JPH06207352A - 編機の選針装置 - Google Patents
編機の選針装置Info
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- JPH06207352A JPH06207352A JP5286536A JP28653693A JPH06207352A JP H06207352 A JPH06207352 A JP H06207352A JP 5286536 A JP5286536 A JP 5286536A JP 28653693 A JP28653693 A JP 28653693A JP H06207352 A JPH06207352 A JP H06207352A
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- swing
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04B—KNITTING
- D04B15/00—Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
- D04B15/66—Devices for determining or controlling patterns ; Programme-control arrangements
- D04B15/68—Devices for determining or controlling patterns ; Programme-control arrangements characterised by the knitting instruments used
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Knitting Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は編機の選針装置に関し、永久磁石の
安定した作用を利用することにより、確実な選針を行う
ことを目的とする。 【構成】 揺動ジャック５、永久磁石、電磁石、及びカ
ムを具えた編機の選針装置。永久磁石の磁極片６，７が
揺動ジャック５の各端部に対して選定される。電磁石の
磁極片８が少なくとも一つの前記磁極片６に組み込まれ
ている。押しボタン９，９１が永久磁石の磁極片６，７
の間の空間に設けられ、揺動ジャック５の一端を永久磁
石の磁極片６又は７から引き離す。
安定した作用を利用することにより、確実な選針を行う
ことを目的とする。 【構成】 揺動ジャック５、永久磁石、電磁石、及びカ
ムを具えた編機の選針装置。永久磁石の磁極片６，７が
揺動ジャック５の各端部に対して選定される。電磁石の
磁極片８が少なくとも一つの前記磁極片６に組み込まれ
ている。押しボタン９，９１が永久磁石の磁極片６，７
の間の空間に設けられ、揺動ジャック５の一端を永久磁
石の磁極片６又は７から引き離す。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は編機、特に揺動ジャッ
ク，磁場を発生させたり解消させたりする手段，及びカ
ム手段を具えた丸編機の選針装置に関する。
ク，磁場を発生させたり解消させたりする手段，及びカ
ム手段を具えた丸編機の選針装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】編機特に小径の編機は、可撓性のジャッ
クと電磁変換器を使用して選針を行い、可撓性ジャック
を固定カムによって針の方に移動させている。可撓性ジ
ャックは、電磁変換器の永久磁石の極片に捕捉されるま
で固定カムによって弾性的に揺動する。この永久磁石は
可撓性ジャックを永久磁石に組み込まれた電磁石の極片
によって形成された選択地点まで固定カムの背後に保持
する。
クと電磁変換器を使用して選針を行い、可撓性ジャック
を固定カムによって針の方に移動させている。可撓性ジ
ャックは、電磁変換器の永久磁石の極片に捕捉されるま
で固定カムによって弾性的に揺動する。この永久磁石は
