JPH06206254A - 粗表面を有する液晶性ポリマーフイルム及びその製造方法 - Google Patents

粗表面を有する液晶性ポリマーフイルム及びその製造方法

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JPH06206254A
JPH06206254A JP34616493A JP34616493A JPH06206254A JP H06206254 A JPH06206254 A JP H06206254A JP 34616493 A JP34616493 A JP 34616493A JP 34616493 A JP34616493 A JP 34616493A JP H06206254 A JPH06206254 A JP H06206254A
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film
average
diameter
polymer
recess
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JP34616493A
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Minoru Onodera
稔 小野寺
Takeichi Tsudaka
健一 津高
Toshiaki Sato
敏昭 佐藤
Randy D Jester
ランデイ・デイ・ジエスター
Leonard R Garrett
レナード・アール・ギヤレツト
Detlef Frank
デトレフ・フランク
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Kuraray Co Ltd
CNA Holdings LLC
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Kuraray Co Ltd
Hoechst Celanese Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐摩耗性が改善されたフイルム及びその簡便
な製造方法を提供する。 【構成】 光学的に異方性の溶融相を形成し得るポリマ
ーよりなるフイルムであって、該フイルムは多数の凹部
を有する表面を有しており、該凹部は該表面の面積の少
なくとも約25%を占めることを特徴とするフイルム、
及びこのような凹部を形成させるのに適した凸部を有す
る型押し手段により該ポリマーより成るフイルムの表面
を該ポリマーの融点より約15−75℃低い温度で型押
しすることによる前記フイルムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的に異方性の溶融
相を形成し得るポリマー(以下、これを液晶性ポリマー
又はLCPと称することがある)よりなるフイルム、特
に粗表面(roughened surface)又は
型押しされた表面(embossedsurface)
を有するこのようなフイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】LCPフイルムは優れた耐熱性を有する
ことが知られているので、はんだ付けにより生じる高温
に耐えなければならない基材のような高温用途の基材と
して興味を持たれている(特開平2−52738参
照)。しかしながら、溶融押出されたLCPフイルム
は、分子配向のためか、表面の耐摩耗性が不良であり、
摩擦により羽毛が発生しやすい。この欠点は、LCPフ
イルムの最終用途の開発の大きな制約となる。
【0003】特開平4−166323は、10点法の平
均粗さ、SRzがフイルム厚さの1/20乃至1/2で
あるLCPフイルムを開示している。この特開平4−1
66323は、どれだけ多くの面積がフイルム表面の凹
部により占められているかを述べていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、液晶
性ポリマーよりなり且つ耐摩耗性が改良されたフイルム
を提供することである。
【0005】本発明の他の目的は、摩擦係数(COF)
の減少したフイルムを提供することである。
【0006】本発明の他の目的は、上記のフイルムを製
造する方法を提供することである。本発明の他の目的
は、下記の説明及び特許請求の範囲から当業者には明ら
かになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、光学的に異方
