JPH0620560B2 - 液相弗素化用新規触媒 - Google Patents

液相弗素化用新規触媒

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JPH0620560B2
JPH0620560B2 JP2226443A JP22644390A JPH0620560B2 JP H0620560 B2 JPH0620560 B2 JP H0620560B2 JP 2226443 A JP2226443 A JP 2226443A JP 22644390 A JP22644390 A JP 22644390A JP H0620560 B2 JPH0620560 B2 JP H0620560B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は3価アンチモン及び4価チタンのハロゲン化物
の混合物から成る触媒、並びにハロゲン化、特に塩素化
した脂肪族誘導体の無水弗化水素酸による液相弗素化に
対するその使用に関する。
脂肪族塩素化誘導体の液相弗素化、換言すれば液相にお
ける無水弗化水素酸による塩素−弗素交換は極めてよく
知られた反応である。もっとも重要なクロロフルオロカ
ーボン、即ちCFCl、CFCl、CHFCl
及びCClはそれぞれCCl、CHCl
びCClから出発し、塩素−弗素交換によるこの種
の方法に従って得られる(J.M.Hamilton,「The Organic
Fluorochemicals Industry」 Advances in Fluorine Che
mistry,第3巻,1963年,146〜150ページ)。
少なくとも2個の炭素原子を含み、かつ少なくとも1個
の水素原子を含む脂肪族のフルオロ又はクロロフルオロ
誘導体は、対応するクロロ誘導体から同じ弗素化方法に
従って得られるが、一般的には、二重結合へのHFの付
加を第1段階とする反応に従って、弗化水素酸との反応
によりクロロオレフィンからも得られる。従って、たと
えば、CFCHはCClCHの弗素化又はCC
=CHの弗素化のいずれによっても得られる(E.
T.McBee等、I.E.C.,1947年、409〜412ページ)。同様
に、CFCHClはCClCHCl又はCCl
=CHClの弗素化によって得られる(A.K.Barbour
等、「The Preparation of Organic Fluorine Compounds
by Halogen Exchange」 Advances in Fluorine Chemist
ry,第3巻,1963年,197〜198ページ)。
ある場合には、反応性の高いクロロ誘導体を用いること
により、触媒の存在なしに弗化水素酸と共にクロロ誘導
体を単に加熱するだけでこれらの弗素化を実施すること
が可能である。たとえば、液相での無水弗化水素酸との
反応によりメチルクロロホルムCCLCHをCF
CHに変換できることが知られている(E.T.McBee
等、前記引用)。しかしながら、メチルクロロホルムの
この反応性は極めて例外的であって、一般的に言えば、
触媒の存在しないHFの反応では塩素−弗素交換は起こ
らないか又は1個だけの塩素原子が置換されるのみであ
り、これすらも非常に高い温度でのみ生じる。実際上、
液相弗素化は弗素化触媒の存在下に実施される。種々の
触媒が提案されているが、もっとも有効なものは5価ア
ンチモンのハロゲン化物又は5価及び3価アンチモンの
ハロゲン化物の混合物の中に見出されている(Houben-W
eyl,第V/3巻,1962年,126ページ)。工業的規模で
は、五塩化アンチモンSbCl又は三塩化アンチモン
と塩素の混合物が一般的に使用され、これらは弗化水素
酸との反応により、SbFCl又はSbFCl
のような混合塩化弗化物を生じ、これらは特に有効な弗
素化触媒であることが判明している。しかしながら、5
価アンチモンの塩化弗化物は弗素化に必要な温度で分解
して3価アンチモンのハロゲン化物及び塩素を生じる。
3価アンチモンのハロゲン化物は弗素化には実際上無効
であり、アンチモン5+をベースとする触媒は速かにそ
の有効性を失い、アンチモンを5+酸化状態に保つのに
成功する場合にのみその活性が保持される。このことは
塩素を用いての再酸化により行うことができる。換言す
ればSb3+を間断なく再酸化してSb5+にすることので
きる少量の塩素の存在の下に弗素化を実施することによ
り行い得る(Houben-Weyl前記引用個所)。それにして
も、アンチモン含有触媒は次のように多くの欠点を示
す。
−5価アンチモンのハロゲン化物と弗化水素酸の混合物
は、特に高温において腐食性が高い。