可撓性ジャックを永久磁石に組み込まれた電磁石の極片
によって形成された選択地点まで固定カムの背後に保持
する。
【０００３】プログラムによって、電気パルスが電磁石
に印加される。すると電磁石はその磁場発生によって永
久磁石の磁場を妨害し、可撓性ジャックは状況に応じて
元の位置に戻って別のカムによって持ち上げられる。次
に選ばれた可撓性ジャックは、針を別のシンカによって
編成システムまで持ち上げる。選ばれた可撓性ジャック
は次に永久磁石の極片に沿って更に移動し、永久磁石は
選ばれた可撓性ジャックを上昇させるカムの背後で終わ
り、他のジャックは元の位置に戻るが、これらは未上昇
状態のままに留まっている。
に印加される。すると電磁石はその磁場発生によって永
久磁石の磁場を妨害し、可撓性ジャックは状況に応じて
元の位置に戻って別のカムによって持ち上げられる。次
に選ばれた可撓性ジャックは、針を別のシンカによって
編成システムまで持ち上げる。選ばれた可撓性ジャック
は次に永久磁石の極片に沿って更に移動し、永久磁石は
選ばれた可撓性ジャックを上昇させるカムの背後で終わ
り、他のジャックは元の位置に戻るが、これらは未上昇
状態のままに留まっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この選針方法の場合に
は、可撓性の選針ジャックの弾力、電磁石の大きさ及び
パルス時間が重要である。電磁石は、電気回路によって
比較的容易に制御可能であるが、弾性力は製作精度によ
って決まってしまう。更に、ジャックを弾性的に溝内に
装着するやり方、及び溝内のオイルの量が重要である。
これらの各条件が、特に、運転速度並びに手動での編機
の回転の際に不安定な選針を生じる原因となり得る。
は、可撓性の選針ジャックの弾力、電磁石の大きさ及び
パルス時間が重要である。電磁石は、電気回路によって
比較的容易に制御可能であるが、弾性力は製作精度によ
って決まってしまう。更に、ジャックを弾性的に溝内に
装着するやり方、及び溝内のオイルの量が重要である。
これらの各条件が、特に、運転速度並びに手動での編機
の回転の際に不安定な選針を生じる原因となり得る。
【０００５】本発明の目的は、これらの問題点を解決す
ることにある。
ることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、揺動可能なジ
ャックの一端に対して電磁石の磁極片が対応し、他方の
端に対して電磁石又は永久磁石の磁極片が対応し、前記
磁極片同士の間の空間に、揺動ジャックの一端を揺動さ
せて磁極片から離すための押しボタンが設置され、前記
電磁石は編機の制御システムに接続され、プログラムに
応じてその磁場が発生・中断されるように構成されてい
ることを特徴とする。
ャックの一端に対して電磁石の磁極片が対応し、他方の
端に対して電磁石又は永久磁石の磁極片が対応し、前記
磁極片同士の間の空間に、揺動ジャックの一端を揺動さ
せて磁極片から離すための押しボタンが設置され、前記
電磁石は編機の制御システムに接続され、プログラムに
応じてその磁場が発生・中断されるように構成されてい
ることを特徴とする。
【０００７】本発明の一つの好適例によれば、前記磁極
片は同じ磁場を発生させ、揺動ジャックの一端を揺動さ
せる前記押しボタンは、該端により近い方に設けられて
いる。本発明の別の好適例によれば、前記磁極片の一つ
はより強力な磁場を発生させ、揺動ジャックの一端を揺
動させる前記押しボタンは、前記揺動ジャックの中央に
設けられている。
片は同じ磁場を発生させ、揺動ジャックの一端を揺動さ
せる前記押しボタンは、該端により近い方に設けられて
いる。本発明の別の好適例によれば、前記磁極片の一つ
はより強力な磁場を発生させ、揺動ジャックの一端を揺
動させる前記押しボタンは、前記揺動ジャックの中央に
設けられている。
【０００８】本発明の更に別の好適実施例によれば、電
磁石の一つの磁極片がすべての永久磁石に組み込まれ、
揺動ジャックの各端に対して、それを永久磁石から離す
ための押しボタンが設けられ、一群の揺動ジャックに
は、該押しボタンの中の一つの高さ位置に、当該押しボ