性の溶融相を形成することができるポリマーよりなるフ
イルムであって、少なくとも1つの表面に多数の凹部
(recessions)を有しており、該凹部は該表
面の面積の少なくとも約25%を占めていることを特徴
とするフイルムに関する。
【0008】更に、本発明は、該ポリマーよりなるフイ
ルムの表面を該ポリマーの融点より約75℃乃至約15
℃低い温度で型押しする(embossing)ことを
含み、該型押しは、所望のフイルム表面凹部を形成させ
るのに適した突起を有する型押し手段を用いて該表面に
型押しすることにより行う、ことを特徴とする該フイル
ムを形成する方法に関する。
【0009】本発明のフイルムは、少なくとも1つの表
面に多数の凹部を有する。本発明において“凹部”とい
う用語は、実質的に連続した平らな表面(substa
ntially continuous surfac
e plane)(以後、これを基準面と呼ぶ)に形成
された凹部(concaves)を意味し、該凹部は多
数の更に微細な凹凸を含んでいてもよい(第1図参
照)。この場合に、微小の凹部は、本発明で定義された
凹部とは区別される。凹部の周囲が基準面から突き出し
ている場合には、突起のうね(稜線)が凹部の周を形成
する。(第2図参照)。
【0010】本発明において、フイルム表面の凹部は、
いかなる模様を形成していてもよい。模様の代表的な例
には、一定のピッチを有し且つ一定の角度で互いに交差
する多数の平行な斜めの(diagonal)まっすぐ
なエンドレスな溝(第3図参照)、ランダムなピッチを
持った種々の長さの多数のまっすぐな溝であってそれら
の一部はランダムな角度で互いに交差しているような溝
(第4図参照)、光沢のある仕上げ表面を与える多数の
ランダムに配列された独立した擬真円形凹部(disc
rete pseudo−true circular
concaves)(第5図参照)及び同様な物が包
含される。本発明の凹部は、まっすぐな線及び/又は曲
がった線、独立した擬真円(discrete pse
udo−true circles)、ランダムなつや
消しのテキスチャー(random matte te
xtures)、織物などにみられるような型押しされ
た模様(embossed patterns)又はそ
れらの組み合わせを含む様々な異なる模様を形成するこ
とができる。
【0011】以後、長さ/横幅比が少なくとも10であ
る凹部は、溝であるとみなすことにし、少なくとも1以
上10未満の比を有するものは擬真円形凹部とみなすこ
とにする。本発明において長さ/横幅比は、面積が最大
となるように4つの頂点が凹部の周に位置している長方
形の最も長い辺の長さ対短い辺の長さの比を意味する。
本発明においては、線状溝よりなる凹部では平均幅が重
要であり、独立した擬真円形凹部よりなる凹部では、真
円換算された平均直径が重要である。本発明において凹
部の形状から換算された真円の直径とは、凹部の周によ
り取り囲まれた面積と同じ面積を有する真円の直径を意
味する。
【0012】本発明のフイルムの凹部の平均幅又は直径
は、ほぼ1−250μmの範囲内、好ましくはほぼ1−
10μmの範囲内にある。平均幅又は直径が約1μmよ
り小さいか又は約250μmより大きい場合には、耐摩
耗性が有意に減少することがある。約200μm以下の
厚さの薄いフイルムでは、凹部の幅又は直径が約10μ
mを越えると、耐摩耗性は有意に減少することがある。
凹部の幅又は直径は顕微鏡による観察により測定するこ
とができる。
【0013】第1図及び第2図に示されているように、
本発明において凹部1の深さは、基準面3と凹部1の最
も低い底部4との間の距離2を意味する。本発明のフイ
ルム5の凹部1の平均深さは、薄いフイルムではほぼ1
−10μmの範囲内にあることが好ましい。平均深さが
約1μm未満であるならば、耐摩耗性は殆ど改良されな
いであろう。他方、約200μm以下の厚さのフイルム
では、平均深さが約10μmを越えるならば、凹部はフ
イルムの厚さの精度を減じることがあり、更に、フイル
ムの機械的特性が不利な影響を受けることがあり、その
ためフイルムは外部応力を受けると裂ける傾向がある。
しかしながら、或る場合には、十分な厚さのLCPフイ
ルムは、本発明の利点を失うことなく、深さが10μm
より深い凹部に適合することができる。一般に、深さは
約50μm未満とするべきである。平均深さは、JIS
B0601の表面粗さの定義に従う最大高さ“Rma
