形して、第1のリップの先端部が配管類の内周面に強
く密接する一方、第2のリップの先端部が閉止プラグの
外周面上部に設けた庇状傾斜面と配管類の内周面との間
へ楔入して、それぞれに強く密接するので、シールリン
グが1個でよくなり、シールリングの構造を簡単化でき
て、組み立てに要する時間を短縮できる。
グを配管類、例えば蒸気発生器の入口管ノズル(または
出口管ノズル)に挿入して、角度調整用ねじ棒を回転す
ると、シルリングの第1のリップ及び第2のリップの先
端部が配管類の内周面に接触する。この状態で、反水室
側から水圧が加わると、第1のリップの先端部が配管類
の内周面に強く押し付けられて、環状ベースから第1の
リップにかけての部分が上記水圧を受ける。そのため、
シールリングの全体が上方へ押し上げられる状態に弾性
変形して、第1のリップの先端部が配管類の内周面に強
く密接する一方、第2のリップの先端部が閉止プラグの
外周面上部に設けた庇状傾斜面と配管類の内周面との間
へ楔入して、それぞれに強く密接するので、シールリン
グが1個でよくなり、シールリングの構造を簡単化でき
て、組み立てに要する時間を短縮できる。
また上記のように第1のリップの先端部が配管類の内周
面に強く密接する一方、第2のリップの先端部が閉止プ
ラグの外周面上部に設けた庇状傾斜面と配管類の内周面
との間へ楔入し、それぞれに強く密接して、シール力が
増大するので、確実にシールできて、信頼性を向上でき
る。
面に強く密接する一方、第2のリップの先端部が閉止プ
ラグの外周面上部に設けた庇状傾斜面と配管類の内周面
との間へ楔入し、それぞれに強く密接して、シール力が
増大するので、確実にシールできて、信頼性を向上でき
る。
第1図は本考案に係わる配管類の閉止用プラグの一実施
例を示す縦断側面図,第2図は加圧型原子力発電所の一
次冷却系の概略を示す側面図,第3図は従来の配管類の
閉止用プラグを示す縦断側面図,第4図は第3図の矢印
IV部分の拡大側面図である。 (1)……シールリング,(2)……第1のリツプ, (3)……第2のリツプ,(4)……環状ベース, (4a)……環状ベース(4)の台形幅広側内周面, (11)……閉止用プラグ,(25)(26)……配管類。
例を示す縦断側面図,第2図は加圧型原子力発電所の一
次冷却系の概略を示す側面図,第3図は従来の配管類の
閉止用プラグを示す縦断側面図,第4図は第3図の矢印
IV部分の拡大側面図である。 (1)……シールリング,(2)……第1のリツプ, (3)……第2のリツプ,(4)……環状ベース, (4a)……環状ベース(4)の台形幅広側内周面, (11)……閉止用プラグ,(25)(26)……配管類。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 乾 秀和 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)考案者 喜谷 弘幸 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)考案者 上田 奏一朗 兵庫県神戸市長田区若松町9丁目1番30号 六菱ゴム株式会社内 (56)参考文献 実開 昭55−82573(JP,U) 実開 昭52−62752(JP,U) 実開 昭50−10993(JP,U) 実公 昭57−34141(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】プラグの外周面と配管類の内周面との間を
その間に介装したシールリングにより閉止する配管類の
閉止用プラグにおいて、前記シールリングを、前記プラ
グの外周面に台形幅広側内周面が取付けられた略台形断
面の環状ベースと、同環状ベースの台形幅狭側外周面か
ら半径方向斜め下外方へ突出して先端部が前記配管類の
内周面に接触する第1のリップと、同第1のリップの基
部から半径方向斜め上外方へ突出して先端部が前記プラ
グの外周面上部に設けた庇状傾斜面と前記配管類の内周
面とに接触する鳩尾状断面の第2のリップとにより構成
したことを特徴とする配管類の閉止用プラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986170322U JPH0620958Y2 (ja) | 1986-11-07 | 1986-11-07 | 配管類の閉止用プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986170322U JPH0620958Y2 (ja) | 1986-11-07 | 1986-11-07 | 配管類の閉止用プラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6375695U JPS6375695U (ja) | 1988-05-20 |
JPH0620958Y2 true JPH0620958Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31104947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986170322U Expired - Lifetime JPH0620958Y2 (ja) | 1986-11-07 | 1986-11-07 | 配管類の閉止用プラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620958Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008218633A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Nok Corp | 電子機器の防水構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5582573U (ja) * | 1978-12-04 | 1980-06-06 | ||
JPS5734141U (ja) * | 1980-07-30 | 1982-02-23 |
-
1986
- 1986-11-07 JP JP1986170322U patent/JPH0620958Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008218633A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Nok Corp | 電子機器の防水構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6375695U (ja) | 1988-05-20 |
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