タンが前記一群の揺動ジャックに係合しないようにする
切り欠きが設けられ、他の揺動ジャックには、前記押し
ボタンの他のものの高さ位置に、当該押しボタンが揺動
ジャックに係合しないようにする切り欠きが設けられて
いる。
磁石の一つの磁極片がすべての永久磁石に組み込まれ、
揺動ジャックの各端に対して、それを永久磁石から離す
ための押しボタンが設けられ、一群の揺動ジャックに
は、該押しボタンの中の一つの高さ位置に、当該押しボ
タンが前記一群の揺動ジャックに係合しないようにする
切り欠きが設けられ、他の揺動ジャックには、前記押し
ボタンの他のものの高さ位置に、当該押しボタンが揺動
ジャックに係合しないようにする切り欠きが設けられて
いる。
【０００９】
【発明の効果】本発明の利点は、選ばれた揺動ジャック
を復帰させてそれぞれ揺動させるのに、変動する弾力の
代わりに永久磁石の安定した作用を利用することにあ
る。
を復帰させてそれぞれ揺動させるのに、変動する弾力の
代わりに永久磁石の安定した作用を利用することにあ
る。
【００１０】
【実施例】公知の単針筒型の丸編機は、縦溝２内に可動
に装着された、編み目形成の際に図示しない公知のシン
カ（cast-off sinker)と協働するニードル３を有するニ
ードル・シリンダ１を具えている。ニードル軸の下部に
は切り欠き４が形成され、ニードルの編み目形成・不形
成を制御する図示しないカムと交互に係合する二つのバ
ット５１，５２を具えた揺動ジャック５がその中に揺動
可能に設置されている。
に装着された、編み目形成の際に図示しない公知のシン
カ（cast-off sinker)と協働するニードル３を有するニ
ードル・シリンダ１を具えている。ニードル軸の下部に
は切り欠き４が形成され、ニードルの編み目形成・不形
成を制御する図示しないカムと交互に係合する二つのバ
ット５１，５２を具えた揺動ジャック５がその中に揺動
可能に設置されている。
【００１１】ニードル３を選んで適宜なカムの作用域に
位置させるために、編機は各編成ユニットの前面にニー
ドル３の捩じれ位置の高さに次のエレメントを具えた選
針装置を装備している。永久磁石の磁極片６（図２）は
揺動ジャック５の下端を受け持ち、バット５１に直接対
応している。同様に、永久磁石の磁極片７が、磁極片６
の上方の上部バット５２の高さ位置に設置されている。
両磁極片６，７は、バット５１，５２を同じ高さだけ押
し上げる上昇縁６１，７１（図６）を具えている。磁極
片６，７は一つの永久磁石のものであってもよく、又は
同じ吸着力を有する二つの別々の永久磁石のものであっ
てもよい。
位置させるために、編機は各編成ユニットの前面にニー
ドル３の捩じれ位置の高さに次のエレメントを具えた選
針装置を装備している。永久磁石の磁極片６（図２）は
揺動ジャック５の下端を受け持ち、バット５１に直接対
応している。同様に、永久磁石の磁極片７が、磁極片６
の上方の上部バット５２の高さ位置に設置されている。
両磁極片６，７は、バット５１，５２を同じ高さだけ押
し上げる上昇縁６１，７１（図６）を具えている。磁極
片６，７は一つの永久磁石のものであってもよく、又は
同じ吸着力を有する二つの別々の永久磁石のものであっ
てもよい。
【００１２】下部の磁極片６には電磁石の磁極片８が設
けられ、これは編機の電子制御装置によって制御され
て、その励磁によって磁場を妨害して、該磁極片８の幅
に相当する幅の範囲で永久磁石の磁力を消失させる。更
に、この装置は、磁極片７，６の間の空間に設置された
固定の押しボタン９（図４）を具え、これは、磁極片７
からＲ１の距離、磁極片６からＲ２の距離にある、磁極
片７に近い方の揺動ジャック５のアームの上部に作用す
る。この固定押しボタン９は、電磁石の磁極片８の背後
に延在している。
けられ、これは編機の電子制御装置によって制御され
て、その励磁によって磁場を妨害して、該磁極片８の幅
に相当する幅の範囲で永久磁石の磁力を消失させる。更
に、この装置は、磁極片７，６の間の空間に設置された
固定の押しボタン９（図４）を具え、これは、磁極片７
からＲ１の距離、磁極片６からＲ２の距離にある、磁極