−アンチモン5+の存在下の弗素化は、ある場合に好ま
しくない副反応を伴うことがある。たとえば、水素原子
を含有するクロロ誘導体の場合に、HClを失ってオレ
フィンを生成し得、このオレフィンが高分子量生成物の
形成を生起し得る(Houben-Weyl,前記引用書、134〜13
5ページ)。
−塩素の存在下に弗素化を行う必要から、また多くの二
次反応を引き起し得る。特に、1個以上の水素原子を更
に含有する塩素化炭化水素の弗素化についてこれは事実
であって、その水素原子はこの弗素化の間に塩素原子に
より置換され得る。弗素化される出発物がエチレン系誘
導体である場合には、二重結合に対するHFの付加又は
塩素の付加の間で競合があり得る。従って、トリクロロ
エチレンの場合には、HF付加によりCFCFCl
を得る(Houben-Weyl,107ページ)か又は塩素化により
CFCl−CFClを得る(Houben-Weyl,134ペー
ジ)可能性がある。
液相弗素化用に提案されている他の触媒がある。たとえ
ば、化合物SnCl、MoCl、WF、NbCl
、TaF、TiCl、BF及びCFSO
を挙げ得るが、これらの触媒は一般にアンチモン5+よ
りも遥かに効果が低い。従って、クロロフルオロ−メタ
ン又は−エタン化合物を対応する塩素化誘導体の弗素化
により製造するにはハロゲン化チタンが提案された(米
国特許第2,439,299号)。四塩化チタンもトリ−又はテ
トラ−クロロエチレンのようなクロロオレフィンの弗素
化に使用し得る(米国特許第4,374,289号及びA.E.Feiri
ng,J.Fluor.Chem.1979,13,7〜18ページ)。たとえば; CCl→CFCl−CHCl+CFCl−C
HCl CCl=CHCl→CFCl−CHCl しかしながら、このハロゲン化チタンは非常に強力な触
媒ではなく、その理由は一般にはそれにより得ることの
できるのはモノ弗素化又はジ弗素化した生成物に限られ
るためである。
出願人の見出したところでは、Ti4+及びSb3+のハロ
ゲン化物は液相弗素化に比較的効果の乏しい触媒である
けれども、Ti4+及びSb3+の2つのハロゲン化物の混
合物は、これに反して遥かに効果がすぐれている。たと
えば、この混合物を用いると、Sb5+ハロゲン化物と同
じ欠点(塩素を使用してアンチモン3+をアンチモン5
+に再酸化する必要性)を生じることなく、CCl
Clから又はCCl=CHClからCFCH
Clが製造できるようになる。このTi4+/Sb3+触媒
の他の非限定的な使用例は、メタンのクロロ誘導体、た
とえばCCl、CHClもしくはCHCl、又
はエタンもしくはエチレンのクロロ誘導体、たとえばC
Cl、CClCHCl、CClCH、CC
=CCl、CCl=CH、CHClCH
Cl及びCHCl=CHClの弗素化である。
本発明の触媒はクロロ誘導体の弗素化を更に特定の目的
とするけれども、たとえばCBr、CHBr、CH
BrCl、CFBr、CBrCHBr又はC
HBr−CHBrのようなブロモ又はヨード誘導体
の弗素化にも使用できる。
活性形の本発明触媒はTiF及びSbFの混合物で
ある。従って、この種の弗化物の混合物を使用すること
が可能であるが、他のハロゲン化物の混合物を使用する
ことも可能である。即ち、特に塩化物TiCl及びS
bClの混合物が使用され、これは弗素化されるハロ
ゲン化炭化水素の弗素化の前又はその間に、弗化水素酸
によりTiF及びSbFに変換される。
Ti4+及びSb3+の比率は広い範囲内で変え得るが、30
〜90モル%のTi4+及び70〜10モル%のSb3+を含有す
る混合物を使用するのが好ましく、特にTi4+のモル比
率が50〜90%から成る混合物が好ましい。
弗素化の温度も広い範囲内で変えることができ、40〜18
0℃の温度を一般に使用する。反応に必要とする圧力
は、少なくとも反応混合物を液相に保つのに必要な圧力
である。従ってそれは本質的に反応温度により左右さ
れ、10〜100barのように広い範囲内で変化し得る。
反応はオートクレーブ中で非連続的に実施し得る。その
場合は、触媒(TiF−SbF混合物又はTiCl
−SbCl混合物)、弗化水素酸及び弗素化される
ハロゲン化誘導体をオートクレーブに仕込んで、好まし
くは攪拌しながら混合物を反応温度に加熱する。反応圧
力はこの場合には自己発生圧力である。
反応を連続的に実施することもできる。弗素原子による
塩素原子の置換は沸点の低下を伴うから、たとえば触媒
を入れた反応器中に弗化水素酸及び弗素化される誘導体
を連続的に導入し、生成した塩化水素酸、フルオロ誘導
体及び場合により弗化水素酸を含有する気相を連続的に
抜き出すことが可能である。この場合には、反応は一定