x”に相当し、そして例えば、触針法による表面粗さの
測定用機器で測定することができる。
【0014】凹部の平均幅又は直径対平均深さの比が
5.5又はそれより小さいこと、更に好ましくは2又は
それより小さいことが望ましい。この比が5.5を越え
るならば、耐摩耗性は殆ど改良されないであろう。
【0015】本発明のフイルムでは、凹部は、凹部を含
む表面の面積の約25−100%、好ましくは約25−
80%を占める。この百分率は、[(S1−S2)/
1]×100(%)、式中、S1は凹部を設ける前の元
の表面積を意味しそしてS2は凹部により占められる面
積を除く残りの表面積を意味する、として定義される。
凹部の面積百分率が25%未満であるならば、耐摩耗性
は殆ど改善されないであろう。薄いフイルム(約200
μm以下の厚さ)では、この百分率が約80%を越える
ならば、引裂強度のようなフイルム特性は低下する傾向
がある。面積百分率は顕微鏡観察により決定することが
できる。
【0016】本発明に従うフイルムは、厚さを広範に変
えることができる。フイルム凹部の最大寸法及び総面積
はフイルムの厚さにより限定されるであろう。これらの
限界を越えると、耐摩耗性、機械的強度などのようなフ
イルム特性は低下するであろう。本明細書に記載の説明
及び実施例により、当業者は所定のフイルムについて適
当な凹部パラメータを決定することができるであろう。
【0017】本発明においては、凹部が、独立した擬真
円又は平行に配列された線のような、隣り合う凹部が互
いに交差しない模様を形成する場合には、隣り合う凹部
の平均ピッチが1−30μmであることが望ましい。本
発明で、平均ピッチとは、隣り合う凹部の中心間の距離
の平均を意味する。本発明で、独立した擬真円の形状を
持った凹部の中心とは、最大面積となるように4つの頂
点が凹部の周に配置されている長方形の2つの対角線の
交差点を意味する。本発明において、溝状の凹部の中心
とは、その長さに沿った中心線を意味する。凹部の平均
ピッチは、顕微鏡観察により決定することができる。
【0018】本発明のフイルムは、特に限定されない任
意の厚さを有することができるが、厚さは、好ましくは
FPC(フレキシブルプリント回路)用で500μm以
下、更に好ましくは20−250μmである。
【0019】本発明のフイルムは、Tダイ法又はインフ
レーション法のような延伸操作を含んでもよい公知のフ
イルム製造方法により、液晶性ポリマーを成形してフイ
ルムとし、得られたフイルムを液晶性ポリマーの融点よ
り75℃低い温度乃至該融点より15℃低い温度の範囲
の温度で、特定の凸部模様を有する型押し手段で型押し
することにより得ることができる。使用する型押し手段
の特定の凸部模様は、本発明のフイルムが有するべき凹
部の特定の模様に対応する。1つの好ましい態様では、
型押し手段は、約200μm又は200μm未満の厚さ
の薄いフイルム表面の最適の低いフィブリル化のために
は、平均幅又は真円換算された平均直径が1−10μm
であり且つ約1−10μmの平均高さを有しそして総面
積の約25−80%の面積を占める凸部を、その表面に
有することが必要である。
【0020】型押し手段においては、凸部の平均幅又は
直径対平均高さの比が5.5又はそれより小さいことが
好ましく、更に好ましくは2又はそれより小さい。
【0021】型押し手段として、少なくとも1対の加圧
ロールであって、その少なくとも1つはその表面に特定
の凸部を有する加圧ロール(以後これを粗面ロールと呼
ぶ)又は1対の加圧ベルトであってその少なくとも1つ
はその表面に特定の凸部を有する加圧ベルト(以後これ
を粗面ベルトと呼ぶ)を使用することが望ましい。これ
らの型押し手段の選択は、連続的型押し処理を可能とす
る。しかしながら、必要な凸部を有する他の同等な型押
し手段、例えばプレートを有するプレス、を使用するこ
とができる。当業者は、所定の用途に最適な手段を選ぶ
ことができるであろう。
【0022】加圧ロール又は加圧ベルトを使用する場合
には、液晶性ポリマーよりなるフイルムを、液晶性ポリ
マーの融点より75℃低い温度から液晶性ポリマーの融
点より15℃低い温度までの範囲の温度を有する1対の
加圧ロール又は加圧ベルト間を通すことが望ましい。こ
の比較的簡単な方法を用いて、フイルムを加圧し同時に
加圧ロール又は加圧ベルトと実質的に同じ温度に加熱す
る。しかしながら、フイルムを保持する加圧ロール又は
加圧ベルトの1つのみが上記の温度であるば十分である
ことがある。
【0023】平坦なフイルム押出法を使用する場合に