片７に近い方の揺動ジャック５のアームの上部に作用す
る。この固定押しボタン９は、電磁石の磁極片８の背後
に延在している。
【００１３】この固定押しボタン９の背後と磁極片６，
７の背後には、バット５１，５２をニードル３の編成・
非編成位置まで揺動させるようにガイドするのに使用さ
れるカム１０，１１が設けられている。上述の装置は次
のように作動する。選針装置の前方には、下部の捩じれ
位置にニードル３が存在し、バット５１と５２が、前の
コースにおいてどこに指定されていたかに応じて、図１
に実線又は点線で示されているように揺動したり又は揺
動しなかったりする。図２に示すように、バット５１，
５２が磁極片６，７の上昇縁６１，７１の方に移動する
際に、揺動させられたバット５１，５２は磁極片６，７
の作用によって少し押し戻され、揺動させられなかった
バット５１，５２は引き出されるので、揺動ジャック５
はその中央のみで切り欠き４の底と接触する。図３に示
すように、その後の行程で揺動ジャック５は磁極片６，
７の磁場の作用によって切り欠き４の底から半径方向に
引き出され、バット５１，５２は常に磁極片６，７によ
ってガイドされている。バット５１は磁極片６を横断し
ながら磁極片８までガイドされ、そこで押しボタン９が
揺動ジャック５の揺動を開始する。バット５１と５２の
どちらが揺動して離れるかは、電磁石の磁極片８への電
力パルスの印加によって決められる。永久磁石６の磁場
が抑制されていない場合、即ち磁極片８へ電力パルスが
印加されない場合には、押しボタン９はその時点にそこ
に位置する揺動ジャック５を揺動させ、バット５２を磁
極片７から離してニードル・シリンダ１の方に移動させ
る。これは、押しボタン９が距離Ｒ１よりも長い距離Ｒ
２（図１）の位置に作用し、且つバット５１が磁極片８
と更に磁極６に保持されているからである。
７の背後には、バット５１，５２をニードル３の編成・
非編成位置まで揺動させるようにガイドするのに使用さ
れるカム１０，１１が設けられている。上述の装置は次
のように作動する。選針装置の前方には、下部の捩じれ
位置にニードル３が存在し、バット５１と５２が、前の
コースにおいてどこに指定されていたかに応じて、図１
に実線又は点線で示されているように揺動したり又は揺
動しなかったりする。図２に示すように、バット５１，
５２が磁極片６，７の上昇縁６１，７１の方に移動する
際に、揺動させられたバット５１，５２は磁極片６，７
の作用によって少し押し戻され、揺動させられなかった
バット５１，５２は引き出されるので、揺動ジャック５
はその中央のみで切り欠き４の底と接触する。図３に示
すように、その後の行程で揺動ジャック５は磁極片６，
７の磁場の作用によって切り欠き４の底から半径方向に
引き出され、バット５１，５２は常に磁極片６，７によ
ってガイドされている。バット５１は磁極片６を横断し
ながら磁極片８までガイドされ、そこで押しボタン９が
揺動ジャック５の揺動を開始する。バット５１と５２の
どちらが揺動して離れるかは、電磁石の磁極片８への電
力パルスの印加によって決められる。永久磁石６の磁場
が抑制されていない場合、即ち磁極片８へ電力パルスが
印加されない場合には、押しボタン９はその時点にそこ
に位置する揺動ジャック５を揺動させ、バット５２を磁
極片７から離してニードル・シリンダ１の方に移動させ
る。これは、押しボタン９が距離Ｒ１よりも長い距離Ｒ
２（図１）の位置に作用し、且つバット５１が磁極片８
と更に磁極６に保持されているからである。
【００１４】電力パルスが電磁石即ち磁極片８に印加さ
れた場合には、永久磁石の磁場は抑制される。その後、
揺動ジャックは、磁極片７の磁場のために距離Ｒ１とＲ
２に無関係に押しボタン９の作用によって揺動させら
れ、図５，６に示すようにバット５１は磁極片６から離
れ、その後の行程において、バット５２は磁極片７にガ
イドされる。図６は、選針に対応するバット５１と５２
の位置状態を示す。
れた場合には、永久磁石の磁場は抑制される。その後、
揺動ジャックは、磁極片７の磁場のために距離Ｒ１とＲ
２に無関係に押しボタン９の作用によって揺動させら