の圧力で起り得、この圧力は反応温度において反応混合
物を液相に保つのに必要な圧力と少なくとも等しくなく
てはならない。
触媒の量は広い範囲内で変えることができる。触媒(ア
ンチモン及びチタン)と弗素化される反応物のモル比は
たとえば0.1〜0.6に変えることができるが、更に少量又
は大量にも使用することができる。しかしながら、弗素
化するのが困難な基質の場合には、0.2〜0.4のモルに対
応する量を使用することが概して好ましい。
使用される弗化水素酸の比率は弗素化されるハロゲン誘
導体の種類に応じて大幅に左右され、広い範囲内で変わ
り得る。それにもかかわらず、過剰のHFを一般的に使
用し、換言すれば、HF/弗素化される化合物のモル比
を1より大きくして、その比が非常に高い値、即ち5〜
20又は更に高い値にも達することがあり得る。
次の実施例により本発明を説明するが、本発明を限定す
るものではない。実施例は下記の装置を使用し下記の手
順によって実施した。
装置: 棒磁石により攪拌し、ジャケット中のオイルの循環によ
り加熱する800ml容のオートクレーブを使用する。それ
には温度及び圧力測定用タップ並びに気相又は液相のど
ちらからでも生成物を抜出し得る2個の枝管を備える。
手順: すべての場合に、触媒を入れて液体窒素の温度に保った
オートクレーブ中に、反応物即ち弗化水素酸及び弗素化
される化合物を仕込む。
次いで反応器を反応温度まで加熱して暫時この温度に保
つ。
反応の終りに、オートクレーブを周囲温度まで冷却す
る。次いで圧力を下げてからヘリウム気流によりガスを
追い出し、ガス水洗器(water scrubber)を通過させて
水素酸を除き、CaClを入れた乾燥機に通す。吸収
されなかった生成物を液体窒素温度でトラップに捕集す
る。次いでトラップの内容物及び場合によりオートクレ
ーブの内容物を分析する。
実施例1 SbCl11.6g(0.051mol)及びTiCl9.7g
(0.051mol)を前記のオートクレーブに仕込み、液体窒
素による冷却後、CClCHCl87.3g(0.52mol)
及びHF101.3g(5.06mol)を仕込む。
次いで攪拌しながら2時間かけて150℃までオートクレ
ーブを加熱して、この温度に3時間半保持する。反応の
終りに圧力は82barに達する。冷却後、生じた生成物を
前記方法を用いて回収する。このようにしてCFCH
Cl97%及びCFClCHCl2%を含有する生
成物60.5gを得る。これはCClCHClのCF
CHClへの転化率95%及びCFClCHClへ
の添加率2%に相当する。
重量が約15.5gで本質的にアンチモン、チタン及び弗素
を含む、やや吸湿性の固体をオートクレーブから集め
る。
実施例2 SbCl5.7g(0.025mol)及びTiCl5g(0.0
26mol)をオートクレーブに仕込む。
冷却後、HF20gを仕込み、次いで50℃までオートクレ
ーブを加熱して、この温度に1時間保つ。周囲温度に冷
却後、オートクレーブのガスを抜いて過剰のHF及び生
成したHClをヘリウム気流で送り出すことにより完全
に除去する。オートクレーブに残留する生成物は約7.5
gであって、TiF及びSbFの混合物の重量に相
当する。
次いでCClCHCl40.3g(0.24mol)及びHF3
8.8g(1.94mol)を液体窒素の温度で仕込む。
オートクレーブを2時間かけて150℃まで加熱し、150℃
に3時間半保持する。反応の終りには、圧力は52barに
上昇している。次いで通常の手順により27.8gの生成物
を回収し、分析の結果CFCHCl98.5%及びCF
ClCHClである。
実施例3、4及び5 試験2のガス抜きの後に触媒を除去することなく、継続
して3回反応物を再装入し、このように4回継続する操
作を同じ触媒装入物上で行う(実施例2の場合と同一温
度及び同一時間)。
オートクレーブは各試験と試験の間で重量測定し、重量
増加はなかった。最後の試験の後、オートクレーブを開
いた結果、内容物は実施例1と同様に専らアンチモン、
チタン及び弗素から成る吸湿性生成物であった。
実施例6 SbCl5.7g、TiCl5g及びHFから実施例
2と同様にして製造した触媒上に下記を装入する。
CClCHCl 44.3g HF 41.6g 1時間半かけて反応器を110℃まで加熱し、その温度に
4時間保持する。この場合圧力は40.5barまで上った。
回収生成物(31g)の分析から、CClCHClの
CFCHClへの転化率は71.8%及びCFClC
Clへの転化率は24.5%と算出される。
比較のため、触媒を使用せずに並びにチタン及び3価ア
ンチモンのハロゲン化物のみを使用して試験を行った。
比較例7 CClCHCl24g及びHF36gをオートクレーブ
