JPH06208839A - 電子顕微鏡付帯装置の連結装置 - Google Patents

電子顕微鏡付帯装置の連結装置

Info

Publication number
JPH06208839A
JPH06208839A JP358293A JP358293A JPH06208839A JP H06208839 A JPH06208839 A JP H06208839A JP 358293 A JP358293 A JP 358293A JP 358293 A JP358293 A JP 358293A JP H06208839 A JPH06208839 A JP H06208839A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
main body
accessory device
electron microscope
conical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP358293A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsuke Miyazaki
伸介 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Topcon Corp filed Critical Topcon Corp
Priority to JP358293A priority Critical patent/JPH06208839A/ja
Publication of JPH06208839A publication Critical patent/JPH06208839A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子顕微鏡本体に対して付帯装置を取付ける
場合の取付位置精度を向上させるとともに、ボルトの締
付けや緩めを行うことなく、しかもボルトによる締付け
以上に、迅速かつ確実に結合することができる電子顕微
鏡付帯装置の連結装置を提供することを目的とする。 【構成】 電子顕微鏡に付帯装置を取付け両者を連結せ
しめる連結装置において、電子顕微鏡本体と付帯装置と
の連結部の結合部を、一方の内面側が円錐状の嵌合面を
持ち、他方の外面側が前記嵌合面に嵌合する円錐状の嵌
合面を持つ嵌合構造とし、また嵌合構造を持つ本体と付
帯装置との連結部にそれぞれフランジを設けると共に、
両者のフランジを結合するクランプ機構を設けるように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子顕微鏡に付帯装
置を取付けて、電子ビームを利用した種々の分析等を行
う場合に、電子顕微鏡本体と付帯装置との連結部を、正
確な精度で結合し、かつ縫い付けボルトによらない特殊
な結合法により、迅速、確実に結合するようにした、電
子顕微鏡付帯装置の連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年電子顕微鏡は、拡大した試料像を観
察するという用途の他に、内部に分析機器を配置した真
空容器を付帯装置として取付け、これに電子顕微鏡の電
子銃からの電子ビームを照射して、分析装置として用い
ることが行われている。しかしてこの付帯装置は、図3
に示すように、電子顕微鏡1に1個の付帯装置2を付属
させるだけでは、その機能に限界があるため、複数の他
の付帯装置2a,2b等を用意しておき、その分析等の
目的に合った付帯装置に交換して、多様な用途に対応す
るようにする必要がある。
【0003】そこで付帯装置2等を交換して、他の付帯
装置2a,2b等を取付ける場合には、電子顕微鏡本体
1側の連結部3に本体側フランジ4を取付け、付帯装置
2等の連結部5にも付帯装置側フランジ6を取付けてお
き、両フランジ4,6の間に真空シール7を介在させ
て、縫付けボルト8をナット9により締付けることによ
り両者を連結し、またボルト8、ナット9を緩めること
により取り外すようにしていた。なお本体側の連結部3
にはフランジ状突起11が設けられ、鏡体10にボルト
12により取付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような従
来の電子顕微鏡本体1とその付帯装置2との連結装置に
あっては、本体側フランジ4と付帯装置側フランジ6と
を、縫い付けボルト8とナット9とにより固定してい
た。しかし近年、電子線を利用して種々の測定を行う付
帯装置の精度が、高精度化しているため、付帯装置の取
付位置精度の要求も高くなっているので、本体1の中心
軸X1と付帯装置2の中心軸X2とは、常に正確に一致
していることが必要であり、従来の縫い付けボルトをナ
ットで締付ける図3のような嵌合では、取付精度が低
く、また締結する度に取付位置を補正しなければならな
