JPH0620723B2 - 木工用穿孔機 - Google Patents

木工用穿孔機

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JPH0620723B2
JPH0620723B2 JP63080113A JP8011388A JPH0620723B2 JP H0620723 B2 JPH0620723 B2 JP H0620723B2 JP 63080113 A JP63080113 A JP 63080113A JP 8011388 A JP8011388 A JP 8011388A JP H0620723 B2 JPH0620723 B2 JP H0620723B2
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JP
Japan
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drill
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woodworking
guide
guide rods
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JP63080113A
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亮 春木
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KOBAYASHI GIMLET Manufacturing
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KOBAYASHI GIMLET Manufacturing
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 近年、間伐材を有効に利用するために、細い丸太の四面
を切除し、角材として利用することが試ろみられてい
る。ところが、このような角材や床柱などの銘木、ある
いは普通の無垢の柱材では、材料の含水率、収縮率など
の違いから乾燥によってひび割れを生じる欠点がある。
このひび割れを防止する方法として、芯挽と称する割れ
止め加工が施られていた。芯挽とは、柱の一側面から中
心部に達する切溝を柱の長手方向に付するもので、乾燥
による収縮を切溝によって吸収するものである。
芯挽加工を施された柱材では、一側面に切溝が露出し、
少なくとも芯挽された面が隠れるところでの使用には支
障がないが、全周が露出する柱材としての使用には切溝
が目障りとなる。
芯挽加工を施さないで柱材のひび割れをなくするには、
中心部に貫通孔を穿ち収縮を吸収するのが有効な手段で
ある。ところが、このような柱材は一般に長寸法であっ
て、非常に深い孔を穿つ必要がある。
本発明は、ドリルを保持した主軸台がガイド部材に沿っ
て前後方向に移動する方式で、ドリルが芯振れを起こし
にくい構造とし、上記場合のように深い孔を穿つ場合に
特に効果を発揮する木工用穿孔機に関する発明である。
〔従来の技術〕
従来、第6図に示すように、ベッドA上を前後方向(図
面上左右方向)に摺動する主軸台B上に駆動装置Cを載
置し、この駆動装置Cに、すなわちベッドAよりも上方
位置にドリルDを保持せしめ、主軸台を進退させるよう
にした木工用穿孔機が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
柱材における貫通孔のように、深い孔を穿つ場合に最も
重要な点は、ドリルに芯振れなどを生じさせず、正しい
位置に孔を穿つことである。ところが、第6図に示す従
来の木工用穿孔機では、ドリルDに切削抵抗その他の外
力Fが作用した場合、主軸台Bに対しFXなる転倒モー
メントが作用し、主軸台の傾きを誘発してドリルの方向
が狂う他、片持ちであるドリルD自体に曲げモーメント
が作用する可能性がある。従って、長寸法のドリルを使
用する場合、換言すれば深い孔を穿つ場合に正確な孔を
穿つことが困難であるという欠点があった。
上記点に鑑み、本発明はドリルを保持する主軸台に対
し、転倒モーメントが作用せず、正確な孔を穿つことが
できる木工用穿孔機を得ることを目的とするのである。
〔課題を解決するための手段〕
回転駆動されるドリル(8)を保持し、ガイド部材に沿っ
て前後方向に移動する主軸台(3)の前方には、穿孔され
るべき被加工物が固定される。