に装入した。150℃で5時間の反応の後、回収した生成
物により下記の物質収支を確かめることができた。
比較例8 オートクレーブ中で実施例2の記載のように、TiCl
10.3g(0.055mol)及びHF20g(1mol)を反応させ
ることにより弗化チタンを調製した。次いでCCl
Cl42g(0.25mol)及びHF52g(2.6mol)を低
温の状態で仕込んだ。次いで反応混合物を2時間かけて
150℃まで加熱し、この温度に3時間半保持した。ガス
抜き後、生成物26.5gを回収した。この生成物はCF
CHCl54.8%及びCFClCHCl38.4%を含
有していた。
この場合には、オートクレーブが示した重量増加は1.7g
であって、使用したCClCHClの4%に相当
し、本質的に重合生成物から成っていた。
比較例9 SbCl12g(0.052mol)及びHF20g(1mol)を前
記のように反応させた。次いでCClCHCl43.7
g(0.26mol)及びHF89g(4.45mol)を装入した。実
施例2と同条件での反応の後、32gの生成物を回収し
た。その分析により次のようにCClCHClの転
化率を計算することができた。
CFCHClへの転化率 3.3% CFClCHClへの転化率 79.4% CFClCHClへの転化率 4.2% CCl=CHClへの転化率 3.2% 実施例10 SbCl11.4g(0.05mol)、TiCl9.4g(0.05
mol)及びHF40gから、実施例2の記載と同様にして
触媒を製造した。HF及びHClの酸を除去後、トリク
ロロエチレン33.6g(0.255mol)及びHF80.7g(4.03
mol)を装入した。反応混合物を2時間かけて150℃まで
加熱し、この温度に3時間半保持した。圧力は55barま
であがった。ガス抜きの後、29.5gの生成物を回収し
た。この生成物はCFCHCl97.9%及びCF
lCHCl2%を含有し、CFCHClへのトリ
クロロエチレンの転化率95.4%に相当する。
実施例11 実施例10と同条件であるが、TiCl4.8g、及びS
bCl5.7gを使用し、トリクロロエチレン34.9g及
びHF40.6gを装入して操作を実施した。150℃での反
応の後、圧力は41barで安定となり、31.5gの生成物を
回収した。この生成物はCFCHCl10%及びCF
ClCHCl89%を含有していた。
オートクレーブのガスを抜いた後、その重量増加は6.9
g、即ち触媒の重量と非常に近い重量に相当した。
実施例12 実施例11の触媒を入れたオートクレーブ中にトリクロロ
エチレン34.9g(0.265mol)、HF41.4g(2.07mol)
及びHCl12.6g(0.34mol)を装入した。次いで実施
例11の場合のように150℃で反応を実施し、圧力は60bar
に達した。ガス抜きの後、30.1gの生成物を回収した。
この生成物はCFCHCl99.8%を含有し、即ち、
CFCHClへのトリクロロエチレンの転化率は9
5.5%であった。
実施例13 SbCl11.4g及びTiCl9.4gから製造された
ものであり実施例10で使用した触媒をオートクレーブに
入れ、トリクロロエチレン35g及びHF82gを装入し
た。次いで1時間半かけて110℃までオートクレーブを
加熱し、この温度に4時間保持した。圧力は29barで安
定した。冷却及びガス抜きの後、32.3gの生成物を回収
した。この生成物はCFCHCl41.3%及びCF
ClCHCl51.9%を含有していた。
実施例14 実施例13の触媒を入れたオートクレーブ中にトリクロロ
エチレン34.9g及びHF81.6gを装入した。反応器を2
時間かけて130℃まで加熱し、この温度に3時間半保持
した。冷却及びガス抜きの後、30.5gの生成物を回収し
た。この生成物はCFCHCl76.7%及びCF
lCHCl16.4%を含有した。
比較例15 SbCl11.4g及びHF20gの反応によりオートクレ
ーブ中でSbFを形成し、次いでトリクロロエチレン
35g及びHF82.3gを装入することにより、5時間半15
0℃で反応した後、次の結果を得た。
TiF(TiCl9.5g及びHF20gから得た)単
独の存在下に、トリクロロエチレン34.4g及びHF40.7
gを使用して反応を行うことにより、150℃での反応の
後には、使用したトリクロロエチレンの40%以上に相当
するような非常に大量のポリマーが反応器中に残留して
得られた。更に、ガス抜き中に回収した生成物は14.6g
の生成物に相当し、CFCHCl69%及びCF
lCHCl26%を含有していた。
実施例16 SbCl11.6g(0.05mol)及びTiCl8.8g(0.