は、必要な表面テキスチャー(表面状態)(surfa
ce texture)を有する1個又は2個のロール
を有する冷却及び仕上げ装置中にフイルムを押し出すこ
とによりフイルムを型押しすることが可能である。
【0024】本発明に従って型押しの際に使用される温
度条件下では、型押しされたフイルムは実質的に溶融し
ない。型押しの際の温度が液晶性ポリマーの融点より1
5℃低い温度より高ければ、フイルムは、部分的に加圧
ロール又は加圧ベルトの表面に付着し、それにより変形
を起こしそしてフイルムの機械的性質は著しく低下する
であろう。他方、液晶性ポリマーの融点より75℃低い
温度より低い型押し温度では、型押し模様がフイルムに
十分に転写されないであろう。
【0025】本発明において液晶性ポリマーの融点と
は、液晶性ポリマーよりなるフイルム試験片を10℃/
分の昇温速度で加熱したときの示差走査熱量測定法(D
SC)により融解吸熱ピークが観察される温度を意味す
る。
【0026】本発明の方法では、加圧ロールにより型押
しされるべきフイルムに加えられる圧力は、線圧で表し
て好ましくは10−200kg/cmである。線圧が1
0kg/cmより少なければ、耐摩耗性を改良する効果
は十分に発現されないことがある。線圧が200kg/
cmを越えるならば、フイルムは実質的に寸法の変化を
生じそして破断する傾向がある。フイルムに対する悪影
響を最小限にし且つ耐摩耗性の改良効果を十分に発揮さ
せるという点から、線圧は20−100kg/cmの範
囲にあることが好ましい。
【0027】型押しするのに加圧ベルトを使用する場合
には、型押しされるべきフイルムに加えられる圧力は、
好ましくは20−100kg/cm2である。圧力が2
0kg/cm2より少なければ、模様は十分に型押しさ
れないことがあり、従って耐摩耗性が顕著には改善され
ないことがある。他方、100kg/cm2を越える圧
力を使用しても、耐摩耗性が更に改善されはしない。
【0028】力は本発明では、標準地球重力を仮定し
て、Kgにより表されることが理解されよう。かくし
て、プレート又はベルト加圧のための圧力は、Kg/c
2として表される。本発明において加圧ロールの線圧
とは、加圧ロールに加えられる力(Kgで表される)を
フイルムと接触しているロールの長さ(典型的には、フ
イルムの幅)で割ることにより得られる商を意味し、そ
して本発明ではKg/cmとして表される。
【0029】本発明で使用できる加圧ロールの例として
は、ニッケルメッキ又はクロムメッキされた金属ロー
ル、テフロン、シリコーン又はポリアミドのような樹脂
の薄い層で被覆された金属ロールが挙げられる。加圧ベ
ルトの例としては、ステンレス鋼のよな耐熱性鋼よりな
るベルトが挙げられる。粗面ロール及び粗面ベルトの例
としては、表面が化学的方法又は物理的方法により粗化
されている上記金属ロール及び耐熱鋼ベルトが挙げられ
る。連続法ではロール及びベルトが好ましいけれども、
粗表面を有する個々のプレートを使用してプレスでフイ
ルムを型押しすることができる。所望の凹部を生成する
ことができるいかなる均等な型押し手段も本発明の範囲
内で使用することができる。
【0030】本発明の方法においては、液晶性ポリマー
の融点より75℃低い温度から液晶性ポリマーの融点よ
り15℃低い温度までの範囲の温度で加圧ロール又は加
圧ベルトの間を液晶性ポリマーフイルムが通されると
き、本発明の効果を有効に発現するためには、加圧ロー
ル又は加圧ベルトの回転速度は、それらの外周の線速度
に換算して好ましくは30m/分以下、更に好ましくは
20m/分以下である。回転速度に対する特定の下限は
ないが、回転速度は0.5m/分以上に維持することが
好ましい。何故ならば、回転速度があまりにも遅いと、
生産性が減少するからである。
【0031】本発明で使用される液晶性ポリマーは、光
学的に異方性の溶融相を形成することができるポリマー
でありそしてサーモトロピック液晶性ポリマーとして知
られているものである。本発明において“光学的に異方
性の溶融相を形成することができるポリマー”という表
現は、加熱ステージを備えた偏光顕微鏡を用いて直交ニ
コル下に観察したときに、ポリマーが偏光を透過させる
性質を有することを意味する。
【0032】本発明で使用される液晶性ポリマーの例と
しては、下記の(1)から(4)に例示されるタイプの
出発化合物及びそれらの誘導体から得られる公知のサー
モトロピック液晶ポリエステル、サーモトロピツク液晶
ポリエステルアミドなどを挙げることができる。