そして、本発明木工用穿孔機では主軸台(3)に保持され
るドリルの取付位置を、主軸台自体が支受されるガイド
部材と同一平面上に配置する。
ガイド部材は工作機械全般に見られる如く、アリ溝嵌合
による摺動面であってもよいが、一対のガイド杆(2)、
(2)とし、このガイド杆を跨ぐように主軸台を支受し、
両ガイド杆(2)、(2)間の中心線上にドリル(8)を保持せ
しめるとよい。
〔作用〕
ドリル(8)を回転駆動しながら主軸台(3)を前方へ移動さ
せると、その先方に固定されている被加工物に対し穿孔
作業が行なわれる。このときドリルの押圧力、つまり切
削抵抗がドリルの軸線方向に作用するが、この力は主軸
台を後方へ押す力として働く。このとき、主軸台に働く
力は主軸台のガイド部材と同一平面上で作用するため、
主軸台に対する転倒モーメントとして作用することはな
い。
また、請求項2記載のものでは、主軸台の進行方向に対
し、平面的にも回転モーメントが作用しない。
〔実施例〕
以下、本発明木工用穿孔機の実施例を添付の図面に基づ
いて説明する。
第1図、第2図は、非常に長寸法のドリルを用いる穿孔
機の実施例を示すもので、本体フレーム(1)上には進行
方向に対し左右一対のガイド杆(2)、(2)が敷設され、こ
のガイド杆に沿って主軸台(3)が移動自在に載置されて
いる。そして、本体フレーム(1)の一方の側面にラック
(4)が敷設されるとともに、主軸台(3)には移動用のモー
タ(5)が設けられ、ラック(4)に噛合するピニオン(6)を
駆動している。
主軸台(3)は一対のガイド杆(2)、(2)を跨ぐように嵌合
し、かつガイド杆(2)に沿って移動自在としているが、
第3図に示すように、一対のガイド杆(2)、(2)と同一平
面上であって、両ガイド杆の中心線上にチャック(7)に
よってドリル(8)を保持せしめている。なおドリル(8)
は、主軸台に搭載されている主モータ(9)によって駆動
される。
長寸法のドリル(8)の先方には、被加工物を保持するた
めの保持手段が設けられるが、図示実施例では被加工物
の両端部から穿孔し、より長尺物の加工が行なえるよう
に、回転台(10)を設けこの回転台上に被加工物の保持装
置(11)を設けている。(12)は、回転台(10)を定位置に固
定するための固定装置である。
第1図、第2図に示す実施例では、ドリル(8)の長寸法
であり片持ちとなる。従って、ドリルの撓みによる振れ
を防止するため、ドリルの先端部を支受する固定受部材
(13)と、中間部を支受する2個の移動受部材(14)、(15)
を設けている。2個の移動受部材(14)、(15)は、ガイド
杆(2)、(2)に沿って移動するものとし、同じくガイド杆
に沿って移動する主軸台(3)と固定受台との間に、ほぼ
等間隔に配置されるように工夫している。すなわち、前
方の移動受台(14)をエアーシリンダ(16)によって前方に
付勢するとともに、一端が本体フレームに固定されたロ
ープ(17)を移動受台(14)のローラ(18)に巻回し、他端を
後方の移動受台(15)に連結し、さらに一端が主軸台(3)
に固定されたロープ(19)を移動受台(15)のローラ(20)に
巻回し、他端を主軸台に装着されたラック(4)に噛合す
るピニオン(2)の同軸上のローラ(22)に巻き取らせてい
る。
主軸台(3)はガイド杆(2)、(2)に沿って移動するもので
あるが、第3図に示すようにガイド杆(2)は円形断面の
棒状とし、倒T字状断面の取付台(23)の頂部にボルト止
めし、倒T字状断面の取付台(23)を本体フレーム(1)に
ボルト止めしている。
ドリル(8)、すなわちドリルのチャック(7)はガイド杆
(2)、(2)と同一平面上であって、ガイド杆(2)、(2)間W
の中心線上に配置している。従って主軸台(3)はベース
部材(3a)から一対の脚部材(24)、(24)を垂設し、該脚部
材に装着した開放型のベアリング(25)、(25)をガイド杆
に嵌合せしめ、主軸台(3)が軽い力で自由に移動するよ
うにしている。
図示実施例において、ガイド杆(2)は円形断面の棒状で
あるが、これは、楕円形や角形、あるいは先に述べたよ
うにアリ嵌合による摺動台であってもよく、要は主軸台
(3)が移動自在に支受されるガイド部材であれば、実施
例に限定されるものではない。また、ベアリング(25)に
ついても、開放型のベアリングのほか、ブッシュでもよ
く要は主軸台(3)がガイド杆(2)のようなガイド部材上を
円滑に移動できるものであればよい。
なお、ドリル(8)を支受する移動受台(14)、(15)につい
ても、受軸台(3)と同じようにガイド部材上を自由に移
