JPH06205662A - 砂糖を含む飲料を発酵させるためのフィルターカートリッジ - Google Patents

砂糖を含む飲料を発酵させるためのフィルターカートリッジ

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JPH06205662A
JPH06205662A JP5023426A JP2342693A JPH06205662A JP H06205662 A JPH06205662 A JP H06205662A JP 5023426 A JP5023426 A JP 5023426A JP 2342693 A JP2342693 A JP 2342693A JP H06205662 A JPH06205662 A JP H06205662A
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tubular
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビン内でのワインの発酵条件を改善すること
である。 【構成】 カートリッジ10が孔開け加工されたチュー
ブ状胴部11を具備し、該チューブ状胴部11には小孔
15を画定する一連の外側溝14及びリング17が含ま
れる。これら小孔がカートリッジの内外を相互に疎通さ
せる。微孔質の中空繊維40がチューブ状胴部11の内
部でU字型に配設され各中空繊維の平行な二本の端部は
チューブ状胴部の長さ全体を軸方向に伸延してストッパ
ー部材13の上端に埋入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は砂糖を含む飲料を発酵さ
せるためのデバイスに関し、詳しくは二次発酵によるシ
ャンペンの如きスパークリングワインの調整或いはビン
内での蒸留ワインの発酵に関する。
【0002】
【従来技術】所謂”シャンペン”法には、”砂糖及びこ
の砂糖を通常のワインを蒸留するための二酸化炭素への
転化を保証するための発酵イーストを含む”古酒”を添
加する段階が含まれこの段階に於てワインの最初のアル
コール発酵が完了される。瓶詰めはこの添加段階の前或
いは後に実施される。次で、プラスチック製の中空のス
トッパーをそのネック部分に挿入してのビンのコルク栓
処理が為され、金属製キャップを縁曲げ加工することに
よりシールされる。シールされたビンは次で、その内部
で発酵が生じ、この発酵に伴いビン内部の圧力が上昇す
るよう或いは”ビン発酵”が生じるよう、一般には10
乃至15℃の一定温度に保たれたワイン貯蔵庫内で数カ
月から数年の間水平な”樽板”にて貯蔵される。
【0003】この長期間の発酵の後、各ビンはビン壁に
粘着する発酵性の沈殿物を除去するために1本づつ数回
に渡りシェイク処理される。このシェイク処理期間中、
ビンは傾斜され、次で”オンザポイント”貯蔵、即ちネ
ック部分を下に向けて傾倒させた状態で貯蔵されそれに
より、イースト菌の注ぎ出しが容易化されまた発酵によ
る廃産物の、ビンのネック部分内に位置付けられたプラ
スチック製の中空のストッパー内部への堆積が助成され
る。シェイク処理が完了するとビンはネック部分を下に
した倒立状態で移送されそして、冷凍処理により発酵イ
ースト菌の廃産物を含む冷凍ワインの固形栓を形成する
べく、約マイナス20℃に維持された冷却塩水浴槽内に
漬けられる。
【0004】次に、冷凍されたビンは注ぎ出し作業に於
て縦方向に逆転され、ネック部分が上方に向けられそし
てキャップが取外される。この時プラスチック製の中空
のストッパー部材がビン内部の圧力によって、発酵によ
る廃産物を含む冷凍ワインの固形栓と共に排出される。
次での”補充酒”の追加によりビンの液面が補足され、
そして一般にはコルク製の恒久的な栓を使用してシール
される。前述の伝統的な所謂”シャンペン”法では、特
に発酵後に、しばしば手作業で為されるビンのシェイク
処理に際し大きな力が必要である。この方法にはビンを
特別の棚で、現在では1か月以上の長期間貯蔵しておく
ための広い場所も必要である。更には、この伝統的な方
法には、発酵イーストの廃産物を除去するために不可欠
なビンのネック部分の冷凍段階が含まれる。
【0005】こうした欠点を無くそうとする試みが為さ
れて来ている。米国特許第4,792,454号には、
シャンペン法によってビン内でワインを発酵させるため
の方法が記載される。この方法には、チューブ状のフィ
ルターカートリッジをワインビンのネック部分に挿通す
る段階が含まれる。このフィルターカートリッジには二
酸化炭素の、最終的に所望される圧力を得るために必要