【0033】(1)芳香族又は脂肪族ジヒドロキシ化合
【0034】
【化1】
【0035】(式中、Xは水素原子、ハロゲン原子又は
低級アルキル基もしくはフェニル基のような基を表
す)、
【0036】
【化2】
【0037】(式中、Yは−O−、−CH2−、又は−
S−である)、
【0038】
【化3】
【0039】(式中、nは2−12の整数を表す)、 (2)芳香族又は脂肪族ジカルボン酸
【0040】
【化4】
【0041】(式中、nは2−12の整数を表す) (3)芳香族ヒドロキシカルボン酸
【0042】
【化5】
【0043】(式中、Xは水素原子、ハロゲン原子又は
低級アルキル基もしくはフェニル基のような基を表
す)、
【0044】
【化6】
【0045】(4)芳香族ジアミン、芳香族ヒドロキシ
アミン及び芳香族アミノカルボン酸
【0046】
【化7】
【0047】これらの出発物質化合物から得られる液晶
性ポリマーの代表的な例としては、(a)乃至(e)に
示されたような組み合わせの構造単位を有する下記のコ
ポリマーが挙げられる。
【0048】
【化8】
【0049】
【化9】
【0050】(式中、Xは−O−、CH2−又はS−の
ような部分を表す)。
【0051】耐摩耗性の顕著な改善を示すので、本発明
で使用される液晶性ポリマーは、p−ヒドロキシ安息香
酸からの単位(I)及び6−ヒドロキシ−2−ナフトエ
酸からの単位(II)よりなる全芳香族サーモトロピッ
ク液晶ポリエステル(III)であることが好ましい。
更に良好な溶融押出成形性の点から、構造単位(II)
は、ポリエステル(III)中に、ほぼ10−90モル
%、更に好ましくは15−35モル%、最も好ましくは
20−30モル%の量で含まれることが好ましい。構造
単位(I)は、ポリマー(III)の好ましくは約90
−10モル%、更に好ましくは約85−約65モル%、
最も好ましくは約80モル%−約70モル%を構成す
る。
【0052】本発明で使用される液晶性ポリマーは、望
ましい耐熱性及び加工性を与えるために、ほぼ200−
400℃の範囲、特に250−350℃の範囲内に光学
的に異方性の溶融相への転移温度を有していることも望
ましい。これらのポリマーは、滑剤、酸化防止剤、及び
/又は充填剤のような添加剤を含むことができるが、但
し、これらの添加剤は、得られるフイルムの性質を損な
う量で存在するものではなく且つ得られるフイルムの性
質を損なう性質のものではないものとする。
【0053】本発明に従うフイルムを製造するための1
つの高度に好ましいLCPは、p−ヒドロキシ安息香酸
由来の単位73モル%及び6−ヒドロキシ−2−ナフト
エ酸由来の単位27モル%よりなるベクトラ(VECT
RAR)A樹脂である。ベクトラAポリエステル樹脂
は、合衆国、ニュージャーシー州、ブリッジウオーター
に本社を有するヘキスト・セラニーズ・コーポレーショ
ンから入手可能である。本発明に従うフイルムの多くの
有用な用途は、当業者には明らかであろう。1つの主要
な用途は、真空積層方法にある。粗表面は空気の除去を
顕著に促進することができ、それにより積層体の品質が
改善され、そして粗表面の広がった面積は積層体の接着
力の増加を促進することができる。他の重要な用途は、
フレキシブルプリント回路用の被覆層フイルムである。
このフイルムは、片面回路(sigle side c
ircuit)の露出した側のフィブリル化に対する抵
抗を与えることができる。更に本発明のフイルムは低い
COFを必要とする用途に有用である。
【0054】下記の実施例により本発明を説明する。し
かしながら、本発明は本発明で例示され且つ述べられた
態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載
の全発明を包含するものである。
【0055】下記の実施例及び比較例において、下記の
方法に従って性質を測定する。
【0056】(1)液晶性ポリマーの融点 液晶性ポリマーフイルム試験片を、10℃/分の昇温速
度で示差走査熱量測定法により加熱し、観測される吸熱
ピーク温度を融点とみなす。
【0057】(2)引張強度 JIS K6354に従って測定する。
【0058】(3)耐摩耗性 底部表面が10mm×10mmの寸法を持ち且つ織布に
より被覆された正方形摩耗子(abrasion ma
ss)を水平に配置した試験片の表面にのせ、この摩耗
子を、500gの荷重を負荷した状態で、フイルム表面
で前後に30mmの距離移動させる。フイルム表面に羽
毛が肉眼で観察されるまでの往復の回数を計測しそして
