JPH06207992A - 指針式電子時計の歩度調整システム - Google Patents

指針式電子時計の歩度調整システム

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JPH06207992A
JPH06207992A JP5019198A JP1919893A JPH06207992A JP H06207992 A JPH06207992 A JP H06207992A JP 5019198 A JP5019198 A JP 5019198A JP 1919893 A JP1919893 A JP 1919893A JP H06207992 A JPH06207992 A JP H06207992A
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JP
Japan
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signal
circuit
data
rate
transmission
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JP5019198A
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English (en)
Inventor
Masao Sakuyama
柵山  正男
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は指針式電子時計の歩度調整システム
に関するものである。 【構成】 指針式電子時計の変換機用コイルより発生す
る周期性を有する基準電磁信号を検出して歩度測定を行
ない、その測定結果より指針式電子時計の歩度調整デー
タを作成し、その歩度調整データを調整電磁信号として
出力する歩度調整装置とにより構成される歩度調整シス
テムであって、前記指針式電子時計は前記基準電磁信号
に同期し、かつ基準電磁信号と異なるタイミングで動作
する検出許可回路を設けるとともに、前記歩度調整装置
は前記基準電磁信号に同期し、かつ基準電磁信号と異な
るタイミングで前記歩度調整データを調整電磁信号とし
て送信するデータ送信回路を設けることにより、前記歩
度調整データの伝送が前記基準電磁信号に同期して行な
われる。 【効果】 機能動作時に時計を停止させることなく通常
運針状態にて歩度調整を行なうことができるので、従来
のように機能動作終了後に時刻合わせをすることが不要
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指針式電子時計の歩度
調整システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子時計に於ける歩度調整方法は
電子時計から出力される歩度信号の周期を測定して、基
準周期との差を歩度調整量としてその歩度調整量を外部
からデジタル的に供給し、不揮発性メモリ等で構成され
るメモり回路に記憶させているものが主流である。又ア
ナログ時計においては指針駆動用の変換機用コイルを兼
用して外部の標準時間信号発生装置から標準時間信号を
受信して歩度調整を行なう指針式電子時計が提案されて
いる。(例えば、特公昭58ー7190号公報)この時
計は外部からの1秒周期の標準時間信号を受信するため
に、リューズ等外部操作部材の操作により受信状態を設
定し、同時に分周回路をリセット状態にして標準時間信
号が入力されるのを待つ。1発目の標準時間信号が入力
されると分周回路のリセットが解除され、周波数偏差測
定回路がカウントを開始する。そして1秒後に2発目の
標準時間信号が入力されるとカウントを停止するととも
に前記周波数偏差測定回路がカウントした周波数偏差を
周波数偏差記憶回路に記憶させて自動歩度調整を終了す
る。そして再度リセットがかけられ一定時間後自動的に
リセットが解除されて通常動作が開始されるようにした
ものである。すなわち上記動作においては外部から供給
される正確な1秒周期の標準時間信号を内部カウンタで
計数し、その計数値を以後の1秒の周期として計時動作
を行なう形式であり、その標準時間信号の受信に変換機
用コイルを利用しているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記方式は、完成時計
においても歩度調整を行なう事ができ大変便利な方式で
ある。しかし、標準時間信号を受信状態にするためにリ
ューズ等外部操作部材の操作を行なって分周回路をリセ
ット状態にするため、時計としての動作が停止状態とな
る。従って、自動歩度調整を行った後に再度時刻合わせ
をする必要がある。本発明の目的はリューズ等外部操作