な大量の砂糖が含まれている。フィルターカートリッジ
は小孔を設けたチューブ状の本体部を具備し、この本体
部の外側には親水性フィルター膜及び疎水性フィルター
膜が被覆され、また二酸化炭素を放出する砂糖を含むワ
インを発酵させるために必要なイースト菌が収納され
る。こうしたフィルターカートリッジの使用は、イース
ト菌がもはやビン内部と接触しなくなることから、イー
スト菌の堆積物をビンネック部分に集中させるためのシ
ェイク作業、そしてビンネック部分を冷凍させイースト
菌の廃産物を冷凍させて除去する必要性が無くなるとい
う利益をもたらす。
【0006】然しながら、前記米国特許に記載された技
法にも欠点がある。事実、本件出願人が観察したところ
によれば、前記技法に従うフィルターカートリッジを嵌
合しビン内で要求される二酸化炭素の圧力の上昇時間
は、伝統的なシャンペン法に従う発酵に必要なそれより
も明らかに長い。ビン内部でワインを発酵させる時間が
そのように長いとワインの感覚器官的性質は受け入れ難
い程に変質し、ワインは二次発酵してしまう。更には、
前記米国特許に従うビン内発酵中に関与する仕組みを解
明する実験中に、本件出願人はイースト菌で充満されワ
イン内に没入されたフィルターカートリッジがイースト
菌の発生する二酸化炭素の圧力下でその内部の液体が急
速に空になることを見出した。従って、このフィルター
カートリッジ中に蓄積したガスは、前記圧力が表面張力
を上回るに十分なものとなった場合にのみ、親水性膜か
ら成る通気口を通して泡沫形態に於て逃出する。
【0007】従って、この従来技術ではフィルターカー
トリッジは表面発酵体として作用し、そこでは親水性膜
と接触するイースト菌のみがワインによって湿潤化され
て生き続けそして砂糖を消費するのである。また、発酵
反応中、イースト菌は砂糖を消費しつつ主としてエタノ
ール及び二酸化炭素を生成し、熱形態のエネルギーを放
出する。斯くして、イースト菌と接する部分のワインの
温度は砂糖の枯渇と同時に発酵作用により若干上昇す
る。そして前記部分のワインは熱の対流に基きもっと冷
えた且つ砂糖分の多いワイン部分と置換する。加うる
に、前記米国特許のフィルターカートリッジ自体の構造
では膜の、イースト菌と接する表面部分が発熱体として
作用し、フィルターカートリッジの筒状形態及びビンネ
ック部分の大きさに基く熱の対流を制限する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の欠点を
解消する、砂糖を含む飲料を発酵させるためのフィルタ
ーカートリッジを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】こうした種々の欠点を回
避するために、本発明に於ては本来、水のろ過或いは血
液透析(欧州特許出願EP−A−138,060号を参
照されたい)に使用される微孔質の中空繊維を使用する
改良デバイスが提供される。該デバイスは、チューブ状
のフィルターカートリッジを含み、このチューブ状のフ
ィルターカートリッジには孔開け加工したチューブ状胴
部及び、砂糖を含む飲料に於ける二酸化炭素の放出を伴
う発酵を生じせしめるイースト菌を保持する1つ以上の
微孔質要素を具備し、これら単数或いは複数の微孔質要
素が前記チューブ状胴部内に配設され且つイースト菌を
充填した微孔質の中空繊維の形態を取っていることを特
徴とするものである。
【0010】前記微孔質の中空繊維は、U字形に折り畳
むか或いはチューブ状胴部内にあって見えない単一スト
ランドの形態のものであり得るが、本発明に従うフィル
ターカートリッジに於てはその全てが親水性を有してい
る。しかも、前記微孔質の中空繊維はのあるものは全く
親水性であり又あるものは部分的に親水性であり且つ部
分的に疎水性であり得る。本発明に従うそうした改良に
より、前述の米国特許に従うフィルターカートリッジの
使用に伴う利益が維持されるのみならず、以下に説明す
るような追加的な利益をも入手可能となる。
【0011】先ず、砂糖を含むワインと本発明に従うフ
ィルターカートリッジ内の中空繊維との間における微孔
質の交換表面が前記米国特許に説明されたフィルターカ
ートリッジにおける膜の表面に対し約5乃至10倍増大
する。斯くして、50本のU字形の微孔質の中空繊維を
内径約12ミリメートル長さ60ミリメートルのフィル
ターカートリッジ内に配設した場合の全交換表面は前記
米国特許におけるそれの約5倍となる。このようにして
約100cm2 に増大された交換表面は、伝統的方法に
従うビン内での自由なイースト菌の堆積する表面積に相
当する。
【0012】更に、前記微孔質の中空繊維はその形状及