耐摩耗性の目安とする。
【0059】(4)表面の観察 粗表面を持った試験片フイルムの表面の凹部の寸法及び
密度を、JIS B0601−82に従い、最大高さ、
Rmax(μm)の測定に基づいて表面粗さ試験器[ラ
ンク・テーラー・ホブソン社製のタリサーフ6型(Ra
lysurf−6)]で測定する。Ra(μm)は、算
術平均粗さとして定義される。
【0060】(5)摩擦係数 COFは、インストロン引張試験機を使用して測定し
た。試験に供されるフイルムの2つの試験片を一緒に重
ねて、同様な側を接触させ、例えばテキスチャー化され
た側(textured side)をテキスチャー化された側に接触
させる。1つの試験片が他の試験片を横切ってすべるの
に必要な力を測定した。静的COFは、滑動運動を開始
するのに必要な力対接触している2つの表面に垂直に作
用する力の比である。動的COFは、フイルムの運動を
保つのに必要な力対表面に垂直に作用する力の比であ
る。測定はASTM D 1894に従ってなされた。
【0061】
【実施例】
実施例1 6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸からの単位27モル%
及びp−ヒドロキシ安息香酸からの単位73モル%より
なる全芳香族サーモトロピック液晶性ポリマーを、28
0−300℃の温度で一軸スクリュー押出機で加熱混練
し、そして40mmの直径及び0.6mmのリップクレ
アランスを有する管状フイルムダイを通して押し出し
て、60μmの厚さを有するフイルムを得た。得られた
フイルムは、DSCにより決定された280℃の融点を
有していた。
【0062】実施例2 実施例1で得られたフイルムを、滑らかな表面を有して
いる1個のクロムメッキされた鋼製加圧ロールと、“ダ
イアモンド”模様の凸部(A)、即ち、3μmの平均ピ
ッチを有し且つ互いに交差し、2μmの平均幅及び5μ
mの平均高さを有する平行な斜めの突起した線の組、を
表面に有している1個のクロムメツキされた鋼製加圧ロ
ールとからなる加圧ロールの対の間のニップに、1.0
m/分のロール線速度で且つ30kg/cmの線圧下に
供給しそして押圧した。2個の鋼製ロールは、各々循環
している囲われた加熱媒体により加熱され、それにより
それらの表面温度は両者共220℃に維持された。この
ようにして表面が粗化されたフイルムを、表面粗さ、耐
摩耗性などについて評価した。結果を表1に示す。 実施例3−5 加圧ロールの表面模様を変えたことを除いては実施例2
を繰り返した。実施例3では、加圧ロールは、突起した
線が平均ピッチ10μm、平均幅5μm及び平均高さ8
μmを有する、実施例2のダイアモンド模様に類似した
ダイアモンド模様(B)を有していた。実施例4で使用
した加圧ロールもまた、突起した線が20μmの平均ピ
ッチ、8μmの平均幅及び10μmの平均高さを有す
る、同様なダイアモンド模様(C)を有していた。実施
例5で使用した加圧ロールは、10μmの平均ピッチ、
8μmの平均直径及び5μmの平均高さを有する多数の
独立したほぼ円錐形の突起を有する“点”模様(D)を
持った表面を有していた。このようにして表面が粗化さ
れたフイルムを同様に評価した。結果を表1に示す。 比較実施例1 実施例1で得られたフイルムを耐摩耗性について評価し
た。結果を表1に示す。
【0063】比較実施例2 加圧ロールの温度を200℃に変えたことを除いて、実
施例2を繰り返した。このようにして型押しされたフイ
ルムを同様にして評価した。結果を表1に示す。
【0064】実施例2乃至5で得られたフイルムは表面
に凹部が形成されていないフイルム(比較実施例1)及
びあまりにも小さな幅を有する凹部を持ったフイルム
(比較実施例2)よりも顕著に良好に耐摩耗性を有して
いることが表1から明らかである。
【0065】上記の実施例2乃至5で得られたフイルム
は、それらの表面は少しつや消しされた外観を有してい
るけれども、引張強度の変化を示さなかった。
【0066】比較実施例3 加圧ロールの温度を270℃に変えることを除いて実施
例2を繰り返す試みを行った。フイルムはしばしば粗表
面を有するロールに付着し、そのため、粗表面を有し且
つ十分な長さを有するフイルムは得られなかった。
【0067】比較実施例4−6 加圧ロールの表面模様を変えたことを除いては実施例2
を繰り返した。比較実施例4では、加圧ロールは、突起
した線が100μmの平均ピッチ、50μmの平均幅及
び15μmの平均高さを有する、実施例2のダイアモン
ド模様と同様なダイアモンド模様(E)を有していた。