部材の操作を行なうことなく通常に指針駆動状態すなわ
ち時計としての動作を維持したまま外部との送受信を可
能とした指針式電子時計の歩度調整システムを提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成させる
ため、本発明は次の様な構成としている。指針式電子時
計と、前記指針式電子時計の変換機用コイルより発生す
る周期性を有する基準電磁信号を検出して歩度測定を行
ない、その測定結果より指針式電子時計の歩度調整デー
タを作成し、その歩度調整データを調整電磁信号として
出力する歩度調整装置とにより構成される歩度調整シス
テムであって、前記指針式電子時計は前記基準電磁信号
に同期し、かつ基準電磁信号と異なるタイミングで動作
する検出許可回路を設けるとともに、前記歩度調整装置
は前記基準電磁信号に同期し、かつ基準電磁信号と異な
るタイミングで前記歩度調整データを調整電磁信号とし
て送信するデータ送信回路を設けることにより、前記歩
度調整データの伝送が前記基準電磁信号に同期して行な
われることを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下図面により本発明の実施例を説明する。
図1は本発明における実施例を示す歩度調整機能を備え
た指針式電子時計の歩度調整システムのブロック図であ
る。1は指針を駆動するための変換機用コイル15aを
備えた指針式電子時計である。2は歩度調整装置であ
り、送受信用コイル31を備えている。前記送受信用コ
イル31は前記変換機用コイル15aとの間で送受信を
行なう。前記歩度調整装置2は前記指針式電子時計1の
変換機用コイル15aから発生する基準電磁信号S40
を前記送受信用コイル31で受信し歩度測定を行ない、
その測定結果より指針式電子時計1の歩度調整データを
作成し、前記基準電磁信号S40に同期して前記歩度調
整データを調整電磁信号S41として前記変換機用コイ
ル15aに送信する様構成されている。
【0006】図2は本発明における指針式電子時計1の
回路ブロック線図である。11は水晶振動子を基準信号
とする発振回路であり、12は発振回路11からの発振
信号を入力として1Hz信号及び分周信号S1を出力す
る分周回路である。13は駆動信号発生回路であり、分
周回路12からの1Hz信号を入力とし指針を駆動する
信号として変換機駆動回路14にモータ駆動用パルスP
Mを出力する。15aは指針駆動装置23を駆動するた
めの変換機15に備えられた変換機用コイルであり、前
記歩度調整装置2との送受信を行なう送受信用コイルと
しての機能を有する。本実施例においては変換機用コイ
ル15aに供給される変換機駆動信号S11が前記歩度
調整装置2へ送信されるタイミング信号となり、従って
駆動信号発生回路13がタイミング信号発生回路として
の機能を兼ね備えるものである。前記変換機用コイル1
5aは変換機駆動信号S11が供給されると基準電磁信
号S40を発生する。16は制御信号発生回路であり、
前記分周信号S1を入力して、前記変換機駆動回路14
を受信状態にする受信可能信号S2等の多くの制御信号
を出力する。17は検出許可回路であり前記制御信号発
生回路16より出力される検出許可信号S3によって、
調整電磁信号S41を受信した変換機用コイル15aか
らの受信信号S12の通過を禁止したり、許可したりす
る。18は歩度調整信号検出回路であり、前記検出許可
回路17を通過した受信信号を歩度調整信号S4に変換
する。19はシフトレジスタであり、歩度調整信号検出
回路18からの歩度調整信号S4を前記制御信号発生回
路16より出力されるデータシフト信号S5により記憶
し、データ信号D1、データ信号D2を出力する。
【0007】20は書換判定回路であり、前記制御信号
発生回路16より出力されるデータ判定信号S6により
前記シフトレジスタ19で記憶されたデータ信号D1が
有効であるかを判定し、正しければ前記制御信号発生回
路16にデータ書換許可信号S7を出力する。21は昇
圧回路であり、前記制御信号発生回路16より出力され
る消去信号S8、書込信号S9により昇圧動作を行ない
一定時間だけ昇圧信号S10を出力する。22は不揮発
性メモリ等で構成される歩度調整量記憶回路であり、前
記シフトレジスタ19からのデータ信号D2と昇圧回路
21からの昇圧信号S10を入力とし、前記制御信号発
生回路16より出力される消去信号S8、書込信号S9
によりデータの消去、書込が行なわれることにより、前
記分周回路12に歩度データD3を供給する。
【0008】第3図は本発明における歩度調整装置2の
回路ブロック線図であり、本実施例に於ける歩度調整装
置2は前記指針式電子時計1からの基準電磁信号S40
を歩度検出信号として受信し、これに基づいて歩度測定