れ、図５，６に示すようにバット５１は磁極片６から離
れ、その後の行程において、バット５２は磁極片７にガ
イドされる。図６は、選針に対応するバット５１と５２
の位置状態を示す。
【００１５】上に述べた揺動ジャックの選定作用のすべ
ては、切り欠き４内の揺動ジャック５の基本位置とは関
係無く行われる。その後の行程において、バット５１と
５２は、図７に示すように、別の押しボタン１３を揺動
ジャック５の中央部に作用させてこれらを切り欠き４内
の元の位置に復帰させる固定カム１０，１１上を移動す
る。この固定カム１０は次にニードル３を非編成位置に
保持し、カム１１はニードルを編成位置に移動させる。
ては、切り欠き４内の揺動ジャック５の基本位置とは関
係無く行われる。その後の行程において、バット５１と
５２は、図７に示すように、別の押しボタン１３を揺動
ジャック５の中央部に作用させてこれらを切り欠き４内
の元の位置に復帰させる固定カム１０，１１上を移動す
る。この固定カム１０は次にニードル３を非編成位置に
保持し、カム１１はニードルを編成位置に移動させる。
【００１６】バット５１，５２を磁極片６，７に確実に
引き寄せるために、磁極片の前部に（図９，１０）前記
バット５１，５２用に選定された上昇縁６１，７１を設
けてもよい。この上昇縁６１，７１は、切り欠き４から
揺動ジャック５を半径方向に引き出して該切り欠き４の
底から揺動ジャック５を離すことができるように形成さ
れている。
引き寄せるために、磁極片の前部に（図９，１０）前記
バット５１，５２用に選定された上昇縁６１，７１を設
けてもよい。この上昇縁６１，７１は、切り欠き４から
揺動ジャック５を半径方向に引き出して該切り欠き４の
底から揺動ジャック５を離すことができるように形成さ
れている。
【００１７】本発明の別の実施例によれば、一群の揺動
ジャック、例えば奇数番の揺動ジャック５には切り欠き
５３（図５）が設けられ、他のジャック、例えば偶数番
の揺動ジャック５には、該揺動ジャック５の中心に関し
て前記切り欠き５３と鏡像対称位置に切り欠き５４が設
けられている。ニードル３のねじれ位置の切り欠き５３
に対面して、前記固定押しボタン９と同じ寸法並びにニ
ードル・シリンダ１までの距離を有する固定押しボタン
９１が設けられている。同様に、永久磁石の磁極片７に
は図示しない電磁石の磁極片が、同じ角度位置、即ち磁
極片６に組み込まれた磁極片８の上方に組み込まれてい
る。
ジャック、例えば奇数番の揺動ジャック５には切り欠き
５３（図５）が設けられ、他のジャック、例えば偶数番
の揺動ジャック５には、該揺動ジャック５の中心に関し
て前記切り欠き５３と鏡像対称位置に切り欠き５４が設
けられている。ニードル３のねじれ位置の切り欠き５３
に対面して、前記固定押しボタン９と同じ寸法並びにニ
ードル・シリンダ１までの距離を有する固定押しボタン
９１が設けられている。同様に、永久磁石の磁極片７に
は図示しない電磁石の磁極片が、同じ角度位置、即ち磁
極片６に組み込まれた磁極片８の上方に組み込まれてい
る。
【００１８】この選針装置の機能は、前記磁極片８と押
しボタン９が切り欠き５３を具えた奇数番の揺動ジャッ
ク５の選定を制御し、これに押しボタン９１を嵌入させ
てジャックに影響を与えないようにすることを除いて同
一である。次に他方の電磁石の磁極片と押しボタン９１
が切り欠き５３を具えた偶数番の揺動ジャック５の選定
を制御し、これに押しボタン９１を嵌入させてジャック
に影響を与えないようにする。次に、第２電磁石の磁極
片と押しボタン９１は切り欠き５４を具えた偶数番の揺
動ジャック５の選定を制御し、第１電磁石の磁極片８は
奇数番の揺動ジャックの選定の制御を行う。これによっ
て、各電磁石は第１実施例に比して半分の数の揺動ジャ
ックを制御すればよいので、各パルス間の間隔を長くし
て選針操作の際の編機の回転速度を増加することができ
る。電磁石同士の機能は、制御装置によって協調させら
れている。
しボタン９が切り欠き５３を具えた奇数番の揺動ジャッ
ク５の選定を制御し、これに押しボタン９１を嵌入させ