動できるものであればよい。
本発明は第1図、第2図に示すような特に長寸法のドリ
ルを使用する穿孔機に限らず、第4図、第5図に示す如
く比較的短寸法のドリルを使用する穿孔機にも応用する
ことができる。
第4図、第5図に示す実施例は、ドリル自体の受部材を
省略している点を除けば第1図、第2図に示す実施例と
基本的にはほぼ同様であるが、この実施例では切屑を排
除するための吸塵装置(26)と、被加工物を自動的に供
給、排出するためのハンドリング装置(27)、(28)を備え
ている。
〔発明の効果〕
請求項1記載の本発明木工用穿孔機によれば、穿孔作業
上ドリルの軸線方向に動く押圧力、換言すれば切削抵抗
は、主軸台が支受されるガイド部材と同一平面上におい
て主軸台に対する転倒モーメントとしては作用しない。
従って、ドリルに働く力によって誘発される主軸台の微
少なガタ付きや変形、ドリル自体の変形によるドリルの
保持方向あるいは直線性が狂う虞れがないとともに、ド
リルの芯振れを生じる可能性も少なく正確な穿孔作業を
行なうことができる特長がある。主軸台に転倒モーメン
トが作用しないということは、運転に対し無理な力が働
かず小さな力で、主軸台が移動し円滑な運転ができ、機
械の耐久性などの点でも優れたものとなる。
なお、ドリルの保持方向の狂いによる穿孔誤差は、ドリ
ルが長寸法であるほど大きな誤差として現われるため、
本発明は長寸法のドリルを用いるものに特に有効とな
る。
請求項2記載の本発明木工用穿孔機では、外力によって
主軸台に転倒モーメントが作用しないだけでなく、平面
的な回転モーメントも作用せず、また一対のガイド杆に
対する負荷のアンバランスを生じず、ドリルの芯振れ、
方向性の狂いを防止する上においてより好ましいものと
なる。
【図面の簡単な説明】
添付図面の第1図ないし第5図は、本発明木工用穿孔機
の実施例を示すもので、 第1図は全体の正面図、 第2図は全体の平面図、 第3図は第1図のIII−III線断面図、 第4図、第5図は別の実施例を示すもので、 第4図は正面図、第5図は平面図、 第6図は従来の木工用穿孔機の一例を示す正面図、 である。 (1)……本体フレーム、(2)……ガイド杆、 (3)……主軸台、(4)……ラック、(5)……モータ、 (6)……ピニオン、(7)……チャック、(8)……ドリル、 (9)……主モータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動されるドリル(8)を保持し、ガイ
    ド部材に沿って前後方向に移動させ、前方に固定した被
    加工物に深孔を穿つ穿孔機において、主軸台(3)が支受
    されるガイド部材とドリル(8)とを同一平面上に保持さ
    せるようにしたことを特徴とする木工用穿孔機。
  2. 【請求項2】ガイド部材は、主軸台(3)の進行方向の左
    右両側方に固定されたガイド杆(2)、(2)であって、両ガ
    イド杆(2)、(2)間の中心線上にドリル(8)を保持せしめ
    てなる請求項1記載の木工用穿孔機。
JP63080113A 1988-03-31 1988-03-31 木工用穿孔機 Expired - Lifetime JPH0620723B2 (ja)

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JPH01249402A JPH01249402A (ja) 1989-10-04
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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716401Y2 (ja) * 1992-07-17 1995-04-19 株式会社トザキ ハンドドリル使用の孔開け装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58114901A (ja) * 1981-12-28 1983-07-08 株式会社 名南製作所 ベニヤレ−ス
JPS61288908A (ja) * 1985-06-14 1986-12-19 Hidetoshi Okawa 中空材木の製造装置

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JPH0116565Y2 (ja) * 1985-02-14 1989-05-16

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