を行ない、その結果に従う歩度調整データを調整電磁信
号S41として送信する歩度調整装置である。31は前
記送受信用コイルである。32は送受信切替回路であ
り、後述する送受信制御回路39からの切替信号S21
により、前記変換機用コイル15aからの基準電磁信号
S40を受信したり、変換機用コイル15aへ調整電磁
信号S41を送信したりすることを切替制御する。33
はゲート回路であり、前記基準電磁信号S40の通過を
禁止したり、許可したりする。34は歩度信号検出回路
であり、フィルタ回路34aと増幅回路34bとで構成
され、前記ゲート回路33からの基準電磁信号S40を
入力し歩度検出パルスPTとして検出する。35は周期
測定回路であり前記歩度検出パルスPTを入力とし、複
数の歩度検出パルスPTの間隔を基準信号発生回路36
からの基準信号S13により測定し、測定データD4を
出力する。
【0009】37は測定開始記憶回路であり、スイッチ
38の操作により歩度調整装置2を初期化するシステム
クリア信号S22を出力すると同時に受信許可信号S2
3を出力し、前記ゲート回路33が前記変換機用コイル
15aからの基準電磁信号S40の通過を許可するよう
制御している。39は送受信制御回路であり、前記歩度
検出パルスPTを入力とし前記送受信切替回路32を送
信状態にする切替信号S21等の多くの制御信号を出力
する。47は第1データ記憶回路であり、前記周期測定
回路35からの測定データD4を入力とし、前記送受信
制御回路39が前記歩度検出パルスPTを入力する度に
出力する周期ラッチ信号S31により前記測定データD
4を記憶し周期記憶データD8を出力する。48は第2
データ記憶回路であり、前記第1データ記憶回路47か
らの周期記憶データD8を入力として、後述する比較判
定回路49より出力されるNG信号S34により前記周
期記憶データD8を新たに記憶し周期基準データD9と
して出力する。49は比較判定回路であり、前記周期記
憶データD8と前記周期基準データD9を入力とし、前
記送受信制御回路39より出力される比較信号S32に
より前記周期記憶データD8と前記周期基準データD9
を比較判定し、比較した値が規格範囲内であればOK信
号S33を前記送受信制御回路39に出力し、比較した
値が規格範囲外であればNG信号S34を第2データ記
憶回路に出力する。
【0010】41は歩度調整量演算回路であり、前記周
期記憶データD8を入力し前記送受信制御回路39より
出力される演算命令信号S24により歩度調整量の演算
が開始される。演算が終了すると調整量データD5を出
力するとともに前記送受信制御回路39に演算終了信号
S25を出力する。42は送信データ作成回路であり、
前記歩度調整量演算回路41からの調整量データD5を
入力し、バイナリコード形式のデータ信号D6に変換す
る。43は書換コマンド作成回路であり、指針式電子時
計1に対して、これからデータ信号D6を送信するとい
う意味のデータ信号D7を作成する。45は表示回路で
あり、前記歩度調整量演算回路41からの調整量データ
D5を入力とし、基準値に対してppm又は日差に変換
する変換回路と、LCD等を備えた表示装置46を駆動
する駆動回路で構成される。50はNG回数計数回路で
あり、前記比較判定回路49より出力されるNG信号S
34を入力し、カウントを行ないカウントが一定の回数
以上(例えば5回)になるとリセット信号S35を出力
する。該リセット信号S35は前記測定開始記憶回路3
7および表示回路45をクリアして初期化する。
【0011】44はデータ送信回路であり、前記データ
信号D6、データ信号D7を入力とし前記送受信制御回
路39より出力されるラッチ信号S26によりラッチ
し、後述するクロック発生回路40から出力されるクロ
ック信号S27により前記データ信号D7とデータ信号
D6を直列データ化した送信信号S28を出力する。該
送信信号S28は前記送受信用コイル31により調整電
磁信号S41として前記指針式電子時計1に送信され
る。40はクロック発生回路であり、前記送受信制御回
路39より出力される起動信号S29により前記データ
送信回路44を駆動するクロック信号S27を出力す
る。又前記送受信制御回路39より出力される送信終了
信号S30は前記測定開始記憶回路37をリセットして
歩度調整装置2を初期化すると同時に前記ゲート回路3
3が前記変換機用コイル15aからの基準電磁信号S4
0の通過を禁止する。
【0012】次に上記構成における歩度調整機能を備え
た指針式電子時計1の歩度調整システムの動作を図4の
タイムチャートに従って説明する。前記指針式電子時計
1の通常動作は、駆動信号発生回路13が分周回路12
からの1Hz信号を入力してタイミング信号であるモー
タ駆動パルスPMを出力する。該モータ駆動パルスPM