比較実施例5で使用した加圧ロールは、突起した線が2
00μmの平均ピッチ、100μmの平均幅及び25μ
mの平均高さを有する、同様なダイアモンド模様(F)
を有していた。比較実施例6で使用した加圧ロールもま
た、突起した線が50μmの平均ピッチ、25μmの平
均幅及び8μmの平均高さを有する、同様なダイアモン
ド模様(G)を有していた。表面がこのようにして粗面
化されたフイルムを同様にして評価した。結果を表1に
示す。
【0068】比較実施例4乃至6で得られたあまりにも
大きいW/Dを有するフイルムは不十分な耐摩耗性を有
することは表1から明らかである。
【0069】
【表1】
【0070】実施例6 ヘキスト・セラニーズ社のベクトラA樹脂の得られたポ
リマーフイルムを標準的な平坦なフイルムダイから高度
に艶出ししたクロムロールとつや消し仕上げしたゴムロ
ールとにより形成されたニップに押し出した。両方のロ
ールを200℃の熱油により内部的に加熱した。ロール
線速度は、1.5m/分であり、35kg/cmの線圧
を加えた。溶融した押し出されたフイルムはそれがロー
ル間のニップに接触するとき280℃であり、そこでフ
イルムはロール表面温度に冷却された。生成した250
μmのフイルムは片側はつや消しされており、片側は光
沢を有していた。つや消し側は0.94ミクロンの平均
Ra及び光沢のない外観を有していた。つや消し凹部の
深さ(Rmax)は10ミクロンであった。つや消しテ
キスチャーはほぼ100%の表面有効範囲(surface cov
erage)を構成するのに十分に微細であった。つや消し側
の耐摩耗性は>200サイクルであった。つや消し側の
静的及び動的摩擦係数(COF)は、それぞれ、0.2
8及び0.28であった。
【0071】フイルムの光沢のある側は、0.038ミ
クロンの平均Raを有していて、目に見える高い光沢を
有する。光沢のある側の耐摩耗性は5−10サイクルで
あった。光沢のある側の静的及び動的摩擦係数は、それ
ぞれ、0.28及び約038であった。滑らかな滑動性
のつや消し表面と違って、光沢のある表面はCOFの測
定中滑り−粘着現象(slip−stick phen
omenon)を示しそして動的摩擦係数は2.5イン
チの試験移動の期間はるかに多くの変動性を示した。
【0072】つや消し表面は耐摩耗性が増加しそして減
少した且つ変動性のより少ない動的COFを生じ、それ
により作業性(handability)が改善され
る。つや消しテキスチャーは、真空積層操作における層
間の空気の除去も容易にする。積層において互いに隣接
した光沢のある層はしばしば空気をトラップして積層体
の非シール領域を生じることがある。
【0073】実施例7 ベクトラAポリエステルフイルムをダイから25℃の布
で覆われたベルト上に280℃で押し出した。滑らかな
加熱していない鋼製ロールを利用して、熱い可塑性ポリ
マーをベルト上に押圧し、380μm厚さのフイルムの
一側に布ベルトの表面模様を再現し、フイルムをその融
点以下に冷却した。フイルム上の布模様は、約50ミク
ロンの深さと、平均250ミクロンの幅を有していた。
凹部はフイルム表面の約85%を覆っていた。フイルム
のテキスチャー化された側(textured sid
e)は、フイルムの光沢側又はテキスチャー化されてい
ない側(untextured side)の1−5サ
イクルに対して、50サイクルより大きい耐摩耗性を有
していた。
【0074】上記に特定的に説明又は例示されなかった
本発明の他の態様及び変更は、当業者には明らかであろ
う。本発明は、本発明で説明した特定の態様に限定され
るものではなく、特許請求の範囲に記載の全発明を包含
するものである。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、光学的に異方性の溶融
相を形成し得る液晶性ポリマーよりなり、耐摩耗性が改
善されたフイルム及びその簡便な製造方法が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う凹部を有するフイルムの断面図で
ある。
【図2】本発明に従う凹部を有するフイルムの断面図で
ある。
【図3】本発明のフイルムの表面の交差している凹部の
模様の平面図である。
【図4】本発明のフイルムの表面の凹部の不規則な模様
の平面図である。
【図5】本発明のフイルムの表面の交差していない凹部