てジャックに影響を与えないようにすることを除いて同
一である。次に他方の電磁石の磁極片と押しボタン９１
が切り欠き５３を具えた偶数番の揺動ジャック５の選定
を制御し、これに押しボタン９１を嵌入させてジャック
に影響を与えないようにする。次に、第２電磁石の磁極
片と押しボタン９１は切り欠き５４を具えた偶数番の揺
動ジャック５の選定を制御し、第１電磁石の磁極片８は
奇数番の揺動ジャックの選定の制御を行う。これによっ
て、各電磁石は第１実施例に比して半分の数の揺動ジャ
ックを制御すればよいので、各パルス間の間隔を長くし
て選針操作の際の編機の回転速度を増加することができ
る。電磁石同士の機能は、制御装置によって協調させら
れている。
【００１９】本発明の他の実施例によれば、固定押しボ
タンが揺動ジャック５の中央に作用するように設置され
ている。勿論、電磁石の磁極片の組み込まれていない磁
極片７を具えた永久磁石は、磁極片６を具えた他の永久
磁石よりも弱い。従って、揺動ジャック５の中心に対す
る固定押しボタンの作用によってバット５１は吸着さ
れ、バット５２は離される。次いで、電磁石の磁極片８
が磁場を消失させ、揺動ジャック５は元に復帰する。
タンが揺動ジャック５の中央に作用するように設置され
ている。勿論、電磁石の磁極片の組み込まれていない磁
極片７を具えた永久磁石は、磁極片６を具えた他の永久
磁石よりも弱い。従って、揺動ジャック５の中心に対す
る固定押しボタンの作用によってバット５１は吸着さ
れ、バット５２は離される。次いで、電磁石の磁極片８
が磁場を消失させ、揺動ジャック５は元に復帰する。
【００２０】本発明の更に別の実施例によれば、選針の
際に電磁石の磁極片８のみが使用され、永久磁石は全く
使用されていない。それらの代わりに図９，１０に示す
カム手段が用いられている。これらのカムは前記電磁石
の磁極片の前後に設置されている。選針作用はこれらの
磁場を交互に消失させることによって行われる。これら
の磁極片はガイド用バットに直接に作用する必要はな
く、選定されたバットの下方のガイド用シンカの端部に
作用すればよい。
際に電磁石の磁極片８のみが使用され、永久磁石は全く
使用されていない。それらの代わりに図９，１０に示す
カム手段が用いられている。これらのカムは前記電磁石
の磁極片の前後に設置されている。選針作用はこれらの
磁場を交互に消失させることによって行われる。これら
の磁極片はガイド用バットに直接に作用する必要はな
く、選定されたバットの下方のガイド用シンカの端部に
作用すればよい。
【００２１】前述の揺動ジャック５はニードルの一部で
ある必要はなく、ニードルの下方又はダブルシリンダ型
の丸編機等の制御ユニットのニードル又は中央ニードル
の下方に別に設置されてもよい。本発明は丸編機に限定
されるものではなく、平編機の選針にも使用可能であ
る。
ある必要はなく、ニードルの下方又はダブルシリンダ型
の丸編機等の制御ユニットのニードル又は中央ニードル
の下方に別に設置されてもよい。本発明は丸編機に限定
されるものではなく、平編機の選針にも使用可能であ
る。
【図１】丸編機のニードル・シリンダの一部の軸方向断
面図であり、選針装置の前方にあるニードル軸に設けら
れた切り欠きの中に設置された揺動ジャックを示す。
面図であり、選針装置の前方にあるニードル軸に設けら
れた切り欠きの中に設置された揺動ジャックを示す。
【図２】両方のバットが永久磁石の磁極片上を移動して
いる時の位置を示す図１と同じ図である。
いる時の位置を示す図１と同じ図である。
【図３】揺動ジャックがニードル軸をその定位置から少
し引き出された状態を示す図２と同じ図である。
し引き出された状態を示す図２と同じ図である。
【図４】揺動ジャックの上端が押しボタンの作用によっ
て磁極片から離れた状態を示す図３と同じ図である。
て磁極片から離れた状態を示す図３と同じ図である。
【図５】下部永久磁石に組み込まれた電磁石がその磁場
を抑制し、揺動ジャックが永久磁石の上部磁極片に引き
戻された状態を示す図４と同じ図である。
を抑制し、揺動ジャックが永久磁石の上部磁極片に引き
戻された状態を示す図４と同じ図である。