を入力する変換機駆動回路14は変換機駆動信号S11
を出力して変換機用コイル15aに供給することによ
り、変換機用コイル15aが指針駆動装置23を駆動し
て1秒運針にて時刻表示を行なう。同時に変換機用コイ
ル15aより基準電磁信号S40が発生する。1秒運針
終了後分周回路12からの分周信号S1を入力して前記
制御信号発生回路16は受信可能信号S2を出力し、歩
度調整装置2からの調整電磁信号S41を変換機用コイ
ル15aで受信できるように変換機駆動回路14を受信
状態に切替える。同時に前記制御信号発生回路16は検
出許可信号S3を出力し検出許可回路17に受信信号S
12の通過を許可する。これで指針式電子時計1は運針
動作が終了し、次の運針動作までの間に受信可能信号S
2の時間だけ受信可能状態に保持される。
【0013】一方歩度調整装置2は前記指針式電子時計
1の基準電磁信号S40を受信するために、先ずスイッ
チ38の操作にて初期化を行なう。該スイッチ38の操
作により前記測定開始記憶回路37はシステムクリア信
号S22および受信許可信号S23を出力する。システ
ムクリア信号S22により、送受信切替回路32が受信
モードを切替えられ、前記指針式電子時計1からの基準
電磁信号S40を受信することができる受信状態にす
る。同時に、システムクリア信号S22によって前記書
換コマンド作成回路43はデータ信号D7を作成して出
力する。同時に前記周期測定回路35、前記第2データ
記憶回路48およびNG回数計数回路50をクリアす
る。さらに前記測定開始記憶回路37からの受信許可信
号S23は、ゲート回路33を制御して前記送受信用コ
イル31からの基準電磁信号S40の通過を許可する。
この状態で前記指針式電子時計1の基準電磁信号S40
が受信されると、受信信号はゲート回路33を通過して
歩度信号検出回路34に入力され、該歩度信号検出回路
34は最初の基準電磁信号S40である歩度検出パルス
PTを検出する。(図4タイムチャートt1のタイミン
グ)
【0014】周期測定回路35は最初の歩度検出パルス
PT1が入力された時点t1で今までカウントしていた
基準信号発生回路36からの基準信号S13のカウント
を終了し、測定データD4(最初の値は正しくない)と
して出力し再度カウントを開始する。同時に前記送受信
制御回路39は歩度検出パルスPTを入力すると周期ラ
ッチ信号S31を出力する。該周期ラッチ信号S31に
より前記第1データ記憶回路47は前記周期測定回路3
5がカウントを終了した時点の測定データD4を記憶し
周期記憶データD8を出力する。次に前記送受信制御回
路39は比較信号S32を出力する。該比較信号S32
により前記比較判定回路49は前記周期記憶データD8
と第2データ記憶回路48から出力される前記周期基準
データD9(最初の値は0である)を比較し、NG信号
S34を出力する。該NG信号S34により第2データ
記憶回路48は前記周期記憶データD8を新たな周期基
準データD9として記憶する。同時に前記NG回数計数
回路50は、前記比較判定回路49より出力されるNG
信号S34をカウントしカウント回数が1となる。
【0015】次に指針式電子時計1から次の基準電磁信
号S40が出力され、この基準電磁信号S40が前記送
受信用コイル31によって受信されることにより前記歩
度信号検出回路34から2番目の歩度検出パルスPT2
が出力される(図4タイムチャートt2のタイミング)
と、周期測定回路35は最初の歩度検出パルスPT1が
入力された時点t1からカウントしていた基準信号発生
回路36からの基準信号S13のカウントを終了し、測
定データD4(図4タイムチャートt1とt2の周期T
1)として出力し再度カウントを開始する。同時に前記
送受信制御回路39は歩度検出パルスPTを入力すると
周期ラッチ信号S31を出力する。該周期ラッチ信号S
31により前記第1データ記憶回路47は前記周期測定
回路35がカウントを終了した時点の測定データD4
(T1)を記憶し周期記憶データD8(T1)を出力す
る。次に前記送受信制御回路39は比較信号S32を出
力する。該比較信号S32により前記比較判定回路49
は前記周期記憶データD8と第2データ記憶回路48か
ら出力される前記周期基準データD9を比較し、NG信
号S34を出力する。該NG信号S34により第2デー
タ記憶回路48は前記周期記憶データD8を新たな周期
基準データD9(T1)として記憶する 。同時に前記
NG回数計数回路50は、前記比較判定回路49より出
力されるNG信号S34をカウントしカウント回数が2
となる。
【0016】さらに指針式電子時計1から基準電磁信号
S40が出力され、この基準電磁信号S40が前記送受
信用コイル31によって受信されることにより前記歩度
信号検出回路34から3番目の歩度検出パルスPT3が