046mol)をオートクレーブ中に装入した。液体窒素中で
冷却した後、CClCHCl101.1g(0.5mol)及
びHF81.2g(4.06mol)を仕込んだ。次いで混合物を
2時間かけて150℃まで加熱し、この温度に3時間半保
持した。冷却及びガス抜き後、81gの生成物を回収し
た。この生成物は下記を含有していた。
実施例17 実施例10と同じ条件であるが、TiCl4.75g(0.02
5mol)及びSbCl5.7g(0.025mol)を使用し、触
媒の弗素化後に、トリクロロエチレン32.9g(0.25mo
l)及びHF80g(4mol)を装入して操作を行った。反
応混合物を2時間かけて150℃まで加熱し、この温度に
3時間半保持した。圧力は52barまで上った。ガス抜き
後、29gの生成物を回収した。この生成物はCFCH
Cl83%、CFClCHCl14%及びCFCl
CHCl2%を含有していた。
実施例18 TiCl3.57g(0.0118mol)及びSbCl7.12g
(0.031mol)を使用し、実施例17と同様に操作すること
により、CFCHCl55%及びCFClCH
l44%を含有する生成物を回収した。
実施例19 TiCl7.12g(0.0375mol)及びSbCl2.85g
(0.0125mol)を使用し、実施例17と同様に操作するこ
とにより、CFCHCl96%及びCFClCH
Cl3%を含有する生成物を回収した。
実施例20 TiCl8g(0.042mol)及びSbCl1.8g(0.0
078mol)を使用し、実施例17と同様に操作することによ
り、CFCHCl99.6%を含有する生成物を回収し
た。
実施例21 SbCl3.6g(0.016mol)、TiCl16g(0.085
mol)及びHF40gから実施例2の記載と同様にして触
媒を調製した。
次いで、CClCHCl50.6g(0.25mol)及びH
F100g(5mol)を装入した。反応混合物を2時間かけ
て150℃まで加熱し、この温度に3時間半保持した。圧
力が上って54.5barとなり、そこで安定した。
冷却及びガス抜きの後、38gの生成物を回収した。この
生成物はCFCl−CHCl96.3%及びCFCH
Cl2.3%を含有していた。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三ハロゲン化アンチモン及び四ハロゲン化
    チタンの混合物から成る弗素化触媒。
  2. 【請求項2】三ハロゲン化アンチモンのモル比率が10〜
    70%であり、四ハロゲン化チタンのモル比率が90〜30%
    である、請求項1に記載の触媒。
  3. 【請求項3】四ハロゲン化チタンのモル比率が50〜90%
    である、請求項1に記載の触媒。
  4. 【請求項4】三弗化アンチモン及び四弗化チタンの混合
    物から成る、請求項1〜3のいずれか1つに記載の触
    媒。
  5. 【請求項5】三塩化アンチモン及び四塩化チタンの混合
    物の弗素化によって得られる、請求項4に記載の触媒。
  6. 【請求項6】塩化物の前記混合物の弗素化をハロゲン化
    炭化水素の弗素化と同時に行うことを特徴とする、請求
    項5に記載の触媒。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1つに記載の触媒
    を使用することを特徴とする、弗化水素酸によるハロゲ
    ン化炭化水素の液相弗素化方法。
  8. 【請求項8】40〜180℃の温度で操作を行う、請求項7
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】自己発生圧力下にオートクレーブ中で操作
    を行う、請求項7又は8に記載の方法。
  10. 【請求項10】反応混合物を液相に保つのに必要な圧力
    と少なくとも同等の圧力の下で連続的に操作を行う、請
    求項7又は8に記載の方法。
  11. 【請求項11】Sb+Ti触媒の弗素化される化合物に
    対するモル比が0.1〜0.6、好ましくは0.2〜0.4である、
    請求項7〜10のいずれか1つに記載の方法。
  12. 【請求項12】HF/弗素化される化合物のモル比が1
    より大きく、好ましくは5〜20である、請求項7〜11の
    いずれか1つに記載の方法。
  13. 【請求項13】弗素化されるハロゲン化炭化水素がエタ
    ン又はエチレンの塩素化誘導体である、請求項7〜12の
    いずれか1つに記載の方法。
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