【図６】揺動ジャックに対する永久磁石の磁極片、電磁
石及び押しボタンの作用を模式的に示した断面図であ
る。
石及び押しボタンの作用を模式的に示した断面図であ
る。
【図７】揺動ジャックの引き出されたバットをガイドす
るためのカムを具えた図１と同じ図である。
るためのカムを具えた図１と同じ図である。
【図８】本発明の別の実施例を示す。
【図９】揺動ジャックを半径方向に引き出して永久磁石
の作用領域に入れるためのカムの設計を示す。
の作用領域に入れるためのカムの設計を示す。
【図１０】図９と同じ図である。
１…ニードル・シリンダ ２…縦溝 ３…ニードル ４…切り欠き ５…揺動ジャック ５１…バット ５２…バット ５３…切り欠き ５４…切り欠き ６…磁極片 ６１…上昇縁 ７…磁極片 ７１…上昇縁 ８…電磁石の磁極片 ９…固定押しボタン ９１…固定押しボタン １０…固定カム １１…固定カム Ｒ１…距離 Ｒ２…距離
Claims (4)
- 【請求項１】 揺動ジャック、磁場を発生・消失させる
手段及びカム手段を具えた丸編機等の編機の選針装置で
あって、揺動可能なジャック（５）の一端に対して電磁
石の磁極片（８）が連携し、他方の端に対して電磁石又
は永久磁石の磁極片（７，６）が連携し、前記磁極片
（８，７，６）同士の間の空間に、揺動ジャック（５）
の一端を揺動させて磁極片（８，７，６）から離すため
の押しボタン（９，９１）が設置され、前記電磁石が編
機の制御システムに接続され、プログラムに応じてその
磁場が発生・中断されるように構成されていることを特
徴とする選針装置。 - 【請求項２】 前記磁極片が同じ磁場を発生し、揺動ジ
ャック（５）の一片を揺動させる前記押しボタン（９，
９１）が、該端により近い方に設けられていることを特
徴とする請求項１に記載の選針装置。 - 【請求項３】 前記磁極片の一つがより強力な磁場を発
生し、揺動ジャック（５）の一端を揺動させるのに使用
される前記押しボタンが、前記揺動ジャック（５）の中
央に設けられていることを特徴とする請求項１に記載の
選針装置。 - 【請求項４】 電磁石の磁極片（８）がすべての永久磁
石の磁極片（６，７）に組み込まれ、揺動ジャックの各
片に対して、それを永久磁石から離すための押しボタン
（９，９１）が設けられ、一群の揺動ジャック（５）に
は、該押しボタンの中の一つ（９）の高さ位置に、当該
押しボタン（９）が前記一群の揺動ジャック（５）に係
合しないように切り欠き（５４）が設けられ、他の揺動
ジャック（５）には、前記押しボタンの他のもの（９
１）の高さ位置に、当該押しボタン（９１）が揺動ジャ
ックに係合しないように切り欠き（５３）が設けられて
いることを特徴とする請求項１に記載の選針装置。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| CS923402A CZ281720B6 (cs) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | Volící zařízení jehel |
| CS3402-92 | 1992-11-16 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06207352A true JPH06207352A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=5373962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5286536A Pending JPH06207352A (ja) | 1992-11-16 | 1993-11-16 | 編機の選針装置 |
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| JP (1) | JPH06207352A (ja) |
| CZ (1) | CZ281720B6 (ja) |
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