び大きさがずっと小さいことから、発酵中の熱の対流が
前記米国特許のフィルターカートリッジを使用した場合
よりもずっと強くなり易い。また、前記米国特許のフィ
ルターカートリッジが、極めて脆い、孔開け加工したチ
ューブ状胴部の外側に溶着した親水性膜及び疎水性膜が
不測の衝撃によって破れないようにするためにプラスチ
ックネットで保護する必要があるのに対し、本発明に従
う中空繊維は柔軟であり従って浮遊することからフィル
ターカートリッジの、孔開け加工したチューブ状胴部か
ら成る単一の外側保護部材の他には何らの支持も必要と
しない。
【0013】最後に、微孔質の中空繊維の断面積が約3
00マイクロメーターのオーダーと小さいこと(微孔の
直径には0.2から2マイクロメーターの変化がある)
を考慮するに、その寸法が3乃至7マイクロメーターで
あり前記中空繊維に加圧下で導入されその内壁を移動す
るイースト菌は、それらの内壁を離れるに際し、前記米
国特許のフィルターカートリッジに於て見られる分離及
び凝集を起こしにくくなる。従って、本発明に従うフィ
ルターカートリッジではこうした小直径の中空繊維によ
り、砂糖を含有する飲料及びイースト菌間に全発酵期間
中に渡る良好な接触表面が維持されることが保証され
る。
【0014】
【実施例】図1には本発明の微孔質の中空繊維のための
チューブ状のカートリッジ10(以下、単にカートリッ
ジ10とも称する)が示され、ビン20のネック部分に
縁峰部が形成されそこに金属製のキャップ45が縁曲げ
加工によって嵌合されている。このカートリッジ10
は、一般に円筒状の、孔開け加工したチューブ状胴部1
1を具備する。このチューブ状胴部11はその開放端部
或は下端12が開放されてなる一般に円筒形状を有し、
またその上方開放端部にはリップ48を具備する円筒状
の開放端部部材或はストッパー部材13が含まれる。前
記リップ48は前記チューブ状胴部11よりも直径が大
きくそれによりビンのネック部分に対するシールを提供
する。
【0015】図2に示されるように、チューブ状胴部1
1には小孔15を画定する一連の外側溝14及びリング
17が含まれ、これらの小孔がカートリッジの内外を相
互に疎通させる。微孔質の中空繊維40がチューブ状胴
部11の内部でU字型に折り曲げた状態で配設され、そ
のU字型の底部はチューブ状胴部の開放された下端12
に近接して位置付けられる。U字型の各中空繊維の平行
な二本の端部はチューブ状胴部の長さ全体を軸方向に伸
延してストッパー部材13の上端に埋入される。
【0016】中空繊維40は、U字状に折り曲げてカー
トリッジ内部に導入しカートリッジのストッパー部材1
3に栓部材41を嵌合させてカートリッジをシールする
ことにより固定される。栓部材41としてはポリウレタ
ン或はエポキシといった通常の糊材ではなく、好ましく
はヒートセット型の糊材が使用される。実際上、熱可塑
性の糊材を使用することで、本発明に従うカートリッジ
の製造に際しての、幾つかの成分を含む糊材を分与する
ために必要な遠心分離段階が、そしてまた重合段階が省
かれるようになる。
【0017】栓部材41を作製するために使用される材
料を使用してのシールの後、微孔質の中空繊維40はこ
の栓部材41により相互の、またストッパー部材13の
内壁とのシール状態に然るべく維持される。ストッパー
部材13には円筒状リップ49が、同心状態で且つスト
ッパー部材よりも小直径に於て一体的に形成される。こ
の円筒状リップが、栓部材を形成するために使用された
材料が不可避的にシュリンクした場合に栓部材41の各
側をシールする。図2に示される如く、ストッパー部材
13及び円筒状リップ49が王冠形態の溝を画定しこの
溝が栓部材41を、前記王冠状部分が全ての中空繊維4
0を取り巻く状態で受けていることを銘記されたい。
【0018】次いで中空繊維はカートリッジの軸方向に
直交し且つストッパー部材13の開放された下端位置に
相当する平面に於てカッティングされる。微孔質の中空
繊維40は市販入手可能であり、ポリアミド、ポリスル
ホン、ポリエーテルスルホン、セルローストリアセテー
トの如きポリエステルそしてポリエチレン或はポリプロ
ピレンのようなポリオレフィンの如きプラスチック繊維
から成り立っている。中空繊維は内径が100乃至50
0マイクロメーターでありそして外径が200乃至60
0マイクロメーターである。備考の直径はポリマー及び
製造プロセスの性格に従い0.2から2マイクロメータ
ーの間で変化する。
【0019】好ましくは本発明に従うカートリッジ内に
は、その内側表面に長手方向に起伏が生じるよう改変し
た微孔質の中空繊維が使用される。例えば図5にそうし