の模様の平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津高 健一 岡山県倉敷市大内1229−1 (72)発明者 佐藤 敏昭 岡山県倉敷市酒津1660番地 (72)発明者 ランデイ・デイ・ジエスター アメリカ合衆国サウスカロライナ州グリヤ ー・レイクカニンガムロード1795 (72)発明者 レナード・アール・ギヤレツト アメリカ合衆国サウスカロライナ州グリヤ ー・スカーボロウドライブ708 (72)発明者 デトレフ・フランク ドイツ連邦共和国デイ−6500マインツ43・ カロリンガーシユトラーセ19

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に異方性の溶融相を形成し得るポ
    リマーよりなるフイルムであって、該フイルムは多数の
    凹部を有する表面を有しており、該凹部は該表面の面積
    の少なくとも約25%を占めることを特徴とするフイル
    ム。
  2. 【請求項2】 該凹部は、約50マイクロメートル未満
    の平均深さを有する、請求項1のフイルム。
  3. 【請求項3】 該凹部は、約250マイクロメートル又
    はそれより小さい平均幅又は直径を有する、請求項1の
    フイルム。
  4. 【請求項4】 該凹部は、約1−10マイクロメートル
    の平均深さを有する、請求項1のフイルム。
  5. 【請求項5】 該凹部は、約1−10マイクロメートル
    の平均幅又は直径を有しそして該表面の面積の約25−
    80%を占める、請求項4のフイルム。
  6. 【請求項6】 該凹部は、約1−10マイクロメートル
    の平均幅又は直径を有する、請求項1のフイルム。
  7. 【請求項7】 該凹部の平均幅又は直径対該凹部の平均
    深さの比が5.5又はそれより小さい、請求項1のフイ
    ルム。
  8. 【請求項8】 該平均幅又は直径対該平均深さの比が2
    又はそれより小さい、請求項7のフイルム。
  9. 【請求項9】 該平均幅又は直径が1−10マイクロメ
    ートルである、請求項7のフイルム。
  10. 【請求項10】 該ポリマーは、p−ヒドロキシ安息香
    酸由来の単位と6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸由来の
    単位を含んで成る、請求項1のフイルム。
  11. 【請求項11】 該ポリマーは、ほぼ250−350℃
    の範囲に異方性溶融相への転移温度を有する、請求項1
    0のフイルム。
  12. 【請求項12】 該ポリマーは、ほぼ250−350℃
    の範囲に異方性溶融相への転移温度を有する、請求項1
    のフイルム。
  13. 【請求項13】 該ポリマーより成るフイルムの表面に
    該ポリマーの融点よりほぼ15−75℃低い温度範囲の
    温度で型押し手段を押圧することにより該ポリマーより
    成るフイルムの表面を型押しすることを含み、該型押し
    手段は該表面に該凹部を形成させるのに適合した凸部を
    有している、請求項1乃至12のフイルムを製造する方
    法。
  14. 【請求項14】 該型押し手段が、ロール、プレート又
    はベルトよりなる、請求項13の方法。
  15. 【請求項15】 該型押し手段を、ほぼ20−100k
    g/cm2の範囲の圧力又は約10−200kg/cm
    の線圧で該表面に押圧する、請求項13の方法。
  16. 【請求項16】 該型押し手段は接触区域を含み、該接
    触区域の該凸部は該接触区域の約25−80%を占め、
    該凸部は約1−10μmの平均幅又は直径を有しそして
    約1−10μmの平均高さを有している、請求項13の
    方法。
  17. 【請求項17】 該平均幅又は直径対該平均高さの比が
    5.5又はそれより小さい、請求項16の方法。
  18. 【請求項18】 該型押しを、1分当たりほぼ0.5−
    30メートルのフイルムの速度で行う、請求項13の方
    法。
  19. 【請求項19】 該型押しを、1分当たりほぼ0.5−
    20メートルのフイルムの速度で行う、請求項13のフ
    イルム。
JP34616493A 1992-12-22 1993-12-22 粗表面を有する液晶性ポリマーフイルム及びその製造方法 Pending JPH06206254A (ja)

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