いという問題があった。
【0005】また、フランジ4,6を結合する際には、
細心の注意を払って取付けなければならない上、結合す
る際にボルトを締めつけるため、それにより金属の粉が
発生して、連結部付近の真空シール7に付着し、真空漏
れを起こす虞れがあり、一方付帯装置2を連結・解放す
るためには、数本のボルト8を締付け、また緩めなけれ
ばならないということもあり、付帯装置の取付取外し
に、かなりの時間と労力及び注意力を要するという問題
もあった。
【0006】この発明は、このような従来の課題に着目
してなされたもので、本体に対する付帯装置の取付位置
精度を向上させるとともに、ボルトの締付けや緩めを行
うことなく、しかもボルトによる締付け以上に、迅速か
つ確実に結合することができる電子顕微鏡付帯装置の連
結装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するための手段としてその構成を、電子顕微鏡に付帯
装置を取付け両者を連結せしめる連結装置において、電
子顕微鏡本体と付帯装置との連結部の結合部を、一方の
内面側が円錐状の嵌合面を持ち、他方の外面側が前記嵌
合面に嵌合する円錐状の嵌合面を持つ嵌合構造とするこ
ととし、また前記嵌合構造を持つ本体と付帯装置との両
者の連結部にそれぞれフランジを設け、該両者のフラン
ジを結合するクランプ機構を設けることとした。
【0008】
【作用】次に本発明の作用を説明する。電子顕微鏡本体
と付帯装置との連結部を円錐状の嵌合面を持つ嵌合構造
としたので、付帯装置の円錐状の嵌合面を、本体の円錐
状の嵌合面に嵌入させるだけで、両者の中心軸は常に一
致した状態で連結され、取付精度は高い精度に保持され
る。
【0009】また、嵌合構造を持つ本体と付帯装置との
両者の連結部にそれぞれフランジを設け、該両者のフラ
ンジを結合させてクランプすれば、フランジ外面がクラ
ンプ機構によって押されて両者のフランジは互いに密着
し、電子顕微鏡本体と付帯装置とは、迅速、確実に連結
される。
【0010】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の構成を示す電子顕微鏡本体と付帯装置と
の連結部の断面図である。電子顕微鏡本体1に付帯装置
2を取付けて、両者を連結部で連結せしめることは従来
と同様で、本体1と付帯装置2とは同一符号を以て示
す。
【0011】電子顕微鏡本体1側の連結部20の結合部
は、内面が円錐状の嵌合面21をもつ本体側継手22を
形成し、付帯装置2の連結部30の結合部は、外面が、
本体の円錐状の嵌合面21に嵌合する円錐状の嵌合面3
1を持つ付帯装置側継手32を形成することにより、本
体側継手22と付帯装置側継手32とは円錐面の嵌合構
造を形成する。
【0012】そして本体側継手22は、電子顕微鏡本体
1の鏡体10にボルト12により取付けられており、本
体1と本体側継手22との間には、真空シール13が介
装されて気密を保持しており、本体側継手22の嵌合面
21と、付帯装置側継手32の嵌合面31との間にも、
真空シール14が介装されている。
【0013】また、嵌合構造を持つ本体側継手22及び
付帯装置側継手32の接合部には、本体側継手22にフ
ランジ23が、付帯装置側継手32にフランジ33が設
けられている。フランジ23,33は、その互いに接合
する面24,34は平面であるが、接合面24,34と
反対側の外面25、35は、平たい円錐状に形成されて
おり、継手22,32のそれぞれに接する基部の厚みが
厚く、周縁部の厚みが薄くなるようになっている。
【0014】こゝでフランジ23,33を接合するため
に、本体側継手22及び付帯装置側継手32の平たい円
錐状の外面25,35を、外方から押圧するクランプ機
構として、断面コ字状のクランプシュー40を設け、ク
ランプシュー40をフランジ23,33の側方から押圧
するクランプシュー押圧装置45を設ける。なおこのと
きフランジ23,33が互いに回転しないように、本体
側継手22のフランジ23には、図2に示すような回り
止めキー27が、ねじ28によって取付けられており、
付帯装置側継手32のフランジ33には、フランジ23
の回り止めキー27に相当する所に、凹部37が形成さ
れている。
【0015】クランプシュー40は断面がコ字状で、2
つの縁部41の内部が凹部42を形成しているが、平面
図は図2に示すように縁部41が半円形を形成し、両側
方には内面にめねじが切られている送り部43を有して
おり、フランジ23,33を図2の左右から押圧するた
め、フランジ23,33の両側に設けられている。なお
図1,図2はクランプシュー40が後退してフランジ2
3,33から離脱している状態を示している。
【0016】クランプシュー押圧装置45は、クランプ
シュー40の送り部43に係合する送りねじ46、送り
ねじ46を回転させるウォームギヤ47、駆動ハンドル