出力される(図4タイムチャートt3のタイミング)
と、周期測定回路35は歩度検出パルスPT2が入力さ
れた時点t2からカウントしていた基準信号発生回路3
6からの基準信号S13のカウントを終了し、測定デー
タD4(図4タイムチャートt2とt3の周期T2)と
して出力し再度カウントを開始する。同時に前記送受信
制御回路39は歩度検出パルスPTを入力すると周期ラ
ッチ信号S31を出力する。該周期ラッチ信号S31に
より前記第1データ記憶回路47は前記周期測定回路3
5がカウントを終了した時点の測定データD4(T2)
を記憶し周期記憶データD8(T2)を出力する。次に
前記送受信制御回路39は比較信号S32を出力する。
該比較信号S32により前記比較判定回路49は前記周
期記憶データD8(T2)と第2データ記憶回路48か
ら出力される前記周期基準データD9(T1)を比較
し、比較した値が規格範囲内なのでOK信号S33が前
記送受信制御回路39に出力され前記送受信制御回路3
9は演算命令信号S24を出力する。
【0017】該演算命令信号S24が歩度調整量演算回
路41に出力され歩度調整量演算回路41は前記周期記
憶データD8(T2)から歩度調整量の演算を開始し、
演算が終了すると演算結果である調整量データD5を出
力するとともに前記送受信制御回路39に演算終了信号
S25を出力する。前記歩度調整量演算回路41から出
力された調整量データD5は送信データ作成回路42で
バイナリコード形式のデータ信号D6に変換する。又調
整量データD5は同時に表示回路45で日差に変換され
その値が表示装置46に表示される。前記演算終了信号
S25が前記送受信制御回路39に出力されると送受信
制御回路39はラッチ信号S26を出力し、前記データ
信号D7およびデータ信号D6をデータ送信回路44に
記憶する。また前記歩度検出パルスPT3に同期して切
替信号S21を出力(図4タイムチャートt4)し、送
受信切替回路32を送信状態に設定する。そして送受信
制御回路39から次に出力される起動信号S29によっ
て動作するクロック発生回路40からのクロック信号S
27によって、データ送信回路44に記憶されているデ
ータ信号D7およびデータ信号D6を送信信号S28と
して順次出力する。送信信号S28は送受信切替回路3
2、送受信用コイル31を介して前記指針式電子時計1
へ調整電磁信号S41として送信される。送信信号S2
8を全て送信し終わると送受信制御回路39は送信終了
信号S30を出力する。
【0018】前記一連の送信信号S28が送信されるタ
イミングは図4のタイムチャートの切替信号S21と前
記指針式電子時計1の受信可能信号S2に示すごとく指
針式電子時計1の制御信号発生回路16が受信可能信号
S2を出力している状態すなわち指針式電子時計1の受
信状態に合っている。前記送受信制御回路39からの送
信終了信号S30は前記測定開始記憶回路37に入力さ
れ、該測定開始記憶回路37がリセットされることによ
り受信許可信号S23が停止し、前記ゲート回路33を
閉じられる。以上で1回の歩度調整動作が終了し、再度
歩度調整動作を行ないたい場合はスイッチ38を押すこ
とによって再開される。
【0019】一方前記歩度調整装置2より送信された調
整磁気信号S41は、指針式電子時計1の変換機コイル
15aによって受信される事になるが、以下その動作を
説明する。前記指針式電子時計1は制御信号発生回路1
6が出力する受信可能信号S2で、変換機駆動回路14
を受信状態に切替えて、歩度調整装置2から送信される
データ信号D7とデータ信号D6で構成された調整磁気
信号S41を変換機用コイル15aで受信信号S12と
して受信する。受信した受信信号S12は検出許可回路
17を介して歩度調整信号検出回路18にて検出され歩
度調整信号S4として出力される。検出された歩度調整
信号S4は制御信号発生回路16が出力するデータシフ
ト信号S5でシフトレジスタ19に順次記憶され、歩度
調整信号S4の記憶が全て終了すると、前記データ信号
D7をデータ信号D1として前記書換判定回路20へ出
力し、前記データ信号D6をデータ信号D2として前記
歩度調整記憶回路22へ出力する。制御信号発生回路1
6はデータシフト信号S5を出力し終わるとデータ判定
信号S6を前記書換判定回路20へ出力し、該書換判定
回路20はデータ信号D1が正しいか否かを判定し、正
しく受信できていればデータ書換許可信号S7を出力す
る。しかし、前記書換判定回路20の判定結果が正しく
ないときはデータ書換許可信号S7が出力されず歩度調
整は行なわれない。
【0020】制御信号発生回路16はデータ書換許可信
号S7が入力されると消去信号S8を出力し、歩度調整
量記憶回路22を消去モードに設定し同時に昇圧回路S
21を動作させ昇圧信号S10により歩度調整量記憶回