た中空繊維40の断面が示されるように内側起伏部46
は、鋸歯状の或は星形のものであり得るが中空繊維をニ
ードル形態の特別の形状のダイから押出成形した場合に
直接入手される。
【0020】これらの内側起伏部46により、中空繊維
の内壁へのイースト菌47の付着状況が改善されまた交
換表面が増大される。図2に示される組付けに従えば、
殆どの中空繊維は親水性であり、疎水性のものは1本前
後である。この疎水性の中空繊維を通し、二酸化炭素が
ワインの発酵中に逃出する。中空繊維に適宜のイースト
菌を含む酵母を充満した後、ストッパー部材13の開放
された下端がプラスチックフィルム44をその上端面に
溶着することにより好ましく閉鎖される。栓部材41を
特定形状にカッティングすることとこのプラスチックフ
ィルム44の溶着とにより、全ての中空繊維の内側部分
間に連通チャンバー50が創出される。
【0021】かくして、中空繊維内のイースト菌から発
生する二酸化炭素ガスはこの連通チャンバー50に入
り、次いで中空繊維を通してビン内のワイン中に逃出す
る。中空繊維が存在しない場合、二酸化炭素はその圧力
が親水性の中空繊維を通過するに十分に上昇した場合で
も逃出し得ない。しかしながら、親水性の中空繊維内部
の二酸化炭素の圧力が発酵の開始からそのような圧力に
上昇することはイースト菌の代謝に取って有害でありそ
れによってビン内発酵に必要な時間が増大する恐れがあ
る。
【0022】こうした欠点を回避するためには、本発明
に於ては必須ではないが好ましくは、カートリッジ内に
部分的或は完全に疎水性の少なくとも1本の中空繊維が
含まれ、この中空繊維が他の親水性の中空繊維の外側部
分と連通される。発酵が終了してビンのネック部分でカ
ートリッジを保持する金属製のキャップ45が除去され
ると、ビン及びカートリッジ内部の6×105 Paのオ
ーダーであり得る圧力によりカートリッジがイジェクト
せしめられる。図6には同一の砂糖を含むワインを収納
し且つ13℃の一定温度に保たれたビン内部でのそうし
た圧力の上昇が時間の関数としてグラフに表されこれに
よって本発明を使用して達成される優れた結果が裏付け
られている。同一の酵母から発生した同数のイースト
菌、即ち109 セルのイースト菌の3回の試験A、B、
Cが為された。曲線(A)には伝統的方法に従って自由
イースト菌を使用して得た結果が示される。
【0023】曲線(B)には前記米国特許第4,79
2,454号に記載される形式のカートリッジを使用し
て得た結果が示され、そして曲線(c)には、本発明に
従いイースト菌を充填した親水性及び疎水性の各微孔質
の中空繊維を配設したカートリッジを使用して得た結果
が示される。曲線(c)の結果を得るために使用された
本発明に従うカートリッジには、交換表面面積が約10
0cm2 である50本の親水性の中空繊維と、前記面積
が約2cm2 である1本の疎水性の中空繊維が収納され
た。
【0024】これらの異なる曲線を比較するに、本発明
に従うカートリッジを使用して得られる圧力上昇は前記
米国特許に従うカートリッジを使用して得られるそれに
対し明らかに改善されており、この圧力上昇はシャンペ
ンワインのための伝統的方法に従って得られるそれに近
いものであることが示される。実際、図6のグラフを検
討するに、本発明のカートリッジを使用した場合、ビン
内発酵でのビン内部の最終圧力6×105 (6バール)
を3か月後に得られることを銘記されたい。前記米国特
許に従うカートリッジを使用した場合は前記最終圧力を
得るには8か月を要する。
【0025】本発明に従う微孔質の中空繊維を含むカー
トリッジをワインの一次アルコール発酵或は伝統的な所
謂”シャンペン”法に従うビン内のワインの二次発酵の
ために使用し得る。本発明に従うカートリッジはまた、
ワイン以外の飲料、例えばビール、サイダーその他の製
造のためにも、そして樽或は桶の如きビン以外の容器内
で使用され得る。
【0026】
【発明の効果】ビン内で要求される二酸化炭素の圧力の
上昇時間が短縮され、従ってビン内部でワインを発酵さ
せる時間が短縮され、それによりワインの感覚器官的性
質の受け入れ難い程の変質を引き起こす二次発酵を防止
し得るフィルターカートリッジが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うフィルターカートリッジの、ビン
のネック部分に配設した状態出の部分断面側面図であ
る。
【図2】図1のフィルターカートリッジを図4の線2−
2で切断した部分断面側面図である。
【図3】図2のフィルターカートリッジの平面図であ
り、ここでは内部を示すためにシール用のプラスチック
フィルムが除去されている。