48及びこれらを支持する軸受49から成り、軸受49
が電子顕微鏡本体1側の本体側継手22のベース50に
固着している。
【0017】電子顕微鏡本体1と付帯装置2とを結合す
るには、本体1の連結部20内面の円錐状の嵌合面21
に、付帯装置2の連結部30外面の円錐状の嵌合面31
を嵌入させるだけで、両者の中心軸Xは常に一致した状
態で連結され、本体1と付帯装置2の連結部20,30
の本体側継手22及び付帯装置側継手32は、取付精度
が高い精度に保持されながら連結される。
【0018】また、本体1と付帯装置2の連結部20,
30の本体側継手22及び付帯装置側継手32を、両者
のフランジ23,33同士を衝合してクランプするに
は、図2のように、クランプシュー40が後退して、フ
ランジ23,33から離脱している状態において、クラ
ンプシュー押圧装置45の駆動ハンドル38を回転し、
ウォームギヤ37を介して、送りねじ36を回転させ
る。
【0019】するとクランプシュー40は、その送り部
43が、送りねじ46の回転により送られ、クランプシ
ュー40が衝合しているフランジ23,33を図の左右
方向から押圧し、コ字状になったクランプシュー40の
縁部41が、フランジ23,33の平たい円錐状に形成
された外面25、36を上下から押圧する。すると、く
さび作用によって、両者のフランジ23,33は互いに
密着し、本体1と付帯装置2とは、迅速、確実に連結さ
れる。
【0020】なお上記の実施例では、本体1の連結部2
0の本体側継手22の内面に、円錐状の嵌合面21を形
成し、付帯装置2の連結部30の付帯装置側継手32の
外面に円錐状の嵌合面31を形成するものについて述べ
たが、円錐面を逆にし、本体1の連結部の本体側継手の
外面に円錐状の嵌合面を形成し、付帯装置2の連結部の
付帯装置側継手の内面に円錐状の嵌合面を形成してもよ
い。
【0021】またフランジ23,33は、その接合面2
4,34と反対側の外面25、35が、平たい円錐状に
形成されており、継手22,32のそれぞれに接する基
部の厚みが厚く、周縁部の厚みが薄くなるものについて
述べたが、クランプシューに押圧されるようになってい
れば、他の構成を持つものでもよい。
【0022】また、フランジを結合するクランプ機構と
しては、上記の構造のものに限定されず、本体側連結部
と付帯装置側連結部の、両者のフランジを締付けるもの
であれば、他のクランプ構造でもよく、クランプシュー
押圧装置も、ウォームギヤと駆動ハンドルによる必要は
なく、クランプシューを強力に押圧し得るものであれ
ば、他の駆動装置を用いてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電子顕微鏡本体と付帯装置との連結部を円錐状の嵌
合面を持つ嵌合構造としたので、両者の中心軸は常に一
致した状態で連結され、取付精度は高い精度に保持され
るという効果を有する。
【0024】また嵌合構造を持つ本体と付帯装置との両
者の連結部にそれぞれフランジを設け、該両者のフラン
ジを結合するクランプ機構を設けたので、両者のフラン
ジはクランプ機構によって押されて互いに密着し、電子
顕微鏡本体と付帯装置とは迅速かつ確実に連結される。
さらに縫付けボルトを用いる必要がなくなり、ボルトの
締めつけによる金属の粉が発生して連結部付近の真空シ
ールに付着し、真空漏れを起こすことがなくなるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す電子顕微鏡本体と付帯装置
の連結部の断面図である。
【図2】本体と付帯装置の連結部のクランプ機構を示す
図1のII−II矢視図である。
【図3】従来の本体と付帯装置の連結部を示す断面図で
ある。
【符号の説明】 1 電子顕微鏡本体 2 付帯装置 20 連結部(本体側の) 21 内面が円錐状の嵌合面 22 本体側継手(連結部20の一部) 23 フランジ(本体側の) 30 連結部(付帯装置側の) 31 外面が円錐状の嵌合面 32 付帯装置側継手(連結部30の一部) 33 フランジ(付帯装置側の) 40 クランプシュー(クランプ機構) 45 クランプシュー押圧装置(クランプ機構)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子顕微鏡に付帯装置を取付け両者を連結
    せしめる連結装置において、電子顕微鏡本体と付帯装置
    との連結部の結合部を、一方の内面側が円錐状の嵌合面
    を持ち、他方の外面側が前記嵌合面に嵌合する円錐状の
    嵌合面を持つ嵌合構造としたことを特徴とする電子顕微
    鏡付帯装置の連結装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記嵌合構造を持つ本
    体と付帯装置との両者の連結部にそれぞれフランジを設