路22のデータを消去する。続いて制御信号発生回路1
6は書込信号S9を出力し、歩度調整量記憶回路22を
書込モードに設定し同時に昇圧回路21を動作させ昇圧
信号S10により調整量データであるデータ信号D2を
歩度調整量記憶回路22に書込むことにより歩度調整が
終了する。上記のごとく本実施例のような1秒毎に運針
パルスが出力される時計に於ては1秒周期の運針パルス
そのものが基準電磁信号S40として使用できるため特
別のクロックパルス回路を設ける必要がなくなる。
【0021】図5は本発明の図2に示す指針式電子時計
1における変換機駆動回路14の回路構成図である。T
p1、Tp2、Tn1、Tn2は駆動用MOSトランジ
スタであり、前記駆動発生回路13から出力されるモー
タ駆動パルスPMによって制御される。DI1、DI2
はダイオードであり、前記変換機用コイル15aが受信
した受信信号をクランプ整形し、前記検出許可回路17
へ出力する。次に上記構成を有する変換機駆動回路14
の動作を説明する。通常運針状態ではTp1、Tn2が
OFF、Tn1、Tp2がONあるいはTn1、Tp2
がOFF、Tp1、Tn2がONの時に変換機用コイル
15aのA点とB点間に電圧が供給されて運針動作が行
なわれる。又通常状態においてはTp1、Tp2がOF
F、Tn1、Tn2がONであり、変換機用コイル15
aのA点、B点にはVssが印加されている。この状態
で前記制御信号発生回路16から受信可能信号S2が入
力されると、Tn1がON、Tn2、Tp1、Tp2が
OFFになり、変換機用コイル15aはA点がGND
(Vss電位)に落ちB点が浮いた状態になるので変換
機用コイル15aは受信コイルの機能となって前記歩度
調整装置2からの調整電磁信号S41を受けることがで
きる。B点に発生した受信信号はダイオードDI1、D
I2でクランプ整形され、前記検出許可回路17に送ら
れる。
【0022】尚、本発明においては分周回路に歩度調整
データを供給し歩度調整を行う方式であるが、発振回路
の発振信号を時分割に制御して歩度調整を行う方式でも
可能であることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、指針式電子時計における変換機用コイルを外部か
らの信号を受信するための受信コイルと兼用する機能に
於て、機能動作時に時計を停止させることなく通常運針
状態にて自動歩度調整を行なうことができるので、従来
のように機能動作終了後に時刻合わせをすることが不要
になるためユーザーにとって使い易い機能を提供できる
と共に生産上も非常に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す歩度調整機能を備えた指
針式電子時計と歩度調整装置とによる歩度調整システム
のブロック図である。
【図2】図1の指針式電子時計における主要構成部を示
すブロック線図である。
【図3】図1の歩度調整装置における主要構成部を示す
ブロック線図である。
【図4】本発明の第一実施例の動作を示すタイムチャー
ト図である。
【図5】本発明の指針式電子時計1における変換機駆動
回路14の回路構成図である。
【符号の説明】
1 ・・・指針式電子時計 2 ・・・歩度調整装置 13 ・・・駆動信号発生回路 16 ・・・制御信号発生回路 15a ・・・変換機用コイル 18 ・・・歩度調整信号検出回路 20 ・・・書換判定回路 22 ・・・歩度調整量記憶回路 31 ・・・送受信用コイル 32 ・・・送受信切替回路 34 ・・・歩度信号検出回路 39 ・・・送受信制御回路 41 ・・・歩度調整量演算回路 44 ・・・デ−タ送信回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指針式電子時計と、前記指針式電子時計の
    変換機用コイルより発生する周期性を有する基準電磁信
    号を検出して歩度測定を行ない、その測定結果より指針
    式電子時計の歩度調整データを作成し、その歩度調整デ
    ータを調整電磁信号として出力する歩度調整装置とによ
    り構成される歩度調整システムであって、前記指針式電
    子時計は前記基準電磁信号に同期し、かつ基準電磁信号
    と異なるタイミングで動作する検出許可回路を設けると
    ともに、前記歩度調整装置は前記基準電磁信号に同期
    し、かつ基準電磁信号と異なるタイミングで前記歩度調
    整データを調整電磁信号として送信するデータ送信回路
    を設けることにより、前記歩度調整データの伝送が前記
    基準電磁信号に同期して行なわれることを特徴とする指
    針式電子時計の歩度調整システム。
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