【図4】図2のフィルターカートリッジを線4−4で切
断した断面図である。
【図5】本発明に従うフィルターカートリッジに使用さ
れる微孔質の中空繊維の1具体例の断面図である。
【図6】伝統的なシャンペン法に従う、ビン内での圧力
の上昇を測定することによって得た曲線のグラフであ
り、ここでは米国特許第4,792,454号に記載さ
れるフィルターカートリッジが使用されている。
【符号の説明】
10:カートリッジ 11:チューブ状胴部 13:ストッパー部材 14:外側溝 17:リング 40:中空繊維 41:栓部材 48:リップ 49:円筒状リップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 孔開け加工されたチューブ状胴部(1
    1)、砂糖を含む飲料の二酸化炭素ガスを放出する状態
    での発酵を生じさせるイースト菌(47)を保持する1
    つ以上の微孔質要素を含むチューブ状のカートリッジ
    (10)であって、 単数或は複数の前記微孔質要素が微孔質の中空繊維(4
    0)の形態を有しこれら微孔質の中空繊維が前記チュー
    ブ状胴部(11)の内部に配設され且つ前記イースト菌
    (47)が充填されていることを特徴とする前記チュー
    ブ状のカートリッジ。
  2. 【請求項2】 微孔質の中空繊維(40)のあるものは
    全く親水性でありまたあるものは全く疎水性であり或は
    各々部分的に親水性及び部分的に疎水性である請求項1
    に記載のチューブ状のカートリッジ。
  3. 【請求項3】 微孔質の中空繊維(40)は栓部材(4
    1)によって然るべく保持され、該栓部材(41)は好
    ましくは、該微孔質の中空繊維をチューブ状のカートリ
    ッジの内壁と共に捕捉し且つシールする熱可塑性プラス
    チックから作製される請求項1或は2に記載のチューブ
    状のカートリッジ。
  4. 【請求項4】 チューブ状のカートリッジは円筒状の端
    部部材(13)を含み、該円筒状の端部部材(13)
    は、栓部材(41)が不可避的に縮む材料で作製される
    場合、前記円筒状の端部部材(13)と同中心で且つ栓
    部材(41)のシールを保証するために該円筒状の端部
    部材(13)よりも直径の小さい円筒状リップ(49)
    と共に一体形成される請求項3に記載のチューブ状のカ
    ートリッジ。
  5. 【請求項5】 微孔質の中空繊維(40)は長手方向の
    内側起伏部(46)を有している請求項1から4の何れ
    かに記載のチューブ状のカートリッジ。
  6. 【請求項6】 チューブ状胴部(11)は開放端部(1
    2)及び円筒状の端部部材(13)の二か所に於て開放
    され、該円筒状の端部部材(13)に於ける開放端には
    ビンのネック部分でのチューブ状のカートリッジのシー
    ルを保証するリップ(48)が配設される前記何れかの
    請求項に記載のチューブ状のカートリッジ。
  7. 【請求項7】 円筒状の端部部材(13)の開放端はプ
    ラスチックフィルム(44)をそこに溶着することによ
    ってシールされそれにより、別の微孔質の中空繊維(4
    0)との間に連通チャンバー(50)が創出される前記
    何れかの請求項に記載のチューブ状のカートリッジ。
JP02342693A 1992-01-21 1993-01-20 砂糖を含む飲料を発酵させるためのフィルターカートリッジ Expired - Fee Related JP3411610B2 (ja)

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FR9200591A FR2686269A1 (fr) 1992-01-21 1992-01-21 Cartouche tubulaire filtrante et son application a la fabrication du vin mousseux en bouteille.
FR92-00591 1992-01-21

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Publication Number Publication Date
JPH06205662A true JPH06205662A (ja) 1994-07-26
JP3411610B2 JP3411610B2 (ja) 2003-06-03

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