    け、該両者のフランジを結合するクランプ機構を設けた
    ことを特徴とする電子顕微鏡付帯装置の連結装置。
JP358293A 1993-01-12 1993-01-12 電子顕微鏡付帯装置の連結装置 Pending JPH06208839A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP358293A JPH06208839A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 電子顕微鏡付帯装置の連結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP358293A JPH06208839A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 電子顕微鏡付帯装置の連結装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06208839A true JPH06208839A (ja) 1994-07-26

Family

ID=11561452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP358293A Pending JPH06208839A (ja) 1993-01-12 1993-01-12 電子顕微鏡付帯装置の連結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06208839A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010501106A (ja) * 2006-08-17 2010-01-14 アクセリス テクノロジーズ, インコーポレイテッド イオン注入システムに用いられる基材取り扱いスキャンアーム
JP2011018506A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Jeol Ltd 電子線装置
JP2017032793A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 日本電気株式会社 ミラー支持構造、ミラー構造体およびその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010501106A (ja) * 2006-08-17 2010-01-14 アクセリス テクノロジーズ, インコーポレイテッド イオン注入システムに用いられる基材取り扱いスキャンアーム
JP2011018506A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Jeol Ltd 電子線装置
JP2017032793A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 日本電気株式会社 ミラー支持構造、ミラー構造体およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3978133B2 (ja) ピッチの異なる2個のネジを有する締付け用ナットを備え、所要の締付け力を低減する管継手
JP2001165366A (ja) 管継手
JPH06208839A (ja) 電子顕微鏡付帯装置の連結装置
TWI451919B (zh) Pinch device
JPH0158032B2 (ja)
JP2001059663A (ja) 配管の接続装置
JPH0349354Y2 (ja)
JP4084540B2 (ja) ボールスタッド及びレバー部材の結合方法
JPH0566074A (ja) 凝縮器と受液器の接合方法
JP2001004069A (ja) 管路用接手
JPH0746466Y2 (ja) 緩み止め機構の組付け用仮止め治具
JPH0726506U (ja) コンクリート圧送管の接続構造
JPH1047566A (ja) 管状部材の継合締付け装置
CN112193030B (zh) 汽车后挡风玻璃固定辅具及后挡风玻璃装配方法
CN211315396U (zh) 卡套连接组件
JPH0515430Y2 (ja)
JPH10185052A (ja) 高圧配管用継手構造
JP2003194029A (ja) 接合用器具
KR0120806Y1 (ko) 자동차의 연료필라튜브 체결구조
JPH0539562Y2 (ja)
KR101836005B1 (ko) 이중 정렬 조임렌치
JPH01164531A (ja) 管の組立て用治具
JPS58175301A (ja) 導波管接続方法
GB2054984A (en) Battery connector with clamping lever
JPS6271530A (ja) 超高真空フランジ